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 2011年09月 

ユーロ円一時104円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ギリシャのデフォルトリスクが高まっていることを背景にユーロ売りが

    止まらず、アジア市場では対ドルで1.35台割れ、対円でも103円台

    までユーロ安が進む。

  • NY市場では短期間でのユーロ下落に対する警戒感もでてユーロドルは反発。

    1.35台後半から1.36台でのもみ合いに。

  • ユーロ円などクロス円全般が売られたことで、ドル円は欧州時間に77円台

    を割り込み76円76銭まで下落したが、NYでは概ね77円台で推移。

  • ギリシャ国債を大量に保有するフランス大手銀行のBNPパリバやソシエテなどの

    格下げが検討されているとの報道があり、欧州株は軒並み下落。

  • NY株式市場も軟調に推移していたが、引け前45分で200ドル以上値を戻し、

    ダウは68ドル高で取引を終える。イタリア当局が中国の政府系ファンドにイタリア国債の

    売却を打診しているとの報道(フィナンシャル・タイムズ(FT))が背景。

  • 債券相場は反落。株価が大引けにかけて上昇に転じたことから価格は下落。

  • 金は大幅に反落。原油価格は大きな値動きがなく小幅高。







本日の注目イベント


  • 英   英8月消費者物価指数(CPI)

  • 独   ショイブレ独蔵相講演

  • 独   レスラー独経済相講演

  • 独   カタイネン・フィンランド首相とメルケル独首相、ショイブレ独蔵相の会談

  • 欧   8月輸入物価指数



    ギリシャのデフォルトリスクが日に日に高まりユーロが大きく売られる要因

    になっていますが、昨日の東京時間でもユーロ円が105円を割り込むと、

    ストップロスと思われる売りがでて、ユーロ円は40銭ほど一気に値を下げ

    ました。

    個人投資家は「10年ぶりのユーロ安」ということで買い向かっていますが、

    ギリシャ問題がくすぶり続けている限りユーロが大きく値を戻す可能性は低

    いと思われます。

    市場全体がややドル高に傾いているにも関わらず、ドル円ではそれ程ドル高

    が進まず、昨日などはクロス円の売りからドル円では円買いが進む場面もあ

    りました。

    これらの動きを観ると、クロス円の流れがドル円に影響を与える展開になっ

    ており注意が必要です。



    ユーロは買えないし、ドルへの信認も低下している中、豪ドルも徐々に値を

    崩してきました。

    昨日の海外市場ではユーロ安に引っ張られる形で豪ドル安が進み、対ドルで

    は約1ヵ月ぶりに1.02台半ばまで下落し、対円でも78円台まで下落し

    ています。

    昨日発表された貿易収支では黒字額が事前予想を下回るなど、景気の先行き

    が不透明になっていることも材料視され、一時後退していた「利下げ観測」

    が再び台頭してきました。

    豪ドル円は依然として78-82円のレンジで推移していると観ていますが、

    やや下方にバイアスがかかっているようです。

    ただ、利下げに踏み切るような状況にならない限り78円台以下は拾ってお

    きたい水準だと考えています。



    ギリシャのCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)は3600bpで取

    引を終えており、2年債利回りは57.91%まで上昇しています。

    保有しているギリシャの国債を一刻も早く手放そうと、売りが殺到している

    ことが背景ですが、同国の国債を多く保有している独仏の銀行の株が大きく

    売られ、これが株価全体の下落にも繋がっています。ドイツではすでに国内

    の銀行を支援する検討が行われているとの報道があり、フランスでもイワイ

    エ・フランス銀行総裁(BDF、中央銀行)が、フランスの銀行はギリシャ

    がどのような状況になろうと安全だ、との説明に躍起になっていました。

    ウォール・ストリ-ト・ジャーナル紙(WSJ)は、格付け会社ムーディー

    ズがフランスの大手3行の格下げを検討していると報じています。



    ドル円は昨日の欧州市場では76円台後半まで下落しましたが、市場のド

    ル高傾向に押される格好ですぐに77円台に乗せています。

    依然として上値は重いもののすぐに76円を割り込むような展開でもなさ

    そうです。

    しばらくは77円を挟む展開で、来週の重要イベントであるFOMCの結

    果を受けて動き出すのではないかと思われますが、これまでのバーナンキ

    議長の発言内容からすると何らかの手段を講じてくることは間違いないと

    思われます。

    ダラス連銀のフィッシャー総裁は、昨日改めてFRBによる追加的な金融

    緩和を支持しない旨を表明していますが、市場ではFRBが保有資産の中

    で短期国債を売却して長期国債に入れ替える「オペレーションツイスト」

    をやるのではないか、といった見方が有力です。

    このオペレーションを実施することで、住宅ローンや自動車ローンなどの

    市中金利の低下が見込めるわけです。

    ギリシャ問題から目が離せないことから、今週いっぱいは欧州サイドから

    ドルや円を眺め、来週には米国サイドからユーロや円を眺める、そんな展

    開が続きそうです。

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