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ドル全面安で、円一時86円台に。 

文字色2010年も既に半分が終わり、後半に入りました。

改めて月日の経つのが早いことに驚きます。

1月にこの欄で米著名ストラテジストのバイロン・ウイーン氏

による「2010年びっくり10大予想」についてお伝えしました。

今年も前半が終わった今、この予想がどうだったか振り返ってみたい

と思います。

主だったものを挙げると・・・。

①FRBはゼロ金利を解除し、政策金利は年末までに2%に。

②米経済成長率は5%を超え、失業率は9%未満に。

③ドル上昇。ドル円は100円を超え、ユーロドルは1.3割れ。

④円安を追い風に日本株は先進国で最大の上昇、日経平均は1万2千円。



こう見るとほとんどが外れています。

今年もまだ半年残しているのでこの先どうなるか

分かりませんが、現状では厳しいと言えます。

唯一の正解は③のユーロドルのレートです。

そもそも「「びっくり予想」ですから

当たる方が驚き、とも言えますが・・・・。

年末にはもう一度検証してみます。




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場






  • 米経済指標の悪化の受け、ドル全面安の展開に。

  • 円は一気に87円割れを示現し、86円96銭まで急騰。

  • ドル安の流れにユーロドルも急反発し、約2ヵ月振りに

    1.25台までユーロ高に。

  • 一方、リスク回避の高まりから豪ドルは下落、引けは

    やや値を戻したものの、他の主要通貨に比べ上値の重い展開に。

  • 経済指標悪化を受けたNY株式市場は、朝方から売りが先行。

    NYダウは一時150ドルを超す下落を見せたが、雇用統計を控えて

    いることからやや値を戻し、41ドル安と5日続落。

  • 債券市場ではこのところの金利急低下から反応は限定的。

    引けはやや売られ、金利は小幅上昇。

  • 6月の新車販売台数が発表。米大手3社は大幅増加だったものの

    前月比マイナス。

  • 金、原油価格ともに大幅に下落し、ともに約1ヵ月ぶりの

    安値に。特に金の下げ幅は今年最大。

  • 週間失業保険申請件数 → 47.2万件

  • 6月ISM製造業景況指数 → 56.2

  • 5月仮契約住宅販売指数 → -30.0%

  • 5月建設支出  → -0.2%


    本日の注目点



    • 欧   5月ユーロ圏生産者物価指数    

    • 欧   ユーロ圏5月失業率  

    • 米   6月雇用統計    





    米経済の減速懸念がさらに高まり、金融市場に大きな影響を与えています。

    市場予想通り、ISM製造業景況指数は悪化していました。その幅は予想以上

    の悪化を示し、為替市場ではドル全面安の展開が加速しています。



    円は昨年12月2日以来、7ヵ月振りの87円割れまで急騰しています。

    節目の89円を割り込んでからは上値が重く、昨日のアジアでは88円台半ば

    の取引でしたが、88円を割り込むと損切りのドル売りも巻き込んでの大台替え

    となりました。

    また、このところ弱含みで推移していたユーロも、さすがに反発。

    アジア市場での1.21台後半の取引から大台を次ぎ次ぎに替え、1.25台ま

    で1日で350ポイントの上昇を見せました。

    この日行われたスペイン国債の入札が好調だったことから、欧州の財政、金融

    不安が後退したことが背景でした。

    しかし、350ポイントの大幅高は、これまでのユーロ売り持ちポジションの巻き戻

    しが主因で、今夜発表されるシカゴ通貨先物市場でのユーロ売り持ち額が、相

    当解消されているものと思われます。

    投機筋はユーロを大きく買い戻しているはずです。


    ユーロは6月7日に記録した1.18台後半から約700ポイントの戻りを見せたこと

    になります。

    このままユーロが回復を続けるかどうかは不透明ですが、市場がユーロ売りには

    慎重になること間違いないでしょう。

    これまでは円以外の通貨ではドル高が進み、ドル円ではドル安が続きました。

    今後、ユーロの下落が限定的となれば「ドル全面安」の展開もあり得ます。

    その意味でも、引き続きユーロの値動きには注目したいと思います。



    一方、豪ドルの反発が限定的です。

    昨日は0.85台から0.83台前半まで下落しました。

    通常はユーロとほぼ同じ動きをするのが、昨日はユーロが急反発を見せる中、豪ド

    ルの下落が続いていました。引けにかけてはさすがに戻していますが、上値が重い

    展開です。金利の高い豪ドルは「リスク資産の代表格」です。

    米経済指標が軒並み悪化していることで、資金は安全資産への流れを強め「質へ

    の逃避」(Flight to quality)が起きています。

    その結果ボラテリティーが高く、リスクの伴う豪ドルが売られているもと思われます。

    また、豪ドルは中国景気の影響をもろに受けることろから、昨日のように中国のPMI

    (景況指数)が悪化しているとすぐに売りで反応します。

    オーストラリアの景気自体は相対的に良好のため、この水準から大崩する可能性は

    少ないと見ていますが、今後の商品市況と中国からは目が離せません。



    米経済指標の悪化傾向の中でも、住宅市場が大幅に悪化しているようです。

    先週の、新築住宅、中古住宅から始まり、昨日も、中古住宅販売の先行指標である

    仮契約住宅販売指数が前月比マイナス30%と大幅な減少と発表されています。

    米住宅市場の回復の遅れは個人消費にも大きく影響することから、今後の消費関

    連の指数の悪化も懸念されます。

    そして今夜は雇用統計です。

    ブルームバーグの調査では、雇用者数はマイナス13万人、失業率は9.6%との

    予想がでていますが、既に市場は「悪化」を織り込みつつあります。

    ドル全面安の展開が加速し、円が再び87円を割り込むと、昨年11月の85円という

    水準が意識され始めます。

    市場はかなり混沌としています。過度にポジションを膨らますことは避けたいところで

    す。

    よい週末を・・・。

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