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米住宅価格指数下落幅縮小。 

昨日発表された全国の8月消費者物価指数はマイナス2.4%と

比較可能な1971年1月以来最大の落ち込みでした。

確かに日本は「デフレ」です。

990円のジーンズが飛ぶように売れ、餃子の王将は絶好調。

100円ショップに入れば「こんなものが100円?」と

驚くばかり。

これでは金利は当分上がりません。

そいうえばサラリーマンの間では「せんべろへ行こうか?」

という言葉がはやっているようです。

神田あたりにある居酒屋で「千円でべろべろに酔える」

という飲み屋だそうです。

「せんべろ」にお目にかかったことはありませんが、

「立ち飲み」居酒屋が増えたことは間違いありません。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • ドル円は藤井財務相の為替介入の可能性はあるとの発言を背景に終日90円台前半での値幅の少ない動きに終始。

  • 円以外の主要通貨でもポンドがGDPの上方修正から買われたほか目立った動きは無し。

  • 7月ケースシラー住宅価格指数は前年同月比13.3%低下したものの下げ幅は縮小。前月比ではプラス1.2%と3ヶ月連続の上昇。

  • 9月の消費者信頼感指数は53.1と前月(54.5)から下落。

  • 連邦預金保険機構(FDIC)は基金が底を突くと発表。全米で既に95行が破綻していることが背景。

  • 仏BNPパリバは公的資金の返済を発表。同行の発表によりユーロ圏内大手行は返済を急ぐ模様。

  • NYダウは反落。債券相場はやや値を崩し金利は小幅上昇。



本日の注目点

  • 日   8月鉱工業生産
  • 豪   8月小売売上
  • 欧   9月独失業率
  • 欧   9月ユーロ圏消費者物価指数
  • 米   9月ADP雇用者数
  • 米   第2四半期GDP確報値
  • 米   9月シカゴ購買部協会景気指数



藤井財務大臣の発言に市場が揺れ動いています。

これまでの介入に消極的な姿勢から、昨日は一転して「異常に動いたら国益のために
しかるべき措置を取る。」と、介入の可能性に言及しました。

基本的には為替の安定が望ましいとのニュアンスであることは理解できるものの、
やや「口数が多い」と思われます。

この発言が昨日の朝方にあったことで、前日に88円23銭まで売り込まれたドルは反発。
約2円戻したことになります。

この結果、テクニカルでは「長い下ひげ」を形成し、短期的には底値を付け反発するパターン
にも見えてきました。

88円前半までのドル急落は、考えてみれば決定的なドル売り材料があったわけではなく、
藤井財務相の発言がやや曲解されたのと、月曜日の朝方の参加者の少ない中で
ストップロスのドル売りが執行されたという側面が強いと思います。

しかしそうは言っても相場水準が動いてしまえばそれも「相場」であって、水準訂正が
なされるには時間とパワーが必要なことも事実です。

足元は90円を挟む展開となっており、先週末のNY市場引け値よりは円安水準での
取引となっていますが、市場は本当の材料を探しているとも言えます。

本日は月末と半期末ということもあり、ドルに対する需要も多いと思われ、90円台前半
での取引かと思われます。

本欄の上でも書いていますが、昨日総務省が発表した8月の消費者物価指数は
マイナス2.4%と過去最大の下落でした。

物価が下がるということは供給に足して需要が少ないということにもなります。
買いたいものが少ないのか、自宅在庫が多いのか分りませんが、今後さらに円高
が進行すればデフレ傾向が強まり日本の金利は当面上がらないということになります。

加えて、株価が下落すれば資金が債券市場に流れ込み、現在1.2%台後半の日本の
長期金利もさらに下落する可能性もあります。

また景気低迷から企業の資金需要は低調で、行き場のない金融機関の余剰資金が
債券投資に振り向けられることも予想されます。

ややもすれば米国の金利水準に目が奪われがちですが、日本の金利水準にも目を
向ける必要もありそうです。

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円88円前半へ急騰後は小動き。 

先日この欄で亀井金融・郵政当相の言動について書きましたが、

氏の暴言は留まるところを知らないようです。

鳩山総理がG20などに出席のため不在だからではないでしょうが、

「モラトリアムに反対なら俺を更迭してみろ」と首相に挑戦状を突きつけました。

鳩山内閣ができてまだ2週間です。

既に首相、財務相,総務相にケンカを売っています。

どうもこの方、古いタイプの政治家に見えて仕方ありません。

強気になるときは肩で風を切り、ときには猫撫で声にもなる。

これを「老獪」と言わずに何と表現できましょう・・・。

ある意味今後の発言を楽しみにしています。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 経済指標の発表もなく、藤井財務大臣の円高容認撤回発言から円はやや上げ渋る展開に。

  • 早朝のオセアニアで88円台前半まで円高が進んだものの、NYでは終始89円台での取引。

  • NYダウが大幅に反発。ゼロックスのM&A発表をきっかけにほぼ全面高の124ドル高。

  • 金価格は小幅反発。

  • 米長期債は続伸し長期金利は3.2%に。

  • 世銀のゼーリック総裁はワシントンの講演で「ドルの基軸通貨としての地位は揺らぐ」との見方を示した。

  • トリシェECB総裁はベルギーで「強いドルは世界経済にとって非常に重要だ。」と指摘。


本日の注目点

           
  • 日   8月消費者物価指数      
  • 英   第2四半期GDP
  • 欧   8月ユーロ圏消費者信頼感
  • 米   7月ケースシラー住宅価格指数  


昨日の早朝に88円24銭まで急伸した円相場でしたが、その後は終始89円台での
静かな動きとなりました。

藤井財務大臣が午後からブルームバーグ東京支局で講演し、「円高をそのまま放置しろ
とは一言も言っていない。」と述べたことから円高容認を撤回した、と受け止められ、
円相場は89円台半ばへ押し戻されました。

その後のNYでは材料に乏しく89円台での小動きな展開で、きょうから始まる経済指標の
発表を待つ流れとなっています。

昨日88円台前半まで円高が進んだことで、今朝の識者の予想はやはり「今後も円高が
続く」との見方が優勢の様です。

先週末のNYで90円を割り込んだことで今年初めの「円全面高」を連想する向きも多いよう
ですが、今回の90円割れの円高と1月のそれとは状況が多いに異なります。

ファンダメンタルズでは明らかに米国が急回復しており、長期金利では依然として2%ほどの
米金利高で推移しています。

また、短期金利で日米金利差逆転がドル売りの原因としていますが、これも金利差という
ことであれば円よりも他の主要通貨の方が大きく「円全面高」を説明することはできません。

結局市場参加者の相場観が円高を醸成しているように思えます。
FRB内部でも既に「出口戦略」についての議論が行なわれているのは以前書いたとおり
ですが、雇用環境が改善している中、個人消費に明るさが出てくれば以外に超低金利に
終止符が打たれるのは早いかもしれません。

その個人消費の4割を占めるといわれている「クリスマス商戦」もいよいよ開始です。
米国際ショッピングセンター評議会は今年の年末商戦について、11,12月は
既存店売上高が前年同期比1%増になるとの見通しを発表しています。

その背景には、景気後退や金融危機が消費者に与えた悪影響が弱まったことを挙げて
います。

さて今日から日米で重要な経済指標が次々に発表されます。
これまで割り込めなかった90円を切ったことで、今度は90円が戻りの壁になると
考えられます。

90円を上抜けできないようだと、再び88円前半をテストすることも予想されます。
今後、90円を挟む展開になるのか、あるいは90円を上限にドルの底値を探る展開に
なるのか、今週の日米経済指標が鍵を握っていることは言うまでもありません。

円早朝に急騰し88円半ばに。 

10年ほど前に仕事でNYへ行った時のことです。

週末にミュージカルでも観ようと当日券を買いに

ブロードウエーにあるチケット売り場へ行きました。

発売時間まで1時間ほどあるのに売り場の前には長い行列。

空を見ると厚い雲がかかっており、今にも雨が降りそうな

状況でした。そこへ傘売りのおじさんが列に並んでいる人たちに

「5ドル」(ファイブダラー)、(ファイブダラー)と連呼しながら傘を

売り歩いていました。

雨が降っていないので誰も傘を買う人はいません。

そうこうしていると雨が降り始めました。

そのとたんに、傘売りのおじさんは、「10ドル!」

「テンダラー」「テンダラー」と連呼し始めました。

日本では考えられない状況に目が点に・・・・。

これがアメリカ流、「需要と供給」の理論なんだと

妙に感心。

因みに私は折りたたみ傘を持っていたので買いませんでしたが。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 米経済指標の結果が全般的に不調だったことからドルは主要通貨に対して下落、円は2月以来となち90円割れ。

  • G20後の藤井財務大臣発言が、為替介入には消極的と受け止められ、円買いが加速。クロス円でも円の全面高。

  • 9月ミシガン大学消費者信頼感指数 → 73.5(市場予想を上回る)

  • 8月新築住宅販売件数 →42.9万件(市場予想を下回る)

  • 8月耐久財受注 → -2.4%(市場予想はプラス)

  • 金は利益確定の売りに押され続落。

  • NYダウは続落し9600ドル台で引け、債券相場は続伸し、金利は低下。


本日の注目点

  • 重要な経済指標はなし



7時15分現在ドル円は89円35銭。

7時前にはNYのクローズ近辺での取引でしたが89円50を割り込んでからは円買いが
加速し89円15銭まですぐにドルは下落。
一旦戻す場面はあったものの、89円を割り込んだら損切りのドル売りに88円半ばまで
円は急騰しました。

先週末の市場では藤井財務相発言と米経済指標の予想外の悪化に円が大きく
買われました。
8月耐久財受注では、事前予想がプラスだったこともありマイナス2.4%の数字に市場は
驚きを禁じ得なかったようです。

円はこれまで4度も試して割り込めなかった90円の壁を突破し、89円半ばまで
下落しました。
しかも、円は主要通貨に比べドルに対して大幅に買われたため、クロス円でも円高が進み、
典型的な円買いの状況になってきました。

90円を割り込んだ円はこの先1月に記録した87円10銭を意識する展開になると
思えますが、現在の水準から87円前半までは目立ったサポートも見当たらないことから
円が買われ易い地合いかと思います。
クロス円での円買いも加わり、円全面高が加速すると一気に87円台突入も考えられます。

第二四半期のGDPがようやくプラスに転じた日本の経済成長はエコ減税に助けられた
面もありますが、輸出を中心とする外儒も大きく影響しています。

その輸出も社内レートとしてメドとなる為替レートは概ね90円です。
今後90円を割り込む水準が定着すると輸出企業へのダメージも大きく、日本の景気が
再び底割れする懸念もでてきます。

鳩山内閣では「外儒から内需への経済成長」を目指していますが、その前に息切れしてしまう
可能性もあります。

藤井財務相の「為替は市場に任せる」ことは理解できるが、「伝家の宝刀」もちらつかせる
レベルに近づいてきたようにも思えます。

急激な円高から景気悪化による為替調整も考えられるが、足元ではすでにその予兆も
でていることを忘れてはならない。

米経済指標にドル買い戻し優勢。 

先日国連本部で演説を行った鳩山総理のスピーチが話題になっています。

温室効果ガスを25%削減する下りの英文で

「premised on agreement」と発音したところ

「remised on agreement」と聴取者には聞こえたようで、

「全ての経済主要国の同意を【前提に】~ が

「全ての経済主要国の同意を【放棄して】~に

解釈され問題になるところだったとか・・・。

事前にスピーチの原稿が配布されていて難は避けられましたが

スタンフォード仕込みの発音も、30年以上経てば

さびてしまうのでしょうか。

英語の発音では鳩山さんより麻生さんが上だとか。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • ドル円は欧州市場で90円35まで下落。NYでは90円半ばで取引が始まり、直後に中古住宅販売が予想を下回ったことからドルが上昇、91円台半ばまで買い戻された。

  • 8月中古住宅販売件数は年率換算で510万戸(前月比-2.7%)と市場予想を大きく下回ったことから株式市場が下落、主要通貨もドルに対して下落。

  • ポンドがBOE総裁の「ポンド安は有益」との発言から大きく売られ4月以来の安値を記録。

  • NYダウは原油価格が大幅に下落したことなどが嫌気され続落。エネルギー関連、金融などの下げが目立った。

  • 金、原油などの商品価格が大幅に続落。金は2週間ぶりに1000ドルの大台割れ。

  • 債券相場は3日続伸。過去最大の290億ドルとなった7年債入札は事前予想を上回る需要に価格は上昇、金利は低下。

  • 日米欧の中央銀行は金融システムが安定したとの判断から金融機関の利用が急減しているドル資金を供給を停止すると発表。



本日の注目点


  • 日   日銀政策金融決定会合議事要旨(8月10、11日分)
  • 米   8月新築住宅販売
  • 米   8月耐久財受注
  • 米   9月ミシガン大学消費者信頼感指数



4度目の90割れテストはまたしても失敗でした。
昨日の東京では91円台で推移していたドル円は、じりじりと円が買われ、ドル安に。
欧州市場が参入するとさらに加速し一時90円35銭までドル安が進みました。

この水準まで来るとさすがに90円割れが意識され「NY市場ではもしかして割れるかも」
との期待(?)も膨らみましたが、結局91円台に押し戻されて取引を終えています。

中古住宅販売が事前予想を下回ったことが主因でしたが、「近いようで遠い90円」という
印象を再び市場参加者に与えたようです。

90円前半までドル売りを仕掛けた向きはことごとく踏み上げられた格好になっていますが、
この水準にはヘッジファンドなどから大量の買い物があるとの指摘も、一部にあるそうです。

90円割れが回避されていることでこの水準が強固なサポートになりつつありますが、
同時に、この下にはストップロスのドル売りも相当控えているものと思われます。
90円が維持されたことで90-93円のレンジはしばらく続く可能性も出てきました。

これまで株安は円高ドル安という構図でしたが、今週あたりから株安はドル高に反応する
状況になってきたようです。

株高→リスク選好→ドル買い円売り・ドル売り高金利通貨買い、というストーリーが市場の
コンセンサスだったものが、株安から円が売られドルが買われる展開に変わってきて
います。

高金利通貨に対する反応は変わっていないことから、やはり短期金利での日米逆転が
影響しているものと思われます。

まもなく始まるピッツバーグサミットでは「銀行幹部の報酬規制」や「自己資本比率引き上げ」
などの議題が議論されるようですが、[ドイツのメルケル首相はベルリンで記者団に対し、
米ピッツバーグでのG20では為替レートについて協議すると語った。]とブルームバーグは
伝えています。

またガイトナー米財務長官も記者団に「強いドルは米国とって非常に重要だ。」と語って
います。サミットで為替の水準についての話し合いがある可能性も出てきました。

今日のレンジ予想ですが上値は91円70、下値は90円50というところでしょうか。
市場参加者の多くは91円台でのドルショートを90円台半ばで拾っているようです。
サミットが開催されている週末です。大きなポジションは禁物です。

FOMC声明文にも反応薄。円91円半ば。 

SWも終わり今日から仕事の方がほとんどかと思います。

連休は終わりましたが、季節はこれからが一年で一番いい季節です。

スポーツ、読書、勉強、芸術、はたまた食べ物・・・・。

どれを取ってもこの季節はピッタリです。

これから約1ヶ月半の期間、皆さん何をやりますか?、

是非有意義に使いたいものですね。

そして、為替も秋にはよく動くこもをお忘れなく・・・。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 昨日アジア市場で90円49まで売られたドル円でしたが、その後の欧州、NY市場では買われる展開に。

  • NYダウが一時9900ドル台を回復したこともあり、ドル円は91円55銭まで上昇。その後、株式市場がマイナスに転じたことと、ユーロドルがユーロ高に推移したことで円も91円前半に。ユーロドルは1.4845と1年ぶりの高値を記録。

  • FOMC声明では景気見通しを上方修正したものの、これまでのコメントから大きく変わってないこともあり、株式市場は下落し、長期金利も下落。

  • FRBは住宅ローン担保証券の購入プログラムを来年3月まで延長することを決定。

  • 原油価格は予想外の在庫増を受け大幅下落。

  • 金は小幅反落するも1014ドル台を維持。



本日の注目点

  • 日   8月貿易統計
  • 欧   9月独IFO景況指数
  • 米   ピッツバーグサミット
  • 米   8月中古住宅販売
  • 米   週間失業保険申請件数



東京市場が休場の昨日の朝方、薄商いの中ドル円はストップロスのドル売りで
90円49まで下落しましたが、欧州、NY市場では一転してドル買いが優勢でした。

結局ドル円は連休前と変わらない水準で推移しており、90-92円のどちらへも
動きにくい展開の様です。

FOMCでは景気に対する見方を上方修正しましたが、現在の金利水準を維持するという
内容に、株式市場では利益確定の売りに押され引け間際にマイナスはに転じています。

現状の米景気については回復(pick up)してきているとを確認しながらも、個人消費などの
不安定要因があることも認める内容になっており、これまでの認識と比べ大きな変化は
観られませんでした。

この結果、FRBは現行の政策金利の誘導目標を0%-0.25%の範囲に据え置くこを決め、
住宅担保証券(MBS)の購入プログラムを3ヶ月延長し、来年3月末までとすることを決定
しました。

一部で期待されていた「出口戦略」に対する言及はなく、市場では、FRBは購入プログラム
をいきなり終了させて市場にインパクトを与えることを避け、延長させておき、出口戦略へ
徐々に移行させる手法を取り始めたという見方が一般的なようです。

ガイトナー財務長官はこの日、米景気について「景気回復の始まりの局面にある。」と
記者会見で述べています。
ただ、同時に失業率も高く、企業も厳し経営環境にあるとの認識も示しています。

今日からピッツバーグで行われるサミットでも、このような認識が示されるものと思われ、
為替相場への影響は限定的と予想しています。

ドル円は9月11日に90円台に突入してから2週間がたちました。
この間の値幅は2円43銭と、7か月振りに90円台に突入した割には小動きで、
市場参加者の中には気勢を竿がれた人も多いのではないかと思います。

しかも90円割れを三度も試みながら、ことごとく押しも出されたいます。
米経済指標の改善傾向が定着する中、米金利低下だけを材料にドル売りを仕掛けるには
やや限界もみえてきたような気もします。

90円を割り込み、1月に記録した87円を目指すべく決定的な材料を待っているというのが
正直なところでしょうか。

一方、上値の方も91円70-80を抜けたものの92円55で止まり、しかも翌日には
再び90円台後半まで下落するなど上値の重さを印象付けられただけに留まっています。

90-93円を抜けるほどの材料は、やはり10月の雇用統計ということになりそうな展開が
続いています。

ユーロ1年ぶりの高値で円も連れ高。 

シルバーウィークも今日で最後ですが、皆さん如何お過ごしですか?

連休中は天候にも恵まれ気温も概ね24-27℃と快適でした。

この時期山は朝夕はひんやりとして、空気が澄んでいて

非常に気持ちがいいものです。

明日から仕事です。SWが終われば今年もの残り3ヶ月で

あっという間です。

私は連休はとれませんでしたが、自宅のそばの公園では

赤、白の彼岸花が風に揺れ、秋を運んでくれていました。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • 為替市場では比較的金利の高い通貨が買われ、ユーロドルは約1年ぶりとなる1.4822まで上昇。円もこれに連れ買われる展開に。

  • 前日92円55まで円安が進んだものの、アジア開発銀行(ADB)がアジア地域の来年度GDPを従来の3.4%から3.8%へ上方修正したことで円が上昇、91円を割る場面も。

  • 7月FHFA住宅価格指数 →+0.3%(3ヶ月連続のプラス)

  • NYダウは百貨店や金融などが株価上昇を牽引し51ドル高。約1年ぶりの高値を記録。

  • 注目の米債券入札は好調で金利は低下。本日のFOMC後の政策金利も据え置きとの見方で債券相場は堅調。

  • 株式相場の好調を受け、金価格、原油価格とも大幅に反発。



本日の注目点

  • 英   BOE議事録
  • 米   日米首脳会談
  • 米   FOMC


前日のNY市場では一時92円55銭までドル高円安が進んだものの、
昨日は一転してドルが売られました。

きっかけはユーロの上昇だったようです。
ユーロドルは1.48台前半まで買われ、昨年9月のリーマンショク後の水準にまで
戻ってきました。

ドルに比べて金利が高いこと以外には取りたててユーロを買う理由は見つけにくい
状況の中、テクニカル的には上値を抜け、上昇傾向は鮮明です。

市場はここに注目しユーロ買いを積み上げているものと思えます。
やはり、目先1.5を目指す動きと言えるでしょうか・・・。

今回の円高はこれら高金利通貨の上昇に引っ張られる形で円も買われている側面が
強いようです。

今朝も91円台前半から、参加者の少ない薄商いの中ストップロスのドル売りが
引き金を引き、90円台半ばまで円高が進んでいます。

この水準にまで来ると、焦点はやはり先週と同様90円を切るかどうかに絞られます。
先週まで三回試して全て押し戻されているわけですが、参加者が少ない状況では
やや90円割れのリスクも高まってきています。

一方で、これまで通り個人的には米経済指標が改善傾向を見せる環境下で、
株高と債券高という本来相容れない状況が今後とも継続するとは考えておらず、
いずれ株高が債券離れを促す可能性が高いと観ています。

今夜のFOMCでは金利据え置きはほぼ間違いないところですが、米景気底入れに
関するFRB理事会での議論が注目されます。

すでに二人の委員が利上げに傾いているとの報道もあり、バーナンキ議長の
手綱さばきに世界中が注目しています。

FOMCの声明待ち。 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 米国の景気先行指数(8月度)予想+0.7%に対して、結果は前月比+0.6%の
    102.5、となり、5ヶ月連続の上昇となり、景気回復への兆候を示した。

  • NYダウは小幅下落。海外株式市場や原油価格の下落や先週までの株価上昇を
    受けて利益確定売りが先行した。

  • FOMCの声明に対する期待感から、原油、金ともに下落。

  • 米株価が軟調に始まったため債券買いが先行したが、NYダウが下げ幅を縮めた
    ため債券売りが優勢となった。




本日の注目点
           
  •  米 9月リッチモンド連銀製造業景況指数   
  •  米 7月米連邦住宅金融局住宅価格指数
  •  米 米財務省2年債入札

                                             


昨日は敬老の日で日本市場はお休みで、積極的な商いはなかったものの

ドル/円のサポートであった91円70-80付近のストップを巻き込んだ

ことによって9月11日以来となる92円台を付けました。

欧州時間に入ってもドル買いは継続し、一時92.55円まで上昇しましたが、

NY株価の下落やそれ以上ドルが買われる材料がなく92円台付近で推移しました。

90円の攻防は一旦終止符が打たれるたかたちとなりました。


また、特に大きく相場を左右するような経済指標はありませんでしたが、

今日から開催されるFOMCや、23・24日に開催されるサミット(G20)の

声明待ちといえそうです。

特にFOMCでは、先週バーナンキ議長が景気後退が終了した可能性がある

と発言をしたことから、金融刺激策の終わりを示す声明があるのではないかとの

憶測が広がっています。

もし、金融刺激策の終わりを示す内容が言及されるようであれば

ドル買いの運びとなりそうです。

また、本日も国民の休日でお休みとなる為、日本市場は薄商いとなりますが

欧州、NY市場に入ってからの株価や米国債の利回りによってドルが動いていき

そうです。

NY市場、円91円台前半で小動き。 

鳩山新内閣が発足しまだ1週間もたたないのに

既に足並みが揃わなくなってきています。。

亀井郵政・金融相が郵政事業について、「担当はおれだ」と

郵政相にかみついています。

また、債務の返済を猶予する制度については、

藤井財務相を相手に、「おれがやることに財務相が口を挟むのか、

そう言っとけ。」とインタビューを受けた記者に言い放っています。

いずれ、口が禍して鳩山総理も耐えきれなく、更迭・・・・。

その結果、国民新党は連立を離脱する、というシナリオが見えてきそうです。

氏は時折挑戦的な物言いをしますが、言語明瞭、意味不明です。

あの独特なしゃべり方を聞くと、田中角栄氏を思い出して

しまうのは、私だけでしょうか・・・・。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 週末を控え、経済指標もなかったことから円は91円台での取引に終始し値幅も限定的。

  • 藤井財務相が「為替レートに関して政府が言うべきでない。」との発言を受け、円がやや売られ91円半ばまで下落。

  • ドルはユーロやポンドに対しても買われ、対ユーロでは3日ぶりに1.46台半ばまでドル高の場面も。引けは再び1.47台前半。

  • 前日下落したNYダウは企業業績の好調予想を背景に、シェブロン、HP、サンディスクなどが上昇、前日比36ドル高と年初来高値を更新。

  • ドルが上昇したことから原油、金ともに小幅下落。

  • 債券相場は来週には総額1120億ドルと、過去最高となる入札が控えていることから下落、金利は上昇。



本日の注目点

  • 8月米景気先行指数


先週の1週間はいろんな意味で重要な週でした。
鳩山政権が発足したことで為替市場はどのような反応を見せるのか?
また、財務大臣には誰が就任し、現状の為替の水準にについてどう考えているのか?
その前の週に91円を割り込んでいたドル円は果たして90円を割り込むのか?
そんなことが確認され週でした。

結果的には円高という形で為替は動きましたが、90円を割り込むことはなく
先週末は91円台前半での週越えでした。

財務大臣には順当に藤井氏が就任。
為替に関してはまず、「円高は必ずしもマイナスの効果だけではない」という趣旨の
発言をしたため「市場介入には消極的」ととられ、90円12銭までドル売りが加速する
場面もありました。

週末には「為替相場水準に政府が言及すべきではない。」との趣旨の発言をし、
今度は円が売られる展開になりました。

いずれにしても、これまでの与謝野氏と比べると積極的な発言が目立つように
思えますので、今後も同氏の発言には注意が必要です。

先週は月曜日から円高傾向で始まりましたが、結局90円12銭までドル安が進み
ましたが90円割れは回避できました。

先週末は91台で引けていることからややドルの底値が固まり、ドルを売りにくくなった
ようにも思えます。

市場は依然としてドル安を予想しているようですが、今週はFOMC、ピッツバーグでは
金融サミンットもあります。

90円前半からの戻しも急なことから、ややドル売りを仕掛けにくくなっているようにも
思えます。

しかし、だからと言ってドルが大きく買われる雰囲気でもありません。
繰り返しになりますが、これまでのドル円のサポートであった91円70-80の抵抗線を
上抜けするまでは市場のセンチメントは変わりません。

事実先週ドルが上昇しても、三度91円60から上のあたりで押し戻されています。
ドルの上値では、この水準が抜けるかどうかが今週のポイントとなると思います。

また下値については90円が引き続き重要なサポートであることは言うまでもありません。
同時にユーロドルは先週末に一旦調整したものの、時間足から週足までどれを見ても
テクニカル的には1.5を目指しているいように思えます。

今後、ユーロドルが1.5に向かって上昇を続けるようであれば、ドル安が加速して
円も再び90円割れを試す展開も予想されます。

ドル円の動きは当然ですが、ユーロドルの動きからも目が離せません。

値動きの荒い展開に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米国債の利回りが上昇を意識して91円64銭まで上昇したが、米失業保険
    継続受給者数が予想以上の増加を示した事や住宅着工許可件数が予想を
    下回った事などに嫌気された。

  • 米8月住宅着工件数は、59.8万戸と市場予想通りとなったが、
    米8月住宅着工許可件数は57.9万戸と、前月の55.7万件よりも改善したが
    市場予想の58.3万戸に対しては、下回る結果となった。

  • 失業保険申請件数は、市場予想や先月度よりも下回る54.5万件となった。
    米失業保険継続受給者数は、前回の608.8万人から14.2万人増加の
    623万人となる。

  • 9月フィラデルフィア連銀製造業業況指数 予想8.0→結果14.1

  • 株式市場は小幅安、NYダウは前日比-7.79ドル、ナスダックは6.4
    ポイント安で取引を終了した。


本日の注目点

  • 欧 7月経常収支
  • 英 8月マネーサプライ                                                             


昨晩は、ロンドン市場にて白川日銀総裁による「円高は中期的に経済を押し上げる

力もある」と円高を容認するような発言を受けて円買が買われる先行しました、

時間外による米国債の利回りの上昇や、9/13までの米国の新規失業保険申請

件数の好結果を受けて一時91.60円台の高値をつけました。


しかしながら今後の住宅着工件数の前身となる指標の住宅着工許可件数が悪化

したり、9月フィラデルフィア連銀製造業業況指数はよかったものの、

個別の内訳では悪化したことにより、ドルが買われる動きも限定的なもの

となりました。


本日は、米国おいて経済発表の行われる予定がなく、株式市場や米国債券の

値動きをみた相場展開となってきそうです。また鳩山政権が発足して間もない為、

各閣僚などの要人発言には、注意をする必要がありそうです。


さて来週はシルバーウィークとなりますが、値動きとしては、90.00円割れが

争点となってきそうです。90.00円にはしっかりとしたサポートがありますが、

90.00円を割り込むようであれば、さらなる円買いも想定されそうです。

藤井財務相発言で円90円12まで急騰。 

鳩山新内閣誕生です。

新聞でよく目を通す場所に、総理が1日どのように過ごしたかを

記録している「首相官邸」があります。

先の衆院選で大勝した翌日から「鳩山代表の1日」も併記されています。

面白いのは15日の「総理最後の日」の麻生さんと「代表最後の日」の

鳩山さんのそれぞれの夜でした。

麻生さんは松本官房副長官と平河町の天ぷら料理店「天真」で慰労会。

鳩山さんは上池台の「モスバーガー」で買い物。

これまでの総理の行動と、これからの総理の行動を象徴するようで

興味深い記事でした。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • ドル円は行って来いの展開。アジアから欧州にかけて円は一時90円12銭まで急騰。しかし、NY市場では一転ドルが買い戻されて91円37銭まで円安の場面も。

  • 藤井新財務相が介入には否定的な発言をしたことで円買いが進み90円をテスト。

  • NYでは株式市場が大きく上昇したことで債券が売られ、長期金利が上昇。ドルが買い戻され91円を挟む水準で取引終了。

  • NYダウは108ドル高と9800ドルまで上昇し、1万ドルの大台が視野に入ってきたとの声も。

  • 引き続きドルが売られる展開に、金は史上最高値を更新、原油価格も72ドル台乗せ。

  • 8月鉱工業生産が発表され前月比0.8%のプラス。2ヶ月連続で前月を上回る。

  • 8月消費者物価指数 →プラス0.4%



本日の注目点

  • 欧   7月ユーロ圏貿易収支
  • 米   8月住宅着工件数
  • 米   フィラデルフィア連銀景気指数
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   8月建設許可件数


やはり、「90円の壁」は高いのでしょうか・・・。

昨日の東京市場午後3時ごろから円は急騰しました。
鳩山新内閣の藤井財務大臣が「強い円は日本に有益」との発言が伝わったことで
ドル売り円買いが加速し、ドルは一気に90円前半まで売られました。

その後90円12と、90円割れを試す展開となりましたが、NY市場が開いて
しばらくすると91円台半ばまでドル買い戻され、90円割れは失敗に終わりました。

先週の金曜日と今週月曜日、さらに昨日と、これで90円割れを3回テストしたことに
なりますが、ことごとく失敗しています。

90円近辺ではオプション絡みのドル買いなどもあり現状では大きな壁になりつつあります。
しかし、依然としてドルが相対的に売られる展開は変わっていません。
昨日はユーロドルが1.4738と約1年ぶりの水準を記録しました。
さらに、ドルが売られたことから金価格は史上最高値を更新し、原油を含む商品相場も
軒並み上昇しています。

またNYダウも前日比100ドルを超える上昇を見せ、資源、金融セクターなどが
相場全体を牽引しました。

市場からは「景気回復が早まり鉱物資源の需要が高まる」「米国の利上げが早まる」
との声も聞こえてきます。

この結果これまで買われてきた米債券は続落し、金利は上昇。
これがドルの買い戻しへと繋がったようです。

この日はヘッジファンドを顧客とする調査会社。メドレー・グローバル・アドバイザー
のリポートも材料となったようです。
同リポートでは、「FRB内には早ければ次の連邦公開市場委員会(FOMC)で
金利を引き上げるべきだ」との声もある、とブルームバーグは伝えています。

さて、鳩山新内閣は円高局面での船出となりましたが、藤井新財務相を含め
今後市場とどう向かい合っていくのかはまだ未知数です。

来週から米ピッツバーグで開かれるサミットではオバマ大統領との首脳会談も
予定されているようです。

鳩山首相は「大統領と信頼関係を構築することが第一歩。」と語っており、
巷間言われているような日米関係の悪化は考えにくいと思われます。

市場のセンチメントは引き続きドルベアです。
ドル円も91円70-80あたりがレジスタンスとなっており、この水準が
抜けない限り、再びドルの下値を試す展開があると思います。

この流れが変わるかどうかは、やはり「出口戦略」の実施が大きなカギを
握っていると思います。

ドル91円台半ばを試すも押し戻される。 

高齢者の万引きが増えているそうです。

警視庁の調べによると未成年者の万引きは減少傾向に

あるのに、高齢者が逆に増えているそうです。

犯行の動機を調べてみると深刻な問題も浮かび上がってきます。

未成年では「ゲーム感覚」という理由が最も多いのに、

高齢者では「生き甲斐がない」「孤独」といった理由が

上位を占めています。

また万引きをした高齢者の92%は無職で、64%は収入がなかった

という調査結果もでています。

「無収入で孤独」という典型的な老人像が浮かび上がってきますが、

政権が代わればこのような人たちが一人でも減るのでしょうか。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • このところの急激なドル安に対する警戒感からドルは買い戻され、ドル円は91円65銭まで上昇。

  • 米経済指標の改善からドル堅調だったものの、ユーロドルでユーロが一段高になってことから円も連れ高に。

  • 9月NY連銀製造業景気指数は18.9と前月から大幅に改善、2年ぶりの水準まで回復。

  • 8月小売売上高も改善し前月比2.7%プラスと3年ぶりの伸びを示す。自動車買い替え政策の影響もあるが、その部分を除いても1.1%のプラス。

  • 8月生産者物価指数 →1.7%プラス。

  • NYダウ、ナスダックともに続伸し、年初高値を更新。ベストバイが業績見通しを上方修正したことから小売りが相場を牽引。

  • 金、原油ともに反発。債券相場は生産者物価指数が高い伸びを示したことから売られ金利は上昇。



本日の注目点
           
  • 日   日銀金融政策決定会合(17日まで)    
  • 欧   8月ユーロ圏消費者物価指数  
  • 米   8月消費者物価指数      
  • 米   8月鉱工業生産         
  • 米   NAHB住宅市場指数



バーナンキFRB議長は演説で「米景気後退は現時点で終わっている可能性が
非常に高い」と述べ、米景気に対する見方を、これまでにない言い回しで表現しました。

これまでは多くの局面で「景気後退のペースは緩やかになった」としていた
慎重な言い回しからリセッションを抜け出た可能性が高いとの言い方に変えました。

先週の地区連銀経済報告(ベージュブック)の内容を受けて、議長自身景気回復への
自信を深めたものと思われます。
これを裏付けるかのように米経済指標の改善が発表されています。

まずは9月NY連銀製造業景気指数です。
今年3月にはマイナス38まで落ち込んだ同指数でしたが18.9まで回復してきました。

この水準は2年ぶりの水準で2007年夏の「サブプライムローン問題」が表面化した
パリバショック以来の水準です。
製造業を中心に米経済の先行きに対する見通しは「極端な悲観論」から「若干の楽観論」
に変わろうとしています。

また、8月の小売売上も季節調整済みで前月比2.7%の増加と、過去3年間で最大の
伸びを示しました。
しかも、大きく影響を与えたと思われる自動車を除いても1.1%の増加でした。
この数字は個人消費に跳ね返ってくることから早晩同指標も改善されることになると
思われます。

しかしながら、問題は為替市場でドルに対する信認が戻って来ないということです。
このところの急激なドル安から昨日あたりはドルを買い戻す流れが優性でしたが、
上値はドル円で91円65銭に留まっています。

これまでは株価が上昇すると「リスク選好」から低金利であるドルと円が売られ
高金利通貨が買われる構図でしたが、9月に入ってからは「リスク選好」が高まっても
ドルは売られるものの円は買われて「ドル全面安」の様相に変わってきました。

昨日もNY株式市場は全般的に堅調で「リスク選好」が働き、ドルが売られましたが
円も買われる展開でした。
昨日はユーロがドルに対して上昇したことに伴う連れ高ではありましたが、為替相場の
株離れが見られます。

昨日の91円半ばからのドル下落で、ドルの上値は限定的と観る向きのドル売りも
予想されます。

目先は90円の50、そして90円10-20がキープできるかがポイントになろうかと
思います。

米長期金利反発で円91円に。 

まだ気が早いようですが、来週からシルバーウィークが

始まります。つい先日GWが終わったばかりでしたが・・・。

日本は先進国の中で最も祝日が多い国です。

しかもその祝日が連休になっています。

外国の友人が「Golden week」のあとに「Silver week」が

くることから、「Bronze weekはいつ来るの?」

と真顔で聞いていました。

高速道路はまた大渋滞になります。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 経済指標の発表もなく、材料に乏しい中、ドル円は買い戻され一時91円14銭までドル高円安に。

  • 先週まで下落していた米長期金利の反発を受け、大きく売られていたドルが買い戻され90円台後半に。

  • ドルは円以外の通貨に対しては弱含んだことから、クロス円は総じて円安に。

  • リーマン破綻からから1年が経過したことで、オバマ大統領はウオール街で演説。「金融規制の強化が必要」と強調。

  • 中国タイヤ問題で中国は米国を世界貿易機関(WTO)へ提訴する方針を発表。米中関係の悪化は世界経済への悪材料との見方も浮上。

  • 原油、金ともに小幅反落。

  • NYダウは反発し9600ドル台に。S&P500は1年ぶりの高値を記録。



本日の注目点

           
  • 豪   RBA議事録
  • 欧   9月独ZEW 景気予測指数    
  • 米   8月小売売上高    
  • 米   8月生産者物価指数     
  • 米   7月企業在庫  
  • 米   9月NY連銀製造業景気指数                   



週明けのNYではドル円が買い戻されています。
昨日のアジア市場で、一旦ドルの下値を試したものの底固かったことや、
米長期金利が上昇したことなどを受けてドルは買い戻された格好です。

ドルは円以外の通貨に対しては売られ、ユーロドルは年初来高値近辺での取引と
なっています。

目先90円割れは回避したドル円ですが、依然としてドルの戻りは限定的との
雰囲気があります。

91円の半ばを超える展開が見えればひとまずドルの底値を確認し、93円程度までの
ドル買い戻しによる上昇も見込めますが、市場のセンチメントはドルの戻り売りが
優勢な状況です。

このところの為替相場は株式市場との相関度が薄れ、金利に左右される展開と
なっています。

米長期金利は4営業日ぶりに上昇しました。
先週は700億ドルの中長期債の入札を順調にこなし、債券に対する需要が旺盛
でしたが、昨日は利食いの売りに押され価格は下落し、金利が上昇しました。

米中関係の雲行きが怪しくなってきました。
中国からの輸入タイヤ180億ドル相当に関税35%を上乗せすると発表した
オバマ大統領は、保護主義や挑発を意図したものではないとしながらも
「当政権は貿易拡大と新たな通商協定の締結に向け取り組んでいる。」と演説で
述べています。(ブルームバーグ)

これに対して中国政府はWTOに提訴することを決めると同時に、米国から輸入している
自動車部品などを減らすことも検討し、今後予定されている米中首脳会談にも
影響がでる可能性があることをほのめかしています。

米中関係の悪化は世界経済にとってもマイナスとの見方から、昨日のNYでは
安全資産としてドルが買われたとの指摘もありました。

中国製タイヤはその価格の安さを武器に米国への輸出が急増しています。
このため米国では既に5000人以上の雇用が失われたという統計もでており、
このままではさらに雇用の悪化を招くという理由から、オバマ大統領は中国製タイヤに
35%の関税をかけるようUSTRに指示を出しました。

現在では為替に影響を与えるほどの問題になっていませんが、今後注意が
必要かもしれません。

今夜は小売売上やNY連銀指数など為替が動きそうな材料があります。
米経済指標の改善が定着するのかどうかと、長期金利の行方を睨みながらの
展開となります。下値のメドは昨日と同様90円20前後、上値は91円50というところです。

円再び全面高で91円21銭を示現。 

敬老の日を前に厚労省の発表によると、

日本の100歳以上の高齢者は4万人を突破したそうです。

2000年にには1万人ほどしかいなかった100歳以上の

お年寄りがわずか9年で4倍になったわけです。

日本は世界でも類をみないスピードで高齢化が進んでいる

ことになります。

食糧事情や医療が進歩してことが要因として挙げられますが、

最大の要因は1945年以来戦争をしていないことではないでしょか。

平和な暮らしがが続いていることと高齢化は、

無関係ではありません。

「平和ボケ」も危惧されますが、このまま平和が続けば

「100歳以上人口10万人」もすぐにやってきます。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 引き続きドル全面安の展開が続いています。

  • ドル円は90円後半で取引が始まり、ほとんどドルが買い戻される場面もなく90円21銭と2月以来の円高水準までドル下落。

  • ユーロは対ドルで1.4635と直近の高値を抜くレベルまで強含んだものの、円ほど買いは圧力は見られずやや反落。

  • ポンドは8月の生産者物価指数の上昇を材料に、対ドルで1ヶ月ぶりの高値1.67台を記録。

  • 株式市場は6日ぶりに反落し、債券相場はこの日も入札が好調で5週連続高。

  • 金価格は続伸、引け値で1000ドル台を確保。

  • 9月ミシガン大学景気信頼感紙数→70.2(市場予想を上回る)



本日の注目点

  • 欧   7月ユーロ圏鉱工業生産
  • 米   デュークFRB理事、ラッカー リッチモンド連銀総裁
  • 米   イエレン サンフランシスコ連銀総裁



円が静かに、そして着実に強含んでいます。

先週末のNYではついに90円台前半まで円高が進み、90円21銭を記録しました。
その後買い戻されて90円65銭近辺で引けていますが、さすがにここまで円高が進むと
市場では今年1月に記録した87円10銭が噂されるようになってきました。

このところドルが全面安で、特にポンドとユーロに対して今年の最安値を記録して
いましたが、円はやや出遅れ感がありました。

先週末のNYではこの動きも修正されるような流れで、円がドルだけではなく主要通貨に
対しても買われる展開となりました。

今回の円高は今年1月のそれとは違い、スピードが非常に遅くなっています。
従って「過熱感」もなく、それだけに戻りの幅も浅くなっています。
ドル円を買い持ちにしている市場参加者にとっては、非常に損切りをしにくい、いやな
展開が続いていると思います。

また、もう一つの違いは米経済指標の内容です。
今年5月頃から米経済指標は明らかに改善傾向を見せています。雇用の部分では
まだ強弱まだらも模様ですが、その他住宅関連も底打ち感を見せています。

先週末発表されたミシガン大学景気信頼感指数も前月の65.7から70.2と大きく
改善しています。

しかし市場はそれでもドルを売り続けています。
米景気の先行きに不透明感が残っているという理由もみられますが、最大の要因は
米金利の低下ではないかと思います。

先週も書きましたが、ユーロ3ヶ月もの金利ではドルが円を下回っています。
また長期金利では米ドルの金利が円を上回っているものの、その差は2%まで縮小
しています。

「金利の低いドル」がすっかり定着した感があります。
市場では金利の低い金ドルを調達して、その他主要通貨、高金利通貨を買う動きが
活発化しており、新聞でも指摘されていた「ドルキャリートレード」が加速しているようです。

さて今週の焦点は90円を割り込むかどうかと、割り込んだ場合に今年1月の87円台に
向かうのかどうかに絞られます。

現在ドル円の水準は90円前半での取引となっています。
90円割れを試すことは間違いないところでしょうが、その後の動きは今年1月のように、
そこからに大きく円が買い進まれることはないと観ています。

当時の日米のファンダメンタルズと、現在のそれとは大きく異なるからです。
また、米株式市場と米債券市場が同時に強含み続伸することは、基本的には考えにくい
ことだからです。

貿易赤字拡大によって、ドルが売られる展開に 

先日べルリンで行われた「世界陸上」。

ウサインボルト選手の100m、200mの世界新記録には

世界中の人が驚きました。

確かにあの走りは驚異的でした。

私がもう一つ興味があったのが1万mのエチオピアのベケレ選手でした。

5千mと1万mの世界記録保持者です。

何しろ、400mのトラックを24周した後、最後の400mを約53秒で

走り切る走力は驚異的です。

そのベケレとボルトが対決する可能性があるそうです。

ボルトは「600mまでなら勝つ自信ある。」と言い、ベケレは「800m以上なら

負けない。」と言っています。

では700mでの勝負か??


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 米国において7月度の貿易収支が発表され、市場予想の-273億ドルの赤字に対し、市場予想を上回る-320億ドルの赤字であった為、ドルは全面的に売らる展開となり、対円に対しては、2/16ぶりに91.41円まで売られた。

  • 先週分の新規失業保険申請件数が発表され、市場予想の56万件や、前回の結果57.6万件(修正値)に対し、55万件と予想を下回る結果となった。また8月29日までの失業保険継続受給者数についても、前回の結果624.7万人(修正値)や市場予想の620万人を下回る608.8万人となった。

  • 30年債の入札が行われ、応札倍率が2007年11月以来の高水準となる2.92倍であった。この好調な入札結果を受けて、債権の利回りは低下し、ドル売りに拍車を掛けた。ユーロに対しては、一時1.4613と昨年12月依頼、年初来の安値となった。



本日の注目点

  • 独 8月生産者物価指数   
  • 英 8月生産者物価指数       
  • 米 9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報   
  • 米 8月財政収支



昨日のドル/円は、米国で7月度の貿易収支の発表が行われ、予想外にも
貿易赤字が拡大したことを受けてドルは全面的に売られる展開となりました。

貿易赤字が拡大した理由として、オバマ政権による中古車買い替え奨励策により、
外車の需要が高まったことや、原油価格が上昇したことにより輸入が増えたことが
要因といえます。

ただし、自動者の輸入が増えているということは、消費が増えてきていると判断
することもできますが、自発的なものではなく、奨励策によるものであれば、
消費が基に戻ることも考えられますので、動向には注意が必要といえます。

また、昨日は30年債の入札もおこなわれ、応札倍率が2007年11月以来の
高水準となる2.92倍となりました。

今週実施の計700億ドル規模の国債入札も影響してか、投資家からの需要の強さを
示した影響から長期債を中心に買いが強まったことを受けて、利回りが低下し、
日米の金利差が長期金利でも縮まったことが、ドル売り円買いに拍車をかけた
一因といえます。

しかしながら、米国株式相場は堅調でダウ平均が80.26ドル高の9627.48ドルで
取引を終えました。

前週の原油在庫が予想以上の減少したことや国際エネルギー機関(IEA)が世界原油需要
見通しを引き上げたことで原油価格が上昇し、エネルギー関連株が、堅調推移したことや
週間新規失業保険申請数も予想以上に減少したことが、要因といえますが、この日
行われた30年債入札結果が投資家に与えた安心感が大きかったことが株価上昇の
一因ともいえます。

さて本日は週末ですが、今後の相場の見方として、中国、米国等の株価や経済状況、
米国と日本との金利差の動向を伺いつつ、緩やかに円高が続き、90.00円という
節目を視野に入れた展開が予想されます。

貿易赤字拡大によって、ドルが売られる展開に 

2009年9月11日(金)


先日べルリンで行われた「世界陸上」。ウサインボルト選手の100m、200mの

世界新記録には世界中の人が驚きました。

確かにあの走りは驚異的でした。

私がもう一つ興味があったのが1万mのエチオピアのベケレ選手でした。

5千mと1万mの世界記録保持者です。

何しろ、400mのトラックを24周した後、最後の400mを約53秒で

走り切る走力は驚異的です。

そのベケレとボルトが対決する可能性があるそうです。

ボルトは「600mまでなら勝つ自信ある。」と言い、ベケレは「800m以上なら

負けない。」と言っています。

では700mでの勝負か??


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • 米国において7月度の貿易収支が発表され、市場予想の-273億ドルの赤字に対し、
    市場予想を上回る-320億ドルの赤字であった為、ドルは全面的に売らる展開となり、
    対円に対しては、2/16ぶりに91.41円まで売られた。

  • 先週分の新規失業保険申請件数が発表され、市場予想の56万件や、前回の結果
    57.6万件(修正値)に対し、55万件と予想を下回る結果となった。
    また8月29日までの失業保険継続受給者数についても、前回の結果624.7万人
    (修正値)や市場予想の620万人を下回る608.8万人となった。

  • 30年債の入札が行われ、応札倍率が2007年11月以来の高水準となる
    2.92倍であった。この好調な入札結果を受けて、債権の利回りは低下し、ドル売りに拍車を掛けた。
    ユーロに対しては、一時1.4613と昨年12少し大きい文字月依頼、年初来の安値となった。


    本日の注目点

    • 独 8月生産者物価指数   
    • 英 8月生産者物価指数       
    • 米 9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報   
    • 米 8月財政収支                  
                                                                   



    昨日のドル/円は、米国で7月度の貿易収支の発表が行われ、予想外にも

    貿易赤字が拡大したことを受けてドルは全面的に売られる展開となりました。

    貿易赤字が拡大した理由として、オバマ政権による中古車買い替え奨励策に

    より、外車の需要が高まったことや、原油価格が上昇したことにより輸入が

    増えたことが要因といえます。

    ただし、自動車の輸入が増えているということは、消費が増えてきている判断

    することもできますが、自発的なものではなく、奨励策によるものであれば、

    消費が基に戻ることも考えられますので、動向には注意が必要といえます。



    また、昨日は30年債の入札もおこなわれ、応札倍率が2007年11月以来

    の高水準となる2.92倍となりました。今週実施の計700億ドル規模の国債

    入札も影響してか、投資家からの需要の強さを示した影響から長期債を中心に

    買いが強まったことを受けて、利回りが低下し、日米の金利差が長期金利でも

    縮まったことが、ドル売り円買いに拍車をかけた一因といえます。

    しかしながら、米国株式相場は堅調でダウ平均が80.26ドル高の

    9627.48ドルで取引を終えました。

    前週の原油在庫が予想以上の減少したことや国際エネルギー機関(IEA)が世界

    原油需要見通しを引き上げたことで原油価格が上昇し、エネルギー関連株が、

    堅調推移したことや週間新規失業保険申請数も予想以上に減少したことが、

    要因といえますが、この日行われた30年債入札結果が投資家に与えた

    安心感が大きかったことが株価上昇の一因ともいえます。



    さて本日は週末ですが、今後の相場の見方として、中国、米国等の株価や

    経済状況、米国と日本との金利差の動向を伺いつつ、緩やかに円高が続き、

    90.00円という節目を視野に入れた展開が予想されます。

ドル安継続で円、91円61を示現。 

昨年より一つ順位を上げ世界8位。

これは8日に「世界経済フィーラム」が発表した

「2009年世界競争力ランキング」です。

これは世界133カ国の国ごとに、経済指標や経営者への

アンケート調査などに基づき、評価項目ごとに順位を出し

総合評価したものです。

日本は「技術革新力」と「生産工程の先進性」が1位でしたが、

政府部門の「債務の国内総生産比」が132位と下から2番目。

しかも最下位の国は算出不能とのこと・・・・。

因みに1位は昨年までトップだった米国を抜いたスイスでした。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 92円台前半で取引が始まったドル円は92円台を割り込むと、7月に記録した91円73銭も割り込み、ストップロスのドル売りも巻き込んで91円61まで下落。

  • 特に目立ったドル売り材料はなかったものの、このところのドル全面安の流れが継続し、ユーロドルも1.46台に乗せた。

  • その後、NYダウが4日連続で上昇したこともありドルが買い戻され、92円台を回復し引け。

  • ベージュブックでは7-8月期の経済活動は安定してきていると報告されたが、住宅価格につては一部で依然として下落圧力が続いているとの報告も。

  • 急騰している金価格は1000ドル台での利食いに押され小幅反落。

  • 10年米国債の入札は好調で長期金利は小幅下落。




本日の注目点

  • 豪   8月失業率
  • 日   7月機械受注   
  • 英   BOE政策金利発表  
  • 米   7月貿易収支 
  • 米   週間失業保険申請件数                 
  • 米   30物国債入札                         



7時現在ドル円は91円97-99。
円は重要な節目とみられていた91円73割り込み、61銭まで買われました。
今年2月以来のドル安円高水準です。

今週から目立ってきた「ドル全面安」の傾向が加速してきたようです。
ユーロドルも昨日のアジアで1.44台後半での取引であったものの、一気に1.46台
に乗せ、昨年12月以来のユーロ高を記録しています。

ただ、これまでの円高局面と異なるのは、まずそのスピードです。
非常に緩やかなものになっていて、逆に過熱感はでていません。

また、重要な節目であった91円73を割り込んだわりにはその後のドルの戻しは
結構な幅です。

91円61から92円25まで60銭以上戻したことになります。
過去の円高局面では節目を割り込むと一気に円買いが加速するのが通常でしたが、
やはり91円台という水準と米経済指標の改善傾向を考えると、本腰を入れて
ドル売りを仕掛けるにはリスクが高いということでしょうか。

米経済指標が持ち直しの兆しを見せている状況でもドルが主要通貨に対して大きく
下落しているのは金利差との指摘があります。

確かに、長期金利差であれば日米では依然として2%以上ドル金利の方が高いものの、
LIBOR3ヶ月ではドルが0.299%で円は0.37%。スイスフランでも0.30%です。

この結果これまで円を調達し「円キャリートレード」がメインだったものが、より金利の低い
ドルを調達する「ドルキャリートレード」に変わってきた、と新聞各紙も報じています。

つまり現在のドル安はファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)が原因ではなく、
金利差を主因とするということになります。

現在のドル安が米ドルの金利の低さからくるものだとすれば、ドル安下での株高の説明も
つきそうです。

さて、91円61まで下落したドル円の見通しですが、方向的にはドル安は変わらないと
しても上述のようにそのスピードは緩やかで、上下を繰り返しながら
「気がつけば円高になっていた」というような感じではないでしょうか。

同時に、ファンダメンタルズを反映していない現在の相場の流れでは90-95円の
レンジに収まる可能性が高いと思います。

どちらかと言えば90円を大きく割り込まないと観ていますが、金利差が重要な
要因だけに今後の「出口戦略」の時期が大きな影響を与えることになります。

ドル主要通貨に対して全面安。 

まもなく「リーマンショック」から1年が経とうとしています。

経済新聞の夕刊では「リーマン破綻から1年、NY再興」と題して

特集しています。

リーマンンの本社があったNYタイムズスクエアのビルには

現在イギリスのバークレーズキャピタルの名前が刻みこまれています。

同ビル前には、一時ほとんど見られなかった黒塗りのリムジンが

列をなしていると伝えています。

同時に、金融機関を退職した60歳の男性が「hire me」

(雇ってください)という看板を胸に掲げ、

2ヶ月近く朝から晩まで立ち続けていると紹介されています。

この1年、「100年に一度」という言葉を何度目にし、

何度自分でも使ったことか・・・・。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • ドルは円を含む主要通貨に対して全面安の展開。

  • 連休明けのNYではアジア市場でのドル安を受け、円、ユーロ、豪ドル、ポンドなどが軒並み買われ、「ドル売り」が加速。

  • ドルは通貨だけではなく、金、原油など商品相場に対しても売られ、最近にない、「ドル独歩安」に。

  • ユーロドルは対ドルで急伸し、昨年12月以来となる1.45台半ばまで上昇。豪ドルも対ドルでは直近の高値を抜いて上昇。

  • NYダウは商品相場の上昇を背景にエネルギー関連セクターが全体を牽引し三日続伸の56ドル高。

  • 3年物債券の入札は好調だったものの、本日も大量の入札を控え需給懸念から金利はやや上昇。

  • オバマ大統領はサミットを前に会見を行い「持続可能な成長」を訴えた。




本日の注目点

  • 豪   7月小売売上高
  • 日   7月景気動向指数   
  • 欧   OPEC総会(ウイーン) 
  • 欧   8月独消費者物価指数    
  • 米   地区連銀経済報告(ベージュブック)


ドル全面安の展開です。

これまでは「リスク選好」が高まると、ドルが売られ、円はさらに売られたため、
ドル円では「ドル高円安」の相場展開になりました。

逆に「リスク回避」の動きが加速するとドルが買われ、円も買われ「ドル安円高」になる
傾向がありました。
しかし、昨日の東京市場から欧州、NYにかけてはこれまでの動きと異なるものでした。

ドルは主要通貨に対して売られ、ドル円は92円割れ目前まで下落。
ユーロドルにいたっては昨年12月以来の1.45台に乗せ、高値1.4535を記録
しています。

また豪ドルも対米ドルでは直近の高値を抜いてきました。
その結果円高が進んだものの、クロス円では総じて水準は変わらず、主要通貨は
ドルに対してパラレルに強含んだことになります。

この日のドル安は商品相場にも大きな影響を与えています。
先週から急騰した金価格は、1オンス1000ドルの大台を突破し、一時1009ドルまで上昇。
約半年ぶりの高値を付けています。
同様に原油価格も急騰し、再び71ドル台と、一日で約4.5%の上昇を見せました。

サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は「原油市場は良好な状態にある。」とし、
OPEC臨時総会で生産枠を変更しない可能性を示唆しています。

先週末の雇用統計発表でドル円は93円25まで上昇しましたが、わずか一日で
雇用統計前の水準まで売られています。

95円のレベルが相当重く抵抗線になっているものの、92円割れ目前まで下落している
状況を見ると、上下を繰り返しながらも90円を目指しているように見えてきます。

同時に、ユーロ、カナダ、豪ドルなどの上昇を考えると、これまでの「安全資産としての円」
だけではなく「安全資産としてのドル以外の通貨」という構図も浮かび上がってきそうです。

昨日は、NYダウが続伸したためドル円はかろうじて92円台はキープできたものの、
NYダウが下落していたら再び先週記録した91円94銭をトライしていた可能性があります。

92円台という非常に不安定な値位置にいるドル円は、米経済指標の改善にも反応が鈍く、
再び下落基調に入ってきた気配もあります。

昨日の92円50からのストップロス同様、91円73銭を割り込むとストップロスが
円高を加速させることも十分考えられます。

今日明日も大量の米国債入札を控えていることから、この二三日が重要な節目になって
きそうな気がします。

一方で、ユーロ、豪ドルなどが対ドルで上昇傾向を強めていることから、クロス円が
もう一段上昇するような展開になると、ドル円の下落も限定的となり円高方向への
スピードも緩いものになるかもしれません。

NY休場で動かず。 

鳩山次期内閣の主要ポストが徐々に発表されています。

予想通り、党の重鎮はそれぞれしかるべきポストに就くようです。

外務大臣には岡田現幹事長が就任する予定ですが、一部に

田中真紀子元外務大臣が就任するのではとの予想もありました。

今回の選挙1週間ほど前に民主党公認となり当選を果たした

真紀子女史、いきなり外務大臣ではさすがに党内から

反発の声が上がるのは必至。

ここは岡田外相でひとまず切り抜けた格好ですが、

まだ入閣の可能性は残っているかもしれません。

今週末までには判明しそうです。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • NY市場はレーバーデーのため休場


本日の注目点

  • 日   8月の景気ウオッチャー調査 
  • 欧   7月独貿易収支
  • 欧   7月独鉱工業生産     
  • 米   7月消費者信用残高


NY市場が休場ということで、昨日の東京の午後から欧州にかけては、
ほとんど動意がなく小動きでした。

特にニュースはありませんでしたが、欧州各国の株価は先週末のG20で
景気刺激への取り組み維持で合意したことなどを背景に軒並み上昇しました。

スイスのバーゼルでBIS(国際決済銀行)の総会に出席したECBのトリシェ総裁は
記者会見を行い、「世界経済は底入れした可能性がある。」との認識を示す一方、
「慎重と警戒を維持する必要がある。」と述べました。

また出口戦略についても、まだその時期ではないと、先週のECB理事会後の発言を
繰り返すにとどまっていました。

先のG20で、国際的に活動する銀行の自己資本比率の引き上げが合意されました。
昨年のリーマンショック以降の金融危機を二度と起こさないために、金融機関の
財務体質をより強固なものにし信用供与の安定を図ろうというものです。

今後今月米ピッツバーグで開かれるサミットでさらに検討が加えられ、2011年には
新たな規制が導入される予定です。

結局、自己資本比率を引き上げるには資本を充実させるか、リスク資産を減らすかしか
方法はありません。

仮にリスク資産を減らすとなれば、邦銀の融資姿勢がより厳しくなり、中堅企業の
資金繰りは悪化し、景気の足を引っ張ることになるかもしれません。

円、雇用統計で乱高下93円台に。 

マリナーズのイチローが大リーグ通算2000本安打を達成しました。

もう一つの大記録9年連続200本安打と合わせ

「時間の問題」でしたが、ともあれ「祝2000本安打達成」という

ところです。

イチローがアメリカにわたってもう9年にもなるんですね。

すでに日米通算で3100本以上の安打を打っていますが、

もし彼がアメリカに行かずに、日本でプレーしていたら

一体何本ヒットを打っていたでしょうか・・・・。

試合数がアメリカの方が多いから本数は減っていた。

大リーグの方が技術が上だから日本にいたらと当然増えていた。

など諸説があるようです。

第二、第三のイチローがでるころには

日米の野球の差はなくなっているかもしれません。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 米東部時間8時半、8月の雇用統計発表。非農業部門雇用者数は、前月比マイナス21万6千人。失業率は9.7%。

  • ドル円はこの発表を受け、一時92円27まで下落。しかし直後に大きく反発し93円台へ反発し乱高下。

  • 結局、NYダウも大きく上昇したこともあり、円は93円近辺で引け。

  • 円が売られたことで、これまでの流れの巻き戻しでクロス円も大幅に円安に。豪ドル円は79円台乗せで引け。

  • 原油、金は小幅反落。

  • 株価が上昇したことで長期債は売られ、金利は上昇。


本日の注目点
            
  • 米  レーバーデーの為休場    



米雇用統計の発表を受け円もユーロも乱高下しました。

ここ数ヶ月の雇用統計発表時の反応を見てみると、ドルが大きく買われるか、大きく売られる
展開が続いていましたが、先週末のそれは一旦下げた後大きく上昇し、内容的には
見方の分かるものでした。

非農業部門の雇用者数は市場予想よりも改善の21万6千人減少でした。
これは市場予想を1万人以上も下回る改善を見せたことになります。

一方、失業率のほうは9.7%と先月から3ポイントも悪化し、26年振りの水準にまで
雇用が落ち込んでいます。

市場はこの二つの数字を判断しあぐね、短時間の間に乱高下したようですが、
結局、非農業部門雇用者の減少幅縮小により注目したようです。

住宅市況や製造業の景況感などは大幅な改善傾向を示す中、もともと失業率は
遅行性があり、景気が回復基調に戻っても数ヶ月は悪化傾向を示すとされていますが、
8月の失業率が9.7%に上昇したことを受けて、ロマー米大統領経済諮問委員会委員長は
「悲劇だ、経済が回復し始めてから数ヶ月経たないと雇用は拡大しない。」との
コメントを残しています。

ブルームバーグによりますと、正社員を希望しているパート従業員、就業意欲はあるが、
現在は職探しをあきらめた失業者を調整すると、失業率は16.8%になるとの統計も
あるそうです。

今後10%に乗せるとの予想もあり、賃金上昇の停滞を背景に、個人消費の落ち込みが
景気回復を遅らせることも考えられます。

ドル円は先週、一時91円94銭と1ヶ月半ぶりの円高を示しました。
90-95円のレンジのなか、まだ下値のリスクの方が高いと観ています。
短期的には93円30-50がレジスタンスとなる可能性が高く、95円前後は
相当意識される抵抗ラインと言えるでしょう。

調整を続けている米株式市場もさすがに先週末は100ドルほど戻していますが、
依然として一時ほどの強気相場からは遠い位置にいます。

米株式市場が再び本格的な「ブル相場」に展開するか、雇用以外の米経済指標が
大きく改善傾向を示すまではドル円の戻りは限定的かと思われます。

ロンドンで開催されていた「G20」では、注目の「出口戦略」については今月24日の
「ピッツバーグサミット」の課題とし上がったものの具体的な話し合いはなかった模様です。

雇用の改善が鍵。。 

先日、調布飛行場に行ってまいりました。

東京には羽田飛行場のみと思われがちですが、実は調布市にも

飛行場があります。Jリーグ(J1)に加盟しているFC東京の本拠地で

ある味の素スタジアムの隣にあります。

調布飛行場は、1941年に軍民共用の飛行場として開設され、

太平洋戦争中は、主に日本軍が使用しておりました。

現在は、大島、新島、神津島へ定期便が運航しており、大島、神津島

へは日に3便、新島へは日に4便が運航しております。

飛行場の真横には、周りが全てガラス張りとなっているカフェ

(プロペラカフェ)があり、お茶をしながら、飛行機が飛んで行くの

を眺めることができます。

生憎、私が行った時は、雨が降っていた為、カフェから飛行機が飛んで

いく光景を見ることができませんでしたが、晴れている日であれば、

素敵な光景であること間違いありません。

お時間があれば是非足を運んでみてください。


ひと目で分かる昨晩の動き


NY市場




  • 先週分の新規失業保険申請件数が予想56.5万件に対し結果57.0万件
    となり、失業保険継続受給者数は、予想613.0万人に対し、結果623.4万人
    と共に予想よりも悪い結果となった。

  • ISM非製造業指数は、48.4と市場予想の48.0を上回り、前回値46.4
    から改善した結果を受けて、リスク回避が一段と後退し、ドルは、92円69銭まで
    上昇した。

  • NYダウは本日も9300ドルを挟む値動きだったが、米自動車会社フォードの
    格付けが2段階の引き上げと格付け見通しが「ネガティブ」から「安定的」に
    引き上げられたこと、また小売各社が相次いで予想を上回る8月の既存店売上高を
    発表したことを受けて、引けにかけて上げ幅が拡大し、63.94ドル高の
    9344.61で取引を終えた。

  • NY金は3日続伸。6/2に付けた直近高値の987.3ドルも上抜き、
    一時999.5ドルと2月24日以来の1000ドル乗せに迫ったが、
    到達できず、19.2ドル高の997.7ドルで終了した。



本日の注目点


          
  • 米 8月失業率

  • 米 8月雇用統計  

  • G20財務相・中央銀行総裁会議(ロンドン)
                                     


本日発表の雇用統計の前哨戦ともいえる週間失業保険申請件数(8/29まで)の

発表が昨日行われ、事前予想よりも若干悪い結果となりましたが、これで

9週連続60万件を下回っており、企業の雇用削減の動きが減速しているのが伺えます。

しかしながら、失業保険継続受給総数は、前週よりも増加しており、サービス業での

雇用情勢は改善が見受けられましたが、依然として、雇用に関しては、厳しい状況で

あることには違いはありません。


一昨日のFOMC議事録でも雇用に関して懸念する見解が示されていたり、バーナンキ

議長も来年いっぱいは、失業率が高い水準で推移すると見込んでいたりしています。

雇用の低迷が続く限り、消費は抑えられ、景気回復が抑制される可能性が高いことから、

今後の米経済を判断していく上で、雇用(失業)関連の指標に注目をしていくとよいかも

しれません。

本日は月初の金曜日となる為、米国では8月の失業率や雇用統計の発表があります。

またG20も控えている為、結果(内容)次第では、相場が大きく動く可能性が

ありますので、NY市場や週明けの相場動向には、注意が必要です。

円じり高で92円10示現。 

先日新聞で日本郵船の草刈相談役のコラムを

見つけました。

郵船は貨物船もありますが、豪華客船「飛鳥II」を所有しています。

同船で3ヶ月の世界一周クルーズにでると最低でも450万円。

最高で2500万円くらいするそうです。

船内ではもちろん至れりつくせりですが、長い間船内の生活に

なれると、船を下りた後リハビリが必要だそうです。

あるご夫婦はレストランで食事して、勘定を払わず出ようとして

呼び止められたという笑い話のような本当の話も

あるそうです。

450万円は結構な金額ですが、それでも

予約でいっぱいということは、金額以上の

価値があるということでしょう。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 8月ADP雇用者数が発表されマイナス29.8万人と,減少幅は縮小していたものの市場のコンセンサスであるマイナス25万人には及ばす。

  • 明日の雇用統計でも同様な数字になるのではという連想からドル売り円買いが進み、円は7月13日以来の72円10銭まで続伸。

  • FOMCの議事録では、FRBが「年後半からのプラス成長」には自信を深めていることが確認されたが、市場へのインパクトはなし。

  • このところ軟調な動きが続いているNYダウは9300ドルを挟む狭い値動きでだったが、引けはマイナス30ドルと4日続落。

  • 株が軟調だったことで債券は続伸し長期金利は低下。 

  • この日は特に金価格の上昇が目立った。安全資産としての金に資金が流れた模様。前日比22ドル高と、この1ヶ月で最大の上げ幅。

  • 円が強含んだことで、クロス円全般は円高傾向に。ユーロ円は131円近辺まで下落。


本日の注目点
          
  • 欧   ECB理事会
  • 欧   7月ユーロ圏小売売上高
  • 米   8月ISM 非製造業景況感指数 
  • 米   週間失業保険申請件数   


円がじわじわと買われています。
スピードは遅いものの、しかし確実に円高が進んでいます。
直接的な要因は米長期金利の低下が挙げられます。

ドル円が96円台だった先月中旬の長期金利は3.7%台後半でしたが、
昨日はドル円が92円台前半で、金利は3.3%です。

日本の長期金利も低下傾向にあるため「日米金利差」としてはそれほど変化はなく、
この点では円を積極的にに買う材料にはなりませんが、米長期金利とドル円との
相関度は非常に高くなっており、債券上昇→長期金利下落→ドル売り円買い、
のパターンは恒常化しています。

米長期金利の低下が直接的要因とすれば、米株価の低迷が間接的要因と言えます。
NYダウは先週半ばあたりから高値警戒感が広がり軟調になってきました。
昨日も30ドルほど下げたことで、これで4日続落となりこの間の下げ幅は300ドルを
超えています。

昨年秋のような「フリーフォール」はないとしても、米投資会社の分析によると
米株式への弱気度は2007年7月以来の高水準となっています。
また、恐怖指数(VIX指数)も高止まりしています。

結局は、米株式の軟調さが引き金となり債券相場を上昇させ、昨日はさらに
金相場を押し上げることになっています。
好調な企業業績に支えられてきた米株式相場は「重大な踊り場」にあるようです。

このような背景から「リスク回避」の動きが強まり、円がまず買われ、そしてドルが
主要通貨に対して買われるいうのが現在の相場環境かと思います。

昨日発表されたFOMC議事録では、このところの経済指標の好転から、
「年後半からのプラス成長」には自信を深めているものの、景気回復の強さには
懸念が残るとされています。

住宅市況に明確な改善傾向がみられるものの、雇用に関してはいま一つ改善傾向が
定着しない現状ではドルの反発力は弱いとみられます。

しかし、FRBの見立て通り年後半からのプラス成長を信じるのであれば、ここから
ドルが大きく崩れることも考えにくいかもしれません。

急激な円高はなく、じわじわとそして静かに重要な節目を割り込んできているドル円は
7月の円高値91円73が次の節目です。
ここを抜けるかどうかが最大の焦点ですが、それも明日の「雇用統計」次第です。

明日からロンドンで開かれるG20に出席するガイトナー財務長官は
「G20で出口戦略を議論するのは時期尚早だ。」との言葉を残しワシントンを
飛び立ったようです。

ISM製造業景況感大幅改善 

日本同様、アメリカでも失業率の上昇に伴い収入が減り

生活費を切り詰める人が多くいるそうです。

毎日の生活に必要なミネラルウオーターも買わずに

水道水を飲む人も増えてきたとの報道もありました。

そんな状況の中で米ペプシコは値段の安いミネラルウオーターを

発売しました。

その値段、500mlのペットボトル20本で2ドル30セント

(約215円)です。

1本当たり10円程度ですからかなり売れているそうです。

日本に輸入したらビジネスになるかもしれません。

ただ、味や成分は分からないので日本人に受けるかどうか・・・。

あたるか外れるかは正に、「水商売」です。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • ドル円は93円を挟む展開から米経済指標改善を受け93円台半ばまで上昇したものの上値が重く反落。

  • NYダウはAIGなど金融株が大幅に下落し、これがドル売りに繋がり92円台後半で引け。

  • 8月ISM製造業行景況指数は52.9と大幅に改善し、好不況の目安の50を超え、8ヶ月連続で改善。

  • 8月の新車販売台数ではトヨタ、ホンダとフォードがシェアを拡大し、GM、クライスラーは苦戦。

  • 8月のユーロ圏の失業率は9.5%と前月よりさらに悪化。この発表を受けユーロは対ドル、円で下落。 

  • 原油価格は続落し68ドル割れ目前。

  • 株価の下落を受け債券相場は上昇、長期金利は約2ヶ月ぶりの3.3%台に。



本日の注目点
          
  • 豪   第2四半期GDP  
  • 欧   7月ユーロ圏生産者物価指数
  • 欧   ユーロ圏第2四半期GDP改定値    
  • 米   FOMC議事録(8/11~12日分)  
  • 米   ADP雇用者数   


米経済指標の改善にも依然としてドルの上値が重い展開が続いています。
8月ISM製造業景況感指数は市場予想を大幅に上回る52.9でした。

このところ同指数は急速に改善傾向を示し、これで8ヶ月連続で前月を上回っており、
好不況の判断である「50」を超えています。
昨年12月に最悪の32.9まで下落した同指数は今年に入り一貫して改善傾向を
示しています。

さらに、この日は中古住宅販売契約指数が+3.2%と大きく伸び、米住宅市況の
回復を示しましたが、ドル円は93円の50を超えることができずに反落しています。

午後は株式市場が大きく下落したことで、ドル円も軟調となり、「リスク回避」の動きが
優勢となりました。
ドル円は再び92円台に入り、円とドルが買われる展開となっています。

米株式市場の先行きにやや不透明感が漂い始めました。
NYダウはここ3日間で270ドル程下げ、特に昨日は185ドルを超える大幅な下げと
なりました。

米経済指標の改善が続き株価も順調に上昇を続けてきましたが、すでに割高だとの
指摘も有ります。

先週末の値ではS&P500種の株価収益率(PER)は既に19倍程度まで上昇しており
2006年4月以来の高水準となっていました。
このため「安全資産」への逃避から米債券が大幅高となり長期金利は3.3%台まで
下落しています。

これら一連の流れから為替市場では円が買われ、主要通貨に対してはドルが買われる
展開となっています。

ドル円は引き続き下落のリスクが高く、目先、月曜日に記録した92円55銭。
さらには92円台の攻防が意識されます。

本日も日経平均株価を睨みながらの下値を探る展開かと思います。
本腰を入れて円を買う姿勢はみられないものの、米経済市場の改善にも上昇しない
ドル円を考えると、一旦下値を試す動きもやむを得ないところでしょうか。

円アジア市場での円高受け92円台。 

今日から9月です。

8月30日の衆議院選挙は日本の政治史上、特別な日として

今後も歴史に残ることでしょう。

民主党が大勝し、「鳩山総理」が誕生するわけですが、

鳩山代表が選挙運動中よく口にしていた「勝利におごることなく」

国民の目線で政策を実施していくかどうか、選んだ国民も

監視をする義務があります。

投票率が69%を超え、若者も含め政治に関心を寄せる人が

多くなったことは確かな様です。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 上海を含むアジア株の下落からNY株式市場も軟調に推移、一時100ドルを超えるマイナスに。

  • ドル円は東京時間に民主党政権への期待感から92円56銭まで急伸したものの、NYでは93円台に押し戻され、節目の93円を割り込んだが一気に円買いは進まず。

  • 原油価格は大幅に下落。先週末比3ドル近い下げで70ドルの大台を割り込む。この日は他の商品価格も下げ、とりわけ天然ガス価格の下落が顕著。

  • NYダウはエネルギー関連株の下落が足を引っ張り、引けは大きく戻したものの先週末比マイナス48ドル。

  • 原油価格の大幅下落を受けカナダドルが対米ドルで大き売られ、対円でも84円台と7月下旬以来のレベルに。

  • NY連銀のタドリー総裁は「FRBによる国債購入の終了は時期尚早」との見解を表明。

  • 8月ユーロ圏消費者物価指数 → -0.2%(前月比マイナス幅縮小)



本日の注目点

  • 欧   7月ユーロ圏失業率
  • 欧   8月独失業率
  • 米   8月新車販売台数
  • 米   8月ISM製造業景況感指数
  • 米   7月仮契約住宅販売指数


ドル円は重要な節目の93円を昨日の東京時間に割り込みました。

これは7月22日以来のことで、再び市場は円高傾向に傾きつつあります。
民主党政権に対する期待感と、上海を中心とする世界的な株価調整局面を
背景に「リスク選好」から「リスク回避」への流れが優勢となったきました。

東京では一時92円56銭まで円高が進み、クロス円でもユーロ円などは
132円割れ目前の水準まで円が全面的に買われています。

ここしばらくは、このような流れが継続すると思われますが、たたドル売り円買いで
攻めている市場参加者は確信があって仕掛けているわけでもなさそうです。

米経済指標の改善傾向は月を追うごとに確かなものになってきました。
このところの住宅関連、製造業景況感、そして今週末発表される雇用にしても
確実に改善されています。

それでも円買いを進める理由は「経済指標の改善にもドルの上値が重い」ということです。
自信があって円を買っているのではなく、いわば「逃げ腰」で臨んでいると思われます。

そう考えると、今後円高傾向が続くとしてもやはりそのスピードは緩慢で、上下を
繰り返しながらの緩やかな円高を予想しています。

目先は7月に記録した91円73を割り込むかどうか、そして90円の大台を
割り込むかどうかが焦点です。

この水準を維持できれば、今後再び92円-95円のレンジに戻ることも予想されます。
個人的には90円を割り込むのは難しいのではないかと観ています。
オーバーシュートがあったとしても89円台までと予想しますがどうでしょうか?

民主党はすでに昨日で締め切られた「概算要求」を白紙に戻すとしています。
国民から圧倒的な支持を受けただけにマニュフェストの完全実行を求められています。
国民の目を意識するあまり、野党自民党との軋轢や、予算成立の遅れなどの
「副作用」も懸念されます。

また、子育て支援や高速道路無料化の財源はいまいち明確ではありません。
政権政党としての実力は未知数なだけに、期待感だけで円買いをすすめるには
リスクが高いと思います。

昨日のNHK、TV朝日を見る限り、次期政権の財務大臣は藤井裕久氏の可能性が
高いと感じました。

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