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ドル円112円台半ばを回復 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は続伸。米長期金利が上昇したことや、財務省が公表した

    為替報告書で、中国を為替操作国に認定することを見送ったことが

    材料となり、112円68銭までドル高が進む。

  • ドル高が進んだことでユーロドルは続落。1.1496まで売られ、

    1.16を挟んだ展開から水準を一段切り下げる。

  • 株式市場は反落。FOMC議事録で、今後も数回の利上げが

    実施される可能性が示されたことが重石に。ダウは91ドル下げ、

    その他の主要指数も揃って反落。

  • 債券相場は大幅に下落。FOMC議事録でタカ派の内容が示された

    ことで売りが優勢に。長期金利は3.20%台に上昇し、1週間ぶりの

    高水準に。

  • 金は反落。原油価格も在庫が予想以上に増加していたことを手がかりに

    2ドル以上売られ、約1カ月ぶりに70ドル台を割りこむ。


  • 9月住宅着工件数       →   120.1万件

  • 9月建設許可件数       →   124.1万件

    本日の注目イベント

  • 豪   豪9月雇用統計

  • 日   9月貿易収支

  • 英   英9月小売売上高

  • 英   カーニー・BOE総裁講演

  • 米   9月景気先行指標総合指数

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   10月フィラデルフィア連銀景況指数

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

  • 米   クオールズ・FRB副議長講演

  • 米  企業決算 → ブラックストーン、アメックス

  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演

  • 米   ボスティック・アトランタ連銀総裁講演

      

    今回のドル円急落の背景は、米長期金利が急上昇したことで、それまで順調に買われて

    いた株が逆回転し、ほぼ一緒に最高値を更新していた主要3指数が大きく売り込まれた

    ことで、リスク回避の動きが強まり、安全通貨の円が買われ、ドル安が進みました。

    昨日のNY市場でも、FOMC議事録の公表をきっかけに、長期金利が上昇し、株価が下

    落しましたが、今回ドル円は金利上昇に引っ張られる格好で、ドル高に反応しています。

    株価の下落が先週ほどの下げを見せなかったこともありますが、市場の反応はなかなか

    一定ではありません。ドル円は112円68銭まで上昇し、今朝6時前後には112円72銭

    までドルが上昇しています。昨日ドルを押し上げたもう一つの材料が、財務省が半期に一

    度議会に報告する「為替報告書」でした。この報告書の中で、中国が「為替操作国」に認定

    されるのではないかとの予想がありましたが、同省は認定を見送りました。報告書では中

    国に対して、最近の人民元安を受けて相場動向を注視すると通告する一方で、「為替操作

    国」に認定することによって貿易戦争が一段と激化する事態を避けたと見られます。

    (ブルームバーグ)また、中国人民銀行(中央銀行)による直接的な介入はこのところ「限

    定的」だが、中国が為替介入を開示しないことは「極めて遺憾」だとしています。さらに日

    本についても、大幅な対日貿易赤字が続いていることを引き続き懸念していると報告して

    います。

    米中貿易戦争は一向に収まる気配が見えず、もはや「消耗戦」になっています。このまま

    さらに報復合戦が続けば、中国が、よりその影響を受けると見られますが、米国にとって

    も消費の減速を避けることは難しく、結局両国にとっても、あるいは世界経済にとってもマ

    イナスであることは明白です。今回の「為替報告書」で、中国を「為替操作国」に認定しな

    かった背景には、こういった影響を避けたかったことと、11月の「G20」で、トランプ大統領

    と習近平主席のトップ会談が開催される方向であることから、これ以上の刺激を中国に与

    えることは得策ではないとの判断が働いたものと考えます。

    9月のFOMC議事録が公表されました。

    9月の会合では、今年3回目となる利上げが決定されたこともあり、「タカ派的」な内容だ

    ろうと予想していましたが、結果はその通りでした。議事録では「数人の参加者は、政策が

    当面やや抑制的になる必要があるとの見解を示し、他の幾人かはフェデラル・ファンド(F

    F)金利を当局が予想する中立的なレベルを上回る水準へ一時的に引き上げることが必要

    になると判断した」と記されていました。(ブルームバーグ)

    FOMCメンバーの直近の予測では、長期的な中立水準を「3%程度」と予想しているようで

    す。111円台半ばまで売られたドル円は、1週間ぶりに112円台半ばを超える水準まで戻

    してきました。今回のドル円の戻りのメドをフィボナッチで推測すると、38.2%が112円7

    9銭前後となり、今朝の水準に近づいています。

    ここを抜けると、半値戻しの113円09銭前後ということになります。現在「4時間足」の雲の

    下限に抑えられている状況ですが、それ以外にも112円85銭前後には「日足」の転換線や

    基準線が集まっています。本日はNY株が下落したことや、日経平均株価もここ2日で560

    円程上昇したこともあり、日経平均の上値は重いと思われます。そのため、本日の日本株は

    下げると見ていますが、円安が進んでいることから、その下げも本日に限れば限定的でしょ

    う。予想レンジは112円20銭~113円程度と見ますが、どうでしょう。


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    ドル円111円台半ばまで下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場

        
    • ドル円は続落し、一時は111円67銭までドル安が進む。
      日本株が再び大幅に下落したことや、サウジ記者を巡る情報緊迫
      から円が買われた。ドル円は終始111円台で推移しこの日の高値
      は111円94銭前後。

    • ドイツの政局不安とドル安の綱引きだったが、ドル安に引っ張られ
      ユーロドルは1.1606まで上昇。

    • 株式市場は比較的落ち着いた取引だったが、サウジとの関係悪化や
      小売売上高が予想を下回ったことなどが材料視され、結局3主要指数とも
      下落。

    • 債券は小幅に上昇。長期金利はほぼ変わらず3.15%台で推移。

    • 金は反発し1230ドル台に。原油は続伸。

    • 10月NY連銀製造業景況指数  →  21.1

    • 9月小売売上高         →  0.1%

    本日の注目イベント

    • 中  中国 9月消費者物価指数
    • 中  中国 9月生産者物価指数
    • 独  独10月ZEW景況感指数
    • 英  英9月失業率
    • 欧  ユーロ圏8月貿易収支
    • 米  9月鉱工業生産
    • 米  9月設備稼働率
    • 米  10月NAHB住宅市場指数
    • 米  企業決算 → IBM、ブラックロック、J&J、モルガンスタンレー、ゴールドマンサックス、

    昨日は日経平均株価が再び大幅な下落をみせ、先週末比423円も下げました。株価の行方に翻弄されているドル円は、徐々に上値が重くなり、夕方にはこれまでのサポートゾーンだった111円80銭台を抜け、NYでは111円67銭までドル安が進みました。
    夕方のドル売り優勢の勢いを見たら、NYではもう一段下げ、111円台前半もあり得ると思っていましたが、NY市場は為替、株ともに比較的落ち着いた動きでした。

    ダウは89ドル安と小幅な下げに留まりましたが、昨日は新たにサウジアラビアとの関係が悪化する事態がドル円の戻りを抑えた形です。CNNは、サウジアラビア政府は失踪したとされるサウジアラビアのジャーナリストについて、取調べを誤った結果死亡したとの報告を準備していると報じました。これまで関与を否定していたサウジアラビア政府が、関与を認めることになりそうです。これに対してトランプ大統領は、失踪の背後には「ならず者の殺人者たち」が存在する可能性を指摘し、ポンペオ国務大臣をサウジに派遣し、サルマン国王と会談させるとツイッターに投稿しました。(ブルームバーグ)

    ユーロ圏でも混乱の芽がゆっくりと育っている印象です。イタリアの連立政権は15日の閣議で、2019年度予算案を承認しました。この案は欧州委員会の審査を受けるため送付されますが、EUの財政ルールを巡りEUと対立する可能性が残っています。
    予算案の内容はまだ公表されていないようですが、イタリアが19年度財政赤字目標をGDPの2.4%にしているようだと、欧州委員会が承認しないことも予想され、混乱の火種になりかねません。

    混乱はドイツでも起きそうな気配です。ドイツでは州議会選挙が行われ、保守の牙城だったバイエルン州議会選挙で政権与党のキリスト教社会同盟(CSU)が大敗しました。CSUはメルケル連立政権の支持基盤の一つであり、国民は難民問題を巡る政策に対してメルケル首相に「NO!」を突きつけた形です。ユーロ圏は、上記2つの問題に加え、英国のEUからの離脱問題でも手を焼いています。ユーロドルは先月1.18台まで上昇しましたが、ちょうど1カ月で400ポイントほど売られたことになります。1.13が強力なサポートになっていますが、折からのドル安傾向で、1.15台では粘り腰を見せていますが、再びドル高傾向に戻ったら、1.13テストもないとはいえません。

    本日は引き続き株価次第ですが、昨日のような大幅安はないと予想します。ドル円は111円40-50銭近辺が目先下値のサポートと見られますが、市場参加者の「相場観」も、徐々に「緩やかな円高方向」にシフトしてきているようです。本日のレンジは111円30銭~112円20銭程度を予想します。


    ドル円111円台半ばまで下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場

        
    • ドル円は続落し、一時は111円67銭までドル安が進む。
      日本株が再び大幅に下落したことや、サウジ記者を巡る情報緊迫
      から円が買われた。ドル円は終始111円台で推移しこの日の高値
      は111円94銭前後。

    • ドイツの政局不安とドル安の綱引きだったが、ドル安に引っ張られ
      ユーロドルは1.1606まで上昇。

    • 株式市場は比較的落ち着いた取引だったが、サウジとの関係悪化や
      小売売上高が予想を下回ったことなどが材料視され、結局3主要指数とも
      下落。

    • 債券は小幅に上昇。長期金利はほぼ変わらず3.15%台で推移。

    • 金は反発し1230ドル台に。原油は続伸。

    • 10月NY連銀製造業景況指数    →  21.1

    • 9月小売売上高             →  0.1%

    本日の注目イベント

    • 中  中国 9月消費者物価指数
    • 中  中国 9月生産者物価指数
    • 独  独10月ZEW景況感指数
    • 英  英9月失業率
    • 欧  ユーロ圏8月貿易収支
    • 米  9月鉱工業生産
    • 米  9月設備稼働率
    • 米  10月NAHB住宅市場指数
    • 米  企業決算 → IBM、ブラックロック、J&J、モルガンスタンレー、
          ゴールドマンサックス

    昨日は日経平均株価が再び大幅な下落をみせ、先週末比423円も下げました。株価の行方に翻弄されているドル円は、徐々に上値が重くなり、夕方にはこれまでのサポートゾーンだった111円80銭台を抜け、NYでは111円67銭までドル安が進みました。夕方のドル売り優勢の勢いを見たら、NYではもう一段下げ、111円台前半もあり得ると思っていましたが、NY市場は為替、株ともに比較的落ち着いた動きでした。

    ダウは89ドル安と小幅な下げに留まりましたが、昨日は新たにサウジアラビアとの関係が悪化する事態がドル円の戻りを抑えた形です。CNNは、サウジアラビア政府は失踪したとされるサウジアラビアのジャーナリストについて、取調べを誤った結果死亡したとの報告を準備していると報じました。これまで関与を否定していたサウジアラビア政府が、関与を認めることになりそうです。これに対してトランプ大統領は、失踪の背後には「ならず者の殺人者たち」が存在する可能性を指摘し、ポンペオ国務大臣をサウジに派遣し、サルマン国王と会談させるとツイッターに投稿しました。(ブルームバーグ)

    ユーロ圏でも混乱の芽がゆっくりと育っている印象です。イタリアの連立政権は15日の閣議で、2019年度予算案を承認しました。この案は欧州委員会の審査を受けるため送付されますが、EUの財政ルールを巡りEUと対立する可能性が残っています。
    予算案の内容はまだ公表されていないようですが、イタリアが19年度財政赤字目標をGDPの2.4%にしているようだと、欧州委員会が承認しないことも予想され、混乱の火種になりかねません。

    混乱はドイツでも起きそうな気配です。ドイツでは州議会選挙が行われ、保守の牙城だったバイエルン州議会選挙で政権与党のキリスト教社会同盟(CSU)が大敗しました。CSUはメルケル連立政権の支持基盤の一つであり、国民は難民問題を巡る政策に対してメルケル首相に「NO!」を突きつけた形です。ユーロ圏は、上記2つの問題に加え、英国のEUからの離脱問題でも手を焼いています。ユーロドルは先月1.18台まで上昇しましたが、ちょうど1カ月で400ポイントほど売られたことになります。1.13が強力なサポートになっていますが、折からのドル安傾向で、1.15台では粘り腰を見せていますが、再びドル高傾向に戻ったら、1.13テストもないとはいえません。

    本日は引き続き株価次第ですが、昨日のような大幅安はないと予想します。ドル円は111円40-50銭近辺が目先下値のサポートと見られますが、市場参加者の「相場観」も、徐々に「緩やかな円高方向」にシフトしてきているようです。本日のレンジは111円30銭~112円20銭程度を予想します。


    NYダウ反発するもドル上値の重い展開 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は112円台前半でNYでの取引を終える。

    一時400ドルを超える上昇を見せたダウがマイナスに沈んだことで、

    111円88銭まで売られたが、その後買戻しが入り280ドルを超える

    上昇で引けたことで、ドル円も112円台に戻す。

  • ユーロドルは小幅に反落。EU首脳会談を前にしたポジション調整

    と、ドル高から1.1535まで下落。

  • 株式市場は大きく反発。ハイテク株を中心に買戻しが入り、ダウは

    287ドル上昇。ナスダックも167ポイントの大幅反発。

  • 債券相場は反落。株価が反発したことで、債券は売りが優勢となり

    3日ぶりに下落。長期金利は3.16台に上昇。

  • 金は4日ぶりに反落。原油も小幅に上昇。


  • 10月ミシガン大学消費者マインド(速報値)  →  99.0

    本日の注目イベント

  • 日   8月鉱工業生産(確定値)

  • 米   10月NY連銀製造業景況指数

  • 米   9月小売売上高

  • 米  企業決算 → バンク・オブ・アメリカ

    ドル円は株式市場との相関性を強め、先週は日米株価の大幅下落の影響から111円

    台後半までドル安が進みました。先週後半の2日間で1400ドル近く下げたNYダ

    ウは、週末には大手ハイテク株を中心に買戻しが入り、3主要指数ともに反発しまし

    た。ドル円も戻り高値を試しましたが、上値は112円台半ばで抑えられ、再び11

    2円台前半で推移している状況です。

    ドル円は111円80銭台を3度試して反発しており、この水準がサポートゾーンに

    なりつつありますが、まだ予断は許しません。株価の動きに左右される相場展開が続

    くと見られ、NY株式市場の行方を注視するしかありません。

    米国では四半期決算発表が始まりました。企業業績の結果が株価に影響することは当

    然ですが、先週末、先陣を切って発表された米銀大手3行の決算は事前予想通り好調

    でした。ただ3行の決算発表後の株価はまちまちでしたが、今後続く主要企業の決算

    も概ね良好と見られており、その意味では株価の下落を抑える材料の一つになる可能

    性はあります。

    13日にバリ島で「G20」が開催されましたが、ムニューシン米財務長官は一部記

    者団に「これからの貿易交渉では、どの国とも為替問題を協議していく。日本を例外

    にすることはしない」と述べ、今後行われる日米物品貿易協定に「為替条項」を入れ

    たい意向を示しました。既に合意しているカナダ、メキシコとの協定では「為替介入

    を含む競争的な通貨切り下げを自制する」との文言が明記されており、米国側はこの

    文言を入れたいようですが、日本としては何としても避けたいところです。

    この発言に関して茂木経済・再生担当大臣は昨日、「日米首脳会談を受けた共同声明

    も為替の話はなかった」と述べ、その動きをけん制しています。

    米国の対日貿易赤字の6割以上は自動車です。

    関税を大きく引き上げられないとすれば、為替を円高方向にすれば、日本の自動車産

    業が大きな打撃を受けることを、トランプ政権は十分承知しています。中国、メキシ

    コ、カナダとの貿易問題で、ある程度の成果を挙げてきたトランプ政権は、その矛先

    を日本に向け始めてきたという印象があります。

    ドル円は上述のように、株価がどこで落ち着くのかにかかっています。日米金利差に

    大きな変化はなく、株価が落ち着けば、ドル円も堅調に推移すると見られますが、今

    年2月と同じような動きでは、2日連続して大きく下げた株価はその後2日間もみ合

    った後、3日目に再び1000ドルを超える下落に見舞われました。

    今後1週間程度は乱高下が続くと見ておくべきでしょう。

    本日の予想レンジは111円50銭~112円50銭程度にします。


  • NYダウ大幅続落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は、NY市場の朝方は株価が戻す場面もあり112円台半ば

    まで買われたものの、その後株価が下げに転じると112円を割り込む。

    111円83銭まで下落し、112円台に戻して取引を終える。

  • ユーロドルでも引き続きドル売りユーロ買いが優勢となり、10日ぶり

    となる1.160まで上昇。

  • 株式市場は大幅続落。朝方はプラスで始まったが、徐々に下げに転じ、

    結局ダウはマイナス545ドルと大幅に続落。ナスダック、S&P500も

    同様に大きく下げる。

  • 債券はリスク回避の流れが続き続伸。長期金利は3.15%台まで

    低下する。

  • ドルが連日売られたことで、金は大幅に続伸。前日比34ドル買われ、

    8月以来となる1220ドル台を回復。原油は大幅に続落し、70ドル台に。


  • 9月消費者物価指数         →  0.1%

  • 新規失業保険申請件数       →  21.4万人

    本日の注目イベント

  • 中   中国 9月貿易収支

  • トルコ  トルコで軟禁中の米国人牧師ブランソン氏の審理

  • 欧   IEA月報

  • 中   中国 9月貿易収支

  • 独   独9月消費者物価指数(改定値)

  • 欧   ユーロ圏8月鉱工業生産

  • 米   10月ミシガン大学消費者マインド(速報値)

  • 米  企業決算 → JPモルガン、ウェルズファーゴ、シティーグループ


    米国発の株価の急落が世界の株式市場に伝播し、日本を含む主要株式市場を大きく

    揺り動かしています。特に東京株式市場はその動揺が大きく「米国がくしゃみをす

    れば、風邪をひく」とまで言われるほど「虚弱体質」です。

    前日831ドル下げたNYダウでしたが、昨日の日経平均株価は915円も下げま

    した。前日に続きダウは昨日も545ドルの大幅安です。本日の日本株の下げがど

    の程度になるのか、注目されます。

    米国発の株安が日本の株安につながり、リスク回避の動きが加速していることで安

    全通貨の「円」に買戻しが入っている状況です。もっとも、株価の下落幅の割には、

    ドル円の下落幅は小幅にとどまっていますが、注意は必要です。

    米国債が買い戻され、長期金利は低下してきているとは言え、それでも足元の水準は

    3.15%で、高水準です。

    これがドル円の下落を抑制している一因とも言えます。



    今回の米国発の株価の急落は、長期金利の上昇と、米中貿易戦争が

    長期化し、さらにエスカレートする可能性のあることが主な要因です。

    これまで株価の上昇を自分の「成果」として誇ってきたトランプ大統領にとって、

    これ以上の株価の下落は、中間選挙まで残り時間が少ないこともあり、何としても

    避けたいところです。

    そのため、連日FRBの利上げを批判し、10日の演説では「FRBは狂って

    しまった。連邦準備制度は常軌を逸した」と、厳しい批判の声をあげています。

    また今朝の報道では、11月のG20会合でトランプ氏が習近平中国主席と

    会談する予定があると、米メディアが報じていることも、その打開策の一環と

    捉えことができます。



    もっとも、今回の株価急落の原因をつくったのは、トランプ氏自身であることは

    論を待ちません。

    景気の拡大を図り金利上昇を招いたのは、財政規律を無視しても実施した

    大型減税であり、「自国主義」を掲げ、自分から仕掛けた「アメリカファースト」が、

    世界を貿易戦争に巻き込んだことは明白です。



    独立性の強いFRBがこの批判の声で、今後の金融政策を変更することは

    ないとは思いますが、ここは、敢えてうがった見方をすれば、FRBの利上げスタンスが

    やや変わってくる可能性もあると予想しています。

    昨日発表された9月のCPIは「0.1%」でした。

    FRBはインフレ率の判断基準としては、「PCEデフレータ」をより重要視している

    と言われていますが、現時点ではインフレ率が2%を大きく超えて上昇する気配は

    ありません。

    今後FRB高官が利上げペースの鈍化を示唆する発言を行うことは、十分想定でき

    ると思います。



    NY市場で111円83銭まで売られたドル円は、ほぼ昨日と同じ水準で戻ってきました。

    上でも述べたように、本日は日本株がどこでまで下げるのか、あるいは粘り腰を

    見せてこの悪い雰囲気を変える「ムード・チェンジャー」になれるのか、注目です。

    ドル円は昨日コメントしたように、「日足」の「52日線」近辺で下げ止まって

    います。もしこのレベルを抜くようであれば、「雲の上限」である111円46銭前後が 

    サポートになると予想しています。

    予想レンジは111円70銭~112円70銭程度とします。


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    通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
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    お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
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    開始していただくようお願いいたします。