FC2ブログ

豪ドル円1ヵ月ぶりに81円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円はアジア、欧州市場では83円台前半で小動き。
    NY市場ではユーロがやや買い戻されたことから円高に振れたが、
    依然として方向感がなくユーロに引っ張られる相場展開。
  • ユーロはアジア市場で1.29台を割り込み上値の重い展開が
    続く。ポルトガル、スペインなどの国債入札を控えソブリンリスクが
    再び台頭。
  • EUはポルトガルへの支援協議は行っていないことを表明。
    ポルトガルがEU、IMFに資金援助を行うのではとの観測を否定
    したもの。
  • 豪ドルもユーロに引っ張られる形で下落。対ドルでは約3週間ぶり
    に0.99台割れ。対円でも1ヵ月ぶりとなる81円台まで下落。
    その後ユ-ロが反発したことや、商品市況が回復したことから
    買い戻されて引ける。
  • 株式市場はポルトガルの財政懸念から一時100ドルを超す
    下落をみせたが、引けにかけて自動車株などが買われ小幅安。
  • 債券相場は続伸し長期金利は低下。欧州の財政懸念から
    米国債に買い物が集まり、2年債利回りは4週間ぶりの低水準に。
  • 金は5日ぶりに反発。原油は大幅反発。アラスカのパイプライン
    で原油漏れが発見されたことが材料。



本日の注目イベント


  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演





市場はユーロの動きに神経質になっており、

ドル円もその動きに影響を受ける格好になっています。

昨日東京市場が休場だったこともあり、円はアジア市場では小動き。

83円台を下回る場面があったものの、

ユ-ロドルが1.29台を割り込むと83円台前半まで売られ、

その後は同水準でユーロの動きを睨む展開でした。

NY市場ではユーロが反発したことに合わせ円は83円台を割り込み、

82円66銭まで上昇していますが、

82-84円のレンジは抜けきれず、依然として明確な方向感に欠ける展開でした。



市場の主役はやはりユーロで、

欧州財政懸念を材料に1.29台を割り込み1.2874まで下落し、

その後1.29台半ばまで反発しています。

市場では、ポルトガルがギリシャやアイルランドのように、

EU、IMFに資金要請を行うのではないかとの観測が急速に台頭し、

これがユーロ売りに繋がっています。

背景には、ポルトガル政府が5日、

高利回りにもかかわらず市場から資金調達を行ったことで、

数週間以内に国際社会の支援を

仰ぐのではとの見方が強まったからです。(英フィナンシャル・タイムズ紙)



これに対して、EUはそのような事実はないと否定し、ポルトガル政府も否定しています。

これを受け同国の国債は買い戻され、利回りはやや低下していますが、

明日予定されている最大で12億5千万ユーロ(約1300億円)の

国債入札の行方は予断を許しません。

昨年から指摘されてきたように、

市場はいよいよ「ポルトガルとスペイン」の財政悪化を織り込み始めたようにも見え、

ユーロ売りが加速しそうな気配になっています。



今週は両国の国債入札を控えているだけではなく、13日にはECB理事会が開催され、

その後にトリシェ総裁の会見も予定されています。

同総裁は先週、「域内各国の債務をECBが肩代わりできない」との認識を示しており、

会見での発言が注目されています。

また、ブルームバーグは、欧州の財政難国に向けた救済基金の拡大で当局者らが

合意した場合、ドイツとフランスを含めた諸国の

最高格付けが脅かされるリスクがあるとの見方を紹介しています。



これは、ヘッジファンド「ブルーゴールド・マネジメント」のステーブン・ジェン氏が

顧客向けに配信したメールで

「欧州金融安定ファシリティ(EFSF)で、現在4400億ユーロ(約47兆円)から

7000億ユーロ(約75兆円)以上に増額された場合、

単一国、あるいは複数国のトリプルA格付けが引き下げられる可能性がある」

ことを紹介したものです。



このように、欧州財政危機がポルトガル、スペインにまで波及した場合の影響は大きく、

場合によっては「ユーロ圏」の再編にまで発展する可能性は否定できません。

そのカギを握っているのはドイツであり、メルケル首相であるとも言えます。

上記南欧諸国は最悪の事態を避けようと、増税で歳入を増やし、

公務員の削減や年金額のカットなどで歳出を減らす努力をしています。

しかし、これがさらに個人消費の減少を招き、

税収を減らすという悪循環に陥る危険性をはらんでいます。

ギリシャの財政赤字に端を発した欧州危機も

いよいよ終盤にさしかかってきたように思えます。



テクニカルを確認しておくと、ドル円は100日移動平均線(4時間足)まで下落し、

現在この線でサポートされています。

下抜けした場合には一目均衡表(日足)の「雲」に

支えられる82円30銭前後が次のサポートになりそうです。

約1ヵ月ぶりに81円台に突入した豪ドル円は、

200日移動平均線(8時間足)が81円79銭にあることを意識しておきたいと思います。

いずれにしてもユーロの動きがその他主要通貨にも影響を与えることから、

ユーロドルのポジションを持たない

市場参加者もユーロから目を離さないことが重要です。
















スポンサーサイト



このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。