FC2ブログ

円、82円台を試すも米金利高に反落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • アジア市場では動かなかった円は、欧州市場で83円を割り込み
    ドル安円高にはずみ。ただ、NY市場では小売売上高など経済指標の改善に
    ドル買い戻しが進み、83円台後半までドルが上昇。
  • ユーロドルも欧州市場では1.35目前まで買われ、約3週間ぶりの
    水準に。その後米経済指標発表を境に下落。
  • 豪ドルも上昇。1ヵ月ぶりにパリティー(1.0)を回復。
    対円でも83円台半ばまで上昇し、83円台値固めの気配。
  • 注目のFOMC声明文では景気の回復は続いているとの認識。
    ただ、失業率は「高すぎる」との認識は変えておらず、低下させるには
    経済成長が遅すぎると指摘。
  • 株式市場は続伸。小売売上高が市場予想を上回ったことで、ダウは一時
    80ドルを超える上昇を見せたが、長期金利の大幅上昇を嫌気して
    上げ幅を縮小。それでも年初来高値を更新。
  • 債券相場は続落。小売売上高の改善や生産者物価指数の上昇を受け、
    インフレ懸念が台頭。10年債利回りは3.4%台と約7ヵ月ぶりの水準。
  • 金は続伸し、引け値で1400ドル台を回復。原油は小幅安。
  • 格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)はベルギーの
    国債を6ヵ月以内に格下げ方向で見直すと発表。
  • 11月生産者物価指数(PPI) → +0.8%
  • 11月小売売上高 → +0.8%
  • 10月企業在庫 → +0.7%



本日の注目イベント


  • 日   日銀短観
  • 英   11月英失業率
  • 米   12月消費者物価指数(CPI)
  • 米   12月NY連銀製造業景気指数
  • 米   11月鉱工業生産
  • 米   12月NAHB住宅市場指数
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演(アトランタ)





東京市場でのドル円は連日「固定相場化」してきましたが、

海外市場ではそれなりの値幅が観られます。

83円台半ばで推移していたドル円は、欧州市場に入るとユーロ、豪ドルなどが上昇し、

ドル安が進んだことから下落し、83円を試す展開となりました。

この水準には一目均衡表の「雲」の上限があり、

前日には見事にはね返されていた水準でしたが、もみ合い後83円を割り込み、

82円82銭までドル安が進みました。

その後NY市場では11月小売売上高が市場予想のプラス0.6%を上回る、

プラス0.8%と発表されると、

ドル買い戻しが進み83円台後半まで一気にドル高に振れています。

結局、82円50銭ー84円50銭のレンジ内に収まる動きで、

レンジブレイクには至っていません。



83円の大台は突破したものの、下値は「雲」の中でサポートされた格好となりましたが、

ドル買いを促したのはやはり「米長期金利の上昇」でした。



注目のFOMC声明文では特にサプライズはなかったものの、

景気認識では引き続き回復基調にあるとの内容から米債券は下落し、

10年債利回りは5月17日以来の3.4%台乗せまで上昇しました。

このところの市場は米金利への「感応度」が強く、

この日は11月の生産者物価指数(PPI)がプラス0.8%と、

こちらも約8ヵ月ぶりの大幅な伸びを記録したことで、

気の早い市場は「インフレ懸念」を意識し始めたということの様です。

さらに米経済指標の回復は小売売上高にも現れ、

11月の同指数は市場予想を上回っています。

復活祭後の「ブラックフライデー」も好調で、クリスマス商戦も好調と伝えられています。

既に、12月の同指数も大きく伸びるとの予想もあるようです。



一方で、失業率については「高すぎる」として、

低下させるには現在の成長率では「残念ながら遅い」との認識から、

政策金利を「長期にわたり」低位にとどめる方針を改めて示しました。(ブル-ムバーグ)

このため、非伝統的な政策運営はしばらく継続されるとの観測から、

米国が「出口戦略」のタイミングを模索する時期はかなり先になることが予想され、

米長期金利が上昇傾向だとは言え、このままドル高が続くと考えるのは

まだ、時期尚早ということになろうかと思います。

また今回の声明文は、

これまでバーナンキFRB議長が繰り返してきた「雇用の創出が最優先課題」との言葉と

合致するもので、FRBは今後「失業率」の改善に最も腐心することが伺えます。



豪ドルが底固い動きとなっています。

昨日もこの欄で取り上げましたが、

対ドルではパリティー(1.0)をちょうど1か月ぶりに回復し、

欧州市場では1.0029まで上昇しています。

中国が利上げを回避したことと、

足元では資源高が続いていることが追い風となっています。

豪ドルは11月に入るとパリティーを上回り、

11月5日には史上最高値の1.0182まで買われました。

その後、米金利の上昇に伴いドル高が始まり「調整」を余儀なくされましたが、

高値からの下落幅は約600ポイントと、

ユーロの約1300ポイントなどに比べ小幅にとどまっています。

これはやはり上記理由に加え、政策金利の高さが影響しているものと思われます。

市場で豪ドルの先安を見込み、豪ドルショートを仕掛けても、

その後のロールオーバーに掛かるコストは少なくはありません。

利上げ観測は遠のいたとは言え、資源価格がさらに上昇するようだと、

来年の早い時期に利上げ観測が台頭してくる可能性もあります。

対ドルの0.95台、対円での80円割れは当面「底値」を確認したと言えそうです。












スポンサーサイト



このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。