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 2010年03月 

FOMC声明文変更なし。 







日本の長期金利は10年物国債の利回りです。
住宅ローンを組んでいる方は概ね「固定金利」を
選択する方が多いと聞いています。
しかし、「フラット35」では、現在3%近い
金利になります。
一方、変動型を選べば半年ごと見直しですが、
優遇レートの適用を受ければ1%台前半です。
「変動型では将来金利が上昇したときに大変」
という声をよく聞きます。
確かにそうですが、日本の長期金利は過去10年間
2%を超えたことは一度もありません。
因みに私は10年以上も変動金利を選択しています。
デフレは必ずしも悪い面だけではありません。



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 東京時間に一時90円を一瞬割り込んだドル円は欧州時間では
    買い戻され上昇。NYではFOMC声明文発表をきっかけに再び
    下落90円台前半での展開が続く。
  • FOMCでは声明文に変更がなかったことで現行の低金利が
    しばらく継続されるとの見方が優勢。
  • ユーロはEU財務相理事会でギリシャを支援していくことで基本合意。
  • 加えて、S&Pがギリシャ国債の格付け引き下げを見送ると発表した
    ことや、独ZEW景況調査の指標が好転したことで、対ドル、対円で上昇。
  • 低金利継続が確認されてことでNYダウは6連騰。
  • ドル安を材料に金、原油ともに大幅反発。
  • 債券相場も低金利継続を好感し大きく上昇、長期金利は下落。
  • 3月独ZEW景況感調査 → 44.5(市場予想を上回る) 
  • 2月住宅着工件数 → -5.9%(年率換算57.5万件)






    本日の注目点

    • 欧 OPEC総会(ウイーン)  
    • 米   2月卸売物価指数    
       





    注目のFOMCでは声明文の変更はありませんでした。
    事前の予想では「異例の低金利を長期間継続」との文言が外
    されるのでは、との見方が一部にありましたが、景気は引き続
    き回復しているとの認識は維持しながらも文言の変更は見送
    られました。ただ、雇用については「労働市場は安定しつつあ
    る」との文言が加わり、雇用統計では依然として減少が続いて
    いるものの、先行きに明るい見通しを持っていることが
    判明しました。
    政策金利の変更については、前回同様カンザスシティー連銀
    のホーニング総裁は低金利継続に反対票を投じ、全会一致は
    崩れています。また、MBSの購入は予定通り今月末で終了す
    ることも確認されています。

    今回のFOMCでは、米景気にインフレ圧力はなく、引き続き個
    人消費や住宅市場に不安定感が残っていることから現行の低金
    利政策は継続することが妥当との判断が下されたことになります。
    しかし、既に市場への大量資金供給は止め、2月には公定歩合
    を引き上げていることから「利上げへの一歩」は踏み出しています。
    個人的には年内に利上げは行われると観ていますが、問題は実
    施時期です。失業率の低下と雇用者数の増加がカギを握ってい
    ると思いますが、雇用者数については今後数ヶ月以内にプラスに
    転じると観られます。
    現在9.7%の失業率が9.0%程度まで低下することが確認できれ
    ば、利上げ実施へのカウントダウンが始まると観ていますが、現状
    では夏から秋口にかけて、その可能性が高まるだろうと予想します。

    ドル円は昨日の東京時間内に一時90円をわずかですが割り込み
    ました。クロス円の売りが持ち込まれたことが背景ですが、欧州時
    間にはそのクロス円が大幅に上昇し、前日の下げの7割方を回復
    しました。ギリシャ問題がやや後退したことが買い安心感に繋がっ
    たようですが、昨日のEU財務相理事会では、前日のユーロ圏財
    務相会合と同様に、ギリシャ支援では合意したものの積極的な関
    与は避けているようです。
    現状ではギリシャからの支援要請がないことから、最終的には資
    金の出し手として後ろ盾になっていることを市場にアピールしたに
    留まっています。
    4~5月にかけて約200億ユーロの国債償還を控えているギリシャ
    は今後借換債の入札で山場を迎えることになります。
    その点では昨日のS&Pによる格下げ見直しの解除は同国にとっ
    て大きな朗報と言えます。

    米低金利の継続とギリシャ問題に対する緊張感の後退から、市場
    では「リスク選好」が高まるとの見方も出ています。
    実際に昨日は、株式市場、金、原油などが大幅な上昇を見せ、そ
    の結果、南アフリカランドや豪ドルなどの高金利通貨が買われてい
    ます。
    債券市場でも利上げが遠のいたことを理由に買われており、長期金
    利は大きく低下しました。
    このような流れからすると、円が大幅に買い戻される理由も見つから
    ず、むしろ「円買いドル売り」ポジションの巻き戻しが懸念されます。
    円が90円台での値がためができるかどうか、こちらは今週が山場と
    言えます。




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