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 2009年03月 

株安を受け円急騰。 



おはようございます。


作家の村上春樹氏がこの2月イスラエルで同国の文学賞「エルサレム賞」を

受賞した際講演した内容を読みました。

タイトルが「壁と卵」です。

壁とは社会のシステム(体制)で卵は弱い人間を比喩したものですが。

氏は壁がどんなに強固でも高くてもぶつかって壊れる卵の側に立ちます。

とスピーチを締めくくり、盛んな拍手を受けました。

パレスチナ問題が大きく動いていたこの時期、氏はこの賞を

受けるべきかどうかずいぶん悩んだそうです。

そして賞を受けにイスラエルに来た理由を氏は、

「あまりに多くの人が(行くのはよしたほうがいい)と言ったからです。」

と説明しています。

一人の作家として見事な決断だったと思います。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • アジア、欧州市場の流れを受けドル円は96円半ばでオープン。欧州市場で一時95円95銭
    まで売られたドルでしたが、NYではややドル高の展開に。

  • S&Pがハンガリーとアイルランドの信用格付けを引き下げたこともあり、ユーロドルは
    大きく売られ一時1.32割れ、ユーロ円も126円台前半までユーロが下落。

  • オバマ大統領は「GM,クラースラー」に対して追加支援の見返りとして、再建計画の
    見直しを期限付きで要求。

  • NYダウは世界の主要市場が大幅な下落を見せたことや、米大手自動車の経営不安から続落。

  • この日は金融株が下げを主導したが、先週末ガイトナー長官が「一部の銀行には更に
    巨額の政府支援が必要」と発言したことが重しになり254ドルの大幅安に。

  • 原油先物価格は株式市場の下落と再びリスク回避の動きを反映して大幅下落。


本日の注目点
     
  • 欧   3月ユーロ圏消費者物価指数

  • 欧   3月独失業率  
       
  • 米   1月ケースシラー住宅価格指数 
     
  • 米   3月シカゴ購買部協会景気指数

  • 米   3月消費者信頼感指数   
                           


今週はやはり波乱の幕開けになりました。

先週まで株高を背景にリスク許容度が増し、低金利通貨のドルと円が大きく売られる

展開が続きましたが、昨日の東京市場からは一転して資金は大きく逆流しています。

日経平均は390円安と今年3番目の下げ幅を記録し、併せて円がじりじり買われる展開

になり、円は一時欧州市場で95円95銭まで買われました。

いつものようにドル円が下げるケースではクロス円が軒並み円高に振れ、ユーロ円は

1日で4円近い下げを演じ、リスク回避の動きが顕著に出た格好です。

テクニカルでは1月21日の81円70銭を底値にトレンドラインが形成されていますが、

目先95円40銭あたりが重要なサポートになっています。

この水準を割り込むと、これまでの95円ー100円のレンジがブレイクされたことを意味し、

円が大きく値上がりする可能性もあり、3月20日のNYでの円高値93円55銭が

視野に入ってきます。

昨日のNYではドルの下値を探る展開にはならなかったものの、目先95円40と93円55銭の

水準は重要なレベルです。


オバマ大統領はGM,クライスラー救済問題で「破綻」(Bankruptcy)という言葉を使いました。

大統領がこのこ言葉を使うことは極めて異例で、いわば両社に対する「最終通告」を意味することに

なります。

<GMに対しては60日分、クライスラーには30日分の運転資金を提供すると同時に、再建計画

の抜本的な作り直しを要求し、場合によっては破産法の適用も示唆しました。

既に巨額の資金を注入しており、更にAIGのボーナスを巡っては責任問題も浮上した

大統領としては、国民の目を意識しながら最後の決断を行ったということです。


今週は主要国の経済指標が多く、波乱含みです。

どちらにも大きく振れる可能性があります。

ポジションも抑え気味にし、「余力」を持って相場に臨むことをお勧めします。




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ユーロ経済指標を受けて急落。 



おはようございます。

ご存知米ピッツバーグ出身の黒人演歌歌手ジェロ。

昨年のNHK紅白にも出場し人気を博しています。

そのジェロは昨日ワシントの桜祭りのオープニングセレモニー

に出場しました。

それだけではありません、ワシントンポスト紙にジェロの生い立ちも

含め特集記事もあったそうです。

先月NHKでも特集番組をやっていました。

初めてTVで観たとき、あの衣装と演歌がミスマッチで

驚きましたが、今では見慣れてきました。

あの「こぶし」は見事です。

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 連日高騰を続けたNY株式市場は週末を控え反落。

  • ドル円は98円を割り込むと97円33まで一気に下落。
    ユーロ円が大きく売られた影響でドル円の売りに波及。

  • ユーロドルは独シュタインブリュック財務相が「域内各国が安定
    成長を守らないとユーロの信頼を損ねる。」と発言したことが伝わり、
    1.35から1.32まで下落。このところ堅調に推移していたユーロも
    利食いの売りに大幅下落。

  • また、ユーロ圏1月の鉱工業受注が過去最大の落ち込みを見せたことも
    ユーロ下落に拍車。

  • 2月個人消費→+0.2%

  • 2月個人支出→ー0.2%

  • 3月ミシガン大学消費者信頼感指数→57.3



本日の注目点
     
  • 日   2月鉱工業生産速報値
              
  • 欧   3月ユーロ圏消費者信頼感指数                 


為替相場と株式市場との相関度が高まっていたことで、日米の株高を

背景に、ドルがやや堅調に推移していましたが、週末のNY市場では

97円台半ばまでドル安が進みました。

このところ、96円ー99円の狭いレンジが続き、あれほど動きの荒かった

ドルが小康状態を保っています。

株高だけでは100円を超える力が無いと同時に、米住宅市況に若干の

明るさが見えてきたことで積極的にドル売りを仕掛ける状況でも無く、

やや手詰まり感が漂ってきました。


その手詰まり感も今週はそろそろ払拭され、方向感が見出せそうな状況です。

1日「日銀短観」が発表される予定です。

既に市場では大企業・製造業のDIがマイナス55と過去最大級の

低水準を予想しています。

2月のGDPマイナス12.7%時の反応のように円が大きく売られる可能性は

否定できません。

一方、週末には米雇用統計の発表も控えています。

こちらの予想も失業率では前回を上回る8.4%、非農業者部門雇用者数については

64万人程度と若干の改善を観ているようです。


また、注目の「GM,クライスラー問題」ではオバマ大統領はTVでの

インタビューで「全員の犠牲が必要だ。」と述べており、一段のリストラを

条件に緊急資金融資を実施する方向のようです。

米ブルームバーグは「GMのリックワゴナーCEOが辞任することが事情に詳しい

複数の関係者の話で29日、分かった。」と今朝伝えたいます。

さらに2日にはECB理事会もあり、利下げの可能性は高いと

市場は観ています。


「日銀短観」「雇用統計」「GM、クライスラー問題」「ECB理事会」と

今週は日米欧で材料は豊富ですが、やはりユーロの動きが中心です。

値動きが速く、ユーロドル、ユーロ円がドル円を引っ張る展開を予想します。


ドル円、クロス円の買いに98円台後半へ。 



おはようございます。

「ねんりん屋」をご存知でしょうか?

主にバームクーヘンを販売している洋菓子屋さんです。

都内に5店舗ほどあり、当社の近く、東京駅大丸にもあります。

先日、会社帰りに「マウントバーム」を買ってくるよう頼まれたため

店まで行ったのですが、100人ほどが購入のため並んでいて

驚きました。


係りの人に聞いたら30分ほどかかるとのこと。

並んでまで買うのも面倒なので「かなり並んでいるので今度にしたら」と

家に電話したところ「いつもそんなものよ。」・・・・?

そこまでして買う価値があるのかと思いながらも並びました。

話の種に一度食べてみたいと思いますが、皆さんも如何ですか?

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • ドル円は比較的狭い取引レンジの中、ドル高円安が進み再び98円台
    後半まで円安に。

  • NYダウは大幅に続伸。経済指標の内容が予想ほど悪くなかったことや、
    オバマ大統領が自動車問題に関して数日中に対応策を発表すると伝わった
    ことも支援材料に。

  • 08年10-12月期GDP確定値は0.1ポイント下方修正され、マイナス
    6.3%と発表。

  • ガイトナー財務長官は、銀行以外の保険、証券、ノンバンクについての
    規制と監督を強化する内容の改革案を発表。

  • 同時に、ヘッジファンドについても登録制にするよう提案。この案は来月
    ロンドンで開かれる金融サミットの議題ととしても検討される模様。

  • 金、原油先物ともに続伸。原油価格は景気回復を先取りした形で55ドルが視野に。

  • 週間失業保険申請件数→65万2千件(先週比+8千件)




本日の注目点
     
  • 欧   3月独消費者物価指数 
           
  • 米   2月個人消費支出
         
  • 米   3月ミシガン大学消費者信頼感指数                   


再び98円台後半まで売られた円ですが、95円ー100円の

レンジが上下共に抜け切れなくなってきています。

99円に近づくと実需のドル売りやテクニカルでのドル売りにドルの頭が

抑えられる一方、95円台では株高を背景にした高金利通貨への

資金流入からクロス円の買いが入いり円売りに繋がる。こんなパターンが

続いているようです。

昨日のNYではニュージーランドドルは対円で昨年11月以来の

高値を記録しています。


NYダウが昨日も大幅高です。正直ここまで短期間で急騰するとは

思っていませんでした。

今回の急反発のきっかけはシティーバンクのパンディットCEOが社員向けのレターで

09年1-2月は収益が大幅に回復したという一通のメールからでした。

この日NYダウは300ドル近い上昇を見せ、その後JPモルガン、バンカメなどが

次々に収益回復をアピールしたことが金融株の大幅上昇となり、株式市場全体を牽引

したわけです。

それにしても8000ドルが視野に入ってきたこの水準、まだ不確定な要素も多く

短期的には買われすぎといの印象はぬぐえません。

米大手銀行の収益見通しは負の部分の評価も定まっておらず今後も流動的だと言えます。

今日を含め今月も営業日としてあと3日残っていますが、おの水準から大きな下げが

ないとすると、月間上昇幅では1987年以来の上げ幅になるそうです。

今日は週末ということもあり、このところの上昇スピードに対する警戒感が台頭しても

不思議ではありません。


日本では3月本決算を控え、期末要因と言う言葉で為替への影響が語られますが,

実際のところ、よく分かりません。

株式市場との相関度が高まっていることから、材料としては今日の日経平均と

NYダウの行方、それとテポドンを注視することでしょうか・・・・。








ドル円ガイトナー発言に一時96円台に。 


昨日の夜、友人5人で今年「第一回目」の花見に行ってきました。

九段の千鳥が淵周辺でしたがまだライトアップもされておらず

桜も、友人いわく「0.8分咲き」でした。

加えて昨日の寒さは2月頃の陽気。

結局、単なる飲み会で、正に「花より団子」でした。

東京地方の見ごろは来週後半以降でしょうか。

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 2つの経済指標に改善傾向が観られました。

  • 2月新築住宅販売件数は年率換算で33万7千戸と7ヶ月ぶりのプラス。
    同時に1月の件数も上方修正され、米景気後退の元凶であった住宅市況に
    底入れ感が出てきた可能性もあり。

  • 2月耐久財受注も3.4%プラスとなり、こちらも7ヶ月ぶりのプラスに。

  • ドル円は朝方ガイトナー長官の「SDRの使用拡大についてはオープンだ。」
    との発言から、一時97円を割り込む場面もありましたが底堅く、97円半ばから
    後半の取引に終始。

  • NYダウは経済指標の発表を受けて一時200ドルを超える上昇を
    見せましたが引けは90ドルの値上がり。このところの株式市場の堅調さを
    維持し急激な悲観論は後退。

  • ガイトナー長官はNYで講演し、金融機関以外のノンバンクが破綻した際の
    処理法制の概要を発表。

  • EUはIMFと共同で通貨の大幅下落や金融危機に直面しているルーマニアに
    対して、200億ユーロ(約2兆6千億円)の緊急融資を実施すると発表。

  • FRBは米国債買取りを始動。この日は7年債と10年債を総額75億ドル買取り。



本日の注目点
     
  • 欧   4月独GFK消費者信頼感調査
         
  • 米   週間失業保険申請件数 
        
  • 米   第四半期GDP確保値                


米経済指標に明るさが見えてきたようです。前日発表された1月FHFA

住宅価格指数も11ヶ月ぶりの上昇を見せ、昨日発表された2月新築一戸建て

住宅販売件数も4ヶ月ぶりにプラスでした。

2007年夏にサブプライムローン問題が表面化し「パリバショック」と言われた

8月以来、住宅関連指標が複数で好調さを示したのは初めてだと思います。

今朝の日経新聞朝刊でも一面で「米住宅販売4.7%増」と報じており、この種の

米経済指標が朝刊一面を飾るのは異例のことでしょう。

要はそれくらい久々のことで話題性があり、重要だったということだと認識しています。

これまで一環して金融緩和を継続し、住宅価格も急激に値下がりしたことで新規の住宅需要を

生み出してきたものと思われ、今後はこのファンダメンタルズの変化を注視していく

必要があるでしょう。


ドルはガイトナー長官が「IMFによるSDR(特別引き出し権)の拡大」に言及したことで

機軸通貨としてのドルの役割が縮小するとの連想からドルが売られましたが、その後、

ドルが最も有力な準備通貨としての地位を長く維持するだろうと述べたことで再びドルは

上昇、対円では97円台半ばで落ち着きました。

ユーロドルは1.34台半ばまで下落したものの、1.34前半ではテクニカルの

サポート水準でもあり、買い戻され1.35~1.36で底堅い動きでした。


日米株式市場が堅調なことから高金利通貨への資金の流れが現在の円安を形成して

いると思われますが、加えて米住宅市況に底入れ感がでてくれば、設備投資、雇用にも

好影響を与えるため今後の経済指標が重要となってきます。

米景気の底意いれは「はやくとも年後半」と見方が支配的な中、予想以上に景気回復が

早まれば、日本を含め世界景気にも好影響を与えるはずです。


ドル円は95-100円でややニュートラル。ユーロ円次第では98円台に

再び載せる可能性があります。






NY株安でドル高円安一服。 


おはようございます。

東京地方でも桜が開花しました。

私の家の周りでも昨日咲き始めピンクの可憐な花が

顔を出し始めました。

これからが花見の本番ですが、日本人は「桜」が大好きです。

咲き始めたら一気に咲き、あの見事な枝ぶりを謳歌し、

そして一気に散ってしまう潔さ・・・・。

日本人の武士道に通ずるという人もいます。

これから桜前線は北上し、最後の北海道は5月下旬まで

花が楽しめるそうです。

日本列島が一年で一番に賑わう季節です。

個人的には福島の「三春の桜」と「弘前城の桜」を

一度は訪ねてみたいと思います。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • NY株式市場は前日の急騰から、この日は利食い売りで反落115ドル安で引け。
  • 株安を受けてドル円はやや円高ドル安に。東京、欧州市場でドル高が進み、98円
    半ばまで買われたドルはやや調整。

  • ドル高円安が一服したことで、ユーロ円も132円台での取引。いずれも小幅調整の
    域を出ず。

  • ユーロドルもこのところの一本調子の上昇に高値警戒感から利食い先行。
    1.38ミドルの節目を試さず下落。

  • ガイトナー財務長官とバーナンキ議長が議会で証言を行い、金融監督制度の
    強化を訴えており、AIG問題には両氏とも怒りを表明。

  • 1月米連邦住宅金融庁(FHFA)発表の住宅価格指数→+1.7%(11ヶ月ぶり
    の前月比プラス)



本日の注目点
     
  • 日   2月貿易統計 

  • 欧   3月独IFO景況指数 
      
  • 米   2月耐久財受注 
      
  • 米   2月新築住宅販売件数   
                     


NYではこのところの円売り、ドル売りが一服し、小幅調整でした。

先週木曜日にFRBによる長期債買い取り決定を受け93円半ばまでドル安が

進みましたが、その後は一転してドル上昇。

昨日のアジア、欧州では98円半ばまでドル高が進みました。

この背景には「株式市場」との相関度が再び高まったことが挙げられます。

株高により投資家がリスクを採り易くなり、リスク許容度が増すということです。

従って、株高=ドル高の構図が徐々に構築されつつあり、このところの日米株式市場

の高騰でドル高円安が進んだものと思われます。

リスク許容度の増大は再び高金利通貨への資金流入を促し、オージー、ニュージー

なども対円で大幅な上昇を見せています。


結局先週のドル急落で95円の節目は破られたものの、再び95円ー100円の

レンジに戻ったように思えます。

ポイントはやはり株式市場の行方です。

NYダウの6500ドル、日経平均の7000円が底値であったとしたら、

今後暫く高金利通貨への投資熱は冷めにくいと考えます。

2007年夏場まで続いた「キャリートレード」の再開とまでは行かなくとも

行き場を失ったホットマネーがじわじわと流入することは考えられます。

FRB,米財務省が金融収縮解消に向け総力で戦って来た結果、米金融機関の

09年1-3月期に急回復の見通しが立ち、これが世界の株式市場を大幅に

上昇させたわけですが、具体的に米金融機関の収益回復が確認できれば

現在のような為替の流れは維持できるのではないでしょうか。

来月後半には数字が公表されそうですがその前に、間もなく本邦では3月決算です。

市場では「レパトリ」の特殊要因でドル安に振れるとの読みがあるようですが、

どの程度の円買い需要があるのかは残念ながらわかりません。

3月の特殊要因ということでは「GM、クラースラー問題」も付け加えておきたいと

思います。




「官民投資プログラム」発表を受けNYダウ急騰。金利選好高まり円全面安に。 

おはようございます。

先週21日(土)の夕刊に「1ミリも残さずがん細胞切除」とい記事が
一面に掲載されており、思わず食い入るように読みました。
記事によると「東京大学とオリンパスの共同研究グループは、体内に出来た
がんをほぼ確実に切除する新手法を開発。(蛍光)という光を発する物質を
がん周辺に噴射し正常な組織と識別でき、1ミリのがん細胞でも光ってみえる。」
再発防止に効果を発揮できるのでは、とありました。
がんで亡くなる人は年間約30万人と言われています。
実は私の友人がこの正月に胃がんになり、手術を行って今月初めに退院した
ものの、再入院したため21日(土)に見舞いに行ってきました。
非常にたちの悪いスキルス胃がんで「早ければ1週間もたない。」・・・・と。
同い年の友人があと1週間の命と聞き、最早言葉はありませんでした。
時間が欲しい。
残念でなりません。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

円は主要通貨に対して全面安の展開。ドル円は東京市場引け後、一時95円台
半ばまで下落したものの、その後ほぼ一本調子で上昇。  
NYでは97円35銭レベルまで円下落。
ガイトナー財務長官不良資産買取の枠組み「官民投資プログラム」を発表。
最大1兆ドル(約9兆7千億円)規模まで不良資産を買い取るとの内容に
NYダウは急反発し、引けは500ドル近い上昇に。
この日はユーロ円が5ヶ月ぶりとなる132円台、対オーストラリアドルでは
68円台、さらに対ポンドでも141円台と円の安さが顕著に。
不良資産買取りの具体策発表でこれまでの悲観論が後退し、景気回復が早まるとに
見通しから原油価格は上昇53ドル台に。
2月中古住宅販売 →+5.1%(市場予想を上回る)


本日の注目点
 
日   日銀金融政策決定会合議事要旨     
欧   1月ユーロ圏経常収支 
欧   日米欧金融機関首脳会合(ロンドン)   
米   3月リッチモンド連銀製造業指数   
米   1月住宅価格指数  
米   オバマ大統領記者会見 
米   AIGボーナス問題でガイトナー長官、バーナンキ議長議会証言  


市場はガイトナー財務長官の「官民投資プログラム」の発表を好感しました。
NYダウはこの発表を受けて終日上昇。大引けは先週末から6%以上も高い
497ドルの大幅高となりました。
株式の全面高を受け投資家のリスク許容度が高まり、この日は高金利通貨に
資金が流れ、オージー、ニュージー、ポンド、ユーロなどが軒並み買われ、
相対的に低金利のドルと円が売られました。
金利選好が急速に高まりいわば「金利相場」の様相を呈したようです。

ユーロドルは欧州市場で1.3735と前日のNY市場での高値まで上昇しましたが
その後利食いのユーロ売りに押され1.34台後半まで下落。
しかし、トリシェECB総裁の「ECBはゼロ金利には慎重」との発言が伝わると
一気に1.37台まで上昇し、金利に敏感な市場を象徴していました。

この日発表された不良資産買取のための「官民投資プログラム」は昨年導入された
7000億ドル規模の問題資産購入計画(TARP)から750億ドルー1000
億ドルの資金を使用。財務省のほか、FRB、FDIC(米連邦預金公社)も
資金拠出あるいは資金調達支援を実施します。
民間では大手資産運用会社のピムコやブラックストーンも参加を表明しており、
今後ヘッジファンドを含めた年金、保険など幅広い投資家の参加が見込まれます。
買い取ったあとの価格下落リスクはほぼ政府が負うというスキームは、民間資金を
呼び込み易くしていると言えます。

日米共に株式市場が急回復していることで市場参加者はリスクをとりやすく、
ここ暫くは高金利通貨への選好が優勢かと思います。
ユーロ円では137-138円が目先のターゲット。
ユーロドルでは200日移動平均線が抵抗する1.38台半ばを目指す動きに
なろうかと思います。
懸念材料はやはり、株式市場の急落です。このところ大幅に上昇している
だけに利食いの売りをこなせるかどうかです。
   

ドル急回復。前日の急落で警戒感も台頭。 



昨日からの強風で今朝は電車がストップ。

朝いつものように駅に向かい、ホームで電車待ちしていました。

遅れながらも隣の駅に到着のアナウンスを聞き、

15分待ったら「風が強まってきたため運休です。」と。

自宅にもどり車で送ってもらい、違うルートでやっとオフィスに。

通常の3倍も時間がかかりました。

いつものように雪と強風に弱い都心の交通機関

でした。


ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は前日FRBによる長期債買取り決定を受けてドルが急落し、
    93円台半ばまでドル安が進んでものの、この日は一転してドル買戻しが優勢でした。
       
  • 95円台で始まった取引は前日のドル安へのスピードがやや速かったこともあり、
    ドルがじりじりと買い戻され、株式市場の下落や、週末のポジション調整からドルは
    96円27近辺まで買われ、96円挟みで引けました。

  • 4月1日に発表される予定の3月の日銀短観で企業の景況感が一段と悪化するとの
    見通しも円売りに拍車を掛けたとの指摘もあります。

  • ユーロドルは1.3730近辺まで上昇。更にもう一段高を示すチャートを形成中。

  • NYダウはこのところの急騰に一服感もでて続落。

  •  バーナンキFRG議長は講演で「政策当局者は既存の自己資本ルールや会計基準を見直すべきだ」
    と述べたものの市場の反応が限定的でした。

本日の注目点
     
  • 欧  1月ユーロ圏貿易収支  
       
  • 米   2月中古住宅販売件数  
                   


この2日間で約5円も下落したドル安に対する警戒感から週末のNYでは

一転してドルが買い戻されました。

3月5日のドル高値99円67銭から今回の下落時のドル安値93円55銭までの

下落幅の約半値戻しをほぼ達成したことになります。

これまで1ヶ月ほど続いたドル高局面から、米長期金利の急低下をきっかけに

ドル安の流れができてきたものの、依然として日本のファンダメンタルズの

悪さは無視できない状況だと思えます。

来週発表予定の3月の日銀短観では、既に市場では悪化観測が支配的です。


今週には「バッドバンク構想」の内容、規模が発表される予定ですが、直近の情報では

不良債権の規模に比べ、買取用資金の総額が少ないとの報道もあります。

財務省声明では「現在、金融システムを傷めている過去の融資や証券のための市場を

創出するファンドに民間投資家とともに投資を行う官民投資計画の詳細を発表する。」

としています。

当初は具体性に欠けると受けといめられていた官民共同ファンド創設が今週には具体的に

示されそうで、ガイトナー財務長官は23日朝(米東部時間)に会見を行うことになっています。


目先は上記会見待ちですが、今週は住宅関連の指標発表もあり、

先週「住宅着工件数」が8ヶ月ぶりの改善を示したこともあり、注目されます。


ユーロドルの上昇が顕著になってきました。

既に今年の最安値から1500ポイント上昇していますが、1.37を一旦超えたことで

上昇に弾みがつきそうです。

日足では200日移動平均が1.38ミドルにあり、この水準を抜けるかどうかが

非常に重要でしょう。

仮に上抜けすれば1.43~1.45の可能性もあると観ています。




ドル急落。1ヶ月ぶりに93円台まで円高進む。 



仕事がら朝が早ことから「早寝早起き」ろ励行しています。

昔から「早起きは三文の得」と言う言葉があるので

家から会社に向かう途中「三文の得」を探しています。

空気がきれい、というのもその一つです。

電車が空いていて必ず座れる、そしてゆっくり新聞が

読めることもそうです。

そして、今朝のことですが駅に向かう途中「ホーホケキョ」という

鳴き声を耳にしました。

我が家は千葉県のすぐ東京よりで野山もないし、東京湾が

すぐそばです。

30年ほど住んでいますが鶯の鳴き声を聞いたのは初めてです。

何か得をした気になりましたが、鶯にとっては

山里がだんだん無くなってきたことで

「転居」を余儀なくされいい迷惑かもしれません。




ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 昨日のFRBによる長期債買取決定の流れを受け、この日もドル全面安の展開に。
  • ドル円は94円を割り込み、約1ヶ月ぶりの93円をつけました。円の高値は
    93円55銭。 

  • その後、長期金利が下げ渋り、上昇に転じたことでドルはやや買い戻され
    94円半ばで取引終了。

  • ドル全面安の流れの中、前日に引き続きユーロが大幅続伸。一時1.3739
    まで買われ、この2日間で700ポイントの上昇を見せました。

  • ドル離れした資金はこの日、金や原油など商品市場へ流れ込み、金は70ドル上昇し
    昨年9月以来で最大の値上がりを記録。原油価格も大幅に上昇し51ドル台で引け。
    CRB指数が採用する商品19銘柄は軒並み上昇。

  • 3月フィラデルフィア連銀景況指数 →-35.0

  • 週間失業保険申請件数 →64万6千件


本日の注目点
     
  • 欧   2月独生産者物価指数 

  • 欧   1月ユーロ圏貿易収支 
      
  • 米   バーナンキFRB議長講演(フェニクスで)              


昨日のドル円はアジア、欧州市場では95円台をキープできていたものの、NYでは

あっさりと割り込み一気に93円台半ばまでドル安が進みました。

95円近辺にはストップロスのドル売りもかなり観測できたようです。

前日のFRBの決定から流れは急速にドル安に傾き、ドルの急落はいつものように、

堰を切ったように売りが加速しました。

米金利の急低下で金利差からのドル売りに加え、FRBの今回の決定によりFRBのバランス

シートが急速に膨らみ、過去6ヶ月間で2倍になったことをドル売り材料とする見方もでています。


ドル全面安の展開は今年1月後半の、あの円急騰場面を思い出させます。

1月21日に記録した87円10銭は直近の円最高値として破られていません。

今後世界の資金がドルから商品、債券に流れ込めば昨年7月のように原油価格が

147ドルを記録した時のような状況の考えられますが、今のところその可能性は

低いと思います。


昨日発表のフィラデルフィア連銀景況指数は6ヶ月連続マイナスでした。

また週間失業保険申請件数も予想より良かったとはいえ、60万人の大台を

割り込むことはできません。

「安全資産としてのドル」は過去のものとして過ぎ去ったとも思えません。

市場ではドル楽観論が支配的だった雰囲気が、急速に後退したものと

思いますが、暫くは95円を挟む展開を予想します。

注目はユーロドルで1.40が視野に入ってきました。

IMFやEUの東欧諸国への金融支援などで欧州金融機関の財務内容が

改善するとの期待はあるものの、1,39では相当強い抵抗線があり、

昨年12月のユーロ急騰時もこの200日移動平均線に1.47前半でピタリと止められた

経緯もあり、一気に抜けるかどうかはやや懐疑的です。

ただ、ドルが今後の下落するかどうかは円ではなくユーロの動きがポイントになろうとは

観ています。




ドル円95円台へ。FOMCでの国債買取決定を受けて。 



AIG幹部職員に支払うボーナスの話題はオバマ大統領まで

巻き込んで大きく揺れています。

その声の大きさはメリルのそれとは比較にならないほど

大きくなっています。

先日最終損益が6兆円の赤字になるとの決算を発表し、

既に400億ドルの資本注入を受け、今回さらに300億ドルの追加。

実現すれば700億ドル(約6兆8千億円)の税金が投入されたことになり

米金融機関で最大の資本注入を受けることになります。

AIG側は今回の業績以前の業績に対するインセンティブだと言ってますが、

米国民が納得するはずありません。

民主党の有力議員は「幹部は日本的に経営責任をとり、辞任か自殺すべき。」

とまで言っています。

そこまで言うか、とも思いますが

はたして決着は?




ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • NY市場後場、FRBは長期国債3000億ドル(約29兆円)を購入すると発表。
    米長期金利、ドルが急落。株式市場はそれまでのマイナスから一気に100ドルを超える上昇へ。

  • ドル円は98円台前半からこの発表を受け一気に96円台を割り込み95円66までドルが急落。
    ドルは主要通貨に対しても大きく売られ、ユーロドルは前日の1.30台から高値1.3535レベルまで
    ユーロ高が進みました。

  • 長期債買取によって市場に資金が供給されることで長期金利は急低下、前日比0.5%ほど下げ、
    過去20年間で最大の下げ幅を示現。

  • 金も続落し、再び900ドルの大台を割り込みました。

  • 2月消費者物価指数→+0.4%



本日の注目点

     
  • 米   週間失業保険申請件数 
     
  • 米   フィラデルフィア連銀景況指数    

                

「サプライズ」はNY時間午後2時過ぎにやってきました。

FOMCを受けてFRBは、向こう6ヶ月の間に長期国債を3000億ドル(約29兆円)

買い取ることを決定したと発表しました。

市場では国債買取の可能性は指摘していたものの、今回は見送りとの認識が支配的で、

私も個人的にはそう考えていました。

FRBはまた、信用収縮改善のためモーゲージ担保証券を7500億ドル(約72兆円)追加

購入する計画も明らかにしています。

市場の予想以上に資金供給を増やし、流動性を高め金融機関を通じて民間企業への融資を

積極的に増やそうとう狙いがあります。

今回のこのサプライズな決定で、FRBは総力でこの難局に立ち向かうという姿勢を

改めて市場に示したと言うことがいえます。


この発表を受けて各金融市場へ衝撃が走りました。

為替市場ではドルが主要通貨に対して全面安となり、とりわけユーロに対しては前日比500ポイント

ほどのドル安ユーロ高が進み11.35台半ばを記録しています。

対円でも98円台半ばから95円台半ばまで3円ほどの円高が進みましたが、ユーロとの比較で

円買いには慎重との見方も出来ます。


また、債券市場では長期金利が急落し、こちらも前日比0.5%ほど金利が低下し

(債券価格の上昇)1987年以来の下げ幅となりました。

さて、昨日のNYでのドル急落でこれまでの95-100円のトレーディングレンジを

下抜けしたのかどうかがポイントになってきます。

ドルが3円もの急落を見せたことで、短期的なテクニカル指標では「売り」シグナルが

点灯です。

日足ではやはり95円割れまではレンジブレークのサインはでてきませんが、

MACDではデッドクロスが点灯しています。

金利差からドル売りに傾く最初のシグナルであるとはいえますが、ここ1ヶ月続いた

円安の流れが完全に変わったかどうかはまだ判断できません。

今後急速にドル安が進むかどうかは円ではなく、ユーロの動きがその鍵を握っている

ように思えます。

プール前セントルイス連銀総裁はブルームバーグニュースとのインタビューで、

「景気は底打ちに近づいてさえいない。FRBが大規模な量的緩和に踏み切ったのはそのためだ。」

「米経済はなお非常に深刻なリセッション(景気後退)にある。」と認識を示しています。



米住宅着工でNYダウ大幅高。 



トヨタが旧型プリウスを値下げし、先日ホンダが発売したインサイトと

同額の189万円にしました。

インサイトは発売以来目標販売台数の3倍ほど受注があり

絶好調です。

このままではトヨタの旧型プリウスは劣勢を免れず今回の

値下げに繋がったのでしょう。

圧倒的な販売網を持つトヨタが「本気」をだしたということでしょう。

かつてこれと同じようなことがありました。

ホンダがストリームを発売し、その後トヨタがウィシュを発売しました。

その当時業界では「ホンダはトラの尻尾を踏んでしまった」と

言われたそうです。今回もトラかライオンか分かりませんが

尻尾を踏んでしまったのでしょうか?







ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 2月住宅着工件数が58.3万件と市場予想を大幅に上回り
    昨年6月以来8ヶ月ぶりのプラス。上昇幅も22%超え米住宅関連指数に
    久しぶりの明るい兆し。

  • 住宅着工の良好な数字を受けてNY株式市場は住宅関連、金融、ハイテクなどの株が
    軒並み上昇。NYダウは180ドル近い上昇で取引終了。

  • ドル円は前日同様98円台半ばででのオープン。その後99円をテストするも抜け切れず、
    98円50-99円の狭いレンジでの取引に終始。

  • 独ZEWの景況感指が予想を上回ったことでユーロドルは1.3070近辺まで買われ、
    5週間ぶりのユーロ高水準に。

  • 市場ではドル円が膠着状態のなか、ユーロ円をはじめクロス円で円売りの動きが
    強まってきており、ユーロ円は130円を試す展開も予想される。

  • 2月生産者物価指数→+0.1%


本日の注目点
     
  • 日   1月景気動向指数 
     
  • 米   2月消費者物価指数

  • 米   FOMC  

                


「住宅デー」

昨日のNY市場はほぼ住宅関連の話題で一日を終えたようです。

2月の住宅着工件数は市場の事前予想45万件を大幅に上回る58万3千件と

昨年6月以来の前月比プラスでした。

プラス幅も22.2%と十数年ぶりの大幅な増加でした。

ただ、その内容を見ると戸建て住宅件数は伸びておらず、住宅市況が底入れした

と判断するのは早計だとの見方が一般的です。

しかしそうとは言え、米経済回復の3つのキーワード「住宅」「消費」「雇用」の一つに

光がさしてきたことは事実で、今後これらの指標を注意深く観ていく必要はあります。



先週に引き続き日米ともに株式市場が急回復しております。

日経平均株価もお8000円回復までもう一息の水準にまで戻しており、直近の

安値から1000円ほど上げてきています。シカゴ先物では既に8000円台に

載せて引けており、今日の東京株式市場でももう一段高が見込まれますがどうでしょう。

ややスピードが早く、先週のドル円同様「調整」があってもおかしくない段階だと思います。

株価が急反発したことで、日本の金融機関の含み損も縮小しさらに昨日、日銀が大手銀行や地銀を

対象に劣後レーンでの資金供与を検討することを発表し、金融機関のリスク許容度が

増す結果となっています。

これまでのシナリオではリスク許容度が増せば円高材料と観られてきましたが、

安全資産としてのドルと同様、市場の反応は「不確実」です。

<言えることは日米ともに金融機関の体力が増し、その結果金融機関の株価が

上昇すれば市場全体に与える好影響は大きく、負の連鎖は避けられる

ことになります。


ドル円に方向感が見えないことで、ユーロドル、ユーロ円を取引している方も

多いと思われますが、ユーロドルについては100日移動平均線が1.3070近辺

で抵抗を示しており、昨日も抜けていません。

また、その上にも一目の「雲」も集めに存在します。

目先、この水準を破れるかどうかでしょう。

ユーロ円については既に週足でもMACDにゴールデクロスがでており、

テクニカルで観る限りは135円近辺までの上昇も可能かもしれません。

もちろんその場合には上記ユーロドルは1.31台に載せていることが

条件となりますが。




ユーロ、CPIを受け大幅高。対円で128円台後半へ。 

おはようございます。

同じようなニュースばかりで恐縮ですが、今度はAIGの番です。
同社は2008年分のボーナスとして幹部400人に1億6500万ドル
(約161億円)の支払う予定だと発表しました。
もともとは10億ドル(約980億円)の予定だったが米財務省が
支配計画の規模縮小を命じたことでこの金額になったようで、それでも
巨額の税金投入を受けて政府管理下にある会社の幹部が多額のボーナスを
受け取ることについて、サマーズ国家経済会議委員長は「言語道断」と
非難しています。
そしてオバマ大統領はあらゆる法的手段を使っても支払いを阻止するよう
ガイトナー財務長官に異例の指示を出しました。
(トムソンロイターはAIGは既に先週ボーナスを支払ったと報じています。)
かつて塩川財務大臣が言った「母屋でおかゆをすすっているのに、
離れですき焼きを食べている。」との名言を思い出します。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • ドル円は終日方向感に欠ける動きで小動き。98円00ー98円50銭の狭いレンジを
    抜け切れず蚊帳の外。
  • ユーロは2月のユーロ圏消費者物価指数改定値が1.2%上昇したことを受けて
    買われ、対ドルで1ヶ月ぶりの1.30台半ば、対円では2ヶ月ぶりの128円台後半
    までユーロ高が進みました。
  • この日の円はオーストラリアドル、ニュジーランドドルに対しても弱く、全面安の
    展開に。
  • NYダウは一時160ドルの上昇を見せ、6日続騰の気配を見せたものの、
    結局連日相場を引っ張った金融株が下落し、小幅安で取引終了。
  • 2月鉱工業生産指数→▼1.4%
  • NY連銀製造業景気指数→38.23
  • 3月NAHB住宅市場指数→9


本日の注目点
     
  • 日   日銀金融政策決定会合(18日まで)   
  • 欧   3月ユーロ圏ZEW景況感指数  
  • 欧   3月独ZEW景況感指数 
  • 米   2月生産者物価指数  
  • 米   2月住宅着工件数
            


ユーロが大幅続伸し、1.30の壁をひとまず抜けました。
なかなかこの水準を抜けずに跳ね返されていましたが、この日はCPIの改定値が
プラスだったことや、欧州株式市場が軒並み大幅高だったことが理由として挙げられます。
ユーロ圏経済の先行き不安から下値のメドであった1.25を何度かテストしたものの
抜けきれず、上昇に転じたものですがユーロ圏の悪材料を徐々に織り込みつつあるという
ことでしょうか。

ドル高の流れの中、そのドルに対しても強含んでいるユーロの動きが注目されます。
ドル円単体では方向感が無く、上記ユーロドルやクロス円の動きがドル円に影響を
与える展開となっています。

この日は英バークレイズも米シティーやJPモルガンに続き業績が好調だと発表。
欧米の主要金融機関が業績の急回復を宣言したことで株式市場が好感し上昇する展開と
なっていますが、

「これまで安全資産として買われてきたドルや円に代わってユーロに資金が集まる。」
という声も聞かれました。
しかしこの点については、東欧諸国に対するエクスポージャー問題や財政事情が異なる
ユーロ圏諸国の現状を考えるとこのまま上昇軌道にのるかどうかは不透明です。
テクニカルで観ても1.31には厚い雲と100日移動平均線が集中しており、抜けるには
相当はパワーが必要なことを暗示しています。

ドル円にこれといった動きがないことでやや消化不良気味ですが、
株式市場の動き、あるいは「バッドバンク構想」の具体的な中身が発表されますので,
その内容に注目したいと思います。
今夜は住宅関連の指標も発表されます。

ドル円方向感なく元の鞘へ。 


先日この欄でもお伝えしましたが、米メリルリンチがバンカメに

身売りをした際、事前に総額36億ドル(約3500億円)のボーナス

を支給していた問題でNY州の司法長官はメリルリンチを提訴しました。

ウオールストリートジャーナル紙によると、前倒しで支払うことを決めて

いながら議会にはまだ決まっていないと報告したという。

バンカメは司法当局の調査に協力するとしながらもボーナスを受け取った人の

名前を明かすことには拒否しているようです。

プライバシーの問題であり、優秀な人材を確保しておきたいという

家庭の事情で司法当局との板ばさみにバンカメ自体大きく揺れています。

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は98円を挟んで一進一退の動き。前日スイス中銀の市場介入が
    あったことで、日銀への警戒感からドルを買う動きと、一方で、世界的に株式市場が
    回復を見せていることからリスク許容度の高まりを受けドル売りに傾く動きと
    方向感のない取引でした。

  • ユーロドルが1.29台半ばまで続伸。テクニカル的にも上抜けたとの声も
    聞かれ、もみ合いながらも1.3を目指す展開に。

  • NYダウは56ドル高で引け4日続伸。1週間では600ドルに迫る上昇を
    記録。この日なウオーレンバフェット氏率いるバークシャーハザウェイが格下げに
    なるなど、前日比マイナスになり場面はあったものの、買いが優勢。

  • 3月ミシガン大学消費者信頼感指数→56.6(予想を上回る)



本日の注目点
     
  • 欧   2月ユーロ圏消費者物価指数 

  • 米   3月NY連銀景況指数 
     
  • 米   2月鉱工業生産  

  • 米   3月NAHB住宅市場指数            


日米を含めた世界の株式市場にやや変化が起きています。

NYダウは先週1週間で600ドル近く上昇し、日経平均も

600円ほど上げています。

これまでのシナリオでいけば、株安=ドル高だったことから、

株高=円高 ということになろうか?

株式市場の上昇は投資家にとってプラスに作用し、

リスク許容度が増し積極的にリスク資産を購入し易くなることから

本来はドル高要因になるはずであるが、市場の反応は浮動的です。


ロンドンで行われた「G20」では「世界経済が成長回復するまでは、

各国があらゆる行動をとる」という合意にとどまり、為替にかんしては

特に言及されなかったようです。

日本の与謝野財務・金融・経済財政相の「GDPの2%を超える経済対策」

を行うという発言にあったように、今後は欧米に比べ出動の遅れている

日本の経済対策に行方が注目されます。


今回のドル上昇局面では先週木曜日に初めて、押し目らしい押し目があり、

ドル円は95円67銭近辺までドルが売られました。

95円を割り込むかどうかに注目していましたが、割り込まなかったことで

結局95円ー100円の取引レンジに収まり、次の材料待ちになりました。

今週は米国でFOMC,日本で日銀金融政策決定会合が行われますが、

いずれも金融政策の変更余地は無く、特に材料視されないでしょう。

注目すべきは急回復しているNYダウがこのまま上昇に向かうのかどうかです。

その鍵を握るのは、米金融機関が本格的に収益回復に転じるのかということになります。

つまり米金融機関の不良債権問題が最大の懸念材料です。

米財務省は、先に公表した「バッドバンク構想」の具体的内容について

1週間以内に発表するとしています。

株式市場と為替の相関関係が読みにくくなっているだけに、この内容に

注目が集まりそうです。

米金融機関が抱える大量の不良債権をどのような価格で「バッドバンク」に

移転できるかが焦点です。






円乱高下、2週間ぶりに95円台突入後、98円台に。 






景気の悪化が続き企業業績が急激に落ち込んでいます。

非正規社員の解雇、賃上げどころか「賃下げ」、

あるいはワークシェアリング、自宅待機などわれわれを取り巻く

労働環境は日増しに悪くなっています。

勢い、消費はできるだけ押さえ、貯金を取り崩して生活費に

充てるケースが増えていると聞いています。

生活防衛のため「安いもの」が売れ、シェアを伸ばしています。

PB商品、マクドナルド、サイゼリア、ユニクロなど絶好調です。

そして今度は「990円ジーンズ」の登場です。

サラリーマンの靴下でさえ一足1000円くらいするのに、

ジーンズが990円とは驚きました。

そのジーンズ、990円で売っても2割~3割ほどの利益が

あるとか・・・・。

デパートで物が売れなくなるわけですね。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • ドル円はアジア、欧州市場の流れを受け96円台前半で取引が始まったものの、
    スイス中銀の為替介入の報道に一気にドル高円安の流れが優勢となり、
    午前中には98円台半ば抜けるな荒っぽい展開に。

  • スイス中銀が政策金利の誘導目標の上限引き下げを発表。また、市場でのドル買い、
    欧州通貨売りの為替介入を行ったという報道に、日銀も同様なオペレーションを行うのでは
    との連想からドルが大幅に上昇。

  • 2月小売売上高(▼0.1%)が市場予想ほど悪化していなかったことと、1月の同数値を
    1.0%から1.8%に上方修正したことが好感されドルを押し上げたとの声も。

  • S&PがGEと子会社のGEキャピタルの格付けを引き下げ。

  • NYダウが金融株が先導する形で大幅上昇。米株式市場の動きに変化がでてきた
    との見方も浮上。



本日の注目点
     
  • 欧   G20(ロンドン) 

  • 米   1月貿易収支             


為替が乱高下しています。

昨日の東京市場から始まったドル高修正の動きは欧州市場まで巻き込み

ドル円では95円68銭までドル急落。2月25日以来となる95円台へ

突入しました。

朝方の東京市場からは約3円、円高が進んだことになり、いつものように

「下げ相場の恐怖」を味わった方も多かったのではないでしょうか。

今回のドル急落劇は特に明確な原因もなく、上値が重い展開の中、

96円台でのストップロスのドル売りが執行され、さらに95円台にも

同様のオーダーがあり、ドル急落に繋がったようです。

さすがに96円を割り込み95円台に突入すると、これまでのドル高の

「流れは変わった」という雰囲気が市場では一気に台頭し、

「NYでは95円割れも・・?」という声も聞こえてきました。

しかしそのNYで流れは大きくドル高に振れました。

米小売売上高が予想外に好調だったことや、スイス国立銀行が為替介入に

踏み切ったことなどでドル買いり円売りに拍車がかかり、ユーロ円も122円台か

126円台へと大幅な円安となりました。


昨日この欄でも、短期のテクニカルではドル売りシグナルがでているものの、

95円ー100円のレンジは変わっていないと書きました。

95円の半ばまでドルが急落し、そのシナリオも崩れかかりましたが

やはり95円台をキープできたことでレンジは変わっていないと言えます。

再び100円をテストするには時間が必要かと思いますが、ドル高を変える材料を

みつけるのは容易ではありません。

また、昨日のスイス中銀のドル買い介入も市場にサプライズを与えており、中央銀行の存在も

意識せざるを得ない状況です。

さらに、米小売売上高の改善にみられたように、「悪材料には目をつぶり」「好材料には反応」

する市場の変化の見逃せないところです。


NY株式市場が今週2度も大幅上昇を演じ、やや風向きが変わってきました。

背景には米金融機関の業績が大幅に改善していることがあり、金融セクターが

株式市場全体を牽引していることが挙がられます。今後、不良債権問題も含めて

金融機関の業績が本格的に上向くのかどうか不透明な部分はありますが、

悲観論は急激に後退しつつあります。







ドル高調整の動きで円97円前半に。 


「私が韓国の母になります。」

キム元死刑囚と飯塚さん一家との会見を昨日テレビで観て

ジーンと来るものがありました。

大韓航空機爆破犯人とのイメージは全くなく、そこにあったのは

親が子供を見る時の暖かく、優しい目でした。

今回の面会で横田めぐみさん等の消息も少しだけですが分かってきました。

3人だけの面会が終わって会見場に現れたとき、キム元死刑囚が

飯塚耕一郎さんの右腕にすがっていた姿は印象的でした。

1日も早く拉致事件が解決してほしいと思います。

人の命には限りがあります。



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 98円前半で取引が始まったドル円は98円を割り込むと円買いが加速し、
    終日ドル安円高の展開に。

  • 特に大きな材料は無かったものの100円が重いとの認識が徐々に
    市場で醸成されドル売りが優勢となり97円手前まで円高が進みました。

  • ドルは全般的に弱く、対ユーロでは1.28台半ば、対ポンドでは
    一時1.36台までドル高が進んだもののその後売られ1.38台を示現。

  • オバマ大統領はG20に向け、参加各国の内需拡大と金融危機回避のための
    規制強化を検討。G20での検討課題になる可能性を示唆。

  • NYダウは前日急騰した後だけに注目されていましたが、前日比若干の
    プラスで引けたことを好感。JPモルガンが1ー2月に黒字を確保した
    との報道もあり、金融株が引き続き市場を牽引。



本日の注目点
     
  • 日   08、10-12月期GDP改定値

  • 欧   ユーロ圏ECB月例報告 
     
  • 欧   ユーロ圏1月鉱工業生産 

  • 欧   独1月鉱工業生産 

  • 米   週間失業保険申請件数

  • 米   2月小売売上高   
                

特に重要な経済指標の発表もなく、市場はどちらかでも材料をさがしている

という雰囲気だったようです。

中国の貿易黒字が大幅に減少したというニュースがドル売り誘ったという

指摘もありますが、どうでしょう。

ドル円は円高ドル安がすすみ一時97円02銭までドルが売られましたが、

かろうじて97円台を維持し、現在は若干ドルが反発しています。

96円台までドル安が進めば先月26日以来の水準でしたが、ここは

95円ー100円のレンジのほぼ中間とみることができます。

4時間足などの短期のテクニカルではドル売りシグナルがでているものの、

ドル上昇の流れは変わっていないと思われます。

95円割れが実現しない限りドルは堅調で、今のところドル売りを加速させるような

決定的なドル安材料が出てくるとは思われません。


今日は朝方日本の08、10-12月期GDP改定値が発表されます。

今回の円売りはこの速報値をきっかけに始まっただけに注目されます。

市場では年率マイナス13%台とのの予想がコンセンサスのようですが、

どこまでマイナス幅が膨らむか注目です。




■ 円高観測が後退 ■

ブルームバーグが世界の端末ユーザーを対象にまとめた3月の調査によると、

向こう半年の間に円相場が上昇するとの見方は急速に後退した。

昨年10-12月期の日本の国内総生産(GDP)1次速報値は

第一次石油危機直後の1974年以来の下落率となったことが背景。

3637人のユーザーを対象とした調査によると、円についての見方は昨年

8月以来で最低。円についての指数は2月から26%低下した。

                (ブルームバーグ)










ドル円利食いに押されるも堅調。 





例年春先の天候は不安定ですが、今年は雨が多いようです。

このところの週末から日曜日はほとんど雨です。

これでは街の消費も盛り上がらず、天候も景気回復の味方は

してくれないようです。

ただ、例年に比べ気温が高いせいか「花粉症」の症状も

早めにでています。

朝、目が覚めたときのくしゃみは止まりません。

桜の開花も例年より早いとのこと、この分では完全武装して

花見をすることになりそうです。

東京地方は25日が開花予定です。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 朝方98円を挟む展開でオープンしたドル円は米株式市場の急騰で下落する場面も
    ありましたが、比較的堅調で98円台半ばでの小動き。

  • ユーロが2週間ぶりの1.28台前半まで上昇。ドル下落の流れに乗った買いが
    優勢で、ECBのスマギ専務理事が金融緩和発言を行ったにもかかわらず堅調。

  • バーナンキ議長は講演で、金融システムと金融監督を強化することが
    必要との認識を示す。

  • 金は大幅続落で900ドルの大台割れ。



本日の注目点
     
  • 米  2月財政収支             


昨日のNY市場での主役はシティー株でした。

同社のパンディットCEOが1ー2月期は2007年夏以来の好業績で黒字を確保した

と、社内向けのレターで述べたことを受けて朝方から株式買戻しの動きが

活発化し金融株が急騰。

シティー株は38.1%も上昇し、その他バンカメ、JPモルガンなどが

軒並み20%~30%の上昇で引け、NYダウは380ドル近く上げて

取引を終了しました。

これまで株安はドル高円安に作用していたことを考えれば、ドルが大きく売られる

展開を連想できるが、ドルの下落は限定的でした。

ドル円は一時98円を割り込み97円90銭近辺まで売られたものの、その後はじりじりと

値を戻す展開で99円手前までドルが買われる場面もありました。


これまで堅調だったドルは、昨日の東京市場引け後売りが加速し円は98円前半まで買われ、

ユーロも1.27台半ばまで急伸しました。

ただ、この動きはトレンドを変えるほどのものでもなく、ドル円が上昇しながらも100円に

届かない状況のなか、一旦手仕舞う動きだったと思われます。

市場では「この動きは一過性のもので、単にドルの最近の上昇を受けた利益確定の売りの

可能性が高い。」(トムソンロイター)という声が支配的でした。


驚いたのは株式市場の動きです。

シティーの業績が改善したという報だけで379ドル、5%を超える上昇を見せた

米株式市場は「好材料」に飢えていたと同時に、金融の安定が米経済にとって不可欠である

ことを物語っています。

米政府がシティーに対して更なる救済策を考えているとの報道があるなか、最も業績不振

に苦しんでいるシティーが2009年度の最初の四半期で黒字を確保できるとなれば

ウオール街だけではなく、世界の金融市場にとっても「好材料」に違いありません。









円再び99円台テスト。日本の経済指標を受けて。 




昨日のアジア地区WBCの決勝戦、

予選で圧勝した韓国に完封負けでした。

韓国投手陣を全く打てず、ぼてぼての内野ゴロが目立つ試合でした。

韓国もノーアウト2,3塁でミスをするなど、最小得点<の1点

でしたが、なにしろ打てませんでした。

実力では日本の方が上と言われている対韓国ですが、どうも相性が

悪いようです。

投手陣の出来はいいようなので、何とか打撃陣の奮起を

期待したいものです。

やはりムードメーカーはイチローでしょう。

彼が打てばチームに勢いがつくんでしょうが。

このままではV2どころか、ベスト4にも残れるかどうか?。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 日本に1月の国際収支が経常赤字となり、赤字幅が過去最大だったことを材料に
    ドル円は買われ、先週に引き続き99円台をテスト。

  • 高値99円19銭までドルは上昇したものの、この水準からさらに上昇する勢いは
    なく、98円後半で引け。この日は特に重要な経済指標が無い中、ドルは終日堅調。

  • NY株式市場の下落が止まらず、朝方は前日比プラスになる場面もありましたが、
    結局80ドル安で取引を終えました。

  • 株式市場が軟調の中、この日はGEとバンカメが政府保証のついた債権を発行し、
    資金調達に成功したとの報道で金融セクターは上昇。

  • 金は下落、原油先物価格はサウジの減産見通しを受け上昇、50ドル台の
    載せるとの観測が強まってきました。




本日の注目点
     
  • 欧   独2月消費者物価物価指数(速報値)

  • 欧   独1月貿易収支

  • 欧   ユーロ圏1月生産者物価指数 

  • 米   1月卸売売上高  
     


                


欧州にかけてドル円は再上昇し、99円台をテストしました。

この日は特に重要な経済指標もなく、やはり先週の流れの一貫かドル

は終日堅調でした。

市場の目は日本のファンダメンタルズに対してこれまでに無く、厳しい目で見ており

昨日は発表の国際収支の大幅赤字も材料視されました。
この反応は東京市場での反応を大きく上回るもので、2月のGDP発表時も
同様でしたが、この点は意識しておく必要があろうと思います。


ドルはユーロに対しても堅調で、一時1.25ミドル、ポンドに対しては1.37台後半まで

ドル高が進みました。

ただ、ポンドについては前日のロイズ銀行グループの国有化が再度蒸し返され、英国政府は

最大でロイズ株を77%まで引き上げる可能性があると発表したことがポンド売りに繋がった

ようです。


市場では安全資産としてのドルに需要が高まっていますが、株式市場の下落が

金融システムへの不安に繋がりドル買いを促している側面もあります。

「市場では明らかにリスク回避の動きが強まっており、市場の流れはドル買いに

向かっている。円とスイスフランが下落圧力にさらされているため、ドルが唯一の
安全資産となっているもようだ。」
            (トムソンロイター)
これまで株安=円高でしたが、このところの株安=円安の逆相関も意識しなければ

なりません。

少なくとも今週は円の悪材料に反応しながらドルの高値を探って行く動きが

予想され、すぐにドル急騰の動きはないまでも100円の節目を目指す展開

になるでしょう。

世界的な金融不安が増殖する状況で、市場はこれまで言われてきた「有事のドル買い」

という原点にもどりつつあると言えます。








米雇用統計悪化にもドル堅調。 





先週に引き続き米経営者の高額報酬の話です。

金融機関のトップだけでなく、GMのトップもこれまで高額の

報酬を受け取っていました。

GMのCEOワゴナー氏が今年の報酬を1ドルにしたことは

既にニュースで報じられたいましたが、昨年2008年の報酬は

540万ドル(約5億4千万円)だったことが明らかになりました。

GMの2008年度の業績は309億ドル(約3兆円))の赤字。

そして、2007年は1410万ドル(約13億8千万円)でした。

巨額な赤字を垂れ流しながら、一方でもらうものはしっかりもらう。

これではGMの株主は株など保有できませんよね。

この3月末が最大のピンチです。

「チャプター11」がちらつき始めました。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 2月の雇用統計が発表され、非農業者部門雇用者数はマイナス65万1千人と
    市場予想より若干良かったものの、失業率が予想を大きく下回り8.1%。

  • ドル円は欧州市場で円高ドル安が進んだことを受け、96円台後半で寄り付いた
    ものの雇用統計の悪化を受け徐々にドルが買い戻される展開に。

  • 朝方軟調だったNYダウは値ごろ感や週末ということもあり、若干買い戻され
    32ドル高で引け。

  • 米自動車問題や金融問題がくすぶる中、雇用統計の悪化を受け、逃避先としての
    ドルが上昇した格好でした。



本日の注目点
     
  • 日  2月の景気ウオッチャー調査 

  • 欧  ユーロ圏財務相会合            


99円68銭を記録したドル円は100円がひとまず重いと観て

利食いのドル売りや実需のドル売りに押される格好で下落しました。

欧州、NY市場にかけて96円70近辺までドル安が進みましたが、

米2月の雇用統計を受けて98円半ばまでドルは買い戻され、行って来い

の展開で越週でした。

米雇用問題は一向に改善の兆しが見えず、先の8000億ドル規模の

景気対策では減税を含む公共投資が、一部前倒しで行われており、

景気回復の時期が焦点ですが、「年後半には効果が表れる」(大統領経済諮問委員会ローマー委員長)

との見方が支配的でドル買い材料になるのは暫く時間がかかりそうです。


先週は95円を抜けたドル円は押し目らしい押し目もなく99円台後半まで上昇しました。

結局100円をテストすることなく96円台まで下落しましたが、95円ー100円での

レンジで動く公算が高いと思われます。

テクニカルで観る流れは依然ドル上昇チャネルでの調整でしかなく、日本の経済指標の

一段の悪化が確認されれば再び100円を試しに行く可能性は高いと思います。

先週はECB理事会と米雇用統計という2大イベントも終わり、市場は日本の経済指標に

注目が集まり易い状況になっており、

今週の日本の景気動向指数や消費者動向調査あるいはGDP改定値などの

発表にはこれまで以上に注意が必要です。

週末のNYでは与謝野財務相がGDPが下方修正になるとの見方をしていると伝えられ

円が売られたと指摘する声もあり、今週の為替を占う意味でポイントにな可能性があります。


米自動車自動車問題、米金融機関問題に加え、英国でもロイズバンクグループが実質国有化に

なるなど、世界の金融市場は再び「リーマンショック」後の信用収縮に陥る危険性もあり、

「安全資産」としてドルへの逃避がどこまであるのか見極めたいところです。







ECB,BOE利下げで円急騰、一時97円台に。 




昨日の新聞で、米メリルリンチがBOAへ身売りをする前に、

メリル幹部に多額の報酬を支給していたという記事がありました。

ウオールストリートジャーナル紙は独自の調査で詳細を伝えてます。

それによると、シニアバンカーのオーセル氏は3390万ドル(約33億円)、

トレーダーのソボトカ氏は1300万ドル(約13億円)・・・・など。

日本では考えられないような金額を受け取っていたことになります。

その後、BOAはメリルの不良債権を抱え経営危機に陥っていることを考えると

何とも理解できません。

NY州の司法当局が動いていることから、司直の手が届くと思いますが、

正に犯罪ですね。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • ECBとBOEが共に0.5%の利下げを決めたことで、欧州通貨が売られ、
    円が上昇。クロス円の売りも加速し、その影響もありドル/円が下落し97円台
    後半までドル安が進みました。

  • GMの監査法人が2008年年次報告書の中で同社の事業継続に大きな懸念
    があると明記していたと伝えられ、GMの経営破たんの可能性が拡大。

  • 格付け会社がJPモルガンの見通しを「ネガティブ」に見直したことから、
    先に格下げされているBOA,ウェルズファーゴとともに、株価が急落。

  • 金融株の下落が先導する形でNYダウは前日の上昇分の2倍の下げに転じ、
    米株式市場の先行き不安は払拭されず。

  • 中国全人代で期待されていた景気対策拡大への発表が無かったことも
    株式下落に拍車をかけたようです。

  • 週間失業保険申請件数→63万9千件

本日の注目点
       
  • 欧  独1月生産者物価指数

  • 米  2月雇用統計  

                


昨日東京で99円68銭近辺まで上昇したドル/円は一気に下落しました。

欧州での利下げが決定されたことで円、カナダドル、オージーなどが

相対的に買い戻されたようです。

ドル/円は100円を超えたあたりに強い抵抗線が存在し、一度はこの水準を

試しにいき、その後やや調整があるのかと観ていましたが、100円に届かず

大きく下落しました。

BOEのサプライズ的なな利下げと、ECBは市場予想通りでしたが、その後の

トリシェ総裁の追加利下げの可能性を示唆する発言から欧州通貨が全面安となり

円、その他の通貨が買われたと言えます。

トリシェ総裁の追加利下げへの発言は、これまでになく突っ込んだ発言

でした。ユーロ圏内金融機関の経営問題、東欧に対する債権の行方、あるいは

急速に低下するインフレ率など今後景気悪化が更に進むことに対する

強い意思表示と受け止めることができます。

対ドルで1.23台、対円で120円がポイントになろうかと思います。


ドル/円は昨日まで調整らしい調整がほとんど観られず上昇してきました。

年初来高値94円65銭を抜けてから昨日の下げがいわば「本格的な調整」

だったわけです。

ある意味健全な状態に戻ったともいえます。

昨日100円に届かず、そこから約2円下げたことで100円が壁になる可能性は

ありますが、95円を割り込むまではドルブルでいいでしょう。

95円ー100円のレンジでもみ合うことになりそうですが、再び100円を

目指すと考えています。


さて、そのレンジに大きな影響を与える「雇用統計」が今夜出ます。

先日のADPは69万7千人のマイナスでしたが、通常この数字を

上回るケースが多いことから、市場では既に悪い数字を予想しているようです。

コンセンサスはマイナス65万人ですが、一部にはマイナス80万人との

見方もあります。

かりに、最悪の数字だった際に、これまで通り「安全資産としてのドル」が買われるのか

どうかも含めて注目したいと思います。



円続落。99円49までドル高すすむ。 




先日三人で居酒屋へ行きました。

仲間の一人がつまみに「アジフライ」を注文し、

揚げたてが届いて食べるときに、彼はおもむろにソースを

かけ始めたのです。

「おいおい、アジフライは醤油だろ・・・?」と言うと、

「何言ってんだ、フライだからソースだろう。」

それから暇な三人が「アジフライ」には醤油かソースかで

喧々諤々・・・・。

因みに私は「アジフライ」は魚なのでソース派です。

皆様は如何ですか?



「そんなことどうでもいいだろう。」って、
おっしゃる通りです。

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場

    欧州市場で99円台まで円が売られた流れをうけドル/円はドル堅調の
    地合で終始。

  • ドル/円は4ヶ月ぶりに99円49銭まで上昇。

  • 1週間ぶりにNY株式市場が反発し、ダウは一時前日比250ドル高
    まで上昇しましたが、引けにかけては軟調となり約150ドル高でクローズ。

  • 中国が大規模な景気刺激策を発表するとも報道で、米国も相当なメリットを
    受けるとの連想からエネルギー、素材株が牽引。

  • 2月ADP雇用者数→▼69万7千人(過去最悪の減少幅)

  • 2月ISM非製造業景況感指数→41.6(先月より1.3P低下)

  • 地区連銀経済報告(ベージュブック)では全地域での経済活動が減速した
    との報告。

  • 金は8日続落し、900ドル割れ目前。高値から100ドルの下げは
    安全資産としてのドル高の影響をうけている模様。


本日の注目点
       
  • 欧  ECB理事会 
      
  • 欧  BOE金融政策委員会 

  • 欧  ユーロ圏第4四半期GDP改定値

  • 米  週間失業保険申請件数  

                

じりじりと円安がすすんできました。

欧州市場で99円半ばまでドル高/円安が進み、NYではほぼ99円台での

取引でした。

円は対ユーロでも125円台半ばまで売られ、ドル/円はクロス円での

影響で円安が進んだ側面もあります。

99円49銭までのドル高後、現在は一旦99円台前半まで調整しています。


1月21日に記録した87円10銭の円最高値はまだ記憶に新しいところですが、

この差23円56銭(110.66-87.10)はフィボナッチの半値戻し

にあたる98円88銭でしたが、この水準をクリアしたことからテクニカル的には

暫くはドル堅調と観るべきでしょう。

この次のターゲットは100円20-30辺りですが、

この水準はかなり強い抵抗線があり、すぐに上抜けするのは困難かと

観ています。

ドルロングの市場参加者もこの水準ではひとまずポジションをスクウェアに

し、もし大きく抜けるようなら再度ロングで攻めたいところでしょう。


ユーロ/ドルは昨日の東京市場で1.25台を割り込み1.24ミドルまで

ユーロ安が進みましたが、そこから切り返しNYでは1.26台

テクニカルでは売りシグナルが点灯しましたが、ここは読み切れませんでした。

今夜はECB理事会です。

0.5%の利下げはほぼ織り込んでおり、0.25%ならユーロが買われる

展開もあるかもしれません。

またその後のトリシェ総裁の発言も、今回は注目度が高いようです。

金融緩和打ち止めを示唆するようなコメントが出れば、これもユーロ上昇に

弾みをつけ1.28台も無いとはいえません。

その意味からもドル/円は単独ではなく、ユーロ/ドル、ユーロ/円の動きからも

影響を受け易いため、そちらへの目配りも必要です。








NY市場、再び円売り加速。 


日経平均株価の下げがとまりません。

昨日は一時バブル崩壊後の最安値を更新する場面もありました。

もちろん、NYダウの下げが大きく影響している訳ですが、

政治の混迷、政策の手詰まりも下落の足を引っ張っています。

今こそ国は思い切った政策を採るべきで、1500兆円もある個人金融資産の

一部でもリスクをとれるようバックアップすべきです。

例えば10%で150兆円ものお金が動きます。

今後5年間は株式投資で得た利益には課税しない、くらいな

インセンティブを与えてもいいのではないでしょうか。

日経平均が7000円を割れれば、比較的財務体質の良いとされている

東京海上や日本生命でさえ株式の含み益が無くなります。

長期投資を基本としている機関投資家でされ利益は見込まれず

「株式投資とは何か?」を改めて考え直さなければなりません。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • ドル/円は欧州市場の流れを受けて97円台後半での取引で始まりましたが、
    すぐに98円台に載せ、この日も安全資産としてもドル買いが優勢でした。

  • 昨日大き下げた反動で、NYダウは反発してスタートしたものの、バーナンキ
    発言を受け保険株を中心に下落、結局37ドル下落し4営業日続落で引け。

  • ガイトナー長官は議会証言で、金融を安定させるためどのくらいコストが
    かかるのかにつては、具体的な数字に触れませんでした。

  • 金は1000ドル台に載せた後7日続落。




本日の注目点
       
  • 欧  1月ユーロ圏小売売上高

  • 米  地区連銀経済報告書(ベージュブック)
         
  • 米  2月ISM非製造業景況感指数 

  • 米  2月ADP雇用者数 
                


再び円売り圧力が強まってきました。

昨日の東京ではドル/円が一時97円08銭と、97円割れ目前まで

ドル安場面がありましたが、その後円売りが勝り、NYでは先週の

ドル最高値に迫る98円59銭まで円売りが加速しました。

民主党の小沢代表の公設秘書が逮捕されたことも、円売りを加速したとの

指摘もあります。

ユーロ/円も同様に、東京では121円台があったものの、NYでは124円前半

まで円が弱含んでいます。

先週まで続いたドル高の流れと共に円売りの流れも変わっていないということでしょう。


NYダウが相変わらず不安定です。

この日は朝方反発して始まったものの、バーナンキ議長発言などもあり下げ止まりません。

ブルームバーグによると、前日のように大幅安の翌日は61%の確立で上昇するという

データがあるそうですが、今回はそれもあてはまらなかったようです。

前日AIGが空前の赤字決算を発表したことで、この日はプルデンシャルやアフラックなどの

大手保険株が軒並み売られました。

銀行株から保険株へ市場の注目は移ったようにも思えます。

これまで言われてきたように、金融の安定無くしてか株式市場の上昇は見込めません。

S&PのアナリストはNYダウは更に1割程度の下げがある、との見方をしています。


円売りトレンドが続く中、昨日は高値98円60銭で一旦折り返しました。

先週の高値98円72銭は抜けなかったものの、一旦抜いてくれば100円台が見えてきます。

先週はこの水準が「新値」ということもあり、実需のドル売りもかなり出ましたが、今回は

は先週ほどは見込めないと思われます。

今夜はADPの雇用者数の発表です。

週末の雇用統計の先行指標としてこのところ注目されますが、マイナス65万人との予想もあり

その場合の反応も予想しがたくなっています。

また、雇用統計でも非農業部門の雇用者数がマイナス75万人との事前予想もあります。

さすがにこの数字が出た場合には市場はドル売りに走ると思いますが、どうでしょう。








NYダウ300ドル下げ6700ドル台に 





個人的な話で恐縮ですが、我が家ではペットボトルを空けたとき

キャップは捨てずに集めています。

家内が近所から聞いたのか、いわゆる「エコキャップ運動」の一環です。

現在キャップの回収はNPO法人等が行っていますが、

集めたキャップをリサイクル業者に売り、そのお金で世界の子供にワクチンを

送っているそうです。

昨年の実績は約1億7千万個のキャップを回収し、ポリオワクチン22万人分を

贈りました。

安いか高いかは別として1kg(約400個)10円だそうです。

20円、つまり800個でポリオワクチン1人分と聞くと

考えてしまいます。

年間250億本出荷されていると言われるペットボトル。

2億個集めても1%にも届きませんが、身近な「エコ」から

行動してみては如何ですか?。



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • NYダウが急落し、節目の7000ドルを大きく割り込む300ドル近い
    下げを記録。

  • ドル/円は97円前半のレベルで始まり、終始小動き。先週まで観られた
    ドル買い意欲もこの日はなりを潜め、NY株式市場の行方を見守る一日でした。

  • NYダウの急落の原因となったAIG10-12が月期決算は、過去最悪の
    616.6億ドル(約6兆円)の赤字と四半期決算では過去例を見ない赤字を計上。
    2008年通期でも992億ドル(約9兆6千億円)の赤字となった。

  • これに対して米政府は今回で4度目となる300億ドルの資本を追加注入
    することを発表。

  • 1月個人所得 →+0.4%

  • 1月個人消費 →+0.6%

  • 2月ISM製造業景況感指数→ 若干改善し35.8

本日の注目点
       
  • 欧  1月ユーロ圏生産者物価指数 

  • 米  1月中古住宅販売保

  • 米  米英首脳会談(ワシントン)
                 


昨日のNY市場での主役は為替ではなく株式だったようです。

NYダウは300ドル近く下げ6,800ドルも割り込んでしまいました。

ブルームバーグによるとこの日の立会い場は悲鳴に近い声が飛び交っていたそうです。

先週からの下げは600ドル近く、ほぼ暴落と言えます。

景気悪化に伴う企業業績の先行き見通しがたたないことに加えて、米政府、FRBが

金融安定化法案に基づき矢継ぎ早に対策をうっているにもかかわらず一向に回復しない

金融機関の経営問題。

むしろ、住宅価格が下げ止まらないことから不良債権が増え、銀行の体力が

日増しに衰えていくような状況です。

株式市場はそれに対して「NO]を突きつけた格好になりました。

昨年9月の「リーマンショック」に続き昨日の「AIGショック」が世界的な

信用不安を引き起こす可能性すら浮上しています。



ユーロはEU緊急首脳会議で、深刻な景気後退に見舞われている東欧に対し


1800億ユーロの支援を行うというハンガリーなどが出した提案を拒否、EUは


国別で対応することで合意しました。


この結果を受け、ユーロは対ドル、対円でも弱含み、それぞれ1.25台割れ、


120円割れも視野に入ってきました。その水準を割り込めばストップ・ロスも


巻き込み下落が加速するものと思います。


今後はユーロの動き自体がドル/円、ユーロ/円に大きな影響を与えると思われ、


先週までもみ合いが続きエネルギーが溜まっていただけに、今週はユーロに注目です。





NYドル高一服、97円台半ばでの取引。 




米住宅価格の下落はいまだに歯止めがかからず、今後更に

20%程度下がるだろうというのが大方の見方です。

私の知人にオハイオ州シンシナティー郊外でで牧場を経営してる米国人がいます。

彼に住宅価格の件を聞いてところ,住宅価格は下がってはおらず、

彼の友人は4年前購入した家を最近売却し利益を得たと言っていました。

ほとんどの大都市で下落が続いているいるわけですが、

やはり牧場があるような地方ではその影響は限定的のようです。

一度訪ねてみたいと思っていますが、

いつになるか分からないのに今からドルを手当てするのも
気が早すぎますかね?。





ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル/円は欧州市場で一時96円85銭レベルまでドル安が進んだものの、
    NY市場では97円台前半でオープン。その後、じりじり上昇し98円台に
    載せたものの、週末のポジション調整もあり、97円台半ばでの引け。

  • シティーグループへの米政府の持ち株比率が36%と、実質国有化との
    報道にNYダウは続落し、質への逃避からドルが堅調。

  • 2月最後の取引日となったこの日もNY株式市場が大幅に下落。
    金融株の下落が全体の下げを加速させるという流れが鮮明でした。

  • 第4四半期DGP改定値はマイナス6.2%と下方修正。

  • 10年もの長期債は続落し、長期金利は昨年11月以来の3%台載せ。

  • 2月シカゴ購買部協会指数→34.2

  • 2月ミシガン大学信頼感指数→56.3



本日の注目点
       
  • 欧   ユーロ圏2月インフレ率  

  • 米   2月ISM製造業景況感指数

  • 米   1月個人消費費出

             


さすがに週末ということもあり、98円台での越週となりませんでした。

先週はドルが堅調で、98円台後半までドル高が進みましたが、ドル高の

ペースが早すぎることや、押し目らしい、押し目もなく、定石的には

一旦手仕舞いのドル売りがでてもおかしくない状況でした。

予想通り96円台へ下落はしたものの96円85銭近辺で反発し、再び98円台

載せまでドルが上昇。

NY株式市場でのダウ大幅安で、安全資産へのドルへ資金が向かったとの

声も聞かれました。

米財務省はシティーグループの優先株について、他の優先株保有者が普通株に

転換することを条件に250億ドルを上限に転換すると発表。

その場合政府の保有比率は36%になり、実質国有化との見方でNY

株式市場は下落。


米NY株式市場の下落が加速してきました。

先週末は120ドルほど下げ引けでは7000ドル割れ目前の水準まで

下落し12年ぶりの安値となりました。

米企業業績の一段んお悪化予想に加え、金融株が下落を引っ張る形と

なっています。

シティ株は再び1ドル台まで売られ、バンカメ株もこの日だけで26%も

下落しました


日本のファンダメンタルズの悪化から大きく売られた円は98円台で

折り返してきましたが、今週は重要な米経済指標の発表も多く、

再び、それらに注目が集まるります。

経済指標の悪化に歯止めがかからずに、これまでのように

市場はドル売りに向かうのか、あるいは、安全資産としてのドル買い継続なのか、

その節目になるのはこれまで抵抗線として抜け切れずにいた95円です。

95円を下抜けできなければ再びドル上昇の可能性が高く、下抜けするような

材料でもでるようなら90円ー95円のレンジに収まるかもしれません。

個人的には95円は底堅いと観ていますが、さてどうでしょうか?

米株式市場の動向と共の今週の米経済指標から目が離せません。



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