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円全面安、豪ドル一気に76円台前半に。 



アメリカでは、クルマも家も、アイスクリームも大きいことは

皆さんご存じの通りです。

ブルームバーグのニュースによると、JPモルガンのダイモンCEOは

シカゴにある豪邸を売りに出しているそうです。

2007年に1350万ドルで売りに出したそうですが、折からの

金融危機で売れず、プライスダウン。

希望売却価格はそれでも1050万ドル(約10億円)・・・・。

いったいどんな家かと思ったら、総床面積約422坪、ベッドルーム8室

バスルーム9室を備えた豪邸でした。

ちょっとしたプチホテルのようです。

「♪大きいことはいいことだ♪」・・・どこかで聞いたことのある

フレーズが頭に浮かびました。

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • アジア、欧州市場の流れを受けてドル円は97円載せで取引が始まり、上値を試すも、
    すでに2円ほどのドル高が進んでいたことで、利食い優勢。

  • 96円半ばまで下落する場面もあったが、全般的にドル堅調。

  • 円は全面安の展開となり主要通貨に対しては大きく下落。

  • この日も米経済指標は強弱があり、景気先行きは依然不透明。

  • GMは債権者に対して新たな債務削減案を提案。期限を5月30日午後としており、
    最後の調整を行っているものの破綻回避への見通しは依然厳しい。

  • 4月耐久財受注 →+1.9%(市場予想を上回る)

  • 4月新築住宅販売件数 →+0.3%、35万2千戸

  • 週間失業保険申請件数 → 62万3千件(前週比1万3千人減少)




    本日の注目点
       
    • 日   4月失業率
    • 欧   ユーロ圏5月消費者物価指数 
    • 欧   ユーロ圏4月失業率
    • 米   第1四半期GDP改定値 
    • 米   5月ミシガン大学消費者信頼感指数
    • 米   5月シカゴ購買部協会景気指数         
                                                                                                                                       
        
                  


    ドル円が大きく上昇しました。

    昨日の朝方7時前では94円後半だったものが大台を3回換え97円台前半まで上昇。

    ドル円のストップロスに加えクロス円でのストップロスを巻き込んでの円売りが

    加速したようです。

    ユーロ円は135円台前半、豪ドル円も76円台前半と、昨年10月以来の水準にまで

    円が売られています。

    やはり円の絶対的金利水準の低さとファンダメンタルズの悪さに着目したものでしょう。

    同時に、「GM破綻」を予想してドルショートポジションも積み上がっていたものと

    思われます。

    1週間前の金曜日にはNYで93円85銭までドル安が進みましたが、目先

    「最後のドル安要因」であったGM問題が破綻濃厚となったにもかかわらず

    ドルが下げ渋っていたことがドルショート筋を買い戻しに走らせたと考えられます。

    これで、先週まで95円を挟むレンジに入ると思われていたドル円は

    どうやら95円―100円の元のレンジに戻った可能性が高いと観られます。


    米長期債はこのところ金利上昇を速めていましたがさすがに昨日のNYでは一服でした。

    米国債の格付け引き下げ見通しから大きく売られてきた米長期債ですが、

    ドル円の94円台と3.5%を大きく超える水準では投資妙味が出てくるのでは、

    というコメントを週初めに書きましたが、今朝のNYからのレポートなどを見ますと

    「日米金利差の拡大」から債券投資にためのドル買いがあった、とのコメントも

    散見され米国債下落が必ずしもドル安要因だけでは無いことが確認されたようです。


    原油価格の上昇に弾みがついたようです。

    55ドルを超えてからわずか2週間ほどで65ドル台に載せてきました。

    OPEC(石油輸出国機構)が生産上限枠を据え置いたことと、在庫統計で

    原油在庫が減少していることが主因のようです。

    また、それに加えて中国など世界経済全体がやや上向き、消費量が増加している

    ことも考えらます。

    実際、原油や鉄鋼石などを運搬する際に基準となるバラ積船の価格(バルチック海運指数)が

    このところ上昇に転じています。

    OPECのバドリ事務局長は、原油価格は「年内60-70ドルで推移するだろう」との

    見通し発表しています。

    この1年ほど「蚊帳の外」だった原油価格でしたが、今後為替に与える影響も

    考えておく必要もあります。

    世界的な信用不安からドルが大幅に下落し、通貨、株式市場から大量の資金が原油市場に

    流れ込み、空前の高値147ドルをつけたことは、まだ記憶に新しいところです、

    現在の水準からさらに上昇するとなると、日本の景気回復に影響を与えることは明白で、

    米国は少なくとも「産油国」であることを再認識しておきたいと思います。


    今日は実質月末です。

    輸入の決済もあれば、輸出の持ち込みも多く予想されます。

    とりわけ水準を大きく切り上げているユーロ円などは実需の売りが出やすいでしょう。















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