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 2011年01月 

ドル円さらに値幅が縮小。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は82円台前半から後半にかけてやや神経質な展開。
    NY市場の朝方は、前日の円の高値と同水準の82円35銭近辺を
    試したが、米長期金利の上昇に伴いドルが反発し82円台後半に。
    その後は82円台半ばまで下落して引け。
  • ユーロも1月の独ZEW景気予測指数が予想を大きく上回った
    ことから上昇。一時1.34台半ばまでユーロ高が進んだものの、
    上値も重く1.33台後半まで下落。
  • ユーロ高からユーロ円も約1ヵ月ぶりに111円台まで上昇。
    しかし、買い意欲も続かずユーロドルの下落と共に値を崩す。
  • オバマ大統領は経済成長や雇用創出のため、政府の規制を緩和
    する大統領令に署名。
  • 株式市場は続伸。シティーグループの決算内容が予想を下回る
    結果だったものの、商品株の値上がりなどからダウは50ドル高で
    1万1800ドル台に乗せた。
  • 債券相場は下落し長期金利は上昇。2年債と30年債の利回り格差
    が過去最大となる4.01%まで拡大し、インフレが加速するとの
    見通しが背景。
  • 金は反発。原油は小幅に反落。
  • 1月NY連銀製造業景気指数 → 11.92(市場予想は12.50)
  • 1月NAHB住宅市場指数  → 16(市場予想は17)



本日の注目イベント


  • 英   12月失業率
  • 米   米中首脳会談(ワシントン)
  • 米   12月住宅着工件数
  • 米   12月住宅着工許可件数
  • 米   決算発表 → ゴールドマン・サックス、
         ウェルズ・ファーゴ、バンクオブ・NY・メロン





連休明けのNY市場でドル円は82円台前半を試しましたが、

前日と同様82円35銭近辺で「Uターン」しています。

ユーロドルが再び上昇するなど、

市場はややドル安の流れが主流になりつつあることが背景だと思われます。

特にドル売りの材料があったわけではなく、

欧州財政危機がひとまず後退したことからユーロ買いにやや安心感がでてきた

ことが理由です。しかし一方では、

2日間にわたって行われていた欧州財務相会合では特に目新しい進展も観られず、

欧州財政危機が完全に払拭されてはいないとの観測も根強く残っています。

この様な状況からユーロドルが全体の相場を引っ張る展開が続いており、

ドル円もその流れに沿った動きかと思います。

ただ、値幅が徐々に狭まってきており、

上値は83円50銭近辺、下値は82円35銭近辺で固まりつつありますが、

レンジを抜けた時の動きには注意したいと再度記しておきたいと思います。



為替市場とは裏腹に米株式市場は堅調に推移しています。

昨日もシティーグループの決算が発表され、

黒字に転換したものの市場予想には届きませんでした。

さらにアップルのジョブスCEOが病気療養のため休養するとの

「悪材料」があったにもかかわらず、

ダウは50ドル高と昨年来高値を更新しています。



そのアップルは株式市場終了後に決算発表を行いました。

前年同期比78%の増益を記録し、純利益も60億ドル(約5000億円)と、

好決算でした。

時間外取引では同社の株価が一時4.5%上昇したことから、

明日の米株式市場に好影響を与えるものと思われます。

株式市場と為替の相関度は昨年ほど強くはありませんが、

株高は基本的にはドル高に繋がり易く、資金が債券市場から株式市場に

流れ長期金利の上昇をもたらすことでドル買い材料になります。



米10年債利回りもこのところレンジ取引となっています。

3.25-3.50%内での取引が続き、

ドル円相場とも最も関係が深いだけに方向感のない債券相場がドル円の値幅を

狭めているとも言えます。

米長期金利は今年に入ってこのレンジを一度も抜けていません。

昨日は30年債が売られてことで、

2年債との利回り格差が過去最大の4.01%までステープ化しています。

今後米景気が徐々に持ち直しを見せれば、

市場にインフレ期待が高まり30年債はもう一段売られることになります。



しかし足元では消費者物価指数も1.0%以下とインフレの兆しは観られません。

先週のトリシェECB総裁の「インフレ圧力発言」のような

状況はまだまだ先のことと思われます。

ECBが利上げに踏み切ればドル安ユーロ高に振れることから、

しばらくはユーロ圏、米国の両方の消費者物価指数を注視する動きかと思います。



本日は米住宅関連の指標が発表されます。

住宅着工件数は昨年前半まではほぼ60万戸前後で安定していましたが、

秋口以降55万戸に減少しています。

今夜の12月住宅着工件数も55万戸と予想されています。

住宅市場に底入れ感がでてくるのかどうかというところです。

また大手金融機関の決算発表については

ゴールドマンを始め多くの決算発表が予定されています。

これまで発表済みの内容は強弱まちまちだったことから、

金融機関の収益力のすう勢を見極める意味で再び注目されます。












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