ユーロ再び落し対円で100円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ギリシャの債務減免交渉が停滞していることや、ポルトガル国債の
    利回りが急騰していることを受けユーロが下落。ユーロドルは朝方のアジア
    市場の1.32台前半から、NYでは1.31台を割り込む。
  • 一方、米金利の低下などから円買いは活発となり、ドル円では昨年10月末以来の
    76円台前半まで円が上昇。対ユーロでも一時100円を割り込む。
  • 株式市場は大幅安で始まり、一時130ドルを超える下落だったものの、
    引けにかけてはハイテク株などに買いが入り、ダウは6ドルの小幅安で引ける。
  • 債券相場は続伸。先週の地合いをそのまま引き継ぎ、低金利が継続されるとの
    見方から買いが優勢となり、価格は上昇、金利は低下。
  • 金は4日続伸、原油は3日続落。
  • 12月個人消費 → +0.5%
  • 12月個人支出 → 0.0%
  • 12月PCEコア・デフレーター → +1.8%




本日の注目イベント


  • 日   12月失業率
  • 日   12月鉱工業生産
  • 独   独1月失業率
  • 欧   ユーロ圏12月失業率
  • 欧   バローゾ・欧州委員長講演
  • 米   11月ケース・シラー住宅価格指数
  • 米   1月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   1月消費者信頼感
  • 加   カナダ11月GDP





週明けの海外市場では、先週のFOMCでのゼロ金利政策の延長の影響が残り、

ドル円では円がジリ高の展開となる一方、ユーロドルでは「ユーロ安ドル高」が進み、

ユーロ円は1週間ぶりに100円を割る場面がありました。

ギリシャの支援問題では依然合意に達していないことや、ポルトガル国債が売られ、

金利が急騰していることなどを背景にユーロ売りが加速。

ユーロは買い戻しが優勢で1.32台前半まで上昇していたものの、

買い戻しが一巡したとの声も聞かれました。



一方円は、米金利の低下傾向が強まりドル先安観測が台頭する中、

ユーロも依然として先行き不透明との見方から、再び円に注目が集まり、

円買いが優勢になった模様です。

ドル円は一時76円21銭まで下落し、

昨年10月31日の政府日銀による大規模介入後の水準まで円高が進みました。

76円前半まで円高が進んだことで、

一部には「そろそろ介入があってもいい頃では」との期待もあるようですが、

米財務省が介入は支持しないと態度を明確にしたことで、

昨年10月とはやや状況がことなると考えておくべきでしょう。



ドル円は節目の76円50銭を割り込んだことで、徐々に上値が重くなりつつあります。

反発力は弱く、さらなるドル売り材料がでれば75円台に突入する可能性もありそうです。

問題はその水準でどの程度ドル買い需要があるかということと、

一方で「損出覚悟のドル売り」も出てくるものと思われ、介入観測も含めたチカラ関係です。

仮にドル売りが勝ったとしても

一気に75円を割り込む展開にはならないだろうと予想しています。

しばらくもみ合いが続き、その後に方向性が出てくるのでないでしょうか。



今回の円高局面は、積極的に円を買う動きではないと観られます。

先週のFOMC直前まではむしろ円が売られ易い地合いでした。

日本の貿易赤字や財政の問題がクローズアップされ、

欧州の次は日本のソブリン債がターゲットとのコメントも聞かれました。

また、消費税引き上げに関する議論も国会で始まり、

与野党を問わず反対論が根強いこともあり、円売り材料も多かったように思います。

そんな雰囲気を一気に変えたのが先週のFOMC声明文でした。



ゼロ金利政策は2014年後半まで延長するとの内容から、

市場にはややサプライズだったようです。

しかも、米景気回復は緩やかながら次第に回復基調を鮮明にし始めたにも関わらず

「追加緩和」の可能性も排除されなかったことで、

一層ドル離れを加速させたとも言えそうです。

ただ、今朝の新聞記事にもありましたが、2015年に消費税を10%まで引き上げても、

国債への依然度は変わらず国債の残高は増え続けることが確実の様です。

さらに、少子高齢化の傾向は変わらず、今後労働人口が急減します。

日本の総人口も減り続け、

高齢者の割合が急速に増えるということは経済成長の鈍化に繋がります。

試算は2030年以降の先の話ですが、既に人口減少は始まっているということと、

年金をはじめてとする社会保障もいずれ立ちいかなくなり、

「高負担低福祉」の時代はいずれやってきます。



ユーロドルが1週間ぶりに反落してきました。

買い戻しが一巡したとのこえもありますが、投機筋のポジションは減っていないことから、

それほど大幅な下落は望めないと考えていますが、

昨日のNY市場では1.3077まで売られ、1日で150ポイントほどの下落でした。

注目のEU首脳会議では事前に発表されていたように

「新財政協定」を25ヵ国で合意したに留まり、

メルケル首相も「トロイカが現在ギリシャで作業をしているほか、

銀行との交渉の結果も出ていないため、

ギリシャに関し踏み込んだ協議はしない」と語っています。

焦点は、今週にも合意する予定のギリシャと国際金融協会との交渉の行方と、

トロイカが調査しているギリシャの財政建て直しの進捗状況ということになります。












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ドル円76円台でもみ合い。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ユーロドルはギリシャ支援への楽観的な見方が広がったことや、
    米第4四半期GDPが予想を下回ったことでユーロ買いドル売りが優勢に。
    ユーロドルは一時1.3235まで買われ、約7週間ぶりの高値に。

  • ドル円もドル安傾向に引っ張られ、一時は76円65銭まで下落。
    2週間ぶりに76円台半ばを記録。米長期金利の低下も円買い材料に。

  • 株式市場は続落。10-12月GDPの伸びが予想に届かなかった
    ことが嫌気され、ダウは74ドル安と、この日の安値圏で引ける。

  • 債券相場は続伸し、10年債利回りは1.9%を割り込む水準まで低下。

  • 金は3日続伸し1730ドル台に。原油は小動きで前日比小幅に下落。

  • 10-12月GDP(速報値) → +2.8%

  • 1月ミシガン大学消費者信頼感指数 → 75.0


    本日の注目イベント


    • 独   独1月消費者物価指数(速報値)

    • 欧   ユーロ圏1月消費者信頼感

    • 欧   EU首脳会議(ブリュッセル)

    • 欧   イタリア国債入札

    • 米   12月個人消費

    • 米   12月個人支出

    • 米   12月PCEコア・デフレーター



    ドル円はNY市場で76円65銭まで「円高ドル安」が進み、市場では再び
    ドル円の下値を探る展開になってきました。
    先週水曜日発表のFOMCで、低金利政策を2014年後半まで延長したことで
    市場の雰囲気が大きく変わったことが背景です。
    バーナンキ議長は会見でも、必要ならさらなる追加緩和を示唆し、市場に
    「今後も低金利維持に対する強い意思」を示した格好となり、これが米長期金利の
    低下に繋がり、ひとまずドル売りで反応したといった状況です。
    78円29銭を記録した直後に声明文が発表され、市場の雰囲気が、
    がらっと変わったとも言えます。
    ドル円は77-78円のレンジで推移すると予想していましたが、米金利の低下が
    予想以上だったことで、ドル円も76円台半ばまで下落し、ドルの底値を探る展開です。

    先週前半まではどちらかと言えば「ドルが堅調」に推移しており、ドル円は78円台の
    半ばを抜けるかどうかを試している展開でしたが、これでまた元の水準に戻ったこと
    になり、今後もし下値も底堅いという流れになれば、再び膠着状態になる可能性も
    あります。
    米政策金利の引き上げは2014年後半までないことが確認されたわけですが、
    今後は米景気がどの程度まで回復してくるのかを睨みながら一進一退が続くように思えます。
    先ずは今週末の雇用統計で、失業率の低下傾向が続いているかどうかが注目されます。

    ギリシャの債務減免交渉では、民間団体側もギリシャ政府側も「合意は近い」との
    メッセージを配信しています。
    問題の表面利率(クーポン)では、債権者側がギリシャ側の要求を受け入れた
    格好になりそうで、30年物新発債で3.6%の金利水準になりそうだとの報道も
    あります。
    ギリシャのベニゼロス蔵相は「最終的な債務交換に関する合意が今後1週間に
    成立するだろう」との楽観的な見通しを述べています。

    ただ、ドイツの有力紙は、メルケル首相率いる、キリスト教民主同盟(CDU)党首の
    話として、「ギリシャが合意した調整プログラムを実行しなければ、追加支援はあり
    得ない」との談話を掲載しており、今後トロイカがギリシャの債務削減状況の精査を
    実施し、計画通りに進んでいない場合には、融資が実行されない可能性を示唆
    していることもあり注意が必要です。

    一方本日から行われるEU首脳会議の内容も徐々に明らかになってきており、財政
    規律を守るための新条約の概要や、違反した場合の罰則規定なども明らかになって
    きました。
    内容的には、昨年末のEU首脳会議で英国を除く26ヵ国で合意した内容に沿った
    もので、ドイツの意向が色濃く反映されている内容と言えます。
    財政規律を最優先したことで、今後の高債務国の支援体制など抜本的な解決策を
    示されないまま時間が経過してます。

    ユーロドルは、ギリシャの債務交渉が合意に近いことから1.32台まで買い
    戻されてはいますが、1.32-1.35にかけては、多くの市場参加者が
    「ユーロの戻りを売りたい」と考えていると思われます。
    現在「8時間足」では重要な200日移動平均線にかかっているところで、
    この水準を明確に上抜けできるのかどうかがポイントになりそでうすが、
    仮に上抜けできても、その上には「日足」では比較的厚めの雲が控えています。
    この雲を完全に抜けるには相当なエネルギーが必要と見られます。

    ドル円は76円65銭まで下落しましたが、重要な節目の76円50銭は割り込んでいません。
    今月第3週あたりでは、76円60-70銭を何度も試しながら抜けなかった水準で、
    ここが抜ければ75円台も見えてくる可能性が出てきます。
    今回の低金利政策の延長がこの水準を割り込むほどのパワーがあるのか、
    あるいは再び76円50銭-77円50銭のレンジに戻っていくのか今週末の雇用統計
    発表後には判明しているものと思います。
    既に77円台が重いものと思われ、上値を切り崩していくのも結構時間がかかりそうです。

ドル円再び77円台前半を試す。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 前日のFOMC声明で低金利政策を2014年後半まで継続するとの

    発表を受けて、市場ではドル安の効果が鮮明。

  • ドル円は前日78円28銭までドル高が進んだ後、声明文を受け急落。

    その後77円後半でのもみ合いが続いていたが、昨日のNY市場では失業保険

    申請件数の悪化などが嫌気され77円台前半までドル安が進む。

  • ユーロドルでもユーロ買い戻しが進み、欧州市場では1.3183まで

    ドル安ユーロ高が進み、約5週間ぶりのユーロ高水準を付ける。

  • ドル安は対豪ドルでも進み、欧州市場では1.0686まで買われ、こちらは

    昨年10月末以来3ヵ月振りの豪ドル高に。

  • 米金利の低下傾向を背景に、市場ではリスク許容度が増し、高金利通貨への

    資金の流れが続いている。

  • 株式市場は反落。低金利が長期にわたり継続されることから、収益環境が改善しない

    との見方から銀行株を中心にダウは22ドル安。

  • 債券相場は続伸。7年債入札が好調で低金利が継続を背景に買い物優勢となり、

    10年債利回りは低下。

  • ドルが売られたことで、金は大幅続伸。原油価格も小幅ながら上昇。

  • 12月耐久財受注 → +3.0%

  • 12月景気先行指標総合指数 → +0.4%

  • 週間失業保険申請件数 → 37.7万人

  • 12月新築住宅販売件数 → 30.7万件

  • 1月カンザスシティ連銀製造業指数 → 7




本日の注目イベント


  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(12/20,21日分)

  • 日   12月消費者物価指数(CPI)

  • 欧   ユーロ圏12月M3

  • 欧   イタリア国債入札

  • 米   10-12月GDP(速報値)

  • 米   1月ミシガン大学消費者信頼感指数





前日のFOMCによる低金利政策の延長は市場に予想以上の効果をも

たらしているようです。

現行の低金利を「少なくとも2014年後半まで継続」することを決定した

ことで、リスク資産が買われる展開が加速し、低金利の安全資産が売

られる展開です。

豪ドルやNZドルなどが堅調に推移し、これらの通貨はあらためて金利

水準や、格付け、さらには相対的に景気がいいことなどが見直され、

資金流入が続いているようです。

日本の機関投資家も、昨年12月から今年にかけて欧州債券を売却し

た資金を豪ドル債などに振り向けているようで、これに伴い「豪ドル買

い円売り」の取引も活発になっています。



米金利の引き上げの時期がさらに遠のいたことや、バーナンキ議長

が追加緩和の実施の可能性にまで言及したことで、市場で高まって

いた「ドル円」の反発期待に冷や水を浴びせられた格好となり、昨日

のNYでは77円29銭までドルが売られ、再びものと「指定席」に戻っ

たようです。

ドル円は一時78円台前半まで上昇し、昨年11月29日日以来の水

準を回復しましたが、そこからはFOMC声明文の影響からドル売り

が加速し、「やはり78円台は重い」という印象だけが残ったイメージ

です。

78円30銭という重要な節目を抜けきれなかったということも、昨年

11月29日と同様な値動きとなり、さらに上値の重さを増幅する結

果になっています。

今後は、再び先週まで続いた77円を挟む展開になるのか、ある

いは77-78円にレンジでもみ合うのか、判断にはもう少し時間が

必要です。

注目の「月足」のチャートでは現時点ではローソク足は「陽線」を

維持しており、2月に入っても77円で推移するのであればトレンド

ラインを上抜けする可能性も残されています。



欧州問題がやや小休止していますが、ギリシャの債務減免交渉

では進展があったとの報道があります。

新規に引き渡す国債の表面利率(クーポン)を巡って交渉が中

断されていましたが、ギリシャ側が要求する3%と、国際金融協

会(IIF)が主張する4%で、隔たりがありましたが、金融協会側

が譲歩し、「3.75%」の水準を提示したとの情報です。

国際金融協会も「若干の進展があった」ことを明らかにしています。

交渉は本日も継続されることから、「合意」は近いものと思われます。



ユードルは1.26台の大底から1.31台後半まで約550ポイントの

反発を見せ、堅調に推移しています。

ユ-ロ円も含め、「ショート」でつかまっている投資家も多いのでは

ないでしょうか。当社のポジション状況(ディールスコープ)を観て

も、ユーロドルでは売り持ちが買い持ちの約2倍になっており、

ネットで「ショート」に傾いています。



ユーロドルの上値のメドは1.32台前半から半ばと、予想しています。

「8時間足」の重要な移動平均線や「日足」の雲がこの水準に集ま

っており、上昇時にはある程度の「抵抗」を見せるのはないかという

のが理由です。

一方でショートが溜まってきているため、昨年末から今月半ばまで

のようなユ-ロの急速な下げは見込めないのではないかと思います。


朝の6時はこれまで真っ暗でしたが、ようやく東の空が茜色(あかね

いろ)に変化してきたことに気づきました。

良い週末を・・・・。

FOMC低金利政策をさらに継続。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • アジア市場での流れを受け、ドル円は上昇し一時78円28銭まで
    反発したものの、FOMC声明文を受け反落。77円半ばまで売られ、
    77円70銭近辺で引ける。
  • ユーロドルも欧州市場ではドル高の流れから売られ、1.29台半ば
    まで下落したものの、FOMC声明文をきっかけに反発。1.31台まで
    上昇し、約1ヵ月ぶりの高値に。
  • 豪ドルもユーロ同様反発。豪ドル円は約3ヵ月ぶりに82円台半ばを記録。
  • FOMC声明文では、これまで政策金利の引き上げ時期については2013年
    半ばとしていたものを、「少なくとも2014年後半まで」としたことでドル売りが
    加速。
  • 株式市場は軟調に推移していたが、上記声明文をきっかけに上昇に転じ、
    ダウは83ドル高の1万2750ドル台で引け、昨年5月以来の高値を記録。
  • 政策金利引き上げ時期が延長されたことで債券相場は急騰。10年債利回りは
    2%を割り込む。
  • 金は大幅に続伸し1700ドル台を回復。原油価格も小幅ながら続伸。
  • 11月住宅価格指数 → +1.0%
  • 12月仮契約住宅販売指数 → -3.5%





本日の注目イベント


  • 豪   シドニー市場休場(オーストラリアデー)
  • 独   独2月GFK消費者信頼感調査
  • 欧   イタリア国債入札
  • 米   12月シカゴ連銀全米活動指数
  • 米   12月耐久財受注
  • 米   12月景気先行指標総合指数
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   12月新築住宅販売件数
  • 米   1月カンザスシティ連銀製造業指数





注目された今回のFOMC声明文では、

異例の低金利は「少なくとも2014年後半まで」据え置かれることが判明。

声明文は「委員会は非常に緩和的な金融政策スタンスを維持する方針だ」とし、

「低レベルでの資源活用と中期的には落ち着いたインフレ見通しを含む経済状況が、

少なくとも2014年遅くまではFF(フェデラルファンド)金利の異例な低水準を

正当化する可能性が高い」と述べています。



昨年には現在の低金利は「2013年半ばまで維持」されることが確認されていましたが、

今回のFOMCではさらに低金利が長期間にわたり維持されることになったことで、

各金融市場に大きな影響を与えています。

ドル円は一時78円28銭まで上昇し、

非常に重要な78銭30-40銭の水準を試す手前までドルが買い戻されましたが、

FOMC声明文を受け77円台半ばまで急激に押し戻されました。

上記水準を完全に上抜けすれば、ドル円のもう一段の上昇も期待できましたが、

やはり市場参加者はこの水準を意識していたようで、

「一旦はドルを売っておこう」という動きも多かったように思います。

低金利の継続は日米金利差の縮小に繋がり、ドル売り材料と捉えられたことになります。



上記水準はテクニカル的にも重要で、

「日足」の200日移動平均線がこの位置にあり、上値を抑えています。

従って、この水準が抜ければ「ドル高への転換」の、

最初の一歩と考えることもできそうな重要な水準でした。

ドル円は77円半ばまでは押し戻されましたが、

それでも下値では重要なサポートである77円50銭を割り込んではいません。

78円台が再び重くなる懸念はありますが、

上記77円50銭を下回らない限り78円台を再度トライする可能性はあると思われます。

もしその水準を下回るような展開になると、

77-78円のレンジでもみ合うことになりそうです。



今回のFOMCで現行の低金利政策がさらに長期間継続されることから、

株式市場にとっては好材料となり株価を押し上げており、

債券市場ではこれもプラス材料となり価格が上昇しています。

一方ドルにとっては、マイナス材料となりドル売りで反応しています。

結局、政策金利の長期間にわたる据え置きを決めたことで、

「金融緩和」を実施したと同じような効果がでたと言えそうです。

しかしそれでもバーナンキ議長は「インフレ率が目標を下回り、

失業率が極めて緩慢なペースで低下する状況が続く場合は、

われわれの枠組みの論理に従えば、追加措置の方法を探るべきだということになる」と

述べており、「QE3」の可能性を排除しませんでした。

今後さらに個人消費支出と失業率には注目していかなければならない状況です。



ユーロ円は102円目前まで買い戻されています。

底値から約5円戻したことになりますが、

今後さらに上昇しても102円半ばから後半くらいの水準が一杯ではないかと観ています。

「8時間足」から「日足」ではそのレベルからは抵抗しそうなシグナルが多くあることと、

欧州債務問題はひとまず小休止している状況で、劇的に改善するとも思えないからです。

また、ギリシャの債務減免交渉の行方も気になるところです。

仮にIMFが資金増強を行いセ-フティネットが構築されても、

欧州の景気減速は避けられない状況です。

財政状況だけではなく、景気というマクロの面からもユーロの先行きは

依然として暗雲が立ち込めていると考えています。












ドル円約1ヵ月ぶりに77円台後半。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は一時77円85銭まで「円安ドル高」が進み、昨年12月29日
    以来の水準を記録。円はその他主要通貨に対しても売られ、ユーロ円は
    101円台前半まで上昇。
  • 本日発表される貿易統計で2011年通期で貿易赤字に陥るとの見通しや
    日銀が2012年度のGDPを下方修正したことが材料視された。
  • ユーロドルは比較的小動き。ギリシャの債務減免交渉は依然難航しているものの、
    材料としては市場に織り込まれつつあり、反応は限定的だった。ユーロドルは
    1.29台半ばから1.30台前半で推移。
  • 株式市場は朝方からさえない展開。ギリシャの債務問題が難航していること
    から、売り優勢となりダウは33ドル安。
  • 債券相場は株価が下落したことや、FOMCを控え大きな動きは無く価格は上昇。
  • IMFは世界経済の見通しを発表し、欧州はマイナス成長へ下方修正。
  • 金、原油はともに下落。ギリシャの債務問題交渉が難航していることが
    嫌気された。
  • 1月リッチモンド連銀製造業指数 → 12





本日の注目イベント


  • 豪   豪第4四半期消費者物価指数
  • 日   12月貿易統計
  • 独   独1月ifo景況指数
  • 独   ドイツ30年債入札
  • 英   英10-12月GDP
  • 英   BOE議事録
  • 米   11月住宅価格指数
  • 米   12月仮契約住宅販売指数
  • 米   FOMC





77円を挟んで方向感の無いドル円でしたが、

76円50銭-77円50銭のレンジを抜け、ようやく動きが出てきました。

今週月曜日の「今日のアナリストレポート」内の「最近のトレンド」では、

上記取引レンジが抜けるとしたら77円50銭に期待したい、と記述しましたが、

ドル円は昨年12月29日以来の77円台後半まで反発しています。



米景気の緩やかな回復がその予想の背景ですが、

昨日の日銀総裁の会見でも日本の景気回復がずれ込むとの認識が示され、

これが売りに繋がった面もあります。

さらに本日発表される昨年12月と2011年の貿易統計では、

年間を通しての貿易赤字が確実視されていることも円売りに働いた様です。

ただ、いずれも予想されていたことで「目新しい材料」ではありません。

市場がこれまでとは若干異なり、

日本のファンダメンタルズにも目を向けてきたというところでしょうか・・・。



むしろ今後のドル円を観る上では、

消費税引き上げが政府与党の計画通り議会を通過するかどうかの方がより重要です。

「社会保障と税の一体改革」では消費税論議が先行している面もあり、

今後議会で紛糾する可能性が十分あり、成立を巡って最後までもつれる可能性があります。

「消費税引き上げ」は既に国際公約で、

仮に2015年10月に10%との計画が先き送りになるようなら、

円売りが加速するものと予想されます。

現在欧州が揺れ動いている「債務問題」が、いよいよ日本にも及び、

投機的な円売りの材料にされるからです。



ドル円は昨日のNY市場では、77円50銭以上の

「ストップ・ロスのドル買いオーダー」をこなし、77円85銭まで上昇しました。

この上昇で、「日足」以下の短いチャートでは重要なレジスタンスポイントは

全て上抜けしています。

目先重要なポイントは、「日足」の200日移動平均線のある

78円35-40銭ということになります。

先ずは78円乗せを目指し、その後上記水準をクリアできれば

相場の転換に繋がる可能性もでてきます。



しかし、そうはいってもなかなか反発しないのがドル円です。

それ程簡単でないことは、これまでの4年半で確認済みです。

特に78円台は非常に重く、相場観的にも相当なドル売りが出てくると思われます。

しかし、時間をかけながらゆっくりとドルが上昇することは十分考えられます。

特に「月足」のドル円では、長期のトレンドラインが現在の相場水準近くにあり、

このままのレベルで2-3ヵ月推移すれは「上抜け」が完成する状況です。



「上値は重い」と予想している市場参加者も、

さすがに「月足」のトレンドラインが上抜けすれば相場観を変えざるを得ません。

もちろん、このまま75円を下回る円高水準が無いという条件が付きますが、

ここは注目しておく必要があろうと思います。

膠着状態だったドル円にもやや動きが出てきたと言った段階ですが、

ドル円のボラティリティー(変動率)にも少しづつ変化も見えてきています。

臨戦体制だけは準備しておくべきです。



ユーロドルの相場にはそれ程影響を与えてはいませんが、

ギリシャの債務減免交渉は依然として難航しています。

額面を減額して新たに引き渡す際の金利水準が折り合わずに、

交渉が進んでいないようです。

ギリシャ側は3%を主張し、民間銀行団は4%を主張していると伝えられていますが、

同国のベニゼロス財務相は、交渉は2月1日までに完了する計画だ、と述べています。

また、金利水準についても同財務相は

「新規債のクーポン(表面利率)は最重要要素だ」として、

正式な債務交換提案は2月13日だと説明しているようです。(ブルームバーグ)

ギリシャを巡る問題では「最終的にはデフォルトは回避できる」と言った

雰囲気が支配的になっていますが、まだ予断は許しません。

ギリシャが計画通り財政赤字削減を進めることができるかどうかも問われます。















ユーロ買い戻しで、対ドルで1.30台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 欧州市場からユーロの買い戻しの流れが活発となり、NY市場でも
    その勢いが継続し、ユーロドルで1.30台半ばまで値を戻す。
  • ギリシャの債務減免協議は来月13日まで時間的猶予があることから、
    現状では市場は楽観的に見ていることから影響は限定的に留まる。
  • IMFなどがギリシャの追加支援を考えていないとの趣旨の一部メディアの
    報道などでユーロドルは上値が重くなるものの、1.30台を維持したまま引ける。
  • ドル円はユーロ円につられ77円台に乗せ、その後77円を挟んだ展開に。
  • NYダウは小幅に反落。欧州の動きやFOMCを控え、利益確定の売りが出る。
  • 債券市場は4日続落。利回りは上昇。
  • 金は続伸。原油は反発するも100ドルには届かず。





本日の注目イベント


  • 独   独1月製造業PMI
  • 独   独1月非製造業PMI
  • 独   ワイトマン独連銀総裁講演
  • 欧   EU財務相会合
  • 欧   ユーロ圏1月製造業PMI
  • 欧   ユーロ圏1月非製造業PMI
  • 欧   スペイン国債入札
  • 欧   バローゾ欧州委員長、シュルツ欧州議会議長会談
  • 米   1月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   FOMC(25日まで)
  • 加   カナダ11月小売売上高





ユーロの買い戻しからユーロドルでは1.30台半ばまで値を戻しました。

先週からユーロのショートカバー(買い戻し)の流れが起き、

安値から見れば昨日までで約400ポイント上昇しています。

やはり大量のショートポジションの巻き戻し、ストップロスを巻き込んだ買い戻しの勢いは

欧州債務危機に大きな進展が無くとも、ユーロ買いが優勢になってしまいます。



昨日もギリシャの債務交換の協議も合意には達しませんでしたが、

ギリシャ財務省は一部報道で

「自主的な債務交換条件の提案期限は2月13日」と発表しており、

期限までには猶予があるため、市場の反応は大きくユーロ売りに動きませんでした。

今朝のオセアニア市場でも、ユーロドルは1.30台をまだキープしております。



本日はイベントが多いので材料次第では、1.32台まで上昇余地ありと見ています。

テクニカルでは日足、週足のローソク足がトレンドラインを抜けて、

上昇を示唆しているのと、30分足、1時間足などでは依然、

明確な売りシグナルは出ていませんので1.32台も視野に入れています。

もちろん、ユーロにとって悪材料のニュースや要人発言が出れば、

テクニカルに関係なしにいつでもユーロ売りが再燃します。

しかしながら、1.30台前半が天井かもしれないという考えもあります。

4時間足の240日移動平均線や8時間足の120日移動平均線に

抵抗されているのが確認できます。

後は、日足の一目均衡表の遅行スパンがローソク足を抜きそうな位置で推移していますが、

上昇、下落の場合でも今後の方向を示唆する指標と見てもいいのではないでしょうか。



ドル円は相変わらずの中、FOMCを控えていますので

値動きには期待は待てそうもありません。

ユーロ圏の債権市場、決算発表が期待される米株式市場の動きに注意しつつ、

ユーロドルの先行きに注目です。















ユ―ロ反落。対円で100台維持できず。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 買い戻しが優勢で反転基調だったユーロは反落。

    ギリシャの債務減免交渉が進んでいないことや、米住宅関連指標が

    好調だっだったことからドル買いユーロ売りが進み、1.28台後半まで下落。

  • ドル円もアジア市場では77円台を維持できていたものの、

    ユーロ円が売られたことにつられ、ドル円でも円買いが優勢となり

    76円92銭まで下落。

  • 株式市場は4日続伸。金融株やマイクロソフトなどのハイテク株が

    相場をけん引。ダウは99ドル上昇し、1万2720ドルに。

    昨年高値に100ドルを切る水準まで回復。

  • 債券相場は3日続落し、10年債利回りは2%台まで上昇。

  • 金は反発し1664ドル台に。原油価格は3日続落し98ドル台まで下落。

  • 12月中古住宅販売件数 → 461万戸



本日の注目イベント


  • 豪   豪第4四半期生産者物価指数

  • 日   日銀金融政策決定会合(1/24まで)

  • 欧   ユーロ圏1月消費者信頼感

  • 欧   メルケル・独首相講演



ユーロドルは1.30近辺、ユーロ円は100円台まで反発した先週末でしたが、

もう一段の上値を追う勢いも無く、NY市場では反落して引けています。

基本的にはショートの買い戻しが主体で、新規に買い持ちに転じた取引は

少なかったのではないでしょうか。

IMFが支援資金を1兆ドル規模に増額するとの「好材料」などにショートポジ

ションが炙り出され、買戻しが加速したことが主因でした。



ギリシャの債務減免を巡る大詰めの交渉では、債権者団体の国際金融協会

(IIF)と、新しく引き渡す国債の金利水準(クーポン)を巡り折り合いがつい

ていないようで、22日の段階では合意に達していない模様です。

今後電話での会談が継続されるようですが、もし最終的に合意にいたらない

ようだと、EU、IMFはギリシャに対する追加資金を実施しない可能性があり、

ギリシャは即資金ショートに陥ることになります。

145億ユーロ(約1兆4000億円)にのぼる大量の国債の償還の期日は3月

20日であることから、まだ時間的な猶予はありますが、ここを乗り切れるかど

うかが最大の「ヤマ場」と見られm、ユーロ相場にも大きな影響を与えること

になります。

ユーロは対ドルで1.26台前半から約350ポイント、対円でも97円半ばか

ら約3円ほど値を戻しましたが、これである程度「健全な調整」が終わった

と観ることができそうです。



暫くは欧州情勢を見ながら1.25-1.30のレンジ内での取引が続きそう

です。

イタリアやスペインなどが国債入札を無難にこなし、欧州に対する以前ほ

どの危機感は後退してはいるものの、今週から来週にかけては再びイタ

リア、スペイン、さらにドイツの国債入札が予定されています。この入札結

果を睨みながら神経質な相場展開は続くものと観られます。



これまでは欧州からの情報が余りにも多く、「欧州一辺倒」の相場展開が

続いてきましたが、さすがに今週は米国にも目を向ける必要があります。

24-25日には今年最初のFOMCが開催されます。

政策金利等の変更はないものと思われますが、今回からFOMCメンバー

の政策金利予測も発表されることになっています。

この件に関してFRBはすでに声明を発表しており、2つにグラフを公表す

るとしています。



1つ目は、FOMC参加メンバーが予想するFRBの最初の利上げの「年」

を示す棒グラフとのことです。

2つめは、FOMCの参加メンバーが今後3年間の末時点と、より長期にわ

たる適切なフェデラルファンド(FF)金利の目標の予想を示すグラフです。

FRBはこれまでより政策の透明性を図り、市場に「適切なメッセージ」を送る

ことを主眼に、今回の変更に踏み切ったわけです。



FRBは昨年、「2013年半ばまで現在の低金利性政策を継続すると」との

声明文を発表しており、市場に明確な金利政策のスタンスを明示しています。

今回初の試みで、利上げの時期が更に遠のいて来るようだと市場はドル

売りで反応する可能性もあり、注意が必要です。

米国では雇用の改善も緩やかに回復しており、政策金利の引き下げをさら

に先に延ばす必要性も無いように見受けられますが、「欧州問題が最大のリスク」

との認識は変えておらす、2013年半ばとしている現在の金利引き下げ時

期を、さらに先送りする可能性は否定できません。



仮にさらに先送りになるようなら、ドル円でのドル売り材料と捉えられます。

先週ドル円は今年初めて77円台に乗せ、一時77円32銭までドル高に

転じましたが、上値の重さは依然変わらず、78円台は「近いようで遠い」

距離です。

注意したいのは、明日から始まる通常国会での「社会保障と税の一体

改革」議論です。

与党民主党は事前に野党との協議を望んでいましたが、野党自民党

はこれを拒否。「本会議で堂々と議論する」ことになっています。

野田総理は政治生命をかけても消費税を引き上げの道筋をつけると

言っています。これはもはや「国際公約」であり、避けては通れません。

万が一野党の反対で、消費税引き上げが先延ばしになるようなら、

円売り材料として捉えられることになりそうです。

欧州の債務問題が標的となり、通貨ユーロが売りこまれてきたように、

日本の財政再建が遅れることで今度は円が標的にされることも考えら

れるからです。

ただ、特段の材料がなければ76円50銭-77円50銭のレンジを抜

けないのではないかと予想しています。

ユーロ買い戻し活発。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ユーロは大幅に反発し、対ドルで1.30台目前までユーロ買い戻し
    が進む。スペイン国債の入札では目標上限を上回る資金調達に成功。
    欧州債務危機が封じ込められるとの楽観論が強まったことが背景。
  • ユーロドルはアジア市場から底堅い動きが続き、欧州時間には1.29台
    に乗せ、NY時間ではさらに上値を切り上げた。
  • ドル円はユーロ円の買い戻しに引っ張られる形で「ドル高円安」に。
    一時77円32銭まで上昇し、昨年末以来の77円台乗せを示現。
  • 株式市場は3日続伸。好調な決算発表や週間失業保険申請件数が
    大幅に減少していたことなどが買い材料に。ダウは45ドル上昇し、
    昨年7月22日以来の高値を記録。
  • 債券価格は大幅に下落。雇用市場の改善傾向と、欧州債務危機の
    一服から売られ、10年債利回りは一気に1.97%台まで上昇、
    今年最大の上昇幅に。
  • 金、原油はともに小幅な下落。
  • 12月消費者物価指数(CPI) → 0.0%
  • 12月住宅着工件数 → 65.7万件
  • 12月建設許可件数 → 67.9万件
  • 週間失業保険保険申請件数 → 35.2万件
  • 1月フィラデルフィア連銀景況調査 → 7.3

本日の注目イベント

  • 日   景気動向指数(改定値)
  • 欧   独仏首脳会談(ローマ)
  • 英   12月小売売上高
  • 米   12月中古住宅販売件数
  • 加   カナダ12月消費者物価指数

先週来、投機筋の記録的なユーロの売り持ちに警鐘を鳴らし、もし本格的な買い戻しに
入れば、ユーロドルで1.30前後、ユーロ円でも100円程度までの戻しもあり得るとの
コメントを載せてきました。
そのため「突っ込みすぎの売り」には注意が必要ですとも書いてきました。

昨日の海外市場では、ほぼその水準まで反発しており、投機筋のユーロ買い戻しが
極めて活発だったことが観て取れます。

焦点はスペインと、フランスの国債の入札でした。

スペインは目標発行額45億ユーロ(約4500億円)に対して、
66億1000万ユーロ(約6600億円)の資金調達に成功し、調達コストは先日の
格下げ前より低くなりました。
同様にフランスも入札を順調に消化しており、調達コストも低下し「好調な入札」結果と言えます。

今回の入札は先週末、格付け会社S&Pが欧州9ヵ国の格付けを一斉に引き下げた
後だっただけに、その入札結果が注目されていました。
とりわけフランスは「AAA」(トリプルA)から1ノッチ引き下げられ、最上級格付けを失った
後だけに注目度も高かったようです。
両国の入札が好調だったことで、ユーロ買い戻しが加速し、ユーロは主要通貨に対して全面高の展開でした。

まさに相場の反転は「相場観とポジションが、極端に偏った時に起こる」ことを、
実際に示した格好になりました。

問題はここからです。

ユーロドルが1.30台の乗せ、さらにもう一段上昇に向かうのか、あるいは、買いが一巡し
再び下落基調に戻るかを見極める必要があります。
ユーロドルは底値の1.2617から約350ポイントほど反発しました。

ショートポジションはかなり解消されつつあると観られます。

本日発表される今週17日(火曜日)のポジション状況では、それほど減少してはいないはずです。

ユーロが本格的に上昇に転じたのはその翌日だったことから、18日から今日までの
ポジションでは相当な変化があるはずです。
投機筋のポジションはさておき、欧州の債務危機問題がこれで封じ込められるかどうかが問題です。
個人的は、そう簡単にはこの問題は解消されないと考えます。

IMFの融資能力強化についても、2月24ー25日にメキシコで行われるG20での合意を
目指しているだけで、まだ不透明です。
来週のG20財務次官会議で事前に協議されることになっていますが、紆余曲折があるかも
しれません。

特に米国の出方が注目されます。

米国は当初から資金の拠出には応じないと宣言しており、国内の財政事情を考えたら当然です。

自分の国の台所が「火の車」なのに、他人の台所の面倒をみる余裕はないというのが本音でしょう。

しかも、IMFが支援資金を1兆ドルにしても「問題解決にはならない」との立場を示している
ことから、資本増強そのものが滞る可能性もないわけではありません。

さらに昨日の欧州の債券市場を観ると、「ギリシャの次はポルトガルだ」といった思惑も見られそうな状況です。

ポルトガルの10年債は前日比2.76%も急騰し、利回りは13.4%で取引を終えています。
今後は、スペイン、イタリアだけではなくポルトガル国債の利回りにも目配せが必要のようです。
ユーロは、もう少し上昇余地があるかもしれませんが、ここからのさらなる大幅上昇の
可能性は少ないと思われます。
テクニカルでも、昨日は「4時間足」の重要な120日移動平均線は上抜けしましたが、
その上には200日があります。
現在は1.2997にあることから1.30前後は重要な節目となりそうです。

さらに、「8時間足」では1.30台半ばに120日移動平均線があり、レジスタンス・ポイントが
多く控えています。
ユーロ円、ユーロドルともに「売り場探し」の展開になると予想しますが、相場は何が起こるか分かりません。
想定外の動きもありえると言うことは肝に銘じておくことです。


依然ユーロ買い戻しが優勢。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ユーロは主要通貨に対して買い戻しが優勢な展開に。
  • IMFが融資能力の増強のため、最大5000億ドル(約38兆4千億円)の
    調達を目指すとの報道からユーロは続伸。
  • 対ドルでは1.28台後半、対円でも98円後半までユーロ高が進む。
  • 欧州債務危機への支援体制強化に繋がることからリスク回避の動きも
    一服。ドルは幅広く売られたが、ドル円での円買いは限定的だった。
  • 株式市場は朝方から堅調に推移。米住宅指標の改善などを材料に株価は上昇。
    ゴールドマンの決算も、1株当たり利益が好転していたことが好感され、
    ダウは96ドル高。S&P500は昨年7月以来の1300超え。
  • 債券相場は3日ぶりに反落。欧州債務危機の拡大見通しが後退したことで
    リスク回避の流れにやや変化が出、債券価格は下落、金利は上昇。
  • 金価格はドルが売られたことで続伸、原油は小幅に反落。
  • 12月生産者物価指数 → -0.1%
  • 12月鉱工業生産 → +0.4%
  • 12月設備稼働率 → 78.1%
  • 1月NAHB住宅市場指数 → 25




本日の注目イベント


  • 豪   豪12月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏12月経常収支
  • 欧   ECB月例報告
  • 欧   スペイン国債入札
  • 欧   フランス国債入札
  • 米   12月消費者物価指数(CPI)
  • 米   12月住宅着工件数
  • 米   12月建設許可件数
  • 米   週間失業保険保険申請件数
  • 米   1月フィラデルフィア連銀景況調査
  • 米   10ー12月決算発表 → バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー





ユーロドルは結果的には上昇して引けましたが、神経質なで荒っぽい相場展開でした。

1.27台半ばからじり高に転じたユーロドルは1.28台が重そうな展開を見せましたが、

欧州時間帯ではIMFが融資能力を1兆ドルにするとの報道から急伸。

1.28台半ばまで上昇したものの、そこからは再び1.28台前半まで下落しながらも

じり高となり1.2867まで買い戻され高値圏で引けています。



根底にはショートポジションの積み上がりがあるせいか、

「2歩前進、1歩後退」の展開でした。

同時に、ユーロ円でも買い戻しが優勢となりユーロ円は98円台後半まで上昇。

断続的に買い戻しが入ったため「ユーロドル」ではドル安ユーロ高が進んだものの、

「ドル円」ではそれ程円高は進んでいません。

ユ-ロ円の買い戻しが「ドル円」での円売り圧力に働いたものと思われます。



先週10日時点で15万5千枚を超すユーロ売りのポジションが膨らんでいたことが、

昨日のIMFの資金増強や、前日のEFSF債を含む欧州国債入札の好調をきっかけに、

ユーロを買い戻す動きが活発化したものと推測できます。

また、「欧州9ヵ国の格下げ」や「ギリシャの債務減免交渉の中断」など

悪材料が出尽くしたことなども、買い戻しに繋がった面もあります。

しかし、それでもまだ1.28台です。

とても本格的な買い戻しに動いたとも思えません。

本格的な買い戻しに動けば1.30台があっても驚きではありません。

彼らのショートポジションのコストは高く、

根っこの部分は依然としてショートを維持するものと考えられます。

昨日のIMFの資金増強で、万が一の場合のセーフティー・ネットは確保されそうですが、

欧州債務問題の根本的な解決とは無関係です。

債務問題解決に向けて重要なことは、

やはりECBやドイツが自ら大規模なセーフティー・ネットを構築することと、

財政赤字削減のための処方箋が描かれることです。



今後は「追加緩和」など景気を刺激する政策もとられると思われますが、

通貨と政策金利だけの統一ではなく、財政も含めて一本化する必要があり、

「欧州財務省」の創設が急がれます。

足元ではユーロ買い戻しの動きが優勢ですが、

テクニカルでは「4時間足」の120日移動平均線に注目しています。

現在1.2879に位置するこのレジスタンスポイントは重要な値位置かと思います。

この水準が上抜けすると、「短期的なトレンドの変化」が意識され、

さらに買い戻しが強まってくることが考えられます。

その結果、上述のように1.30が見えてくることにもなります。

ユーロドルは週明けの16日には1.2617辺りまで下落し、

底値からは約250ポイントの反発ですが、

この水準でも欧州首脳からは「ユーロ安」を懸念する発言は一切ありません。

「ユーロ崩壊」は避けたいが「ユーロ安は容認」という「本音」が見え隠れしているようで、

仮に日本政府・日銀が「ユ-ロ円」で市場介入するようなら、

相当の批判を覚悟しなければならないのではないでしょうか。



本日もユーロの買い戻しがどこまであるのかという点が注目されます。

そろそろ上値を売りたいという衝動にもかられますが、

上記テクニカルポイントは意識しておきたいところです。

売り方にも慎重さが求められます。

また、米国では住宅関連指標が多く発表されます。

昨日のNAHB住宅市場指数のように改善傾向が鮮明になれば、

再びドル買いが勝ることになります。















ユーロ円反発し、一時98円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ユーロが大幅に反発。中国の経済成長率が予想よりも良かったことに加え、
    EFSFの入札が好調だったことでギリシャやスペインの国債も買われ
    利回りが低下したことからユーロの買い戻しが加速。対ドルでは1.28台前半まで
    上昇し、対円でも78円32銭まで反発。
  • 買い戻し一巡後は再び下落。米経済指標の改善が伝えられるとドルが堅調に
    推移し、ユーロドルは再び1.27台前半まで下げ、元の鞘へ。
  • 中国経済の堅調さが確認されたことで、豪ドルも急伸。対ドルでは昨年11月以来の
    1.04台半ばまで上昇し、豪ドル円も一時80円台に乗せる。
  • ドル円はユーロなど主要通貨の上昇に引っ張られる形で円買いが進み、
    欧州市場では76円57銭まで下落した後反発し76円80-85銭で引ける。
  • 株式市場は反発。NY連銀製造業景況指数が好調だったことで株価は終始堅調に
    推移。朝方の大幅高からは下落したもののダウは60ドル高で引ける。
  • 債券価格も堅調。30年債が上昇したことに連れ、10年債も買い物を集め利回りは
    年初来最低水準まで低下。
  • 金、原油はともに大きく反発。原油価格は中国の経済成長率が予想ほど悪化して
    いなかったことを材料に上昇し、再び100ドルの大台に乗せる。
  • 1月NY連銀製造業景気指数 → 13.48




本日の注目イベント


  • 日   11月鉱工業生産
  • 独   ドイツ国債入札
  • 英   英12月失業率
  • 米   12月生産者物価指数
  • 米   12月設備稼働率
  • 米   1月NAHB住宅市場指数
  • 米   10ー12月決算発表 → ゴールドマン・サックス





ユーロが大幅に反発し主要通貨に対して買われ、一時全面高の様相を見せました。

今回の急反発は予想されたもので、ある意味「当然の調整」と捉えることができます。

ユーロドルはアジア時間から堅調に推移し、

1.26台半ばから1.27台前半まで買い戻しが進んでいましたが、

欧州時間に入ると、前日格付け会社により格下げされたばかりのEFSF債の入札が

好調だったことでユーロ買い戻しが加速しました。

EFSFの好調な入札に引っ張られ、ギリシャやスペインの国債も価格が上昇し、

利回りが低下したことでユーロドルはさらに買い戻され一時、

1.28台前半まで押し上げられました。



ユーロは上記好材料に加え、ドイツの景況感も予想以上に好転しており、

久しぶりにユーロ買いに安心感がでた状況でした。

もっとも、ユーロ上昇の最大の理由は「ショートの積み上がり」であって、

新規にユーロ買いに走った向きは少ないと観られます。

この欄で再三述べてきたように、ユーロ売りは3週連続で過去最大の枚数を

更新し続けており、いつ買い戻しが入ってもおかしくない状況だったと言えます。

結局、買い戻しが一巡するとユーロは再び下落に転じ1.27台前半まで反落し、

日足では「長い上ヒゲ」を描いています。



今週に入り相次ぐ格下げや、ギリシャの債務減免交渉の中断など、

「かなりの悪材料」が出てきた中でもユーロドルは1.26台を維持していました。

個人的には、ユーロドルは1.25を目指す途中にいると観ていますが、

昨日の急騰である程度のポジション調整が済んだとすれば、

再びショートメイクで攻めやすい状況になったとも言えます。

ユーロドルは今後1.26-1.28のレンジ内でもみ合うのではないかと思いますが、

足元では1.27台半ばを超えてくると再び上値を試す展開が予想されます。

1.27台半ばには一目均衡表の「雲」があり、

現在はこの雲が上値を抑えている格好になっています。



一方下値では、1.2710前後でボリンジャー・バンドの25日移動平均が

サポートしていることから、この水準が一つのメドになりそうです。

買い戻しが進んだため、短期のチャートでは「買いシグナル」が点灯していますが、

「8時間足」より長いチャートでは依然下落傾向を示しています。

ひとまず「調整」を終えたことで、これから再び下げるのどうか

「真のトレンド」を探る展開になりそうですが、

格下げなどの決定的な悪材料は出尽くしたことから、

注目はギリシャの債務減免交渉の行方ということになります。

この件に関して、メルケル独首相は自身が党首を務める

キリスト教民主同盟(CDU)の議員に対して、

「ギリシャの債務を巡る協議について来週さらに詳しい報告ができる予定だ」と

述べているようです。(ブルームバーグより)



豪ドル円が堅調に推移しています。

これまで78-80円の狭いレンジで動いていましたが、

昨日は一時80円11銭まで上昇し、約1ヵ月半ぶりの高値を付けました。

80円台は依然として「売り場」との認識は変えていませんが、

今後もじり高の展開を予想しています。

本邦の機関投資家も欧州債を売り、豪ドル債に資金を向けているとの報告もあります。

ユーロを売って豪ドルに投資する「キャリートレード」も活発だと、

今朝の経済紙には掲載されていました。

2月位までに再利下げの可能性はありますが、それでも金利水準は相対的に高く、

景気も底堅いことが評価されます。















仏国債入札好調でユーロ下落一服。 

ひと目で分かる昨晩の動き
欧州市場



  • S&Pは前日の欧州9ヵ国の格下げに続き、欧州金融安定化基金(EFSF)の

    格下げを発表。「AAA」から「AA+」に1ノッチ引き下げた。

  • NY市場が休場のこともあり、ユーロドルの下げは一服。昨日の早朝の

    アジア市場では1.2617まで売られたユーロドルはその後底堅く推移し、

    欧州時間には1.26台後半まで反発。

  • ユーロが売られドルがやや反発したことを受け、ドル円も円買いが優勢な展開となり、

    76円70銭までドル安が進むが値動きは依然として限定的。

  • ユーロ円も昨日早朝には97円04銭まで下落したものの、97円台割れは

    回避され97円台前半で推移。依然として上値の重い展開が続く。

  • EFSFの格下げはあったものの、フランス国債の入札では発行予定額に近い

    85億9千万ユ-ロ(約1840億円)の発行に成功。落札利回りも低下し、まずまずの

    入札結果だった。

  • フランス国債入札が好調だったことで、欧州各国の株式市場は堅調に推移。




本日の注目イベント


  • 中   中国10-12月GDP

  • 独   独1月ZEW景況感調査

  • 欧   ユーロ圏12月景況感調査

  • 欧   ユーロ圏12月消費者物価指数(確報)

  • 欧   スペイン国債入札

  • 英   英12月消費者物価指数(CPI)

  • 米   1月NY連銀製造業景気指数

  • 加   BOC(カナダ中銀)政策委員会




格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先週フランスなど欧州9カ国の

格下げに続き、今度は欧州金融安定化基金(EFSF)の格付けを最上級の「AAA」

(トリプルA)から、「AA+」(ダブルAプラス)に引き下げました。

同社は昨年12月にも、EFSFを保証する国のうち1ヵ国でも「AAA」格付けを失った

ら、EFSFの格下げに繋がる可能性を表明してこともあり「意外性」はありませんが、

立て続けに格下げに踏み切った同社と、フランスを「AAA」に据え置いたムーディ

ーズとの判断の違いには戸惑いを感じます。


今回のS&Pの格下げの発表を受けて、EFSFのレグリング・CEOは「EFSFは欧

州安定化メカニズム(ESM)が今年7月に発足するまでの間、現行及び今後調整

もあり得るプログラムの下で、その使命を全うするのに十分な力を有している」と、格

下げによって融資の能力が損なわれることはないとの見方を示しています。
(ブルームバーグ)


それにしても、こうも欧州からのネガティブな情報が次々に届くと、ユーロを売りたく

なる気持ちもよく分かります。少なくともショートポジションを買い戻す「きっかけ」は

見つけにくい状況です。フランス、オーストリアなど9ヵ国の格下げ、ギリシャの債

務減免交渉の中断、さらにEFSFの格下げが続き、20日に予定されている独仏

伊首脳会談が延期され、今月末に行われるEU首脳会議後に開催されるとの情

報も入ってきています。

延期の理由はサルコジ・仏大統領のスケジュールが合わないことと説明されてい

ますが、同大統領も3ヵ月後には大統領選を控えており、「内憂外患こもごも至る」

といったところでしょうか。

しかも、この状況下でもドイツ首脳の態度は変わらず、ショイブレ・独財務相は、

EFSFの資金拡大には否定的な意見を繰り反しています。メルケル首相も否定的

な発言を繰り返しています。


この中でも最も懸念されるのはギリシャの債務減免問題です。

昨日もこの欄で述べましたが、国債の額面を50%程度に減免し、その国債を新た

に発行する国債と交換するわけですが、その際の金利(ク-ポン)

をどのように設定するのかで折り合いがついていません。

一部には明日にも交渉が再開されるとの見通しもあるようですが、依然予断は許

しません。

この交渉が決裂するようなことになれば、3月にも期限の来る大量償還を乗り切る

ことができなくなりギリシャの「デフォルト」が現実味を帯びてくるからです。



交渉は債権者である金融機関にとってはネガティブなものばかりです。

すでに額面を半分にすることについては合意されていますが、仮にクーポンを5

%以上にするなら、さらに額面を減免し40%にするなどの妥協案もあり得そうです。

ユーロドルはやや下げ足を止め、昨日の欧州では買い戻しが優勢の展開でしたが、

それでも1.26台後半で上昇を止められています。

今週は悪材料もかなり出尽くした感もあり、さらに上記交渉の行方なども気になると

ころです。

1.26台でのもみ合いになる可能性が高いと予想しますが、交渉がまとまれば昨日

の高値を抜け1.27台抜けもあり得そうです。

再三指摘していますが、ショートの巻き戻しはいつ入ってもおかしくありません。

S&Pユーロ圏9カ国を格下げ。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は

    欧州9ヵ国の格付けを一斉に引き下げた。

  • フランは最上級格付けの「AAA」を失い、イタリアは2ノッチ

    引け下げられ、ドイツ・オランダなどは最上級を維持した。

  • この発表を受けユーロが再び大きく売られ、対ドルではこれまでサポート

    されてきた1.26台半ばを割り込み、1.2624まで下落。対円でも97円20銭

    と、約11年ぶりの安値を記録。

  • ユーロドルでドル高が進んだことで、ドル円でもドル買い円売りが優勢に。

    円は77円ちょうど水準まで売られ、この日の安値圏で引ける。

  • 欧州各国の格下げを受けて株式市場も軟調に推移。米金融機関の決算内容が悪かった

    こともあり、ダウは48ドル安で取引を終える。

  • 債券相場は急伸。欧州の信用不安がさらに深刻化するとの見通しから

    安全資産である米国債への需要が高まり、10年利回りは1.86%台まで急低下。

  • 金は反落。原油は小幅ながら3日続落。




本日の注目イベント


  • 日   日銀支店長会議

  • 米   NY市場休場(キング牧師誕生日)



格付け会社S&Pが欧州各国の格付けを引き下げたことでユーロは対ドル、

対円ともに直近安値を更新しています。

S&Pは格付け見直しについては、昨年末に「EU首脳会議の結果踏まえ

て判断する」との声明を発表していました。

そのため、発表はいつあってもおかしくない状況だったことと、EU首脳
会では財政規律の厳格化では合意しましたが、欧州債務問題解決への糸口
がつかめず、根本的な対策が出されないまま終わっていたことで、「格下
げの可能性」は十分想定されていました。

その意味では意外感はありませんでんしたが、市場は「フランス、オース
トリアが最上級格付けを失う」という事態に反応し、ユーロ全面安の展開
となりました。

特に対ドルでこれまで2回サポートされて来た1.26台半ばを割り込ん
できたことで、1.25台もしくは、その水準を割り込む可能性も出てき
ました。

また対円でも97円20銭まで売られ、今朝のオセアニア市場ではその水
準を下回るレートもありました。

今回のS&Pの格下げでドイツは「AAA」(トリプルA)を維持してい
ますが、オランダやフィンランド、ルクセンブルクは最上級を維持しなが
らも見通しは「ネガティブ」で、今後2年以内に1/3の確率で引き下げが
行われる可能性があるとしています。

問題は、フランスなどユーロ圏中核国の格付けが引き下げられたことで、
今後の債務問題解決に向けた資金拠出に支障がでてくる可能性があるとい
うことです。

また、日米欧の金融機関はフランス国債など欧州主要国の国債を大量に保
有しているため、国債の値が下がり20日までに期限が決められている
「資本増強」にも支障がでてくることも大きな懸念材料です。

今回の決定を受け、フランスのフィヨン首相は「フランスは投資家が信頼
でき、現に信頼している安全な国だ」と述べ、「われわれが講じてきた財
政措置は現時点で十分だ」との認識も示しており、このあたりの認識が今
回の格下げに繋がったことを理解しているのかどうか不安視されます。

今後ムーディーズなど他の格付け会社も追随する可能性が高いと思われま
すが、これはこれまでも指摘されてきたように、ドイツを中心としたユー
ロ圏のリ-ダー国が適切な対応と取らず「時間稼ぎ」に終始してきた結果
と言えます。

ユーロ共同債の発行や、ECBによる無制限の国債購入、あるいはEFS
Fの資金の拡大など、問題はあるとしても、市場に対してユーロ圏の国債
は安全であるという「安心感」を与えることがまず優先されます。

今週は17日と19日にスペインの国債入札が予定されていますが、ここ
で失敗に終わると今月末に予定されているイタリア国債の入札にも影響が
でて、さらにユーロ売りが加速することも考えられます。

さらに忘れてはならないのが「火元であるギリシャ」です。

ギリシャは債務減免について国際金融協会(IIF)との交渉を先週13
日に中断しています。
銀行など民間金融機関が保有するギリシャ国債の額面をどこまで減額する
のかという点と、仮に50%減額で合意した場合、その国債と引き換えに
受け取る国債の金利をどのようにするのかで紛糾しているようです。

ギリシャは4%台を主張しているようですが、債権者にとってその金利水
準は、流通利回りから考えてとても飲める相談ではないようです。債権者
にとって債券価格が半分になり、さらに利回りは市場水準より低く、場合
によってはそれさえ「さらに半分」になる可能性があるとしたら厳しい状
況に変わりはありません。

ギリシャのベニゼロス財務相は「われわれは民間部門関与の手順を2月6
-10日あたりに公表できることを望む」との発表をしているようですが、
予断は許しません。

財務再建が計画通りに進んでいないギリシャが今後どのようか「行動」に
でるのか、同国に対する第7弾にの融資が実行されるかどうかが焦点にな
ります。

先週、メルケル首相とラガルドIMF専務理事の会談では主としてこの問
題が話し合われたのではないかと思われます。


ユーロは依然として戻り売りのスタンスを維持することでいいと思います。

これまでの反発は1.28台半ばでしたが、足元ではさらに上値のメドが
下がっていると観られます。

先ずは「ボリンジャー・バンド1シグマ」の1.2680前後と、その上
の移動平均線がある1.27台半ばが重要になろうかと思います。

イタリア、スペイン国債入札好調でユーロ反発。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ユーロは大幅に反発。ECBのドラギ総裁は政策金利据え置きを決めた

    後の記者会見で、深刻な逼迫(ひっぱく)を阻止したと発言。

  • さらにこの日行われたスペインとイタリア国債の入札が好調で、

    スペイン国債の発行額は目標上限のほぼ2倍となったことなどが材料となり、

    ユーロドルは一時1.2846まで反発。1.26台半ばまで下落した後の

    戻り高値を上回った。

  • ユーロ円もユーロ高に引っ張られ98円台半ばまで反発。

  • ドル円は値動きの無い中、小幅に下落。76円67銭まで売られた後は

    76円70銭前後でもみ合い。

  • 株式市場は小幅に反発。スペインの国債入札の好調を背景に半導体株などが

    上昇。ダウは21ドル高で引ける。

  • 債券相場は前日比ほぼ変わらず。30年債入札が不調だったこともあり、

    価格は下落。10年債利回りは1.92%台に。

  • 金価格は3日続伸。原油はEUがイラン産原油の輸入禁止措置を先送りする

    可能性が出てきたことから続落し、100ドルの大台を割り込む。

  • 週間失業保険保険申請件数 → 39.9万件

  • 12月小売売上高 → +0.1%



本日の注目イベント


  • 欧   11月ユーロ圏貿易収支

  • 欧   イタリア5年債入札

  • 米   11月貿易収支

  • 米   1月ミシガン大学消費者信頼感指数

  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演

  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演

  • 米   10-12月期決算発表 → JPモルガン・チェース




ユーロドルが反発し1.28台半ばまで買い戻しが進みました。

久しぶりに欧州に好材料がでた一方、米国では小売売上高が予想を

下回ったことや、失業保険申請件数も予想された程減少していなかっ

たことから、「ドル売りユーロ買い」が進みました。

ユーロドルは一時1.2846まで反発しましたが、この水準は「1時間足」

の200日移動平均線があり、絡んではいるものの完全には抜けきれず

に反落しています。200日移動平均線に抑えられた格好です。

今週火曜日の反発時には1.2819まで上昇し、その後反落に転じま

したが今回はその水準を上回ったことになります。

今後は上記レジスタンスポイントである1.28台半ばを明確に上抜け

すれば、ショートポジションの買い戻しがさらに加速し1.30前後まで

値を戻す可能性も出てきました。

上値が重いことは確認済みですが、ポジションと相場感の偏りには

引き続き注意が必要です。


ECBは理事会で予想通り政策金利を1.0%に据え置きました。

ドラギ総裁は記者会見で、昨年12月におこなった資金供給の成果を

強調し、さらに経済については安定の兆しがあるとしながらも

「不透明感は極めて高い。あらゆる展開を見守りいつでも行動できるよ

うにする」と述べています。

また、今後の利下げの可能性について問われた同総裁は「インフレ

見通し次第だ」と答え、利下げの可能性を排除しませんでした。

昨年11と12月に立て続けに利下げに踏み切ったことから、現状では

その効果を見極めており、場合によってはさらなる金融緩和の可能性

も残した格好になっています。


ドル円は引き続き活発な値動きが観られませんが、近視眼的に観ると

77円がやや壁となり、昨日は76円75銭を下抜けしています。

ユーロが買い戻されたことで「ドル安」が進み、ドル円でもドルが若干

売られたものと思いますが、

77円が壁になったと見れば76円50銭を試す可能性も出てきそうです。

ただ、いずれにしてもまだ明確な方向感は出ていないと思われ引き続

きユーロドル、ユーロ円の動きに影響される展開が予想されます。

本日もイタリアでは5年債の入札が実施されます。

昨日の入札は好調でしたが、本日のそれが好調がどうかは不透明です。

さらにイタリアでは今月末にかけては連日入札が予定されていることから、

依然「最大の懸念材料」であることには変わりはありません。

米12月の小売売上高が市場予想に届きませんでした。

前月比+0.1%と、市場予想の+0.3%からはかい離したことに、やや

意外感を持っています。

クリスマス商戦が好調だったことは伝えられており、むしろ上振れする可能

性も予想されていただけに、米個人消費の回復にはまだ時間がかかるとい

うことの様です。

主要13項目のうち7項目で増加したと伝えられていますが、自動車を除くと

前月比マイナスになるなど盛り上がりに欠けています。

労働市場の改善に伴って、個人消費と住宅も回復基調にあると観られます

が、そのスピードはどうやら緩やかなようです。

豪ドルが堅調に推移しています。

このところのユーロの急激な下げにも関わらず、対米ドルでは1.02-1.03台

で安定しています。

昨日もNY市場では1.0376まで上昇しましたがこの水準が抜けきれません。

ここは昨年12月9日と今年4日にもテストをし、抜けきれずに押し戻されてきた

水準です。

現在かなり重要なレジスタンスポイントになっていると観られます。

オーストラリアについては今後さらに追加利下げの見通しもあり上値は限られ

との見方もありますが、資源価格が堅調で、為替市場では

欧州からの資金流出が顕著になっているためその「受け皿」になっている面も

あります。

このため「ユーロ売り、豪ドル買い」の流れが加速して、ユ-ロドルとの相関性

が薄れてきてはいますが、ユーロが一段と下落した場合には

豪ドルもつれ安になることは十分考えられます。

NYダウとの関連性が強いことから、NY株式市場の堅調さにも影響されてい

る部分もあるため、間もなく本格化する米10-12月期決算の行方にも注意が

必要です。

昨日、今日と朝方は一気に冷え込んできましたが、冬本番はこれからです。

良い週末を・・・・。

ユーロ再び下落、対ドルで1.2662を示現。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ユーロドルがふたたび下落。ドイツの第4四半期のGDPがマイナスとの
    見方や、フランス国債の格下げの噂、さらには欧州議会でドイツ主導の財政協定に
    一部議員が反対したことなどが材料となり、ユーロドルは一時1.26台半ばまで
    下落。9日のアジア市場で記録した安値付近まで売られる。
  • 同様にユーロ円も大幅に下落し、97円台半ばを下回る。
  • フランスのバロワン財務相は格付け会社からの格下げ通知を受けたとの観測を
    否定。
  • 格付け会社フィッチのソブリン債部門責任者、ライリー氏は、欧州債務危機
    の拡大を防ぐためECBは域内の国債購入を増やすべきだとの認識を示す。
  • EUはハンガリーの財政状況に「深刻な悪化」が起きていると、同国に初の
    制裁を発動する可能性を示唆。
  • 株式市場はまちまち。ダウは下落して取り引きが開始された後、ナスダックが上昇
    したことで下げ幅を縮小。結局ダウは小幅安、ナスダックは小幅高で引ける。
  • 債券相場は大幅に上昇。10年債入札では最高落札利回りが過去最低を
    記録。セカンダリーマーケットでの同年利回りも1.90%まで下落。
  • 金相場は小幅に続伸。原油は在庫が増えていたことから反落し100ドル台に。




本日の注目イベント


  • 日   ガイトナー・財務長官来日。野田総理、安住財務相と会談
  • 日   11月国際収支
  • 日   景気ウォッチャー調査
  • 欧   独12月消費者物価指数(確報値)
  • 欧   11月ユーロ圏鉱工業生産
  • 欧   ECB政策金利発表
  • 欧   バローゾ・欧州委員長記者会見
  • 英   BOE金融政策員会
  • 英   英11月鉱工業生産
  • 米   週間失業保険保険申請件数
  • 米   12月小売売上高





ユーロドルが再び大幅な下落を見せ、今週初めから始まった「調整局面」も、

戻りは1.28台前半までで抑えられ短期間で終えそうな気配です。

それにしても欧州からの話題には事欠きません。

新聞、TVなどでは次から次へと「欧州発」のニュースが報じられています。



ドイツ・メルケル首相とイタリア・モンティ首相との会談では

予想通り特に目新しい進展はありません。

欧州債務危機問題解決に向けて独仏伊が協力して解決に当たるなど、

これまでと同様なコメントでした。

ただ、欧州安定メカニズム(ESM)への資金拠出について

「他のメンバー国にもその準備があるなら、ドイツは場合によってESM発足時より

多くの資本を拠出する用意がある」と述べており、「一歩前進」したとも受け取れそうです。



フランス国債の格下げの噂も、

同国の財務相が否定してはいましたがユーロ売りに繋がりました。

前日格付け会社フィッチが年内のフランスの格下げの可能性を否定したばかりでしたが、

格下げの噂は依然としてくすぶっており、

マーケットも「悪材料」にはすぐに反応する姿勢を崩していません。



さらにハンガリーの財政状況の悪化から制裁を発動する可能性があることや、

ドイツの第4四半期GDPが速報値ではマイナスを示すなど

ユーロ売り材料の「大バーゲン」とも言える1日でした。

このため、ユーロドルは欧州市場朝方の1.27台後半から1.26台半ばまで

急落しましたが、今週月曜日に記録した1.2666を若干下回ったものの

この水準が意識され1.27台へ戻して引けています。

結局今回の「ユーロの調整局面」は戻り高値が1.2819とそれ程伸びず、

短期決戦で終わる気配が濃厚となって来ました。

投機筋のユーロ売りポジションの大きさから、

場合によっては1.30程度まで戻りがあるのではないかと予想していましたが、

いまのところ杞憂に終わりそうです。

ただ、1.26台半ばでは2度サポートされていることから、

今後さらに下落して1.25割れを目指すのかどうかについては依然慎重に

観る必要はあろうかと思います。



中国訪問を終えたガイトナー財務長官が来日します。

野田総理や安住財務大臣との会談が予定されていますが、

その後に記者会見も予定されているようです。

ガイトナー氏は米財務省のトップです。

昨年末に発表された米財務省報告では「日本政府の市場介入は支持しない」と

これまでと異なり、日本の介入には批判的な姿勢を明確にしています。

記者会見では介入に触れることはないと思いますが、もし意見が介入に及ぶようなら、

それは「ドル売り材料」になることは容易に想像できます。

会見の時間は現時点では分かっていませんが注意する必要があろうかと思います。



ユーロ円もユーロドルと同様NY市場で底値を付け反発していますが、

これも97円20-40銭のサポート水準が抜けるかどうかが注目されます。

仮に98円台に押し戻されるような展開になれば

「97円台は底堅い」とのイメージも形成され、ユーロドルの買い戻しにも繋がりますが、

上値の重さは確認されていることから

ユーロロングは「分が悪い」と考えておいた方がいいと思われます。

本日は、ECB理事会、イタリア、スペインの国債入札やバローゾ欧州委員長の講演など、

引き続き欧州から目が離せません。

さらに米国では12月の小売売上高が発表され、

クリスマス商戦が好調だったことを考えると期待が持てそうな気配です。

また先週「ポジティブサプライズ」であった雇用が、

引き続き回復基調になるのかどうかを探る上で重要な失業保険申請件数も発表されます。

全てユーロドルに影響を与えそうです。

市場の流れに逆らわず「順張り」に徹することをお勧めします。















ユーロ反発するも上値が重い。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ユーロはショートカバー優勢の展開となり、1.28台前半まで
    買い戻しが進む。しかし買いは続かず上値も再び重くなり1.27台
    後半まで押し戻されて引ける。
  • 格付け会社フィッチがフランスの年内格下げは無いと発表したことも
    ユーロ買いを誘ったが、上値は限定的だった。
  • ドル円は76円台後半に張り付いたまま動かず。ユーロ円も落ち着いた動き
    となり98円台前半でのもみ合いに終始。
  • 株価は続伸。中国の緩和期待を材料にダウは一時120ドルを超す上げを
    見せ、昨年7月以来の高値を付けたが大引けは70ドル高。
  • 債券相場は3年物国債の入札は好調だったものの、株高などから売りが優勢に。
    10年債利回りは小幅に上昇し1.97%台に。
  • サルコジ・仏大統領はフランス東部での演説で、金融取引税をフランス単独でも
    導入したいと述べる。
  • 金は大幅に反発し1630ドル台に。原油価格も中東情勢の緊迫や
    中国の成長見通しなどを背景に4日ぶりに反発。




本日の注目イベント


  • 日   外貨準備高発表
  • 日   11月景気動向指数
  • 中   ガイトナー・米財務長官、温家宝中国首相などと会談
  • 独   独2011年GDP
  • 独   独5年債入札
  • 欧   メルケル首相、モンティ・イタリア首相と会談。その後記者会見
  • 欧   バローゾ・欧州委員長講演
  • 欧   ファンロンパイ・EU大統領講演
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演





ユーロドルは堅調に推移し、海外市場では1.28台前半まで反発。

これはショートカバーによるものと、昨年末以来ユーロ急落のスピードが早かったこともあり

「当然の調整局面」と見られます。

投機筋のユーロ売りが大きく積み上がっていることはこの欄でも再三お伝えしてきましたが、

本格的な買い戻しが入れば1.30台に乗せてもおかしくない状況でした。

今のところ反発しても1.28台前半で抑えられているということは、

やはり「戻りを売りたい」という市場参加者が多いことと、

「あわてて買い戻す状況ではない」と考えている人が多い証左です。



格付け会社フィッチの、フランスの格下げは今年は無いとの発表にも

それ程反応していません。

もっとも、イタリアとスペインの格下げをを示唆したことで

「相殺」された面もあろうかと思います。

今週初めから独仏伊の3首脳が会談し、

昨日はメルケル独首相とラガルド・IMF専務理事を会談もありましたが、

「欧州債務問題の先行き懸念を取り払うような対策は出てこない」と言った見方が

根強くのこっており、ユーロの戻り上値を重くしている格好です。

ブルームバーグによると、メルケル首相とラガルドIMF専務理事との会談は

ベルリン時間夜8時から行われ、

ギリシャ問題とユ-ロ圏の債務危機の解決策について協議した模様です。

ドイツからの報道では

「ギリシャ情勢といわゆるトロイカのギリシャ訪問」が主な議題だったようで、

事前予想通り特に目新しい進展はなかったと伝えられています。



依然として欧州債務問題解決への糸口がつかめないまま、

ユーロ昨年末より下げ足を早めていますが、

今朝の経済紙にトリシェ前ECB総裁の寄稿文が掲載されていました。

氏は、EUは国を超えて相互監視の枠組みを強化し、

財政規律をお互いに監視すべき体制を早急に作るべきだと主張しています。

通貨と金利は一つでも財政は加盟国それぞれに委ねられており

「EU財務省」の創設が急務だと述べています。

財政規律については昨年末のEU首脳会議で

制裁も含めた新しい規律を策定することで合意し、

3月にも署名を経て発効される予定ですが、

今後「EU財務省」創設にはドイツを中心に早急に枠組みを作ることが求められます。

財政、金融、通貨が一つになって初めて、

EUが「単一経済圏」として再生してゆく基礎が確立されるものと思います。



今週はまだまだユーロが大きな値動きを示す可能性が残っています。

独伊首脳会談やEU首脳の講演、さらにはECB理事会での政策金利の発表もあり、

注目のイタリア、スペインの国債入札も控えています。

為替への直接的な影響はやはり上記両国の国債入札の成否です。

アジア時間にはほとんど動かず、

夕方の5時前後からいきなり大きな値動きを見せる展開が続いていますが、

われわれもそれに対応する必要があります。

ドル円の取引が確実に細っている一方、ユ-ロドルやユーロ円の取引が拡大しています。

「ドル円に慣れている人」はその値動きの違いに

やや戸惑いを覚えることも多いと思いますが、

両通貨ペアとも「順張り」が基本であることは言うまでもありません。

ドル円と違って多少出遅れても収益機会があるという特徴もあります。

「順張り」を基本にしつつ、ユーロドル、ユーロ円ともに、

戻り高値を探る展開かと思います。















ユーロひとまず反発。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ユーロドルは下落が一服。独仏首脳会談では新たな財政規律への
    署名が3月にも行えるとの言及があったものの反応は限定的。
    ユーロドルはオセアニア市場の1.26台半ばから1.27台後半まで
    約100ポイントの反発を見せる。
  • ユーロ円も昨日のオセアニア市場では一時97円28銭まで下落したが、
    100ポイント程度ユーロが反発。ドル円に目立った動きがないため、
    ユーロ円はユーロドルの影響をそのまま受ける状況が続く。
  • ドイツ政府が実施した6ヵ月物の国債入札では、落札利回りが初めて
    マイナスとなった。
  • 株式市場は下落して始まったが、独仏首脳会談を評価して買い物が
    優勢となり先週末より小幅に上昇して引ける。
  • 債券相場は横ばい。10年債利回りも1.96%程度と変わらず。
  • 金、原油はともに小幅に続落。原油は3日続落となるも101ドル
    台を維持。
  • 11月消費者信用残高 → 204億ドル




本日の注目イベント


  • 豪   豪11月住宅建設許可件数
  • 中   ガイトナー・米財務長官訪中。王岐山副首相と会談
  • 欧   レーン・欧州委員(経済・通貨担当)講演
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
  • 加   カナダ12月住宅着工件数





メルケル首相とサルコジ大統領との会談からは

「欧州危機を払拭するような内容は出てこない」との市場予想通り、

特に目新しいニュースはありませんでした。

昨年12月に合意した新しい条約を3月にも署名できるといった

前向きな報道もありましたが、市場の反応はほとんどなかったようです。

会談は今月末に行われるサミットの意見調整的な場で、

メルケル首相は「債務拡大への歯止めとして条約に署名することで独仏両国は貢献した」

とし、検討されている「金融取引税」についても改めて支持を表明しました。



メルケル首相は本日にもIMFのラガルド専務理事と会談する予定ですが、

主題はギリシャ支援に関するもののようで、

債務危機の懸念を後退させることには繋がらないと見られます。

結局、昨年12月のユーロ圏首脳会議で合意した新条約の早期実施と、

域内景気をどのように刺激していくかといった小手先だけの対応策を協議するに留まり、

抜本的な債務問題解決の方法には触れていません。

投資家がスペインやイタリアの国債は安全だという意識を持たない限り、

ソブリン債リスクはを払拭できず、ユーロ売りに繋がる構図を断ち切れません。



ファンロンパイEU大統領はこのところのユーロ安に触れ、

ユーロ安は輸出を拡大する追い風になるとの認識を示しましたが、

ユーロ圏は域内の貿易が盛んで、

円安になれば輸出が拡大する日本とは状況が異なります。

通貨ユーロが大きく売られても「ユ-ロ安を阻止する」といった行動がとられないことで、

投機筋は大規模なユーロ売りを仕掛けています。

一方でユーロ安は域内の消費者物価の上昇に繋がり、

ECBが今後さらに金融緩和を推し進める際の障害になる可能性もあります。

欧州債務問題は「政治問題だ」と指摘する専門家もいます。

最終的には政治的判断で決着することになるのかも知れません。



ユーロは昨日のオセアニア市場の早朝に一段と売られ、対ドルでは1.2666、

対円でも97円28銭まで下落しました。

昨日のコメントでも「短期的には売られ過ぎ」との言葉を残しましたが、

昨日の欧米市場では買い戻しが優勢でした。

ユーロは昨年末以来一貫して売られ、「戻りらしい戻り」がないまま、

ユーロ円は約11年ぶりの水準まで下落しています。

この間、投機筋のユーロ売りポジションも記録的な規模にまで膨らんでおり、

「ユーロ売り一色」の状況が続いていました。

市場はユーロ売りに傾き過ぎているため、突っ込みすぎの売りには注意が必要です。

買い戻しが進めば、ユーロドルの1.30、

ユ-ロ円の100円程度までは戻しがあるかもしれませんが、

それ以上の戻りは予想しにくいのが現状です。



ドル円は全く動きません。NY市場での値幅もわずか10銭に留まっており

「円には興味がない」といった状況です。

77円台が徐々に重くなっていますが、ユーロ円の買い戻しが活発化すれば

77円台乗せもあり得、逆にさらにユーロ円が売り込まれる状況になれば

76円台ミドルを試すことになるかもしれません。

1月に入って本格的な相場展開を予想したいところですが、

円の材料はほとんどありません。

欧州債務危機の行方と、米景気の回復が本物なのかどうかを、

春先までにじっくり確認することになりそうです。

米景気の回復基調がさらに鮮明になれば「QE3」の可能性も

徐々に後退するものと思いますが、現状では依然としてその可能性は残っています。

欧州債務問題がさらに深刻化すれば世界的な株価下落を招き、

世界的な景気後退に繋がってきます。

FRBはそのあたりを見据えて「QE3」を温存しているものと見られますが、

今や世界中の国々にとって最大のリスクは「欧州」です。

投資家ジョージ・ソロス氏は昨日、「現在は2008年よりも危険な状況にある」とし、

「欧州危機は2008年の危機より深刻だ」と述べていました。(ブルームバーグ)















ユーロ円早朝に97円28銭。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米12月の雇用統計が市場予想を大幅に上回ったことでドル買いが

    優勢となり、ドル円は77円34銭まで反発。しかし、上値の重さは変わらず

    その後NY連銀総裁の、FOMCが一段の緩和措置を取る可能性に触れたことに

    反応し77円ちょうどまで下落。

  • ユーロドルは依然として反発のきっかけをつかめず続落。一時1.27台を

    割り込む水準まで売られ、対円でも97円台後半と、約11年ぶりの安値に。

  • 株式市場はまちまち。雇用統計の改善にも上昇は限定的でダウは小幅に下落し、

    ナスダックは小幅に上昇。

  • 債券相場はNY連銀総裁の緩和発言に上昇。10年債利回りは小幅に低下し、

    1.96%台に。

  • 金、原油はともに下落。

  • 12月失業率 → 8.5%

  • 12月非農業部門雇用者数 → 20万人増加




本日の注目イベント


  • 豪   豪11月小売売上高

  • 日   東京市場休場(成人の日)

  • 欧   独11月貿易収支

  • 欧   独11月鉱工業生産

  • 欧   メルケル首相、サルコジ大統領と会談(ベルリン)

  • 欧   メルケル首相講演

  • 米   11月消費者信用残高

  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

  • 加   カナダ11月住宅建設許可



ユーロの下落が止まりません。

昨年末以来ほぼ連日売られており、対ドルでは約1年4ヵ月ぶりの水準を記録し、

対円でも実に11年ぶりに97円台後半まで売られています。

週明けの9日早朝にも一時、97円30銭前後まで下落しており、ドル円では「円

買いドル売り」、ユーロドルでは「ユーロ売りドル買い」が進み下げ足を速めてい

る状況です。


先週末から始まった仏伊の首脳会談でも昨年12月に合意した財政規律を遵守

することを確認した程度に留まっており、今後行われる独仏あるいは独伊首脳会

談でもユーロ下落を止められるような会談内容になるとも思えません。

本日メルケル首相とサルコジ大統領がベルリンで会談する予定です。

ユーロドルは1.25を目指し、ユーロ円は95円程度を目指す展開になる可能性

が高いと考えておくべきでしょう。メルケル首相が歩み寄る以外にユーロ売りは

止まらないと見られます。



先週末には、1月3日現在のシカゴ先物市場の建て玉が発表されましたが、ネット

のユーロショートポジションはさらに増加しており約13万9千枚の売り持ちでした。

この枚数は過去最高で、投機筋は一段のユーロ下落を予想していることを表して

います。

ただ、さすがに売り持ちのポジションは偏り過ぎているとの印象です。

下落基調に変わりはありませんが、ここからの突っ込み売りには十分注意しておき

たいと思います。

米雇用市場の改善傾向がさらに強まっています。

先週のADP雇用者数にはやや驚かされましたが、週末の非農業部門雇用者数も

20万人の増加と、昨年春の水準まで回復しています。

ただ、ADP雇用者数の急伸で、非農業部門雇用者数もある程度上ぶれるのではと

の予想があったためドル円は77円台前半で上値を抑えられた格好になっています。

ユーロ円の一段の下落を見込んだ根強いユーロ円の売りがドル円の上値を抑えて

いるとも言えますが、今後米景気が緩やかな回復基調をたどるシナリオを描くことが

できるとすれば、ドル円の下落も限定的と予想しています。

足元のメドは76円30-50銭と考えていますが、75円台があるとすれば一旦拾おく

水準ではないかと思います。



ダドリー・NY連銀総裁は、FOMCでさらなる追加緩和の可能性について触れてい

ますが、同じように、デューク・FRB理事も講演で「米景気は緩やかに回復しているが、

さらなる失業率の低下については、道のりは平たんではないだろう」と見方を示し、

ラスキン理事もFRBは適切な措置を講じているとの判断を示しています。

今後急速に米景気が回復する可能性は低く、FRBは「追加緩和」を実施することに前

向きと見られます。

次回FOMCは今月24ー25日に行われ、今回からFOMCの透明性を高めることから、

金融政策の変更のメドについても見通しを公表することになっています。


先週の独仏の国債入札は一応成功しましたが、今週は「本命」であるイタリアとスペイン

の入札が予定されています。

スペインは12日、イタリアは12日と13日に入札があり、ユ-ロの水準が水準だけに、

さらに市場の注目を集めるものと見られます。

ユーロ円は95円を目指す展開ですが、その前に2000年12月記録した96円15銭が

意識されます。

一方上値は100円が徐々に遠くなりつつありますが、このあたりが反発の限界と思われます。

ユーロ一段と下落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ユーロは大幅に続落し、対ドルでは1.2770まで、対円でも

    11年ぶりとなる98円46銭まで下落し、ユーロ独歩安の展開に。

  • 注目のフランス国債の入札では調達予定額に近い79億6千万ユーロ

    を発行。市場は平均落札利回りが3.18%を上回ったことに注目し

    ユーロ売りで反応。

  • 米国ではADP雇用者が市場予想を大幅に上回ったことでドル買い

    が進み、ユーロ売り、ドル買いが加速した。

  • 米労働市場の改善を背景にドル買いが進み、ドル円も昨年30日以来の

    77円台前半まで上昇。ほぼ高値圏で引ける。

  • 株式市場はまちまち。欧州債務問題を嫌気して売り先行で始まったものの、

    午後から引けにかけては雇用市場の改善を好感して上昇。ダウは小幅安、

    ナスダックとS&P500は小幅高。

  • 債券相場は続落。雇用市場に明るい兆しが見られたことで価格は下落、

    10年債利回りは2%に届く水準まで上昇。

  • 金は続伸。原油価格は在庫が高水準だったことから3日ぶりに反落。

  • 12月ADP雇用者数 → 35.2万人

  • 週間失業保険申請件数 → 37.2万件

  • 12月ISM非製造業景況指数 → 52.6




本日の注目イベント


  • 欧   12月ユーロ圏消費者信頼感(確報値)

  • 欧   11月ユ-ロ圏小売売上高

  • 欧   11月ユーロ圏失業率

  • 米   12月雇用統計

  • 加   12月カナダ失業率

  • 米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演

  • 米   デューク・FRB理事講演

  • 米   ラスキン・FRB理事講演




「押し目待ちに押しめなし」・・・・。

現在のユーロの動きは、正にこんな言葉がぴったり当てはまる展開です。

多くの市場参加者は「戻りを売りたい」と考えているはずですが、ユーロの

戻りは極めて限定的で「売り場」がないままじりじりと値を下げています。

下落したところを売ると、ショートポジションで捕まってしまいそうな気もし、な

かなか踏み切れないのではないでしょうか。


そうこうしている間にユーロドルは1.2770、ユーロ円は98円46銭まで売ら

れ、記録的な水準にまで下落しています。

昨日も書きましたが、市場はユーロの「悪材料」には敏感に反応し、「好材料」

には目をつぶるといった状況のようです。

昨日も注目されたフランス国債の入札では、予定額にほぼ近い79億6千万

ユーロ(約7850億円)の入札に成功しています。

しかし市場が注目したのはその落札利回りでした。

落札利回りは3.18%を上回り、ドイツ国債とのスプレッドが約6週間ぶりに拡

大したことに注目し、ユーロ売りドル買いを進めています。

加えて、米国サイドでは雇用市場が着実に拡大しており、明日の雇用統計に

もがぜん期待が高まったことからドル買いが優勢になったことも、ユーロ売りドル

買いに拍車をかける結果になっています。

本日から独仏伊の3首脳が相次いで会談することなど、ほとんど材料視されて

いない状況です。

1-3月がある意味「欧州債務問題のヤマ場」と見られていますが、大量の国債

償還が予定されている一方、スペインでは既に財政改善計画が予定通り進んで

いないことが報告されており、イタリア最大手銀行が資本不足から増資の必要性

がでているなど、欧州債務問題は解決の糸口が見えないどころか、さらに状況

が悪化しているようにも見えます。


イタリアの10年債利回りは再び危険水域の7%を超えてきました。

欧州の主要銀行はこの国債を大量に保有しているため、さらに一段と下落した

場合には多くの銀行が資本増強に追い込まれる可能性もあり、これが格付け会

社による格下げにも繋がります。

最後のよりどころはやはり、ドイツとECBということになります。

このどちらか、あるいは両方が動かないことには現在の閉塞感を打破できません。

年が明けてから一気にユーロ売りが加速してる中、期待はできないながらも独仏

伊の首脳会談からは何か「ポジティブ・サプライズ」が出てくるのではないかと思う

のは、期待しすぎでしょうか・・・。



ADP雇用者数が大幅に改善していました。

これまでの改善傾向からある程度の期待はしていましたが、17万5千人の市場

予想に対して32万5千人の増加でした。

特に中堅企業での増加と、サービス業での増加が顕著でした。

この数字に関して専門家の見方は「明日の雇用統計に期待が持てる」といった

意見がある一方、「12月はぶれることが多く、来月にも下方修正される可能性

がある」といった意見もあります。

確かに、ADP雇用者数が増加したからと言って、必ずしも本番の雇用者数が

増加するとは限りません。

昨年11月までの「ADPと雇用統計」の事前予想と結果を分析して見ると、両者

が合致したのは5回で、6回は合致していません。

これをみる限り、「ADPと雇用者」との相関関係は観られないと言わざるを得ま

せんが、失業保険申請件数などのデータを考慮すれば、

米労働市場の改善は緩やかに改善していることはほぼ間違いないと判断でき

そうです。

ドル円は今年初めて77円台まで反発してきました。

しかし、昨年12月の77円50銭-78円50銭のレンジに戻るにはまだ時間がか

かりそうです。

「1時間足」の200日移動平均線がある77円40-45銭を抜けばもう一段の上

昇が望めそうですが、上昇するとしてもスピードは

緩やかになりそうです。

一方で77円台で留まれるにかどうかも注意したいところです。

ユーロが大きく反発する状況になれば再び76円台半ばを試す可能性もありそ

うです。いずれにしても「ユーロ次第」と言ったところでしょう。



まだ正月気分が抜けない方も多いことでしょう。

この3連休でギアチェンジをし、本格的なスタートにしたいものです。

良い連休を・・・・。

ユーロ再び急落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ユーロが再び下落。イタリアの最大手行ウニクレディトが資本増強の必要

    があるなど、域内の債務危機がさらに悪化するとの見方からユーロドルは売られ

    一時1.29台を割り込むなど、アジア市場の水準から150ポイントほど下げる。

  • ドル円は76円70銭を中心に値動きが無かったことから、ユーロ円も

    再び99円ちょうどまで下落。

  • 独仏伊の首脳は危機対応について、6日から順次会談を行うことを発表。

  • 株式市場は前日比小幅高。好調な自動車販売が好材料となりダウは

    21ドル高で引ける。

  • 債券相場は続落。製造業受注が4ヵ月振りの大場高を示したことなどから

    30年債を中心に下落。

  • 金は小幅に続伸。原油価格もEUがイランからの原油輸入を禁止したことを反映し、

    一時103ドル台後半まで買われる。




本日の注目イベント


  • 豪   11月豪貿易収支

  • 日   12月マネタリー・ベース

  • 中   12月中国HSBCサービス業PMI

  • 欧   11月ユーロ圏生産者物価指数(PPI)

  • 欧   仏・長期国債入札

  • 米   12月ADP雇用者数

  • 米   週間失業保険申請件数

  • 米   12月ISM非製造業景況指数



ユーロが再び大きく下落し昨年末の水準を示現しています。

イタリア最大手銀行ウニクレディトがさらなる増資の必要性が高まったことを明らかにした

ことを受け、ユーロドルは1.30台半ばから、一時は1.29台を割り込む水準まで下落。

市場はユーロの「悪材料」には非常に敏感になっていることを如実に反映していること

が伺えます。

ユーロドルは先月29日にも1.28台半ばまで下落し、その後反発していることからさす

がに1.28台では買い戻しも見られますが、欧州債務危機問題の先行きを考えると上

値は重く、今後の債券相場の行方を確かめながら売られる展開が

予想されます。

その意味では、今夜のフランス国債の入札に注目が集まりそうです。



ユ-ロは対円でも下落し、再び99円台割れ目前までの下落を見せました。

ユーロドルでは「ドル高」が進んだものの、ドル円ではドル買い戻しが進まずほぼ同水準

で推移したことが背景ですが、昨日は豪ドルも

対ドルでは堅調で、結局ユーロだけが売られる展開となり、その結果ユーロオージーは

1.25台半ばまで下落し最安値を更新しています。

独仏伊の3首脳は明日から会談を順次行うことを発表しました。

昨年12月のEC首脳会議で合意した財政規律について協議するものと見られますが、

これまでと同様、欧州債務問題解決への突破口は見いだせるとも思えません。

ドイツの大幅譲歩以外に即効性のある「特効薬」は無いことに変わりはありません。

ユーログループのユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)はドイツのラジオ局

NDRに対し「ギリシャならびにユ-ロ圏全体にとって、ドラクマへの回帰は選択肢に

ない。ギリシャ政府はこうしたシナリオを真剣に検討していないことを昨日確認した」

と述べ、ギリシャ救済は依然として可能だとの見方を示しています(ブルームバーグ)。


市場はユーロを中心に動いています。しかし、明日は米雇用統計の発表があり、

本日にはその前哨戦のADP雇用者数の発表もあります。

水準を違えても、再び膠着状態を見せているドル円ですが、そろそろ米国サイドの材

料で動く可能性もあります。

短期的な動きを示す「1時間足」では、76円75-80銭に一目均衡表の「雲」があり、

かなりの厚さを見せています。

当面はこの「雲」に上値を抑えられそうですが、77円20銭レベルまで上昇すれば雲

抜けを完了し、上昇も期待できそうですが雇用統計がそのきっかけになるのかどうかと

言ったところです。

現在、12月の雇用統計の市場予想は、失業率8.7%、非農業部門雇用者数は

15万人の増加です。昨年10月からは雇用も緩やかに回復しており、今回もやや期

待が持てそうです。


一方下値のメドは76円半ばと見ています。

この水準は昨年11月18日にもテストをし押し戻された水準です。

ここを割り込むと75円台が現実的になってくると見ています。

ユーロ急落後反発。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 年明けの欧米株価が堅調だったことを受け、市場ではリスク選好が進み、
    ユーロが買い戻され、クロス円もやや反発。
  • ドル円は76円台半ばまで円高が進んだが、さらに円を買い進める動きは
    無く、76円65-70銭近辺で引ける。
  • ユーロドルは大幅に反発。ドイツとユーロ圏の経済指標が予想を上回っていたことで
    1.29台後半から1.30台後半まで買い戻された。
    昨年29日には1.2858まで売られたユーロドルは一旦は買い戻されたものの、
    上値が重い展開が予想される。
  • リスク選好が進んだため、豪ドル、NZドルは対ドルで昨年11月以来の高値に。
  • 株価は上昇。前日の欧州での株式市場が堅調だったことに加え、ISM製造業
    景況指数が約半年ぶりの高水準だったことで、ダウは179ドル高で今年最初の
    取引を終える。
  • 債券相場は6営業部ぶりに反落。米製造業の拡大が示されたことで、債券への
    需要が後退。10年債利回りは1.95%程度まで上昇。
  • 原油価格は米製造業の拡大を材料に約7カ月ぶりに102ドル台に乗せる。
    金価格もリスク選好の流れから33ドル高と大幅高。
  • 12月IMS製造業景況指数 → 53.9
  • 11月建設支出 → +1.2%



本日の注目イベント


  • 欧   12月ユーロ圏消費者物価指数(CPI,速報値)
  • 英   12月英マネーサプライM4





ドル円は76円台半ばまで下落し、

2012年もやや「円高ドル安傾向」でのスタートとなりました。

これまで下値のサポートであった77円30銭や77円00銭は昨年30日に下抜けし、

2日から取引が開始された海外市場では終始76円台での取引でした。



昨年から継続されている欧州債務危機問題が依然として解決への糸口が

見いだせないことから、ユーロは下落し、一時1.28台半ばまで売られたことで、

ユーロ円も98円台までの下落を見せました。

本来ならばドル円でも円が売られてもおかしくない状況でしたが、

昨年の米財務省報告で「日本政府・日銀の市場介入を支持しない」との

立場を鮮明にしていたこともあり、

「介入警戒感がやや後退」したことから円買いが強まった背景があります。



2012年に入り、欧州の株価が堅調だったこともあり、

昨日今年最初の取引が始まったNY株式市場でもハイテク株を中心に株価が上昇し、

「リスク選好」が進みました。

その結果、金など商品価格が上昇し、ユーロは買い戻され、

さらにリスク通貨である豪ドルは対米ドルで1.03台後半まで買われています。

この先1.0415辺りにある200日移動平均線(日足)を

抜けるかどうかが注目されます。

このレジスタンスポイントは、昨年11月にも何度かテストし押し戻されている抵抗線です。

もし抜けるようなことがあれば、

上昇に弾みがつくことも考えられることから非常に注目されます。



一方、下抜けしたドル円は「100日移動平均線」などの

サポートも割り込み下落傾向を強めています。

足元では76円58銭辺りで一旦は反発していますが、

この水準は昨年10月31日の大規模介入後の円の最高値にあたることから

下落はひとまず止まったものと思われます。

先ずはこの水準を割り込めるかどうか・・・。

仮に割り込んだ場合には75円台も視野に入ってきそうですがその際、

上述の「介入警戒感」がどの程度まで弱まっているのか、状況を確認したいところです。

政府・日銀も、介入資金を増やすなど円高には徹底的に戦う姿勢を見せてはいますが、

緩やかな円高が続くようなら介入のタイミングを見つけられない可能性もあります。

「投機的な動き」に対しては大義名分がたちますが、

緩やかな市場の流れに対しては「米政府の意向」も無視できない状況があるからです。



またユーロドルが底値から200ポイントほど値を戻していますが、

今年も市場の中心はユーロであることは論を待ちません。

今年2-4月だけでも1400億ユーロ以上(約14兆円)の

国債償還を控えているイタリアですが、

10年債利回りは依然として6.849%と危険水域の7%に近い水準です。

さらにユーロ圏諸国全体の格下げのリスクも存在します。

しばらくは上値の重い展開が続くと考えるほうが安全かと思われます。

再び1.30台を割り込むと一段と下落する可能性は高く、

昨年末に記録した1.28台半ばが維持できるのかが注目されます。



今週末には早くも「米雇用統計」が発表されます。

米経済指標の改善傾向は昨年10月以降続いていることから、

どの程度雇用が回復しているのかは、2012年を占う上でも重要です。















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