円全面高、ユーロ円ついに107円台に。 

もし昼食代に43ドル(約3900円)かかり、それが高いと思うなら

オスロ(ノルウェー)に住むべきではない。

そんな見出しで「ビジネスウイーク誌」が世界で最も生活費の高い都市

トップ10を発表しました。

昼食代に43ドルかかるオスロでも実は世界第2位で、トップは東京でした。

このランキングは昼食代に加え、缶ビール1本、コメ1キロ、卵1ダース、映画代

それに、どうゆうわけか洗濯機1台の値段で比較されています。

その結果、東京が1位で、2位オスロ、3位ルアンダ(アンゴラ)の順です。

世界399の都市を対象に調査がされ、何とトップ10に日本の都市4市が

栄えある(?)入賞を果たしています。

4位名古屋、5位横浜、6位スタバンガー(ノルウェー)、7位神戸、

8位コペンハーゲン(デンマーク)、9位ジュネーブ(スイス)、10位チューリッヒ

(スイス)の順です。

結局、北欧と日本とスイスで上位独占でした。

それにしても1位東京のレストランでの昼食代が18ドル(約1700円)は、

やや庶民感覚からは離れているようですが・・・。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場







  • リスク回避の流れがさらに加速し、安全資産としての円買いが

    優勢。ドル円は88円台前半まで続落。

  • 世界的な株安から、債券高、円高が進み円は約2ヵ月振りに88円

    29銭まで買われ、ユーロ円など、クロス円でも軒並み高い。

  • 朝方発表の消費者信頼感指数が前下比大幅に落ち込んだことから

    NY株式市場は寄り付きから下落、ダウは268ドル安。

  • ユーロが全面安の展開に。前日の1.23台から下落基調が続き

    この日のNYでは1.21台半ばまで売られた。ユーロ円は直近安値

    を割り込み107円30銭を示現。

  • 株価下落から債券には買い物が集まり、長期金利は約1年2ヵ月振り

    となる3%の大台割れ。

  • 金は反発、原油価格は大幅続落。

  • 4月S&Pケース・シラー住宅価格指数(10主要都市) →+0.7%(前年比+4.6%)

  • 6月消費者信頼感指数 → 52.9(市場予想は62.5)

                      

    本日の注目点



    • 独   6月失業率  

    • 欧   6月ユーロ圏消費者物価指数                

    • 米   6月ADP雇用者数   

    • 米   6月シカゴ購買部協会景気指数   

                


    リスク回避の動きが加速しています。

    リスクの高い株式が嫌われ、資金が債券市場に流れ込み、株安債券高の流れを

    鮮明にし、為替市場ではより安定した円が買われ、ユーロ、豪ドルなど主要通

    貨が売られています。

    ユーロは1.21台半ばまで下落し、先週の戻り高値から300ポイント以上

    のユーロ安水準を付けています。

    この日は豪ドルの下落も目立ち、対ドルでは前日比200ポイント以上も売ら

    れて主要通貨ではドル高が鮮明です。



    円はそのドルに対しても強含んでおり、円の一人勝ちといった状況です。

    この展開は今月の初め、5月の米雇用統計発表直後の様相と似てきました。

    市場参加者は米景気に対し、これまでの楽観的な見方から先行きに懸念を抱き

    始め、これがリスクを回避する行動に走らせています。

    円は約2ヵ月振りの88円台前半まで買い進まれ、ユーロは対ドルで売り込ま

    れていることから、ユーロ円では107円台前半まで円高ユーロ安が進みまし

    た。

    本邦輸出企業のユーロ売り予約の遅れも指摘されていましたが、昨日の動きは

    まさに、痺(しびれ)れを切らしてユーロ売りに走ったと思われます。

    ユーロ円の下値についてはサポートラインが見当たりません。

    一目均衡表の「基準線」も月足まで下向きとなり、ユ-ロ円の下落を示唆して

    います。

    サポートになるかどうかわかりませんが、心理的な節目として「105円」

    ということになるのでしょうか。

    リスク回避加速の流れは、昨日の朝方の上海株式市場の下落がきっかけでした。

    日経平均はそれまで50円程度のプラスで推移していましたが、上海が大きく

    下落したことを見て、急速に下げ足を速め、一時、前日比マイナス180円を

    記録。

    これを見て為替は節目であった89円を割り込み88円台へと突入して行きま

    した。欧州市場でも株価下落は止まらず、そのままNY市場へと波及した形で

    す。



    昨日も書きましたが、この流れは米経済に決定的は好材料がで出ないかぎり変

    わらないと見られます。

    FRBのバーナンキ議長は昨日オバマ大統領と会談し、米経済の現状について

    意見交換をしました。

    詳細は明らかにされていませんが、「米経済が力強さを増しつつあり、回復過

    程にある」との見方で一致したとブルームバーグは伝えています。。

    しかし、現状では明らかに米経済は回復力を低下させており、今週末の雇用統計

    での内容では、もう一段の米労働市場の悪化が示される可能性があります。



    NY株式市場の大幅下落を受けて今日の東京株式市場も大幅な下落が予想されま

    す。株価の下落は「円買いドル売り」材料と見られることから、ドル円の下値を

    試す展開になりそうです。

    NY市場での円の高値88円29銭が意識されますが、この水準の抜けると、

    5月6日の、あのNY株式市場が1000ドル近い暴落を見せた際に記録した

    87円94銭が視野に入ってきます。

    次々にサポートラインを切って、じり高が続く円ですが過熱感は見られません。

    週末の米雇用統計で流れが変わる可能性もありますが、よほどのポジティブサプ

    ライズでない限り、リスク選好は高まらないと観ます。

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ユーロ再び下落、ユーロ円109円台に。 

来月11日投票日の参院選が公示されました。
また、あの騒がしい宣伝カーが土日も関係なく
家の周りを走り回るのかと思うとユーツです。
「候補者○○自身が選挙カーに乗って挨拶にまりました」
「・・・・?」。考えてみれば当たり前の話です。
本人が政策を訴えなくて誰がやるのでしょう・・・?
そもそも、選挙カーから流れてくるウグイス嬢の声を聞いて
その候補に投票する人が何人いるのでしょうか?
それにしても今回の選挙、政党、政治団体の多さに驚きます。
数えてみたらちょうど12団体、1ダースもいます。
主だった政党は党首、代表が公示日に第一声を発し支持を
訴えていました。
その中で気になったのが「新党改革」の桝添代表です。
額に日の丸をあしらった手ぬぐいを巻き、日の丸を真ん中に
「必勝」の文字が染め抜かれていました。
勝ちたい気持ちは分かりますが、まるで決死隊の様相でした。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • 円は引き続き動意のない中、円買いが優勢。米長期金利の低下を受け
    89円06銭まで円買いが進むも勢いはなし。

  • ユーロドルではドル高ユーロ安の展開に。欧州市場の1.2380
    近辺から徐々にユーロが売られ、NYでは1.22台半ばまで下落。

  • 7月に欧州金融機関のストレステストの結果発表を控えていることや
    、この日行われたギリシャ国債の入札が不調だったことが背景。

  • NYダウは3日続落。景気の先行き懸念から資金が債券にシフト。
    ダウ1万ドルが維持できるかが焦点に。

  • 個人消費支出などの発表を受け、債券相場は続伸。長期金利は
    約1年ぶりとなる3.0%台まで続伸。

  • 金、原油価格はともに反落。どちらも高値水準にあることから
    利食い売りがまさる展開。

  • 6月個人所得 → +0.4%

  • 6月個人支出 → +0.2%      



    本日の注目点



    • 日   5月失業率  

    • 日   5月鉱工業生産     

    • 米   4月S&Pケース・シラー住宅価格指数 

    • 米   6月消費者信頼感指数 



    ドル円は徐々に下値も、上値も切り下げながらゆるやかな円高傾となっています。
    下値は先週末から89円前半に集中しており、「強いサポート」を形成しています。
    昨日のNYでも89円06銭まで円高に振れましたが、そこからはね返されています。
    これは、昨年11月の円最高値である84円82銭からのサポートラインが88円95銭
    に位置しているためだと思われます。
    つまり、この水準を下抜けすると「約7ヵ月間続いたドル反発局面も終わる」ことを
    意味します。

    そのためドルショートの買い戻しが出やすいレベルとなり、それが強いサポートを
    形成していいるようです。
    もちろん、この水準を下抜けすればドル売りが加速する可能性が十分あることを
    忘れるわけにはいきません。

    ドル円だけではなく、ユーロ円などのクロス円の売りが増えれば、ドル円での
    ドル売り円買いに影響してくることも考えられます。

    目先は、この水準の攻防ということになります。

    ドルは円以外の主要通貨に対しては「ドル高」で推移しています。
    特にユーロに対しては昨日の水準から100ポイント以上ものドル高ユーロ安が
    進んでおり、その結果ユーロ円も再び110円を割り込む展開となっています。
    ユーロは6月7日の早朝に1.18台後半まで売られ、その後調整が続いています
    が、それでもユーロの反発には限界があり、事実、戻り高値は1.24台半ばまで
    でした。そして再び1.22台までユーロは下落し、下値を試す展開になりそうな
    気配です。

    昨日行われたギリシャ国債の入札は不調に終わりました。
    また、欧州大手銀行にはストレステストの結果を踏まえ、必要とあらば公的資金に
    よる資本増強が行われる可能性があるとの報道もユーロ売りに繋がったと見られます。
    今朝の経済紙報道でも、ユーロの為替予約の取り遅れが指摘されています。
    ユーロが急落した後、戻りを期待して為替予約を控えていたことから、売らなければ
    ならないユーロの実需がたまっているとのことで、今後さらにユーロが下落すると
    痺れを切らし売り急ぐ可能性を指摘しています。
    ユーロ円の大方のレートは社内では120-125円に設定している企業が多く、
    企業収益に与える影響は決して少なくありません。

    6月の米個人所得と消費支出は市場予想通り、大幅な伸びは見られませんでした。
    目立ったのは貯蓄率が増加していたことです。前月比4.0%増と約1年ぶりの
    大幅な伸びでした。
    収入は増えていないのに、貯蓄は増えるということは、消費を減らしていることに
    他なりません。

    米国民は雇用が安定しないことから、将来への蓄えを増やしているということに
    なります。米国のGDPは70%が個人消費だと言われています。
    さすがの大量消費の米国人も再び節約志向を強めたようですが、これが将来の
    経済成長の鈍化に繋がってくることが懸念されます。

「G20」無難に閉幕。人民元議題に載らず。 

おはようございます。

昨年に引き続き、今年も週末を利用して「さくらんぼ狩り」に

行ってきました。

山形県東根市、日本一のさくらんぼの産地です。

片道420キロとかなりの距離です。

今年の出来は、天候不順のせいか、甘さは今一でした。

昨年とほぼ同じ時期に行きましたが、さくらんぼの実の赤くなり方も

やや遅いようでした。

楽しみにしていた「大将錦」はまだ時期が早く食すことはできず

「佐藤錦」だけでしたが、やはり自分の手で取ったさくらんぼ

は新鮮で満足。

帰りに近くの温泉で汗を流し、充実した一日でした。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場







  • G8,G20を控え、市場は様子見の雰囲気の中、

    円はじり高となり89円台前半まで続伸。

  • 米第1四半期GDP確報値が下方修正されたこともあり、

    ドルは軟調に推移。ユーロドルも閑散な取りきの中、1.23台

    半ばから後半と、ややユーロ買い優勢。

  • 米株式市場はまちまちの動き。ダウは小幅反落。

  • 金、原油ともに大幅高。原油は5月5日以来の78ドル台で引け。

  • 米債券相場は続伸し、長期金利は3.11%台と小幅低下。

  • 第1四半期GDP(確報値)→ 2.7%(市場予想を下回る)

  • 6月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)→ 76.0



    本日の注目点



    • 独   6月消費者物価指数       

    • 米   6月個人所得・支出        







    カナダ、トロントで行われていたG20が閉幕。

    今朝7時前に共同声明が発表になりました。

    「成長か財政か」というテーマで会議が進められ、共同声明では

    「財政赤字削減の目標設定を支持し、景気回復が定着した後で

    銀行に資本引き上げを求める」ことで合意しました。

    注目されていた人民元の為替レートに関する文言はなかった模

    様で、米中首脳会談ではオバマ大統領が、人民元の一段の上昇

    を期待する発言を行ったことに対して、胡錦濤主席が合意したに留

    まったようです。



    先週は発表された米経済指標の悪化が目立ち、中古住宅、新築住

    宅が予想外の落ち込みを見せました。

    また、FOMCでは改めて長期間にわたり低金利政策が継続されるこ

    とが確認されています。

    この結果、利上げ実施時期が来年にずれ込むとの見方が優勢となり、

    ドルが売られ、全面安の展開となりました。

    ユーロについては財政問題が大きな負担となり安心して買えるには程

    遠く、ドルは上記のように再び景気後退懸念が台頭したことで、結果とし

    て消去法としての円が浮上したことになります。

    その円は先週、90円を割り込み、約1か月ぶりに89円台前半まで買い

    進まれました。



    しかし、冷静に考えれば円を積極的に買う材料も見当たりません。

    政府により景気見通しは上方修正されてはいますが、デフレ進行が止

    まりません。

    菅総理は「財政立て直し」に全力をあげると表明していますが、その効果

    は非常に不透明です。

    そんな状況下での円買いは、いわば、エースピッチャーが試合に出る度

    にKOされ、2番手エースに任せたものの、こちらもダメ。

    急遽、2軍で調整中の元エースが登板したようなものです。

    元エースは既に歳も数え、肩に持病を抱え、いつ再発してもおかしくない、

    そんな状況での1軍登板です。

    どこまで頑張れるか、固唾をのんで見守られている状況です。



    円が今年の最高値である88円割れを目指すのかどうかは、今週末の米雇

    用統計を含め、米経済指標の内容次第です。

    景気はサイクル的です。今年の春先まで順調に景気回復が進んだ米景気

    がピークアウトしたのであれば、肩に持病のある円と言えどもジリ高になる可

    能性が高いと言えます。

    目先は上記88円割れがあるのか、そして、その下の85円が意識される展

    開になるのかどうかというところです。

    円が買われるにしても、そのスピードはかなり緩やかなものになるだろうと

    予想しています。

    6月の雇用統計とNYダウの1万ドル割れがあるのかどうかが今週の最大の

    焦点です。

ドル安継続。耐久財受注も悪化。 

昨日と、その前日、毎週のことですが当社のセミナーを

行いました。

たまたまセミナーに参加された二人の方と雑談をする

機会がありました。話を聞けば、一人は福岡、もう一人は

秋田から参加された方でした。

お二人とも交通費をかけ、ホテルに泊まり2日間

セミナーに参加されました。

本当に真剣に受講されたその姿勢に、こちらも気合が

入りました。

「頑張って下さい。応援しますよ!」

思わず、そう声をかけました。



よい週末を・・・。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場







  • 米景気の後退懸念からドル安円高が継続、円は89円前半

    まで続伸。

  • 米経済指標の悪化が続き、この日は89円22銭まで

    円買いが進む。引けに掛けてはやや値を戻し89円台半ばで

    取引を終える。

  • ユーロドルも1.22台はみたものの、ドル安傾向に引っ張られ

    1.23台後半までのユーロ高示現。

  • NYダウは大幅下落。経済指標の悪化や長期金利の低下を

    受け150ドルに迫る下落。


  • 米債券相場は続伸し、長期金利は一時3.1%まで下落。

  • 金、原油相場はともに上昇。

  • 5月耐久財受注  → -1.1%(事前予想より悪化)

  • 週間失業保険申請件数 → 45.7万件(市場予想は46万件)


    本日の注目点



    • 日   5月消費者物価指数    

    • 米   第1四半期GDP(確報値)

    • 米   6月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) 

    • 加   G8 (カナダ・ムスコカ)

    • 加   26日よりG20(カナダ・トロント)

             



    昨日も指摘したように米経済指標の悪化が続いています。

    発表された5月の耐久財受注は前月比1.1%のマイナスでした。

    住宅、製造に続いて米景気回復基調が踊り場にきていることを示しています。

    このため為替市場では、米利上げ実施がずれ込むとの見方からドル安が

    進んでいます。

    また米株式市場でも株安が進み、資金が債券に流れ込み長期金利が低下し

    ドル売り材料につながっています。

    現在のところ長期金利の低下は世界的な傾向で、円の長期金利も急低下て
    いることから急激なドル安円高には繋がっていませんが、円の長期金利の下
    げ余地は限定的であるため「日米金利差縮小」からドル売り材料として捉えら
    れることも十分考えられます。

    今週に入り市場は主要通貨に対してドルを売る姿勢を強めています。

    昨日も円が約1ヵ月振りに89円台前半まで強含みました。

    ただ、ユーロの上昇は1.23台に留まりと買いが続きません。

    やはり足元ではユーロに対する不安感が依然払拭されていないことが理由
    です。

    ギリシャ国債のドイツ国債に対するスプレッドが過去最大に拡大していること
    によく表れています。

    また、LIBOR(ライボー)3ヵ月物の米金利も依然として高止まりしていて

    緊張が緩んでいないこと示しています。

    さらに、ギリシャからスペイン、ポルトガルに移ったストライキは、ついにフラン
    スにまで拡大しました。

    パリでは昨日大規模なストライキがあり、交通期間に影響も出ています。

    ユーロ圏各国で緊縮財政を推し進める結果、公務員を中心に国民の反対
    デモは拡大しています。

    このような状態でさらにドル安が進むと、円の全面高の可能性もあり、

    ユーロ円も再び下値リスクが高まってきそうです。



    日本の長期金利も下落が続いています。

    昨日の債券市場では10年物長期金利は1.125%と、約7年ぶりの低水準
    を記録しました。

    今朝の経済紙でも報じていますが、金融機関の貸出が低調で、余った資金が
    債券市場に流れ込んでいるようですが、加えて、日本の株式市場に先高観が
    でてこないことも大きな理由かと思います。

    「上昇しない株よりも、金利は低いが安全な国債」を選好する流れがあるため
    です。事実、この10年間で日本の長期金利は2%を超えたことはありません。

    低金利時代が恒常化し、日本の金利は上がらないものとの見方が定着してい
    ます。

    この辺りにも日本が「デフレ」から抜けきれない理由があります。

    先日の日銀発表にもあったように、この低金利でも「定期預金」は増え続けてい
    ます。

    これがめぐり巡って日本国債の価格を上昇させ、長期金利を低下させています。

    「貯蓄から投資へ」ではなく、「投資から貯蓄へ」と資金が逆流しているとも言え
    ます。


    週末にはG20が開催されます。

    中国は「人民元問題」が議論の対象にならによう策を講じていることから、この問
    題はパスされると見られます。

    「金融改革問題」や欧州が主張している「銀行税問題」が中心になると思われま
    すが、上記「「米景気の急ブレイキ」も議論される可能性があります。

    2008年のリ-マンショック後、中国を中心とする新興国が先進主要国の景気を

    引っ張ってきました。

    その景気回復が欧米で再び鈍化傾向を見せ始めています。

    新たな政策が必要との議論がなされるかも知れません。

米経済指標悪化で円90円割れ。 

為替よりもはるかに長い歴史を持つ株式市場。

そこには長い間に培われた伝統や習慣などがあります。

専門用語も同様で、現場から生まれた名言が多くあります。

東京MXテレビの「ストックボイス」櫻井キャスターから

送られてきた名言集を折に触れご紹介します。

今日は「バスケット」です・・・・・・。



赤ずきんちゃんがピクニックに持っていくものであるが、

金融の世界では少し違う。

複数の銘柄を一緒に詰め込んで取引をすることを意味する。

個別の銘柄の色が消滅し、無味乾燥な数字の固まりになってしまう。

また、どんな評価の低い銘柄群でもバスケットにすることで

あたかも立派な金融商品に映ることもあるから不思議・・・・。

まるでリーマンショック前のデリバティブのことを言っているようです。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場





  • 住宅関連の指標が発表され、市場予想を大きく下回る

    結果にドル全面安の展開に。

  • ドル円は90円台前半で始まり、指標発表後円買いが優勢に。

    約1ヵ月ぶりとなる90円台を割り込み89円73銭まで下落。

  • ユーロドルも反発、1.22台前半から1.23台半ばまで

    ドル安ユーロ高に。

  • FOMC声明文ではこれまで以上に景気に対する慎重な見方が

    確認され、出口戦略期待は後退。

  • NYダウは一時70ドル高まで買われたものの、小幅高で引け。

    ナスダックは小幅安。

  • 利上げ期待が後退したことで債券相場は堅調。長期金利は続落。

  • 金、原油ともに下落。

  • 5月新築住宅販売件数 → -32.7%(30万戸)


    本日の注目点



    • 米   5月耐久財受注   

    • 米   週間失業保険申請件数     

    • 米   米ロ首脳会談(ワシントン)





    アメリカの景気回復に予想以上の急ブレイキがかかってきました。

    製造業を含む雇用や住宅市場が再び伸び悩んで来たからです。

    全体の景気を判断するには時期尚早ですが、昨日発表された5月新築
    住宅販売件数は前月比32.7%の減少で、この数字は1963年の集計
    開始以来の減少幅で、販売戸数も30万戸と市場予想を大きく下回ってい
    ます。

    さらに先月、先々月分も下方修正され、前日発表された中古住宅販売と
    併せ、住宅市場の落ち込みが予想を上回るペースで進んでいることが確
    認されました。

    5月の販売件数はもともと駆け込み需要の反動がでる、と予想され市場
    予想も低めでしたが、30万戸という数字には驚きを禁じえません。

    リーマンショック後の最悪期でも32万戸以上あり、直近では50万戸まで
    回復していました。

    一部エコノミストの間では、雇用が伸びない以上、住宅市場はさらに冷え
    込むとの悲観的な見方も出ています。



    円はこの発表を契機にじり高となり89円台に突入しました。

    一気に円買いが進んだわけではありませんが、これで5月6日の88円割れ
    を起点とする「三角保ち合い」を完全に下抜けしたことになります。

    円の買い材料が出たわけではなく、ドルの悪材料が出たことでドル全面
    安の展開です。

    さすがのユーロも買い戻され1.23台半ばまで上昇しました。

    これまでの「ドル円では、ドル安円高」「その他主要通貨に対しては、ドル高」
    というパターンに変化がでてきたとも言えます。



    さらにFOMC声明文では、政策金利を「長期にわたり」異例の低水準で維
    持することを改めて表明しています。

    欧州の金融システム不安が米経済に与える影響は軽微としながらも、景気
    の先行きに対しては慎重な見方を維持しています。

    この結果、米国の利上げ実施時期は大きく後退し、個人的には今年後半に
    は実施されると予想していた見方も修正を迫られる状況になってきました。

    利上げ実施の重要な判断材料の一つでもある消費者物価指数も、足元では
    インフレ懸念はなくむしろデフレを心配する状況です。

    6月のFOMCを終えたことで、次回は8月10日まで開催されません。

    それまでの約2ヵ月間で雇用、住宅環境が劇的に好転するとは思えず、「二
    番底」を探る展開が続きそうです。



    ドル売り材料が出てきたことで、ユーロも反発を見せていますが安心して買え
    る状況でないことは変わりません。

    ドルも買えない、ユーロも買えないということで、消去法的に円を買うという構図
    が定着して来ると思わぬ円高方向に振れる可能性もあります。

    現状、下値のメドとしては上記88円割れのレベルが重要かと思います。

    昨年11月の85円割れの状況とは大きく異なりますが、欧米の経済環境が「正
    常時」から「非常時」に移行するようだと「円の出番」が早まることも考えられます。

ユーロ下落でドル高、円高に。 

改めて城山三郎著「どうせ、あちらへは手ぶらで行く」を

読み返しています。氏が2007年に亡くなった際に

むさぼるように読んだ本の中から、ふと、また読みたくなりました。

日記調の内容なのですからすらすら読めてしまいます。

氏は2000年に奥様をがんで亡くし約7年間子供たちに助けられながらも

一人で頑張ってきました。

恐らく、有名人の中でも最も愛妻家で、仲のよかった夫婦です。

「夫婦とは会話であり、思いやりであり、相手の身になって考えることである」

と、語っています。耳の痛い話です。

80歳で亡くなりますが、75歳ころから物忘れがひどくなり、

家のカギをなくし2時間探して見つけた、その15分後に再びカギ探しに

奮闘したエピソードも語られています。

作家の三好徹に「古希のお祝いに何がほしい」と聞かれ、

「女房を返せ」と答え、シーンとなった箇所では思わず苦笑。

因みに氏の長男は、某都市銀行の為替ディーラーで、何度か相場の話を

したことがあります。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場







  • 為替市場は全般的に小幅な値動き。円は90円台半ばを中心に

    上下20銭程度と方向感なし。

  • ユーロドルもこの日は大きな動きはなく、1.22台半ばから

    1.23台前半での取引。1.24台を記録後3日続落。

  • 仏大手銀行クレディアグリコは子会社であるギリシャのエンボリキ銀行の

    株式評価損4億ユーロを計上すると発表。ユーロ売りに繋がる。

  • 米住宅指標の悪化からNY株式市場は軟調。ダウは150ドルに迫る

    下げを見せ、米景気回復に慎重な見方も。

  • 債券相場は株安から上昇。長期金利は2週間ぶりに3.1%台まで下落。

  • 金価格は前日とほぼ変わらず、原油は小反落。

  • 5月中古住宅販売件数 → -2.2%(566万件)

  • 6月リッチモンド連銀製造業指数 → 23.0

  • 4月住宅価格指数 → +0.8%



    本日の注目点


    • 独   7月独GFK消費者信頼感調査

    • 英   BOE 議事録               

    • 米   5月新築住宅販売件数    

    • 米   FOMC      




    懸念していた米住宅市場が再び下落傾向を見せ始めたようです。

    昨日発表された6月中古住宅販売件数は前月比2.2%減少でした。

    新築住宅販売が伸び悩み、中古住宅にもその影響が出は始めたとも受け
    取れます。

    減少幅は市場予想を大きく超え、米景気の回復の足取りが鈍化しているとの指摘も
    あります。

    本日のFOMC声明文にも景気に対する慎重な見方が盛り込まれるようだと、市場は
    ドル売りで反応する可能性もあります。



    ユーロドルは3日続落し、1.22台半ばまで売られています。

    1.25台まで買い戻されなかったことと、昨日のBNPパリバに引き続き、大手仏銀

    クレディ・アグリコルがギリシャにある銀行子会社の株式評価損が4億ユーロ(約44
    0億円)にのぼると発表し、ユーロ安に繋がりました。

    仏銀大手はギリシャ国債も大量に抱えていることから、今後は銀行のバランスシー
    トの中身が問われることになりそうです。

    昨日のユーロドルは1.22台前半まで下落し、8時間足の100日移動平均線に絡
    む水準まで下落しています。

    再び下げ基調に入ったようにも見受けられますが、1.22台をキープできるのか、

    そして、半値戻しにあたる1.2182を割り込むのかどうか重要なレベルにいると
    言えます。

    戻りの上値は1.24台で確認されたことと、欧州からの悪材料が見込まれる状況を
    考えると1.23台半ばから上は売りゾーンと見ざるを得ません。



    ドル円は月曜日のNY市場で91円台半ばまでドル高が進んだ後、徐々に上値を切
    り下げています。人民元相場の弾力性を高めるとの報道後、一旦90円を割り込み
    ました。

    チャートではこの時点で日足の「三角保ち合い」を下抜けしており、下落リスクが
    高まったと見られます。

    ただ、週足でのチャートが崩れていないことから、このまま下落するかどうかは微
    妙なところです。
    もうしばらく値動きを見極めたいというのが正直なところです。



    一時80円台を回復し、81円に迫ろうかという水準にまで上昇した豪ドル円も再
    び下げ足を速めています。

    基本的にはユーロ円と同じ動きをすることから、今後のユーロ円をどう見るかと
    いうことに通じますが、人民元切り上げ問題を消化し、中国経済の急ブレイキが避
    けられそうな現状を考慮すると、下値はそれほど深くないと見られます。

    77円を中心に上下1円程度を買いゾーンと見ていますが、円が90円を割り込む
    と話が違って違ってくることから、この部分も併せて注視したいと思います。


    本日の日経平均はNYダウの大幅安を受けて大きく下げそうです。
    政府が今年度の経済成長の見通しを上方修正し、製造業中心に2011年度も増収
    が期待できることから下値も限られそうですが、なかなか個人投資家にとっては収
    益機会が見いだせない状況が続いています。

    下げ幅は100-150円程度と予想しています。

ユーロドル反発も限界か? 

夏の風物詩の一つに花火があります。

私の住んでいる千葉県浦安市ではほぼ毎晩花火が

打ち上げられます。

東京湾では、その花火を見ながら宴会ができる

「屋形船」が盛んです。

先週、ある人の紹介でその「屋形船」」のデモに

行ってきました。

30人ほどが乗り座敷に向かい合い、お好み焼き、

もんじゃ焼、焼きそばと結構な食べ物と、飲み放題。

約2時間のコースで5千円でした。

川面を渡る風を浴びながら、飲んで食べてのこの値段に

一堂大満足でした。

月島のもんじゃへ行っても、飲んで食べれば

これくらいの値段はします。

そのせいか7、8月は予約で一杯だそうです。

最早「安かろう悪かろう」では生き抜けません。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場







  • 先週末の人民元弾力化容認発表を受け、アジア市場では円、ユーロともに

    乱高下。市場の見方も混沌としていることを表した格好。

  • ユーロドルはオセアニア時間に1.24台後半まで上昇したものの、

    その後は1.23台半ばまで下落。NYではほぼ下落基調をたどり1.23台

    前半までユーロ安が進む。

  • 格付け会社フィッチが仏最大手銀行BNPパリバの長期格付けを

    「AA]から「AA-」に引き下げたこともユーロ売り材料に。

  • ドル円も90円台半ばからNY市場では91円台前半までドル高円安に。

    NYダウが140を超える上昇を見せたことでリスク選好が高まった。

  • NYダウは人民元上昇期待から自動車株などが買われ、大幅に値を上げたが

    引けに掛けて売り優勢となり小幅安。

  • 債券は人民元の上昇から中国の外貨準備高は増えず、米国債購入が減るとの

    見方から下落。長期金利は上昇。

  • 金価格は大幅反落、一時1266ドルを付け、高値を更新したものの、

    利益確定の売りに押され反落。

  • 原油は小幅上昇。77ドル台後半と、80ドルも視野に。



    本日の注目点



    • 独   6月独IFO景況指数  

    • 欧   6月ユーロ圏消費者信頼感(速報)     

    • 米   5月中古住宅販売件数 

    • 米   6月リッチモンド連銀製造業指数  

    • 米   4月住宅価格指数 

    • 米 FOMC(6/23まで)               




    人民元を巡る動きから、昨日の相場は落ち着きどころを探し右往左往しました。

    中国人民銀行が公表した「中間値」が6.8275と、前日と変わらなかった
    ことから円が売られる場面や、ユーロが急落するなど相場の先行きが見えない
    展開でした。

    その後、人民元は変動幅の下限近くまで上昇し、弾力化の効果はでましたが、

    結局、管理されながら緩やかに上昇するという点で市場の見方は一致している
    ようです。

    まさに、「チャイナデー」の様相でした。



    この1週間ほぼ上昇を続けてきたユーロドルが、ようやく天井にぶつかったよ
    うです。
    昨日の早朝の1.24台後半から既に170ポイント程の下げを見せています。

    この下落幅は約2週間ぶりのことで、テクニカルでも短い足では売りシグナル
    が点灯しています。

    背景には、欧州金融機関の格下げ問題です。

    これまでスペイン、ポルトガルに留まっていた格下げがフランスまで波及して
    きました。

    それもフランス最大手のBNPパリバが対象でした。

    同行は欧州大陸では最大の資金規模を持ち、資産内容も非常に健全であると言
    われてきました。

    その同行がフィッチにより「AA]から「AA-」に格下げれさたことで、ス
    トレステストの結果が公表されたら、資産内容は予想以上に悪いのではないか
    という連想が働きました。

    今後の展開次第では欧州金融危機も新しい段階に入った可能性も考えられます。



    ユーロドルの下落が再び本格化するかどうかは不透明ですが、下値のメドとし
    ては1時間足の200日移動平均が位置する1.22台半ばと、今回の上昇幅
    の半値戻しにあたる1.2180あたりが重要かと思います。

    投機筋のユーロ売り持ちポジションも半減しており、売り余地も生まれてきて
    います。

    ここはユーロ売り材料と同時にドル買い材料にも意識を向けておきたいと思い
    ます。

    ドルが大幅に買われれば、ユーロが売られる可能性があるからです。


    ドル円は昨日の早朝に90円を一瞬割り込む場面もありました。

    そこから昨日のNY市場では91円39銭まで弱含んでいます。

    人民元の上昇を受けて、日経平均が240円を超える上昇を見せたことが背景
    ですが、市場の多くが「円は強含むと」見ている割には上昇は限定的です。

    今年に入ってほぼ6ヵ月が経過しますが、大雑把にいえば89円ー93円の極
    めて狭い範囲での値動きです。

    足元でも上記レンジを抜けるとも思えません。

    金融不安が高まると「安全資産」としての円買いが高まり、昨日のように株価
    が上昇すると「リスク選好」から円売りが起きます。

    結局、円自体に独自の材料がないことが、値動きが少ない最大の理由かも知れ
    ません。

    本日は米住宅関連の指標とFOMCが開催されます。

    頭打ち傾向にある米住宅市場の行方と、米景気の現状が示されることになりま
    すが、残念ながらこれで円が上記レンジを抜けてくるとは思えません。

中国、人民元の弾力性容認。 

日銀が先週発表した「資金循環統計」によりますと、

昨年末の家計の金融資産残高は1452兆円と、3年ぶりの

増加となったそうです。

主因としては株価が上昇したことのようですが、

現金・預金は1.5%増え、4年連続の増加を記録しました。

FXや投信などが増えているという報道もありましたが、

全体とすれば最も安全な預金を増やしているということです。

「貯蓄から投資へ」という掛け声はいつの間にか聞かれなくなりました。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場






  • 円は値幅も少なく小動きの中、このところの米経済指標の

    悪化を背景にやや円買い優勢。欧州時間に90円45銭まで円高

    が進み、約1ヶ月ぶりの水準まで買われたものの勢いは見られれず。

  • ユーロドルは依然として堅調。欧州市場では1,24台前半まで

    ユーロ高が進み、テクニカルポイントと見られた重要なレベル

    まで上昇したものの抜け切れず、前日のレベルで引け。

  • NYダウは小幅ながら4日続伸。金価格上昇を受け、鉱山株に買い物。

  • 債券相場は反落、引け値は3.22%台に。

  • 金が最高値を更新、一時1260ドル台まで買われ、引けは1258ドル

  • 原油は小幅反発。



    本日の注目点



    • 日   5月全国百貨店売上高     

    • 日   5月全国コンビニエンスストア売上高          




    中国政府が「人民元の弾力性を高める」と発表しました、。

    実質的な人民元切り上げ容認です。

    米国からの圧力を受け、「通貨問題を政治問題化させている」と反発してきた
    中国でしたが今週末にカナダのトロントで開かれるG20を前に、元が緩やかに
    切り上がることを容認したことになります。


    中国人民銀行はウェブサイトでの発表文で、中国経済が改善を示しているた
    め今回の決定を下したと説明。また変動幅に関しては「大規模な切り上げ」の
    根拠は存在しないとして、1度の通貨切り上げを否定。人民元の対ドル相場の
    1日当たりの現行変動幅である上下0.5%は維持した。(ブルームバーグ)

    としています。これまでの管理変動相場は維持しつつ、徐々に元が強含む動
    きは容認するものの、大幅な変動に対してはこれまで通り、元売り介入をして
    くるものと見られます。


    今回の発表の特徴としては「通貨バスケット方式」を採用し、事実上のドルペッ
    グからの決別を意味したことにあります。

    このため、ドルに対して一気に強含むことにはならないようです。

    ユーロがドルに対して弱含みに推移していることが背景です。

    市場では円も同様に連れ高になるとの見方が優勢ですが、大幅な元高が見込
    めない以上、円の連れ高も限定的ではないかと見ています。

    今朝のオセアニア市場では、円は一時90円割れ、ユーロドルは1.24台後半
    まで売ら円買い優勢の様相を見せています。

    いぜれにしても今日の為替市場と株式市場、とりわけ上海株式市場の動向を
    注意深く見なくてはなりません。



    先週末ユーロドルは重要な節目と見られていた1.24台前半まで買い戻しが
    進みましたが、もう一段の上昇はならず1.23台での取引で越週しました。

    前日にEUが欧州金融機関のストレステストの結果を公表すると発表したこと
    を好感し、スペイン、ポルトガルの株式市場が上昇し、これがユーロ買いに安
    心感を与えたようです。

    先週は週を通じてユーロドルの買戻しが優勢で、先週末発表のシカゴ通貨先
    物市場でのポジションをみても、その前の週に比べユーロ売り持ち額は約半分
    と、激減しています。投機筋がそれまでのポジションの巻き戻しを行ったことが
    読み取れます。



    その背景としては、6月7日に1.18台後半まで売り込まれたユーロが、その後
    一度も同水準まで下落しなかったことで、「突っ込みすぎ」との相場観が台頭し
    たこと。

    また、ユーロ売りのポジションの積み上がりが高水準だったことが挙げられます。
    そして、上記欧州金融機関に対するストレステストの結果を公表することで、不
    透明感が払拭される、と市場が判断した結果ユーロの先安観が急速に後退し、
    買い戻しに繋がったと言えます。

    しかし、ストレステストの結果、予想以上に欧州金融機関の健全性が保たれて
    いなった場合には再びユーロ売りの口実を与えることにもなりかねません。

    ストレステストの結果公表は「両刃の剣」ということになります。

ユーロ一段高で1.24台を回復。 

先日テレビ局の取材で、ユーロの将来性を尋ねられた
著名投資家ジム・ロジャーズ氏は「diappeared」
(消えるよ)と答えていました。
そのロジャーズ氏、ブルームバーグによると
ユーロ買いにスタンスを変えたそうです。
「ロジャーズ氏は今週ユーロを購入したほか、さらに
買い増すこともあり得ると語った。センチメントが極端に
ネガティブになっているためと説明。」と伝えています。
さすがに著名投資家、身代りが早いと思いましたが、
「最終的にはユーロは破壊されるだろう。」と結んで、
とりあえず、自分の発言の整合性は保っていました。
最近ユーロが下がりにくくなってのは、まさか
これが理由ではないと思いますが・・・。



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ユーロドルの買い戻しが進んでいます。欧州市場では
    1.22台半ばから一気に1.23台半ばに急伸。
  • スペイン国債の入札が好調だったことと、ドルに対する
    信頼が後退していることが背景。
  • ドル円も91円台前半での取引から徐々に円買いが優勢となり、
    NY市場では約3週間ぶりとなる90円半ばまで円高が示現。
  • 米経済指標の軟調を受け、ドル全面安の展開。特にユーロドルの
    買い戻しが活発となり、一時1.2413までユーロ高ドル安に。
  • NY株式市場は米経済指標悪化に下落基調だったものの、
    ユーロ高が進んだことから欧州危機が後退するとの見通しから小幅続伸。
  • 債券相場も買い物を集め上昇、長期金利は3.1%台に低下。
  • ドル安から金は大幅続伸し、引け値としては過去最高値を更新。
    原油は小幅反落。
  • EU首脳会議では金融機関のストレステストの結果を公表することで合意。      
  • 5月消費者物価指数 → -0.2(変わらず)
  • 週間失業保険申請件数 → 47.2万件(市場予想45万件)
  • 6月フィラデルフィア連銀景況指数 → 8.0(市場よ予想大幅に悪化)


    本日の注目点

    • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(5/20.21日分) 
    • 独   5月独生産者物価指数     

                 


    ユーロドルが注目していたレベル、1.24台に一時的に乗せました。
    今週に入り、ユーロの買い戻しが目立ちます。
    私も含め、大方の市場関係者は「ユーロを取り巻く環境は何も変わっていない」
    との見方が大勢ですが、そんな中ユーロが確実に上昇しています。

    理由としては、上記ジム・ロジャーズ氏のコメントにあるように、市場の相場観が
    極端にネガティブに偏ったことが挙げられます。
    その相場観に基づきユーロ売りのポジションを早めに形成した結果、
    ユーロ売りドル買いが過去最高水準にまで膨らみ、潜在的なユーロ買い需要
    を生み出していたことです。
    さらに、このところの米経済指標に変化が表れていることも見逃せません。
    昨日発表された6月のフィラデルフィア連銀製造業指数は前月の21.4から、
    市場予想をも大幅に下回る8.0でした。項目別でも雇用指数はマイナス1.5
    に落ち込んでいます。
    さらにこの日発表の週間失業保険申請件数も市場予想より悪化し増加してい
    ました。
    「製造業はまだ緩やかな回復にとどまっているようだ。雇用が落ち込んだという
    ことは製造業部門の伸びがそれほど強くないことを示している。」(ブルームバ
    ーグ)という見方があり、これまでの米景気回復は製造業がけん引してきただ
    けに、今後の景気回復、あるいは利上げという観点では不透明感が増してい
    ます。

    ユーロはこの間1.1877の安値から536ポント戻しています。
    今回のユーロドルの下落は昨年11月30日の1.5141を高値に始まりました。
    この間の下落幅の約16%戻しを達成したユーロは、やはり1.24台前半と、節
    目である1.25を抜けるかどうかが焦点です。
    基本的にはこのレベルから上値は限定的と見ていますが、これまでのように欧
    州からの悪材料にだけ注目してきたものが、今後は米国の悪材料にも目を向
    けることが必要になってきました。

    ドル円も6月1日以来の90円台半ばまで円が強含んでいます。
    「三角保ち合い」の下限である90円台前半は割り込まなかったものの、上値
    は91円台後半が徐々に重くなってきた印象です。
    しかし、これも背景は上記同様、米経済指標の悪化に伴うドル安の結果で円
    独自の材料で買われたわけではありません。
    「三角保ち合い」をどちらか抜けるまでは、様子を見たいと思います。

    来週末には、カナダのトロントでG20が開催されます。
    中国の胡錦濤主席は出席する意向を固めたようですが、「G20で人民元切
    り上げ問題を議論するのはふさわしくない」と、早くもけん制しています。
    オバマ大統領と米中首脳会談が実現すればこの問題は避けては通れず、
    米国は何らかの要求は行うものと見られます。
    中国としても「外圧」は最も嫌うところで、中国独自の判断で通貨問題に手
    を付けたという印象は確保したいところ。
    人民元問題が決着する重要なきっかけになる可能性があります。

    よい週末を・・・・・。

ユーロ、悪材料にも反応薄。 

日本の女性が最も好むブランドの一つ、ルイ・ヴィトン。
この会社の歴史は古く、創業は1854年です。
当時から高級バッグメーカーとして有名でしたが、
1970年代まではパリとニューヨークの店を中心に、限られた
富裕層を対象とする比較的小じんまりとした企業でした。
それが1978年東京と大阪に一気に6店舗を開設したことで
急拡大し、1987年にはシャンパンのモエ・ヘネシーと合併し
LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)となり、今や売上高
3兆円を超す大企業です。
日本がバブル当時、パリの本店には店員以外は日本人だけ
という光景も
珍しくありませんでした。
新商品は全て日本人が買っていくと言われた時もありました。
今、それが中国人に代わっています。
同社の最重要顧客は日本人ではなく、中国人だそうです。
1980年代は日本の時代でした。2010年は中国の時代です。



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は91円前半から半ばでの取引に終始。相変わらずの
    展開に膠着感も。
  • ユーロドルは欧州時間朝方は上昇から始まり1.23台半ば超えを
    したものの、そこからはじり安の展開に。NY時間に掛け1.2252
    を記録するもさらに売り込む勢いもなく、1.23台前半で引け。
  • 米経済指標が多く発表されたものの、強弱まちまち。住宅市場に
    先行き不透明感が再び台頭。
  • スペイン紙は、IMFがスペイン支援のための準備をしている
    と報道。ユーロが1.22台に突っ込むきっかけに。
  • NYダウは前日の大幅高の後、利食い先行の展開になったものの
    小幅高。
  • 債券相場はも大きな動きがない中、小幅高から金利は低下。
  • 金は反落、原油価格は3日続伸。
  • 5月生産者物価指数 → -0.3%          
  • 5月住宅着工件数 → -10%(年率換算59.3万件)
  • 5月鉱工業生産 → 1.2%(市場予想を上回る)
  • 5月設備稼働率 → 74.7%    

                       

    本日の注目点

    • 欧   ECB月例報告            
    • 米   5月消費者物価指数   
    • 米   週間失業保険申請件数
    • 米   6月フィラデルフィア連銀景況指数       



    ドル円は欧州時間に91円82銭まで上昇し、92円台乗せの期待があったものの
    その後は円がじり高となり、91円前半から半ばにかけて狭い値幅での取引でし
    た。
    「三角保ち合い」を形成しつつ、その値幅をさらに縮小しながら収斂しつつあり
    ます。米経済指標にも反応が鈍くなり、やや膠着状態が懸念されます。

    米経済指標はまちまちの結果でした。
    製造業に関する指標は好転していたものの、住宅関連はかなりの落ち込みを
    見せています。
    もともと住宅優遇措置の期限が切れたことの反動があると予想されていましたが、
    それでも年率換算で59.3万件は今年1月の水準とほぼ同じことになり、予想以
    上の落ち込みです。
    さらに今後の着工の基礎となる建設許可件数も大幅に落ち込んでいます。
    回復基調が鮮明になっている米経済でも、個人消費と住宅市場は回復が遅れて
    いて、いよいよ安定的に回復するのではと見られていたこの数カ月だっただけに、
    今回の悪化が一時的なものなのかどうか注目する必要があろうかと思います。

    ユーロドルが底固い動きを続けています。
    昨日の欧州市場では朝方、1.2354まで上昇し、ユーロ円も113円35銭まで
    買われています。
    その後はNY市場にかけて弱含み1.22台半ばまで売られましたが、結局1.23
    台で取引を終えてます。
    これまでとは雰囲気がは明らかに違ってきたように見えます。

    昨日スペインのエコノミスタ紙が、IMF、EU,米財務省がスペイン支援のため25
    00億ユーロ(約28兆円)の準備を始めたとの報道がきっかけで、1.23台からの
    下落が始まりましたが勢いはなく下落幅も限定的でした。
    これまでなら、この種の悪材料にはすぐに反応しユーロ売りが加速されたところ、
    ユーロ売りに追随する市場参加者は少なく、むしろ安値を拾おうとする展開にも
    見えます。ユーロドルが1.20を割り込み、1.18台後半を記録してから間もなく2
    週間が経ちます。ユーロを売ってもなかなか下げない状況に「売り疲れ」がでて来
    たのかも知れません。個人的にはスタンスは変えず、1.24台前半を超えない限り
    下落の可能性が高いと見ています。

    ユーロが下落しない理由の一つに株式市場の回復が挙げられます。
    とりわけNY市場が急回復していることで、世界的に主要国の株式市場に好影響
    を与え株価の上昇を下支えしている状況です。
    NY株式市場と為替の相関は強く、ユーロドルでも株高はユーロ高に繋がってい
    ます。
    そう考えますと、株価の下落がユーロ下落のきっかけになると見ることもできます。
    そのNY株式市場も株式専門家の中には短期的には買われ過ぎ、と見ている人
    が多くいるのも事実です。

株高からユーロドル1.23台まで買い戻し。 

東京MXテレビでご一緒している櫻井キャスターから
教えていただいた動物小噺を・・・

2匹のヘビが散歩に出かけていた。
その途中、片方のヘビがもう片方のヘビに聞いた。
「オレたち、毒もっているの?」。
もう片方のヘビが答えた。
「なんだい突然、もちろんさ」。
再び片方のヘビが聞いた。
「オレたち、本当に毒もっているの?」。
「ああ。オレたち本当に毒持っているんだ。
「事実、オレたちは世界の中で一番猛毒を持ったヘビなんだぜ。」
「なんで、またそんなことを聞くんだい?」。
「ちょっと舌を噛んじゃってさ」・・・・。

この他にもライオンとムカデの小噺もありますが、
お後がよろしいようで・・・。



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 欧米の株高を受けユーロ買い戻しが優勢。ユーロドルは約3週間
    振りの1.23台に乗せ、ユーロ円も113円台乗せ。
  • 欧州市場の朝方ではユーロドルが売られ1.21台半ばまで下落。
    独経済指標の悪化を嫌気したユーロ売り優勢のなか、NY市場にかけては
    買い戻しが加速1.23台乗せとなった。
  • 円は91円台前半まで買われたものの、ユーロが上昇するとやや売られ
    91円半ばまで下落。値幅は限定的。
  • NY株式市場が大幅上昇。半導体関連の株価が先導する形で
    全面高。NYダウは213ドル上昇し1万400ドル台を回復。
  • 原油、金も大幅高、原油は一時77台まで上昇。
  • 株高から債券は下落し、金利は上昇3.3%台を回復。
  • 原油流出問題に関連し、格付け会社フィッチはBPの格付けを
    一気に6段階引き下げたと発表。
  • 6月NY連銀製造業景気指数 → 19.57(市場予想を下回るも11ヵ月連続のプラス)
  • 6月NAHB住宅市場指数 → 17(市場予想は21)



    本日の注目点

    • 米   5月生産者物価指数            
    • 米   5月住宅着工件数   
    • 米   5月鉱工業生産
    • 米   5月設備稼働率       




    ユーロドルの買い戻しが進み、5月28日以来の1.23台乗せを実現しました。
    ドイツの6月ZEW景況感指数は予想を下回り、ユーロ買いの材料が乏しい中で
    の上昇でした。やはりきっかけは株式市場です。
    この日は欧州各国の株式市場が堅調に推移、NYではダウ、ナスダックともに大
    幅高となったことで、リスク回避の動きがやや後退、ユーロ買い戻しに繋がったと
    のことです。
    相変わらずのストーリーですが、株式市場でのボラティリティーは高まっており、
    この日の上昇幅は200ドルを超え、6月に入ってからの値幅は、上げ下げともに
    値幅が伴っていることに注意が必要です。
    これは相場観が定まっておらず、市場が混沌としている時に見られる現象です。
    今日は大幅なドル高でも、翌日には大幅に下落するようなそんな相場展開が続
    くことを暗示していると言えます。

    さて、1.2349まで買い戻されたユーロドルですが、上値を確認しておきましょう。
    現在、4時間足では「200日移動平均線」が1.2412まで下落して来ています。
    また、8時間足でも1.23台後半から、1.24台前半にかけて「雲」と「100日」が
    集中していることから、この水準ではかなりの抵抗が予想されます。
    これまでも、ユーロドルは1.24台に乗せるようなら短期的なユーロ高に転換する
    可能性があると書いてきましたが、根拠はここにあります。
    ただ個人的には、ユーロは上昇していますが、依然としてユーロショートの買い
    戻しの域は抜けておらず、本格的な上昇にはならないと見ています。
    これまでの南欧に加え、ドイツ、フランスでも歳出削減の動きは加速しています。
    今後実体経済に影響が出てくることは避けられないとみているからです。
    また、ギリシャ、スペイン、ポルトガルなどは、EU対してに大胆な財政健全化目
    標を示してはいるものの、その実現にはさらなる歳出削減が必要とも見方もあり、
    国民の猛反発とは裏腹の関係になっていることも見逃せません。
    下値のメドも見ておくと、前日の高値である1.2290-00のレベルと1.22台前
    半がポイントになりそうです。この水準を下回らないと下落も限定的だとも言えま
    す。

    ドル円は動きません。
    「三角保ち合い」を形成しつつあるといっても、この値動きではコメントするのに苦
    慮するありさまです。
    相場は徐々に収斂されてきてはいますが、「三角保ち合い」をどちらかに抜け切
    るにはまだ時間が必要なようです。
    92円を抜ければ上昇、91円を割り込めば下落という値位置にいますが、現在は
    ちょうどその真ん中で推移している状況です。
    世界的に株式市場が回復基調にあるとすれば、リスク選好から円売りドル買いが
    進みそうですが、これも欧州危機が落ち着くかどうかにかかっています。
    「正常時の円売り」「非常時の円買い」・・・。市場がどちらに向かうかが円の方向
    性を決めそうです。
    足元では、円のボラティリティが急低下しています。
    そう見ると、「正常時」ということから円はやや売られやすいということでしょうか。

ユーロ買い戻しにユーロ円112円台に。 

先週、学生時代の集まりがあり久々に母校へ行ってきました。
そこで紹介された先輩に吉田さんという方がおり、
話を聞くと、東京日本橋、小舟町で扇子を売っているとのこと。
聞いて驚いたのは、創業1590年というから、江戸時代の前です。
もともとは浜松の出で、徳川家康と一緒に江戸に出て来たとか。
吉田さんは14代目でした。
店の名は「伊場仙」。
400年超す歴史を持ちながら、気さくに話された氏に好感を
持ちました。
一度店を訪ねてみようかと思っています。



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ユーロ圏4月の鉱工業生産が市場予想を大きく上回ったことから
    ユーロが買い戻され、対ドルで1.22台後半、対円で112円台
    後半までユーロ高が進む。
  • 円はユーロ円の上昇に引っ張られる形で92円台まで売られたものの
    92円台ではドル売り意欲も強く、91円台半ばまで押し戻されて引け。
  • NYダウは朝方から続伸したものの、ムーディーズによるギリシャ国債の
    格下げをきっかけにユーロが下落、ダウも大幅に下落し前日比マイナスに。
  • ムーディーズはギリシャ国債を4段階格下げし、ジャンク債(投機的)に。
  • 金価格は下落し、原油は反発。
  • 米国債は売りもの優勢からやや下落し長期金利は上昇。
  • 中国政府は米国の人民元切り上げ圧力に対し、「政治問題化させている」
    と、不快感を表明。
  • スペインの貯蓄銀行はECBから856億ユーロを借り入れている
    ことがスペインの中央銀行のデータから判明。
  • 4月ユーロ圏鉱工業生産 → 0.8%


    本日の注目点

    • 豪   RBA議事録   
    • 欧   6月ユーロ圏ZEW景況感調査      
    • 欧   4月ユーロ圏貿易収支 
    • 米   6月NY連銀製造業景気指数
    • 米   6月NAHB住宅市場指数       

                 


    ユーロ圏経済指標が好調だったことからユーロが反発しました。
    戻り高値は1.2298と6月3日以来の水準まで買われました。
    しかし、その後はギリシャ国債の4段階格下げに下落に転じ1.22台
    前半まで売られています。
    経済指標で買われたものの、ネガティブな情報にはすぐに反応するあ
    たりは、やはり欧州の財政問題は小康状態を保っているだけで、ユーロ
    の上値は重いと見られます。
    ギリシャ国債のジャンク債への格下げは既に、S&Pが行っており
    とりわけ目新し材料ではなかったにも関わらず、ユーロ売りで反応したこ
    とが、足元のユーロ安を物語っています。

    スペイン最大の銀行ビルバオ・ビスカヤ(BBVA)の会長は、同行を含め
    スペインの金融機関が国際資本市場からの資金調達に苦労している、と
    講演で述べています。
    そのため、ECBからの借り入れを余儀なくされ、その額は5月に過去最大
    の856億ユーロ(約9兆6300億円)に達したと報告されています。
    財政危機に見舞われているスペイン、ポルトガルなどの金融機関が欧州市
    場での資金調達に苦慮する状況が徐々に表面化してきそうで、今後ユーロ
    売りに繋がる可能性が出てきそうです。

    円の値幅は限定的です。
    短期的には「三角保ち合い」の上限を試す格好になっていますが、それで
    も昨日の欧州市場の円安値は92円12銭でした。
    現在のところ上値抵抗線は92円25銭辺りに位置しており、少なくとも
    この水準をクリアしない限り上昇に弾みはつきません。
    そのためにはNY株式市場の上昇から、市場がリスク選好の地合いに
    転換することが必要です。
    また、ドル買い材料の強力なサポートとして、利上げ期待の高まりが挙げら
    れますが、市場ではむしろ後退しており、「利上げは来年」との見方が優
    勢です。
    円を積極的に買う材料がない中、円安が進むとしても緩やかなペースで進むという
    ことになりそうです。

    もちろん、ユーロドルが再び1.20を割り込むと、安全資産として「円」が
    見なおされるということになり、「円高、ドル高」のシナリオも残されています。
    「欧州」「中国」の二つのリスクを背負いながらのトレードは当分続きそうです。

円、ユーロともに水準変わらず。 

サクランボ狩りの季節です。
山形県東根市はサクランボで全国的に有名なところです。
昨年、同市のサクランボ農園を訪れ、サクランボの食べ放題で
121個食べた記憶があります。
その後お腹の調子が悪くなったことは言うまでもありません。
その時食したサクランボはあの有名な「佐藤錦」でした。
しかし、あの「佐藤錦」よりも甘くておいしいサクランボが
あることを最近知りました。
大きさは500円玉程で「佐藤錦」よりも甘く、酸味も
しっかりしているそうです。
その名も「大将錦」・・・。
サクランボの大将ということで命名されたそうです。
来週行く予定ですので、結果は後日お伝えします。



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 円は91円台での小幅な取引。米経済指標の強弱を受け
    売られる場面があったものの前日同水準で引け。
  • ユーロドルはアジア市場で1.21台半ばまで買い戻しが
    見られたものの、上値は重く1.20台まで下落。
    その後、株式市場が堅調だったこともあり1.21台前半で引け。
  • NYダウは続伸。小売売上高がマイナスだったことで下げる
    場面もあったが、ミシガン大学発表の消費者マインドが高水準だった
    ことから上げに転じ、前日比38ドル高。
  • 債券相場は小売売上高の予想外のマイナスに、買い物優勢。
    金利は低下し長期金利は3.23%台に。
  • 金は反発、原油は大幅反落。
  • 5月小売売上高 → -1.2%(事前予想はプラス) 
  • 6月ミシガン大学消費者信頼感指数 → 75.5(市場予想を上回る)

    本日の注目点

    • 豪   シドニー市場休場(女王誕生日)
    • 日   日銀金融政策決定会合(6/15まで) 
    • 欧 4月ユーロ圏鉱工業生産        
           



    先週末は、米株式市場が続伸したことで為替は比較的落ち着いた
    動きでした。注目のユーロドルはアジアでの反発が1.21台半ばで
    終わったことからNY市場では再び下落し1.20台半ばと約100ポ
    イント売られる展開でしたが1.21台まで戻して越週となりました。
    1週間前の底値1.18台後半から250ポイント戻したことで、底固め
    をしつつある、という見方と、依然下落基調は継続との見方がありま
    すが、足元ではまだ上値は重く、下落リスクは高いと見るべきだと思
    います。
    欧州の財政問題は南欧から東欧へ飛び火しつつありますが、どこま
    で広がりを見せるのか、予断は許しません。
    先週ECBのトリシェ総裁は国債の買い取り継続を表明したことで、ユ
    ーロ安の流れはひとまず収まったようですが、本格的なユーロの反発
    は1.24台を回復するまでは確認できないと見ています。

    円はこのところ「三角保ち合い」を形成しつつ、その中を狭いレンジ内
    で推移していますが、92円台に乗せれば「三角保ち合い」を上抜けし
    たと見ることができそうです。

    現在もその上限の近いところで推移していますが、今週はこの水準を
    抜けるかどうかに注目しています。
    新しい総理大臣に菅氏が就任し、円安政策が取りざたされていますが
    、現実的にそのような政策が行われることはないと思われます。
    来週、カナダのトロントで行われるG20サミットで、菅総理が円安期待
    をどのように表明するのかが焦点になりますが、今この時期にG20で議
    論したい内容は欧州の財政問題と中国人民元問題が最優先だと考え
    れば、その機会はあまり期待できません。むしろ、米国が後者の問題を
    大きく前面に出してくる可能性があります。

    ガイナー財務長官は前週の議会証言で、人民元切り上げ問題につい
    て触れました。ボールは既に中国側に投げられており、そのボールがな
    かなか米高側に投げ返されないことに苛立ちを感じている財務長官でし
    た。
    欧州危機から市場が大きく揺れ動いているため、米国としても余り圧力
    を与えられない
    状況でしたが、そろそろ痺れを切らしてきたというところでしょうか。
    今後、この問題が現実的になるたびに、円高に振れる可能性があること
    から中国リスクは十分意識しておく必要があろうかと思います。

    今週は米国では重要な経済指標発表はありません。
    そのため欧州からの情報が相場のきめてになりそうですが、17日~18
    日にかけてEU首脳会議が開かれます。
    EU各国が財政安定化に向け、より厳しい政策を取るよう要請される見
    込みですが、足並みが揃わないと再びユーロ下落に繋がる可能性があ
    ります。

ユーロドル急反発し1.21台前半に。 

経済情報専門の米ブルームバーグがギリシャの
債務不履行と、同国がユーロ圏から離脱する可能性に
ついてアンケート結果を発表しました。
同社のユーザーは銀行、証券など市場に直接参加している
金融機関や、ヘッジファンドなどの機関投資家です。
ギリシャがデフォルトに陥ると予想する人は、なんと73%。
同国がユーロ圏から離脱すると見ている人は40%でした。
市場関係の多くがギリシャの国債は紙くずになる、と
見ているわけですからユーロは反発しないわけです。
かつての通貨「ドラクマ」が復活する日が来るかもしれません。
よい週末を。


ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ユーロドルの買い戻しが活発となり、NY市場では
    1.2143までユーロ高ドル安水準を示現。
  • 1.20台半ばで始まったNY市場では、朝方から株式市場が
    堅調に推移。リスク回避の動きがやや後退したことから
    ユーロが買い戻されて1.21台まで上昇。
  • 中国の5月の貿易が拡大していたこともユーロ買いに。
  • 円は終日小動き。値幅も約50銭程度と91円台前半から
    動意薄。
  • ECB,BOEともに予想通り政策金利据え置きを決定。
  • トリシェECB総裁は記者会見で、債券購入を継続する考えを
    表明。また、加盟各国に財政の立て直しに努力するよう要請。
  • ガイトナー財務長官は議会証言で、中国に人民元改革を
    行うよう改めて要請。対中貿易赤字が拡大したことも背景に。
  • NY株式市場は大幅に反発。NYダウは273ドル高。
    前日上げ渋ったナスダックも59ドル高とほぼ全面高の展開に。
  • 金は続落し、原油価格は続伸し75ドル台に。
  • 債券相場は株式の大幅高から売られ、長期金利は上昇。
  • 4月貿易収支 → 403億ドルの赤字 
  • 週間失業保険申請件数 → 45.6万人

      
    本日の注目点

    • 米   5月小売売上高 
    • 米   6月ミシガン大学消費者信頼感指数   

                 


    昨日もこの欄に書きましたが、ユーロドルの戻しはこれまでの動きから判断
    すると「200~300ポイントが限度」でした。
    昨日のNY市場ではユーロが大きく買い戻されています。
    ユーロの高値は1.2143と、今週月曜日のアジア市場で記録した1.188
    7から、約250ポイントの反発です。
    今朝の新聞、テレビでは「ユーロが底をつけ、反発局面入りした」との論調
    が見受けられました。ユーロは本当に底を打ったのでしょうか?
    個人的にはそうは思いません。

    確かに、今週月曜日以降のユーロは底堅い動きでした。特に、1.19近辺
    が堅く、割り込んでもすぐに反発したのも事実です。
    しかし、依然として底値からの反発は250ポントです。
    加えてユーロを取り巻く環境は改善どころか、悪化しています。
    ギリシャのGDPは財政赤字解消のための緊縮財政から前期比マイナスで
    す。スペインでは労使交渉が決裂して、ゼネストの可能性もでてきました。

    足元の1時間足では「200日移動平均」を上抜けし、上昇傾向を強めてい

    すが今回の上昇はショート筋の買い戻しの域をでていないと思われます。
    相場は常に過剰反応を起こし、それを修正していく形で上下を繰り返しま
    す。
    そう考えると今回の上昇は「ポジションと相場観」が極端に偏ったために
    起きた現象と捉えるべきです。
    念のために上値のメドを確認すると、4時間足の「雲」と「100日移動平均線
    」が位置する1.22台前半ということになります。
    仮にユーロ下落が終わり相場が転換したと判断するとすれば、ユーロドルが
    1.24台を抜けることが条件となります。
    その場合には日足の「遅行スパン」がローソク足を上抜けし「好転」が起きて
    いる可能性が高いからです。
    テクニカルでは「好転」が起こると上昇モメンタムが急激に高まる、と教えてい
    ます。

    ガイトナー財務長官は昨日上院で証言を行いました。
    その中で、中国の人民元改革が進んでいないことから、早急に行うよ改めて
    要請した
    形になりました。そして注目されたのが「胡錦濤国家主席とも為替改革を確
    約した」と発言したことです。
    この発言はやや異例です。舞台裏を明かすような発言で、むしろ圧力に屈
    したと見られることを嫌う中国にとって、マイナスの効果さえでてきそうです。
    背景には昨日発表された米国の貿易赤字が拡大し、2008年12月以来、1
    年4ヵ月ぶりの高水準になったことが挙げられます。
    米国の貿易赤字の約半分が対中国ということになり、人民元切り上げが実施
    されないとさらに赤字幅が拡大する懸念がガイトナー長官を動かしたものと見
    られます。

    個人的には以前にも触れましたが、人民元の切り上げはいつあってもおかしく
    ない状況だと思います。問題は、ギリシャ発の欧州危機から、切り上げを行え
    ない状況が続いているものと思われます。
    もし実施した場合の世界経済に与える影響が大きいことから、欧州が安定する
    のを待っている
    状況だと見ています。

    市場は、欧州危機と中国の人民元切り上げという2つのリスク抱えていると言え
    ます。

ユーロドル1.20台回復も上値の重い展開。 

今年の梅雨入りは全国的に遅れているようです。
関東地方もいまだに梅雨入りしていませんが、来週あたりには
「梅雨入り宣言」が出されそうです。
これから約1ヵ月もジメジメした天気が続くと思うと
ちょっとゆうつになります。
私の友人に6月から9月まで北海道、10月から5月まで
沖縄に住む人間がいます。
「日本の美し四季を放棄したバカ者」と友人は彼のことを
呼びます。
今年の夏は彼を訪ね、まだ足を踏み入れたことのない
北海道へ行ってみようと思います。




ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 欧州各国の株式市場が堅調だったことからユーロドル
    に買い戻しがはいり、NYでは一時1.2077までユーロ高に。
  • 1.19-1.20で推移していたユーロが上値を切り上げた
    ことからユーロ円も上昇。ドル円はつられる形で91円半ばから
    上値を試すも、上昇は限定的。
  • ユーロの安定を背景にNYダウは朝方120ドルを超す上昇。
    しかし、午後2時過ぎには欧州財政問題が依然根強いとの見方から
    マイナスに、併せてユーロも再び下落。
  • ベージュブックでは12の地区連銀全てで景気は回復との
    報告。雇用についてもわずかながら改善を示しているとの内容。
  • バーナンキ議長は議会証言で、欧州の危機が米経済に与える
    影響は限定的だとの見方を示す。
  • 米債券は10年物の入札が好調だったことから続伸、長期金利は低下。
  • 前日最高値を更新した金は反落、前日の上昇分は帳消しに。
  • 原油は大幅続伸し74ドル台乗せ。


  • 本日の注目点

    • 豪   5月雇用統計   
    • 英   BOE政策金利 
    • 欧   ECB理事会          
    • 米   4月貿易収支   
    • 米   週間失業保険申請件数   

                 


    「ユーロドルの反発は200から300ポイントが限度」・・・。
    この法則はまたも機能しました。
    先週末のNY市場で1.20の大台を割り込んだユーロドルは、月曜日の
    アジア市場で1.1877まで下落し、4年2ヵ月振りの安値を記録しました。
    しかし、その後ははやや安定を見せ、上値は重いものの下値も1.19を
    割り込むこともできず、概ね1.19~1.20での動きでもみ合いあが続い
    ていました。
    しかし、昨日の夕方の欧州市場では上値の1.20を抜け、先週末以来の
    1.20台前半で推移、NY市場の出方を待つ展開でした。

    NYでは株価が堅調に推移したこともありユーロはさらに買い戻され、1.
    2077まで上昇、その後は株価が下落に転じたため、そのレベルから10
    0ポイントも下落する荒っぽい展開でした。
    結局今回の反発局面では、ちょうど200ポイントの戻しで終わり、上述
    「反発は200から300ポイント」の200に当てはまったケースでした。
    足元の為替相場は、株式市場の行方に大きく左右されています。
    為替の先行きをどう読むかというより、株価の先行きを読むことの方がむし
    ろ正鵠を射る感があります。

    その株式市場の動向で、最も影響力のあるNYダウが軟調です。
    欧州危機が最大の要因であることは言うまでもありませんが、昨日バーナ
    ンキ議長は下院議会で「欧州通貨の不安定が米経済に与える影響は限
    定的」と証言しています。しかし、現実にはドル高ユーロ安から米国の輸出
    に影響が出始めているとの報告もあり、今後もう一段のドル高に動くようだと
    影響が限定的とは言えなくなりそうです。

    一方の、欧州にとってはユーロ安からドイツなどの輸出国は輸出が景気の
    回復をけん引するような状況になっています。
    ユーロドルが1.18台まで急落したにもかかわらず、「介入」の噂や、
    通貨安に対するけん制の声がでてこないのも、このあたりが背景にあるも
    のと思えます。
    しかし欧州各国は財政立て直しのため歳出を大幅に削減することを決めて
    います。この影響はいずれ経済成長の鈍化という形でじわじわ経済指標に
    表れてくるものと思われ、ギリシャではその影響が既に出始めています。
    世銀も昨日、世界の経済成長の見通しを、欧州危機が世界経済に影響を
    与えた場合と、そうでない場合を発表し、前者のケースでは成長率を下方
    修正しています。上値も限定的で、むしろ緊縮財政の効果がこれから出てく
    るユーロは、もう一段下がる可能性が高いと見ざるをえません。

    円も依然として「三角保ち合い」を形成するなか、方向感はありません。
    本日も株価を睨みながらの展開に終始しそうで、92円台がやや遠くなり
    つつあります。下値は91円あたりと観ています。

NYダウ反発もユーロ上値重く。 

ある食品卸大手の女性の小売店支援チームが、全国の
主婦1000人に冷蔵庫の中身を尋ねる調査を実施したそうです。
その結果、高齢者の夫婦の世帯でも週末になるとケーキや肉類が
増えていたことが分かりました。
普通、高齢者は小食のはずなのに何故冷蔵庫に食べ物が増えるのでしょう?
答えは、週末になると近所に住む子供や、孫が訪ねてきて
一緒に食事をするからだそうです。
両親にとって、自分の子供の面倒は見てくれるは、
食事の用意は全てやってくれるは・・で万々歳です。
高齢者はけなげです。
あげくのはて、帰りに「孫に何か買ってやって・・」
と、お小遣いまで。
ここでも子供手当が支給されます。



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 重要な経済指標の発表がなかった中、ユーロは神経質な
    動きからもみ合いの展開。
  • 欧州市場ではユーロが買いもされる場面があったものの、NYでは
    株式市場の軟化から1.19台割れ目前まで下落。その後株価が上昇
    すると買い戻される展開に。
  • 円も同様に、91円台後半まで円安が進んだが、NYでは90円84まで
    急伸。その後は株式市場を睨む展開に、91円半ばで引け。
  • NYダウは前日までの2日間で440ドルの大幅な下げを演じただけに
    急反発。バーナンキ議長の発言に前日比マイナスから123ドルのプラスに。
  • 金は3日続伸し、史上最高値を更新。原油は小反発。
  • 債券相場は小幅反落し、長期金利はやや上昇し、3.18%台に。
  • ハンガリー政府は公務員給与削減などを含む財政政策を発表。
  • EUは財政赤字問題の拡大を防ぐ目的から、加盟国の財政状況を
    監査する権限をEU統計局に付与することで合意。まずはブルガリアに
    調査団を派遣することを発表。


    本日の注目点


    • 米   米地区連銀経済報告(ベージュブック)          
    • 米   バーナンキ・FRB議長議会証言と講演
    • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演   

            



    為替市場は重要経済指標の発表がなかったものの、神経質な展開
    でした。値幅もそこそこありもみ合う展開でしたが、やはり株式市場の
    動向が最大の材料だったと言えます。
    昨日の東京株式市場がNYの大幅下落にもかかわらず、小幅ながら
    プラスで引けたことで、直後の欧州市場ではリスク回避の動きが後退。
    ドル高円安が進み、円は91円93銭まで下落。
    ユーロドルもユーロの買い戻しが見られ、1.19台後半まで上昇しまし
    たが、反発もここまで。

    これまで通り、反発力は弱く、上昇が止まるとすぐに下落に転じる展開
    でした。

    NY市場に入っても株式市場がマイナスでスタートしたことから円が買
    われ、ユーロが売られる、これまでの展開に逆戻りし、再びリスク回避
    の動きになりました。株価の上値も重く、昨日までと同様重苦しい雰囲
    気でしたが一変させたのがバーナンキ議長の発言でした。

    議長は「米国が二番底に陥る可能性は少ない」との見方を示しました。
    先週末の雇用統計で非農業部門の雇用者数の増加が市場予想を大
    幅に下回ったことからこの日の発言が注目されていましたが、議長の発
    言で安心感が広がり、ダウは急反発しています。

    NY株式市場の反発は大幅な下げの後だっただけに、ある程度は予想
    していました。
    しかし、ダウは急反発したものの、ナスダックが小幅続落に終わったこと
    からユーロの反発も限定的だったものと思われます。
    ユーロドルは現在、1時間足の「雲」の中に位置しています。
    この「雲」が比較的厚いことからユーロの反発も容易ではないことを示唆
    しています。
    むしろ昨日のNYで1.1901まで下落したように、ユーロの下値リスクの
    方を意識すべきでしょう。
    先週末5日に1.20を割り込んでから一度も1.20台を回復していません。
    今後も株式市場の動向と、欧州からのニュースに耳を傾けざるを得ません。
    ハンガリーが突然注目されたと思ったら、今度はブルガリアです。
    財政問題は南欧から旧東欧地域に波及したという見方もできます。


    米株式市場の大幅下落から資金は債券市場へと流れておりそれが、米
    長期金利の低下を誘導しています。
    本来、米金利の低下は「ドル売り要因」ですが、少なくとも高金利通貨で
    ある
    ユーロや豪ドルに対しては全く材料にされていません。
    市場が落ち着きを取り戻してくれば、金利差に着目され、ドルが売られる
    展開も
    あるかもしれませんが、足元ではそんな気配は微塵も感じられません。
    しかし、このままドル高が続けば「輸出による景気回復」を志向している
    オバマ政権から「圧力」がかかることも予想されます。
    その水準がユーロドルで1.15なのか、1.0なのか分かりませんが、
    市場はその水準までユーロ売りで臨むというスタンスなのかも知れません。

    さて、本日もバーナンキ議長の下院での議会証言と講演が予定されてい
    ます。また、地区連銀経済報告も行われることから、米経済の現状認識が
    改めて示されることになります。
    4月の下旬にピークをつけ、1ヵ月半も米株式市場は調整を続けていること
    から個人消費等に影響があるものと思われます。
    労働市場も製造業を中心に回復傾向は鮮明ですが、ややブレイキがかか
    ってきた感もあります。
    そのあたりの認識がどのように表現されるのかを注目しています。

ユーロ買い戻されるも上値の重い展開。 

ニューヨーク大学のルービニ教授がまた為替相場に言及しています。
ブルームバーグによると、イタリアでインタヴューに答えて、
「ユーロ相場の秩序だった下落が、通貨統合の崩壊を回避する
唯一の方法だ」と語っています。
またユーロの見通しに関しても、「対ドルでパリティー(1.0)か、
それ以下」まで向こう1年で下落すると予想しています。
最近は予想が外れる同教授ですが、今回の大胆な「ご託宣」は
どうでしょうか・・・。


ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ユーロドルは昨日のアジア市場で一時1.1877まで下落。
    NY市場でももう一段の下げを見込んでいたものの、欧州市場で
    買い戻しが入り1.19台後半までユーロ高に。
  • ドイツが向こう4年間で800億ユーロ(約8.8兆円)の
    歳出削減を行うとの報道にユーロは買い戻された。
  • アジア市場で一時91円割れもあった円も同様に売られ、92円台
    を示現。クロス円も大きく買い戻された。
  • NYではユーロ圏の不透明さが払拭されず、前日注目されたハンガリーの
    財政赤字もGDP比7%を超すとの見方もあり、ユーロは再び下落し、
    1.19台前半に。
  • NY株式市場がこの日も100ドルを超す大幅安で引けたことで
    リスク回避の動きが優勢に。
  • 金は大幅に続伸し、1240ドル台と史上最高値に並ぶ。原油は小幅
    続落。
  • 債券相場が続伸し長期金利は1年1ヵ月ぶりとなる3.15%まで
    低下。
  • 4月独製造業受注 → +2.8%(事前は予想はマイナス)



    本日の注目点

    • 日   4月貿易収支
    • 日   4月景気動向指数 
    • 日   5月景気ウオッチャー調査
    • 欧   4月独貿易収支   
    • 欧   4月独鉱工業生産 
    • 米 デュークFRB理事講演    

            


    対ドルで1.20を割り込んだユーロは昨日のアジア市場で一時1.18台まで
    売られました。欧州ではドイツの製造業受注が予想を大幅に上回ったことか
    ら買い戻しが入ったものの、上値は限定的でした。
    1.20台へも届かず、1.19台後半で頭を押さえられ、NYでは再び下落し
    ています。
    このパターンは今回のユーロ下落時に何度か見られた現象です。
    悪材料に大きく下落し、一旦下落が止まり買い戻しが入っても最大200ポイ
    ント前後が限界で、再び下落幅を拡大させています。
    結局、戻りはショートの買い戻しに留まっているということです。従って、買い
    戻しが終わると再び大きく売り込まれます。
    昨日のユーロの戻りも1.20台に乗せなかったことが象徴的で、これまでの
    パターンが変わっていないことを示しています。

    市場はユーロの悪材料には素早く反応します。
    ユーロ圏最大の経済大国のドイツは今後4年間で800億ユーロ(約8.8兆
    円)の緊縮財政を目指すと発表しました。
    ユーロ圏各国に模範を示すという意味合いもありますが、今後の経済成長
    率に影響を与えないはずはありません。
    秋以降の経済指標にその影響が徐々に表れてくるものと思われますが、再
    びユーロ売りの材料と捉えられるものと思われます。

    ユーロ下落に隠れがちですが、豪ドルの下落も際立っています。
    対円での下落率を見ると、ユーロを上回り最大となっています。
    背景は2つあろうかと思います。
    1つは、これまで投機筋も含め市場参加者の買い持ち額が膨らんでいたこ
    と。特に対米ドルでは昨年から一貫して買い持ち額が増えており、5月から
    は急激に減少に転じています。その結果、持ち高から観た調整はほぼ解消
    されつつあります。
    2つめは、リスク回避の流れが商品相場にも波及し、資源価格が大幅に下
    げていることです。

    今のところ、中国の成長に急ブレイキはかかっていませんが、今後この点が
    大きなリスクになりそうです。
    豪ドル円は高値88円から既に18%以上も下落しています。
    下値のメドは「週足」の雲の下限である70円台前半と観ています。

    円は昨日も書きましたが、方向感のはっきりしない展開の中、やや円高方向
    に振れやすい展開になってはいますが、積極的に買える状況ではありません。
    90円30前後が下値のメドであることと、上値は92円台後半で「三角保ち合
    い」を形成しつつあります。
    三角形が収束するまで、しばらくはこのレンジ内での取引が続く可能性が高
    いと思われます。

ユーロドルついに1.20割れ。 

フランスのマクドナルドがTVで流しているCMが
世界中で話題になっているそうです。
内容は、マックの店内で中学低学年とおぼしき男子が席に座って
クラスの集合写真を観ているところから始まります。
そこに携帯電話が鳴ります。彼が「君のことを考えていたんだよ」
「僕も会いたかったよ・・・。」と、電話の相手に神妙に語りかけます。
間もなく、お父さんが注文したバーガーをトレイに載せて戻ってきたので
電話を切ります。
写真を観たお父さんは息子に「クラスメートの写真か?」
「俺がお前のころは女っぽい男はみんな無視したよ。」
と言いながら写真をよく見るとそこには男子生徒ばかり。
お父さんは戸惑いながらも「お前には全ての権利があるから・・。」と。
そして最後に画面に文字が流れる、「Come as you are」
「(何も変えずに)そのままで、ご来店を・・・」
既にユーチューブでは100万回以上観られているそうです。
さすが「先進国?」フランスです。



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米5月の雇用統計では、失業率は改善したものの
    非農業部門の雇用者数が市場予想を大きく下回り、まず株式市場が
    大幅下落で反応。
  • 為替市場ではユーロドルが1.20台前半でもみ合っていたものの
    結局大きく割り込み1.19台半ばと、4年2ヵ月ぶりの安値に。
  • ハンガリーの財政赤字が伝えられ、通貨フォりントが急落したことも
    ユーロ安に繋がる。
  • ユーロは全ての通貨に対して売り込まれ、節目の1.20を
    割り込ん後も反発力は鈍く1.19台で取引終了。
  • 欧州での金融危機懸念からNYダウは下げ幅を拡大し、引けは
    323ドル安と1万の大台を割り込む。
  • 株式市場の急落に金は反発、原油は3ドルを超す大幅安。
  • また、債券相場は大幅に反発し、長期金利は3.2%に。
  • 5月失業率 → 9.7%
  • 5月非農業部門雇用者数 → 43.1万人



    本日の注目点


    • 欧   4月独製造業受注
    • 欧 ユーロ圏財務相会合
    • 米   4月消費者信用残高       
         
            


    やはりユーロドルは節目の1.20を割り込みました。
    先週後半まで1.21台前半までは下落するものの、1.21台は底堅く
    2度ほど跳ね返されました。
    しかし、それでもユーロの戻りは鈍く1.25どころか、1.23台半ばが
    戻りの限界でした。
    戻りの鈍さを観て、「いずれ近いうちに抜ける」を予想していましたが、
    先週末の米雇用統計をきっかけに、1.21を簡単に割り込み、節目の
    1.20を大きく割り込む展開になりました。

    5月の米雇用統計は、失業率こそ9.7%と前月比0.2ポイントの
    改善を見せましたが、非農業部門雇用者数は43万1千人と、事前予想
    を大きく下回る結果でした。
    特に、今回の結果では民間部門ではわずか4万1千人しか増加してい
    なかったこととなり、順調に回復を遂げてきた米労働市場に再びブレイキ
    がかかってきたとの声もありました。

    この結果、雇用は依然本格的な回復からはほど遠いとの見方からNY株
    式市場が急落、引値では今年3番目の下げ幅となる、前日比323ドルの
    大幅安を記録しました。株式市場の下げが先か、為替市場でユーロドル
    が1.2台を割れたのが先かとの議論はありますが、両者が複合的に重な
    り合ったことがユーロと、NY株式市場の大幅安に繋がったようです。

    加えて、この日はハンガリーの財政赤字が当初より膨らむとの報道もあり
    これがユーロ安にも繋がりました。
    ハンガリーはユーロ圏に加盟してはいないものの、ギリシャ発の財政赤字
    問題が注目されている中、ポルトガルやスペインではなくハンガリーでも
    財政赤字が問題になるとはやや驚きでしたが、このおどろきがユーロ売り
    に繋がったものと思われます。

    さて、1.20を割り込み、下落に歯止めがかからないユーロですが、
    状況としては依然反発の可能性は少なく、さらに下落しそうな勢いです。
    この水準からもう一段の下げを見せるようだと、そろそろECBにより介入も
    意識しなければならないレベルになります。
    現実問題として「実弾」を持って介入を行ってくる可能性はそれほど高くは
    ないと観ていますが、まず「口先介入」を行ってくることは十分考えられます。
    この点は意識しておきたいところです。

    ドル円は先週、菅新総理誕生ということから円安に振れ、92円後半までド
    ル高円安が進みましたが、先週末のNY市場では91円台半ばまで再び買
    われています。先週指摘したように、菅総理誕生だけで円を売るのはやや
    早計かと思います。
    野田新財務大臣のスタンスも確認したいところです。
    ただ反対に、積極的に円を買う材料に乏しいのも事実です。
    これまでは、ユーロ急落→リスク回避から安全資産への資金流入→ 円買
    い。との連想から円が89円程度まで上昇する場面がありましたが、足元では
    その構図にもやや変化が見られます。

    結局、ドル高傾向が継続すると観るべきかもしれません。
    焦点はやはりユーロドルの動きです。
    もう一段下落しECBを巻き込むのか?、あるいは「達成感」から反発するのか?
    今週も大きな値幅が予想されます。

円、92円台後半まで続落。 

安倍、福田、麻生、鳩山。共通しているのが、総理経験者の
子か孫です。
そして、もうひとつの共通点が在任期間が1年以下と短命だったことです。
さすがにこれだけコロコロ代わると、われわれ日本人でさえ
名前を挙げることが容易ではありません。
ましてや、外国人にとってはかなり難しいことです。
「戦後の総理大臣の名前を歴代順に挙げなさい」
先日テレビのクイズ番組でそんな問題がでていました。
ポスト鳩山は、誰がなっても総理経験者の子でも孫でも
ないようですが、今度はもう少し長くやってほしいものです。
せめてクイズに出されてもしっかり答えられるくらいに。
よい週末を。



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 昨日の東京時間、日経平均が今年最大の上げ幅を
    記録したことでドル買い円売りが加速。菅副総理が
    次期首相に就任する可能性が高まったことも円売りに。
  • 東京市場で92円半ばまでドル高が進んだ流れを受け、
    欧州市場では一時92円81銭を記録。
  • 株式市場が急反発したことでリスク回避の動きが後退。
    円は対豪ドルなどクロス円でも全面安。
  • しかし、NY市場では経済指標が予想に届かなかったことも
    あり、一転して円買いドル売りの流れに円は、92円前半まで円買いが
    進んだものの、結局92円台半ば近辺で引け。
  • ユーロドルは1.23台前半を試したものの、依然上値が重く
    再び1.21台半ばまで売られる。ただ下値も1.21台を割り込む
    勢いはなく、本日の雇用統計待ち。
  • NYダウは前日の大幅高から売り買い交錯し、小幅高で引け。
    ナスダックは大幅続伸。
  • 債券相場は重要経済指標の発表を控え様子見のなか、金利は
    やや上昇。
  • 金は大幅続落。原油価格は在庫が予想以上に減少していたことで
    74ドル台まで大幅続伸。
  • 5月小売り各社既存店売上高 → +2.6%     
  • 5月ADP雇用者数 → +5.5万人(4ヵ月連続の増加)
  • 週間失業保険申請件数 → 45.3万人(ほぼ予想通り)
  • ISM非製造業景況指数 → 55.4(予想を若干下回る)       

  

本日の注目点

  • 韓   G20・中央銀行総裁会議 (釜山)         
  • 米   5月雇用統計
          
            




円がじり安傾向になってきました。
欧州市場では昨日、5月18日以来となる92円81銭と、93円目前まで
円が売られています。
5月20日すぎにはユーロの急落から89円を割り込む局面もありましたが
その後ジリ安の展開が続いています。
市場の不安心理がやや後退したことから、そもそも積極的な買い材料の
無い円が売られ始めたということです。
そして、92円台後半まで売り進められた背景は鳩山総理の突然の辞任
でした。海外投資家は基本的には「政治的スキャンダル」を嫌うといわれ
ますが、過去にも本邦ではこの種のスキャンダルは起きており、その際に
は一時的には円安に振れましたが長続きはしなかったと記憶しています。

では短期的な動きに終わらなかった今回は、過去のそれとどう異なるので
しょうか?それは菅氏が「円安論者」と観られていることです。
藤井前財務相の後任として着任した際の、円安誘導発言が効いているも
のと思われます。
しかし、個人的にはその意見はやや楽観的すぎるのではないかと思います。
円が90円を割り込んでいる状況で「円高が望ましい」と発言する大臣はいま
せん。
一般論として円の水準はもう少し円安方向が望ましい、と言ったにすぎず、
ドル買い円売り介入をすることもできず、現実的には円安誘導のための政策
などは取りえません。
せいぜいできることは、日銀に対して市場に資金供給を大量に行うようプレッ
シャーを与えることです。
しかし、それでも円安が進まないことは過去の歴史が証明しています。
むしろ、日銀の独立性を踏みにじるものという批判を浴びることになります。
このように、菅氏に対する過度の期待は禁物です。
氏は本日にでも首相就任が決まりそうですが、そうなると以前よりその言動が
制限されると考えるべきです。

ドル円は92円台の後半で一旦止められましたが、この水準は日足の「雲」
の上限にあたり、93円台に突入するにはさらなるドル買い材料が必要です。

ユーロドルもややレンジ取引の様相を呈してきました。
上値は1.25どころか、1.23台半ばが抜けきれません。
昨日もアジアの株式市場が大幅高になったことで、リスク回避の動きが後退
したにもかかわらず1.23台前半から上値が抑えられました。
そしてNY市場に入ると1.21へと再び下落しています。
一方、ユーロの下値も1.21台前半で固まりつついあるのも事実ですが、
昨日発表もユーロ圏小売売上高のマイナス幅や、雇用と住宅が回復しつつ
あることからくるドル高傾向を考えると、いずれ近いうちに注目の1.2を割り込
む可能性の方が高いと観ています。

本日は雇用統計の発表です、市場では既に50万人増の予想が主流となっ
ていますが、米大手投資銀行は60万人増との予想も発表しています。
予想を下回った場合のリスクも意識しておく必要があろうかと思います。

円、鳩山総理辞任で92円台前半に。 

「鳩山総理辞任」。このニュースが流れたのが昨日の朝
9時半過ぎ。ドル円はすぐに反応し91円20近辺から91円半ばへ。
しかし、円売りは限定的でした。そしてその後「小沢幹事長も辞任」
との報道で円は91円79銭まで弱含みました。
鳩山さんよりも小沢さんの方が反応が大きかったわけです。
株式市場はもっと極端でした。
鳩山辞任ではマイナス幅が縮小。しかし、小沢辞任では大きく
プラスに転じました。
株式市場は「小沢辞任は日本経済にとってプラス」と判断したことを意味します。
両者の力関係は金融市場にとって既に「織り込み済み」だった
ということです・・・・?



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は鳩山総理辞任を材料に92円36銭まで円安が進む。
    さらに、後任には管副総理が有力との見方から円安政策への期待感
    が優勢に。
  • 鳩山総理辞任の反応はアジア市場より海外市場の方が大きく
    円は約2週間ぶりに92円台前半までじり安に。
  • 一方ユーロは上値が重いものの、1.21台では買い戻しが優勢
    となり、これまでの一本調子の下落基調は後退。市場参加者は「次の材料」
    を模索している状況。
  • EUのバローゾ委員長は格付け会社に対する監督を強化
    する方針を発表。場合によっては罰則も視野に。
  • 米5月の新車販売台数は大幅に伸び、特に米ビッグスリーは
    30%近い伸びを見せる。
  • 米住宅市場の回復を示す指標から、NY株式市場は急反発。
    ダウは前日比225ドル高と、この2日間の下げを取り戻した格好に。
  • 大幅な株高を背景に債券は下落、長期金利は3.35%まで上昇。
  • 株高から金は反落し、原油価格は小幅上昇。
  •  中古住宅仮契約指数 → 6.0%(市場予想を上回る)
      

    本日の注目点

    • 豪   4月貿易収支   
    • 欧   4月小売売上高
    • 米   5月小売り各社既存店売上高        
    • 米   5月ADP雇用者数 
    • 米   週間失業保険申請件数
    • 米   ISM非製造業景況指数          




    鳩山総理辞任に対する海外の反応は予想外に大きかったことにやや驚きま
    した。
    これまでも日本の政治的混迷はそれほど珍しいことではなく、「またか・・・」
    といった冷ややかな反応だったことが多く、一瞬円安にはふれるものの、その
    トレンドは継続することはありませんでした。
    今回の辞任劇は上述のように鳩山総理だけではなく、新聞の言葉を借りれば
    「ツートップの辞任」であったことと、さらに後任には管副総理が最有力だとい
    うことが影響しているようです。
    管氏は藤井氏の後任として財務相に就任した際、「経済界はさらなる円安を
    期待している」「さらなる円安が望ましい」などの発言を繰り返し「円高ファイタ
    ー」との印象が定着しています。

    また、デフレ脱却に対してもこれまでの財務相に比べ積極的で、日銀に対し
    てもプレッシャーを与え続けていることで知られています。
    このため、管氏が総理に就任すれば円安政策を取る、との連想から円が92
    円台前半まで売られたものと見られます。

    NYの為替専門家の中には年末までに円は100円まで弱含むとの予想も
    ありましたが、そう単純な話でもないと思います。
    昨日も述べましたが、円を積極的に買う材料はないものの、円が100円を目
    指すにはドルを積極的に買う材料、つまり「利上げ」が不可欠だと思うからです。
    昨日の米経済指標も中古住宅市場が大幅な回復をしてきたことを示す内容
    でしが、利上げ期待はなかなか高まりません。

    明日の米雇用統計の内容次第では、今月22-23日の米FOMCでの声明
    文に変化が出てくる可能性はありますが、現状では依然不透明です。

    昨日の為替市場の動きをみると、結局円の全面安です。
    特に前日利上げを決めたカナダドルに対しては大幅安になっています。
    カナダドルについては今後、オーストラリアのように段階的に利上げに踏み切
    るのかどうかが焦点になってきます。
    個人的には、年内にもう1ー2度は利上げがあると観ています。
    金利は一度利上げモードに入ったら、余程の理由がない限り継続的に上がる
    からです。

    ユーロドルの下落にややブレイキがかかってきたようです。
    基本は戻り売りのスタンス不変ですが、4年ぶりの1.2110まで売られた後、
    下げ渋っていることも事実です。
    当初、半値戻しの1.2134を割り込んだら勢いがつき1.20割れも十分あり
    得ると観ていましたが、その水準から約200ポイントも戻したの前日でした。

    しかし足元では、戻りも1.25を上回るほどの急激なものではないことと、ユー
    ロ圏のファンダメンタルズ悪化予想もあることから、戻り売りの方がワークする
    と観ています。
    留意すべき点はやはり持ち高の偏りです。
    先週火曜日時点でのシカゴIMMのポジションは、依然としてユーロの売り
    持ちは過去最高水準に近いものです。
    当社のお客様もユーロドルについては売り持ちを堅持しており、直近ではさら
    にその額が増加して、現時点では1億ドルを超えた水準になっています。
    上記1.25を超える展開になれば損切りのユーロ買いが相場を押し上げるこ
    とも記憶に留めておきたいところです。

ユーロドル一時1.2110と4年ぶりの安値。 

牛丼といえば、今やデフレの象徴です。
安くて、簡単に食べられることから若者には
人気の「定番」です。
その牛丼屋さんに最近、若い女性が一人で
もくもくと牛丼を食べて居る姿を見かけます。
一昔前なら、まず見られなかった光景です。
周りの眼を余り気にせず、いいものはいい、という
姿勢の現れでしょうか。
そういえば「立ち飲み」の居酒屋でも
ときたま見かけます。
そのような居酒屋は結構コストパフォーマンスが
いいようです。
なにしろ女性の眼は厳しいですから。




ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ユーロドル主導の展開が続き、連休明けの海外市場は
    乱高下。
  • ユーロドルは欧州勢が参入すると下げ足を早め1.22台後半から
    1.21台に突入。先週記録した1.21台半ばの直近安値を意識する
    展開に。
  • フランス国債の格下げなどの噂もあり、ユーロドルは1.21台
    半ばを割り込み1.2110まで売られ、約4年ぶりに安値を更新。
  • 円もユー円の下落に引っ張られ、対ドルでは90円半ばまで上昇。
    ただ、先週に比べ上昇のスピードは緩やか。
  • NY市場に入るとユーロ一転買い戻しが優勢に。ユーロドルは一気に
    1.23台半ばまで反発する大相場に。
  • 欧州や中国に不透明感が残る中、NYダウは大幅続落。連日100ドルを
    超える下落を見せる。
  • 金は続伸、原油は反落。債券相場は株式が下落したことから上昇。
  • 5月ISM製造業景況指数 → 59.7(前月より悪化したものの、市場予想を
    上回る)
  • カナダ中銀はG7諸国の中で初の利上げに踏み切る。0.25% → 0.5%
      


    本日の注目点

    • 豪   第1四半期GDP         
    • 米   中古住宅仮契約      




    ロンドン、NY市場が連休を終え戻ってきました。
    相変わらずユーロドル主体の相場展開になりましたが、値幅が大きく
    乱高下しています。
    これまでにもこの欄で、ユーロドルは創設以来の高値からの半値戻しにあたる
    1.2134が重要な節目になると指摘してきましたが、昨日の欧州市場では
    このレベルを割り込みました。
    ただ、その後のユーロドル安値は1.2110と、予想していた程は下げず、
    むしろ、NY市場がオープンすると一気に買い戻しが進みました。
    かなり危険なレベルまで下落はしたものの、市場で言われている1.2を割り込
    むにはさらなる悪材料が必要ということでしょうか。
    しかし、ユーロドルは1.23台まで反発したものの、その後高値から100ポイント
    以上も下落し引けていることを考えると、やはり「ショート筋の買い戻し」が主体
    であって、依然としてトレンドは下落基調であることが確認されたように思えます。

    また、昨日のフランス国債格下げなど、悪い噂が出やすい状況も変わりありませ
    ん。ユーロ圏全体の失業率も再び拡大し始めており、今後数ヵ月後に報告され
    る経済指標は、景気の悪化を示している可能性が高いと思われます。

    一方円は北朝鮮問題や政治的混迷を受けてその上昇力はやや緩やかになっ
    てきたように見えます。
    昨日も一時90円半ばまで買われる場面もありましたが、その後ユ-ロが反発す
    ると約1円も下落し、一気に90円を割り込む状況ではなくなってきたようです。
    この傾向はドルサイドからも確認でき、昨日発表のISM製造業景気指数は59.
    7とこの10ヵ月連続で拡大しています。
    内容を見ても雇用指数は59.8と、2004年5月以来の高水準を記録し、
    「製造業を中心に回復ペースは速い」(ブルームバーグ)との見方が支配的で
    景気回復は巡航速度で進んでいるようです。
    このところ米利上げ観測はやや後退していますが、少なくとも欧州より、日本。
    日本より米国、との見方は定着しつつあります。

    今週末の雇用統計でも既に50万人プラスとの事前予想がでています。
    国勢調査のための人員が含まれているとしても、ネットで20万人以上の雇用
    増が
    見込まれています。
    失業率も昨年10月の10.2%をピークに半年を経過していることから
    そろそろ、雇用者数の増加に見合った数字が見込めそうです。
    ユーロドルでは「ドル高」が鮮明なことからドル円でも緩やかに「ドル高」が
    進んでくる可能性を残していると思えます。
    米利上げ観測が大きく後退しなけば、という条件付きにはなりますが。

    欧州の大混乱の陰に隠れてしまった感もありますが、中国の人民元切り上げ問
    題は少しずつ実現しそうな状況になってきています。
    中国の李副首相は1日、共産党理論紙に「人民元の相場形成メカニズムの改
    革をさらに進める必要がある」と寄稿しています。
    欧州の金融システムが危機にさらされている状況の中、中国が元切り上げを実
    施したら世界的な混乱に繋がることから、中国当局も様子を見ているものと思わ
    れます。
    欧州問題がある程度落ち着きを取り戻せば、市場は再びこの問題に注目し始め
    ることは間違いないところでしょう。

円、政局混迷からやや売られる。 

海外旅行をしたとき、食事の代金を支払う際のチップで
困ったことはありませんか?
日本にはない制度だけに10%にすべきか、15%を支払う
べきか、迷うことがあると思います。
先週の海外で経験したことですが、食事を終えて清算しようと
チェックを貰うと、「チップの目安」と書かれた日本語で書かれた
小さな表も一緒に渡されました。
100ドル食べた場合は18ドル、150ドルでは27ドルと
ご丁寧に、支払うべきチップが一覧表になっていました。
しかし、よくレシートを見ると、チップとは書いていませんが
消費税の他に18%もの金額が加算されていました。
「グラッドツーサービス」という名のチップです。
現地の人に後で確認したところ、日本人はよく見ないので
チップをダブルで支払っている人が多い、とのこと。
それにしても、足元を見ていると思いませんか?
海外で食事した際にはレシートの明細は必ず確認しましょう。
もちろんわれわれはレシートの金額以外は払いませんでした。

ひと目で分かる昨晩の動き
欧州市場



  • ロンドン、NYの2大市場が休場のため値動きは少なく
    値幅は限定的。
  • ドル円は昨日のアジア時間に円安に振れ、91円63銭を記録。
    その後の欧州では91円割れがあったものの概ね91円台前半での取引。
  • 鳩山政権が苦境に立たされるとの見方から、ドル買い円売りが優勢。
  • EUの欧州委員会が発表した5月のユーロ圏景況感指数は98.4と
    4月から低下。
  • また消費者物価指数も市場予想を下回った。
  • 5月ユーロ圏消費者物価指数 → 1.6%



    本日の注目点

    • 豪   4月小売売上高
    • 豪   RBAキャッシュターゲット
    • 中   5月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)  
    • 欧   5月独失業率       
    • 欧   4月ユーロ圏失業率  
    • 米   5月ISM製造業景況指数        





    昨日の東京時間では社民党が連立政権離脱を正式に決めたことから
    鳩山政権の混迷を材料にドル買い円売りが優勢でした。
    円は91円割れの水準から91円台半ばまで意外感もなく下落。
    月末と月曜日が重なったこともあり、決済水準が高かったことも
    ドル買いが活発だった理由だったようです。

    ただ91円台半ばから上値は日足での「雲」に突入することから
    頭は押さえられており、ドル円がもう一段上昇するには力不足の感は
    否めません。
    過去2週間の値動きを考えると、この水準から上値は「売りゾーン」と
    思われますが、足元では90円を割り込んで下落する状況でもなくな
    ったようです。それは「100日移動平均線」と「200日移動平均線」の
    位置が逆転しており、現在「200日移動平均線」が「100日」の下に
    来ているからです。
    これは相場が上昇傾向にあるときに現れ、下がりにくいことを示唆して
    います。

    もちろん、円単独ではなかなか方向感がでにくく、ユーロの動きに左
    右される展開になることは言うまでもありませんが、これまでの「安全資
    産」としての円買いとは円を取り巻く状況が異なってきています。
    北朝鮮問題と上述政治的混迷です。
    特に、夏の参院戦を控えて、このままでは戦いに負けるとの意見が台
    頭してきた民主党内で「ポスト鳩山」を巡る動きが活発になってきてい
    ます。
    このゴタゴタが円売りに繋がる可能性は意識しておきたいところです。

    本日からはロンドン、NYも戻ってきます。
    また、経済指標も目白押しのことから、再び値動きが大きくなるものと
    思われます。
    最大の注目ポイントはNY株式市場です。
    先週末は連休を控えて大きく値を下げて引けています。
    株価が大きく反発するようだと、リスク回避の動きが後退し円が全面
    的に売られる展開も予想されます。

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