米国が「AAA」格付けを失う可能性があるとの懸念
国土交通相が08年度の首都圏白書を閣議に提出しました。
首都圏の1都7県で、65歳以上の高齢者人口が2005年の761万人から、
10年後の15年には1078万人と42%増え、全国平均の増加率31%を
上回ると指摘しています。
調査によると10年間で高齢者人口の40%以上の増加が見込まれるのは
東京都の多摩地域や、茨城、千葉、埼玉、神奈川各県の東京寄りの地域など
に集中しているようです。
ひと目で分かる昨晩の動き
欧州~NY市場終値
- ドルが主要通貨に対して前面下落。背景には、「英国と同じ道をたどり、AAA格付けを失う方向に向かっている」と市場が懸念しており、米ドルが売られています。
※昨日、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズは英国の「AAA」格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げました。 - 反面、ユーロは一時1ユーロ=1.39ドル台5カ月ぶり高値をつけています。 他、債券、株式も各付け懸念で大量に売りがでています。
- ここ最近、じりじりと上昇している原油価格は、早期の景気回復期待が後退する中を小反落。週間在庫統計の予想外の減少を手掛かりに、約半年ぶりの高値で引けた前日取引から、利食い売りが先行しました。
本日の注目点
- 英 17:30 GDP改定値
注目している点は、ドル円の下落どこまでか。
意見が市場から様々でていますがやはり93.50が一つのポイントと見ています。
現在の水準までの下落で考えられることとしては、「与謝野財務相が為替介入は
考えの外と発言」で円買い。また、各付けの格下げが懸念材料です。
実際、昨日、英国の格付け見通しで初めて、「安定的」から「ネガティブ」に修正
したことが大きな下落につながりましたがやはり米国の懸念がインパクトとして
大きくあっという間にポンドドルは、売り方も売り切れずに戻してきました。
本来の動きであればもう一段の下落があってもおかしくない動きではあったと
思います。ないとも言い切れない格下げですが実際行われるとかなりのインパクト
になるかと思われます。買い方から考えると怖い情報でもあります。
しかし金融危機の傷が深いのは、米英と考えられ意識はしなければならないかと
思われます。やみくもに動きたくない状況ではあります。
テクニカル面や心理的には、3月安値の93.55が意識されるところになり、ここを
割り込んでくると下落レンジに変わる可能性も出てくると思われるので注意しなければ
いけない点です。
また期限が迫ってきているGMの問題もあります。
大勢の意見としては、破綻ですがもし経営の継続となるとそれはサプライズと
なりますのでここにも意識しなくてはいけないと思います。
ここを割り込んでくると下落レンジに変わる可能性も出てくると思われるので注意
しなければいけない点です。
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- [2009/05/22 12:19]
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