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ドル円レンジを下抜けの気配。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドルは全般的に下落。米長期金利が下落したことで主要通貨に対して
    売られ、ドル円では一時82円を割り込んだ。
  • オバマ大統領が今夜の一般教書演説で、非国防裁量予算を
    5年間凍結する案を発表するとの見通しから、債券相場が上昇。
  • ポンドは5期ぶりにGDPがマイナスを記録したことで
    急落。10-12月期のGDPは-0.5%で、12月の寒波の
    影響が大きかったと観られる。
  • ドル安が進む中、ユーロは一時1.37台に乗せたものの
    大台は維持できず、1.36台後半引け。
  • 米株式市場は前日の高騰もあり朝方から下落。しかし、オバマ大統領の
    一般教書で景気刺激策が出されるとの見方から下落幅を縮小。
    ダウは3ドル安、ナスダックは小幅高で終える。
  • 欧州金融安定基金(EFSF)は初の債券を発行。50億ユーロ
    を発行し、日本も2割程度購入する見込み。
  • 債券相場は10年債、30年債を中心に大幅に上昇。一般教書で
    非国防裁量予算の5年間凍結見通しと、NY連銀が77億ドル相当の
    国債を買い入れたことが背景。長期金利は大幅に低下し3.3%台に。
  • 金は大幅に反落し、約3ヵ月ぶりの水準に。原油も大幅に続落し、
    商品市況の調整が続く。
  • 11月ケース・シラー住宅価格指数 → -1.59%
  • 1月消費者信頼感指数 → 60.6
  • 11月FHFA住宅価格指数 → ±0
  • 1月リッチモンド連銀製造業指数 → 18.0



本日の注目イベント


  • 豪   シドニー休場(オーストラリアデー)
  • 欧   ECBシュタルク理事講演(キ―ル)
  • 英   BOE議事録
  • 米   12月新築住宅販売件数
  • 米   FOMC政策金利発表





まもなく始まるオバマ大統領の一般教書演説で、

財政赤字削減策として非国防裁量予算の5年間凍結を

発表するとの見通しが台頭し、米債券相場が急騰、

長期金利が大幅に下落しドルが売られました。

また、ブルームバーグは「オバマ大統領は安全保障、国防費でも削減を検討。

ゲーツ国防長官が提示した向こう5年間で

780億ドル(約6兆4千億円)の国防総省予算削減策を支持する意向」とも伝えています。

5年間の凍結案がどれほどの赤字削減効果があるかは不透明としながらも、

債券市場では「国債の供給が減る」との見方から債券価格の上昇に繋がっています。

一般教書ではさらに、長期雇用機会の創出や、

景気刺激策も盛り込まれる見通しで注目されます。



昨日発表された米経済指標は強弱まちまちでしたが、

やはり住宅価格の下落には歯止めがかかっていないことが確認されています。

昨年11月のケース・シラー住宅価格指数は全米20都市で前年同月比1.59%の

下落でした。

これは昨年1年間を通しても、最も大幅な下げです。

20都市のうち16都市で、価格が前年比で下落しており、

最も下落の大きかったのはアトランタで7.9%を

記録しています。

米住宅市場は、中古住宅販売が堅調に推移するなど

「底入れの兆し」は見えてきたようですが、不動産価格の下落は

止まっていないことが確認された格好です。

不動産協会関係者のコメントでは「これから2番底をつけに行く」との見方もあり、

まだまだ先行き不透明な状況が続くと見ているようです。



長期金利の下落を背景にドル円は1週間ぶりに81円台まで下落しましたが、

前回は81円85銭で押し戻されており、

昨日のNYでも82円台前半まで反発して引けています。

83円台が重くなっている状況で、

「三角保ち合い」(さんかくもちあい)の下限を割り込んできた形になっています。

一目均衡表(日足)でも「雲」を下抜けしていることから、

「雲の下限」である「先行スパン1」が82円38銭に位置し、

頭を抑える形になっています。

この水準が目先レジスタンスとなりドルの戻りを抑えるとすれば、

81円台での取引が中心となる可能性が高くなり、

現在上値の重い83円台前半が、82円台前半まで下方修正されそうに思います。

これまでの展開は81円台まで突っ込んでも

82円台に戻されて引ける展開が続いてきましたが、今夜のNY市場で

81円台で引ける状況になれば、いよいよ取引レンジが修正されそうな気もします。

「三角保ち合い」を下抜けし、下落に勢いがつく可能性があることから、

82円の攻防には注目したいと思います。



同時に相場の主役はユーロであることに変わらないことから、

ユーロの動きからも目が離せません。

ユーロドルは昨日1.37台にわずかですが乗せています。

一目均衡表を観ても「雲」を完全に上抜けしています。

再び1.37台に乗せ定着するようだと、

ドル円も81円台に下落している可能性が高いと思われます。

結局、市場ではドル安の流れがやや鮮明になりつつある状況と言えますが、

まもなく行われるオバマ大統領の一般教書演説で

ドル高の材料が出てくることも考えられます。

市場の地合いがドル買い材料よりもユーロ買い材料に反応しやすい状況に注意しながらも、

米東部時間19時から始まる一般教書演説には注目です。











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