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ユ―ロ反落。対円で100台維持できず。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 買い戻しが優勢で反転基調だったユーロは反落。

    ギリシャの債務減免交渉が進んでいないことや、米住宅関連指標が

    好調だっだったことからドル買いユーロ売りが進み、1.28台後半まで下落。

  • ドル円もアジア市場では77円台を維持できていたものの、

    ユーロ円が売られたことにつられ、ドル円でも円買いが優勢となり

    76円92銭まで下落。

  • 株式市場は4日続伸。金融株やマイクロソフトなどのハイテク株が

    相場をけん引。ダウは99ドル上昇し、1万2720ドルに。

    昨年高値に100ドルを切る水準まで回復。

  • 債券相場は3日続落し、10年債利回りは2%台まで上昇。

  • 金は反発し1664ドル台に。原油価格は3日続落し98ドル台まで下落。

  • 12月中古住宅販売件数 → 461万戸



本日の注目イベント


  • 豪   豪第4四半期生産者物価指数

  • 日   日銀金融政策決定会合(1/24まで)

  • 欧   ユーロ圏1月消費者信頼感

  • 欧   メルケル・独首相講演



ユーロドルは1.30近辺、ユーロ円は100円台まで反発した先週末でしたが、

もう一段の上値を追う勢いも無く、NY市場では反落して引けています。

基本的にはショートの買い戻しが主体で、新規に買い持ちに転じた取引は

少なかったのではないでしょうか。

IMFが支援資金を1兆ドル規模に増額するとの「好材料」などにショートポジ

ションが炙り出され、買戻しが加速したことが主因でした。



ギリシャの債務減免を巡る大詰めの交渉では、債権者団体の国際金融協会

(IIF)と、新しく引き渡す国債の金利水準(クーポン)を巡り折り合いがつい

ていないようで、22日の段階では合意に達していない模様です。

今後電話での会談が継続されるようですが、もし最終的に合意にいたらない

ようだと、EU、IMFはギリシャに対する追加資金を実施しない可能性があり、

ギリシャは即資金ショートに陥ることになります。

145億ユーロ(約1兆4000億円)にのぼる大量の国債の償還の期日は3月

20日であることから、まだ時間的な猶予はありますが、ここを乗り切れるかど

うかが最大の「ヤマ場」と見られm、ユーロ相場にも大きな影響を与えること

になります。

ユーロは対ドルで1.26台前半から約350ポイント、対円でも97円半ばか

ら約3円ほど値を戻しましたが、これである程度「健全な調整」が終わった

と観ることができそうです。



暫くは欧州情勢を見ながら1.25-1.30のレンジ内での取引が続きそう

です。

イタリアやスペインなどが国債入札を無難にこなし、欧州に対する以前ほ

どの危機感は後退してはいるものの、今週から来週にかけては再びイタ

リア、スペイン、さらにドイツの国債入札が予定されています。この入札結

果を睨みながら神経質な相場展開は続くものと観られます。



これまでは欧州からの情報が余りにも多く、「欧州一辺倒」の相場展開が

続いてきましたが、さすがに今週は米国にも目を向ける必要があります。

24-25日には今年最初のFOMCが開催されます。

政策金利等の変更はないものと思われますが、今回からFOMCメンバー

の政策金利予測も発表されることになっています。

この件に関してFRBはすでに声明を発表しており、2つにグラフを公表す

るとしています。



1つ目は、FOMC参加メンバーが予想するFRBの最初の利上げの「年」

を示す棒グラフとのことです。

2つめは、FOMCの参加メンバーが今後3年間の末時点と、より長期にわ

たる適切なフェデラルファンド(FF)金利の目標の予想を示すグラフです。

FRBはこれまでより政策の透明性を図り、市場に「適切なメッセージ」を送る

ことを主眼に、今回の変更に踏み切ったわけです。



FRBは昨年、「2013年半ばまで現在の低金利性政策を継続すると」との

声明文を発表しており、市場に明確な金利政策のスタンスを明示しています。

今回初の試みで、利上げの時期が更に遠のいて来るようだと市場はドル

売りで反応する可能性もあり、注意が必要です。

米国では雇用の改善も緩やかに回復しており、政策金利の引き下げをさら

に先に延ばす必要性も無いように見受けられますが、「欧州問題が最大のリスク」

との認識は変えておらす、2013年半ばとしている現在の金利引き下げ時

期を、さらに先送りする可能性は否定できません。



仮にさらに先送りになるようなら、ドル円でのドル売り材料と捉えられます。

先週ドル円は今年初めて77円台に乗せ、一時77円32銭までドル高に

転じましたが、上値の重さは依然変わらず、78円台は「近いようで遠い」

距離です。

注意したいのは、明日から始まる通常国会での「社会保障と税の一体

改革」議論です。

与党民主党は事前に野党との協議を望んでいましたが、野党自民党

はこれを拒否。「本会議で堂々と議論する」ことになっています。

野田総理は政治生命をかけても消費税を引き上げの道筋をつけると

言っています。これはもはや「国際公約」であり、避けては通れません。

万が一野党の反対で、消費税引き上げが先延ばしになるようなら、

円売り材料として捉えられることになりそうです。

欧州の債務問題が標的となり、通貨ユーロが売りこまれてきたように、

日本の財政再建が遅れることで今度は円が標的にされることも考えら

れるからです。

ただ、特段の材料がなければ76円50銭-77円50銭のレンジを抜

けないのではないかと予想しています。

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