ユーロ円ついに97円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • スペインの金融システム不安の拡大を背景に、株式市場が総崩れ。

    米長期金利が大幅に低下したことを受け、ドル円は2月17日以来となる

    78円87銭まで下落。円は主要通貨全てに対して大幅に上昇。その後は

    ドルの買い戻しが入り79円台前半まで反落して引ける。

  • ユーロドルは大幅に続落し、連日大台替えを行いながら1.23台半ば

    まで下落し、約2年ぶりの安値を記録。スペインの長期国債の利回りが6.7%に

    近づいたこと加え、イタリア国債の入札不調やユーロ圏の景況感の悪化も

    ユーロ売り材料に。

  • ユーロは対円でも97円台まで下落し、今年1月の97円03銭が視野に。

    円はさらに対豪ドルでも76円70銭近辺まで買われ「独歩高」の様相。

  • 株式市場は大幅に反落。欧州問題の拡大懸念を嫌気するとともに、米経済指標

    の悪化も加わり、ダウは160ドル安。

  • 債権相場は急反発し10年債利回りは過去最低の1.619%で引ける。

    世界的な株安と景気の悪化懸念から安全資産への資金が急拡大。

  • 金は反発するも原油価格は大幅下落。世界景気の悪化から原油への需要が

    減少するとの見方や、在庫が増加しているとの見方が背景。前日比3ドル近い下げで

    約7ヵ月ぶりとなる87ドル台後半に。

  • 4月中古住宅販売成約 → -5.5%



本日の注目イベント


  • 豪   豪4月住宅建設許可件数

  • 日   5月鉱工業生産

  • 欧   ユーロ圏5月消費者物価指数

  • 独   独5月失業率

  • 欧   レーン欧州委員、バローゾ・欧州委員長、モンティ伊首相講演

  • 米   5月ADP雇用者数

  • 米   1-3月GDP(改定値)

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   5月シカゴ購買部協会景気指数

  • 米   4月個人所得

  • 米   4月個人支出

  • 米   4月PCEコア・デフレーター

  • 米   ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演








ユ-ロが連日対ドル、対円で「大台替え」を行いつつ安値を更新しています。

昨日は欧州市場に入ると、ユーロ圏の景況感が予想以上に悪化していたことで

ユーロが売られ、さらにスペインでも危機が拡大するとの見方から同国の国債が

売られ、10年債利回りは「危険水域」とされる7%に近付いてきたことや、スペイン

国債を保障するCDSスプレッドが571bp(ベーシス・ポイント)と急上昇するなど、

「リスク回避」の流れが加速しユーロ売りが強まりました。



またこの日行われたイタリア国債の入札も不調に終わり、「問題はギリシャだけでは

ない」との見方が急浮上しています。

この状況は今年1月の状況に良く似ており、「火の下ギリシャ」が注目されその後や

や下火になると周辺国への「疑惑」が頭をもたげ、みんながそちらに移動することで

「本丸はこっちだ」といった状況になっています。

ギリシャでは来月17日の再選挙までは決定的な材料は出にくいことから、周辺国の

中でも特にスペインの銀行の不良債権問題

がクルーズアップされています。

スペインの最大の問題は住宅バブルの崩壊に伴う不良債権処理が終わっていない

ことにあります。

この問題を解決しないまま今日まで来たことが銀行の資本不足に繋がっており、金融

システム不安を引き起こしています。

ギリシャのユーロ圏からの離脱も大きな問題ですが、スペインが資金支援を申請する

ような事態になればその比ではありません。今後もスペインの動向から目が離せません。

このように欧州から伝えられる情報はユーロに取って悪材料ばかりです。

1.25台を大きく割り込んだユーロドルはなかなか下値のメドが見つからない状況です。

「心理的な節目」と言う意味で1.20が意識される程度です。

また、ユーロ円もついに97円台に突入し、今年1月に記録した97円前後が強く意識さ

れます。

この水準を割り込むとテクニカルではどこまで下げるか推測することが難しい状況になり

ます。今日で5月も終わりますが、ギリシャの再選挙やEU首脳会議が予定されている6

月が、ユーロに取って「正念場」になろうかと思います。

ユーロドルが大きく下落する一方、ドル円も下落したことでユーロ円が一段と円高方向

に進みました。

ユーロ円の売りが相当市場に持ち込まれていると思われますが、ユーロの先安を見込

んだユーロ円ショートも結構積み上がっているのではないかと考えられます。

ドル円が今年2月14日の日銀による追加緩和をきっかけに上昇し、84円18銭を記録し

て以来の78円台まで下落したこともユーロ円を押し下げています。

もっとも、ユーロ円の下落がドル円の「円高ドル安」を誘発していると言った方が正確か

もしません。

一部に日銀の市場介入への期待もあるようですが、水準的にはさらに円高方向に振れ

ないかぎり実施されないと観ています。

注意したいのは昨日の野田総理と小沢元代表との会談が物別れに終わったことです。

野田総理はどうやら自民党への協力を仰ぎそうな気配で、そうなると民主党が分裂する

可能性も高まってきます。

自民党と組めば消費税増税法案の成立にメドが付きそうですが、「党議」に反対した小

沢元代表の処遇をきっかけに政党再編の動きが加速し、政治的混迷も避けられない状

況にもなりそうです。

円が今後もガンガン買われるとは思えませんが、政治的混迷はある意味日本の専売特

許のようなものですから円への影響はないのかもしれませんが・・・。

ドル円の戻りは依然限定的と思われます。

79円を割り込んでどこまで円買いが進むのかが焦点です。

「1時間足」では79円45-50銭あたりにレジスタンス・ポイントが集中していることから、

せいぜい戻ってもその水準がいっぱいいっぱいかと思われます。

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ユーロ円一時98円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は79円台半ばを中心に値動きが乏しい展開。

    79円36銭銭まで円高が進んだものの、株式市場の大幅な

    反発から買い戻しも入り79円半ばを超える水準まで上昇。

  • ユーロは一段と下落。スペインの金融不安が拡大するとの見通しから

    対円では99円を割り込み1月23日以来の水準を記録。

    対ドルでも1.25台を大きく割り込む。引けにかけては買い戻しが

    入り幾分値を戻すも、下値不安が払拭できない展開が続く。

  • 株式市場は久しぶりの大幅高。ギリシャのユーロ離脱観測が

    後退したことと、住宅市場に安定化の兆しが見えてきたことなどが

    材料となり、ダウは125ドル高で1万2500ドル台を回復。

  • 債券相場は小幅に反落。株式市場の大幅反発の割にはしっかりした

    展開。10年債利回りは小幅に上昇したものの1.74%台を維持。

  • 金は反落、原油は先週末とほぼ同じ水準で引ける。

  • 3月ケース・シラー住宅価格指数 → -2.57%

  • 5月消費者信頼感指数 → 64.9




本日の注目イベント


  • 豪   豪4月小売売上高

  • 欧   ユーロ圏5月消費者信頼感(確報値)

  • 欧   ドラギ・ECB総裁講演

  • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演

  • 米   4月中古住宅販売成約

  • 米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演







ユーロの下落が止まりません。

ギリシャの政局不安に加え、危機はスペインにも拡大しており、スペインでは金融システ

ムへの懸念や財政不安からユーロ売りに繋がっています。

スペインはユーロ圏では第4位の経済規模を持つ国で、今後危機が拡大すれば「ギリシャ

の比ではない」との見方が広がっており、ユーロにとっては悪材料しか出てこない状況で

す。ギリシャでの世論調査の結果、ギリシャがユーロ圏を離脱するとの見方がやや後退し

てはいますが、6月17日の選挙結果を見るまでは離脱の可能性が依然残ります。

ユーロは対円では99円を割り込み、一時98円95銭まで下落し、約4ヵ月ぶりの水準

まで売られています。対ドルでも1.25台を大きく割り込み、1.2461までユーロ

安が進行しました。ユーロの下落圧力は依然強く、テクニカルでもユーロ円はすでに「週

足」でも遅行スパンが「逆転」を起こしており今年1月に記録した97円03銭が視野に

入りつつあります。

もしこの水準を割り込むような事態になれば、下値ではサポートポイントも見当たらず、

大げさに言えば、2000年9月のユーロ発足以来の安値である88円台ということにな

ります。やや現実的ではありませんが、仮にギリシャがユーロ圏から離脱ということにな

れば、考えられない水準ではありません。

一部シンクタンクではギリシャがユーロ圏を離脱した場合は、その混乱からユーロ圏全体

のGDPは少なくともマイナス4%の成長に留まるとの試算もあります。

また、海外メディアの中には「Xデー」を6月18日とするところもあるようです。再選挙

の翌日には、ということのようですが、実際にはそう簡単ではないようです。報道の内容も

「既に新通貨ドラクマを印刷する輪転機が回っている」などと、日増しにエスカレートして

いますが、個人的にはドイツを中心とするユーロ圏側と、ツィプラス党首の左派連合側がと

もに「妥協点」を探し歩み寄ってくるのではないかと考えていますが、現状では「楽観的過

ぎる」との批判の声も聞こえそうです。ただ、ギリシャのユーロ圏離脱は双方にとって経済

的損失が予想以上に膨らむ可能性があり、このあたりを十分考慮すれば「最悪のシナリオ」

を避ける行動に出てくると期待しています。「最悪のシナリオ」では、その影響は欧州域内

に留まらず、中国、あるいは米国にも津波のように押し寄せます。

この事態を憂慮した米財務省では高官が欧州に飛び、ギリシャ問題について協議するとの

報道もあります。6月17日の選挙まであと3週間弱ですが、この間にも欧州以外からも

様々なニュースが飛び込んできそうです。

ドル円がさらに値幅を縮小し、膠着感を強めています。

79円50銭を挟み上下20銭のレンジに治まり方向感がでて来ません。

ユーロ安ドル高に観られるように、市場全体がドル高に推移している中、リスク回避の円

買いも根強いことが背景です。

加えて、80円台では実需筋のドル売りも控えている一方、78円台では介入警戒感もあり、

一層動きにくい状況です。

明確な方向感がないことから、一つのメドは「52週移動平均線」のある78円68銭が

抜けるかどうかが注目されています。この水準を下回ると「再び75円を目指す」といっ

た相場観が急速に台頭すると見られます。

逆にこの水準を上回っている限りドル反発の可能性もあるということです。

今週末の米雇用統計が今後の相場展開のヒントを与えてくれるかも知れません。

予想レンジは79円30銭~79円70銭と、誰でも考える極めて常識的な予想です。

ユーロドルが1.24台半ばを下抜けするのかどうかの方が重要と思われます。

ユーロ再び下落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
欧州市場



  • NY市場が休みだったことからドル円は79円台前半から半ばで

    小動き。ユーロ円に伴って上下したものの、方向感もなく手掛けにくい

    展開が続く。

  • ギリシャの世論調査の結果を受け、ユーロドルは反発して始まった

    ものの、スペインの国債利回りが上昇したことで上値が重い展開に。

    1.26台から再び1.25台前半まで行って来いの動きに。

  • ユーロ円もユーロドルの動きに連動して、99円台半ばから

    100円台前半まで上伸したものの、上値は限定的だった。

  • スペインのラホイ首相は、同国の国債利回りが上昇していることから、

    市場での資金調達が極めて困難な状況にあること説明。






本日の注目イベント


  • 日   4月失業率

  • 独   独5月消費者物価指数(速報値)

  • 欧   スペイン1-4月財政収支

  • 欧   バローゾ・欧州委員長講演

  • 米   3月ケース・シラー住宅価格指数

  • 米   5月消費者信頼感指数






週明けのオセアニア市場ではユーロドルが反発して始まり、一時1.26台前半まで

買い戻され、ユーロ円も100円台を回復しました。

ギリシャの複数のメディアが、緊縮財政を推進する政党への支持が拡大したと報じ

たことから、ギリシャのユーロ圏からの離脱の可能性が後退したことでユーロ買い戻

しに繋がった模様です。

しかし、ユーロの上値は依然として重く、欧州市場に入ると結局下落に転じ「行って

来い」の相場展開となっています。スペインの国債が財政不安から売られ、10年債

利回りは一時6.5%まで上昇しました。

同国のラホイ首相はマドリードでの記者会見で、「スペインの銀行の救済は今後ない」

と述べ、ユーロ圏の救済基金が政府を経由せず直接銀行を支援できるようにすべきだ

との見方を示しました。

欧州金融安定基金(EFSF)か、欧州安定メカニズム(ESM)が直接スペインの銀行

を援助することを念頭に置いた発言だと思われます。

同首相はまた、同国の国債利回りが急上昇しているため、資金調達が困難な状況に

あることにも触れ、欧州当局に対してスペイン国債を支え、ユーロ圏の将来を巡る不

安を取り除くよう改めて呼びかけています。

同国の10年債利回りは、ギリシャやアイルランド、ポルトガルが救済支援を余儀なく

された「7%」の危険水域に徐々に近づいています。

このように、ギリシャの再選挙が目下のところ最大の懸案事項ですが、その一方でス

ペインの財政危機を見越した投機的な「スペイン売り」も徐々に勢いを増している状況

です。

ギリシャの再選挙については、急進左派連合のツィプラス党首の動向がカギを握りそう

です。

同党首は、あくまでもギリシャ救済を受け入れる際に合意した緊急策の一方的な破棄を

主張していることから、他の党との連立は難しく、7月までに政権が樹立できない場合に

はギリシャ政府が資金不足に陥る可能性も高まっています。

ユーロドルは1.25台はキープしていますが、この水準を大きく割り込むと1.20もそれ

程遠くはないように思われます。今週はバローゾ欧州委員長など要人の講演が多く予

定されています。

ギリシャに「引導を渡すのか、あるいは再度救済の手を差しのべるのか」EU首脳にとっ

ても決断を下す場面が近づいているようです。

ドル円は79円半ばから下値では底堅いように思われますが、上述のように欧州危機は

収まる気配がありません。

市場の不安が消えず、リスク回避の流れが継続すると、10日前に記録した79円01銭

の水準を再度試す可能性もありそうです。

そこでしっかりサポートできるかどうかも見極めたいと思います。

予想レンジは79円30銭~79円80銭と見ています。

ユーロ反発して始まる。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 連休前ということもあり、ドル円は小動き。

    79円半ばから79円70銭の間で取引され、ユーロ円など

    クロス円の動きを見る展開が続く。

  • スペインやギリシャの銀行の資本不足が明らかになり、

    ユーロドルは一時1.250台を割り込み、1.2495まで下落。

    その後は3連休前でもありポジション調整の買いが優勢となり

    1.25台前半で引ける。

  • 株式市場は反落。消費者マインド指数が改善していたにも関わらず

    欧州問題の深刻化懸念からダウは74ドル安で引ける。

  • 債券相場は反発。スペインの地方政府が財政難に陥っているとの

    報道を受け、米国債への需要が高まった。10年債利回りは低下し1.74%台に。

  • 金、原油はともに続伸。

  • 5月ミシガン大学消費者信頼感指数(改定値) → 79.3




本日の注目イベント


  • 豪   スティーブンス・RBA総裁講演

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(4/27日分)

  • 米   NY市場休場(メモリアルデー)








ユーロドルが一時的に2010年7月以来、約1年10カ月ぶりに1.25の大台を割り

込んでいます。スペインの地方政府が財政難にあるとの報道から1.2495まで下

落し、その後は反発し1.25台に乗せてはいますが、連日大台替えをおこなって

おり、ユーロの底値が見えない状況です。

ギリシャの公的金融機関が資本不足に陥っていることや、スペインでも国有化され

たバンキアにさらなる資本注入が必要といった報道が駆け巡り、欧州危機は日増

しに悪化して行くような印象さえあります。

6月17日に再選挙がおこなわれるギリシャでは、緊縮財政に反対の急進左派連合

の支持率が上がっているとの調査結果もあり、このままではギリシャ発の欧州危機は

さらに深刻化していくとの見方が優勢です。

新聞報道でもギリシャのユーロ圏離脱後の姿を予想した内容の記事も増えており、

それによるとギリシャに取っても離脱後は「大きな試練」が待ち受けていることになり、

国民も今以上の経済危機に直面する可能性が高いと観られます。

そのことが分かっているため多くの国民が「ユーロ圏への残留を希望」している訳で

すが、ドイツ国民からすれば「むしが良すぎる」と言わざるを得ません。

先週末、国際金融協会(IIF)のダラーラ専務理事はギリシャの離脱コストについて、

「手に負えないほど膨らみ、協会がこれまで予想していた1兆ユーロ(約100兆円)

を上回る公算が大きい」と警告しています。

専務理事はさらに、ギリシャがユーロ圏を離脱すれば、「欧州中央銀行(ECB)が

支払い不能に陥り、欧州は真っ先にECBの資本を増強せざるを得なくなるだろう」と

述べ、ギリシャの離脱問題は予想以上に大きな影響を及ぼすと警告しています。

今後もギリシャやスペインの債務問題を中心に欧州からの情報に右往左往させら

れる展開が続くと思われます。投機筋のユーロ売りネットポジションが記録的な高

水準であることから、買い戻しも考えられますが、その必要性を考える間もなくユー

ロの悪材料が出てくるといった状況です。

あるいは買い戻しも徐々に進んでいながらも下落を続けているのかもしれません。

週明けのオセアニア市場ではユーロが反発し1.2570-75辺りで取引されて

います。ギリシャの複数の世論調査で有権者が金融支援に賛同する政党を支

持していることが示され、ギリシャのユーロ圏からの離脱懸念が後退したことが

手掛かりとなっているようです。

欧州危機が継続されるとすれば、「リスク回避」の流れが続き株安、債券高ととも

にドルと円が買われ易い展開が続きそうです。

ユーロドルが下落し、ドル円は79円半ばを挟み一進一退の展開となり、依然とし

て方向感のない動きが予想されます。

特に本日はNY市場が休場のため、これまでのポジションの買い戻しの動きがあ

るかもしれませんが、基本的には欧州の参入を待つ展開かと思われます。

予想レンジは79円50銭から79円90銭と考えます。

ユーロ買い戻し進むも上値が重い。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は79円台半ばを中心に方向感のない展開が続く。

    海外市場では79円30銭を割り込む場面があったものの、

    米長期金利の上昇にドル買い戻しが進み、79円60銭近辺で

    取引を終える。

  • EU首脳会議を終え、予想通り具体的な対策が出なかったことで

    ユーロドルは1.25台前半まで下落。その後は買い戻しから1.26台前半

    までユーロ高が進んだものの、欧州経済指標の悪化から再び1.25台前半に。

  • ユーロ円も99円台半ばまで下落。100円台がやや重くなっており、

    今年1月の97円台まで下落するとの声も。

  • 米株式はまちまち。ダウは小幅に反発するも、ナスダックは小幅に下落。

    欧州危機を巡る情報にリスクオンとオフの波が交互に押し寄せる展開。

  • 債権相場は反落。7年債入札は好調だったが、株高とNY連銀総裁が

    現時点では追加緩和の必要はないとの見方を示したことが手掛かり。

  • 金と原油はともに反発、原油は90ドル台を回復。

  • 4月耐久財受注 → +0.2%

  • 新規失業保険申請件数 → 37.0万件








本日の注目イベント


  • 日   4月消費者物価指数

  • 独   独6月GFK消費者信頼感調査

  • 米   ボルカー元FRB議長講演

  • 米   5月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)








EU首脳会議では具体的な解決策が出てこなかったばかりか、共同債を巡っては

独仏の意見が食い違うなど、懸念されていた「独仏2大国の足並みの乱れ」が露

呈した格好となりました。

オランド仏大統領の共同債発行の提案は、ドイツのメルケル首相の反対により議

論が進まなかったようですが、会議では多くの支持があったとの報道もありました。

イタリアのモンティ首相は同国のテレビでのインタビュ-で、「欧州はほどなく共同

債を持つことが可能だ」と語っています。EU首脳会議では各国指導者の過半数が

ユーロ共同債に賛成しており、モンティ首相は「欧州の共通の利益」を支持するよう

ドイツを説得する際に支援が可能だと言明しています。

共同債を発行することで、ギリシャなど「重債務国」の資金調達コストが大幅に下が

り、危機回避に繋がると言う思惑のようですが、ドイツなど「優良国」にとっては逆に

「調達コストの上昇」となり、メルケル首相は「受け入れられない」と強力に反対して

います。

メルケル首相にとって盟友「サルコジ氏」を失ったことで、域内でやや孤立する状況

になっているとの指摘もあり、今後緊縮一本やりではなく、成長も必要だとするオラ

ンド大統領の持論がさらに支持を受けるようだと、メルケル首相も歩み寄ってくる可

能性がありそうです。

一向に解決の糸口が見えない欧州危機回避にはそれ以外の「特効薬」は見当た

らないというのが現状です。オランド大統領の「金融危機から24回目の首脳会議

だが、これまでの進展は遅い」という言葉が象徴的です。

次回にEU首脳会議は6月の下旬におこなわれる予定ですが、それまでにはギリ

シャの再選挙もおこなわれることから

次回会合では、ある程度市場を納得させられる結論を打ち出すことが要求され

ます。

ユーロドルは1.25の節目を割り込むことは避けられましたが、依然として上値

の重い展開はかわりません。

投機筋のユーロ売り持ち額が高水準であることから、きっかけさえあれば大量の

買い戻しが相場を押し上げる展開も考えられますが、そのきっかけを見つけにく

いのが現状です。

ユーロ売り持ちの投機筋にとってはあわてて買い戻す必要がない、という状況

です。

ドル円は79円台前半を底固めしているようにも見えますが、一方で80円台も重

く膠着が続いています。

ギリシャを巡る欧州からの情報が多いことから、ユーロ円の取引が活発になって

おり、そのユーロ円に影響される格好でドル円が動いている状況です。

100円を割り込んでいるユーロ円のポジションを見ると、思いのほか買い持ちが

増えていません。

ユーロの先安観が根強いため、予めユーロ売りのポジションを作っている個人

投資家も多いということです。もちろん買い持ちも多いことから、当社で見る限り

ユーロ円のポジションに大きな偏りは見られません。

ところが、豪ドル円となると景色が一変します。

多くの個人投資家が買い持ちをキープしており、豪ドルの反転を期待している

ようです。

これはやはり豪ドルと円の金利差、つまりスワップポイントが大きく影響している

ものと思われます。

多くの個人投資家が「多少為替差損が出ても、スワップ・ポイントがもらえるから」と、

多少損出が出ても持ち高を維持している様ですが、このところの豪ドル安で苦しい

展開を強いられているものと観られます。基本は為替益を狙うことです。

そして「スワップ・ポイント」は「おまけ」という位置づけで取引をおこなうことをお勧

めします。

本日は重要なイベントもないことから、ドル円のレンジを79円30銭~79円80銭と

予想します。

日中の気温も徐々に上がってきているようです。

良い週末を・・・・。

ユーロ円さらに下落し99円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 日銀政策決定会合で追加緩和が見送られたことや、EU首脳会議で

    欧州危機への具体的な対策が打ち出されないとの見通しから、リスク回避

    の流れが加速しドル円は79円台前半、ユーロ円は100円を割り込む

    水準まで円が急騰。

  • ユーロドルは1.26台を割り込み、約1年10カ月ぶりとなる1.25台

    半ばまで下落。ギリシャやスペインが自国の銀行に資本注入を決定するなど、

    金融システムへの不安も台頭。

  • 株式市場は売り優勢の展開だったが、引けにかけては上げに転じ

    ダウは小幅安、ナスダックは小幅高とまちまち。

  • 債権相場は反発。欧州危機の悪化を警戒し、10年債利回りは大幅に低下。

    前日比0.04%下げ1.73%台で引ける。

  • 金は大幅に続落し1548ドルに。原油価格も米国の在庫増加とドル高を



    材料に、約6ヵ月半ぶりとなる90ドル台割れ。

  • 3月住宅価格指数 → +1.8%

  • 4月新築住宅販売件数 → 34.3万件





本日の注目イベント


  • 中   中国5月HSBC製造業PMI

  • 独   独1-3月GDP(確報値)

  • 独   5月ifo景況感指数

  • 独   5月製造業PMI

  • 独   5月非製造業PMI

  • 欧   ドラギ・ECB総裁講演

  • 英   英1-3月GDP(改定値)

  • 米   4月耐久財受注

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演









昨日の昼前、市場の大方の予想通り日銀は追加緩和の見送りを決定しました。

その報が伝わるとドル円は79円85銭辺りから約30銭ほど「ドル売り円買い」に

動き、株価も下落しました。前回の決定会合では追加緩和を実施したにも関わ

らず、同じように反応し、どうも決定会合があるたびに「円買いが進み」

「株価が下落する」ようです。今回は市場の一部に「追加緩和の実施」を予想し

ていた向きもあり、これが「見送り」の報を受け円買いに動いたとの見方もあった

ようです。

夕方日銀総裁は記者会見で、欧州情勢を「最も意識しておくべきリスク」とし、

これまで通り「強力に金融緩和を推進していく」と発言しています。

市場の期待感が大きいということもありますが、日銀の考えている「強力」と市

場のそれとは隔たりがあるようです。

ドル円は海外市場でも、上記決定会合の結果とギリシャ問題の深刻化を背景

に円高が進み、特に対ユーロでは一段と円が買われ、100円を大きく割り込み、

一時99円53銭まで円が買われています。

ギリシャとスペインでは国内の銀行救済のため資本注入をおこなうとの報道か

らユーロが売りこまれ、「リスク回避」の流れが加速し、避難通貨として円に資金

が集まっている状況です。

ギリシャでは180億ユーロ(約1兆8千億円)の資本注入と、スペインではバン

キアに対して90億ユーロ(約9千億円)の資金を追加するようですが、どちらも

銀行からの預金の流出が続いていることが背景だと思われます。

ドル円は前日、イギリスの格付け会社フィッチが日本国債の格下げを発表した

ことで円売りが加速し、80円台に乗せたものの、結局そこで下げた分を取り戻

した格好でした。NYでは79円前半まで円買いが進み、現在おこなわれてる

EU首脳会議では具体的な対策は打ち出されないとの見方が優勢だということ

のようです。一部報道ではユーロ圏各国は、ギリシャのユーロ圏離脱に備えて

た対策をおこなっていると伝えられました。この報道はその後ギリシャ財務省が

否定していますが、前日の「パパデモス発言」といい、ギリシャの離脱は徐々に

現実味を帯びてきているようです。

ユーロの下落が止まりませんが、1.25台半ばまで下落したことで今年1月に記

録した安値を下抜けしています。これで、チャート的には重要なサポートが見

当たらず、せいぜい心理的な節目である「1.250」ということになります。

1.25を抜けると、1.20台割れも意識しなくてはならない状況があるかもしれま

せん。

連日大台を替える下落を続けていることで、相場観が「ユーロ下落を見込み過ぎ」

ではないかとも思えますが、足元の欧州情勢を考えるとやむを得ないかもしれません。

本日はEU首脳会議からどのような内容が伝えられるのかが最大の関心事ですが、

冷静に考えて「抜本的な解決策」が出される可能性は無く、ユーロの戻りは限定

的と言えそうです。

ユーロ円などクロス円の買いも入りにくいことからドル円でも上値が重そうです。

予想レンジは79円20銭~79円70銭程度と見ます。

クロス円の動きがドル円にも影響しそうです。

日本国債格下げでドル円80円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は大幅に上昇し一時80円台を回復。英格付け会社フィッチが

    日本国債の格付けを「AA-」から「A+」に格下げしたことが響いた。

  • ユーロドルが再び下落し前日の上げ幅を吐き出した格好に。

    パパデモス・ギリシャ前首相の発言を材料に、1.27台後半から1.26台半ば

    まで売られた。ユーロ円も同様に大幅な下落を見せる。

  • 株式市場は前日とほぼ変わらず。上昇して始まったものの、ギリシャのユーロ圏

    からの離脱問題で引けにかけて失速。ダウは小幅安でS&P500は小幅高。

  • 債券相場は下落。2年債入札は好調だったものの、EU首脳会議を控えて

    ポジション調整の売りが優勢となった。

  • 金は大幅に続落し、原油価格も反落し91ドル台に。

  • 4月中古住宅販売件数 → +3.4%

  • 5月リッチモンド連銀製造業景況指数 → 4




本日の注目イベント


  • 日   4月貿易統計

  • 日   日銀金融政策決定会合

  • 日   白川日銀総裁記者会見

  • 欧   EU首脳会議

  • 欧   OECD閣僚会議(パリ)

  • 英   BOE議事録

  • 英   英4月小売売上高

  • 米   3月住宅価格指数

  • 米   4月新築住宅販売件数

  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

  • 加   カナダ3月小売売上高

  • 加   カナダ4月景気先行指数






これまでに何度も指摘されてきた日本の債務残高の異常な高さが円売りに繋が

ってきました。英格付け会社の「フィッチ・レーティング」は日本国債の格下げを

発表しました。

自国通貨建ては「AA-」(ダブルAマイナス)から「A+」(シングルAプラス)に

1段階、外貨建ては「AA」(ダブルA)から「A+」(シングルAプラス)に2段階、

引き下げています。

フィッチは引き下げの理由を、日本の公的債務比率の高水準および、上昇傾

向によるソブリン信用力へのリスク増大を挙げています。

日本の政治と、財政健全化の歩みが遅く、現在も国会で審議中であるにも関

わらず法案成立のメドは立っていません。

「社会保障と税の一体化」の議論が進まず、「政治生命をかける」野田首相は

来週中にも小沢元代表と直接会って議論を一気に進めたい意向のようですが、

小沢氏も消費税増税反対の姿勢を崩していません。

消費税引き上げ法案が成立するかどうか、現段階では「フィフティ・フィフティ」です。

格付け会社はこのような状況が「極めて重大」だと指摘してきており、スタンダード

・アンド・プアーズも格下げのタイミングを探っているのではないかと思われます。

消費税引き上げが今国会で成立しないような状況になれば、円売りが加速する

ことは論を待ちません。


ドル円は短期的なレジスタンス・ポイントを抜き、NY市場では80円15銭まで上

昇しました。徐々に79円を固めつつ上昇に向かうのではないかと観ていますが、

この水準は「4時間足」の雲の上限にも辺り、一旦は上昇を止められる水準です。

今後もう一段上昇するようなら80円台を維持することが重要となります。そして

「4時間足」の200日移動平均線がある、80円45銭を抜くことができるかどうかポ

イントです。

ドル円は先週末のNYで79円01銭までドル安が進みましたが、本日開催される

EU首脳会議を前に、ややリスク回避の流れが止まっています。

その結果、株式市場はやや落ち着き、これまで売り込まれてきたユーロや、豪ド

ルが買い戻され、円やドルが売られる展開が見られました。

本日のEU首脳会議からどんな議論が出てくるかが最も注目されますが、その結

果次第では「リスクオン」か「オフ」の、どちらにも流れが急変する可能性があります。

昨日のNYでは、住宅関連指標の好転とギリシャのパパデモス前首相が、ギリシャ

がユーロ圏からの離脱の準備を検討していると一部メディアに語ったことから再び

ユーロ安が進行していますが、ユーロの戻りは限定的と観ざるを得ません。投機的

な売り持ちポジションが高水準であることから「本格的な買い戻し」が入れば戻りも

大きいと思われますが、ギリシャを巡る不透明さを考えると、その可能性は低いと

考えられます。

本日のレンジは79円60銭~80円50銭とややワイドに予想しています。

EU首脳会議が開催される上、日銀の決定会合があり、午後には白川総裁の記

者会見も予定されています。

追加緩和は見送られると見ていいと思いますが、記者会見での発言には注意が

必要です。

今後の追加緩和にはそれ程積極的ではないと受けとめられると、円高に振れる

ことも考えられます。

NYダウ反発しリスク回避一服。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は欧州時間帯に79円45銭まで上昇し、上値が重い中でも

    底堅い動きを見せる。NYでは15銭ほどの値幅で一進一退。

  • ユーロドルも小幅に上昇。明日のEU首脳会議でギリシャ問題に対する

    対策が打ちだされるとの観測もあり、ポジション調整の買い戻しが優勢。

    ユーロドルは1.28台前半まで上昇し、対円でも101円70銭まで反発。

  • 株式市場は7営業日振りに反発。中国の温家宝首相が経済の安定成長を

    重視する方針を示したことも手掛かりに、ダウは135ドル高で取引を終える。

  • 債券相場は続落。株式市場が反発したことで、債券への売り物も増え

    価格は下落し利回りは上昇。

  • 金価格は反落。原油は8日ぶりに反発し92ドル台に。





本日の注目イベント


  • 香港  ロックハート・アトランタ連銀総裁講演(香港)

  • 中   中国4月景気先行指数

  • 欧   5月ユーロ圏消費者信頼感

  • 英   英4月消費者物価指数

  • 米   5月リッチモンド連銀製造業景況指数

  • 米   4月中古住宅販売件数









ドル円はややドル買い戻しが優勢となり、上値が重い展開ながら底固い動きでした。

昨日の日経平均株価がプラスで引けたことや、一部には本日から始まる日銀金融

政策決定会合で追加緩和が実施されるとの見方からドル円は79円半ばまでやや

値を上げましたが、依然として戻り売りの姿勢も強く、クロス円の買い戻しがメインの

展開でした。

NY市場はダウが7日ぶりに大幅な反発を見せ、安全資産の債券は利益確定の売

りに押され長期金利が上昇しました。

これら外部環境からみると、「リスク回避の流れ」が一時的に後退したと観られ、ドル

円も79円台後半くらいまでの反発があってもよさそうな流れでしたが、ドル円への反

応は限定的でした。

株式は売られ過ぎて、債権は買われ過ぎた反動で、いずれも自立反発したというこ

とのようです。

市場の関心は明日のEU首脳会議でどのような対策が打ち出されるのか、あるいは

対策は出て来ないのかに移っています。既に会議に向けた場所取り合戦が始まっ

ているようで、ドイツのショイブレ財務相は、ギリシャをユーロ圏に留めるために、

「独仏は必要なあらゆる措置を講じる」と発言し、ギリシャの残留に意欲を示してい

ると思われる一方、メルケル首相は会議ではオランド仏大統領との意見衝突が起

こることもありえると発言しています。

メルケル首相は「重要なのは賢明な解決策を見出すことだ」とし、「それが私のやり

方であり、オランド大統領からもそのような感触を得ている」と発言しています。

EU首脳会議では、独仏が中心となり意見が交わされるものと思われますが、オラン

ド大統領も緊縮財政だけではなく、成長戦略へのかじ取りも重要だとの持論で大

統領選ではサルコジ氏を破っており、オランド氏の考え方が域内で支持を得てきて

いることから同大統領の出方が注目されます。

この会議でギリシャに対するある程度の緩和策が示されれば、ユーロの買い戻しも

結構進むのではないかと観ていますが、仮にこれまでの厳しい条件を維持する様

な結果になれば、ギリシャのユーロ圏離脱の可能性が一段と高まり、リスク回避の

流れが加速しそうです。

EU首脳会議の結果は来月17日のギリシャの再選挙に大きな影響を与えるものと

思われ、ブルームバーグに依ると、昨日、急進左派連合のツィプラス党首は「選挙

の争点はユーロ対ドラクマではない。引き続き災難への道を進むのか、よりよい将

来に向けて希望をつかむかの選択だ」と語っています。

直近の調査ではギリシャ国民の9割がユーロ圏への残留を望んでいるとの結果も

でています。

「緊縮財政はNO,でもユーロ圏残留はYES」という、われわれの感覚ではなか

なか理解しにくいギリシャ国民の主張がどのような結果になるのか、来月後半には

はっきりしそうです。

本日のドル円は底堅い展開になると予想します。

79円台半ばを試すのではないかと観ていますが、昨日の欧州市場の高値である

79円45銭あたりがポイントになりそうです。

また欧州時間ではスペインとイタリアの国債の利回りにも注目です。

予想レンジは79円10銭~79円60銭程度と見ますが、株価の動きにも注意が必要

です。

ドル円79円割れ目前に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米株式市場の下落が続き、依然リスク回避の流れが継続され

    ドル円では円買いが優勢に。円は79円01銭まで買われ、79円割れ

    目前までドル安が進む。

  • ユーロドルはこのところ急激な下落と、週末の「G8」が意識され

    買い戻しが優勢となり、1.27台前半から1.27台後半まで値を戻す。

  • 米キャンプ・デービッドでおこなわれた「G8」では、ギリシャの

    ユーロ圏への残留を求めるとともに、各国の成長押し上げを支持。

  • 株式市場は6日続落。欧州危機への懸念が払拭されず下落圧力の強い中、

    この日上場されたフェイスブックも寄りつき後上昇する場面もあったが、

    結局下落。ダウは73ドル安の1万2300ドル台に。

  • 債権相場は反落。高値警戒感と今週の入札を控え「利益確定」の売り

    が優勢に。10年債利回りは1.7%台に上昇。

  • 金価格は続伸。原油は景気懸念から続落し、約半年ぶりとなる91ドル台

    まで売られる。




本日の注目イベント


  • 日   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演(東京)

  • 日   3月傾向動向指数(改定値)

  • 英   ロンドン市場休場(ビクトリアデー)




ギリシャの政局不安を中心とする欧州危機への懸念から「リスク回避」の

流れが続き、ドル円はさらに円高が進み、NY市場では79円01銭まで

円買いが進みました。

スピードは遅いものの、じりじりと円が買われ、重要なレベルである78円

台が手の届くところまでドル売り円買いが進行しています。

NY株式市場では株価の下落が止まらず、先週1週間だけで451ドルの

下落幅を記録しています。連続下落日も6日となり、5月に入っての上昇

は今のとことわずか「1日間」だけです。これは1974年以来、約38年ぶ

りの現象だそうです。米株式市場には有名な格言として「sell in  may」

という言葉がありますが、正に今月はこの言葉通りの展開になっています。

株価の下落は「投資家のリスク許容度の低下」に繋がり、為替市場では

ユーロや豪ドルなどの通貨が売られ、円やドルなど安全通貨が買われる展

開です。さすがに先週末は、このところのユーロ下落のスピードが速かった

ことから「ポジション調整」と観られる、買い戻しが入りユーロは若干反発し

ていますが、それでも戻りは限定的と観られます。

先週末には「G8」が開催されましたが、結局欧州危機への具体的な対策

などは打ち出されず、事前予想尾通りの結果でした。象徴的だったのは、

ロシアのプーチン大統領は欠席し、メドベージェフ首相が参加していたこ

とです。議長国であるオバマ大統領も「リーマンショック後米国は素早く動

いたことで危機の拡大を防ぐことができた」ことを強調し、欧州にも早期の

対応を迫る場面もあったようですが、「G20」に比べ存在感を失い「社交の

場」と言われているように足元の欧州危機に対するが対策はありませんでし

た。

ギリシャの再選挙が最大の焦点ですが、今のところ緊縮財政反対派の勢

いが勝っている様です。緊縮財政反対の急進左派連合がどの程度支持を

集めるのかがポイントですが、同時に緊縮財政を推し進めている独メルケ

ル首相の言動もポイントになろうかと思います。

先週のオランド仏新大統領との会談では、これまでの態度をやや軟化さ

せていたようにも見受けられました。

今週23日にベルギーのブリュッセルで行われる「EU首脳会議」では、

メルケル首相の対応も確認できると思われます。

独仏としても「甘い顔」をすれば、財政規律が反故(ほご)にされ、ギリシ

ャの財政再建が遅れることになる一方、「強い態度」にでれば、デフォル

トの可能性も高まり、ギリシャのユーロ圏からの離脱にも繋がり、結局ユー

ロ圏諸国にもその影響が及び、それは決して小さいものではありません。

ギリシャに対する「資金支援条件の緩和」など、ある程度の妥協案が話

し合われるのではないかと予想しています。

EUとすれば、こちらも譲歩するから新政権にも「緊縮財政反対」を叫ぶ

だけではなく歩み寄りを求めてくるのでないでしょうか。

多くのギリシャ国民がユーロ圏からの離脱を望まないという調査結果が

出ている以上、EU首脳も冷酷に追い払うわけにはいきません。

何らかの妥協案が議論されるものと観られます。

懸念されるのは「ドイツの孤立」です。

メルケル首相がこれまでの持論を押し通すと、フランスとの協調も乱れ

孤立感が強まります。

先週末の「G8」でも、オバマ大統領を囲んだ円卓会議では、大統領の

右側にはオランド仏大統領が座り、記念写真の際にも右側に立ち、オ

バマ氏と冗談を言い合っている映像が流されていました。

「財政規律と成長」をどのようにバランスを取っていくのかが問われてい

るようです。

ドル円は79円台前半で推移していますが、これまで述べてきたように

「52週移動平均線」のある78円68銭(円高に推移しているため、先週

より9銭下方へ移動しています)と、「200日移動平均線」がある78円

51銭が重要なサポートポイントです。

引き続き欧州情勢と株式市場の行方に注目したいと思います。

レンジは78円90銭~79円40銭と予想します。

ドル円一時79円台前半に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米経済指標の悪化や欧州危機の拡大懸念から、ドル円は急落し

    前日比1円以上の円高ドル安となる79円13銭まで下落。

  • ユーロドルは1.27台前半から1.26台半ばまでユーロ安が継続。

    スペインの大手銀行バンキアから預金が大量に流出しているとの報道から

    預金引き出しの動きがギリシャからスペインにも波及したとの懸念が台頭。

  • 株式市場は5日続落。フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想外の悪化

    を見せたことと欧州情勢から、ダウは156ドルの大幅安。

  • 債券相場は大幅に続伸し、10年債利回りは過去最低水準付近まで低下。

    米景気後退懸念と欧州情勢から債券への需要が強まり、10年債利回りは

    1.69%台まで低下。

  • 金は5日ぶりに大幅反発し1574ドル台に。原油価格は小幅ながら

    5日続落で92台半ばまで下落。

  • 新規失業保険申請件数 → 37.0万件

  • 4月景気先行指数 → -0.1%

  • 5月フィラデルフィア連銀景況指数 → -5.8






本日の注目イベント


  • 独   メルケル独首相講演

  • 独   ジョイブレ独財務相講演

  • 独   独4月生産者物価指数

  • 欧   ゴンザレスパラモ・ECB理事講演

  • 米   G8首脳会議(19日まで、キャンプデービッド)

  • 加   カナダ4月消費者物価指数




リスク回避の流れが一段と加速し、円とドルが買われ、そのドルに対しても

円が大幅に上昇しました。ドル円は一時、2月17日以来となる79円13銭

まで「円高ドル安」が進行し、NY市場は79円30銭近辺で引けています。

2月17日と言えば、あの日銀による「バレンタインプレゼント」があった直後

です。

米経済指標の悪化が相次ぎました。

新規失業保険申請件数は37万件と、このところ34万~36万件で安定して

いたものが再び増加傾向を見せています。さらにサプライズだったのは5月

のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が、好不況の分かれ目である「ゼロ」

を割り込み「-5.8」だったことです。

「ゼロ」を下回るのは昨年9月以来のことですが、これまで米景気をけん引し

てきた製造業に陰りができ来たとの懸念から「QE3」実施の見方が高まりドル

が売られる結果となっています。

ただ、上記指数は米国全体を表すものではないことには注意が必要です。

米経済指標の悪化に加え、欧州からは相変わらず悪材料が伝えられます。

スペインでは先日国営化されたばかりの大手銀行「バンキア」から資金流失

が続いているとの発表に、株安、債券高逃避通貨の円買いが加速し、

ユーロ円は100円56銭まで下落しました。

ギリシャの銀行から大量の資金が流失しているとの報道があったばかりでした

が、その影響がスペインにも波及している、との観測からユーロ売りが一段と高

まった格好です。

今後、預金引き出しの動きがイタリアなど他のユーロ圏諸国にも波及すると、

体力のない金融機関の破たんに繋がり欧州危機がさらに拡大する危険があり

ます。

EU首脳が23日に緊急会合を開くことから、何らかの対応策が打ち出される

ものと期待していますが、震源地はギリシャです。

今週に入り、マスコミでは盛んに「ギリシャがユーロ圏を離脱したら・・・」という

タイトルの報道をおこなっています。個人的にはギリシャでは急進左派連合を

中心に連立政権ができ、緊縮財政一辺倒の政策を修正しながらもユーロ圏に

留まる選択を行うと、希望も込めて予想していますが、来月17日までにはまだ

まだ紆余曲折がありそうな気配です。

ドル円は79円13銭を付けたことで、79円台半ばを割り込み、今度は下値を

試す展開になってきました。

昨日までは、これまでのレンジであった79円50銭-80円を上抜けし、ドル

の高値を探ってきましたが、今度はどこまでドルが下げるのか底値を探る展開

です。

これまでにも何度か述べてきましたが、「52週移動平均線」を下回ると今回の

「ドル反発局面」が終了すると考えられます。

現在そのレートは78円77銭にあり、今週から来週にかけてこの水準を試しに

行くのかどうかが注目されます。

米経済指標に対する市場の反応は「良い材料には反応薄」で「悪い材料に

は大きく反応」するようです。

今週火曜日や水曜日には、NY連銀製造業景況指数や住宅関連指標が好

調だったにも関わらず反応は限定的で、昨日のフィラデルフィア指数には、

「ゼロ」を割り込んだとはいえ大きく反応しています。

確かにこれまで緩やかながら順調に回復してきた米景気が「曲がり角」に差し

掛かっているという認識は、持つ必要があろうかと思います。

今後さらに悪化傾向が続くと、来月19-20日のFOMCでいよいよ「QE3」が

現実味を帯びてくるかもしれません。

本日のドル円は79円の下値をどこまで試すのかという点に注目です。

レンジは79円10銭~79円70銭と予想しています。

ギリシャの再選挙6月17日に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円はユーロ円など「クロス円」の買い戻しもあり

    2週間ぶりに80円台半ばを上抜けしましたが、勢いも無く

    米金利の低下に引っ張られる形で再び下落し、80円30-40銭で

    取引を終える。

  • ユーロドルは4ヵ月振りに1.26台まで売られた後反発したものの、

    ECBがギリシャの銀行への資金供給は各行の資本増強が完了

    するまでギリシャ中銀に委ねる、と発表したことから再び下落。1.27台

    前半でもみ合う。

  • FOMC議事録では、前回に比べ「必要な際には追加緩和はすべき」との

    意見を持ったメンバーが増えていたことが判明。また、FRBは2014年1月

    まで全てのFOMCを「2日間の日程で開催」することを発表。

  • 株式市場は4日続落。ギリシャの政局不安が株式離れを加速させ、ダウは

    33ドル安で1万2600ドル台も割り込む。

  • 債券は続伸し長期金利はついに1.76%台を割り込む。

  • 主要通貨に対してドル高が進んだ流れから金、原油はともに下落。

    商品市場でも安全志向から資金が流出。

  • 4月住宅着工件数 → 71.7万件

  • 4月建設許可件数 → 71.5万件

  • 4月鉱工業生産  → +1.1%

  • 4月設備稼働率  → 79.2%



本日の注目イベント


  • 日   1-3月GDP(速報値)

  • 日   3月鉱工業生産

  • 欧   スペイン長期債入札

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   4月景気先行指数

  • 米   5月フィラデルフィア連銀景況指数

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演





NYダウは4日続落し、株価の下落が止まりません。

ダウは5月に入り下げ足を速めていますが、正直なところ、ギリシャの政

不安がここまで株価を押し下げるとは予想外でした。

ダウは昨日までで、5月の営業日12日中で10日下げており、上昇した

のはわずか2日だけです。世界の主要株式市場も似たり寄ったりで、

「ギリシャ悲劇」が世界の株式市場の時価総額を急激に減少させている

と言う状況です。

株式はリスク資産の代表です。

株価の下落は個人法人を問わず、世界の投資家がリスクを取れなくなる

ことを意味し、安全志向が急速に高まります。

その結果日米独など安全国の国債が買われ、金利の低下に繋がってい

ます。日本の国債も一部では「バブルの再来」との指摘もある中、資金流

入が止まらず、10年債の利回りは昨日1年7ヵ月ぶりとなる0.82%まで

金利が低下(価格は上昇)しています。

ギリシャ不安はさらに金や原油など商品価格の下落にも繋がっています。

金価格は昨日一時1520ドル台まで下落し、昨年12月29日以来の安値

を記録しました。同じように原油価格は年初来安値です。

ギリシャの再選挙が6月17日に決まったことで、今後1ヵ月は少なくともギ

リシャに関する「悪材料」は出にくい状況かとは思いますが、再選挙では

急進左派連合が第1党に躍進するとの見方がもっぱらで、焦点は仮にそ

うなった場合にツィプラス党首があくまでも緊縮財政に徹底して反対する

のかどうかという点です。

国民の緊縮財政反対に推挙された左派連合ですが、その国民の多くは

「緊縮財政には反対でもユーロ圏には残りたい」と希望しているからです。

財政再建の中断は、EU、IMFからの資金供給が止まることを意味し、

ユーロ圏からの離脱の可能性が極めて濃厚になります。

ツィプラス党首も支持者の多くがユーロ圏からの離脱を望まない以上、

そう簡単にこれまでの緊縮財政政策を反故(ほご)にすることはできない

のではないかと思います。

そのあたりに、歩み寄りの余地があるのではないでしょうか。

一方資金供給者側のEU、IMFにしても「緊縮財政が唯一の資金供給

の条件」とは言っていましたが、そう簡単に資金をストップさせるような強

硬手段には訴えにくいところもあります。

メルケル独首相は「ギリシャの成長支援に応じる用意がある」と柔軟な姿

勢を見せているのもその一例です。

またドラギ・ECB総裁も昨日、ECBが原理原則を曲げてまでギリシャの

ユーロ圏離脱を止める意思はないことを示唆しながらもギリシの残留を

「強く選考する」と述べています。

一部には、ギリシャ側が歩み寄ってくるのであれば、財政削減期間の

延長などの「猶予」を考慮するとの意見もあるようです。

来週23日には緊急のEU首脳会合が開催されます。この会議である程度

の妥協案が議論されるのではないかと思われますが、

「ギリシャのユーロ圏からの離脱」といった最悪のシナリオの可能性も否定で

きません。

そのシナリオはギリシャにとってはもちろん、他のユーロ諸国に取っても

「大きな痛み」であるはずです。

ドル円は昨日のNY市場で80円半ばを超えましたが、予想通り上値が重く

再び80円50銭以下に押し戻されています。

現状ではドル円単体での明確な方向感は出ていません。

ユーロが売られドルが買われていることや、ユーロ円など「クロス円」の上

げ下げによって動かされている状況です。

チャートでは「4時間足」までの短期的なテクニカルではややドル上昇を

示唆し始めていますが、まだ完成されてはいません。

本日は日本のGDP速報値と米国からの失業保険申請件数を睨む展開

になりそうです。

レンジは80円15銭~80円60銭と予想します。

ギリシャの再選挙決まる。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米経済指標が一部改善していたことを受け、ドル円は80円台を回復。

    さらに「ユ-ロ安ドル高」の影響もあり80円33銭まで上昇。

    10日ぶりの高値を付け80円台前半で引ける。

  • ユーロドルは連日の大台替えを示現。ギリシャの連立政権樹立の可能性が消え、

    再選挙が実施されることが決まり大幅下落。ユーロドルは一時1.2722と、

    4ヵ月ぶりのユーロ安水準を記録。ユーロ円も同様に102円割れ手前まで下落。

  • 株式市場は3日続落。朝方は前日比プラスで推移していたが、ギリシャの

    連立に向けた協議が決裂したとの報道で下げ足を速め、ダウは63ドル安。

  • 債券相場はやや上昇にブレイキがかかったものの、前日とほぼ同水準で引ける。

  • 金、原油はともに続落。原油は2月末の高値から15ドル強と大幅な下げを記録。

  • 4月消費者物価指数 → ±0.0%

  • 5月NY連銀製造業景況指数 → 17.09

  • 4月小売売上高 → +0.1%

  • 5月NAHB住宅市場指数 → 29




本日の注目イベント


  • 豪   豪5月ウエストパック消費者信頼感

  • 欧   ECB定例政策委員会

  • 欧   4月ユーロ圏消費者物価指数

  • 欧   ユーロ圏3月貿易収支

  • 英   英4月失業率

  • 米   FOMC議事録(4/24-25日分)

  • 米   4月住宅着工件数

  • 米   4月建設許可件数

  • 米   4月鉱工業生産

  • 米   4月設備稼働率

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演





ユーロの下落が止まりません。

昨日の夕方にはドイツのGDPの発表があり、これが市場予想を大幅に上回って

いたことからユーロドルは一旦買い戻される動きもありましたが、結局ギリシャの政

局混迷を嫌気してユーロ売りが一段と加速しています。

連日、連立政権樹立へ大統領による仲介で協議を続けてきましたが、結局決裂

し6月中旬に「再選挙」を行うという結果に終わってしまいました。

ある意味、市場が予想した通りの結果になり「意外感」はありませんでしたが、為

替市場ではユーロが大きく売られ、欧米株式市場も続落するなどさらに「リスク回

避」の流れが進んでいます。

これで「再選挙」を行うことが決まり、急進左派連合が支持を受ければ「第1党」と

なる可能性も出てきました。「第1党」は自動的に「50議席のボーナス」をもらえる

ことから、これまでの緊縮財政政策が修正される可能性もありユーロ売りが加速し

ています。

昨日のブリュッセルでの財務相会合でジョイブレ独財務相は「ギリシャがユーロ圏

に留まりたいならば、条件を受け入れなければならない。これは大多数の総意だ」

と述べ、さらにギリシャが救済条件を受け入れないならばユーロ残留は「不可能だ。

選挙ではどの候補も、これを有権者から隠しておくことはできない」と強調していま

す。(ブルームバーグ)

このように、ギリシャ支援で中心的な役割を担っているドイツの財務相が、これまで

の救済プログラムに議論の余地はなく、交渉は行われないとの立場を明確にして

いることで、今後ギリシャの資金繰りが行きづまり、ユーロ圏から離脱する可能性が

高まってきたと観られます。

ユーロドルはギリシャのユーロ圏からの離脱を織り込みながら1.27台前半まで下

落してきました。既に「週足」でも下落基調が鮮明になり、反発のきっかけがつかめ

ない状況です。

1月に記録した1.26台前半が視野に入ってきたと思われますが、注意したいのは

投機筋のユーロ売りのポジションです。

先週8日(火曜日)時点でのユーロ売り建て玉は、ネットで14万枚を超える高水準

になっています。

この先ユーロが下落した際には徐々に買い戻しも入ってくるものと思われますが、

反発があるとすれば材料はこのあたりになります。

ただ、ユーロの「上値は売りたい」と考えている市場参加者も多いものとも見られま

すが、多くの人の相場観が「ユーロ売り一色」になった時は注意が必要です。

相場の反転にはそれほど明確な理由はいりません。

今年1月の1.26台前半から1.34台後半まで、860ポイント戻ったことは記憶に

新しいところです。

また、同じようにユーロ円は、97円台前半から111円台まで14円強も急反発しま

した。

さすがに主要通貨に対し「ドル高」が進んだことで、ドル円も80円台に乗せています。

79円50銭ー80円のレンジがやや上方へブレイクしたように思えますが、上値は

依然として重いと観られます。80円の半ばを明確に抜けるかどうかが重要です。

現在のドル円は、「日足」では3月21日に記録したドルの高値84円10銭を頂点

にトレンドラインを引くと、ちょうどラインに上値を抑えられているところです。

このまま下落に転じれば、下落トレンドが継続されることになり、反対に80円半

ばを抜けば「トレンドの転換」の始まりと観ることもできます。

すでにMACD(日足)ではゴールデンクロスを完成させており、上昇への期待が

持てなくもありません。

本日の予想レンジは80円~80円50銭と観ていますが、どちらか抜けるとしたら

「80円50銭」かもしれません。

ユーロ、対円対ドルで一段と下落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ギリシャの政局混迷が続き、リスク通貨であるユーロ、豪ドルなどは
    軒なみ下落し、ドルと円が買われる展開に。

  • ドル円は79円半ばから後半で推移し、これまでのレンジを抜けきれない。

  • ユードルは昨日の早朝1.29台を割り込み、その後1.28台後半で
    一進一退だったものの、海外市場に入ると下げ足を速め1.28台前半まで
    売られる。ユーロ円も2月16日以来となる102円台前半まで下落。

  • 株式市場は大幅に続落。ギリシャのユーロ圏離脱観測や、デリバティブで
    巨額損出を出したJPモルガンが、さらに20億ドル(約1600億円)程度の
    追加損出が発生するとの報道から金融株を中心に売られる。ダウは125ドル
    安で、1万2700ドル台を割り込む。

  • 債券相場は大幅に続伸。安全資産である債券への資金流入は止まらず、
    10年債利回りは1.76%台まで低下し、7ヵ月ぶりの低水準を記録。

  • 金、原油も大幅に続落し、いずれも昨年12月以来の安値水準に。



本日の注目イベント


  • 豪   RBA議事録

  • 独   独1-3月GDP(速報値)

  • 独   独5月ZEW景況感調査

  • 仏   オランド新大統領就任宣誓

  • 仏   仏1-3月GDP(速報値)

  • 伊   伊1-3月GDP(速報値)

  • 欧   ユーロ圏1-3月GDP(速報値)

  • 欧   EU財務相会合

  • 英   英3月貿易収支

  • 米   4月消費者物価指数

  • 米   5月NY連銀製造業景況指数

  • 米   4月小売売上高

  • 米   5月NAHB住宅市場指数

  • 米   ガイトナー財務長官講演



ギリシャのパプリアス大統領による連立政権樹立への説得は、週明けの昨日も
続けられたようですが溝は埋められず、調停は進んでいません。

本日も再選挙を避けるため調停が継続されるようですが、依然予断は許さず、
再選挙は避けられないとの見通しが優勢の様です。

これらの状況を受け、株価は世界規模で下落し、安全資産である
米国、日本、ドイツなどの国債は軒なみ買われ、その結果安全国の長期金利が
記録的な低水準にまで低下しています。

また、ギリシャだけではなく、スペイン、イタリアなどの国債は売られ金利が
上昇し「リスク回避」の流れが一段と加速した様相を見せています。

為替市場ではユーロ、豪ドルなど「リスク通貨」が大幅に売られ、ユーロドルは
約4ヵ月ぶりの1.28台前半まで下落し、豪ドルもパリティーを大きく割り込み、
約5ヵ月振りに0.99台半ばまで安値が進んでいます。
一方「安全通貨」であるドルと円は買われ、その結果ユーロ円などの「クロス円」が
一段と下落する展開になっています。

今週の「日経ヴェリタス」紙は、「新章 ギリシャ悲劇」というタイトルで
ギリシャの混迷を伝えていますが、ギリシャのユーロ圏からの離脱の可能性は
かなり高まってきたと思われます。

パプリアス大統領の調停は本日も行われる予定ですが、鍵を握る第2党急進左派連合の
ツィプラス党首に依然歩み寄りの姿勢は見られず、「再選挙」が実施されそうな状況です。
「再選挙」が実施されれば、急進左派連合は第1党に躍り出る可能性が高く、
緊縮財政政策は修正を余儀なくされる可能性が高くなります。

ギリシャへの資金援助は、同国が財政再建規律を遵守することが唯一の条件である
ことはドイツのメルケル首相をはじめ、ユーロ圏の首脳は繰り返し警告しています。
昨日もオーストリアの首相は「改革路線を堅持しないのなら、支援は続けられない」と
言い放っています。
ギリシャへの資金支援は継続的に実行されてきましたが、まだ順次実行されることに
なっている資金が約1000億ユーロ(約10兆円)も残っています。
EU、IMFがこの資金の実行を凍結すればギリシャの資金繰りはただちに滞ります。
「ユーロ圏には留まりたい、だけど緊縮財政はイヤヨ」といったわがままもそろそろ
限界に近付いているようです。
マスコミは「ギリシャのXデー」を記事にし始めています。

豪ドル円が80円の節目を大きく割り込んでNY市場では79円39銭まで売り
込まれています。すでに多く「時間足」では下落を示唆しています。
「週足」を観ると、79円25銭に重要な「200日移動平均線」があります。
足元ではこの水準が意識されることになりそうですが、その下には78円95銭に
「雲」の下限(先行スパン1)があることから、78円95銭-79円25銭までが
重要なサポート帯であると予想できます。
一旦は下げ止まると観ていますが、一方で「月足」では「MACD」がデッドクロス
しそうな形を示していることから、さらなる下落にも注意が必要です。

豪ドルは一旦大きなトレンドが形成されると予想外の値幅が出る傾向があります。
買いで立ち向かうとしても、十分引きつけることと「ストップロス」を付けることを
お勧めいたします。

オーストラリア政府が「豪ドル安」を望んでいることや、中国の景気減速が明らかに
なってきたり、さらに資源価格が急落するなど、豪ドルを取り巻く環境はさえません。
しばらくは豪ドルへの投資家にとって厳しい状況が続くと予想しています。

ドル円は79円50-80円のレンジが抜けきれませんが、本日の予想は
79円60銭~80円程度と観ています。
引き続きユーロ円など「クロス円」の動向に注意が必要です。

ユーロドル1.28台に下落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は週末ということもあり動意も無く、値幅も

    20銭足らずで小動き。79円台後半での膠着が続く。

  • ユードルはギリシャの連立政権樹立の可能性を探り一進一退を

    繰りかえしたが、第1党(ND)第3党(PASOK)との連立も

    ならず、依然上値の重い展開。ユーロドルは1.29台割れを試す

    展開に。

  • 株式市場は続落。前日JPモルガン・チェースの多額の損出が発表された

    ことを受け銀行株を中心に下げる。ダウは34ドル安。

  • 一方債券相場は反発。ギリシ政局の混迷や米銀の多額損出から債券が

    買われ利回りは低下。

  • ユーロドルが下落したことで、金、原油も下値を試す展開に。

    原油は1月中旬以来の96ドル台に。

  • 4月生産者物価指数 → -0.2%

  • 5月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) → 77.8







本日の注目イベント


  • 欧   ユーロ圏3月鉱工業生産

  • 欧   ユーロ圏財務相会合

  • 欧   スペイン国債入札

  • 欧   ファンロンパイ・EU大統領講演





ドル円は79円台半ばから80円でのレンジを抜けず膠着状態が続いて

います。先週は特に重要な経済指標の発表もなかったことで、市場参

加者も動きづらい状況が続いています。

ギリシャの政局不安が続いていることからユーロが売られ易い地合いで、

基本的には市場全体が「ドル高トレンド」の中にいると思われますが、そ

れでもドル円の上値は80円台前半で重いように見えます。

ドル円は5月4日に80円台を大きく割り込んでからちょうど1週間、ドルの

底値を試してきました。

79円の半ばを割り込む場面もありましたが、さらに円買いが進むような地

合いでもなく、かといって80円台にしっかり乗せてくる展開でもありません。

ドル円自体値幅も少なく、動きづらいことから取引量も減少しているように

思えます。

そして値動きの軽さを見せているのがユーロ円など「クロス円」ということに

なります。

ギリシャでは大統領が主要3党の党首と会談し、連立政権樹立への歩み

よりを説得してきましたが、現時点では失敗に終わり緊縮財政を巡る溝は

埋まっていません。

第1党の新民主主義党(ND)と第2党の急進左派連合との協議は平行

線をたどり連立にはいたっていません。

さらに仲介が続けられる様ですが、失敗に終われば「再選挙」が実施さ

れることになり、その場合には緊縮財政に反対している第2党の急進左

派連合が躍進するとの見方が有力のようです。

急進左派連合のツィプラス党首は緊縮財政を進めた旧体制に批判的な

ことから、連立樹立が失敗に終われば、今のところ五分五分のギリシャ

のユ-ロ圏からの離脱問題も、急速に現実的になることが考えられます。

そうなるとユーロドルは1.26台を目指すことになると予想することに、

それ程無理はないように思います。

同様に豪ドルの上値も重い展開が続き、週明けの本日早朝には1.00

07と、パリティー割れ目前まで豪ドル安が進行しました。もしパリティー

を割り込めば、実に昨年12月19日以来5ヵ月ぶりの水準となり、さらに

下落する可能性が高まります。豪ドルは、先週オーストラリアの雇用統

計が市場予想を大きく上回ったにも関わらず、反発は100ポイント強と

限定的で再びパリティー割れを目座す展開になっています。

今週もユーロドルと同じく上値は重く、売り圧力が強いと観られます。

パリティーを割り込んだ場合、下値の目処は0.9911です。

この水準には重要な120日移動平均線があり、ここを抜けるとやや目処

がつかなくなる状況にもなりそうです。

ただ、豪ドルは依然として金利水準が相対的に高く、投機的な豪ドル売

りには抵抗力もあります。

豪ドルショートは期間が長ければ長いほど「コスト」がかかり維持しにくい

通貨です。

本日のドル円は80円台乗せがありそうな気配です。

80円台に乗せても勢いは弱そうですが、80円30-35銭あたりでは頭を

押さえられそうです。

「4時間足」では、80円台に乗せれば「雲」に突入します。

この雲は比較的厚く、雲全体が抵抗帯であることから、上昇もゆっくりで、

特別な材料でも出ないかぎり80円半ばは上回らないと

考えます。

予想レンジ79円70銭~80円30銭でセットします。

本日もギリシャ情勢には細心の注意が必要です。

ドル円下落が一服。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米失業保険申請件数の好転にドル円の下落も一服。79円台後半で取引が始まった

    ドル円は、株価の反発や長期金利の上昇にドル買い戻しの流れが優勢となり80円台に

    乗せる場面はあったものの、勢いはなく79円台に押し戻されて引ける。

  • ユーロドルも小幅に反発。ギリシャで連立政権樹立の可能性が出てきたことや、

    欧州金融安定基金(EFSF)がギリシャ向けの融資の一部を実施したことなどが好感され

    1.29台半ばから後半まで上昇したが勢いも限定的。

  • 豪ドルは対円対ドルで反発。昨日発表された雇用統計で、雇用数、失業率がともに

    市場予想を大幅に上回ったことが背景。豪ドル円は一時81円前後まで上昇。

  • 株式市場は7日ぶりに反発。雇用関連の指標が改善していたことを手がかりに、

    ダウは前日比100ドル近辺まで上昇したものの、引けでは19ドル高に縮小。

  • 債券相場は反落し長期金利は上昇。株高と雇用指標の改善を手掛かりに利益確定の

    売りが先行。10年債利回りは1.87%台を回復。

  • 対ユーロでドルが売られたことで金、原油はともに小幅に反発。

  • 新規失業保険申請件数 → 36.7万件

  • 3月貿易収支 → 518億ドルの赤字







本日の注目イベント


  • 日   4月マネーストック

  • 中   中国4月生産者物価指数

  • 中   中国4月消費者物価指数

  • 中   中国4月鉱工業生産

  • 中   中国4月小売売上高

  • 独   独4月消費者物価指数(改定値)

  • 英   英4月生産者物価指数

  • 米   4月生産者物価指数

  • 米   5月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

  • 加   カナダ4月失業率




新規失業保険申請件数が2週連続で改善していたことでドル円の下落基調

もやや一服しました。昨日のアジア市場でも79円台半ばがサポートされ、も

み合いを続けていましたが、海外市場に入るとクロス円の買い戻しを中心に、

円を売る動きが優勢となりドル円もNY市場では80円台に乗せる場面もありま

した。

ギリシャ問題がやや好転の兆しを見せたことで、株価の反発→債券価格の下

落→金利の上昇という流れから、やや「リスクオン」に傾いた結果、ドル円でも

ドル買い円売りが優勢だった、ある意味分かりやすい相場展開だったように思

います。

ただ、80円台に乗せてもストップの買い戻しなどを巻き込む勢いもなく、上値

を抑えらた格好になっています。

この水準はテクニカルでも200日移動平均線(1時間足)が79円95銭にあり、

さらに一目均衡表(4時間足)の雲の下限が80円07銭にあることから、レジス

タンス・ゾーンになっています。

本日の東京市場の株価の反発具合にもよりますが、大幅な株価の上昇があ

れば上記ゾーンの上抜けも考えられ、80円30銭程度までのドル高も予想で

きそうです。

一方下値も79円台半ばを徐々に固めつつあるように見えることから底堅い

展開が予想されます。

市場のセンチメントは依然として「ドルの戻りを売りたい」と言った相場観が

優勢であることで、本日の予想レンジは79円60銭~80円30銭です。

中国の経済指標が多く発表されるため、その結果によっては上下にぶれる

可能性もあります。特に豪ドルのポジションを持っている投資家には注意が

必要です。

豪ドルは昨日大幅に反発しましたが、その後上昇分を吐き出しており、結

局「行って来い」の相場展開でした。4月の雇用統計ではマイナスと見込ま

れていた雇用者数が1万5500人増加でしたし、失業率も4.9%と市場予

想を0.4ポイントも下回っていました。

今月初めの「予想外の大幅な利下げ」以来悪材料が続いている中、評価

すべき好材料だったわけですが市場の弱気なセンチメントを払拭するには

至っていません。

今後も追加利下げの可能性もあることから、本日の中国の経済指標の行

方も含め、NY株価と資源価格の推移など慎重に見極める必要がありそう

です。

豪ドル円では79円37銭が重要なサポートで、テクニカルではまだ下落を

示唆しています。

当社における豪ドル円の買いポジションは昨年6月以来、約1年ぶりの高

水準になっています。

79円を割り込むような展開になると「損切りの売り」も出ることが予想され、

豪ドルのもう一段の下落に繋がることが予想されます。

しばらくは軟調な地合いが続くと観られることからポジションを膨らませる

のは避けたいところです。

関東地方は突風やヒョウなど、このところ天候が不順です。

今朝も「台風一過」のように快晴ですが油断は禁物です。

良い週末を・・・・。

ユーロ円ギリシャの政局混迷で102円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 欧州不安を背景にドル円は緩やかな「ドル安円高」が続く。欧州市場では

    一時79円半ばを割り込み、79円43銭まで下落。米長期金利の低下も加わり

    円が買われ易い展開に。NYでは79円半ばから30銭程度の値動きに終始。

  • ユーロドルは1.30台を大きく割り込み1.2912までユーロ安が進行。

    スペインの大手銀行が国有化になるなど、同国の株式、債券が大幅に下落したことで、

    ユーロは主要通貨に対して軒並み値を下げる。

  • スペイン政府は同国の銀行「バンキア」を公的管理下に置くと発表。

    バンキアは国内不動産保有ではスペイン最大手の銀行。

  • 株式市場は6日続落。スペインの10年債利回りが再び6%を超えるなど、欧州危機が

    拡大するとの見方が強まり、ダウは97ドル安と1万2900ドル台も割り込む。

  • 債券相場は続伸。連日利回りが低下している10年債は、この日もギリシャの政局混迷

    を材料に価格が上昇し利回りは1.82%台まで低下。

  • 金は続落し、引け値で1600ドルの大台を割り込む。原油価格も6日続落。

    原油在庫が記録的な高水準であったことが嫌気され96ドル台まで下落。




本日の注目イベント


  • 豪   豪3月雇用統計

  • 日   3月経常収支

  • 日   3月貿易収支

  • 日   4月景気ウオッチャー調査

  • 中   中国4月貿易収支

  • 欧   ECB月例報告

  • 英   BOE政策金利発表

  • 英   英3月鉱工業生産

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   3月貿易収支

  • 米   バーナンキFRB議長講演

  • 米   ゼーリック世銀総裁講演

  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演






ドル円は昨日の欧州市場で79円の半ばを割り込み、79円43銭まで下落しました。

その後のNY市場では79円50銭以上を維持してはいますが、引き続き上値の重

い展開が予想されます。ドル円そのものを手掛ける参加者は多くはないものの、ユ

ーロ円や豪ドル円など「クロス円」で参加してくる個人投資家が目立ってきたように

思います。

その「クロス円」の売りがドル円の上値を重くし、主要通貨ではドル高が進んで行く

中、円だけが買われる展開が続いています。ドル円が一気に77-78円台まで下

落しないのも「市場全体ではドルが買われている」ことが背景だと思われます。

ユーロ円は102円台後半まで下落し、2月16日以来の安値を記録しています。

昨日の動きを見る限り、市場はフランス大統領選の結果を問題にしているわけで

はなく、ギリシャの政局の混迷を嫌気していると思われます。

ギリシャ国債の下落がスペインなどへ波及し、再び重債務国の債務問題が注目

される展開になっています。特に注目されているのがギリシャのユーロ圏離脱問

題です。

ドイツのショイブレ財務相は昨日「ギリシャがユーロ圏にとどまらないと決めた場合、

われわれが残留を強制することはできない」と発言し、ユーロ圏に残るかどうかは

国民が決めることと冷めた言い方をしています。

またECBのアスムセン理事も「ギリシャがユーロ圏のメンバーに残りたいのなら、

合意した財政再建プログラムの代替策は存在しないことを自覚する必要がある」

と言い放っています。

ギリシャの資金繰りが徐々に厳しくなっているような印象を覚えます。

1.30の大台を大きく割り込んだユーロドルは今後もギリシャの混迷を材料に売り

圧力が強まってきそうです。今年1月13日には1.26台前半まで下落しましたが、

徐々にその水準を試しそうな気配です。

1.29台から下値には重要なサポートはなく、どのレベルで下げ止まるのか目処

がつきにくい状況です。欧州時間には注意が必要です。

ドル円は79円台半ばで推移していますが、世界的な株安が収まらないとドルの

大幅な反発は望めない状況です。

株安はリスクが取れないことを意味し、リスク資産は売られ、安全資産が買われ

ます。

債券価格の急騰は金利の低下に繋がり、米国、ドイツ、日本では10年債利回り

が記録的な水準まで低下しています。

特に日本の10年債は0.85%まで金利が低下し、今後の「下げ余地」は限定的

であることから、「誰が最後のババを引くのか」という状況も近いのではないかと考

えています。

円が主要通貨に対して買い進まれるのもこの流れから来ていますが、われわれ

日本人が考える以上に海外では「円は安全」といった見方が依然として主流の

ようです。

本日は朝方8時50分に日本の「4月上中旬分」貿易収支が発表されます。

予想では430億円程度の「貿易赤字」と観られていますが、赤字幅が拡大し

ていると円がやや売られる展開も予想されます。

本日のレンジは79円30銭~79円90銭を予想しています。

豪ドル貿易収支を受け大幅に下落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は上値の重い展開が続くものの、積極的に円を買う動きも無く

    やや膠着状態に。NY市場では値幅も出ず、終始79円台後半で推移。

  • ユーロドルは前日1.30台半ばまで反発したものの、やはり上値は重く

    大統領選に勝利したオランド氏の言動や、ギリシャの連立政権の行方など

    不透明感が増したことで、再び1.30台を割り込む。

  • 豪ドルも大幅に下落。貿易収支や景況感の悪化を嫌気して売りが先行し、

    対ドルでは昨年末以来となる1.01台割れまで下落。

  • 株式市場は5日続落。ギリシャの財政不安やスペインの長期金利が再び上昇した

    ことを材料に一時190ドルを超す大幅な下落を見せた。引けにかけては下げ幅を

    縮小し、結局前日比76ドル安で、1万3000ドルの大台を割り込む。

  • 債券相場は5日続伸。10年債利回りは一段と低下し、1.84%台に。

  • 金は大幅に下落し、一時は約4ヵ月振りに1600ドル台を割り込む。

    対ユーロでドルが買われたことが背景。原油価格も5日続落で97ドル割れ目前に。




本日の注目イベント


  • 日   3月景気動向指数(速報値)

  • 独   独3月貿易収支

  • 独   ワイトマン・独連銀総裁講演

  • 独   ジョイブレ・独財務相講演

  • 英   BOE金融政策員会(10日まで)

  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

  • 米   ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演

  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演





上値が重い展開が続いているドル円は80円を挟み一進一退の展開ですが、昨日の

NY市場では79円台後半にへばりつき、膠着状態を強めてきました。

80円台が重くなる一方、79円70銭以下では個人投資家からの買い意欲も強く、こ

の水準から積極的に円を買い進めるには「ややリスク」もあるのか、ドルの下値も今の

ところ限定的です。

株式市場の低迷が続き、米10年債利回りは1.84%台まで低下してきました。

この金利水準を見る限り、ドル円でも「円高ドル安」がさらに進んでいてもおかしくな

いレベルですが、79円台後半で推移しています。

日銀の緩和姿勢が鮮明なことや、一部にある介入警戒感などから、さらに円買い

を進める動きを抑制しているようにも思えます。

しかし円以外の通貨に対してはドルは買われており「ドル高」が進んでいるため、

クロス円は軒並み円が上昇し、円が最強の通貨となっています。

クロス円の売りが、ドル円の上値を抑えている面もあろうかと思います。

方向感のないドル円ですが、フランスとギリシャの選挙結果を受けユーロドルが

再び1.30台を割り込むなど、市場全体が「ドル高傾向」に推移していることから、

ドル円も今週発表される日本の貿易収支などをきっかけにドルが買い戻される展開が

あるかもしれません。

短期的なの上値のメドは、80円15銭近辺を抜けできるかどうかが注目されます。

フランス大統領選でオランド氏が勝利したことでEUもこれまでの緊縮財政一本やり

の政策を見直す機運が高まってきています。

バローゾ欧州委員長は「財政再建と成長をどのように融合させるかが課題だ」と述べ

、オランド氏を意識した発言も目立ってきました。また、EUは23日に緊急首脳会議

を開催することを発表しています。

この会議にはオランド氏も出席する予定で、現行の緊縮経済政策に景気刺激策を

どう取り込むのかが議論されると思われます。

特にこの会議ではメルケル独首相の出方が焦点で、同氏は「成長は必要だが効果

の薄い財政出動はすべきでない」と牽制していることから、独仏トップ会談でどちら

がどのような歩み寄りを見せるかが注目されます。

豪ドルの下落が鮮明になってきました。

昨日の貿易収支の発表では赤字幅が15億8700万豪ドルと、市場予想より拡大し

ており、さらに景況感なども悪化しています。このため豪ドルは対米ドルで昨年末

以来となる1.01台を割り込み1.0088まで売られています。

今月1日に0.5%の大幅な利下げに踏み切ったばかりであることから、すぐに再利

下げを実施することはないと思われますが、利下げ観測は今後もくすぶり、豪ドルの

上値を重くしそうです。

1.01台を割り込んだことで「MACD」(日足)でもデッドクロスが示現し、下落基調

に入ったことを示唆しています。豪ドルはご承知のように個人投資家に最も人気のあ

る通貨です。個人投資家の買い持ち額の合計は数百億ドルに達しているものと思

われます。

豪ドル円が80円を割り込みさらに下落するようなことがあると、「損切り」の売りが大

量に出てくることも考えられます。

安易に買い向かうのは得策ではありません。

買うのであればできるだけ引きつけ、短期的なトレンドが変わってからでも遅くはあ

りません。

ユーロやや値を戻すも上値が重い。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • アジア市場の早朝に79円65銭まで円高が進んだドル円は、欧州、

    NY市場では小動きに終わる。フランスとギリシャの選挙結果に反応し

    円買いとドル買いが進行したが、やや過剰反応だった模様。

    NYでのレンジは79円85銭から80円に収まる。

  • ユ-ロドルも昨日の朝方は急落し、1.29台半ばまでユーロ安が

    進んだもののその後は緩やかに反発し、1.30での取引が中心に。

  • メルケル独首相は財政協定の再交渉には応じないとの姿勢を示し、

    ギリシャの選挙で緊縮財政反対派が躍進したことに「釘」を刺した格好に。

  • 株式市場は4日続落。欧州債務危機の再燃懸念から、一時は1万3000ドル

    の大台を割り込む場面も見られたが、引けは29ドル安で大台割れは回避。

  • 債券相場は小幅ながら4日続伸し、10年債利回りは1.87%まで低下。

  • 金は反落。原油価格は続落し97ドル台に。

  • 3月消費者信用残高 → +213.6億ドル







本日の注目イベント


  • 豪   豪3月貿易収支

  • 独   独3月鉱工業生産

  • 欧   ドラギ・ECB総裁講演

  • 加   カナダ4月住宅着工件数

  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演

  • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演






フランス大統領選で「サルコジ氏敗れる」との報に、昨日のオセアニア市場では「円買い・

ドル買い」が急激に進み、ドル円では79円65銭、ユーロドルでは1.30の大台を割り込

み、1.29台半ばまでユーロ安が進み、その結果ユーロ円は103円23銭まで急落しま

した。

そのほか豪ドル円でも80円台半ばまで売られ、「ユーロ危機が再燃するのではないか」

との懸念から、典型的な「リスク回避」の流れが加速しましたが、その後の海外市場では

「予想外に静か」で、やや拍子抜けした一日でした。

しかし、フランス大統領選では第一次投票の結果で既に「オランド氏有利」の観測が主

流であったことから、サルコジ氏の敗北はある程度予測されていました。

それでもユーロが大幅に売られた背景は、「メルコジ」と評されている独仏の蜜月に亀

裂が入り、ユーロ圏再生が進まなくなるのでは無いかとの懸念が強かったものと思われます。

確かにオランド氏は緊縮財政一辺倒だけではなく、景気刺激策も必要と訴えており、教

員を6万人増やすことや、警察関係でも5千人増やすことを明らかにしています。

そして、その財源は富裕層への課税の強化で賄(まかな)うというものです。

果たしてこれがフランスの財政再建に繋がるかどうかは非常に不透明です。

少なくとも現行の独・メルケル路線とは異なっていることから、今後間もなく実現する両首

脳会談での歩み寄りが注目されます。財政規律では明らかに「南欧」に近いフランスが

ドイツに歩み寄る可能性が高いと見ていますが、どうでしょうか・・・。

懸念されるのはギリシャです。

緊縮財政を進める与党に対して「NO」という判断を国民が下した意味は大きいと思いま

す。今後仮に第3次金融支援の必要性が出てきた際には、さすがにドイツやEUも「NO」

と言うはずです。

緊縮財政に反対ということは、「財政赤字は解消できなくてもいい」という風に私には聞こ

えますが、それは言いかえれば「ユーロ圏に留まる必要はない」とも同義語です。

米シティー・グループは7日のリポートで「ギリシャが1年-1年半以内にユーロを離脱す

る確率は50-75%」との見方を示しています。従来は50%と見ていた、とブルームバー

グは伝えています。

ドル円は80円を割り込んでからは値動きが乏しい展開が続いています。

雇用に不透明感が出てきた米国と債務危機の再燃が懸念される欧州との間に挟まれて、

円が買われ易い状況ではあると思います。

NYダウなど株価の低迷で資金が国債に向かい米金利の低下に繋がっており、これがドル

円の上値を重くしている側面もあります。

また、昨年も米景気は春先をピークに鈍化傾向を見せたことから「今年もか」といった想像

を掻き立てています。

しかし、長い間続いたドル安の効果で米製造業は着実に回復してきていることを忘れるわ

けには行きません。

ドル円が79円台を割り込む可能性は否定できませんが、今年1月頃の様に「とにかく円を

買えばいい」という状況ではありません。

昨日も述べたように、52週移動平均線が示す78円77銭が重要な分岐点になりそうです。

79円近辺ではドル買い意欲も強いように思われますが、一方で上記水準を割り込むとド

ルロングの投げも出てくるものと思われます。

また一部には市場介入の可能性も噂されていますが、さすがに79円台での介入は考え

にくく、上記水準を割り込み77円台が覗けるような状況になれば可能性が一気に高まる

と考えています。

本日のドル円のレンジは79円60銭~80円20銭を予想しています。

上値が重い展開が続いていますが、株価の反発を材料にどこまでドルが買われるのか

が焦点になりそうです。

ユーロ、仏大統領選の結果を受け急落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米4月の雇用統計では失業率が8.1%と、0,1ポイント

    改善していたものの、非農業部門雇用者数が11.5万人増と

    市場予想から大幅に減少していたことで、ドル円は80円台を割り込み

    79円81銭まで下落し、同水準で引ける。

  • ユードルは1.31台半ばから下落し、約2週間ぶりに1.30台まで

    売られる。6日に行われるフランス大統領選とギリシャの総選挙の行方を

    懸念しユ-ロ売りが優勢となる。ユーロ円は104円台前半まで下落し

    約2ヵ月ぶりの水準まで下落。

  • さらに、今朝のオセアニア市場ではフランス大統領選でオランド氏が

    勝利したことで大きく下落して始まり、7時すぎには1.29台半ばまで下落。

  • 株式市場は3日続落。雇用統計の悪化を受け、資源エネルギー株や

    金融株に売りが膨らみ、ダウは168ドル安で1万3100ドル台を割り込む。

  • 一方、米債券は大幅続伸でし10年債利回りは3ヵ月振りに1.9%台を

    割りこむ水準に。雇用の低迷が続くとの見方から安全資産の債券に資金が流れた。

  • 金は5日ぶりに反発。原油価格は米景気の減速懸念から大幅に売られ、

    100ドルの大台を割り込み、約3ヵ月振りに98ドル台に。

  • 4月非農業部門雇用者数 → 11.5万人増

  • 4月失業率 → 8.1%





本日の注目イベント


  • 豪   豪3月小売売上高

  • 豪   豪3月住宅建設許可件数

  • 英   ロンドン市場休場(バンクホリデー)

  • 米   3月消費者信用残高

  • 加   カナダ3月住宅建設許可




3月に続き、4月の非農業部門雇用者数も市場予想を大きく下回る数字でした。

3月の同数字が12万人から15.4万人に上方修正されたにもかかわらず、市

場の反応は「米雇用の増加傾向にブレイキがかかった」との見方が優勢でした。

失業率も8.2%から0.1ポイント改善し8.1%になったものの、こちらも労働参

加率の低下が主因で実質的には低下していないとの声が挙がっています。

3ヵ月連続で順調に20万人の大台を超えていた米労働市場は、これで2ヵ月

連続の悪化を見せました。

ここまで発表された経済指標などを見ると、米労働市場が急激に悪化する要

因は見つかりません。冬場の気温が平年よりかなり暖かめで、これが雇用の増

加に繋がったことが指摘されていますが、これまでの昨年12月ー今年2月の

雇用者増がむしろ良すぎたのかもしれません。

今回の予想外の悪化を受け、FRBがすぐに「QE3」に踏み切るとは思えませ

んが、次回のFOMCが6月の19-20日に開催されますので、このタイミング

が重要になります。

6月初めに発表される「5月の雇用統計」の結果しだいでは、「QE3」の可能

性がぐっと高まると思われます。5月の雇用統計が期待外れに終わると、昨年

春以降に観られた「米景気の息切れ」が彷彿され、再び追加緩和が必要な

状況になってくるからです。

再び80円台を割り込んだドル円は、米景気の回復期待の後退を背景に徐々

に上値が重くなりつつあります。

昨年10月の75円32銭は「当面はドルの底値」だったとの見方は変えていま

せんが、82円台が次第に遠くなり、本日の展開によっては80円が上値のメド

となってくる可能性もあります。

焦点は「52週移動平均線」が示す78円77銭辺りになろうと思います。

この移動平均線は、今回のドル高が始まった2月13日にローソク足が上抜

けして以来、上昇傾向を示しています。

この水準を下回ると、再びドル売りが強まることが予想されることから、注目

される水準です。

本日のドル円はやはり下値を探る展開になりそうです。

米雇用統計の悪化からドル売りが出易い上に、欧州の政治的混迷からユー

ロも買えない状況になりつつあります。

フランス大統領選ではオランド氏が勝利し、17年ぶりに社会党の大統領が

誕生します。オランド氏はこれまでのサルコジ路線とは組せず、緊縮財政だ

けでは景気が回復しないとの立場を明らかにしています。

ギリシャ危機以来欧州各国は緊縮財政を実施することで合意してきました

が、新大統領の誕生でとくにドイツのメルケル政権との連携が不安視され

ているところです。

ユーロ圏第2の大国フランスが他の諸国と足並みを揃えなくなればユーロ圏

の混迷が深まり、ユーロ売りに拍車がかかることになると見られますが、少なく

ともドイツとのこれまでのような良好な関係は維持されていくと考えています。

従って、独仏の2大国がユーロ圏をけん引して行く構図は変わらないと思わ

れます。

メルケル独首相は、オランド氏に電話し、勝利を祝福するとともに、ベルリンを

「できるだけ早期に」訪問するよう要請しています。(ブルームバーグ)

本日のレンジですが、日経平均株価も150円-200円程度の下落を見せる

と予想しています。

そのためドル円の下落圧力も高まってくると思われますが、目処は79円50銭

と、79円33銭と見ています。

79円台の半ばという点と、120日移動平均線がサポートしていることから意識

されそうです。

レンジは79円30-80円00、としましたがどうでしょうか・・・・。

製造業指数にドル反発。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 上値が重い展開が続いたドル円は、欧州市場で一時79円64銭

    まで下落したが、NYではISM製造業景況指数が市場予想を大きく

    上回ったことを手がかりに反発。米長期金利が上昇したことも加わり

    80円30銭までドル高に。その後はやや下落したものの80円20銭近辺で引ける。

  • ドルが反発したことからユーロは下落。米経済指標発表直後

    1.32台後半から1.32台前半まで急落。

  • オーストラリア準備銀行(RBA)は昨日、定例理事会を開き政策金利を

    0.5%引き下げ3.75%に。

  • 株式市場は反発。ISM製造業景況指数の改善を受け一時120ドルを超す

    上昇を見せる。引けは65ドル高と下げ幅を縮小したものの年初来高値を更新。

  • 債券相場は反落。経済指標の好転で追加緩和の可能性が後退し価格は下落。

    10年債利回りは1.94%まで上昇。

  • 金価格は続落し。原油は反発し106ドル台に。

  • 4月ISM製造業景況指数 → 54.8






本日の注目イベント



  • 日   マネタリーサーベイ

  • 中   中国4月HSBC製造業PMI

  • 独   独4月失業統計

  • 独   独4月製造業PMI(確報値)

  • 欧   ユーロ圏4月製造業PMI(確報値)

  • 欧   ユーロ圏3月失業率

  • 欧   EU財務相会合

  • 仏   サルコジ・オランド候補討論会

  • 米   4月ADP雇用者数

  • 米   タルーロ・FRB理事講演

  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演





上値が重く80円が壁になりつつあったドル円は、ISM製造業景況指数が54.8と、

市場予想の52.9を上回ったことで80円台を回復しています。

このところの米経済指標は事前予想より悪化しているケースが多く、これが追加緩

和観測に繋がりドルの上値を抑えてきましたが、昨日は好調な数字に素直に反応

しドル高、株高を演出しました。

同指数は「50」が製造業活動の好不調を図る基準で、「54.8」は今年最も高い

数値でした。項目別でも生産は「61」で前月より回復し、雇用も「57.3」と前月よ

りも改善していることから、今週末の米雇用統計にも改善期待が高まっています。

市場はこの経済指標に素直に反応し、株価は一時4年4ヵ月ぶりの高値を付ける

など「米景気の回基調は依然継続されている」といった強気の声も出ていたようです。

ドル円は79円の半ばを試す展開でしたが、同指標発表を契機にドル買い戻しが進

み、一時80円30銭までドル高円安に振れましたが、それでもまだ上値の重さが取り

払われたわけではありません。

現在ドル円は1時間足の雲の中にいますが、80円60銭を大きく抜けない限り本格

的な反発とは言えません。

ただ、79円台半ばが底堅いとのイメージもできつつあることから、「MACD」では

既に4時間足までの短期的なチャートでは「ゴールデンクロス」が出ており、ドルの

反発を示唆しています。

今日の東京市場では株価の上昇が見込めることから、ドルがどこまで戻すかが試

される展開と見られます。

NYの高値である80円30銭を抜けば80円台半ばあたりまでの上昇も考えられま

すが、大型連休の後半を控えドルが大きく買われる可能性は少ないと考えられま

す。予想レンジは79円90銭~80円40銭程度と見ています。

RBAは昨日、大方の予想通り政策金利を引き下げました。昨年12月以来となる

引き下げですが、引き下げ幅は市場予想を上回る0.5%でした。

欧州や中国の景気が不透明であることから国内景気に減速感がでていることが背

景ですが、鉱業以外の業種では「豪ドル高」に業績が悪化しているため豪ドルの

水準を引き下げることも意図されていたと見られます。

豪ドル円はこの発表をきっかけに83円台半ばから急落し、82円台前半まで売ら

れました。

日足チャートでは重要な移動平均線である「120日線」が82円24銭にあり、この

サポートラインで一旦下げ止まった格好になっています。

政策金利を一気に0.5%の利下げたことで、今後しばらくは利下げの効果を見

極める状況が続くと思われますが、

3.75%の金利は主要通貨の中では依然として高く、今後の利下げ余地は大き

いと思われます。

しばらくは80-84円のレンジ内で推移すると予想しますが、「スワップ狙い」だけ

ではなく、ある程度「利」が乗ったら売却するなど、回転を効かせることをお勧めし

ます。

明日からは大型連休の後半が始まります。

GW中に為替相場が大きく変動する傾向があります。

一昨年には1日で約6円も円高に振れたことは記憶に新しいところです。

NYダウが1000ドル下げたことで「安全通貨の円」が買われ、ユーロ円は約10円

値を下げました。今年は米雇用統計の発表もあり、やはり値動きが荒っぽくなること

が予想されます。

ポジションはある程度縮小しておくことが肝要です。

3日~4日は祝日のため「アナリストレポート」はお休みさせていただきます。

良い連休を・・・・。

ドル円約2ヵ月振りに80円割れ。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は米経済指標の結果が予想を下回ったことから節目の

    80円を割り込み、一時2月24日以来となる79円24銭まで

    ドル安が進み、ほぼドルの安値圏で引ける。

  • ユーロドルは対円でドル安が進んだことを受け、1.32台半ば

    まで上昇したものの、格付け会社S&Pがスペインの銀行11行を

    格下げしたことから上値も限定的。ユーロ円は円の上昇が進んだことで

    約1ヵ月ぶりの105円台半ばまで下落。

  • 株式市場は小幅に下落。欧州問題に加え世界景気の悪化懸念から

    ダウは軟調にスタート。その後シカゴ購買部協会景況指数が事前予想を

    下回ったことで売り優勢の展開に。ダウは14ドル安で取引を終える。

  • 債券相場は続伸。スペインのGDPの悪化や格下げを材料に買い優勢と

    なり、10年債利回りは1.91%まで低下。

  • 金、原油は小動きながら下落。

  • 3月個人所得 → +0.4%

  • 3月個人支出 → +0.3%

  • 3月PCEコア・デフレーター → +2.0%

  • 4月シカゴ購買部協会景況指数 → 56.2





本日の注目イベント


  • 豪   RBAキャッシュターゲット

  • 中   中国4月製造業PMI

  • 英   英4月製造業PMI

  • 米   4月ISM製造業景況指数

  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演

  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演




ドル円が2月24日以来、約2ヵ月振りに80円の大台を割り込み、NY市場

では一時79円74銭まで下落しました。

80円の大台では何度も押し戻され、底固さもありましたが、シカゴ購買部

協会景況指数が予想を大きく下回ったことで、大台割れを示現し、その後

もドルのジリ安の展開が続いています。

先週末、注目の日銀金融決定会合では市場が予想したほぼ上限の追加

緩和を決定したものの、事前の期待が高かったためか発表直後はドル高に

振れましたが、その後はドル売り円買いがゆっくりと進む展開でした。

さらにNY市場では1-3月期のGDPが、これも予想を下回ったことでドル

がさらに下落する流れが加速し、80円割れに繋がっています。

欧州の債務不安と景気後退、さらに米国の景気の鈍化を示す経済指標に

円が相対的に買われる展開になっています。

80円10銭を割り込んだことで、2月半ばから急速に進んだ「ドル高」で上

昇した8円16銭(76円02銭ー84円18銭)の半値を吐き出したことになり

ます。

市場は80円割れを確認したことで「再び75円を目指す」」といったドルベ

アのセンチメントに変わりそうな状況になってきたように思います。

しかし、日銀の追加緩和姿勢は今後も継続されるはずです。「デフレか

らの脱却」は日銀だけではなく、政府も重大な認識を持って注目してい

ます。

今後もそのための施策が実施される可能性は高いと思います。

80円割れは確認したものの、現段階ではこのまま一気に円高が進むと

は判断できません。

重要なのはやはり米国の景気です。

先月に発表された3月米雇用統計以来、米経済指標は「予想外の悪化」

が目立つようになっています。

これがドル円の上値を重くし、円安への期待が大きかった日銀の追加緩和

も効果が限定的だったことから80円割れに繋がっています。

ここ1ヵ月間の経済指標が一時的なもので、米景気が回復過程にあること

が確認できれば、米株式市場の上昇から債券相場の下落、そして米金利

の上昇へと繋がります。

今後追加緩和を継続したとしても円金利の低下余地は限られています。

ここは米金利の上昇に期待したいと思います。

その意味からも今週末の4月の米雇用統計に再び注目が集まります。


もうひとつ注目されるのは消費税法案の行方です。

小沢元代表が「無罪」の判決を勝ち取ったことで、与党民主党内でも消

費税引き上げ反対の動きが高まってきそうです。

野田総理は「政治生命をかけても法案を成立させる」とし、6月中の法案

可決を目指したい意向のようですが、小沢元代表の存在感が増すことで、

反対勢力の声も大きくなりそうです。

消費税引き上げが延期されることになると日本の財政再建がさらに遅れ

ることになり、「欧州の次は日本」との見方も高まり円売りの材料にされか

ねません。

財政問題に焦点があたった結果、欧州危機に繋がった経緯もあり、す

ぐにドル円相場に影響を与えることはないとしても、今後注目していかな

ければならない材料です。

本日のレンジですが、4月末が祝日であったことで、本日の決済水準は

そこそこ高いのではないかと思います。

10時前の仲値辺りまではドル買いが優勢かもしれませんが、その後は

やはり「ドルの底値」を探る展開が予想されます。

底値のメドは先ずは、NY市場の79円75銭前後でしょう。

さらに下落した場合は79円の半ばがメドになると考えます。

79円50銭-80円40銭を予想します。

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