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新型ウイルス感染の拡大懸念広がる 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 東京時間に110円台を回復したドル円は、文字色NYではコロナウイルスの感染が拡大しているとの報道が重石となり109円83銭まで下落。

  • ユーロドルは1.10台後半で小動き。

  • 株式市場はまちまち。新型ウイルス拡大の影響からダウは引けにかけて売られ9ドル安。ナスダックとS&P500は小幅ながら反発。

  • 債券相場は横ばい。長期金利は1.77%をわずかに割り込む。

  • 金と原油は揃って続落。

本日の注目イベント

  • 豪 12月雇用統計
  • 日 12月貿易収支
  • 日 11月景気先行指数(CI)・改定値
  • 日 11月景気一致指数
  • 欧 ユーロ圏1月消費者信頼感指数(速報値)
  • 欧 ECB政策金利発表
  • 欧 ラガルド・ECB総裁記者会見
  • 米 新規失業保険申請件数
  • 米 12月景気先行指標総合指数
  • 米 企業決算 → インテル、コムキャスト、P&G

ドル円は昨日の東京時間に底堅い動きを見せ110円台を回復し、110円09銭前後までドルが反発しましたが、予想した通り、110円台は重く、海外市場では再び前日の水準まで押し戻されています。中国で発生した新型コロナウイルスは、中国内での感染が拡大していることは確認されましたが、今のところ為替に与える影響は限られており、ドル円は110円を中心に鈍い動きが続いています。

感染が拡大している新型コロナウイルスを封じこめるため、発生地である湖北省武漢市は、現地時間23日午前10時(日本時間同11時)から航空機の出発便運航や、市外に向かう列車の運行を停止すると発表しました。中国中央テレビ(CCTV)が伝えていますが、新型ウイルスによる死者は少なくも17人に達していると報告されています。また、動向が注目されていた世界保健機関(WHO)は22日、新型コロナウイルスの感染拡大について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するかどうかの判断を先送りしたことを明らかにしています。ジュネーブで会見したWHOの事務局長は、「状況は刻々と変化しており、複雑だ」とした上で、「事を進めるにはより多くの情報が必要だ」と述べており、本日にも会合を開いて戦略を決めるとしています。(ブルームバーグ)

トランプ大統領は訪問先のダボスでは講演を行った他、EU首脳との会談も積極的に行っていますが、EUとの自動車を巡る関税については、交渉がまとまらない場合には、現行20%を賦課しているEUからの自動車関税を25%に引き上げる考えを示しました。また、貿易協議で合意文書に署名した中国については、「習国家主席と共に取り組むのはすばらしい。彼は自分の国を本当に愛している人だ。これからもっと、ずっと多くのことが起こるだろう!」とツイートし、米中は他の非常に多くの面で一層近づけるとの見方を示しています。米通商代表部(USTR)は、第1段階の合意に基づき昨年9月に発動された1200億ドル(約12兆円)相当の輸入品に対する関税を、2月14日より現行の15%から7.5%に変更することを発表しています。

先週末に発表された住宅着工件数は13年ぶりの高水準でしたが、昨日発表された中古住宅販売件数も554万戸と2年ぶりの高水準でした。低金利を背景に米住宅市場は拡大を続けています。全米不動産協会のチーフアナリストは、「米国は深刻な住宅不足の状態に直面している。住宅建設を増やす必要がある」とのコメントを残しています。

ドル円は昨日と同じような水準です。上記新型コロナウイルスの感染が予想外に拡大している報道が重石になっており、本日は109円台半ばを試す展開かもしれません。昨日は、マイナスで始まった日本株が粘り腰を見せて160円高と健闘したことで110円台を回復しましたが、本日はその日本株も下げそうです。予想レンジは109円40銭~110円10銭程度と見ます。

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ドル円2週間ぶりに109円台半ばに 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は小幅ながら続伸し、109円58銭まで上昇。
米国とイランとの武力衝突がひとまず回避されたことで、
リスクオフのセンチメントが後退。
◆ユーロドルも続落。一時は1.11を割り込み、1.1092
までユーロ売りが進む。
◆株式市場は揃って続伸。ダウは211ドル上げ、2万9千ドルの
大台に迫る。ナスダックは連日の最高値更新で、9200の大台に。
◆債券相場は反発。長期金利はやや低下し、1.85%台に。
◆金と原油は小幅に続落。

◆新規失業保険申請件数    → 21.4万件


本日の注目イベント

◆豪   豪10月小売売上高
◆日  11月景気先行指数(CI)(速報値)
◆英   英11月鉱工業生産
◆米   12月雇用統計
◆加   カナダ12月就業者数
◆加   カナダ12月失業率


イランの報復攻撃に対して、トランプ大統領が過激な反応を見せなかったことで、
昨日の日本株は急反発し、日経平均株価は前日比535円も上昇しました。
株価の上昇を背景に、ドル円も緩やかにドル買いが進み、109円30銭台まで
上昇。前日のNY市場でのドルの高値をわずかですが上回って海外市場に引き継
ぎました。NY市場でもこの流れが続き、ドル円は109円58銭まで買われ、
昨年12月27日以来、約2週間ぶりの高値を記録しています。
NY株式市場でも3主要指数は揃って最高値を更新し、結局、金融市場は米国と
イランとの双方による爆撃以前の水準に戻っています。
ドル円は昨年秋以降何度か試しては押し戻されてきた、109円50~110円
のレジスタンスゾーンに再び挑む気配ですが、果たして今回はこの水準を明確に
抜け切ることできるのか、注目しています。

米国とイランの武力衝突はひとまず回避された格好ですが、両国の関係はそう簡
単には好転しません。8日に墜落したテヘラン発ウクライナ行きの旅客機を巡り、
新たな紛争の火種が出てきました。同機には176人の乗客が乗っており、多く
のカナダ人もいたようですが、テヘラン空港離陸後約2分後に墜落し、乗客は全
員死亡しています。この墜落についてトランプ大統領は昨日ホワイトハウスで、
「疑念を抱いている」、「かなり不穏な地域での飛行だった。誰かが何かを間違
えた可能性はある」と述べ、同機が攻撃により墜落した可能性があることを示唆
しました。
また、カナダのトルドー首相も「意図せぬ発射だった可能性は十分にある」とし、
国際的な調査を呼びかけ、すでに英国がカナダ政府の見解に同意を示しています。
イランはこれに対し、全面的に否定していますが、今後調査が進み、イランによ
る攻撃であったとすれば、新たな紛争のきっけにもなりかねません。

中国商務省は13日から劉鶴副首相を団長とする代表団がワシントンを訪問し、
米国との第1段階の貿易合意に署名する予定だと発表しました。
トランプ大統領は先に、15日には署名したい意向を示していましたが、劉鶴副首
相がその席に着く模様です。実際に同副首相が習近平主席にかわって署名するの
かどうかは不明です。またトランプ氏は中国との第2段階の交渉が「直ちに」開
始されるが、「選挙後まで終わらないかもしれない」と語っています。
(ブルームバーグ)こちらも上記対イラン問題同様、長期化すると見られます。

ドル円は「日足」では再び昨日から雲を上抜けし、上昇傾向を見せています。
「日足」チャートを見ると昨年10月以降、109円台半ばを何度もテストして
は抜け切れていない状況が一目で分かります。
抜け切れない理由が「週足」チャートを見ると理解できますが、この水準には一
目均衡表の「雲」だけではなく、「200週移平均線」と「120週移動平均線」
も集まっており、かなり強力な「抵抗帯」を形成しているからです。
そのため、この水準には利益確定のドル売りや新規のドル売りが集まり易く、実
際すでに多くのドル売り注文があると予想されます。
もちろん、だからと言って決して抜けないというわけではありません。

本日は12月の雇用統計が発表されます。
失業率と賃金は前月から大きな変化はないと見られていますが、雇用者数は16
万と、前回からはかなり大きく減少すると見られています。
果たして雇用統計の結果が110円台乗せのトリガーになるのか、注目したいと
思います。

本日のドル円は109円20銭~110円程度を予想しています。


ドル円日米協議にも動かず 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は引き続き小動きで、値幅も前日とほぼ変わらず。
日米物品貿易協議材料にドルが売られたものの111円90銭
止まり。112円台ではドル売りも強く上値を伸ばせず。
◆ユーロドルも1.13を挟む展開が変わらず小動き。
◆株式市場は3市場揃って反発。アップルなどIT株や金融株が
買われ、ナスダックは8000ポイント台を回復。
◆債券市場は続落し、長期金利は2.59%台まで上昇。
◆金は大幅に売られ、1277ドル台に。
一方原油価格は続伸し64ドル台に上昇。


◆3月鉱工業生産        →  -0.1%
◆3月設備稼働率        →   78.8% 
◆4月NAHB住宅市場指数   →   63


本日の注目イベント

◆日   3月貿易収支
◆日   2月鉱工業生産(確定値)
◆中   中国1-3月GDP
◆中   中国3月小売売上高
◆中   中国3月工業生産
◆欧   ユーロ圏3月消費者物価指数(改定値)
◆欧   ユーロ圏2月貿易収支
◆英   英3月消費者物価指数
◆米  2月貿易収支
◆米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
◆米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
◆米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
◆米  企業決算 → モルガンスタンレー
◆加   カナダ2月貿易収支


ドル円だけでなく、為替市場全体が膠着感を強めています。NY市場でのドル円は上下
わずか14銭しか動かず、ユーロドルも32ポイントの値動きでした。主要通貨のドルに
対する動きもまちまちでしたが、市場は「リスクオン」の動きがやや強かったようです。
その証拠に金が大きく売られ、引け値では1277ドル台と、今年1月24日以来の
安値を記録しました。

金は持っていても「利息」を生みません。
そのため、金投資で利益をあげるためには「価格差」しかなく、「キャピタルゲイン」狙い
ということになります。
世の中や市場が混乱すれば、その普遍性や換金性、あるいは流動性を基に金は買われます。
反対に足元のように、為替や債券、株式市場のボラティリティが低く、投資家がリスクを
取れるような状況では金の魅力が低下し、売られる傾向があります。
今はまさにこのような状況かと思われます。


トランプ政権が仕掛けた「関税戦争」は、今がピークかもしれませんが、まだ収まる気配は
ありません。
そんな中、日米物品貿易協議は2日目の会合を終えています。
日米の間では交渉の範囲に認識の違いがあったものの、会合を終えた茂木経済再生担当大臣は
記者団に「出来るだけ早期の合意を目指す」と語っています。
会合では、昨年9月の日米共同声明に沿って進めることをライトハイザーUSTR代表と
確認したとし、日本側としては物品貿易以外には想定していないと述べています。
注目されていた「為替条項」について茂木大臣は、2017年2月の日米首脳会談で
合意された通り、日米財務相間で議論されることになっていると述べています。
また米国側は、交渉が続く限り「米通商拡大法232条」を発動しないと理解している
とも語っていました。(ブルームバーグ)
来週にも再びライトハイザー代表と会い、議論を進めるとしていますが、結局
今のところ、特筆すべき合意内容はないようです。
協議の始まる前にムニューシン財務長官は、「為替も議題となり、協定には通貨切り下げを
自制する為替条項を含めることになる」と先制口撃を仕掛けていましたが、これも
トランプ大統領流の「交渉術」を踏襲しただけのことだったのでしょうか。

中国との通商協議についてもクドロー国家経済会議(NEC)議長は昨日FOXテレビとの
インタビューで、今週さらに協議が行われるが、執行の問題を含む複数の面で「非常に
良い進展」があったとしながらも、「現状には満足しているが、私は予測を立てるつもりは
ない」(ブルームバーグ)と最終合意に至るかどうか明言を避けています。

連日小動きの続いているドル円ですが、当然のことながらボラティリティも急速に
低下しています。
足元では1カ月のボラは「4.78%」程度まで低下しており、2014年9月以来
の低水準になっています。今年1月3日のドル急落時には「10%」まで上昇していたので、
ここ3カ月で半分以下になったことになります。
多くの市場参加者が当面ドル円は動かない、と考えていることが背景になっていますが、
このボラティリティを基にオプション・プレミアムも算定されるため、輸出業者
にとっては、為替の水準とともに「追い風」がふいていると言えます。
因みに輸出企業の社内想定レートは日銀短観では「108円台後半」となっており、
足元の水準から3円以上も有利になっています。プレミアムを払っても、少なくも
今年上半期の為替ヘッジは十分採算が合うことになります。
112円台では実需のドル売りが出やすいのも、こうしたことが要因になっているとも
考えられます。

本日のドル円も期待はできません。
レンジは111円70銭~112円30銭程度としますが、これでもワイドすぎるのかも
しれませんが、いつものことですが、安心しきっていてはいけません。
今日は午前11時に中国のGDPが発表されますが、影響力があるだけに注目です。
市場予想は「6.3%」ですが、上振れる可能性があるかもしれません。



WTI原油価格8日続伸 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 東京市場で107円76銭近辺まで売られたドル円は反発。

    長期金利の上昇に加え、株価も続伸し、市場がややリスク先行に

    傾いたことからドル円は108円52銭まで上昇。

  • ECB理事会の議事要旨で、ユーロ圏の景気に慎重な見方が

    示されたことでユーロドルは反落。1.15台を割り込み、1.1484

    までユーロ売りが進む。

  • 株式市場は5日続伸。ボーイングが買われた他、失業保険申請件数

    が減少したことも好感されダウは122ドル上昇。2万4000ドルの大台を

    回復する。

  • 債券は反落。長期金利は昨年12月27日以来の2.74%まで上昇。

  • 金は反落し、原油価格は8日続伸。新年度に入り取引日は全て

    上昇し、52ドル台半ばまで買われた。



  • 新規失業保険申請件数  →  21.6万件

    本日の注目イベント

  • 豪   豪11月小売売上高

  • 日   11月貿易収支

  • 日   11月国際収支

  • 日  12月景気ウオッチャー調査

  • 英   英11月貿易収支

  • 英   英11月鉱工業生産

  • 米   12月消費者物価指数

  • 米   12月財政収支 
     

    昨日の東京時間では、株価の大幅下落に伴ってドル円も売られ、一時107円76銭

    まで下落しました。この欄でのレンジ予想では、下値を107円70銭としましたの

    で、ほぼこの水準で下げ止まったことになります。

    依然として上値は重いものの、米国株が堅調に推移していることで、「VIX指数」

    も危険水域の20を割り込んでおり、それほど深い下げはないと予想したわけです。

    東京市場の株安を受けても、NY市場では全てが堅調に推移しています。

    ダウは5日続伸して、2万4000ドルの大台を回復し、ドル円は108円台半ばま

    で反発し、前日ストップロスの買いを巻き込み急上昇したユーロドルも1.14台後

    半までドル買いユーロ売りが進み、市場全体でドルの買い戻しが目立った流れでした。

    「VIX指数」も「19.50」近辺で取引を終え、昨年12月4日の水準まで低下

    し、落ち着きを取り戻した格好です。

    米中通商協議では、核心の部分での進展は見られませんでしたが、今後に期待の持て

    る雰囲気の中で終わり、市場はこれを好感しています。強気のトランプ政権も、米国

    株の大幅下落を目の当たりにし、さらにISM製造業景況指数が約10年ぶりの悪化

    を記録するなど、景気の鈍化を示す指標が幾つか出てきたことから、米中協議を「決

    裂」させるわけにもいかないといった事情もあるかもしれません。

    現時点では楽観的すぎるかもしれませんが、期限である3月1日までにはある程度の

    合意ができ、重要事案については「継続審議」という形になるのではないかと予想し

    ています。

    パウエル議長は10日、ワシントンのエコノミッククラブでの質疑応答で、「当局は

    辛抱強くかつ柔軟で、進展を見守ることができる状況にある。しばらくは様子見だと

    考える」と語っています。議長はバランスシートについては正常化のプロセスを堅持

    していると発言し、(ブルームバーグ) これでドル円が売られ、株価も下落に転じる場

    面もあったようです。

    ドル円は昨日も述べたように、107-110円のレンジを形成している過程にある

    と思われます。その中でも、まだドル売りが優勢な状況で、戻りを売る「Sell on ral

    ly」が基本スタンスかと見ています。

    上述のように、株式市場は落ち着きを取り戻したかに見えますが、これは「パウエル

    プット」と、米中通商協議が予想外の展開を見せなかったことによるショートカバー

    に過ぎず、まだ新規でロングを積み上げる状況ではないと思います。

    ドル円は戻りを売る姿勢を維持しながら、3日の早朝につけた105円割れが再度試

    されるのかどうかを見極める展開かと思われます。チャートでは「1時間足」の重要

    な移動平均線がある108円65-70銭辺りを抜け切れば、もう少し上昇の余地は

    ありそうです。

    予想レンジは107円80銭~108円70銭程度といったところでしょうか。


  • ドル円113円台から反落 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場

  • ドル円は小幅に続伸し、113円38銭前後まで上昇したものの、
    その後反落。112円81銭まで下落したが、ポジション調整と、
    113円台ではドル売り意欲も旺盛だったとの見方。

  • ユーロドルは続落し、一時は1.1302まで売られる。
    イタリアの財政問題とドイツの政治的リスクが重石となり、
    8月15日以来となるユーロ安を記録。

  • 株式市場は大幅に続伸。ADP雇用者数が予想を上回ったことや
    第3四半期の雇用コストが上振れしたことで、買いが優勢に。
    ダウは241ドル上昇し、2万5000ドルの大台を回復。

  • 債券は続落。株価の上昇や良好な経済指標に押され価格が
    下落。長期金利は3.14%台まで上昇。

  • 金と原油は3日続落。原油価格は在庫の増加を手がかりに売られ、
    65ドル31セントと、2カ月半ぶりの安値で取引きを終える

  • 10月ADP雇用者数           →   22.7万人

  • 7-9月雇用コスト指数         →   0.8%

  • 10月シカゴ購買部協会景気指数   →   58.4

    本日の注目イベント

    • 豪  豪9月貿易収支
    • 中  中国 10月財新製造業PMI
    • 英  英10月製造業PMI
    • 英  BOE金融政策発表
    • 英  BOE四半期インフレ報告
    • 英  BOE議事録
    • 英  カーニー・BOE総裁講演
    • 米  新規失業保険申請件数
    • 米  10月ISM製造業景況指数
    • 米  労働生産性(7-9月、速報値)
    • 米  10月自動車販売台数

    ドル円は113円台で堅調に推移し、NY市場では113円38銭までドル高が進みましたが、予想通り、一気に113円台半ばを抜くには至らず、小幅ですが押し戻されています。株価が大幅に続伸し、長期金利も小幅ですが上昇し、ドル円はもう一段上値を試してもおかしくはなかった状況でしたが、明日の雇用等統計や来週の中間選挙を控えて、ポジション調整のドル売りが優勢だったということのようです。

    引き続き労働市場は堅調です。昨日発表された民間機関の雇用統計である「ADP雇用者数」は、市場予想を4万人も上回る、「22.7万人」でした。さらに第3四半期の雇用コスト指数も「0.8%」と、こちらも予想を上回り、前年同期比では2.8%の高い伸びを見せています。ブルームバーグによると、民間部門の賃金・給与は前年同期比で3.1%の上昇でした。教育・医療サービスや運輸・倉庫・情報サービスといった分野で特に大きく伸びたようです。

    明日は10月の雇用統計が発表されますが、既に雇用者数の増加は19.5万人と予想され、注目される「平均時給」では、前年同月比の伸びが3.1%と予想されています。上記、雇用コスト指数の民間部門の賃金・給与が同じように「3.1%」であったことが、賃金の伸びが加速していること表しており、明日の「平均時給」も予想に近い数字かと思われます。雇用者数や失業率は安定的に推移しており、FRBは賃金の上昇率に注目していると言われています。明日の発表で予想通りの結果を示せば、12月のFOMCで「今年4回目の利上げ」の可能性が高まります。

    ここ2日間、日米の株価は大きく反発しています。ドル円もこの動きに呼応したかのように113円台を回復したわけですが、株価の動きにはまだ安心できません。昨日は463円も上昇した日経平均株価ですが、10月では2199円もの下げを記録し、2008年のリーマンショック以降最大の下げを記録しました。現在上場企業の中間決算発表はピークを迎えています。事前予想ではかりなりの企業が増収増益と見られていましたが、蓋を開けてみると、強弱まちまちです。まだ、為替が円高に振れていないことで輸出企業を中心に好業績を維持していますが、ドル円が110円を割り込むようだと、「円高、株安」が一気に加速する懸念もありそうです。

    本日のドル円はやや上値が重く感じられます。米国株が大幅続伸した割には、日経平均の伸びは限定的でしょう。ここ2日間で800円近く上昇したこともあり、ひょっとするとマイナスで終わることも、ないとは言えません。予想レンジは112円50銭~113円40銭程度と見ます。

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