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ギリシャ連立政権で首相交代か。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 10月の米雇用統計では失業率が若干改善し、非農業部門雇用者数は予想を

    下回ったものの、8-9月分が上昇修正されたことでドル買いがやや優勢に。

  • それでもドル円は78円台前半で値幅も伸びず小動き。

  • 一方ユーロドルは、1.38台からドル高に押され1.37台前半まで下落するも、

    その後再び1.38台に戻して引ける。

  • 株式市場は反落。欧州の混乱を巡る懸念から売りが優勢の展開。ダウは61ドル

    下落し1万2千ドルの大台を割り込む。

  • 債券相場は大きな値動きがない中、株安から若干買い物を集め上昇。

  • 金は3日ぶりに反落し、原油価格は続伸。

  • 混迷の続くギリシャでは連立政権が樹立し、新首相にパパデモス前ECB副総裁が

    就任すると同国紙トビマ紙が報じた。

  • 10月失業率 → 9.0%

  • 10月非農業部門雇用者数 → +8.0万人



本日の注目イベント


  • 日   9月景気動向指数

  • 独   独9月鉱工業生産

  • 独   ショブレ・独財務相講演

  • 欧   ユーロ圏9月小売売上高

  • 欧   ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)

  • 欧   シュタルク・ECB理事講演

  • 欧   バローゾ・欧州委員長講演




今朝の欧州からの報道によれば、混迷の続くギリシャでは連立政権樹立

で合意し、パパンドレウ首相は辞任、新首相に、前ECB副総裁のパパデ

モス氏が就任すると報じられています。

最大野党の新民主主義党(ND)のサマラス党首が、連立政権にはパパン

ドレウ現首相の辞任が条件との主張が受け入れられた格好になり、これで

ひとまず、EU、IMFへ公約した緊縮財政案を実行し易くなりそうです。



ギリシャ向け第6弾の融資にはEU、IMFも合意に達してはいるものの、パパ

ンドレウ首相の「国民投票を実施する」との発言から、「このままでは1セントも

融資できない」と欧州首脳からの発言が出るなど、今月中旬の融資実行が危

ぶまれていましたが、これで実行される見通しもたったと思われます。

それでも、危機の波はイタリアやスペインにも及ぶかどうか懸念され、今後は両

国の国債の利回りに注目が集まりそうです。

イタリア、スペインはともに来週にも国債の入札を控えており、この応札状況が今

後の欧州危機問題の収束に関しては大きなポイントにと捉えられそうです。



先週末の米雇用統計では、内容的には「強弱」の結果で為替市場への影響は

限定的した。失業率は若干改善し9%でしたが、依然として高水準です。

非農業部門雇用者数は市場予想の9万5千人~10万人を下回る8万人でした

が、8-9月分が大幅に上昇修正されたこともあり市場の一部には「雇用の改善

傾向が強まっている」といった楽観的な見方も出てきています。

先週のFOMC後の会見でバーナンキ議長は、米景気の改善ペースが「いら立

たしいほど緩慢だ」と述べており、米雇用の回復基調はまだ確認されていないも

のと思われます。



先週は、FOMC、G20、ユーロ圏首脳会合、さらにはギリシャの「国民投票」を巡

るゴタゴタなど重要なイベントが多くありました。

ちょうど1週間前の月曜日には「予想外」(?)の政府・日銀による大規模介入が行

われ、ドル円は75円台から一気に79円台まで押し上げられました。

しかし、その後のドル円は79円台への上昇もない一方、76円台への下落も無く、

再び膠着状態を見せ始めています。

ドルロングを抱えていた個人投資家の多くがポジションを決済する機会を得たもの

と観られ、今後ドルが下落した際には再び買いで攻める余地ができたように思います。



米経済指標の大幅改善がない限り80円台乗せはそう簡単ではないと思います。

もっとも、下値でも77円50銭辺りが重要で、今のところこの水準を試す動きにも至っ

ていません。

今週は引き続きEU財務相会合などが予定されていますが、特段重要な経済指標

もないことから、ドル円の膠着感がさらに強まることが予想されます。

一部には先週の介入以来ドル円の下値が切り上がっているとの指摘もありますが、

全体的にはまだ上値の重い展開が続きそうです。

「日足」では78円05-10銭辺りで「雲」の上限がドル円の下落をサポートしている

格好になっていますが、一方そのすぐ上値の

78円22銭あたりには「200日移動平均線」があり、こちらは頭を抑える形になってお

り、ここからも膠着状態が伺えます。



目先は上記水準をどちらに抜けるかを確認することとし、明確な方向性がつかみに

くい展開でしょう。従って、利益も早めに確定せざるを得ません。

同時に、依然として値幅の大きいユーロドルの動きからも目が離せません。ひとまず

落ち着きをみせそうなギリシャですが

これがユーロドルにどのような影響を与えるのか見極めたいと思います。

ユーロが対ドルで大幅に上昇するようなら、ドル円もやや円高に振れ、77円50銭を

試しに行く展開があるかもしれません。

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