FC2ブログ

ドル円106円台に突入 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は底値を探る展開が続き、昨日の東京時間に106円77銭
前後まで下落。NY市場では107円台半ばまで値を戻す場面もあったが
上値は重く、107円20銭前後で取引終える。
◆ユーロドルはやや値を戻したものの、1.13台半ばから
後半で推移。
◆株式市場は下落。パウエル議長が米景気の下振れリスクが
強まったとの認識を示したことでダウは179ドル安。
◆債券相場は続伸。長期金利は引け値で2%を割り込み、
1.98%台で取引を終える。
◆金は小幅ながら4日続伸。原油価格は反落。

◆4月FHFA住宅価格指数      →   0.4%
◆4月ケース・シラ-住宅価格指数   →   2.5%
◆6月リッチモンド連銀製造業指数   →   3   
◆5月新築住宅販売件数        →   62.6万件
◆6月消費者信頼感指数        →   121.5


本日の注目イベント

◆独   独7月GFK消費者信頼感
◆英   カーニー・BOE総裁らが議会証言
◆米   5月耐久財受注


ドル円は昨日の東京時間の午後、107円を割り込み一時は106円77銭前後まで
ドル安が進みました。
米国がイランの最高指導者と外相などに発動した追加制裁に対して、一部メディアが
イラン外務省のコメントを伝え、その中で「イランの指導者と外交の最高責任者に対
する無益な制裁は、米政府との外交の道筋が永遠に閉鎖されたことを意味する」と内
容を伝えたことで、ドル売り円買いが強まりました。
ドル円はその後107円台に戻しましたが、依然としてドルの上値は重く、ドル円と
の相関が強い長期金利が再び2%を割り込んだことで円を買う動きが優勢になってい
ます。

先週火曜日はまだ108円台半ばで推移していたドル円は、1週間で大台を2つ変え
ています。動きとしてはやや速過ぎる印象ですが、ドルが反発するきかっけをつかめ
ないのが実情で、ここまで来ると105円を割り込むのかどうかと言った点が焦点に
なってきそうです。米金利が着実に低下している中、日米金利差の縮小を手掛かりに
円高が進んでいる面もあります。
黒田日銀総裁は「必要ならちゅうちょなく追加緩和を検討する」と、先週の記者会見
の席で述べていましたが、円金利の低下余地は限られています。市場もその辺りの事
情を理解していると見えて、円買いの手綱を緩めようとはしません。

パウエル議長が先週のFOMC後の記者会見に続いて、昨日はNYの外交問題評議会
で講演を行いました。
議長は、「多くのFOMC参加者は、さらに幾分か緩和的な政策の論拠が強まったと
判断している」と、FOMC後の会見内容を繰り返しましたが、さらに、「貿易に関
してあったようにみえた進展が不確実性の深まりに転じ、入手するデータは世界経済
の強さに対する懸念を再燃させており、相反する流れが再び生じている」と述べ、米
景気の先行きに慎重な見方を示しました。またこれまでトランプ大統領の再三にわた
る批判に対しても明確な反論を避けていましたが、この日は、「米金融当局は短期的
な政治的圧力からは守られている。これは、しばしは当局の独立性と言われる」と指
摘し、「議会は米金融当局をこうした方法で守る選択をした。政策が短期の政治的利
害に屈することでしばしばダメージが生じたことが理由だ」と、トランプ大統領を名
指ししなかったものの、あらためてFRBの独立性を強調したとブルームバーグは論
じています。
この日は、ミネアポリス連銀総裁やセントルイス連銀総裁も利下げの必要性を述べて
いましたが、セントルイス連銀のブラード総裁は「0.5%の利下げは行き過ぎだ」
との見解を示しています。

米中首脳会談の開催を前に、ライトハイザーUSTR代表らと劉鶴中国副首相が事務
レベルの会合を行うことになっていますが、29日に予定されている首脳会談までに
どの程度合意に向けた話し合いがなされるのか不透明です。
ただ今朝の報道では、米中両政府が通商協議再開に向けて準備を進める中、米国
は中国からの輸入品3000億ドル(約32兆1500億円)相当への関税賦課を保留す
ることに前向きだとする内容を、ブルームバーグは事情に詳しい複数の関係者の話し
として伝えています。中国側が大幅な譲歩を示していることと無関係ではないと思い
ますが、米中首脳会談での最も重要な課題の一つであるだけに、もしこのような方向
で話し合いが進むのであれば、市場に極めて好印象を与えることになります。
会談まで残すところあと3日です。今後もこの種のニュースが相場を動かすことにな
るでしょう。

本日のドル円は106円70銭~107円50銭程度を予想します。


スポンサーサイト

金5年10カ月ぶりの高値を記録 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は107円台前半から半ばで小動き。G20を控えている
ことから様子見の雰囲気が支配的に。
◆ユーロドルは続伸。IFO企業景況指数がそれほど下振れして
いなかったことを好感し1.1404まで上昇。
◆株式市場はまちまち。ダウは8ドル上昇したものの、ヘルスケアが売られ
S&P500は小幅安。
◆債券相場は反発。長期金利は2.01%台まで低下し、再び2%割れを
試す展開に。
◆金は続伸し、1418ドル台に。原油価格もイラン情勢の緊迫を
背景に続伸。

本日の注目イベント

◆日   日銀金融政策決定会合、議事要旨(4月24日、25日分)
◆米   4月FHFA住宅価格指数
◆米   4月ケース・シラ-住宅価格指数
◆米   6月リッチモンド連銀製造業指数
◆米   5月新築住宅販売件数
◆米   6月消費者信頼感指数
◆米   ウィリアムズ・NY連銀総裁講演
◆米   ボスティック・アトランタ連銀総裁講演
◆米   パウエル・FRB議長講演
◆米   バーキン・リッチモンド連銀総裁講演
◆米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演


トランプ大統領は予定通り、イランに対する追加制裁を発表。最高指導者ハメネイ師
や軍高官8人に制裁を科しました。
米国内に保有する個人資産を凍結しましたが、バグダッドの米大使館が4月にフェイ
スブックに掲載した資料によると、ハメネイ師は推計2000億ドル(約21兆36
00億円)相当の資産を保有していると見られています。(ブルームバーグ)
トランプ氏は24日ホワイトハウスで、制裁によりハメネイ師と同師の組織は金融リ
ソースにアクセスできなくなると説明し、「イランの最高指導者は同政権による敵対
的行為に究極的に責任を負う」と述べています。

今週は最重要イベントである「G20大阪サミット」が開催され、ここで米中首脳会
談が行われることになっており、市場はこのイベントを前にして動きにくい状況にな
ってきました。ドル円は引き続き上値は重いものの、昨日は値幅もわずか27銭程度
でした。株式市場も、FRBによる利下げ期待だけではここからもう一段上昇する勢
いもなく、さらなる支援材料が必要な状況です。
そんな中、ユーロドルの上昇が目立っています。
昨日は6月のIFO企業景況指数が発表され、前回よりも悪化していたものの予想通
りだったことでユーロが買われ、一時1.1404まで上昇。約3カ月ぶりの高値を
つけました。また、債券市場でもイランに対する追加制裁の発表を受けて、安全資産
の債券と金が買われ、長期金利は再び2%に迫る水準まで低下し、金価格は5年10
カ月ぶりとなる1420ドル台まで上昇する場面がありました。

市場が将来のリスクに対して身構えている証ですが、恐怖指数と言われる「VIX指
数」は節目の「20」を下回っており、足元でも「15.3」程度で推移しています。
株価が堅調なことがその背景ですが、その株価は利下げ期待に支えられており、7月
の利下げ確率はほぼ100%になっています。
また、年内3回の利下げを予想する向きも徐々に増えてきました。
ただそんな中、市場の前のめりの利下げ期待に警鐘をならすFRBメンバーもいます。

ダラス連銀のカプラン総裁は24日、利下げを巡って懸念を表明しています。
「現時点で金融刺激を増やせば米経済の過剰と不均衡が一段と拡大し、最終的に制御
が困難かつ面倒になる恐れがあると懸念している」とダラス連銀が公表した論文で述
べています。
総裁は、「貿易を巡る緊張と不確実性がこの2カ月で大幅に高まり、見通しの下振れ
リスクが高まった」ことを認めながらも、それでも利下げの準備はまだ整っていない
とし、「米金融政策のスタンス変更が適切かどうか考える上で、より多くの時間をか
けて状況の変化を見守るのが
賢明だろう」と述べています。総裁は、緩和政策による過剰流動性を懸念しており、
リーマンショックの再現を心配しているようです。
ドル円は本日も引き続き小動きかと思いますが、ユーロドルがさらに一段高を見せる
ようだと、再び107円割れを試す可能性も出てきそうです。
ユーロドルは日足の雲を「明確に抜けて」おり、この状況は昨年9月以来のこととな
ります。上値のメドは1.1420~30前後かと思いますが、ここからは「週足」
の厚い雲にぶつかります。

本日のドル円は107円~107円70銭程度と予想します。


ユーロドル3カ月ぶりに1.13台後半に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 東京時間に107円05銭前後まで売られたドル円は海外市場ではやや反発。NYでは107円73銭までドルが買い戻されたが、イラン情勢の緊迫から107円30銭まで反落して引ける。

  • ユーロドルは続伸。約3カ月ぶりに1.1378までユーロ高が進行。

  • 株式市場は下落。ダウはザラ場で史上最高値を更新したが、引け値では34ドル安。

  • 債券相場は続落。長期金利は2.05%台へと上昇。

  • 金は続伸し、引け値でも1400ドル台に乗せる。金利低下とイラン情勢の緊迫から資金が金に流れる。原油価格は小幅に続伸。

本日の注目イベント

  • 豪 ロウRBA総裁講演
  • 日 4月景気先行指数(改定値)
  • 独 6月ifo景況感指数

ドル円は先週末の東京時間に107円05銭近辺まで売られ、107円割れも意識されましたが、そこは踏み留まり、海外市場ではドル買戻しの流れが優勢となりました。NY市場では朝方に107円73銭までドル高が進みましたが、その後はイラン情勢の緊迫から再びドルが下落しています。トランプ大統領がイランへの空爆を直前に停止していたことを明らかにし、イランが米国の無人機を撃墜したことで一触即発の状況になっていました。

トランプ大統領は攻撃したら150人ほどの死者が出るとの報告から、「釣り合わない」として、攻撃10分前に停止命令を出しましたがその後、24日には追加制裁を発表するとツイートしています。軍事行動についても、「われわれがこの問題を解決するまで常にテーブルの上にある」と述べ、イランの指導者が「悪事を働けば、彼らにとって非常に不運な日になるだろう」と語っています。(ブルームバーグ)

トランプ氏はNBCの番組「ミート・ザ・プレス」で再びパウエルFRB議長を批判しています。「私は彼の行動に不満だ。彼が良い仕事をしてきたとは思わない」と批判し、パウエル議長を「降格させると脅かしたことは決してない」とした上で、「私はそれを行う権限がある。だが、そう言ってはこなかった」と述べました。また政策金利についても、「金利を非常に急激に引き上げたばか者がいた。やり過ぎた。彼は間違いを犯した。それは証明されている」と語っています。(ブルームバーグ)トランプ氏はすでに先週2020年の大統領選への再出馬を宣言しています。現職有利とは言え、次期大統領に誰がなるのかはまだ分かりませんが、仮にトランプ氏が再選された場合、これまでの言動から判断して、パウエル議長の続投はないものと思われます。

ドル円は徐々に下値を切り下げてきました。107円割れもそう遠くないと予想していますが、なかなかドルを買う理由がみつからないのが現状です。金利低下、イラン情勢、さらには米中貿易問題・・・・。株価の上昇だけがドルを支える材料になっていますが、これもいつまで続くのか、危うい気がします。米朝関係については、お互いの親書が取り交わされたことで、やや明るい見通しも出てきましたが、仮に第3回米朝首脳会談開催に漕ぎ着いたとしても、事態はそれほど変わるとも思えません。焦点は、やはり今週末に迫ったG20での米中首脳会談で、どこまで話し合いがつくのかという点です。ここでも、貿易問題で劇的な合意がなされるとは思えませんが、それでも米中トップ同士が直接話し合いを行うことで、事態がこれ以上悪化することはないと予想します。今後も協議を継続して行きながら、その間、中国が米国からエネルギーや農産物を大量に購入して貿易の不均衡を解消することでひとまず関係を修復する、といったシナリオを描いています。世界中の投資家が注目する米中首脳会談は29日に夕方に行われる予定ですが、まだ詳しい情報は入っていません。本日のドル円は107円~107円80銭程度を予想します。

円高加速し107円台前半に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は下げ足を早め107円21銭までドル安が進む。FRBが緩和姿勢を強めたことに加え、イランが米国のドローンを撃墜したことで緊張が高まり円買いを加速。

  • ドル安の流れはユーロにも波及し、ユーロドルは1.1317までユーロ高が進む、

  • 株式市場は大幅高となり4日続伸。FOMCで政策金利の引き下げの可能性が示唆されたことで株価の上昇に勢いが。ダウは249ドル上昇し、S&P500も27ポイント上昇し、最高値を更新。

  • 債券相場も続伸。長期金利は一時2%を割り込み、1.97%台まで低下。急速な低下に警戒感も出て、引けは2.02%台まで戻す。

  • 米国とイランとの緊張の高まりから金価格は急騰。前日比48ドル上昇し、約5年9カ月ぶりの高値となる1396ドル台に。原油価格も大幅に上昇し、56ドル台に乗せる。

本日の注目イベント

  • 日  5月消費者物価指数
  • 独   独6月製造業PMI(速報値)
  • 独   独6月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏6月総合PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏6月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏6月サービス業PMI(速報値)
  • 米   5月中古住宅販売件数
  • 米   ブレイナード・FRB理事講演
  • 米   メスター・クリーブランド連銀総裁講演
  • 加   カナダ4月小売売上高

ドル円は前日のFOMC前の水準から1円を超える円高に振れています。前日は、FOMCの声明文とその後のパウエル議長の発言で一旦は108円を割り込んだドル円でしたが、その後は108円台前半で東京市場に戻ってきました。しかし昨日は東京市場が開くと同時に円高が加速しました。米長期金利が2%を割り込んだことで。ドル売り円買いが進み、これまでサポートとして機能していた107円80-90銭の水準をあっさり割り込みました。個人的にはこのレベルでもう少しもみ合うと予想していましたが、米金利の急低下を前に無力でした。

東京時間では株価が緩やかに上昇する一方、円高の流れは止まらず、これまでのように株価は上がればドルが買われる展開とは異なり、夕方にかけては107円台半ばを割り込む水準まで円高が進みました。3時半から始まった黒田日銀総裁の記者会見
にかけては一旦107円70-80銭まで反発しましたが、NY時間ではイランによる米ドローン撃墜のニュースに再び円が買われ、107円台前半までドル安が進んだ展開です。G20で米中首脳会談が実施されることで、貿易戦争に歯止めがかかるかもしれないといった期待感も出てきた矢先での緊張の高まりです。

ホルムズ海峡での緊張の高まりから、原油価格は急騰し、金も大幅に上昇しています。通常このような時にはリスク資産である株式も売られる傾向にありますが、昨日は株式が大幅な上昇をみせています。金利低下が鮮明になったとはいえ、多くの市場がリスクに対する構えをみせている状況の中で、株価だけが無風といった現象には危ういものがあると思われます。米金利が低下する中、何かのきっかけで株価も下落基調に転じたら、円高がさらに進むことも予想されます。

これまでも米中貿易戦争、 米長期金利低下、イラン問題など、ドル円では下方リスクの方が高いと指摘してきましたが、ドルが上昇するきっかけが見つからないのが現実です。来週の米中首脳会談で米中が劇的な合意に達するようであれば、ドルが急反発する可能性がありますが、それは期待できません。「必要ならばちゅうちょなく追加緩和を検討する」と述べた黒田総裁の言葉も、これまでの繰り返しで市場へのインパクトはありません。もっとも、「為替レートは金融政策の目標にしていない」とも述べていることから、円高を阻止するといった考えはそもそも持ち合わせてはいません。またマイナス金利の深堀や市場介入といった行動を取った場合、米財務省から「為替操作国」と認定されるリスクもあるため、安易には動けないといった事情もあります。

本日は107円を割り込むかどうかが一つの焦点ですが、割り込むようだと円高がさらに加速し、1月3日の「フラッシュ・クラッシュ」でつけたレベルも視野に入ってくるかもしれません。予想レンジは106円70銭~107円70銭程度をみます。

FOMCを受けドル円108円を割り込む 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 108円台半ばで推移していたドル円はFOMCを受け107円90銭まで下落。利下げの可能性を示唆したことで、金利低下と歩調を合わせドル売りが優勢に。

  • ユーロドルも小幅に反発。前日1.12割れまで売られたがFOMC後に1.1255までユーロ高が進む。

  • 株式市場は続伸。パウエル議長のハト派的な発言もありダウは3日続伸。他の主要指数も揃って上昇。

  • 債券相場も続伸。長期金利は直近最低水準を下回る2.02%台まで低下。

  • 金と原油はともに反落。

本日の注目イベント

  • 日  日銀金融政策決定会合
  • 日  黒田日銀総裁記者会見
  • 欧  ユーロ圏6月消費者信頼感
  • 欧  ECB経済報告
  • 英  5月小売売上高
  • 英  BOE金融政策発表
  • 英  BOE議事録
  • 英  カーニー・BOE総裁講演
  • 英  保守党党首選、下院議員による第4回投票
  • 米  経常収支(1-3月)
  • 米  新規失業保険申請件数
  • 米  6月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米  5月景気先行指標総合指数

今朝方3時に発表されたFOMCの結果は、市場予想通り政策金利の据え置きを決め、声明では「辛抱強くなる」との文言が削除され、「不確実性」が高まったとして、利下げの可能性を示唆しました。発表を受けて為替市場はドル安で反応し、ドル円は直後に108円を割り込み、107円90銭までドル安が進みましたが、108円台に押し戻されてNYでの取引を終えています。米10年物債券は買われ、利回りが2.02%台まで低下し、6月3日に記録した直近最低水準を下回っています。また株式市場では前日大幅高を演じたこともあり、利下げを好感しながらも小幅高に終わっています。

声明では、「見通しを巡る不確実性が高まった」と指摘し、「これらの不確実性と落ち着いたインフレ圧力を考慮し、委員会は経済見通しに関する今後の情報が示唆するものを注視し、景気拡大や力強い労働市場、対称的な2%目標近くのインフレの維持に向けて適切に行動する」としました。またブルームバーグによると、今回の政策決定は全会一致ではなく、セントルイス連銀のブラード総裁が0.25%の利下げを主張し、反対票を投じています。パウエル議長の下でのFOMC会合で、反対票が投じられたのは今回が初めてとなったようです。また経済予測に関しても当局者の間で意見が分かれており、17人のメンバーのうち8人が年内の利下げを予想し、他の8人が据え置き、残り一人は利上げ予想しています。

パウエル議長は記者会見で、「同僚と私には1つの包括的な目標がある。景気拡大の維持だ」と述べ、「多くの政策当局者は利下げの論拠が強まったと考えている」と語っており、市場はこの部分が「ややハト派寄り」と受け止めたようです。また、トランプ大統領が再三金融当局を批判していることについては、「法律で私には4年の任期があることは明白であり、私はこの任期を全うする意向だ」と、トランプ氏の露骨な批判に対して反論していました。今回のFOMCを通過し来月の利下げはほぼ確実となりましたが、市場はすでに「その先」を読み始めています。利下げ傾向が定着し、年内2~3回の利下げに突き進んで行くのかどうかに焦点が移っていきます。

今朝はFOMC関連のニュース一色でしたが、その中に米中首脳会談に関する記事もありました。昨日開かれた米下院歳入委員会の公聴会で、USTR代表のライトハイザー氏は「劉鶴中国副首相と電話会談する計画だ」と発言しています。(ブルームバーグ)
ライトハイザー氏は、「対話は続いており、中国側と会うことになっている」と語り、同氏とムニューシン財務長官が劉氏と直接対面する予定だとしています。来週のG20で、米中首脳会談は最終日にあたる29日の夜に行われる見込みですが、その前にも実務レベルのトップ同士が話し合うことのようです。FOMCが終わり、次の関心事は本日の日銀決定会合と、最大の注目材料である米中首脳会談ということになります。ドル円は今回も108円割れのレベルではサポートされた形になっています。FRBが金融緩和策へ再び舵を切り直したことが鮮明になったことで、107円80-90銭の「予想外に底堅いレベル」を切り崩して、ジリジリと107円に向かうのか、あるいは上記米中首脳会談がドルの支えになるのか、注目されます。

本日の日銀決定会合もこれまでより注目度が高まっています。政策変更はないと思いますが、米金利の低下傾向や円高観測、さらには外部環境の不確実性などを背景に、「必要とあれば、追加緩和の用意がある」といった言葉が、黒田総裁の口から出てきそうです。本日のドル円は107円80銭~108円60銭程度を予想します。

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。