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ドル円1ヵ月ぶりの81円台前半。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は重要な節目であった81円半ばを割り込み
    1月3日以来の81円台前半まで下落。
  • ドルが売られ、ユーロ、豪ドルなどが大幅に上昇した
    ことから円もじり高に。
  • ユーロは1月のユーロ圏製造業景気指数(改定値)が
    前月から上昇したことなどにより、1.38台半ばまで上昇し、
    約3ヵ月ぶりの水準に。
  • 昨日政策金利を据え置いた豪ドルは、インフレ懸念があることには
    変わりはないとの声明文から、再度利上げ観測が高まり、1.01台
    まで急騰。
  • 株式市場は大幅に続伸し、引け値で1万2千ドル台を回復。
    金融、素材などのセクターが大きく上昇し全面高となり、先週末
    の大幅安を埋め合わせた格好。企業の好決算が背景。
  • 債券は株高や、エジプトでの緊張が収束する可能性がでてきた
    ことで続落。長期金利は上昇。
  • 1月の米新車販売では日米のメーカーは共に二ケタ増を記録。
    年率換算で1260万台(予想)と、販売は回復基調に。
  • エジプトのムバラク大統領はテレビ演説で、9月に行われる
    大統領選には出馬しないことを表明。
  • 金は反発。原油価格は短期間で急騰した反動と、エジプト情勢が
    沈静化するとの見通しから大幅下落。
  • 1月ISM製造業景況指数 → 60.8(市場予想は58.0)



本日の注目イベント


  • 日   1月マネタリー・ベース
  • 欧   12月ユーロ圏生産者物価指数(PPI)
  • 米   1月ADP雇用者数
  • 米   デューク・FRB理事講演





円はドルに対して上昇し、NY市場では81円31銭まで円買いが進みました。

その円も、ユーロ、豪ドルなどに対しては弱含み、比較的金利の高い通貨が上昇しました。

米株高を背景にリスク選好が強まったことが背景です。



特に、ドル売りの材料がでたわけではなく、ユーロ圏の景気指標の改善からユーロが買われ

これまで何度か試して抜けきれなかった1.37台半ばを抜けたことで

上昇に弾みがついたと観られます。

同様に豪ドルも、昨日、政策金利は据え置かれましたが、

依然としてインフレ懸念が残るとの声明文から、利上げ観測が台頭し豪ドルが買われ、

0.99台半ばから1.01台まで「大台」を2回替える上昇を見せています。

豪ドルは北東部の大洪水により、

GDPへの影響は避けられないと観られ、復興への財源を増税という形で調達することが

嫌気され売られてきました。

しかし昨日は「復興への活動が景気にはプラスに働く」といった見方も出てきており、

この転換の早さが為替市場の特徴の一つとして象徴的でした。



このような状況の中、円も対ドルでジリ高に推移し、

昨日のアジア市場では82円台が重いとみたドル売りで、

81円80銭を割り込んだ辺りから円高の流れが定着したようでした。

NY時間には朝方、

81円50銭を一旦割り込んだ後81円台後半まで反落する場面もありましたが、

その後再び米長期金利の下落を理由にドル売り円買いの流れが優勢となり、

81円32銭まで円買いが進みほぼ同水準で引けています。

ここまで来ると焦点は、81円を割り込むかどうかということと、仮に割り込んだら、

昨年11月1日に記録した80円21銭を試しに行くのかどうか、

そして究極的には「80円割れ」があるのかどうかという点になります。



昨日も触れましたが、テクニカルでは一目均衡表(日足)の雲がローソク足の上を覆い、

上昇を抑えている形になっています。

ただ、ストキャスでは「10」を割り込んでおり、売られ過ぎのシグナルもでています。

また、ボリンジャーバンド(日足)では2シグマが拡大し始めていることから

「ドル安傾向」を示しています。

81円50銭を明確に割り込んだことで「三角保ち合い」(さんかくもちあい)を

下抜けしています。

やはり、短期的にはドルの戻りは重いと観ておいたほうがいいと思われます。

ドル円の戻りは81円台後半といったところで、

下落時にはどの程度の勢いがあるのか見極めたいと思います。



NYダウは引け値で1万2千ドル台を大きく回復し、

2008年6月以来の水準を記録しています。

同時にS&P500も1300を上回り、こちらも2008年8月以来の高値です。

いずれもリーマン・ショック前の水準を大きく上回っているわけですから、

日本の株式市場との勢いの違いに驚き、

アメリカのダイナミズムを感じます。

先週末、エジプト情勢の悪化で166ドルの急落を演じたNYダウでしたが、

わずか「2営業日」で埋め合わせています。

背景は、好決算の発表が相次ぎ株価を押し上げていることが直接的な理由ですが、

オバマ政権が「金融から製造業」に重点を

シフトしつつあることも大きな要因だと思われます。

オバマ政権発足時にはボルカー元FRB議長など側近には

「金融畑」出身者が多くいましたが、現在はガイトナー財務長官一人です。

しかも大統領の政策決定にもっとも近い所には、GE出身のイメルト氏を起用しています。



米株式市場が堅調なことから債券は売られ易い地合いが続き、

資金がリスク選好へと移って行き米長期金利を上昇させています。

昨年まで見られた傾向は、

株高が資産効果を生み、リスク選好を高めることから高金利通貨の「豪ドル、ユーロ」、

あるいは、金、メタルなど商品が軒並み高騰しました。

円は低金利通貨ということで売られる地合いが続き、「ドル安、円安」とも言われました。

昨日の動きを観ると、明らかにこれまでとは異なってきたことが分かります。

円がドルに対して買われ過ぎなのか、あるいはドルがユーロなどに対して売られ過ぎなのか

いずれ修正される可能性がありますが、

株式市場、債券市場の動きもウォッチする必要がありそうです。










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