米企業好決算でドル、株式ともに堅調に推移。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 米新規失業保険申請件数は58.4万件となり、市場予想の57.5万件より申請件数が多い、弱い結果となったが、失業保険継続受給者数が619.7万人と3週続けて減少したことを受け、95.60円台まで上昇。
- 米7年債入札の結果を受け、米10年債利回りが急低下したことにより95.80円台まで上昇したドル円は95円半ばまで急落。
- NYダウは、ダウ平均は前日比+2.12ドルの9072.84ドルで寄り付いた。この日も大手企業の4-6月期算結果が予想を上回ったことを受けて、寄り付きから堅調に推移し、大幅高となり、一時138ドル高の9208.80ドルまで上昇した。7月28日の年初来高値を更新後も、高値圏で推移した。一方、NASDAQは08年10月3日以来の2000p台水準を回復した。
- 米新規失業保険申請件数 →58.4万件(予想57.5万件、前週比2.5万件増)
- 失業保険継続受給者 →619.7万人(3週続けて減少)
本日の注目点
- 日 6月失業率
- 欧 7月ユーロ圏消費者物価指数
- 欧 6月ユーロ圏失業率
- 米 第2四半期GDP
- 米 7月シカゴ購買部協会景気指数
昨日のNY市場は、アジアや欧州の主要株式相場の上昇や、企業の決算発表が好調であったため、米景気回復に対する期待が高まり、株、原油相場が上昇しました。
ドル円も米新規失業保険申請者数が予想に反して減少したこともあり、一時95.89円まで上昇しましたが、予想を上回る米7年債入札結果を受けた債権利回り低下により、95円50レベルまで反落して終わりました。
ドル円はここ数日間頭を押さえられていた95円30-40のラインをようやく抜けてきました。
テクニカル的には、ドル円の下値切り上がりが継続しており、50日移動平均線が徐々に上向き方向に転換してきいることから、5月12日からの下降トレンドが上昇基調に転換しつつあります。
本日も引き続き円売りが優勢になることが予想され、週末の終値ベースで95円台後半の水準を維持すれば、来週にかけて97円台が視野に入ってきます。
また、来週は6月米雇用統計が発表されますが、好結果となった場合には一気に上抜けとなるのでしょうか。
- [2009/07/31 11:43]
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上海株急落でドル全面高。
「食べ歩き」はおいしいものを求めて何軒か店を回って食べることですが、
「歩き食べ」はそんなにきれいなものではありません。
「歩きながら物を食べる」ことです。
最近、この歩き食べをする人が増えているそうです。
通勤途中、駅に向いながらパンをたべたり、電車の中でおむすびを
食べたり、中にはカップヌードルを食べながら歩いている若者も
いるそうです。
「時間を節約している。」「お腹がすいたらどこでも同じ。」理由は様々な
ようですが、昔は行儀が悪いと怒られたものです。
今は「行儀」という言葉の定義そのものが変わってきているのかもしれません。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は94円台からじり高となり一時95円37を示現。今週火曜日に記録した重要な節目をテストしたものの、抜け切れず。
- 中国上海の株価が急落したことで、日本への影響が大きいとの連想から円売りが進み、円は他の主要通貨に対しても弱い展開が続いた。
- NY株式市場が今月に入り初めての2営業日連続の下落と、原油価格が大きく値下がりしたことで、この日はドルが全面高。
- WTI原油価格は米エネルギー省が発表した週間統計で、原油在庫が予想に反して増加していたことを理由に、このところ上昇傾向だったことから大きく反落。
- 6月耐久財受注 → -2.5%(市場予想を下回る)
- FRBは地区連銀経済報告(ベージュブック)を発表。大半の地区で6-7月の景気減速ペースは鈍化しており景気後退の最悪期は終わりが近いことを示唆。
- 5年物国債の入札が不調だったことで、5年もの金利は上昇したが、10年物長期金利は小幅下落。
本日の注目点
- 日 6月鉱工業生産
- 欧 7月独失業率
- 欧 7月ユーロ圏消費者信頼感
- 米 週間失業保険申請件数
ドル円は今月初旬に3度トライしても抜けずに押し戻された91円70-80水準が
強いサポートになっていますが、今週の動きの中ではさらに94円ちょうどあたりも
サポートになりつつあります。
日足でみると、下値が上記91円台後半から徐々に切り上がっているのが
鮮明に確認できます。
一方上値ですが、95円30-40が抜けきれません。
昨日もこのレベルを伺う動きがありましたが、反落しています。
ただ現在も95円絡みでの取引です。どちらかと言えば95円の方で上抜けすると
観ています。
昨日のNY市場ではこれまでの通貨の動きに少し変化がでてきました。
ドルと円は同じグループでいわば「クマサンチーム」で、ユーロ、豪ドル、ポンド、カナダ
などの高金利通貨、資源国通貨は「ゾウサンチーム」です、クマサンが買われれば
ゾウサンが売られ、クマサンが売られればゾウサンが買われるという、かなり明確な
動きがありました。
昨日のNYでは、クマサンのグループ内でドル高円安が起き、ドルはゾウサンに対しても
強く推移し、ドル全面高の展開でした。
将来米景気が回復し長期金利が上昇した際にはクマサンチームは解散ということに
なるはずですが、昨日の動きはその前兆だったのでしょうか・・・・。
昨日発表されたベージュブックでは、6-7月は「経済活動が引き続き軟調」だったものの、
4地区連銀で「安定化の兆し」があると指摘しています。
この内容は先週議会で証言したバーナンキ議長の発言と一致していることになります。
米景気の減速は明らかにそのペースを緩め「景気の大底」に近づいていることと思われます。
今回の報告が来月11-12日に開かれるFOMC会合での討議資料となることから
同様の文言が挿入されることになりそうです。
前日に引き続き市場ではユーロが対ドル、対円で大きな値動きを示しています。
136円台を記録したユーロ円がそ日のうちに132円に急落し、昨日の東京では
134円台半ばまで上昇した後、海外で再び132円台に突っ込んでいます。
ユーロ圏経済に対する見方が分れていることが背景にあると思われます。
米ゴールドマンは、同社が節目と考えるユーロドル1.45の水準に達する前に、
対ドルでのユーロ上昇を見込んだポジションを手じまうよう投資家に助言しています。
(ブルームバーグ)
ユーロ円のテクニカルでは上値も下値も収斂しつつ、徐々に「三角保ち合い」を
形成していることから来月にははっきりした方向性が見えてくる可能性があり、
ユーロ円日足チャートには注目しています。
- [2009/07/30 10:14]
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米経済指標に円買い、ドル買い活発。
「オマハの賢人」として名高い著名投資家ウオーレンバフェット氏は先週
ゴールドマンのストックオプションを行使し同社の株式を取得しました。
昨年秋のリーマンショックの影響でゴールドマンも巨額の資金調達の
必要にせまられ,バフェット氏率いるバークシャーから約5千億円を10%の
固定金利で調達し、さらにゴ-ルドマンの株式を1株115ドルで
購入できる権利も付与しました。
その後ゴールドマンは好業績を上げ、いまや株価は164ドル前後。
バフェット氏は4350万株を取得し、その含み益は約1900億円。
今回の取引はバフェット氏が資金提供を行った時点で
「絶対負にけないディール」と言われていましたが、その通りでした。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 昨日までの動きとは正反対な円買い、ドル買いの動きに円は一時94円04銭まで買い戻された。
- 7月の消費者信頼感指数が市場予想を下回る46.6と発表されたことと、NY株式市場が利食いの売りに押され一時100ドル近く下げたことで、ドル円は94円台後半から一気に94円割れ目前まで下落。
- 午後に入り5月ケースシラー住宅価格指数が発表され、前年同月比ー17.1%と前月からのマイナス幅を縮小。これを受けNYダウは前日引け水準近くまで上昇、ドル円も94円半ばまで買い戻された。
- この日の為替の主役はユーロ円。欧州市場の朝方136円近辺まで上昇し、ユーロは対ドルでも強含む動きを見せたが。対円で135円台半ばを割り込むと持ち高調整やストップも巻き込み134円台に。さらにNYでは132円台後半までユーロが売られ、一日の値幅は約3円と荒っぽい動きに。
- 米長期金利はわずかながら下落。
- 金と原油価格は大幅に下落
本日の注目点
- 欧 7月独消費者物価指数
- 米 6月耐久財受注
- 米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
ユーロ円の下落を予想していましたが、思った以上に下落幅とそのスピードは
早かったようです。
ユーロは対ドルでも1.43台に乗せ2ヶ月振りの水準。
さらに対円でも前日136円台まで買われ、昨日も135円台後半まで切り上げていました。
相場では「持ち高の偏り」が相場下落に拍車をかけることが時折起きます。
そのきっかけがあるとすればやはりNY株式市場の下落であろう、と考えていました。
昨日は経済指標は強弱まちまちでしたが、結局悪い材料の方に大きく反応してしてしまい、
NYダウは大きく下落(大引けは小幅マイナスでしたが)、これまで売られた円とドルに買いが
集まる、「利食いデー」となったわけです。
2週間ほど前から米経済指標、特に住宅関連指標の改善が見られ、加えて米企業の決算も
概ね市場予想を超える数字が出されました。
これらを背景に、相対的に金利の低い円とドルが大きく売られてきたわけです。
昨日の動きは一部ストップロスの売りがあったものの、これまでの巻き戻しの動きが
メインだったと思われます。
従って、このまま円買い、ドル買い方向に進むかと言えば、そうとも思えません。
上述のように、ここにきて米住宅市況は大きく改善しています。
昨日発表されたS&Pケースシラー住宅価格指数も前年同月比ではマイナス17.1%
でしたが、前月比では0.5%のプラスで、これは2006年7月以降初めての前月比プラスを
記録したことになります。
2007年8月の「パリバショック」以前の水準であることから「底入れ」の可能性もあります。
今回の数字を見てワコビアのアナリストは「住宅価格がある程度落ち着きつつある兆しは、
状況がこれ以上悪くならない可能性を示す明るい材料だ。」と述べています
(ブルームバーグ)
住宅価格が上昇しないまでも下げ止まりを見せることで、個人の資産価値の劣化が止まり、
金融機関の住宅ローン不良債権化にも歯止めがかかります。
歴史的な低金利水準にある米住宅ローン金利も追い風となり、今後住宅市況が回復を
見せれば個人消費にも大きく影響してきます。
このように見てくると、ここからの米経済の底割れは非常にイメージしずらく、日米欧との
比較においては頭ひとつ抜き出ていると思います。
おそらく、今回の円売り、ドル売りの巻き戻しの動きが止まれば、再びリスク資産への
資金流入が活発化し主要通貨に対し円安、ドル安の流れが起きると観ています。
- [2009/07/29 09:27]
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米新築住宅販売大きく改善。円95円台に。
ドイツの高級スポーツ車メーカーのポルシェがVWとの
バトルに敗れたようです。
ポルシェは現在VWの株式50%以上を持つ親会社ですが、
昨年来の金融危機をきっかけに子会社のVWにに吸収され
VWの持ち株会社の傘下に入るそうです。
新聞によると年間600万台を販売するVWが年間10万台を
販売するポルシェを傘下に収めてもあまりメリットはない。
とのことですが、高級スポーツカーを持たないVWにとって
これでベンツやBMWと高級車の分野でも対等に戦えることに
なります。もともと大衆車ではヨーロッパ最大ですから
この効果は大きいと思います。
パナメーラからビートルまでフルレンジになります。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 円全面安の中、ドル円は95円台でオープン。米経済指標の改善を受け一時95円39銭を記録。
- アジア、欧州での円独歩安から、ユーロ円、豪ドル円など高金利、資源国通貨に対して円安が大きく進み、ドル円でのドル買い円売りにもつながる。
- 世界的な株価堅調を背景にリスク資産への資金流入が続き、円だけではなくドルも主要通貨に対して売られ、ユーロドルは1.4298と6月初め以来のユーロ高を示現。
- 6月米新築住宅販売件数は38万4千戸と前月比11%の伸びを見せ、このところ改善傾向を見せている住宅関連にさらに明るい指標。伸び率は8年半ぶりの高い水準。
- NYダウはベライゾンなどIT企業の決算内容がそれほど好調ではなかったことでマイナスで推移していたものの。引けにかけて若干のプラスで終える。
- ガイトナー財務長官は、米中戦略経済対話での挨拶で、2013年までに政府の財政赤字を継続可能な水準まで削減すると言明。
- 長期金利は上昇、金、原油はともに小幅続伸。
本日の注目点
- 米 5月S&Pケースシラー住宅価格指数
- 米 7月消費者信頼感指数
- 米 7月リッチモンド連銀製造業指数
昨日東京で日経平均が一万円台を大きく回復したことで予想通り円は大きく売られました。
このところの株高が進むと円とドルが売られるパターンが恒常化してきたようにも
見受けられます。
加えて昨日は米長期金利が上昇し、日米金利差からもドル買い円売りが常態化し、
ユーロ円、豪ドル円などのクロス円でも円独歩安の展開でした。
ドル円は95円39銭まで上昇し、先週月曜日に記録した95円30を上回りました。
このレベルは200日移動平均線が位置し、非常に重要なレベルです。
その後下落しているため、一旦絡みはしましたが上抜けはしていません。
95円50を抜けるようだと完全に上抜けし、ドル上昇への相場観が一気に膨らむと
観ています。
米住宅関連指数が急速に改善を見せています。
6月の新築住宅販売件数は市場予想を大幅に上回る38万4千戸でした。
これは前月比11%の伸びで、実に8年半振りのことです。
先週までの中古住宅販売や住宅着工件数も改善傾向を見せ、住宅市況の底入れを
予感させる数字となっています。
この日は新築住宅在庫も発表されましたが、在庫は大幅に減少しており、市場環境は
好転しています。
住宅価格は依然下落を続ける中、値ごろ感と住宅金利水準から徐々に購買意欲が
高まってきたものとみられます。
その住宅価格ですが、本日ケースシラー住宅価格が発表されます。
上述のように、住宅市況に改善傾向がみられる中、住宅価格が下げ止まりを見せるか
どうかに注目が集まっています。
米長期金利は1ヶ月振りに3.7%台まで上昇しています。
日米金利差拡大ということでドル買い円売りに繋がり易いことは当然ですが、最近では
ドル円のボラテリテーも低下しており、円売りに傾け安い傾向が続いています。
キャリートレイドとまでいかなくとも、高金利通貨に対して円売りを仕掛けやすい状況だと
言えます。
チャートではユーロ円、豪ドル円などがもう一段の上昇を示唆しています。
豪ドル円の80円抜けなど、注意深く見極めたいと思います。
懸念材料はやはり米株式市場の調整です。
世界の株高を牽引してきただけに、一旦調整が見られると日本だけではなく、
11連騰のロンドン市場なども巻き込み大きく値下がりするリスクは考えられます。
可能性としては少ないと思いますが、常に意識として持ちたいところです。
- [2009/07/28 09:11]
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円NY94円台後半で小動き。ナスダック反落。
私もたまには買いますが、街頭で販売員が売っている雑誌
「ビッグイシュー」をご存じですか?
この本がいわゆるホームレスの人たちの援助になっている
ということは聞いたことはありましたが、先週もう少し詳しく
新聞に紹介されていました。
一冊300円で販売しますが、彼らの仕入れは140円です。
ですから、一冊につき160円が彼らの利益です。
100冊売れれば1万6千の利益ですが、現実は1日10~30冊
だそうです。雨の日はほとんど売れないそうです。
街頭で販売しているのをみたら買ってあげてください。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円の値幅は約30銭と、取引材料に乏しく円は小動き。
- 7月ミシガン大学消費者信頼感指数は66と市場予想を上回ったものの、市場へのインパクトはほとんどなし。
- 7月独ifo景況指数が欧州時間に発表され、事前予想を上回る87.3に。ユーロは対ドル、対円に強含む展開を見せたが限定的。
- NYダウは小幅上昇し、連騰を続けているナスダック総合指数は反落。
- 原油価格は小幅ながら8営業日続伸で68ドル台に。米株式市場が堅調なことで、景気回復への期待感が根強くじり高の展開。
本日の注目点
- 米 6月新築住宅販売件数
先週木曜日のNY市場では95円30銭までドル高が進んだものの、週末の東京、
海外市場ではやや円が買い戻されました。
週末ということもあり、NYでのドル円レンジは約30銭とまったく同意がなく、
94円台後半でのゆるーい動きでした。
結局先週は91円台を試し、押し戻され、95円台に乗せたものの後が続かない
展開に終わっています。どちらに抜けるにせよ、さらなる材料が必要なようです。
さて、今週はケースシラー住宅指数やGDPの発表が控えているものの、
市場に大きな影響を与えそうな動きは予想しにくいと思います。
その中でも、ドル円は94円台後半での越週であったことからやや円が売られ易い
展開を予想します。
米企業決算の発表が米株式市場を大幅に上昇させ、ドル円も95円台まで押し上げました。
今週はそのような強いインパクトを与える材料は予想しにくいいものの、ここ10日間ほどの
米ファンダメンタルズの改善はかなり進んでいるように見受けられます。
中古住宅販売や住宅価格指数などの住宅関連と雇用環境なども
上向きになってきています。
今後の指標をみないと判断はできませんが、6月~7月にかけて改善傾向に
ブレーキがかかった米経済指標が再び改善し始めているように思えます。
先週のバーナンキ議長も議会で「住宅価格の下落圧力はあるが安定してきている。」と
証言しています。
この傾向が続くようだとドル円も96~97円も可能性も出てきます。
世界的な株価の上昇から投資家がリスク資産に資金を振り向け安く、依然として
資源国通貨、高金利通貨が買われやすい地合いに変化はありません。
結局、それらのオペレーションはドル円での円売りにつながり円安に作用してきます。
豪ドル円などが今後80円を目指す展開になれば、円の一段安は避けられないでしょう。
景気回期待から原油価格もじり高なことを考えると、ありえない水準ではないと思います。
- [2009/07/27 10:07]
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NYダウ9000ドル乗せ、円全面安。
山口県防府市での土砂災害の状況おをテレビで観ましたが
驚きました。
近代的な特養施設の中を濁流が川のように流れたいた光景に
唖然としました。
食堂や、事務所と思しき部屋には茶色の泥や、灌木などが
いっぱいに広がり、まるで屋外の災害現場を観ているようでした。
<改めて自然の力の大きさを見せつけられましたが
こればかりはなかなか避けられません。
市などの公的機関の防災観測体制を強化するしか
方法はないのでしょうか。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- アジア、欧州市場でのドル上昇の流れを受け、朝方からドル円は堅調に推移、
94円台半ばからじりじりと買われる展開に。 - NY株式市場も寄り付きから強含んだこともあり、円は95円台に。
95円台のドル売りもこなし、この日の高値95円30までドル高に。
円はその他主要通貨に対しても大幅に売られる。 - NYダウは幅広い企業の決算発表が好調だったことから大幅高となり、
前日比188ドル高、今年1月以来となる9000ドル台を回復。
ナスダックはこの日も上げ12日連騰。 - AT&Tなど通信、ハイテク株が上げを主導。フォード自動車も5四半期ぶりに
黒字を確保。 - 6月中古住宅販売件数 → 年換算で489万戸、+3.6%(3ヶ月連続のプラス)
- 週間失業保険申請件数 → 55.4万人(市場予想より減少)
本日の注目点
- 欧 7月独ifo景況指数
- 米 7月ミシガン大学消費者信頼感指数
ドル円は昨日の朝方、93円80銭辺りから妙な動きがあり、円は大きく売られました。
外貨建投信の設定に絡む円売りとの指摘もありましたが、クロス円も軒並み大きく上昇し、
円は94円台に、さらにこの動きが損切りのドル買いを巻き込み94円台半ばへ、そして
NYでは95円台への突入となりました。
今週前半まで漂った「円先高感」は昨日のこの動きでほぼ払拭され、再び円売りが優勢となりそうな
気配です。
ドル円のテクニカルでは200日線が位置する95円30近辺でピタリと止められました。
今日は日経平均も上昇が予想されることから、この水準が抜けるかどうかが最大のポイントです。
仮に抜ければターゲットは97円ということになりますが、一目の「遅行スパン」はまだそこまでの
上昇傾向を示唆していません。
ここから上値は相当なもみ合いが予想されます。
前日のバーナンキFRB議長の議会証言に呼応するかのように米住宅指標に明るさがでてきました。
中古住宅販売件数は市場予想を上回る、前月比3.6%のプラスでした。
これで3ヶ月連続のプラスとなり今年1月のマイナス5.3%、から大きく改善してきました。
件数でも年換算で40万戸ほどの改善を見せています。
また、昨日は雇用の面でも週間失業保険申請件数が改善しています。
米経済が直面する三つのキーワード「雇用」「住宅」「消費」のうち、二つに改善傾向が
定着するようだと米景気の景気底打ちは確認されそうです。
先日ガイトナー長官も講演で、米経済は年後半にかけて景気対策の効果が加速するとの発言を
していましたが、夏から秋にかけてその期待も高まってきそうです。
NYダウはこの10日間でわずか1日だけ「休み」を取っただけで、再び上昇し、今年1月以来
となる9000ドル台に大きく乗せてきました。
幅広いセクターの企業業績が好調なことから連日続騰しており、昨日はeベイやAT&Tなどが
好決算を発表し株高を先導しました。
しかし、やはり気になるのは好決算とはいえ、その中身は大方のところ「減収増益」です。
売上そのものは減っている中で、リストラなどコスト削減を行ったことで収益を押し上げている
という構図です。
そう考えると、ここ2週間の株高はやや「はしゃぎすぎ」との印象をぬぐいきれません。
今日は週末です。
このまま日米とも現在の株価が維持できれば円が弱含む流れが継続するとみますが、利益確定の
動きから予想外に株価が下落するリスクも頭の片隅に入れておきたいと思います。
- [2009/07/24 09:28]
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円93円台で小動き。ナスダック11連騰。
「百貨店」というビジネスモデルの終焉が近いことは以前にも
コメントしましたが、日本百貨店協会が発表した今年上半期
の売上高は、1965年統計を取り始めて以来最大の落ち込みでした。
前年同期比11%の下落です。
確かにデパートで買い物する機会はほとんどありません。
スーツや靴は専門店、カジュアル衣料品はユニクロやギャップ。
大方の身の回りの物はコンビニで間に合います。
せいぜい地下で食料品を買う程度でしょうか。
確かに夕方のデパ地下は結構な込み具合です。しかし、
その食料品でさえ3.8%の落ち込みでした。
今や消費者はいくら商品が確かだからと言っても、定価では
食指を動かしません。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- モルガンスタンレーの決算発表が朝方あり、黒字は確保したものの、内容的には他の大手金融機関に比べ見劣りすることもありNY株式市場は利益確保の動きが先行。
- ドル円も朝方リスク資産縮小の動きに合わせて円買いが進み、93円09銭まで円高に。
- 5月FHFA住宅価格指数は+0.9%と3ヶ月ぶりに前月水準を上回った。
- 前日に引き続きバーナンキ議長の上院での証言があり、に目新しい内容はなかったが住宅市場について「住宅価格の下落が終わったとは言い切れない」との見方を示す。
- ドル円は朝方の円買いの勢いは続かず、株式市場に押し戻される形で93円台半ばを超え前日とほぼ同水準で引け。
- ユーロ円も一時132円を割り込みそう勢いだったが、円が売られたことで反転。ユーロは対ドルでも上昇し1.42台半ばを超える場面も。
- NYダウは8日振りに反落したものの、ナスダックは13年ぶりの11連騰。原油は小幅続伸し65ドル台回復。債券相場はやや下落。
本日の注目点
- 米 週間失業保険申請件数
- 米 6月中古住宅販売件数
前日とほぼ同じ動きをしたドル円。
朝方のNYでは93円09銭と93円割れを試すかと思われましたが、ここからの動きに
いまいち切れがありません。
NYダウが8営業日ぶりに反落し、この日決算発表を行ったモルガンスタンレー、ウェルズ
株はともに下落しました。
これで米大手金融機関の決算は出揃い、勝ち負けがはっきりしたようです。
共通して言えることは個人向けローンやカードなどリテール部門は総じて赤字を計上し、
それをホールセール部門がカバーしたという構図です。
さらに、ホールセールに強いゴールドマンとモルスタでも明暗は分かれたようです。
今後失業率が10%を超えると予想されている中、個人向けビジネスがさらに悪化する
ことも考えられます。
全般的には今回の米企業の決算は事前予想を上回る好調で、それが株式市場の連騰を
演出しているわけですが、昨日もボーイングなどが増収増益で全体をけん引する
動きがありました。
懸念するのは今回の四半期決算が終わると、今後の株価を押し上げる材料を探すのに
苦労しそうだということです。
今回の株式市場の連騰が好調な企業業績に支えられていたわけですから、
今後企業業績以外に何があるのか?というこのになり、雇用、消費、住宅の中から
何か支援材料が出てくるのが待たれます。
5月の住宅価格指数が発表になり3ヶ月ぶりにプラスに転じました。
住宅価格に歯止めがかかった兆候ではありますが、バーナンキ議長は議会で、
「まだ住宅差し押さえ問題があり、価格には下振れ圧力がかかっている」と証言しています。
住宅着工件数などは増加の傾向を示していますが、価格下落が止まったかどうかは
今後の状況をみないと判断できないというところです。
ドル円は相変わらずレンジ内での動きで上値も下値も固まりつつあります。
93-95円のインサイドでの動きは、どちらも壁に近づくと押し戻され一進一退の動きが
続いています。
91円台の後半を2週間ほど前に試し、その後、今週月曜日には94円台後半を試し
どちらも抜け切れていません。
その中でも、近視眼的にみればドルの下値・・・、円を買う動きの方に市場参加者は
傾いているように見受けられます。
個人的にも同様に見ていますが、米株式市場大幅上昇に対する反動が最も気になる
ところです。。
- [2009/07/23 09:21]
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CITの破たんリスク再燃で円買いに。
個人の「定期預金」が増えているそうです。
この低金利時代に何故?
昨年秋のリーマンショックで株価は大幅に下落し大損をした人も
大勢います。
金利は低いけど、一応元本保証の「定期預金」へという訳です。
大手金融機関の店頭では1年定期0.3%・・・・などと表示されています。
100万円預けて3000円の利息。税金を引かれて2400円を受け取る。
一方で、日本振興銀行などは1年定期で1.1%~1.2%で、実に4倍近い
金利を提示しています。
この違い一体なんなでしょう? もちろん預け先に対するリスクはありますが
現在は「ペイオフ」で1千万までは保障されています。
結局メガバンクは敢えて高金利を提示しなくとも
預金は集まり、新興銀行等は高金利を出さないと
お金が集まらなということなのでしょう。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- バーナンFRB議長は下院で議会証言を行い、現在の金融政策をしばらく継続するとの見通しを述べた。
- CITの破産法申請のリスクが再び高まったこともあり、ドル売り円買いの流れが継続、円は93円27銭と先週中ごろの水準に。
- この日は円高傾向が強まったことで、クロス円でも利食いの円買いが先行しユーロ円は132円台前半までユーロ安が進む。
- NY株式市場はさすがに上値が重く、前日比マイナスの水準んで推移したが、アップル、ヤフーなどの決算が好調だったことを受け、引け間際にプラスに転じ、結局、前日比67ドル高と7日続伸。欧州の株式市場も同様に大幅続伸を継続中。
- ドル円も株式市場が反転したことで93円70金の円で取り引きを終える。
- WTI原油価格は小幅ながら5日続伸。債券相場はバーナンンキ議長の証言をうけ上昇し、長期金利は低下。
本日の注目点
- 欧 BOE議事録
- 米 5月住宅価格指数
- 米 バーナンンキFRB議長議会証言(上院)
- 米 4-6月期決算発表 →モルガンスタンレー、ウェルズファーゴ
7時現在ドル円は93円68-70。
先週と先々週に91円台後半を3度テストして抜け切れず反転したドル円は、
目先底堅いというコメントは何度も書きました。
今週の注目は、では「上値はどこまであるのか?」という点でした。
今週、月曜日と昨日の2日間を観ている限り、95円が重いという印象が徐々に形成され
つつあります。
テクニカルでも95円の半ばを抜けない限りドル上昇トレンドは確認できないことは
指摘しましたが、どうやら92円-95円のレンジでの動きになりそうです。
これまでの円安の主要要因の一つが米株式市場の堅調さでした。昨日も結局最後は
プラスで引けていますが、やや円が買い戻されています。
市場はどうやら米株式市場の強さだけで円売りを進めることに「飽きた」可能性があります。
今、かなり強い逆相関関係が観られるのは米長期金利です。
昨日円が93円台前半まで買い戻されたのも米長期金利が低下したことを反映したものと
観られます。
その長期金利に大きな影響を与えるバーナンキFRB議長の議会証言がありました。
議長は「景気下降のペースは著しく緩やかになった。」とし、米経済は安定する兆しが
あることを認める一方、「金融政策は引き続き景気回復を促すことに重点を置く。」と
も発言。現行の金融政策を継続するとの認識を示しました。
また注目されていた「出口戦略」についてはFRB内部でも時間をかけ検討しているので
「心配ないよ」・・・・というメッセージを発したようでした。
債券保有グループからのつなぎ融資で破綻が回避できる見込みのあったCITが再び
厳し状況になりました。
CITグループは米証券取引委員会(SEC)に提出した資料で、来月の社債買い戻しの
結果次第では破産法に基づく会社更生手続きの適用の可能性があることが明らかになり、
一時株安、ドル安に繋がりました。
その結果NY株式市場全体ではプラスだったものの、金融セクターは総じて安く引けています。
NYダウは7営業日連続の上昇を記録しました。
この上昇が始まる前までは「8000ドル割れ」が意識されていたものが、今や
「9000ドル超え」が取りざたされる展開です。正直、この上昇ペースには驚いています。
米企業決算の内容を材料に資金が流入しているわけですが、好決算と言っても
過去の最悪期と比較したら良いよいう程度で、おおはしゃぎするほどの内容ではないと
思います。この点がやや気になるところです。
今日も引き続きバーナンキ議長の上院での証言と、大手金融2行の決算発表があります。
92-95円のレンジを割りきって93円前後からのドルロングのチャンスがあれば
トライしてみても面白いと思います。
- [2009/07/22 09:14]
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NYダウ6日連騰。円94円台前半に。
日本の長期金利が低下しています。
ひと月ほどまで1.5%台に乗せた後直近では1.32%を
割り込んでいます。
このような状況の中、私は住宅ローンの借り換えを行いました。
選択した金利タイプは「変動型」です。
優遇制度などを利用したため実質金利は1.275%でした。
「変動型」は半年に一度金利を見直すため現在は楽ですが、
将来の金利上昇のリスクを抱えます。
しかし、この経済環境で金利の「大幅上昇はない」と踏みました。
銀行は「将来のリスクを考えたら安定した固定でどうですか?」と
進めてきますが、「結構です」と丁重にお断り・・・・。
当の銀行員が選ぶ金利タイプでは「変動型」が最も多いことを知っている
からです。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 東京市場が休場だったものの、昨夜のアジア市場では円安が進みドル円では94円80近辺までドルが上昇。
- 欧州市場に入るとドルが欧州通貨に対して売られ、ユーロドルは1.42台半ばまでユーロ高が進み約1ヶ月ぶりの水準に。
- この結果、円は主要通貨に対して大幅に下落しユーロ円は134円台半ばと円の弱さが突出。
- NYではダウ平均が6営業日続伸し、S&PはゴールドマンがS&P見通しを上方修正したこともあり昨年11月以来の高値を記録。
- 両市場ともに、ノンバンク大手のCITグループが債券保有者から30億ドルの融資を受けることに合意したと報道を好感。
- コンファレンスボードが発表した6月の景気先行指数は+0.7%と市場予想を上回った。
- 景気回復への期待感から原油価格は4日続伸、64ドルを伺う水準に。
本日の注目点
- 日 日銀政策決定会合議事録(6月15,16日分)
- 米 バーナンキFRB議長議会証言(下院)
東京市場が休場だったこともあり、NYでの為替は小幅な値動きでした。
欧州で既に上値を試したこともありドル円は94円前半での取引に終始しました。
NY株式市場が大幅に続伸し、原油価格も上昇・・・・。円がもう一段売られても
いい条件は揃っていましたが、米債券が買われ長期金利が下落したため円の続落は
回避できた様です。
しかし、ドルは対主要通貨では大きく売られ、ユーロドルは一時1.42台半ばを
記録しました。
この水準は6月5日以来のユーロ高水準で40日かけてようやく戻ってきた感があります。
この水準から上の1.43手前までは相当抵抗が強く、2月以来一度も到達していない
水準です。
このレベルを試すにはユーロへの支援材料がないとか簡単ではないと思われます。
それにしてもNY株式市場の急騰ぶりには驚きました。
昨日も104ドル上げ、これで6営業日連続で上昇し、上げ幅も700ドルです。
この日はゴールドマンのアナリストが、企業業績が改善し、下期のS&P500種の
伸びは1982年以来で最大になると予想しS&Pの見通しを上方修正したことと、
CITの破綻は避けられるのではとの期待からほぼ全面高の展開でした。
先週から好決算発表が続いたとは言え、短期的には上昇のペースが速すぎると
思います。個人的には6日続伸はほとんど記憶にもありません。
企業業績の回復からリセッションは終わり、景気回復が見込まれるとの連想から
再びリスク資産へ資金が流れ込んでいることが、今回の株高、債券安、商品相場高を
演じていることは明らかですが、その裏付けとなるデータも確認されているようです。
米ブルームバーグは、全米企業エコノミスト協会(NABE)の業界調査によると
対象となった米企業ののほぼ半数が販売底打ちの認識を示し、雇用見通しは
改善し始めている。
同調査によると、回答企業の約45%が今年1-6月期に売上高が最低水準を
付けた公算だと答えたほか、向こう半年で雇用者数が増えるとの回答が18%に上り、
ここ1年で最大に達した、と報じています。
また、昨日ブルームバーグテレビに出演したサマーズ委員長は自信を持って
「すべてがいい方向に向かっている。」とインタビューに答えていました。
本日は衆議院の解散があります。
海外ではバーナンキ議長の下院での議会証言が予定されており、
「出口戦略」に関するコメントがあるのかどうか注目されています。
そのバーナンキ議長は今度の日曜日に市民集会に出席しFRBの政策を
分かりやすく説明するそうです。
FRB議長が一般の市民集会に出席すること自体異例なことですが、
金融政策について説明するというのは聞いたことがありません。
今年で任期を終える氏にとって「再任」をアピールする狙いもあるとか、ないとか・・・?
- [2009/07/21 09:38]
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NYダウ、住宅関連指標改善で円再び94円台に。
日本人の平均寿命がまた延びました。
女性は86.05歳、男性は79.39歳だそうです。
喜ばしいことですが、医療技術の進歩により「生かされている」人も
多いのではないかと思います。
「自分で自分のことができれば何歳まで生きてもいいが、そうでなければ
人の世話になってまで長生きはしたくない。」と言うのが
お年寄りのほぼ共通した意見だそうです。
平均寿命が延びる一方、中高年の自殺者数は毎年3万人以上です。
ここでも二極化していると言えるんでしょうか。
今後も高齢化がどんどん進みます。
世界のどの国も経験したことのない世界を迎えるわけです。
なにしろ、昨年生まれた女の子の44.8%が
90歳以上まで生きるわけですから。
ひと目で分かる昨晩の動き/span><
NY市場
- 米大手金融機関の四半期決算が概ね好調だったことからドルと円は
売られ、円はさらにドルに対しても弱含み94円台に。 - 懸念されたシティーグループとバンカメの4-6月期決算では
個人部門が赤字であったものの、全体では黒字を確保。 - 週初から高騰を続けているNY株式市場はこの日も好調な企業決算を
受けて続伸。結局先週1週間でほぼ600ドルの上昇。 - 株価の上昇を受けて債券相場は続落し、米長期金利は3.6%台半ばに。
- 原油価格も続伸。2週間ぶりに63だドル台で引け。
- 6月住宅着工件数は事前予想を大幅に上回る58万2千件。
- これらドル買い材料に押されてドル円は再び94円台で越週。
本日の注目点
- 欧 6月独生産者物価指数
- 米 6月景気先行指標総合指数
7時現在ドル円は94円25-26.
先週末ドル円は狭い取引レンジの中、再び94円に乗せてきました。
ドルにとっての支援材料が多く出たことで、再びリスク強度が高まるとの
連想がドルを押し上げました。
シティーグループとバンカメが4-6月期決算で黒字を確保したことは
金融市場にひとまず安心感を与えたようです。
両行とも個人事業部門は失業率の上昇から消費者ローンの延滞が増加しており
赤字でしたが、その赤字を法人部門が補った形となりました。
最終的には黒字を確保できたことで、注目されていた米大手金融機関の四半期決算は
峠を越え、株式市場、為替市場への安定に寄与したことになりました。
その株式市場で調整色が強まっていたは前々週までとは大きく異なり、NYダウは
この1週間で約600ドルの上昇を見せました。
為替と株価との相関関係が強まっている現状で、この大幅な株高ではドルが下落する
余地がないのも当然です。
6月の住宅着工件数も大幅に増加しました。
市場予想の53万件を5万件も上回る増加で、米住宅市況は底入れを伺う
情勢となってきました。
>その中でも戸建ての増加が顕著で、前月比プラスは4ヶ月連続となって
います。
先週までドル安基調が継続と観ていましたが、上記理由等によりやや変化が出てきました。
テクニカル的には日足で95円半ばを超えてくるとトレンドの変化が確認できますが、
現在はその過程にあると思われます。
3度テストして抜けきれなかった91円70-80レベルがやはり重要なポイントで
その水準から徐々に離れつつあります。
ドル先安の相場観は、ひとまずニュートラルに戻し、今後ドルブルの見方に変えるかどうかは
今週から来週の動きを確認してから判断したいと思います。
高騰を続けたNYダウの調整もあると思いますが、その際どこまでかドルが売られるのか
という点も確認したいと思います。
今週はバーナンキ議長の議会証言が予定されています。
また引き続きモルガンスタンレー、ウェルズファーゴの四半期決算も控えています。
このあたりを注目しつつ、米住宅市況の本格的な底入れは近いのかどうかを
見ていきたいと思います。
- [2009/07/20 10:28]
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NYダウ4日連騰でドル底堅い動き。
コンビニのお弁当の二極化がすすんでいるようです。
ローソンは本来700円くらいする「スタミナ牛焼肉弁当」を
22日から450円で販売すると発表しました。
牛肉を一括仕入れすることによって値段を下げたそうですが、
普通300-400円くらいのお弁当が「定番」のコンビニでも
「たまには良いものをお食べたいといニーズは強い。」
ということで発売に踏み切ったそうです。
450円で本当においしいなら、街の外食レストランは大変です。
このあたりなら、お昼代は800円~1000円位はします。
来週水曜日には、早速ローソンに飛んでいきます。
売り切れる前に・・・・。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 前日大幅に上昇したドル円もアジア市場でもドルのお上値の重さ
を確認した格好となり、NY市場でも94円台は重い展開に。 - フィラデルフィア連銀景気指数は予想を下回るマイナス7.5と発表され
ドル円も朝方93円前半まで下落。 - また、ノンバンク大手CITが公的資金を受けられず破綻の可能性が高まった
こともドル売りを誘った。 - JPモルガンチェースの決算内容は純利益が予想を上回り前年同期比
36%増となり、これを受けてNYダウは4日続伸、円も94円台に乗せる場面も。 - 週間失業保険申請件数は52.2万件と先週より約3万件減少。
- 7月NAHB住宅市場指数 →17(予想を若干上回る)。
本日の注目点
- 日 5月景気動向指数
- 欧 5月ユーロ圏貿易収支
- 米 6月住宅着工件数
- 米 4-6月期決算発表 →シティーグループ、バンカメ、GE
NYダウは今週月曜日から昨日まで4日連続で上昇し、この間の上げ幅は528ドル
にもおよび、8700ドル台を回復しています。
この米株式市場の上昇ぶりにはやや驚きを禁じえませんが、この影響で欧州各国の
株式市場も軒並み上昇を見せ、日経だけがカヤの外との印象があります。
欧州市場については取り引き時間が重なっていることもあり、NY市場の影響を
受けやすいという部分はありますが、全体的に堅調です。
この背景にはいくつかの理由があります。
今週から始まった米企業決算がゴールドマンの好決算発表を契機に盛り上がり
昨日のJPモルガンチェースの好調さまで継続されていることがあります。
これが今日発表予定のシティー、バンカメまで続くのかが市場の大きな注目材料の
一つになっています。
ただ、昨日のJPモルガンにしてもカード事業部門は赤字であり、不良債権に対する
積立金は依然として巨額です。
ゴールドマンと異なり、商業銀行部門がベースであることから住宅ローンなどから
生じる負の部分のリスクは大きいといえます。
今晩のシティーも同様な業態であることからその内容には注目です。
米株価上昇には、さらに昨日ニューヨーク大学のルービニ教授が
「米景気は2009年末ごろに景気後退局面を脱するとみている」と述べたと伝わリ
株式市場は堅調でした。
昨年の金融危機をただ一人予想した「賢人」だったことも影響したのかもしれません。
一方で、ノンバンク大手のCIT破綻の可能性が高まっています。
アナリストのリポートでは「CITは今後24時間以内に少なくとも20億ドルの救済融資が
必要であり、確保できなければ破産申請の可能性が高い。」と指摘しています。
(ブルームバーグ)
CITは中小100万社以上の取り引き先を抱えていることから、万が一破綻した際には
連鎖倒産もあるのではないかと懸念されています。
為替の方ですが、昨日の東京でも朝方、一時、94円45銭とNYでのドル高値に挑む
場面がありましたが勢いはなく、日経平均の上昇幅縮小に合わせる形でドルはじり安の
展開でした。
当面94円台半ばから95円にかけては実儒のドル売りも控えており、これまでの
材料だけではなかなか抜けきれないと観ています。
金融機関の決算発表も「勝ち組」に慣れてきており、ある程度の好決算は徐々に
市場に織り込まれつつあります。
仮に悪い内容の決算が出た時の反応には注意をする必要がありそうです。
下値についても91円後半が底堅いことから92円を割る込む勢いは予想しにくい状況です。
目先は90-95円のレンジの中、発表される数字次第でレンジの上限、下限を試す
展開でしょうか。。
- [2009/07/17 09:09]
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米株式急騰で、円売りドル売り加速
[果物価格総崩れでも“独り勝ち”バナナの輸入が過去最高額に]
という見出しでブルームバーグが面白い記事を配信しています。
同記事によると、手軽に食べられ、ダイエット効果もある
バナナの輸入量は着実に増えているそうです。
特に雑誌などでダイエット効果を紹介されてからは
金額、量ともに伸びているそうです。
もともとバナナは物価の優等生で、今では1本15-20円くらいで
買えます。
ご飯1杯分のカロリーが252キロカロリー対して、バナナ1本では
わずか86キロカロリーだそうです。
安い、手軽、低カロリー・・・・売れるわけがわかります。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 米株式市場が前日に続き大幅高だったことからドル円は一気に94円台に乗せ、
主要通貨に対しても全面安の流れに。 - 前日、市場引け後に発表されたインテルの好決算を受けて、この日のNY株式は
朝方から買いが優勢に。 - 加えて、発表された経済指標が軒並み改善していたことから、NYダウは
高値で引け、前日比256ドルの大幅高。 - NY株高を背景に、原油価格も大きく上昇、債券は売られ長期金利が大幅に
上昇した結果、ドルと円が売られ、そのドルに対しても円は安く全面安に。 - FOMCの議事録では、今後の失業率が9.8%~10.1%になる可能性が
あると、これまでの見通しを下方修正する一方、GDPの見通しを上方修正。 - 6月NY連銀製造業景気指数 → -0.4%(前月の-9.4から大幅に改善)
- 6月鉱工業生産 → -0.4%(こちらも下落幅が縮小)
- 6月消費者物価指数 → +0.7%(デフレ、インフレの兆候みられず)
- 6月ユーロ圏消費者物価指数 → -0.1%
本日の注目点
- 中 中国4-6月期GDP発表
- 米 週間失業保険申請件数
- 米 7月フィラデルフィア連銀景況指数
- 米 7月NAHB住宅市場指数
- 米 4-6月期決算発表→JPモルガンチェース、IBM、グーグル
昨日に引き続きNY株式市場が急騰し、これが全ての市場に影響を与えたということでした。
残念ながら256ドル高のNYダウ上昇は読めませんでした。
ダウはこの三日間で約470ドル、率にして5.8%上昇したことになります。
先週まで市場に漂っていた「株式市場の調整入り」の空気は一気に払拭された感が
あります。
その背景にあったのは、言うまでもなくゴールドマン、インテルから始まった米企業の
四半期決算発表の中身でした。
大方の予想以上に企業収益が回復していたことで、米景気の先行きに再び楽観論が台頭し
リスク許容度が増したということです。
言いかえれば、株式市場の流れに為替が完全にリンクしていると言うことです。
その株価押し上げの原因は米企業決算だけではなった訳です。
製造業に回復の兆しが見えてきたことが挙げられます。
昨日発表のNY連銀製造業景気指数は前月の数字に比べ約9ポイントも改善し1年ぶりの
水準を記録しました。
また鉱工業生産もマイナスが続いているものの、その幅は大きく縮小してきました。
さらにAMEXが発表したカードの支払不能率が予想より低かったこともあります。
このあたりを背景に、年後半からの米景気回復を期待する声が高まてきている状況です。
やはりリスク許容度が増すと、円が大きく売られ、ドルも高金利通貨、資源国通貨に対して
売られる展開になります。
ドル円は先週2回、今週も1回、91円70-80水準を付けています。
3回とももみ合いはなく、短期間で押し戻されていて、その結果91円台での「滞空時間」も
極めて短いものでした。
先週最初に91円台まで突っ込んだ際に、「90円割れは難しい」との見方をしていましたが
ほとんどもみ合いもせず94円台半ばまでの反転は予想外でした。
90円に向かってトライはしたものの、結局90-95円のレンジ内での動きが続きそうです。
米企業の好決算によって押し上げられたドル円ですが、すでに決算発表を終えた企業は
いわば「勝ち組」です。
今後発表される内容が悪ければ逆の動きも考えられます。
今日明日でも3社の大手金融機関の発表を控えています。
米景気の回復度合いと企業決算の内容を見ながらドル高のシナリオが描けるのであれば、
今後の相場観の修正も必要ですが、そのタイミングはもう少し先で、現状ではじっくり
相場の流れを観て行くことにします。
短期間で大幅な上昇を見せた米株式市場とドル円は目先、調整はあろうと観ています。
- [2009/07/16 09:19]
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米企業好決算でドル、株式とも堅調。
新聞によると今年は「エチゼンクラゲ」が大発生しそうだそうです。
あのUFOのような巨大なクラゲ。大きいものでは1mを超え
100kgもあるそうです。
なぜ日本海側にのみ発生するのかそのメカニズムは
解明されていませんが、最初に出現するのは長崎県対馬周辺とか。
その大きさから漁業経営に大打撃を与え死活問題にさえなります。
しかし、泣き寝入りするだけでは能がないといことで、
今や資源として有効活用する試みも進んでいます。
福井県は昨年から菓子メーカーなどと組んで名物の
「羽二重もち」(はぶたえもち)にクラゲの粉末を練り込み
「潮羽二重もち」を開発。主要駅で販売中だそうです。
これもひとつのエコです。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 米ゴールドマンサックスの4-6月期決算は市場予想を上回る好決算だったことで、ドル、株式とも堅調。
- 円は欧州市場で92円台後半まで買われる場面があったものの、NY市場ではNYダウの堅調さと、長期金利の上昇を背景に売られ、93円後半までドル高が進む。
- ゴールドマンが好決算だったことで、今後発表になる他の金融機関も同様との期待が先行したものの、金融セクターは下落。
- 米6月卸売物価指数 →+1.8%(ガソリン価格の上昇などで3か月連続のプラス)
- 米6月小売売上高 → +0.6%(自動車、ガソリンを除くとマイナス)
- 7月独ZEW景況感指数 → 39.5(事前予想を大幅に下回る)
- 原油価格は小幅続落。
- 市場引け後に発表されたハイテク大手インテルの決算は、実質黒字だったことで株価は時間外取引で7%を超える上昇。
本日の注目点
- 日 日銀金融政策決定会合
- 欧 6月ユーロ圏消費者物価指数
- 米 6月消費者物価指数
- 米 6月NY連銀製造業景気指数
- 米 6月鉱工業生産
- 米 FOMC議事録(6月23、24日分)
7時現在、円は93円60-62。昨日のこの時間に比べ50銭ほどドル高の水準ですが
海外市場で材料が多く発表されたわりには小動きでした。
まず、ゴールドマンの決算はやはり見事な数字でした。
今朝の日経新聞が一面で3段抜きの記事を載せるのは異例なことです。
米金融機関のトップを切っての発表と、その増益ぶりを伝えたかったということですが、
市場では既に織り込まれており、株価、為替とも影響は限定的でした。
今後他の大手金融機関が同様な決算を発表するとも思えませんが、金融市場が
正常に機能し、昨年秋以前の状況に戻ったことの証と言えます。
経済指標については強弱まちまちでした。
小売売上高はガソリンと自動車を除くと実質的にはマイナスとなり、個人消費が
依然として盛り上がらないことを裏付けています。
雇用環境の改善も進まず先行き不透明感が漂う中、米国民は消費よりも貯蓄に
励んでいるという構図が定着しつつあります。
米国の直近の貯蓄率は6.9%とのデータもあり、昨年までほぼゼロであったことを
考えると「消費大国米国」のイメージが徐々に変わりつつあります。
ドル円はストロングサポートの91円70-80から2円ほどドル高になりました。
目先ドルが底堅い動きを見せていますが、まだ本格的な上昇にはほど遠いと言えます。
90円がやや遠のいた感はありますが95円を超えて上昇するには、さらに日柄と
ドルサポート材料が必要です。
90-95円の新しいレンジに入ることも考えられ、今週の残りの指標を待ちたいところです。
クロス円でも総じて円安が進んでいます。
豪ドル円では短期的1時間足では200日移動平均を上抜けし、目先74円60銭近辺が
ターゲットと観られます。
サウジアラビア訪問中のガイトナー長官は演説で、「米政府の金融政策はFRBの政策と、
強いドルで一致している。」と強調し、このところなりを潜めていた「強いドル」が再び表舞台に
出てきました。
今後も大量発行が予定されている米国債の円滑な販売を意図したものとも受け止められ、
仮に円が90円に近づく場面があれば、さらに頻繁に登場する文言です。
今日も引き続き欧米で経済指標の発表があります。
株価の推移とともに注意していきたいと思います。
- [2009/07/15 09:09]
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米株式大幅高で円93円台に。
日曜日の都議会議員選挙では事前の予想通り自民が大敗しました。
選挙結果に対するインタビューで、自民党の石原副幹事長は
「都民の皆さんは非常に感性が強い。その感性の強い東京での敗北は
国政にも影響がある。」というような言葉を使っていました。
「本当にそうでしょうか?」
本当に感性が強いのであれば、投票率が54.49%なんてことは
ないと思います。
二人に1人は棄権したわけですから。
地方はもっと感性が強いと思います。
石原さんの言葉をそのまま受け取れば
地方は東京より感性が低いことになりますが、
考えすぎでしょうか・・・。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- NY株式市場の急反発にドルと円が売られ、ドル円は93円台に。
- このところ調整色が強まっていたNY株式市場は、今日から始まる米金融大手の決算発表がいいとの見方から、金融、ハイテクを中心に買いが優勢となり、この日の高値圏で引け。
- 株式の大幅高を受け、欧州市場で91円73まで買われた円は急速に下落し、92円台後半に。
- 円はドル以外の主要通貨に対しても売られ、ほぼ全面安の展開。
- 米ノンバンク大手CITが経営破たんの危機にあるとの報道にも反応薄。
- 米株式の大幅高を受け債券は下落し、原油価格は小幅続落。
- ECBのトリシェ総裁はミュンヘンでのイベントで「出口戦略の検討は次期尚早ではない。」との考えを表明。
本日の注目点
- 欧 7月独ZEW景況感調査
- 欧 5月ユーロ圏鉱工業生産
- 米 6月生産者物価指数
- 米 6月小売売上高
- 米 4-6月期決算発表
→ゴールドマンサックス、ジョンソン&ジョンソン、インテル
米株式市場の上昇が全てでした。
7時現在ドル円は93円05-06です。
昨日の朝方ドルが上昇した際にも93円台には届きませんでしたが、すでに93円台に
乗せています。
91円台の後半を二度アタックしながらも押し戻されているドル円ですが、今度テスト
したら下抜けすると予想しました。
昨晩の欧州で91円73銭までドル売りが加速しましたが、三度目も押し戻されています。
91円70-80ではかなり強力なサポートが見られます。
三回のテストで抜けなかったわけですから重要なレベルになりました。
今後の展開次第では、この水準が抜けない限りドルが小反発する可能性すら
でてきています。
仮に93円台で落ち着きをみせるような状況が続けば、今度は上値を試すことも
考えられます。
米著名アナリスト、メレディス・ホイットニー氏はゴールドマンの投資判断を引き上げ、
米国の銀行株は15%上昇する余地があるとの見方を示し、大手金融株の中でも
バンク・オブ・アメリカの株が最も割安だと指摘しています。
NYダウ、S&P500は値ごろ感もあり、この報道で急騰しています。
80銘柄ある金融株のうち79が値上がりし、この日経営破たんの噂のあったCITだけが
値を下げましたが、ほぼ全面高でした。
ゴールドマンの決算は今夜発表ですが、一部に純利益は2000億ドルを超えるのでは
との予想もあるようです。
しかし、全体としては企業収益は前年同期比3割以上の減益であるとの予想は大きく
ぶれることはないと思います。これらの数字を市場がどう判断するか見方の別れる
ところです。
ドル円が大きく買われたことで、クロス円のチャートにも多少の変化が見られます。
ユーロ円、豪ドル円などの1時間足などは上値を抜けており戻り高値を確認する
シグナルとなっています。
現状での相場観は変わりませんが、91円台後半が底堅いとう認識をもちながら
戻りがどの水準まであるのかを見極めたいと思います。
さて今夜は、ゴールドマンの決算発表以外にも小売売上高、ユーロ圏ではドイツZEWの、
景況感調査が発表されます。
これらの数字を受け株価がどう動くか、上記水準を意識しながら、上値があれば
戻り売りのレベルを探します。
- [2009/07/14 09:25]
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米株式、原油ともに軟調で、円一時91.77
先週に引き続き「エコノミストは役に立つのか」(文芸春秋)についてです。
25人のエコノミストの中で最上級の格付けを得たのは菊池英博氏
(日本金融財政研究所長)でした。
その他、金子勝氏(慶応大学教授)やスティグリッツ(コロンビア大学教授)
などが上位にランクされています。
一方、著名な竹中平蔵氏、森永卓郎氏などは下位にランクされ
著名エコノミストは必ずしも今回の金融危機を予見できたわけでは
なかった、と結論づけています。
因みに編集部の方には予見できなかった人々からの
「言いぶん」も届いているそうです。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 円は引き続き、NYダウの下落と原油価格の軟調さを材料に買い進まれ、一時91円77銭と7月9日に記録した91円80銭を割り込み、直近の高値を更新。
- 7月ミシガン大学消費者信頼感指数 →64.6(事前予想を下回る)
- 東欧の10カ国が支援獲得のため、国際通貨基金(IMF)と交渉していると独紙が報じたことから、経済的な関係の強いユーロ圏の景気を押し下げるとの懸念が強まったことでユーロが下落。
- 原油価格は反落し、60ドルの大台を割り込み、NYダウも反落。引き続きリスク資産圧縮の動きから円とドルが買われた格好に。
- 上記流れを受け米債券は大幅高。長期金利は再び3.29台に
本日の注目点
- 日 6月消費動向調査
昨日の都議選で事前の予想通り、自民が大敗しました。
公明はほぼ現議席を守ったことから、自民、共産が失った議席を民主が獲得したという
ことになりました。
政令指定都市での4連敗、静岡県知事選での敗北と、自民党への逆風はさらに強くなる
一方で、来る衆院選が非常に注目されます。
さて、為替の方でも円とドルに追い風が吹き、高金利通貨、資源国通貨には逆風が
吹き続けていています。
米経済回復への楽観的なシナリオが修正されるなか、議会の一部では追加刺激策を
求める声が高まってきています。
一時底入れを示す経済指標が相次ぎ、回復基調が定着するかに見えた米経済でしたが、
6月の後半あたりからは再び息切れした指標が示されたきました。
これらを背景に米株式市場が調整入りし、景気回復の遅れを見越し原油価格も
下げ足を速めています。
このことについてオバマ大統領は先週、「(景気刺激策については)夏から秋にかけて
効果は加速する。」との見通しを示しています。
いよいよ今週から米企業の4-6月期決算が本格的に発表されます。
特に今週はシティー、ゴールドマン、JPモルガンチェースなどの大手米銀の決算が
発表されます。
前回(1-3月期)は、時価会計制度の緩和などで主要金融機関の収益は2割ほど
かさ上げされたとの指摘もありました。
その意味で、金融危機で過去最大の損出計上した大手金融機関が、儲かる仕組みを
構築できたのかどうか、今回の決算発表は本当の実力を見極める機会でもあります。
事前のアナリスト予想では、シティーとモルガンスタンレーが最終赤字となる見通しで、
JPモルガンチェース、バンカメ、ゴールドマンは黒字とみられています。
引き続きドルと円が買われる展開を予想しますが、やはりそのスピードは緩やかな
ものになると思われます。
日本では政治的混迷が続いていることも無視するわけには行きません。
米企業決算ではゴールドマンのトレーディング部門が好調で「最高益」との見方も一部に
あるようです。
発表される材料に一進一退の反応を見せながらやや円高方向に進むと観ております。
同時に、原油価格、株式市場の好不調が相場に影響を与えることから、ここからも
目が離せません。
- [2009/07/13 09:10]
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米株式、原油ともに小反発で円売り戻し。
「エコノミストは役に立つのか」・・・・、という挑戦的なタイトルで
当代の著名エコノミスト25人を「格付け」した記事が文芸春秋に掲載されています。
[Aaa]から[B3]までムーディーズ型の格付け方法を採用しており、
今回のサブプライムに端を発した金融危機をどれだけ予測できていたのかを
検証し、勝手に格付けしています。
興味深いのは一流といわれている経済学者の格付けが低く、名前は聞いたことが
ありますが、失礼ながらそれ程有名でも無い方の格付けが高かったということです。
著名度と学者としての資質は必ずしも連動しないということです。
(来週に続きます。)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 原油価格などの商品相場と米株式がともに小幅ながら反発したことでドル円は93円を挟む水準で取引終了。
- アジア市場などの流れを受け円はドルを含む主要通貨に対して大きく反落して始まり、対ドルでは朝方92円半ばまで強含む場面もあったが、前日買われ過ぎた反動もあり93円を中心に小動き。ドルは円以外の通貨では売られ、対ユーロでは1.40台後半と、200ポイント以上もドル安に。
- 週間失業保険申請件数は56万5千件と事前予想より改善。
- 原油価格は一時60ドルを割り込む場面もあったものの、これまで大きく売られてきたことから警戒感も出て小幅反発。
- 6月の米既存店売上高は前年比5.1%のマイナスと、米個人消費の回復は依然として見えず。
- BOEは政策金利の据え置きを決定。英国債などの資産購入プログラムの規模を1250億ポンドに維持したことが好感されポンドは上昇。
- 5月独貿易収支は96億ドルの黒字。予想を上回る黒字幅に。
本日の注目点
- 米 5月貿易収支
- 米 7月ミシガン大学消費者信頼感指数
昨日の東京市場では前日のNYで円が買われ過ぎた反動か、大きく売られ、
ドル円は終始堅調な動きでした。
朝方の仲値決めまでは92円台後半での取引でしたが93円台に入ると
クロス円での円売りも加わり93円51までドルが買い戻されました。
その後の欧州でも93円60までドル高がありましたが、相場の値幅が大きく
落ち着きどころを模索する神経質な展開が継続。
NYに入っては再度92円の半ばまで円買いが進みましたが、93円台に
押し戻されています。
この二日間の荒ぽい動きに市場もやや疲れた感じでした。
ひとまず米株式市場と商品相場が落ち着きを取り戻したため、ドルのもう一段の
下げは回避できた感じですが、市場は来週から本格的に始まる米企業決算の
内容を見極めたいとする空気が支配的のようです。
その決算発表では資源大手のアルコアが先陣を切って決算発表を行いましたが、
事前のアナリスト予想より赤字幅は縮小したものの、売上高は大きく減少し
赤字決算でした。
一方でバンカメのアナリストはゴールドマンの投資判断を引き上げるなど好業績を
予想する動きもあります。
イタリアで開かれているサミットでは中国を含む新興国を加えた拡大会合を開き、
WTOのドーハラウンドの2010年妥結を追及することなどを盛り込んだ共同声明を
発表しました。
胡錦濤主席が急遽欠席した中国からはドル以外の基軸通貨についての言及があり
サミットという公の場で発言されたことで、今後国際的な会合で議論されてゆく
ことは必至と思われます。
中国を中心とする振興国の存在感が一段と増し、一方で、G7あるいはG8だけでは
世界の主要議題はもはや決定できない状況になっていることを印象付ける結果と
なりました。
当初の枠組みであったG5が発展的に解消されたようにG8も同じ道をたどる
過程にあるように思えます。
今後の為替の展開ついては引き続き、日米の株式市場の動き、原油を中心とした
商品市況の動きに加え、米企業決算発表に振らされることになるでしょう。
チャートではドル円、ユーロ円、豪ドル円などの主要通貨は下抜けしており、
下落基調を示唆しています。
上記材料を受け乱高下する可能性も十分にあります。
目先、下値はどのあたりかを探る展開を予想しますがポジションは大きく傾けず
自身でのリスクコントロールが重要であることは言うまでもありません。
- [2009/07/10 09:08]
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円5ヶ月振りに91円台に突入し全面高の様相に。
今度の日曜日は東京都議会議員選挙です。
先週の静岡県知事選で民主系の知事が僅差で自民系の候補者を破っています。
注目は自公を上回る議席を獲得できるかどうかです。
両党とも大物議員を応援演説に派遣し必勝を期していますが
結果はどうでるでしょうか?
選挙に無関心な東京都民でも今回は投票率が
上がるはずです。
都民の審判がどう下るか、もうすぐ分ります。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は大幅に下落し、一時前日比3円近い円高の91円80銭を示現。その後NYダウがプラスに転じたことで92円後半で引け。
- 円は節目であった94円を下抜けしたことで、ドルロングのストップロスを巻き込み一気に91円台に突入。
- 円は全ての通貨に対しても大幅に買われ、クロス円全般もストップロスが執行されドル円でのドル売り円買いを加速。
- NYダウは後場まで、マイナス圏で推移していたが、IMFが世界経済の見通しを上方修正したことでようやくプラスで引け。
- 原油価格が大幅続落。米商品先物取引委員会が規制を検討したことや、ガソリン在庫が増えていたことで大きく売られ、これで6日続落。この間の下げ幅は13ドルに迫るもの。
- イタリアで開かれているサミットでは中国の胡錦濤主席がチベットでの緊張から急遽帰国したこともあり、具体的な成果がでないとの見通し。
- 10年物国債の入札が好調だったことで債券は大幅に上昇。
長期金利は3.3%台に。
本日の注目点
- 豪 6月失業率
- 欧 5月独貿易収支
- 欧 ECB月例報告
- 米 週間失業保険申請件数
7:00現在ドル円は92円67-69です。
円高ドル安を予想していたとはいえ、今朝の水準には驚きました。
NYでは91円80までドルが売られています。
昨日の東京ではドルが売られたと言っても、そのスピードは緩慢でした。
事実94円手前では壁につかまり何度もドルが押し戻される展開が続きました。
欧州市場に入ってもこの傾向は変わらず、NY市場がオープンしてからも
しばらくはもみ合いでしたが、ちょうど東京の日付が変わる頃から円は一気に
買われ、全ての通貨に対して強含む「円全面高」の動きが加速しました。
昨年秋の、あの円急騰時を思い起こさせます。
これと言って決定的な理由は見つかりませんが、やはりNY株式市場が下落傾向を強め、
調整局面に入ったことと、原油価格が下げ止まらないことでリスク資産を圧縮する
動きが強まったということでしょう。
それでも一晩で3円近い円高を説明するには不十分です。
やはり米景気回復に対する楽観論が強まり、株式市場の上昇と相まって高金利通貨、
資源国通貨への持ち高が偏っていたことが大きな理由かと思います。
加えて、先週木曜日の雇用統計をきっかけにドル円では長い間続いた95-97円の
レンジが下限をブレイクしたことで、ドル円そのものが大きく円高に動いたことも
理由として挙げられます。
さて、ドル円では5か月振りの水準で、クロス円でも軒並み2か月振りの水準です。
今日あたりから市場「90円割れもある」という声が聞こえてきそうですが、
どうでしょうか?
ポイントは米景気が再び底割れするかどうかにかかっています。
「円」自体に大きな買い材料がないことは衆目の一致するところかと思いますが、
今の為替は「ドル」を材料に動いています。
そのため米景気の行方が鍵を握っていることになります。
既に米議会では追加景気刺激策をとるべきだという意見が前面にでてきています。
個人的には米景気の底割れはないとう前提に立ち、90円割れはないと観ていますが・・・。
相場にオーバーシュートはつきものです。
取り分け、世界的に金融危機が起こると「円」は買われる傾向にあります。
この場合には金利水準などほとんど関係なく、安全資産としての円が買われます。
その意味では金融危機に陥るのかどうかもポイントになろうかと思いますが、
昨年秋のような混乱はないと観ています。
その一番大きな根拠は金融機関の「学習効果」を挙げておきたいと思います。
さて足元円の独歩高が続いていますが、テクニカル的には全てのクロス円とドル円で
「長い下ひげ」をつけています。
1月の87円10銭を記録した際も同じよう状況でした。一応注意が必要です。
また、今度の都議選で民主党が第一党に躍進する勢いです。
政治的要因がどこまで為替に影響するかは不透明ですが、これにも注意が必要です。
目先、ショートポジションはキープで市場のモメンタムを観察しながら
エグジットと多少のロングのタイミングを探っていきたいと思います。
- [2009/07/09 09:48]
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米株式市場大幅下落で円全面高。
俳優の杉良太郎氏は長い間ベトナムで援助活動をしていることで有名です。
日本の外務省からは「日本ベトナム特別大使」ベトナム政府からは
「ベトナム日本特別友好大使」が委嘱されています。
杉さんは20年にわたり年2回ベトナムを訪れチャリティーコンサートを
開催し続けており、今や学校を建て、そこで1000人以上のベトナムの子供たちが
学んでいます。ベトナムはまだ貧しい国ですが、国民の勤勉さと
文化水準の高さには非常に驚かされたそうです。
「今は日本がベトナムへ援助を行っているけど、今後日本がベトナムの世話
になる日が必ずくるはず。」という杉さんの言葉が印象的です。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- NY株式市場が先週木曜日に続き大幅下落。為替市場ではドル高、円高が進みクロス円は軒並み大幅な円高に。
- NY株式市場ではこれといった材料のない中、米景気底入れへの期待感後退からS&P500などほぼ全面安の展開に。間もなく始まる米企業業績を見たいとの空気も重しに。NYダウは前日比161ドル安。
- 円は前日に続き94円台に上昇。一時94円70まで円買いが進んだが、前日同様この水準を抜けるかどうかがポイントに。
- 豪ドル円、ユーロ円などが大幅に下落、テクニカル的にも重要な値位置にきており、もう一段下落すると円高が加速する可能性も。
- 世界景気の回復が遅れるとの見通しから原油価格は5日続落。原油価格は再び昨年夏のような荒っぽい動きに。
- 株式市場の下落から安全資産として債券が買われ、米10年債は利回りが3.4%台に。
本日の注目点
- 日 5月機械受注
- 日 6月景気ウオッチャー調査
- 日 5月貿易収支
- 欧 第1四半期GDP・確報
- 欧 5月独鉱工業生産
7時現在ドル円は94円75-77。
前日同様、ドル円は再び94円台に入ってきました。
昨日の東京では95円台半ばを試す場面もありましたが、日経平均の下落を
考えると上値は限定的でした。
世界的に株価が調整局面入りした感があり、株価との相関関係が働いている為替では
円が買われ、円以外の通貨ではドルが買われる展開が強まっています。
その結果、円が資源国通貨、高金利通貨などに対して強含む展開となっており、
年前半から続いた流れが逆流しているというところです。
ドル円の日足を確認しても、サポートラインの下限を割り込んでおり、上値は95円60-70。
むしろ、「一目均衡」の遅行スパンが日足のローソクを下抜けした格好になっており、
今後の下落基調を暗示しているように思えます。
ここにきてドルの上値が重いのは一つに、米景気底入れ期待が遠のいてきたことが
挙げられます。
回復基調が定着するかにみえた米雇用市場は再び減少幅を拡大させています。
今後の経済指標によっては「底割れ」のリスクも台頭しています。
米議会とホワイトハウスでは追加の景気刺激策を早急に立てるべきだとの意見も
浮上してきました。
オバマ大統領は再び米経済回復に向けての厳しい選択を迫られることにもなりそうです。
原油価格が再び乱高下しています。
ちょうど1年前に史上最高値147ドルを記録し、その後急落し、短期間で32ドル台まで
下落したことは記憶に新しいところですが、原油価格が不透明になってきました。
昨年の急騰時には米ゴールドマンが「原油価格200ドル」予想を発表しましたが、
今回も50ドルを超えたあたりで「原油価格80ドル」見通しを発表しています。
日常生活に大きく影響を与える原油価格が投機の対象になることを防ぐ動きも
出てきています。
米商品先物取引委員会(CFTC)のゲンスラー委員長は7日付けの文書で、同委員会が
公聴会を開き、エネルギー市場での投機的な取引に対し政府主導による規制を設ける
是非を検討すると明らかにしています。
この法案は昨年夏にも検討されていましたが、実現しなかった経緯があります。
さて、本日も日経平均は売り優勢の展開が予想されます。
株価の下落がドル円の下落にどこまで影響を与えるのかという点が注目されます。
94円50-70がサポートに見えますが、この水準を抜けると久々に93円台も見えてくると
考えます。
- [2009/07/08 09:14]
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ドル円NY市場で5週間ぶりに94円台に突入。
コンビニのセブンイレブンが「100円おにぎり」の
キャンペーンをやっています。
普段150円のものが100円ですから飛ぶように売れています。
友人の話によると、1個100円のおにぎりの原価は
20円~30円程度だそうです。
それを聞いてしまうと買えなくなりますが、結構おいしいと
思うのは私だけではないでしょう。
キャンペーンは今日までです。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 連休明けのNY市場では海外でのドル安の流れを受けで、対円では
5週間ぶりの94円半ばを示現。 - 円はドル以外の通貨に対しても買われ、対ユーロ、豪ドルでも急伸。
ドル高、円高の流れに。 - ISM非製造業景況感指数は47と前月から大幅に改善し、ドル下落にブレイキが
かかり、NY株式市場の反発と相まって95円台前半で引け。 - 原油先物価格が大幅に続落。世界景気の回復が遅れるとの見方を背景に
一時63ドル台まで売られ、直近高値から10ドルあまり下落。
引けは64ドルと相場は荒れ気味。 - 米破産裁判所はGMの持つ優良資産を新生GMに譲渡することを承認。
これにより新生GMは異例の速さで経営のアクセルを踏むことに。 - 中国の胡錦濤国家主席はサミットを前に「国内経済は安定した」との
認識を示す。
本日の注目点
- 豪 RBAキャッシュターゲット
先週発表された米雇用統計を機にドル売り円買いの流れが市場を
支配しつつあります。
7時現在95円20での取引。
昨日の東京市場で円買いの方向性が鮮明になると、欧州でもその流れが
継続され、ドル円は95円15まで下落し、NY市場では5週間ぶりに94円台を
記録しました。
ドルと円が買われた結果、ユーロ円は131円台、豪ドルも74円台と円が
軒並み2-4週間ぶりの高値をつけています。
先週あたりからクロス円全般で上値が重く、テクニカル的にも下落のサインを
示していたこともあり、円買いが加速したものと思われます。
また、このところの商品市況の下落も資源国通貨が売られ易い地合をつくっており、
今年前半から続いていた資源国通貨高、高金利通貨高は一旦調整局面を
むかえています。
94円台に突入した円はNY株式市場が持ち直すとドルの買い戻しが入り、
米財務省がこの日実施したインフレ連動国債(TIPS)の入札が予想以上に順調
だったことから、大量の国債発行に需要が追い付かないとの懸念が和らいだようです。
FRBが70億ドル相当の国債を購入したことで、2年債は3営業日続伸し、
10年債は変わらず。
テクニカルで観る限り昨日94円台を示現したことでドル円は「三角保ち合い」を下抜け
した可能性が高いと思います。(参照:下記ドル円日足チャート)
ドルの戻り売りのスタンスを継続し、リスクは96円です。
96円を超えるようであれば再び「元の鞘」に戻ったことになりますが、その可能性は
低いと観ています。
同様にクロス円全般についても言えることで、豪ドル円は下限のサポートラインに
絡んでおり、まだ完全に抜け切ってはいません。
ここはいましばらく様子見て、エントリーのタイミングを探る姿勢でいいと思います。

- [2009/07/07 09:48]
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豪ドル円重要な値位置に。
おはようございます。
昨日のTVでご覧になった方も多いと思いますが、
石原裕次郎の23回忌が東京の国立競技場でおこなわれました
その奇抜なアイデアとスケールの大きさは驚きました。
参列者は12万人に上るそうで、夜の10時まで
「国立」は参列者でにぎわっていたそうです。
もともと目立つのが好きな石原軍団ですが、このパーフォーマンスに
関しても賛否両論があるとか。
いずれにしても昭和の大スター裕次郎は当時の人達に大きな影響を
与えた事は間違いないようです。
そういえば裕次郎ばりにサングラスを掛けたオジサンの
姿が多かったようにも思います
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- NY市場は独立記念日の振替休日のため休場
本日の注目点
- 豪 RBAキャッシュターゲット
- 日 日銀支店長会議
- 日 5月景気動向指数
- 欧 ユーロ圏財務相会合
- 米 6月ISM製造景況感指数
先週は木曜日に発表された米雇用統計で非農業部門雇用者数の減少幅が
再び拡大したことでドルが下落、円は95円台半ばまで円高が進みました。
市場は依然として95-97円を予想する声が多く、方向感が定まらない
という点では一致しています。
材料としては日本の地方選と北朝鮮問題、それに本日発表予定の
米ISM非製造業景況感指数と米貿易収支、さらに8日からイタリアで開催される
サミットでしょうか。
昨日の静岡県知事選では民主系の川勝氏が接戦の末勝利を収めました。
当初、自民系の候補者が有利と見られていましたが、結局今の流れを変えられず、
これで政令市長選を含めると自民系は4連敗です。
当然、来週の都議選にも大きな影響を持つでしょうし、その後、本番である衆院選への
影響も無視できない状況になってきました。
今のところ「円売り」への影響はでていませんが、政権交代が現実味を帯びてくると
影響は避けられず、注意が必要です。
また、北朝鮮が7発のミサイルを再度発射したことで、米国を中心に北朝鮮への
圧力を強化しようという議論が活発になることも考えられます。
8日から始まるサミットでも議題に載り議論されることになっています。
これらの行動に北朝鮮がさらに反発しエスカレートしていくシナリオも考えられなくは
ありません。
テクニカルでは「豪ドル円」が上昇傾向にブレイキがかかるかどうか重要な
値位置に来ています。
2月の初め以来ちょうど半年間上下を繰り返しながらの上昇し続けてきた
「豪ドル円」がやや頭打ち傾向を強めていますが、75円を割り込むと本格的な
調整を迎える可能性が高いと思われます。(参照:下記チャート)
「豪ドル円」の場合は、今後の原油価格を中心とした商品価格の行方と、
中国経済が相場の鍵を握っていると言っても過言ではありません。
仮に「豪ドル円」が75円をブレイクして下落に転じるようだと、他の高金利通貨、
資源国通貨も調整に転じる可能性が高く、この流れがドル円を円高方向へ
引っ張ることも予想されます。
その場合には前述のドル円レンジ95-97円の下限が下抜けする時で、
重要なポイントになるかも知れません。
日本を取り巻く政治的リスクと地政学的リスク。
それに対して、これまで上昇を続けてきた資源国通貨と高金利通貨の反転が
おきるかどうか・・・・。
そろそろドル円がどちらかに動き出しそうな予兆はあります。

- [2009/07/06 09:28]
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米雇用統計再び悪化で全面高。
昨日雨の中、当社セミナーにご参加いただいた皆様
お疲れ様でした。
限られた時間の中で、伝えたかったことを全て伝えられたかどうか
分りませんが、今後ともお役に立てるよう努力してまいりますので
もよろしくお願いいたします。
週末です。今日も一に頑張りましょう。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 6月の米雇用統計が発表され、事前予想を下回る内容だったことから
リスク回避の動きが加速し、株、ドルが売られる一方、円が買われ、
債券も上昇。 - 6月失業率は9.5%と予想ほど悪化していなかったものの、非農業部門の
雇用者数は▼46.7万人とこちらは減少幅が拡大。 - 円は、96円台半ばから継続的に買われ、一時95円70まで上昇。
他の主要通貨に対しても軒並み買われ、典型的な「円全面高」の流れに。 - 米雇用統計の結果を受け、NY株式市場では株価が大きく下落。
NY証券取引所のシステムトラブルもあり、NYダウは223ドル安。 - 財政悪化が続いているカリフォルニア州のシュワルツネッカー知事は
会見を開き非常事態を宣言。 - 原油価格は米経済の回復が遅れるとの見方から大幅に売られ66ドル台に。
- ECBは理事会で現行政策金利の据え置きを決定。その後の記者会見で
トリシェ総裁は「2010年半ばまでに景気は回復する。」との見通しを発表。
金融緩和打ち止めへの言及がなかったっことでユーロは対ドル等で下落。 - 5月ユーロ圏の失業率は9.5%と10年ぶりの水準へ。
本日の注目点
- 欧 ユーロ圏5月小売売上高
- 米 休場(振替休日)
米雇用統計の結果がすべてでした。
5月に発表された非農業部門雇用者数が大幅にマイナス幅を縮小したことから
今回の数字も注目され期待感もあった中、予想を大きく上回る減少でした。
米景気の経済指標はこのところ強弱まちまちで、改善された数字が続く可能性は
少ないという意識はあったものの、市場は読み違えたようです。
発表直後はそれほど大きな反応は見せませんでしたが、NYダウの下げ幅が拡大し、
原油価格も下落速度をやめると、連休を控えていることもありポジション調整の円高、
ドル高、主要通貨安が加速しました。
とりわけ、豪ドル円はこれまでのロングポジションの積み上がりもあり、商品相場の
下落が重なり大きく値を崩しています。
また、ECBのトリシェ総裁が政策決定後の記者会見で記録的な低水準にある1%の
政策金利は「適正」だとの見方を示したことで、金利打ち止め感が後退し、対ドルで
大幅に下落しました。
ユーロ圏の景気回復についても2010年半ばまでには回復との見通しを示しましたが
改めて年内後半での景気回復は困難との見方からユーロの下落幅に拍車が
かかったようです。
今回の発表で米国、ユーロ圏ともに失業率は9.5%に並び、日本の5.2%とともに
最悪の状況となっています。
一般的に景気が底入れしても失業率は上昇傾向を示し、時間差があるとことから、
現状が「最悪期」の可能性もあります。
米国では政府・サービス部門が全体の足を引っ張っており、ユーロ圏ではスペインの
失業率が突出しています。
両地域とも今後失業率が二桁に乗せるかどうかが景気回復の鍵を握っていると
言えるでしょう。
ドル円は円高が進んだといっても95円台後半です。
依然として95円ー97円近辺でのもみ合いが続いていますが、クロス円では
円が大きく上昇しています。
今後、このクロス円での円買いが加速するようだと、ドル円もレンジの下限を
割り込むことが予想され、ドル円に与える影響も大きくなると考えます。
今年の1月下旬以来ユーロ円、豪ドルなどでは大幅な円安が続いていますが、
その潮目が変わる時がドル円のレンジが変わる時かもしれません。
その水準はユーロ円の133円割れ、豪ドル円の75円割れをメドと観ています。
昨日北朝鮮が4発のミサイルを発射しました。
国連安保理が6月12日に北朝鮮に対する制裁決議を採択したばかりですが、
これに対する対抗行動と見られます。
「駄々っ子」北朝鮮の行動はこれからも注意が必要ですが、ここでも、基軸通貨ドルを
巡る問題と同様、中国の出方がポイントになってきそうです。
来週イタリアで開催されるサミットでは中国などが主張する「新たな準備通貨創設」に
向けての具体的な提案が共同声明に盛り込まれるのではとの指摘もあります。
- [2009/07/03 09:20]
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世界景気底入れ期待からドル安、円安。
今週に入って新聞の広告欄に気になる新刊の宣伝がたびたび載っています。
「売国者たちの末路」というタイトルの本で著者は
副島隆彦・植草一秀とあります。
そうです。あの「植草教授」です。
つい先日最高裁判所への上告が棄却され、懲役4ヶ月の実刑が確定したばかりです。
しかしこの本の中では依然として「無実」を主張しており、
あの電車内の被害者は婦人警官で、彼を取り押さえた二人は
私服警官だと言い続けています。
この本読むと何が真実か分からなくなってきました。
ただ、これから教授の出番が増えてくることだけは
予感はしました。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円はアジア市場での流れを受けドルが堅調に推移。
- ユーロなど主要通貨での円売りが続き、クロス円は
軒並み円安傾向となり、豪ドル円は78円台に。 - 6月ADP全国雇用者数は事前予想より悪かったものの
マイナス47.3万人と前月より大幅に改善。 - 6月ISM製造業景気指数 → 44.8(前月比大幅改善)
- 5月仮契約住宅販売指数も4か月連続で改善しており
この日の米経済指標は景気底入れを示唆。 - ロイター通信が、来週イタリアで開催される主要国首脳会議で、
中国が新たな国際準備通貨の提案について討議するよう求めたと報じ、
これを受けドルが売られる場面もあったが、アジアでのレンジを抜けず
一進一退。 - NYダウは米経済指標の発表を受け反発し57ドル高。
本日の注目点
- 欧 ユーロ圏5月生産者物価指数
- 欧 ユーロ圏5月失業率
- 欧 ECB理事会
- 米 雇用統計
- 米 週間失業保険申請件数
昨日の東京市場では日銀短観の発表を受け円売りが加速しました。
一時96円99銭と、1週間ぶりの97円台目前までのドル高でしたが
勢いも限定的でした。
先週の95円割れからのドル反発に、下値は堅いとのイメージができつつあるものの、
上値の重さも確認した格好になりました。
依然として95-97円のレンジ内での取引となりストレスの溜まる日々が続いています。
ドル円はレンジ内での取引でしたが、クロス円での円売り傾向が再び活発になってきました。
株式市場や商品相場が堅調なことが背景ですが、豪ドル円は一時78円39銭まで上昇し、
チャート上では再度80円を目指しそうな形を形成しています。
この状況が続けば、資源国通貨、高金利通貨が一段高となり、ドル安、円安の流れが
加速し、その結果ドル円がレンジの上値をブレイクする展開も予想されます。
先週まで下値を探る展開でしたが、今週に入り上値をテストする流れに傾きつつあります。
いずれにしても狭いレンジ内で一進一退を繰り返す「チョッピー」な相場が
継続されています。
昨日は中国の景気指数(PMI)が発表され、4か月連続で景気判断の分かれ目である
「50」を上回りました。
このは発表を受け、米国の経済指標の改善と合わせ、世界的な景気後退が和らいで
いることを示したとされドルと円が売られたとも言えます。
また、ロイター通信は、主要8カ国(G8)の関係者の話を基に、中国が来週のサミットで
新たな準備通貨の提案を協議するよう求めると報じています。
中国はこれまで、IMFのSDRに人民元を加えることを求めてきた経緯もあり、中国の景気
だけではなく、基軸通貨ドルをめぐる発言にも市場は影響を受ける状況になっています。
米国で6月の新車販売台数が発表され、依然としてマイナスが続いているものの、
下落幅は縮小しています。
特に大幅な落ち込みを見せていた高級車販売が下げ止まり、レクサス、BMWなどの
販売台数はマイナス幅が大幅に縮小しました。
昨年9月のリーマンショック以前の水準には遠いものの、米調査会社は「高級車販売は
そこが見えており、最悪期は脱したとみられる。」との見方を示しています。
金融を取り巻く信用取引が正常な状態にもどりつつある中、実物経済の動きも
徐々に正常化しつつあると言えます。
本日は米雇用統計が発表されます。
明日の米国は祝日のため木曜日の今日に発表がずれたわけですが、先月の同指標は
サプライズだっただけに非常に注目されています。
事前予想は、非農業部門雇用者数はマイナス37万人、失業率は9.6%となっています。
- [2009/07/02 09:15]
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米住宅価格指数改善を見せる。
今日から7月です。
今年1年のちょうど半分が終わり、後半のスタートです。
2009年度の上半期は皆様如何でしたか?
相場的には1-3月までは結構な値動きでしたが、その後は
明確なトレンドのない展開が続いています。
とりわけドル円は方向感が掴めず、対主要通貨では
概ね円安傾向が続いています。
日柄的にもそろそれ動くのではと思っていますが、
これはいわゆる「希望的観測」というやつです。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 米経済指標が強弱発表されたが、全体としてはドル高進む。
- 4月S&Pケースシラー住宅価格指数は前年同月比で18.6%の下落。
住宅価格が下げ止まりを見せないながらも下落率は縮小。 - 6月シカゴ購買部協会景気指数 →39.9(予想を若干上回る)
- ドル円は、朝方96円台半ばとドル堅調に推移したものの、消費者信頼感指数が
事前予想を下回ったことで、株式市場が軟調に推移。円もその後96円台前半で
動意なく小動き。 - 原油価格が乱高下。一時73ドル台まで買われたものの、このところの
急ピッチな上昇懸念から一転して売られ69ドル台での引け。一日の値幅は
4ドルと大商い。 - NYダウは反落し前日比82ドル安。
本日の注目点
- 日 日銀短観
- 米 6月ADP全国雇用者数
- 米 6月ISM製造業景況指数
東京市場引け後の欧州で円は一時95円30まで上昇したものの、
NYオープンに向けて売られ、96円52まで若干のドル高がありました。
相変わらず米経済指標はまちまちで、ドル円の動きもポジション調整と
実需の売り買いで短期的な方向が決まってくるような展開です。
このような相場が続くと、コメントもしづらく、次の大きな動きをひたすら待つしか
手だてがありません。
IMF(国際通貨基金)がこの日発表した外貨準備に関する報告書によると、
1-3月(第1四半期)の世界の外貨準備にドルが占める割合は65%と、
08年10-12月(第4四半期)の64.1%から若干ですが増加しました。
ユーロが占める割合は25.9%(第4四半期は26.5%)ポンドは4%(同4.1%)、
円は2.9%(同3.2%)に減ったようです。
このところ新興国を中心にドルに代わる準備通貨の創設が話題となりドルが上下する
局面がありますが、上記数字が示すようにドルへの依存度は高く、現実問題として、
流動性や利便性を考えるとドルに代わる決済通貨を探すのは難しいようです。
今後、時間をかけ将来的な課題として議論されていくものと思われます。
米民間調査機関のコンファレンスボードが発表した6月の消費者信頼感指数は
49.3と前月の54.8から低下しました。
項目別でも、現況指数、今後6ヶ月の期待指数ともに落ち込み、
「雇用情勢の悪化が響いた。」(ブルームバーグ)と分析されています。
注目されていた住宅価格指数は、下落率が縮小し、ケースシラー指数の共同開発者の
エール大学のシラー教授は「現在、価格下落は終わりと考えられつつある。」と述べ、
「マーケットは、低下の終了を予測している。」とインタビューに答えています。
今回発表のケースシラー住宅価格指数は主要20都市の中でも8都市で下落が止まり、
底入れを示しています。
今後徐々に改善していくようだと米住住宅市況は本格的に底入れし、住宅購入意欲の
高まりとともに、個人消費を盛り上げていくストーリーが見えてくる可能性があります。
今朝は、日銀短観が発表されます。
前回3月時点ではマイナス58と最悪の状況でしたが、今回の事前予想はマイナス42前後。
この数字からどれくらい改善しているのか、また、9月の景気をどうみているのかも
注目です。
- [2009/07/01 09:10]
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