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ギリシャ資金要請にユーロ反発。 



根がせっかちなせいか、私は何をするにも列を作って
並ぶのが苦手です。
ある調査によると、最近の20代は1時間以上待てる人
が全体の70%以上いるとか。
当社オフィスの近く、東京駅地下1階の駅ナカでは
いつ行っても「カリントウを売る店」の前は
長い行列です。
親切にも待ち時間の案内があり、
「ここから約1時間です」とあります。
残念ながらどんなにうまいカリントウでも
1時間待って買いたいと思わないんですが・・・。
やはりせっかちなのでしょうか?


ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ギリシャが資金支援を要請をしたことからひとまずユーロを
    買い戻す動きが加速。ユーロは対ドルで大幅に上昇。
  • ユーロは対円でも上昇し、これがドル円でのドル買い円売りにも
    波及し、円は4月7日以来の94円台乗せ。
  • この日発表の米経済指標が市場予想を超える改善を見せたことも
    ドル買いを支援。利上げ実施時期が早まるとの期待に繋がる。
  • ギリシャ問題が資金面でのリスクを回避できるとも見通しから
    NY株式市場は大幅続伸。建設株を中心に8週連続の上昇。
  • 「リスク回避」の動きが後退し、金、原油ともに大幅続伸。
  • 米債券は続落し金利は上昇。新築住宅販売が好調だったことと、
    ギリシャが緊急支援策の発動をしたことが売りを誘った。              
  • 3月耐久財受注 → -1.3%(輸送機器を除く民間部門は+2.8%)
  • 3月新築住宅販売件数 → 41.1万件(約50年ぶりの伸び)


    本日の注目点

    • 豪  休場(アンザックデー)      
        




    予想されていたことではありましたが、ギリシャがEU、ECB、IMFに資金
    要請を発表しました。
    来月中旬にも国債の大量償還が控えていることから、ギリシャのパパンドレ
    ウ首相は早期に資金要請を行ったものと思えます。
    この発表を受け年初来安値を更新し、下値のメドが見えなくなっていたユー
    ロは対ドルでの買戻しを加速させ、1.32から1.34台手前まで反発しました。

    さらにユーロは対円でも123円台から126円台までに上昇し、これがドル円
    を94円台まで押し上げる要因にもなったようです。。

    ギリシャからの資金要請を受け、IMF、ドイツ、あるいは米財務省も迅速に対
    応するよう関係当局に指示したと伝えられ、この結果同国CDSの保証料も下
    がっています。
    ただ、今回のギリシャの「資金破綻」は1999年ユーロ発足以来の危機であっ
    て、この問題が今後ポルトガルやスペイン等に波及するかどうかがカギとなり
    そうです。
    ギリシャとは経済規模が全く異なるこれら国々に影響が及ぶようだと、通貨ユ
    ーロにとってもさらに厳しい状況になりそうです。
    先週末には対ドルで1.32割れ手前まで売り込まれたユーロはその後、ギリ
    シャが資金要請を行ったことから、「材料出尽くし」で買い戻されましたが、そ
    れでも1.34には届きません。米経済が回復基調を見せる中、ドル高傾向が
    続いていることもユーロの上値を重くしています。

    その米経済指標ですが、先週末の新築住宅販売件数は税制優遇が今月で
    切れることに伴う、駆け込み需要だとしても大幅な伸びでした
    前日に発表された中古住宅販売でも大幅の伸びを示しており、米住宅市場
    の底入れは近付いてきているように思えます。

    バーナンキ議長の懸念する二つのリスク「雇用」と「住宅」のうち後者のリスク
    が後退してきたようにも思えますが、住宅購入者への優遇が終えた反動が出
    てくる5月、6月の数字を今から注目したいと思います。

    今週はさらに、米景気の回復を確認するには事欠かないと思われます。
    第1四半期GDPやケースシラー住宅価格は改善を見せそうで、FOMCでも
    景気回復を意識したコメントが出されそうです。
    注目のFOMC声明文での「長期にわたる」との文言は外される可能性が少
    ないと見られますが、それ以外の文章で景気の回復を確認するような文章が
    でることも十分考えられます。

    ドル円は約3週間ぶりに94円台に乗せてきました。
    前回はこの水準からは簡単に落とされ、94円台での「滞空時間」が短かった
    経緯がありますが、今回もこの点が注目されます。
    94円の半ばから95円にかけてはドル売り意欲が強く、よほどの材料がなけれ
    ば抜けきれないのでは、と観ていますが、NY株式市場の堅調さ、好調な経
    済指標等を考えると大きな下落も考えにくと言えます。

    米金利引き上げに繋がるような「決定的な材料」が待たれるわけですが、それ
    も時間軸とともに徐々に実現しそうに思えます。
    米株式市場の上昇が個人投資家に与える好影響は少なくはないと観ている
    からです。

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