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円上値を試すも92円半ばを抜けず反落。 



昨日のNYタイムズ1面は、ワシントンで行われた
「核安全保障サミット」の話題で埋め尽くされていました。
世界の首脳が一堂にワシントンに集まったことで、各国は
それぞれ意中の国と活発な外交を繰り広げていました。
新聞1面にはオバマ大統領と各国の首脳が握手を交わしている
写真が5~6枚あり、仏サルコジ大統領、独メルケル首相、
そして一番大きい写真は中国胡錦濤主席との握手の場面でした。
写真はオバマ大統領が腰を折り曲げ挨拶をし、胡主席が出迎えて
いる、そんな印象を与えています。
残念ながら、わが国のハト首相の写真は掲載されていません。
「ジャパン アズ ナンバー3」・・・・・。



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • NYでは朝方、軟調な株式市場と米金利の低下を材料に
    ドル売り円買いが優勢となり92円63銭まで円高に。
  • その後、NYダウが反発したことと、FOMCで声明文から
    「長期にわたる」との文言が削除されるとの噂などから
    ドル買い戻しが活発となり、93円台前半までドル上昇。
  • ギリシャは短期国債を2本起債し、入札は成功。
    約2000億円を発行し、ひとまず資金調達にメド。
  • NYダウは朝方軟調だったものの、引けにかけてインテルの
    決算期待から前日比プラスで終了。
  • 引け後に発表されたインテルの決算は増収増益で予想を上回る。
  • 金相場は反落し、原油は5日続落。
  • 米債券相場は3日続伸し金利は小幅低下。
  • 2月貿易収支 →397億ドルの赤字(予想を上回る)


    本日の注目点


         
    • 米   3月消費者物価指数         
    • 米   3月小売売上高    
    • 米   地区連銀経済報告(ベージュブック)   
    • 米 バーナンキ議長議会証言   
    • 米   1-3月期決算発表 → JPモルガンチェース
          
          



    ドル円は昨日の東京とNYでそれぞれ下値を試しに行きましたが、92円
    50を割り込めず反発しています。
    このところの長期金利の頭打ち感や株式市場の高値警戒感、あるいは
    元切り上げ観測などから市場はやや円買いに傾きつつある状況でしたが、
    下値の堅さを確認する結果となりました。

    4月5~6日にかけて94円半ばを記録して以来約10日間、円は93円を挟
    んで1円程度のレンジが続いています。
    95円がやや遠くなった感はありますが、「ドル上昇局面での調整」との見方
    は堅持しています。
    95円を超えるには何か大きな材料が必要なことも事実です。
    FRBが出口に向けて動き出すことが理想ですが、現状はその気配はありま
    せん。しかし、大きな材料ではありませんが今日も含め、今週はまだ相場に
    影響を与えそうな。イベントは残っています。
    気を緩めずに緊張感は維持したいものです。

    注目の米中首脳会談では「元切り上げ問題」についての話し合いが行われ
    た模様です。ただあくまでも両国の立場を尊重する形で行われたようです。
    米国は中国にあまりプレッシャーを与えずに、「切り上げ」が米国だけではな
    く長い目で見れば中国にとってもプラスなんだ、というスタンスで臨んでいる
    ようです。ガイトナー長官は会議後の会見で「行動することは中国の利益に
    かなう」と述べています。

    一方、中国としても米国の圧力に負けたとのイメージは残さず、徐々に「切
    り上げ」を受け入れるタイミグを図っているよに見受けられます。
    チベット問題や台湾への武器輸出問題、あるいはグーグルへの検閲問題
    で米中関係が最悪の状況になっており、これ以上米中関係を悪化させては
    中国にとっても相当なダメージ
    になることから、「切り上げ」を受け入れることによって米中関係の修復を図る
    、という政治的は判断が働くことも十分考えられます。
    既にボールは米国から中国に投げられており、中国側にあります。
    あとは中国がどのようにボールを投げ返してくるか、だけと言えます。

    注目されていたギリシャが、国債発行にひとまず成功したようです。
    予定額を上回る応札があり、発行額は6千万ユーロ(約2千億円)に達しまし
    た。応札が好調だった背景は利回りの高さです。
    ユーロ圏とIMFの協調融資の条件が決まり、ギリシャ国債のデフォルトリスク
    は大きく後退していることから、同盟国や機関投資家の資金を集めたものと
    思われます。問題は応募利回りの高さから金利負担がいずれ発生し、財政
    赤字削減を遅らせることや、今後も第2段、3段の起債が順調にいくかどうか
    不透明なことです。万が一の場合のセーフティネットは準備できたものの、
    それを実行する際の条件は非常に厳しいことから、ギリシャとしてもさらなる
    歳出削減に努めざるを得ません。ギリシャ問題は依然として霧の中と見てお
    くべきでしょう。

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