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ドル円109円台半ばまで続伸 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は続伸。米中貿易問題で関税引き上げが回避される
    可能性が報じられ、株高・金利高にドル円は109円40銭まで上昇。
    報道はその後否定されたが、ドル円は109円台を維持。

  • ユーロドルは小動き。ドル高の流れが強まったことからやや水準を
    切り下げ、1.1370まで下落。

  • 株式市場は3日続伸。米中通商協議の進展に期待が持てるとの
    観測が株価を押し上げる。ダウは3日続伸で、この間の上げ幅は
    450ドルを超える。

  • 債券相場は4日続落。長期金利は2.75%台まで上昇。

  • 金は反落し、原油価格も小幅に下げる。

  • 新規失業保険申請件数           →  21.3万件

  • 1月フィラデルフィア連銀景況指数     →   17.0

本日の注目イベント

  • 日   11月鉱工業生産(確定値)
  • 欧   ユーロ圏11月経常収支
  • 欧    国際エネルギー機関(IEA)月報
  • 英   英12月小売売上高
  • 米   12月鉱工業生産
  • 米   12月設備稼働率
  • 米   1月ミシガン大学消費者マインド(速報値)
  • 米   ウィリアムズ・NY連銀総裁講演
  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 加   カナダ12月消費者物価指数
 
堅調な米国株に引っ張られドル円は109円台を回復し、昨日のNY市場では109円40銭までドル高が進み、今年に入って最もドル高水準を記録しました。昨日は「VIX指数」も直近ピークの半分以下となる「18」前後まで低下し、リスク回避の流れが後退し、低金利の円が対ドルだけではなく、主要通貨に対して売らました。目先のドル円のレンジを107-110円程度と予想していますが、
その意味ではレンジの上限を試す動きも、ここからが正念場と言えます。

ドル円を押し上げ、株価上昇の材料になったのは、トランプ政権の当局者が金融市場沈静化のため、対中関税を引き下げる措置を検討しているとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が伝えたことでした。米財務省はその後この報道を否定しており、ドル円も株価もやや軟調な展開になりましたが、「火のない所に煙はたたず」という諺もあり、事実かどうかは分かりませんが、市場は、「米国側にも妥協の余地がある」ということに反応したようです。

さらに、米中通商協議にも進展が見られそうです。中国の劉鶴副首相が今月30、31日に通商交渉のため訪米し、ムニューシン
財務長官やライトハイザーUSTR代表と協議を行うと、中国政府が発表しています。先週北京で協議が行われたばかりですが、間隔を置かずに再度協議を行うことは評価できます。今回の協議は次官級というよりも、交渉の責任者同士が直接話し合うわけで、
何らかの解決に向けた筋道が示される可能性もあるのではないかと予想しています。

米中通商協議の行方にやや明るい見通しも出始めてきましたが、まだ「決裂」といった事態がないとも言えません。景気の鈍化が鮮明な中国は、これ以上景気を悪化させないための施策も準備しているようです。すでに預金準備率の引き下げは実施していますが、1月にはさらに引き下げ、市場への資金供給拡大を狙っています。個人については昨年実施した減税規模に「20兆円上積みする」との記事を、今朝の経済紙が報じています。また中小企業の法人税についても拡充する模様で、2019年度のGDP
目標である6.5%を達成するため政府は、これ以上の景気減速を避けるという強い意志を国内外に示しています。

ドル円の昨日の高値を109円40銭と予想しましたが、「ドンピシャ」でした。これは偶然に過ぎませんが、ここには「4時間足」の「120時間線」があり、さらに「8時間足」の雲の上限もこの近辺にあります。従って、それなりに強いレジスタンスポイントではないかと予想しました。結局テクニカルが機能したということになります。本日も同様に、109円40-50銭が重要な水準と考えます。

この水準をしっかりと抜け切れば110円台までは目立ったレジスタンスはありません。MACDでは、「日足」でも16日にゴールデンクロスが示現しています。ただ、「日足」で上昇基調を見せるのはまだまだ簡単ではないと思われます。本日のレンジは108円60銭~109円50銭程度を予想します。


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ドル円再び109円台を回復 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 英議会で内閣不信任案が否決されたことや、米銀の好決算などからドル円は109円台を回復。
    一時は109円20銭までドル高が進む。

  • ユーロドルは小幅に下落。英議会の混乱がひとまず沈静化するとの見方から、ドルが買われ
    ユーロが売られ、1.1385まで下落。

  • 株式市場は続伸。ゴールドマンの決算が好感され、同社株は急伸。ダウは141ドル上昇し、
    2万4200ドル台を回復。

  • 債券相場は続落し、長期金利は小幅に上昇。

  • 金と原油はともに上昇。

  • 12月輸入物価指数      → -1.0%

  • 1月NAHB住宅市場指数   →  58

本日の注目イベント

  • 日  黒田日銀総裁講演
  • 欧  ユーロ圏12月消費者物価指数(速報値)
  • 米  新規失業保険申請件数
  • 米  12月住宅着工件数
  • 米  12月建設許可件数
  • 米  企業決算 → アメックス、ネットフリックス、モルガン・スタンレー

英国ではメイ首相の提案したEU離脱案が記録的な大差で否決されたことを受け、野党・労働党は内閣不信任案を提出しましたが、こちらは否決されました。採決は反対325、賛成306だったことで、メイ首相は当面の難局を乗り切り、修正案を策定することになりそうです。

昨日の結果を見るかぎり、EU離脱案に反対ではあるが、メイ首相の続投には賛成する議員が100名ほどいたことになります。今後修正案を提出しても、再度否決される可能性もあり、一部には「国民投票」の可能性も浮上しています。内閣不信任案が否決されたことを受け、EU側も態度を軟化させ、10週間後に迫った離脱期限を延期させることに前向きだとの報道もあります。ただ、EU加盟国の中にはこれまで通りの期限を守るべきだとして期限延期に反対する動きもあるようです。場合によっては、今度は欧州議会で意見が分かれることにもなりそうです。ポンドはこの動きに反応して神経質な動きを見せましたが、一方方向への動きにはならず、乱高下を続けています。メイ首相の苦悩はまだ続きそうです。

米経済の先行きに暗雲が見え始めた中、ベージュブック(地区連銀報告書)が発表されました。それによると、多くの地区が緩慢ないし緩やかな景気拡大を報告したものの、楽観的な見方が弱まり、一部では景気鈍化の兆候がでているとあります。NY連銀地区では「経済活動が踊り場に差し掛かった」と報告され、カンザスシティー連銀地区は経済活動を「横ばい」と表現しています。米中貿易戦争や株価の大幅下落による「逆資産効果」などの影響によるものと見られます。

ドル円は108円台でのもみ合いから109円台を回復したことで、短期的な動きを示す「4時間足」までの短いチャートでは、全て上昇傾向を示す形状に変化してきました。相場方向を見る上で基本となる「日足」では、今月3日のドル急落が尾を引いていることから、上昇傾向を示すにはまだ時間がかかりそうですが、上昇を妨げる「雲」もかなり水準を下げてきており、今後109円台を維持できるのであれば、雲抜けもないとは言えません。ただそれでも109円から110?円ではドル売り需要も旺盛かと思われ、110円到達には、さらなるドル高材料が不可欠です。

本日のドル円は108円50銭~109円40銭程度を予想します。足元では、株価の動きがドル円に影響を与える状況が続いています。本日も引き続き米企業決算には注意です。

英議会EU離脱案を否決 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は108円台半ばを挟み底堅い動き。英国議会での混乱にも

    動意はなく、米国株の上昇に108円77銭まで上昇。

  • 英国議会がメイ首相の離脱案を否決したことや、ドラギ発言から

    ユーロドルは下落。1.1387まで売られ、10日ぶりの安値をつける。

  • 離脱案が否決されるとの見方からポンドドルは1.26台半ばまで

    売られたが、採決後急反発。この日の下落分を埋め、1.28台後半まで

    上昇。

  • 株式市場は反発。中国が景気対策の実施を表明したことを好感し

    ハイテク株を中心に買いが膨らむ。ダウは155ドル上昇し、ナスダックは

    117ポイント上昇し、1カ月ぶりに7000の大台を回復。

  • 債券相場は小幅に下落。長期金利は2.71%台と、やや上昇。

  • 金は反落し、原油は反発。

  • 12月生産者物価指数       →  -0.2%

  • 1月NY連銀製造業景況指数   →  3.9 

    本日の注目イベント

  • 豪   豪1月ウエストパック消費者信頼感指数

  • トルコ トルコ中銀政策金利発表

  • 独   独12月消費者物価指数(改定値)

  • 英  英12月物価統計

  • 米 12月輸入物価指数

  • 米   12月小売売上高

  • 米   1月NAHB住宅市場指数

  • 米   ベージュ・ブック(地区連銀経済報告)

  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演

  • 米  企業決算 → ゴールドマン、バンク・オブ・アメリカ、ブラックロッ



    事前予想通り英議会は15日、メイ首相のEU離脱案を否決しました。下院での採決

    の結果は反対432、賛成202で、票差が60未満であれば、EUが内容修正に協

    力することで合意に達する可能性も残っていましたが、230票差と、この100年

    で最大の敗北となりました。(ブルームバーグ)

    メディアはこの結果を「屈辱的な敗北」との表現で伝えています。メイ首相は採決後

    議員に対して、「下院がこの合意案を支持していないことは明らかだ。しかし、今晩

    の採決では、下院が何を支持しているのかは分からない」と述べて�います。

    この結果、3月末に期限の来るEUからの離脱は「合意なき離脱」の可能性が高まり、

    メイ首相への信任がさらに低下することは必至です。ポンドドルは否決を織り込み、

    1.28台後半からジリジリと値を下げましたが、結果が判明すると急速に買い戻し

    が進み、ほぼ元の水準を回復し、結局「往って来い」の展開になっています。

    ユーロドルも同じように1.14台後半から下落し、100ポイントほど売られまし

    たが、戻りは限定的でした。

    ドラギECB総裁は欧州議会で「最近の経済動向は予想よりも弱く、特に世界的な要

    因に関連する不透明性が依然として顕著だ」と語り、「気を緩めていられる余地はな

    い」と述べています。「域内の価格圧力をさらに高め、総合インフレ率の中期的な展

    開を後押しするため、大規模な金融緩和が依然必要」との認識を示しました。

    この発言がユーロの上値を抑えた形になっています。

    ユーロやポンドなどでドル高が進んだ割には、ドル円ではそれほどドルが上昇してい

    ません。

    昨日の東京市場では、株価が上昇したことに伴ってドル高が進み、108円75銭前

    後までドルが買われましたが、海外市場でもほぼ同水準で上昇が抑えられています。

    まだ109円台を回復して、さらに110円を目指す展開でもなさそうです。米国で

    は依然として政府機関の一部閉鎖が続いており、米中通商協議でも不透明感は拭い切

    れません。

    先週行われた米中次官級協議の内容についても、ライトハイザーUSTR代表に近い

    議員は、同氏が、「知的財産権侵害など、重要課題についてはほとんど進展が見られ

    なかったと述べた」と語っています。

    ただ交渉期限が1カ月半後に迫っていることもあり、両国とも前向きに協議を続ける

    意向のようです。

    本日も材料に乏しく、ドル円は108円台での推移に終始すると予想されます。

    レンジは108円10銭~109円程度といったところでしょうか。


  • ユーロドル経済指標に反応し下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は欧州市場で一時108円割れがあったが、NY市場では
      小動き。108円台前半で推移し、株価の下落に108円05銭まで
      ドル安が進む

    • ユーロドルは反落。ユーロ圏の経済指標が悪化していた
      ことを手がかりに、1.1454まで下落。

    • 株式市場は続落。中国景気の鈍化を嫌気し売りが先行する
      展開に。ダウは86ドル下げ、ナスダックも65ポイント下落。

    • 債券相場はほぼ変わらず。長期金利は2.70%台で推移。

    • 金は続伸し、原油価格は続落。

    本日の注目イベント

    • 欧  ユーロ圏11月貿易収支
    • 欧  ドラギ・ECB総裁講演
    • 米  12月生産者物価指数
    • 米  1月NY連銀製造業景況指数
    • 米  企業決算 →  JPモルガン、ウェルズファーゴ

    ドル円は昨日の海外市場では再び108円台を割り込む場面があり、上値の重い展開になっています。短期的な動きを示す「1時間足」では、再び「雲」を下回り、「雲」が上昇を抑える形を示してきました。米国では、トランプ大統領が依然としてメキシコ国境での壁建設にこだわり、米政府機関の一部閉鎖は過去最長になっています。市民生活や行政にも支障が出ているとの報道もあります。

    米政府機関の一部閉鎖はさらに数週間続くとの見方があることに加え、昨日は米国、あるいはドルにとっても悪材料が噴出しました。昨年11月にカリフォルニア州で発生した山火事は同州史上最悪の被害をもたらしましたが、その出火原因の可能性について調査が行われており、カリフォルニア州の公益法人PG&Eは連邦破産法11条の適用を今月29日前後に申請することを発表しました。(ブルームバーグ)同社は2017年に発生した山火事に関連した費用も負担する可能性があり、債務は300億ドル(約3兆2400億円)を上回るとの試算もあります。

    12月の中国の貿易収支が中国景気の悪化を示すものだったことで、世界景気への影響を懸念し、ドルが売られ、米株式市場下げの原因の一つにもなった模様です。12月の貿易収支は、輸出入ともに市場の予想を下回るものでした。好調だった国内での自動車販売にもブレイキがかかり、昨年の新車販売は28年ぶりに前年実績を下回っています。昨日はさらに米企業決算発表の先陣を切ってシティーグループが決算を発表し、利益目標には届かず厳しいな内容でした。M&Aなどの部門が好調だったことで株価は上昇していますが、今週は大手米銀の決算発表が続き、株価への影響度も大きくなると見られます。

    FRBのクラリダ副議長は14日、FOXビジネス・ネットワークとのインタビューで2019年の利上げ回数は、前回のFOMCで予測された2回よりも少なくなる可能性があると述べました。副議長は「米金融当局は極めて辛抱強くなれる」と述べ、米経済については
    「近い将来にリセッションは予想していない」と語っています。24日目に入った政府機関の一部閉鎖に関しては、影響を受けた省庁が準備する一部データの公表に支障が出ているものの、米金融当局による経済情勢の追跡力を妨げると思わないと、付け加えています。(ブルームバーグ)

    FRBによる利上げ停止観測から米株価が反発し、ドル円も104円台の悪夢から立ち直り109円台まで反発しましたが、この材料はすでに市場は織り込んだものと思われます。足元のメキシコ国境の壁問題が目先の懸念材料ですが、今後は徐々に米中貿易問題へと注目が移ると思われます。さらに2回目の米朝首脳会談の実現や、日ロ首脳会談も為替に影響を及ぼす可能性があります。この辺りにも注意を払いながら、本日のドル円は107円70銭~108円60銭程度を予想します。

    ユーロドル3カ月ぶりに1.15台半ばへ 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は複数の連銀総裁のハト派的な発言や、FOMC議事録でも
      ハト派的な内容が明らかになったことでドル安が進む。ドル円は
      108円を割り込む場面もあり、108円台前半で取引を終える。

    • ユーロドルは急進。ドル安が進んだことからユーロ買戻しが
      膨らみ、ストップロスの買いも巻き込み1.1560まで上昇。
      約3カ月ぶりのユーロ高を記録。

    • カナダドルが下落。カナダ中銀は政策金利据え置きを決めたが、
      利上げの余地を残したことで1.13台前半までキャンドル高が進行。

    • 株式市場は4日続伸。FOMC議事録が公表され、内容がハト派的で
      あったことを好感。ダウは91ドル上昇し、ナスダックも60ポイント上昇。

    • 債券相場は小幅に反発。長期金利は2.7%台へとやや低下。

    • 金は反発。原油価格は大幅に続伸し、52ドル台を回復。
      米中通商協議で中国が米国からエネルギーの輸入を
      拡大させることが材料視され、前日比2.58ドル上昇。

    本日の注目イベント

    • 中  中国 12月消費者物価指数
    • 中  中国 12月生産者物価指数
    • 欧  ECB議事要旨
    • 米  新規失業保険申請件数
    • 米  バーキン・リッチモンド連銀総裁講演
    • 米  パウエル・FRB議長講演
    • 米  ブラード・セントルイス連銀総裁講演
    • 米  エバンス・シカゴ連銀総裁講演
    • 米  クラリダ・FRB副議長講演
    • 加  カナダ11月建設許可件数

    3日間にわたって行われた米中通商協議が終わり、米政府は声明を発表しました。それによると、協議では、中国による米国産の農産物やエネルギー、米製品の購入拡大のコミットメントについて話し合ったと説明しています。米通商代表部(USTR)は声明で、米中双方は「貿易関係における公平性、互恵関係、そしてバランスを達成する」方法を検討したとしています。(ブルームバーグ)しかし、一方では重要課題である、米技術の移転強要、知的財産権、非関税障壁といった問題を巡っては具体的な成果は出ておらず、3月1日を期限に妥協を目指していると伝えられています。中国側は「次官級協議が1日延長されたことは、双方が真剣に交渉に向き合っていることを示している」との談話に留めています。ただ全体としてみれば、米中双方とも今回の通商協議については楽観的なムードで終了したようです。

    昨年12月19日のFOMCで利上げを決定した際の議事録が公表されました。利上げは議決権を持つメンバーの全会一致での決定でしたが、議事録によると、「数人の参加者が据え置き」を支持したとありました。議事要旨では「金融市場のボラティリティーや世界の成長を巡る懸念増大といった最近の動向により、今後の政策引き締めの適切な程度と時期は以前より明確でなくなったとの見解を参加者は示した」と記されており、幾人かのメンバーは「今後数回の会合でフォワードガイダンスを完全に削除することが適切になる可能性がある」と指摘していました。FRBは12月の利上げで、昨年だけで4回の利上げを実施しましたが、すでに、このタイミングでも利上げ停止の議論がなされていたことが判明しました。先週4日にパウエルFRB議長は「金融政策変更の用意が
    ある」と発言しましたが、この発言が決して唐突ではなかったことが確認できた格好です。

    昨日のNY株式市場はこの結果を好感し、ダウは4日続伸しています。ただ為替市場では今後米金利の上昇が見込みにくいことからドルが売られ、ドル円は108円台前半まで下落し、ユーロドルは約3カ月ぶりとなる1.15台半ばまでユーロ高ドル安が進んでいます。もっとも、この日ドルが売られた背景はそれだけではなく、メキシコ国境の壁を巡ってトランプ大統領が依然として「国家緊急事態宣言」を発動する可能性が残っており、その可能性が高まっていることを嫌気したことも挙げられます。トランプ氏は昨日ホワイトハウスで民主、共和両党の議会指導者と会談しましたが物別れに終わっており、話し合いは「時間の無駄だった」と語っています。トランプ氏はツイッターへの投稿で「シューマー、ペロシ両氏との会談の席を立ってきたところだ。私が迅速に政府機関を再開したら30日後にどうなるかと尋ねた。壁ないし鉄柵を含む国境警備を認めるつもりか。ペロシ氏は認めないと答えた。私はさよならするしかないと言った」と述べています。(ブルームバーグ)米国の一部政府機関閉鎖はすでに19日目です。そのため貿易収支の発表などが遅れています。両者の対立が続けばさらに数週間閉鎖が続くとの見方もあります。ただそうなると、市民生活への悪影響も出て来ると見られ、トランプ氏に対する支持率の低下にもつながりかねません。「ディール」を得意とするトランプ氏が、今回のメキシコ国境の壁建設費用を巡るディールをどのように取引するのか、興味のあるところです。
    本日のドル円は107円70銭~108円70銭程度を予想します。

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