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マーケット・プレディクション(11/30~12/4) 

マーケット・プレディクション(11/30~12/4)

■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  83.00 ~ 88.00

ユーロ/円 ・・・ 127.00 ~ 133.00

豪ドル/円 ・・・  77.00 ~ 81.00

ユーロ/ドル・・・ 1.4700 ~ 1.5300



先週1週間は円が大きく動きました。

88円の節目を割り込むと、今年1月に記録した円の
最高値87円01銭をも割り込み、週末には「ドバイショック」が
追い打ちをかけるように市場を駆け巡り円は一気に84円82銭まで
急騰しました。

昨年のリーマン破たん時もそうでしたが、円は「正常時」には
大きな値幅は比較的少ないものの、信用不安などの「異常時」には
大きく買われる傾向があります。

今回もドル安の流れの中、中東ドバイの債務繰り延べのニュースに
市場は大きく揺れ動きました。

ドル円では大きく円が買われドルが売られましたが、
そのドルは円以外の主要通貨に対しては買い戻されドル高に進んでいます。

結局「円全面高」の展開となり、 異常時の円買いが証明された格好となりました。

このような状況では「金利差」も「ファンダメンタルズ」も
問題視されず、避難先として円が買われることは肝に銘じて
おきたいところです。

さて、84円台後半まで一気に急騰した円ですが、
今週はまず、材料が非常に豊富です。

ECBとRBAはともに政策金利を発表します。
さすがにECBの利上げは見込めないとしても、トリシェ総裁が
「出口戦略」に関してどのようなコメントを行うのか注目されます。

また、RBAについては25bpの利上げが見込まれており、
市場はある程度織り込んでいることから豪ドルに対してどのような
反応を見せるか予断を許しません。

豪ドルの対ドルレートについては上昇トレンドは終わっていません。

足元では8時間足での200日サポートラインである
0.89台半ばで止められています。
この水準が維持できている限り上昇トレンドは継続と観ています。

円についてはまだ上昇局面があると観ています。
目先は83円台半ば程度までの円高はあるのでは、と考えます。

為替では一度トレンドが出来てしまうと、それを修正するには
「時間」と「材料」が必要です。

その意味で、ドル安の流れが続いてはいたものの、
今回の「円高トレンド」はまだ始まったばかりとも
言えなくはありません。

29日の会談で藤井財務相は
「静観する。介入はやらない。」(毎日新聞)と述べています。

再び85円割れが示現する状況になればそんな悠長なことを
言ってはいられず、実弾介入もあり得ると思いますが、
その効果については限定的だと観ます。

米国が「これ以上のドル安は不要」との、明確な態度を示し、
日米で強調する以外に今のトレンドを変えることは難しいと言えます。



■ 今週の注目材料 ■


11/30 (月)


                        
  • 日 10月鉱工業生産
  • 欧 ユーロ圏11月消費者物価指数
  • 米 11月シカゴ購買部協会景気指数 
      
     
    12/1 (火)


                
  • 豪 10月住宅建設許可件数 
  • 豪 RBA・政策金利発表 
  • 欧 独10月小売売上高指数
  • 欧 独11月失業率 
  • 欧 ユーロ圏10月失業率 
  • 米 11月ISM製造業景況指数 
  • 米 10月建設支出   
  • 米 10月中古住宅販売保留
  • プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
     

    12/2 (水)


            
  • 米 11月ADP全国雇用者数 
  • 米 ベージュブック公表
  • ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演   
           
     
    12/3(木)


     
  • 欧 ユーロ圏10月小売売上高
  • 欧 ユーロ圏第3四半期GDP
  • 欧 ユーロ圏・欧州中銀金融政策発表  
  • 米 新規失業保険申請件数
  • 米 11月ISM非製造業景況指数
  • 米 バーナンキFRB議長再任承認に関する公聴会
          
     

    12/4(金)


     
  • 米 11月非農業部門雇用者数 
  • 米 11月失業率 
     
     

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    円急騰後は売られ86円台での取引。 


    世界は正にグローバルです。

    中東ドバイが債務返済の繰り延べを申請したとの報で

    為替、株のマーケットが大混乱。

    ドバイは世界中から資金を集め「魔法の国」を

    建設中でした。

    海上に広大な人工島を造り、そこを一大リゾート地と

    し、世界で最も高い建造物を建設中でした。

    きっかけは昨年9月のリーマンショックからです。

    資金調達が次第に困難となり、今回の借入金返済の

    めどが立たなくなったということです。

    場所が中東なだけにドバイワールドは正に「砂上の楼閣」

    だったわけです。

    「ドーハの悲劇」ならぬ「ドバイの悲劇」というところでしょうか?

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • NY市場ではドルが大半の主要通貨に対して上昇。
    ドバイ首長国の資金繰り不安などを背景に安全資産としての
    ドル買いが進んだ。

  • 円は対ドルでアジア市場の早朝、一時14年ぶりの高値
    を付けたものの、ドルが買い戻され86円台半ばで取引を終えた。

  • 米株式相場は下落。
    感謝祭明けで商いが薄いなか、ドバイの債務問題の不安を
    背景に金融・資源株に売り注文が見られた。

  • 米国債相場では上昇。ドバイ政府系企業による債務不履行の
    可能性が経済混乱の再発懸念につながり、債券に逃避買いが入った。

  • 米金相場は下落。
    外国為替市場でドルが対ユーロで急伸したことから利益確定の
    売りに押され下落。

  • 米原油先物市場は大幅に下落。
    休日前の25日と比べ1.91ドル安の76.05ドルで取引を終えた。
    ドバイ首長国の信用不安を背景に、投資家がリスク回避に動く
    との見方から売りが膨らんだ。

  • 日 10月失業率 → 5.1%(市場予想より改善) 

  • 日 10月有効求人倍率 → 0.44

  • 日 10月全国消費者物価指数 →  -2.2






    本日の注目点
                 

    • 日  10月鉱工業生産
    • 日  白川日銀総裁講演・会見(名古屋)
    • 米  11月シカゴ購買部協会景気指数

                           
                                                                


    円がややオーバーシュート(売られ過ぎ)とも思えるほど急伸しました。
    上記「ドバイの悲劇」をきっかけにドルが一段安となと同時に、ドバイへの
    エクスポージャー(債券額)が大きい欧州金融機関の経営懸念から
    ユーロが大きく売れらました。

    「信用不安」の高まりはリスク資産を減らすこと。これは昨年9月以降の
    リーマンショックで既に学習したことです。
    市場はすかさず、リスク資産の売却に走り、ユーロだけで無く、豪ドル、
    カナダなどこれまで大きく買われてきた通貨を一斉に手放したようです。
    しかし、これら「リスク選好通貨」を売却してもドルを買うわけには行かず、
    「結局円を買う」という選択肢に追い込まれ、その結果金曜日の早朝のように
    市場が薄い時に円買いが殺到し、84円82銭と今年の円の高値を大きく更新しました。


    しかし、わずか二日間で88円前半から84円後半までの円高は異常です。
    その後の東京、欧州、NYでは円がじり安となり、一時87円台までの戻しが
    ありました。
    藤井財務相は緊急記者会見で「欧米諸国の金融当局との連絡を取り為替に関する
    共同声明を出すことも含めて臨機応変に対応する。」と述べています。
    市場関係によると、日銀が市場の状況を聞く「レートチェック」が行われたとの
    証言もあります。

    かねてより、85円までは為替介入はないと観ていましたが、85円を切ると日銀による
    介入の可能性は相当高まると考えます。
    85円という節目を割り込むと、下値のメドがたたなくなることと、円高に勢いが
    つくからです.。

    さて今朝7時現在のドル円は86円台半ばとNYの引け値近辺で取り引きされています。
    85円割れの水準から87円へ戻したことで、「長い下ひげ」を描いています。
    ドルが底値を付け上昇する一つの兆候ではありますが、上値は重いと観ます。

    ただ、介入への警戒感もあることから、さらにこの水準から一気に80円を目指すとも
    思えません。
    神経質な動きを続けながらも暫くは85円を意識する展開になるかと
    予想しています。

    再び85円を割り込むと83円程度までの円高はあるかもしれませんが、
    その水準から円を買い進めるにはかなりのリスクを抱えることにもなります。

    焦点は、「協調介入」です。仮に介入しても日銀単独ではその効果もある程度限られます。
    同時に、今回の円高は藤井財務相も発言しているように、国内の問題ではなく
    米国の問題です。

    米国が本気で「ドル高を望む」という明確な姿勢を見せない限り、ドルの下落は
    止めにくいと思われます。

    介入ポイントとしては83円ー85円あたりと予想します。。


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