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原油価格落ち着くも、円81円台。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 中東情勢が不透明ながらも、やや落ち着きを取り戻したことで
    各市場は平穏な動きに。
  • スイスフランが軟調に推移したものの、円は依然として上昇傾向。
    ドル円は81円台半ばから後半と値幅は限定的。
  • ユーロは1.38台から下落。原油価格が落ち着きを取り戻した
    ことや、アイルランドの総選挙に対する懸念から対ドル、対円でも下落。
  • 米株式市場は上昇。2月の消費者信頼感指数が予想以上に上昇し、
    3年ぶりの高水準値を記録したことが材料に。
  • 債券相場は小幅に上昇。依然として中東問題が不透明なことから
    買いが優勢となり、長期金利は小幅下落。
  • 金は9営業日ぶりに下落。原油価格は一時96ドル台まで売られたが
    引けは小幅高の97ドル台。
  • アイルランドの総選挙では、与党共和党が歴史的な敗北に。
  • 第4四半期GDP(改訂値) → 2.8%
  • 2月ミシガン大学消費者信頼感指数 → 77.5



本日の注目イベント


  • 欧   1月ユーロ圏消費者物価指数(CPI・確報値)
  • 米   1月個人支出・所得
  • 米   2月シカゴ購買部協会景況指数
  • 米   1月仮契約住宅販売指数
  • 加   第4四半期カナダGDP





先週はリビアを中心とする中東情勢の不透明さから、

円とスイスフランが対ドルでもその他主要通貨に対しても買われほぼ全面高の展開でした。

ただ、週末にはサウジアラビアが原油増産の意向を示したことや、

リビアで暫定政権の動きが出たことなどから原油価格も上昇スピードを緩め、

NY株式市場も4営業日ぶりに上昇に転じたことで、

金融市場全体が落ち着きを取り戻した感があります。



今後もリビアのカダフィー大佐が強硬姿勢を崩していないことから予断は許しませんが、

中東問題はやや沈静化するとの見通しもあり、

徐々に材料視されなくなることも考えられます。

原油先物価格もかなり投機的な動きで上昇したことから、

事態の進展によっては大きく下落する可能性もあります。

その結果、市場参加者の関心も次第に

日米欧のファンダメンタルズに移ってくるものと思われます。



今週は特に重要なイベントが多く予定されています。

先ずは明日はバーナンキFRB議長の議会証言が上院で予定されています。

改善傾向を示してきた雇用に対してどのような見方を示すのかが注目されます。

また、6月に期限の来る追加緩和第2弾(QE2)が延長されるのか、

あるいはその必要がないのか、

QE2後の金融政策の変更にも注目が集まります。



そして、ユーロ圏では2月のユーロ圏の消費者物価指数(CPI)が発表になります。

2ヵ月連続で2%を上回り、

ECB関係者からも金融緩和政策の変更を示唆する発言が相次いだことから、

再び2%を大きく超えるようだと「利上げ」に繋がる可能性が高いと観られます。

3日にはECB理事会が開催されることから、

場合によっては利上げに踏み切ることも考えられますが、

仮に見送られてもその後のトリシェ総裁の記者会見では、

利上げに前向きな発言内容になるものと予想されます。

その場合、ユーロがどの程度まで上昇するのか注目されますが、

ユーロ高はドル安に繋がることから、

ドル円では円高に振れる可能性もあり、注視したいところです。



ドル円は先週、2日続けて81円台半ばで下げ渋っています。

80円割れのイメージはないものの、

このところの円高傾向でテクニカルではドル下落傾向を示しています。

上記、ユーロが予想外の上昇を見せるようだと、円も連れ高になる可能性はありますが、

週末には2月の米雇用統計もあることから、

一気に80円を割り込む展開には至らないと予想します。

米雇用統計では既に、

9.1%の失業率と非農業部門雇用者数が19万人の増加との予想です。

2月は天候が概ね平年並みだったことと、

1月の同指数が3万6千人増加と、事前予想を大きく下回っていたことの反動もあり、

かなりの改善が予想されています。

予想値よりも上振れるようだとドル買いに繋がりますが、

その場合でも83円台後半が抜けるかどうか程度で、

ドルの戻りも現段階では限られそうです。



中東情勢の行方、バーナンキ議長の議会証言、

さらには週末の雇用統計と、今週の相場は材料的には十分動きそうです。

予想レンジとしては80-84円が中心的なところです。



また、このところ値動きの激しい豪ドルも、明日には政策金利の発表を控えています。

中東情勢の悪化から豪ドル円は先週一時、81円台後半まで急落しましたが、

すぐに切り返して、週末には再び83円台まで上昇してます。

商品相場が堅調なことと、利上げ期待感が根強いことが背景ですが、

これまで通り83-84円台は、一旦利益を確保しておくゾーンと思われます。










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