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円、83円50銭までじり高続く。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は東京市場から欧州市場にかけてじり安に。
    83円50銭までドルが売られる場面があったものの、その後は
    米経済指標の発表もなく83円台半ばから後半でのもみ合いに。
  • 前日に引き続き、ユーロと豪ドルなどが続伸。
    ユーロは欧州金融機関の資金繰りの改善などを手掛かりに、ストップロス
    も巻き込み1.36台半ばまで上昇。連日の大台変わりを示現。
  • フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は一段の金融緩和に
    反対の姿勢を表明。
  • 一方、ボストン連銀のローゼングレン総裁は追加緩和の規模は
    今後の経済指標の内容によるとの立場を示した。
  • 債券相場は下落し長期金利は上昇。上記プロッサー総裁の発言を
    受け、さらなる追加緩和に否定的な見方が広がった。
  • 株式市場は金融機関の利益低迷を予想するリポートから、金融株が
    下げを主導し小幅に下落し、ダウは22ドル安。
  • 金は続伸し引け値で1310ドル台に。原油は大幅反発。


本日の注目イベント

  • 日   8月鉱工業生産
  • 豪   8月住宅建設許可件数
  • 独   9月失業率
  • 欧   9月ユーロ圏消費者物価指数
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   9月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   第2四半期GDP(確報値)
  • 米   バーナンキFRB議長証言


円は一時83円50銭まで買い進まれ、介入後の円最高値を記録し、

15日の大規模介入直前の水準も近くなりました。

この展開は介入前からある程度予想されていたことで、単独介入での限界や、

円高の主因が米国側にあることなど、ドル安の流れは変わらないと見られていました。

力づくで85円台まで持ち上げられた円ですがその水準から2円以上も下落し、

上昇分の約8割も元に戻したことになります。

財務省は本日、8月29日から9月29日までの期間に

実施した円売り介入の規模を発表する予定です。

当初2兆円規模と言われた介入でしたが、その後「覆面介入」があったのかどうか、

あるいは先週金曜日の84銭台前半から85円40銭までのドル急騰劇が

介入であったのかどうかが判明されるものと思われます。



市場の流れは依然としてドル安の展開が主流で、

昨日も欧州時間に入るとユーロ、豪ドルなどは勢いよく上昇する場面があり、

円も連れ高に振れました。

ユーロは対ドルで1.36台半ばに、豪ドルはついに0.97台前半まで買い進まれました。

円は介入警戒感があるため上昇のスピードは鈍く、

その分クロス円が円安方向に振れています。

昨日の東京時間では朝方84円台に乗せる場面もありましたが、

ドルの上昇が鈍いと確認されるとすぐに83円台に押し戻され、

後はドルのじり安が続きました。

足元では日銀の介入期待があるものの、85円台が再び重く、そして遠くなりつつあります。

本日は9月末ということで主だった企業の四半期決算日にあたります。

当然、本日の仲値を基準として所有しているドルの債権債務を評価することになります。

当局として何とか84円台に持っていきたいところでしょう。

また、月末ということでドルを円に替える必要のある資金が

待機しているとの指摘もあります。

仲値が決まる頃の攻防があるかもしれません。



円はひとまず83円50銭を頭に上昇が止まりましたが、

米国では追加金融緩和が実施されるとの見方が強く、

日銀も来週に政策決定会合を控えていることから「追加緩和競争」の様相を呈してきました。

円に関しては金利面での下げ余地は限定的のため、量的緩和に頼らざるを得ません。

中途半端な内容では市場に受け入れられなく、円高の流れを止めることも難しそうです。

その結果手持ちの札をすべて使い果たすということにもなりかねず、

日銀の対応がこれまで以上に注目されそうです。



今夜にはバーナンキ議長の議会証言を控えていることから、

取引も鈍く値幅も限定的と観ています。

上記理由から日銀の介入の可能性も若干ありますが、あまり期待はできません。







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