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 2009年06月 

原油高からドル安、円安。 

先日この欄で米著名投資家ウオーレンバフェット氏と昼食を共にする

権利入札の話題を書きましたが、結果が判明しましたので続編です。

落札者は匿名希望ということで明らかではありませんが、落札額は168万ドル

(約1億6千万円)でした。

競売には10人が参加したそうです。

落札者は最大7人を連れてNYの有名ステーキハウスで

バフェット氏と昼食をすることになります。

世界一高い昼食会となりそうですが、これを

高いとみるかどうかは別問題です。

なお、落札額は氏の亡き妻スーザンバフェットさんがボランティアを

していたグライド財団に寄付されるそうです。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • ドル円は海外で、ロンドンフィキシングに合わせ大量の円売りが見られ、
    円安ドル高に。

  • 対主要通貨ではとりわけユーロ円が大幅に上昇、133円台後半から135円台半ば
    まで円安ユーロ高が進む。

  • ユーロは欧州委員会が発表した6月のユーロ圏景況感指数が3ヶ月連続の改善を
    示したことが買い材料に。

  • 結局、ドルと円が売られ、その他資源通貨、高金利通貨が買われる展開となり
    原油高とNYダウの反発が主な要因。

  • 原油先物価格はナイジェリアの武装勢力がロイヤルダッチシェルの油田施設を攻撃
    したとの報道を受け急騰し、一気に71ドル台での引けに。

  • 中国人民銀行の周総裁が、それまでくすぶってた基軸通貨ドル対する信認を
    表明したことも、米株式、債権に対してプラスに作用。

  • GMはトヨタとの合弁会社から撤退を表明。25年年間続いたNUMMIの歴史に
    幕を引くことに。



本日の注目点
       
  • 日   5月失業率 
  • 欧   独6月失業率
  • 欧   ユーロ圏6月消費者物価指数 
  • 英   GDP1Q確報値 
  • 米   4月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   6月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   6月消費者信頼感指数       


日替わりメニューの相場観は昨日の海外市場では「円全面安」の展開でした。
7時現在ドル円は96円08-10です。
昨日はややドル安円高の流れを予想していましたが、95円台前半で小動きだった円は
海外市場で96円台前半まで円安ドル高となり、ドル以外の主要通貨に対してはさらに
円安が進む結果となりました。

中国を含む新興国で、このところ基軸通貨ドルに対する信頼が薄れ、新しい決済通貨
を望む声が盛んになる中、中国の中央銀行の周総裁は、同国が早急な外貨準備政策を
変更することはないと表明したことで、米株式、債権市場は「ドル信認」と受けとめ
上昇に繋がりました。

また、アラブ首長国連邦(UAE)中央銀行スワイディ総裁も、現時点ではドルに代わる
通貨はないとの見解を表明しています。

この日は、原油価格の急騰がこれまで通り、資源国通貨、高金利通貨を上昇させ、
比較的金利の低い、ドルと円を下落させることになりました。

原油価格は、ナイジェリアでイギリス、オランダ合弁のロイヤルダッチシェルの油田施設が
攻撃されたとのニュースで先週末比2ドル33セントと大幅に上昇しました。

株高、債券高とともに原油高もリスク許容度の高まりと受け止められ円売り、ドル売りに
反応するパターンは継続中のようです。

ドル円は一時96円18銭まで買われましたが、基本的には方向感を欠いています。

ユーロなどクロス円では円安傾向が強まっており、比較的トレンドが見えており、
「Buy on dip」(下がれば買う)スタンスで臨むのが賢明かと思いますが、肝心のドル円の
相場観が今ひとつ掴めません。

市場参加者の見方も依然として分かれており、正直なところどちらに動いても
「後講釈」できるような状況です。

本日は月末です。

月末要因として輸入決済が集中するケースが多いことと、海外市場では重要指標が
数多く発表されます。

97円までは現行の相場観を維持し、ドルの売り場を探したいと思います。
ドル円ストレートだけではなく、ユーロ円、豪ドル円などの動きも要注意です。
クロス円が調整を終えて「上昇傾向」強める可能性があるからです。

96円の20-30水準は「4時間足」「8時間足」「日足」ともに、重要な移動平均線である
100日線と200日線に交わる位置に当たります。

また、このレベルには一目も「雲」も絡んでいることから、相当な抵抗が予想されますが
逆に、抜けた時には市場参加者の相場観にそれなりの影響も与えます。

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