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米経済指標の悪化で、円86円台前半に。 

米ゴールドマンがSEC(米証券取引委員会)と和解しました。

和解金額の5億5千万ドル(約480億円)は、和解額としては過去最高額

だそうです。

驚くのは、この金額は同社の直近の決算数字(2010年1-3月期)を

基にはじくと、何と、たった14日分の利益にすぎないことです。。

高収益を誇る同社では2週間で取り返せることになります。

同社は4月に訴追された際、徹底的に闘うとのコメントを出し、

その後25億ページもの資料をSECに提出しています。

「お金でケリをつけた方が得」との判断がはたらいたのでしょう。

司法も感が物を言う世界です。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 米経済指標の悪化をきかけにドルが一段安の展開に。

  • ドル円は87円を割り込むと、下落のスピードを速め、年初来安値となる86円27銭までドル安が進む。

  • ユーロもドルに対して一時、1.30台を回復。約2ヵ月ぶりの大台乗せを見たものの、来週にストレステストの発表を控えていることもあり、その後はやや軟調に。

  • 米長期金利も大幅に低下し、株式市場も261ドル安と下落したことでドル売りを誘った。長期金利の引けは2.92%に。

  • この日発表されたBOAとシティーの決算はともに減益で株式市場の下落に拍車を。

  • 6月消費者物価指数 → -0.1%

  • 7月ミシガン大学消費者信頼感指数 → 66.5(市場予想を大きく下回る)  

本日の注目点

  • 日   祝日(海の日)
  • 米   7月NAHB住宅市場指数   
  • 米  第四半期決算発表 → IBM


ドル円は86円台前半と、昨年12月1日以来の水準。

ユーロドルも一時1.3008までユーロ高が進み、約2ヵ月ぶりの大台回復

をしています。

再び、ドル安の勢いが増してきたと見られます。

引き続き米景気先行き見通しに、暗雲が立ち込めていることが最大の理由です。



ミシガン大学の消費者信頼感指数は市場予想を8ポイント程下回っていました。

これで、ここ2週間以内に発表された米経済指標はほぼ壊滅状態です。

これではドルが下落するのもやむえません。

市場は見事に「株安、ドル安、金利安」で反応しています。

そして、ドル円がこれまで幾度となく反発し、底堅いと見られていた87円を

一気に割り込んできました。

NY市場で86円27銭まで円高が進んだことで、昨年11月27日に記録した

84円82銭が意識されるような状況になってきました。



振り返れば、この時の円急騰のきっかけは「ドバイショック」でした。

ドバイワールドを運営する不動産投資会社「ナキール」の資金繰りの悪化が引き金で

金融不安が起き、「安全資産」である円に買いが殺到しました。

言い代えれば、この時の円買いドル売りの原因は米国ではなかったわけです。

事実、前日のNYダウは1万464ドルで、長期金利は3.26%でした。

米景気は回復過程にあり、ほぼすべての経済指標は改善傾向を示していました。



「86円台」に突入したことで、市場関係者の間からは「円は今後80円を目指す」

などという声も高まってきそうです。

実際にその水準まで円高が進むかどうかは難しい判断ですが、今回の円高は上述のように

米景気の悪化が原因で、ドルが主要通貨に対して全面安の展開であることから、「米景気の

悪化傾向がどこまで続き、どこで止まるか」という点が重要かと思います。

米景気がこのままずるずる後退するのであれば、「85円割れは時間の問題」でしょうし、

オバマ政権が雇用対策を中心とした、新たな景気対策を早急に講じるのであればドルが下げ止まる

ことも考えられます。

そもそも今回の円高は、円に材料があって円が買われているわけではありません。

「ドルを売らない材料」がでてくればドル安にブレイキがかることもあるということです。



今週は米経済指標に重要指標の発表はありません。

従って、この部分からドル売りに繋がる可能性は低いと見られます。

一方、23日には欧州では欧州金融機関91行のストレステストの結果が発表されます。

既に欧州全体で9600億ユーロ(約9兆9千億円)の資本不足が発生する、との見方も

でています。

ユーロに思わぬネガティブサプライズが出てくると、ユーロ円の売りを誘い、円独歩高の

展開も予想されます。

また、今夜のNYダウがさらに下落するのかどうかも重要になります。

株安は、現状ではドル安に繋がるからです。

いずれにしても円の水準が水準だけに、暑い夏の始まりになりそうです。

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