ドル、シカゴPMI大幅改善に続伸。
今日から5月です。
麻生首相の支持率がこのところ上がっているそうです。
かつて20%を割り込み「スペインの失業率とどっちが高い?」なんて陰口を叩かれて
いましたが、現在は30%を超えているとか・・・・・。
最近1ヶ月は海外でのトップ会談も多く、そのたびに英語を頻繁に
<駆使し、「日本語は ダメだけど、英語は任せておけ」とばかり、にこにこして
話す姿がTVに映し出されます。
確かに日本の歴代首相のなかでも英語で堂々と渡り合える首相はそう
いなかったのも事実です。
その中でも、故宮澤首相は語学堪能で英語と仏語はともに
冗談が言えるほどうまかったそうです。
しかし、宮澤さんがそれらの言葉を使っている姿はあまり、記憶にありません。
そう言えば昔からよく言いますよね、「能ある鷹は何とかを隠す」と・・・・・。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- クライスラーが連邦破産法11条の適用申請をし、再建を目指すとオバマ大統領が発表。
- ドル円は悪材料の割にはドル堅調で、一時99円ちょうどまでドル高に。
- NY株式市場も同様に、エクソンモービルの第一四半期決算が予想以上に悪かったにも
かかわらず堅調で、大引けはマ17ドル安。 - 4月シカゴ購買部協会景気指数 →40.1(市場予想を大幅に上回る)
- 週間失業保険申請件数 →63.1万件(市場予想より減少)
- 3月個人消費 →マイナス0.2%
- FRBは今月4日に発表予定であったストレステストとの結果発表を延期すると
発表。発表日については1日にも判明する予定。
本日の注目点
- 日 3月失業率
- 米 4月ミシガン大学消費者信頼感指数
- 米 4月ISM製造業景況指数
米ビッグスリーの一角「クイライスラー」が日本の民事再生法にあたる連邦破破産法11条
の適用申請を行い破綻しました。
オバマ大統領は30日昼過ぎに会見をおこない、「これは破たんではなく、クラースラー再
生のためのステップだ。」と国民に動揺することないよう呼びかけました。
これだけ大きな材料でしたが、為替市場も米株式市場もきわめて冷静な動きで、むしろ「当然」との
受けとめ方が支配的でした。
ドル円はすでに「破たん」の一報が伝えられた昨日午後でもドル高円安が続き、NYでは一時
99円までドルが買い戻されています。
「破たん」か「再建」か不透明な状況が続くより、はっきりさせた上で再生できる方が将来的には
プラスであるという判断のようです。
さてドル円は円全面安の中、緩やかなドル高が続き、休日前に95円台半ばを試した状況から
一変しています。
悪材料出尽くしと、米景気回復へのかすかな明かりが見えてきたことが最大の理由になるでしょう
か、ドルは堅調に推移してきています。
また、日米とも株式市場がしっかりとしており、今年1-2月にように、株式市場が崩れドルが売られ
るというパターンが観られなくなったこともドル堅調の理由として挙がられます。
昨日のNY株式市場もエクソンモービルの1-3月期の純利益が58%の減益だったことで、
資源エネルギーセクターは大きく売られましたが、悪材料のわりには前日比17ドル安
としっかりでした。
四半期決算を大方終えた米企業は「S&P500採用銘柄」の69%は業績がプラスだったという
データも報告されています。
テクニカルを観てみますと、先週末に97円50銭を割り込み、トレンドラインを下抜けしましたが、
99円を記録したことで、今度はそのラインを上抜けしています。
98円60銭あたりには、これも重要な200日移動平均線が来ており、現在この抵抗線と交わって
抜けるのか、抜け切れずに跳ね返されるのか戦いを演じているところで、重要な位置にいます。
今回の金融危機でいち早く対応策を実施し、大量の公的資金を投入し、金融システムを維持に
努め、同時に景気刺激策を迅速に進めて来た米国にようやく景気回復への道のりが開けてきた
ようです。
先日のFOMCでは経済縮小のペースが弱まったとの認識を示し、昨日発表のシカゴPMIでは
市場予想を5ポイントも上回る大幅高でした。
大手証券会社リーマンブラザーズが破たんし、ビッグスリーの一角クライスラーもその姿を
消すことになった金融危機。
まさに100年に一度の危機といえますが、多くの犠牲を払って、今ようやく峠を越えた感もあります。
今後世界的に景気回復が緩やかに進めば、ファンダメンタルズを忠実に反映した相場展開に
なるのか、今後の動きを観たいと思います。
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- [2009/05/01 09:35]
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