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米雇用統計悪化で、円89円半ばへ。 


おはようございます。


日本航空の再建問題が揺れています。


財務的には大幅な債務超過に陥っており、現役の社員


は「破綻」よりは痛みを伴っても「存続」を望むところで


しょう。今年度末の一時金についても経営側は「ゼロ回答」


を決めたようですが、強いといわれる組合側は、さすがに


今回は「やむなし」という姿勢です。


問題はJALのOBです。


「再建安」は企業年金を大幅に削減しない限り世論には受け入れられない


でしょう。OBは「財産権の侵害」だと強硬姿勢のようですが、


年金は給与の後払いだとしても、その会社を選んだのは自己リスクです。


会社の将来より、目の前の権利を守るこに奔走しているように見えます。。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 10月の雇用統計は失業率が10.2%、非農業部門雇用者数は
    19万人減少と、いずれも市場予想より悪化。
  • この発表を受け、円は急騰し89円60銭まで上昇。ユーロ、豪ドルなど
    も買われ、ドル全面安の展開に。
  • ドル安の流れを受け、金価格は史上初となる一時1100ドル台乗せ。
  • 株式市場は雇用統計発表後売られたものの、引けは前日比
    小幅なプラスと堅調。
  • 債券は買われ、金利は低下。
  • オバマ大統領は雇用統計の悪化を受け、追加景気対策に着手する
    と言明。法人税の軽減などを含む対策を近く発表することに。


本日の注目点

  • 欧  独9月鉱工業生産
  • 欧  ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)                         


米10月の雇用統計は予想外の悪化でした。
失業率はいずれ二桁に乗せるとは見られていましたが、一気に10.2%と
先月の9.8%から0.4ポイントの悪化です。
また、非農業部門雇用者数も前月比より改善は見せたものの、市場予想より悪く
19万人の減少でした。
企業は景気の底入れ感を実感しつつも従業員を増やすことには依然慎重なようです。
生活用品を製造し、不況にも強いと言われている「ジョンソンアンドジョンソン」
なども1万人規模のリストラは発表したことが何か象徴的でした。
ブルームバーグは「隠れ失業者も急増している」と指摘して「失業者に加え、経済悪化が
原因でパートタイムを余儀なくされた労働者や過去1年間に就職活動をしたものの、
現在職探しを諦めた人を含む広義の失業率は17.5%と、過去最高水準に達した。」と
伝えています。

この発表を受けてドルは大きく売れら、円は89円台半ば、ユーロは対ドルで1.49台
豪ドルは0.92目前まで強含んでいます。
ドルは全面安の展開となり商品市場でも金が安全資産として買われ1100ドルの
大台を記録しています。

先週には91円台まで上昇する場面もあったドル円ですが、週後半では90円台後半も
重たくなった印象があり、上値が切り下がってきたところで今回の雇用統計発表でした。
テクニカルでは、一目の「雲」に沿って上値が押さえられジリジリと右肩下がりです。
さて、10月中旬以来となる89円半ばまで水準を切り下げてきたドル円ですが、
下値のめどは89円50近辺と90円20と観ます。
この水準の割り込むと再び88円台が意識され、ここ1ヶ月間遠のいていた88円前半が
見えてくる可能性もありますが、今回の失業率の悪化はある程度予想されていたことで、
それほどサプライズだとは思えません。
また非農業部門の雇用者数も事前予想よりも悪かったとは言え、減少幅は着実に縮小傾向を
維持しています。
今後さらなるドル売り材料が出れば話は別ですが、現段階ではドルが大きく売られる可能性は
それほど大きくないと観ています。

    

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