ユーロ、対ドル対円で下落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円はユーロ円の急落に引っ張られ、欧州市場では79円22銭まで下落し、

    2日前に記録した底値に並ぶ。その後はユーロが買い戻されたことに伴い

    79円台半ばまで反発して引ける。

  • ユーロドルは1.25台を頭に下落基調が続く。スペインの長期債利回りが

    再び7%を超えたことを手掛かりにユーロドルは急落。これまでサポートされていた

    1.24台半ばを抜け、欧州時間では1.2407まで売られる。

  • 株式市場は反落。JPモルガンチェースの損失額が90億ドル(約7200億円)

    に上るとの報道もあり、売り優勢の展開にダウは24ドル安。

  • 債券相場は堅調。7年入札が好調だったことに加え、株価も下落したことで

    10年債利回りは1週間振りに1.58%台まで低下。

  • 金価格は大幅に反落。対ユーロでドルが上昇したことや、原油価格の下落から

    前日比28ドル下げる。原油も世界的に需要が低迷するとの見方から、約9ヵ月振り

    となる77ドル台まで売られる。

  • 1-3月GDP(確報値) → +1.9%

  • 新規失業保険申請件数 → 38.6万件


    本日の注目イベント




    • 日   5月失業率

    • 日   5月消費者物価指数

    • 日   5月鉱工業生産

    • 欧   ユーロ圏6月消費者物価指数

    • 米   5月個人所得

    • 米   5月個人支出

    • 米   6月シカゴ購買部協会景気指数

    • 米   6月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)

    • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演

    • 米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演

    • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演


      昨日のドル円の動きは読み違えました。

      日経平均株価が堅調に推移し、NYでもドルが底堅かった

      ことから79円台半ばから後半での動きを予想していましたが、

      9時のオープン直後から円買いが優勢となり、欧州市場では

      ユーロの下落に引っ張られ79円22銭まで売られました。

      ただ、この水準は2日前にもサポートされたレベルで、昨日も

      ここを底値にやや反発を見せています。

      明確な方向感のないドル円ですが、やはり欧州情勢に左右

      される展開が続いており、ユーロ円の行方がドル円の方向性

      を決定する動きが顕著になっています。

      その欧州情勢は既に昨日からEU首脳会議が始まっています

      が、欧州危機解決への処方箋が承認されるのかどうか、不透

      明な状況に変わりはありません。

      今朝の情報では、メルケル首相が28日に記者会見をキャンセ

      ルしたというニュースや、ショイブレ独財務相がウォール・ストリ

      ート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、ユーロ圏債務共

      有を受け入れる用意があると語った、などといった報道があります。

      今回のサミットの討議内容は基本的にはファンロンパイEU大統

      領が示した「素案」を承認するかどうかということですが、焦点はド

      イツの判断です。

      初日の会議では既に、1200億ユーロ(約12兆円)規模の成長

      ・雇用協定を承認しており、その中心は欧州投資銀行(EIB)の

      1000億ユーロの資本増強になっています。

      ただ、今のところ「欧州共同債」や「銀行同盟」の創設について

      は議論されていないようです。

      ユーロドルは、今回のEU首脳会議でもサプライズはないとの見

      方が有力でユーロ売りに繋がっています。

      昨日はスペインの長期国債が再び7%台まで売られたことでユ

      ーロ売りが加速し、欧州時間帯には1.2407まで急落しました。

      このところ、アジア市場ではユーロの買い戻しが観られ、その後

      天井を付けると徐々に下落し、欧州勢が本格的に参入すると

      下落が速まる傾向が続いています。

      特に昨日はこれまでサポートと観られていた、1.2440-50が

      抜けたことで下落スピードが加速した模様です。

      昨日の底値の1.2407は約4週間ぶりの水準で、ここを割り込

      めば6月1日に記録した1.22台後半が

      見えてきそうです。

      そのため、ユーロドル、ユーロ円は「戻り売り」の姿勢を継続す

      ることでいいと思いますが、投機筋のユーロショートポジション

      が依然高水準であることは常に意識しておく必要があります。

      ドイツが態度を大幅に軟化させれば、ユーロの急反発もありえ

      るからです。

      引き続き今晩のスペインやイタリア国債の動向と、EUサミット

      からの情報が重要なことは言うまでもありません。

      EUサミットについては、明日の土曜日の早朝に共同声明が

      出されることになりそうですが、会議が紛糾すればさらに遅れ

      る可能性もありそうです。来週月曜日の「窓開け」には注意し

      たいところです。

      九州地方は連日の大雨で大変ですが、東京地方は「梅雨

      の晴れ間」が続いています。梅雨の時期はまだ3週間程度

      続くと思われます。

      外に出て汗を流し、束の間の「晴れ間」を楽しむのもいいか

      もしれません。

      良い週末を・・・・。

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EU首脳会議前でもユーロの上値重い 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は小幅に反発。耐久財受注が好調だったことを受け

    79円台半ばから後半で推移。EU首脳会議を控え取引は閑散。

  • ユーロドルは上値が重く、メルケル首相が共同債の発行に

    ついて改めて否定的な考えを示したことで、前日と同水準の1.24台

    半ばまで下落。

  • 米経済指標改善を受け、株式市場は朝方から上昇。

    ダウは92ドル高と続伸し、1万2600ドル台に。

  • 債券市場では5年債入札が振るわなかったものの、前日とほぼ

    変わらず。10年債利回りは1.62%で引ける。

  • 金は反発。原油価格は続伸し1週間ぶりに80ドル台を回復。

  • 5月耐久財受注 → +1.1%

  • 5月中古住宅販売成約 → +5.9%

    本日の注目イベント


    • 独   独6月失業率

    • 欧   ユーロ圏6月景況感指数

    • 欧   EU首脳会議(ブリュッセル、29日まで)

    • 欧   コンスタンシオ・ECB副総裁講演

    • 英   英1-3GDP(確報値)

    • 米   1-3月GDP(確報値)

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演


      EU首脳会議を前に、オランド仏大統領と意見のすり合わせを行う

      ためパリを訪れていたメルケル・独首相は、大統領とのトップ会談

      に臨みましたが両者の溝は埋まらず、意見の合意は見られません

      でした。

      メルケル首相は訪問前に、「財政規律と成長は両立できる」と述べ

      ており、成長を主張するオランド大統領に歩みよるのではないかと

      観られていましたが、ユーロ圏成長ための1300億ユーロ(約13兆

      円)の拠出では合意しましたが、それ以外の部分では平行線のまま

      だった様です。会談後の共同記者会見では両者はなごやかに笑み

      を浮かべていましたが、その姿はかつてのサルコジ前大統領との時

      とは違って、やや「演出がかって」見えたのは私だけではなかったと

      思います。

      メルケル首相はまた、国債利回りを押し下げる協調行動を求めるス

      ペインのラホイ首相の訴えを「間違っている」と一蹴し、共同債発行

      には依然反対の立場を崩していません。

      本日始まるEU首脳会議では、メルケル首相の判断が大きな焦点

      になりますが、少なくとも現時点では妥協の余地はなく建設的な結

      論が出される可能性は少ないと思われます。

      これらの動きを見すかしたように、ユーロドルは1.25台さえも重

      くなりつつあります。

      メルケル発言を受けユーロドルは1.2445まで下落した後やや反

      発していますが、この水準は前日も下落が止められた水準で、特に

      テクニカル上のポイントではありませんが、買い物を集めています。

      ユーロ先安観を見越した売りと、ショートポジションの買い戻しがせ

      めぎ合っているものと考えられます。

      1.24台を割り込むと、6月1日に記録した1.22台後半が視野に

      入ってくると予想しております。

      ユーロについては「戻り売りに分がある」展開であることは、これま

      でと変わっていません。

      ドル円は79円台半ばから後半で一進一退の展開が続いています。

      80円台半ばから上値が重いことは確認されましたが、一方で79円

      台前半も底堅いようです。

      結局「日足」で見ると、100日移動平均線で上値が抑えられ、200

      日移動平均線で下値がサポートされている展開です。

      どちらに抜けるかは、今後市場が「リスクオン」か「オフ」のどちらに

      傾くかということを予想することと同じです。

      その震源地はもちろん「欧州」ですが、EC首脳会議では上述のよ

      うに効果的な結論が出てくる可能性は低いでしょう。

      FOMCメンバーの中でも「ハト派」に属しているエバンス・シカゴ

      連銀総裁は昨日、「ツイストオペで採用された措置よりも、さらに緩

      和的な政策を導入すべきだ」と発言し、先週決定した刺激策では

      十分ではないとの見方を示しています。

      同総裁はさらに、ツイストオペでは「効果は小さい」とし「このところ

      の指標に基づき、私なら直ちに進んで追加策を支持する」と記者団

      に語っています。

      同総裁は今年、FOMCでの投票権は持っていませんが、バーナン

      キ議長に最も考えが近い人の一人と言われています。次回のFOM

      Cは7月末に開催されますが、その時までに欧州情勢がこのまま進展

      しないか、あるいは悪化した場合、さらに来週の6月雇用統計で雇用

      者が微増だった場合には、同総裁の意見は正当化されるかもしれま

      せん。
      本日のドル円は特に特別なニュースでもない限り堅調に推移しそうです。

      予想レンジは79円50銭~80円でセットしてみました。

ユーロドル再び下値を試す展開か? 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は上値の重い展開が続き、海外市場ではユーロ円などの

    下落に伴い円買いが優勢となり、79円23銭までドルが下落。

    その後はユーロが反発したことや、長期金利が上昇したことを手掛かりに

    79円半ばまで戻して取引を終える。

  • ユーロドルはアジア時間では1.25の大台が底堅かったものの、欧州市場

    に入ると大きく割り込み、NYでは1.24台半ばまで下落。EU首脳会議では

    建設的な結論には達しないとの見方が優勢。

  • ファンロンパイEU大統領は、「銀行同盟」などを含む行程表をEU首脳会議に

    提案することを発表。「欧州共同債」についても中期的に検討すべきとの内容。

  • 株式市場は反発。ケース・シラー住宅価格が前月比でプラスに転じたことや、

    ユーロが反発したことなどで、ダウは32ドル高と小幅高で引ける。

  • 債券相場は下落。長期金利はやや上昇し1.62%台に。

  • 金価格は反落し、原油は小幅に上昇。

  • 4月ケース・シラー住宅価格指数 → -1.90%(前年同月比)

  • 6月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数 → 62.0

  • 6月リッチモンド連銀製造業景況指数 → -3


    本日の注目イベント




    • 独   独6月消費者物価指数(速報値)

    • 欧   イタリア短期国債入札

    • 欧   レーン・欧州委員講演

    • 欧   モンティ・イタリア首相、ユンケル・ユーロ圏議長講演

    • 米   5月耐久財受注

    • 米   5月中古住宅販売成約


      著名投資家ジョージ・ソロス氏が、欧州が混迷している理由の一つに

      メルケル・独首相の言動を挙げていたように、「欧州の女王メルケル首

      相」はドイツにとって負担増になる政策には徹底的に反対しています。

      「生きている限り債務共有はない」・・・・。昨日ベルリンで開かれた議

      員らとの会談でこう語ったとブルームバーグは伝えています。

      これまで欧州危機の拡大を防ぐため様々な対策が検討されてきまし

      たが、同首相はそのほとんどに対して「NO」と、態度を変えていませ

      ん。

      ファンロンパイ・EU大統領は明日から開かれるEU首脳会議に、将

      来の金融・財政統合に向けた行程表の案を発表しました。

      その中身は、域内の銀行を一元的に監督できる「銀行同盟」の創設

      を早急に行うべきとの案や、将来的には「欧州共同債」の発行も検討

      すべきといった内容です。

      混乱の続く欧州にとって、ギリシャやスペインの危機をイタリアに波及

      させないことが最大の課題です。

      EU首脳会議ではこの大統領提案を軸に議論がなされるものと思われ

      ますが、その成り行きは上述のようにメルケル首相の判断次第というこ

      とになります。

      メルケル首相は既に大統領提案に対し、「責任の共有と監督の共有

      のバランスが悪い」と述べ、不快感を示しています。

      今週再びEU首脳会議がベルギーで開かれますが、同首脳会議は

      既に「月例行事」になっている感があります。

      これまで過去2年間で何十回となく顔を合わせていますが、建設的

      な結論には至っていません。

      市場はその都度「失望感」からユーロ売りで反応してきましたが、

      時間を稼ぐのはそろそろ限界にきているのではないでしょうか。

      有効な対策を打ち出せないことで、市場はスペインやイタリアの国

      債を売り、金利を押し上げ、これが徐々に国の財務体質の悪化や資

      金調達を困難にさせています。

      ユーロドルは欧州の混乱が収束しないとの見方を背景に、昨日の海

      外市場では2週間ぶりに1.24台半ばまで下落した後1.25近くまで

      反発して引けています。

      投機筋のユーロ・ショートのポジションが依然として高水準のため、

      下落するとユーロ買いが持ちこまれるため一段の下落には至ってい

      ませんが、1.24台を割り込むと再び1.22程度まで売り込まれる可

      能性が常にあると思われます。

      現在「1時間足」では「雲」が徐々に下にさがってきており、ユーロド

      ルの上値を抑えた格好になっています。

      「雲」の下限は1.25を若干上回ったところに位置していることから、

      今日もユーロドルの上値は重いと見ています。

      明日から始まるEU首脳会議で、これまでと同様に対策が打ち出さ

      れなければ、週明けには再び「窓開け」で取引が始まる可能性もあ

      ります。

      ドル円についてはまだ下値を探っている段階かと思われます。

      昨日は79円台半ばを突破しましたが、「4時間足」の120日移動平

      均銭がある79円20銭手前で下げ止まり折り返しています。

      足元では「1時間足」の200日銭を上回っていることから、この水準

      (79円46銭前後)がサポートされるかどうかに注目しています。

      明確に割り込むようなことになれば、上記79円20銭を再び試しに

      行くことも考えられますが、円買いの勢いもひところほど強くはない

      という印象を持っています。

      予想レンジは79円20銭~79円80銭と見ていますが、引き続き勝

      負は欧州時間です。

欧州情勢混乱からユーロ円下落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 欧州危機に対する懸念が広がり、円とドルが買われる展開に。

    ドル円は早朝のアジア市場の80円62銭を高値にジリ安が続き、

    欧州時間に入るとスペイン国債の下落を睨み80円台を割り込む。

    NY市場でも米長期金利の下落を背景に円買いが進み、

    79円44銭まで下落し、79円半ばで引ける。

  • スペインが正式に銀行支援を要請したことや、キプロスもEUに

    支援要請を行い、さらにギリシャでは新政権の閣僚が入院や、首脳会議への

    参加を欠席するなど、悪材料が噴出。ユーロドルは1.25台前半から

    1.24台半ばまで売られ、ユーロ円もアジア市場早朝の101円台から

    99円台前半まで下落。

  • 株式市場は大幅下落。朝方より欧州情勢の混乱を材料に売りが先行。

    ダウは138ドル安で、住宅関連指標の改善も相場の下支えにならず。

  • 債券相場は急反発。欧州情勢の混迷と株安から債券に資金が集まり、

    10年債利回りは10日ぶりに1.6%割れ目前の水準まで低下。

  • 金は大幅に続伸し1580ドル台を回復。原油価格は小幅ながら反落。

  • 5月新築住宅販売 → 36.9万件


    本日の注目イベント




    • 中   中国5月景気先行指数

    • 欧   スペイン国債入札(3ヵ月物、6ヵ月物)

    • 欧   バローゾ・欧州委員長講演

    • 欧   レーン・欧州委員講演

    • 欧   スペイン財政収支(1-5月)

    • 英   英5月財政収支

    • 米   4月ケース・シラー住宅価格指数

    • 米   6月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数

    • 米   6月リッチモンド連銀製造業景況指数


      ドル円は昨日の早朝の80円62銭が高値で、その後は円がじりじり

      買われる展開となり、海外市場ではふたたび79円半ばを試す展開

      でした。

      先週木曜日のNY市場で、ちょうど1ヵ月振りに80円台回復を果た

      したものの、80円台維持は「2日半」で終わり、再び79円台に戻っ

      ています。
      昨日もこの欄で書きましたが、79円台への下落は想定内です。

      問題はさらに下落し78円台に入ると、結局77-80円のレンジに

      逆戻りしてしまい、「80円台はやはり重い」という印象を残す結果と

      なり、再びドル円の上値が抑えられる展開になりそうなことです。

      それにしても欧州情勢の混乱は続きます。

      昨日までの情報では、明日27日にはメルケル・独首相がパリを訪れ、

      オランド大統領とトップ会談を行うという報道で、ギリシャに対する緊

      縮策の緩和や、スペインに対する支援内容などが話し合われるとの

      見方からメルケル首相の歩み寄りが評価されていました。

      しかし今朝の報道ではEU首脳会議を控えて、メルケル首相は講演

      で、「ユーロ共同債、共同証券、欧州預金保険は経済的に間違って

      いるし、非生産的だ」と断じています。

      これで同首相は首脳会議でもユーロ共同債などには反対し、フラン

      スなどとは対立する可能性が高まってきました。

      昨日はさらに、ユーロ売りには事欠かないほど「悪材料」のオンパレ

      ードでした。

      スペインが正式に銀行支援を要請しましたが、要請額など内容は不

      明です。

      さらにキプロスも正式にEUに支援を要請し「お前もか」という状況です。

      また、ギリシャではサマラス首相が首脳会議に欠席し、次期財務相に

      決まっていたラパノス氏が就任を辞退するなど、

      事の重大さが分かっていないのではないかと思える様な事態が、ギリ

      シャでは続いています。

      市場はこのような状況を、ユーロはさらに下落するとの観測の下に、

      ユーロ売りドル買い、あるいはユーロ売り円買いを進めているようです。

      「リスクオフモード」が拡大し、円とドルが買われ、ユーロ、豪ドルなど

      が値を下げています。

      昨日ドル円が1円以上も下落したのは、実需のドル売りに加えて「リス

      クオフ」からの円買いが活発になったものと思います。

      今後の展開ですが、79円40-45銭は「1時間足」でもサポートされ

      ており、その他「4時間で」でもサポートが集中していることから、重要

      な水準かと思います。

      またその下の79円20銭では「4時間足」の雲などがあり、ここも注目さ

      れます。

      基本的には「79円台」が維持されるかどうかがポイントになります。

      一方ドル円反発局面では、79円80銭前後が最初のレジスタンスにな

      りそうです。

      そしてもちろん、「80円台」を回復するかどうかも注目されます。

      相場を動かす材料は相変わらず欧州にあります。

      本日はスペインで入札がありますが、財政収支も発表されます。

      またバローゾ欧州委員長などの講演もあり、EU首脳会議ではどのよう

      な結論が打ち出されるのか、「ヒント」を与えてくれるかもしれません。

ドル円堅調に推移。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • アジア市場の円安の流れを受けドル円は堅調に推移。

    値動きの乏しい中、一時は80円57銭まで円が売られ、

    約1ヵ月振りの水準までドル高円安に振れる。

  • 独仏伊にスペインを加えた欧州4カ国首脳は、これまでの

    緊縮財政一辺倒の政策を修正し、1200億-1300億ユーロ

    (約12兆-13兆円)を成長戦略に充てることで合意。

  • ユードルは底堅く推移し、1.25台後半まで買われたが

    上値の重さは変わらず

  • 前日大幅安を記録した株式市場は反発。ダウは67ドル高で

    1万2600ドル台まで戻す。

  • 株式市場の反発を受け、債券は小幅に下落。10年債利回りは

    1.67%台に。ドル高円安の割には債券相場はしっかり。

  • 金、原油は前日の大幅安から反発。


    本日の注目イベント




    • 独   独5月GFK消費者信頼感調査

    • 米   5月新築住宅販売

      ドル円が底固い動きを見せています。

      先週木曜日のNY市場で80円台に乗せて以降、80円台を維持し

      続けており、先週末には約1ヵ月半振りとなる80円台半ばを超え

      ています。

      特に目立った円売り材料があったわけではありませんが、ギリシャ

      やスペインを巡る欧州危機にやや一服感が出てきたことや、米F

      OMCで追加緩和の可能性がやや後退していることが背景と思わ

      れます。

      「75円を目指す」とういう極端な円先高観が後退し、このまま一方

      的に円安傾向が続くとも思えませんが、緩やかなドル高円安傾向

      がどこまで継続されるかを見極める展開かと思います。

      先週発表された米経済指標はほぼ悪化傾向を示していました。

      このまま悪化傾向が続けば、「QE3」の可能性が再び取り沙汰さ

      れることは十分考えられます。その意味では来週発表される「6

      月の雇用統計」が早くも注目されそうです。

      バーナンキ議長も先週のFOMC後の記者会見では、景気判断

      では雇用を最も重視していることを表明しています。

      3ヵ月連続で雇用の増加傾向が急激に鈍化している足元では、

      夏場にかけてもこの傾向が続けば7月末に開催されるFOMCで

      「追加緩和に踏み切る」、との観測が急速に高まることも懸念されます。

      現在ドル円は「三角保ち合い」(日足)を上抜けして「雲」の中を上昇

      しています。

      この雲の上抜けを完成させるには81円台の半ばを明確に抜ける必

      要があります。

      「ドル円相場」と「日米2年債利回り差」には、強い相関関係があるこ

      とはご存知の通りです。

      先週末の2年債利回り差は、0.1998%で、それほど拡大してはい

      ません。

      2年債利回り差が拡大すれば、ドルを買って円を売る動きが活発に

      なりますが、足元のドル円レートとの

      関係では、金利差よりもドル円レートの方が先行しています。

      今後、ドル円がやや円高方向に振れるのか、あるいは米株価が上

      昇し、債券が売られ米金利が上昇し、その結果日米金利差が拡大

      して行くのか、いずれかの修正が起こると見られます。

      今週も米経済指標は幾つか発表されますが、改善傾向が見られ

      れば81円台を試しに行くかもしれません。

      しかし、基本的には欧州情勢の行方が相場を左右することは変

      わらないと思われます。

      EUの4首脳が先週末ローマで会談し、これまでの緊縮財政一

      辺倒の政策を修正することで合意しています。

      特にメルケル・独首相が態度を軟化させたことは注目されます。

      成長戦略に1200億ユーロ~1300億ユーロ(約12兆円~13兆

      円)を充てることで合意し、これを今週の28日~29日にベルギー

      のブリュッセルで開催される「EU首脳会議」に提案されることに

      なっています。

      ただ、EU諸国の中でも依然として温度差があるためまだ予断は

      許しません。

      また、欧州の銀行を一元的に監督する「銀行同盟」の実現でも、

      イギリスなどが反対の意向を示しており、欧州危機が解決に向

      かうかどうかは依然不透明です。

      ドル円が81円台に乗せるような状況になると、今月1日の雇用

      統計直後に記録した77円66銭が「2番底」だった可能性も高ま

      りますが、米景気は過去2年「夏場に弱い」傾向があり、今年も

      この傾向が続くのか注目されますが、

      既に雇用者数ではその傾向は表れていることが気になります。

      本日のドル円は80円20銭~80円80銭と予想します。

ドル円1ヵ月振りの80円台。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル全面高の展開の中、ドル円も約1ヵ月振りに80円台に乗せ、

    NY市場では80円34銭まで円が売られる。FRBによる追加緩和の

    可能性が後退したことや、リスク回避のドル買いが優勢だったとの見方。

  • ユーロドルは急落。アジア市場の1.27台前半から1.25台前半まで

    売られる。ジョイブレ独財務相が欧州危機回避への新たな対策に否定的な

    見方を示したことや、ムーディーズが世界の銀行を最大17行格下げするとの

    観測が強まり、ユーロを売ってドルを買う動きが加速。

  • 株式市場は大幅に下落。発表された経済指標が全て軟調で、世界景気の

    悪化懸念からダウは今年2番目の下げ幅となる250ドル安を記録。

  • 債券相場は堅調。それでも株式市場の下落幅に比べ価格の上昇は限定的となり、

    長期金利も小幅な低下に留まる。

  • 金価格は大幅に下落。ドル高が進んだことから売り物が膨らみ、前日比

    50ドルを超える下げに。原油価格も大幅に続落し、節目の80ドルを大きく割り込む。

  • 新規失業保険申請件数 → 38.7万件

  • 6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数 → -16.6

  • 5月中古住宅販売 → 455万件

  • 4月住宅価格指数 → +0.8

  • 5月景気先行総合指数 → +0.3%

    本日の注目イベント


    • 中   中国5月景気先行指数

    • 独   独6月ifo景況感指数

    • 欧   ギリシャ4月経常収支

    • 欧   EU財務相会合(ルクセンブルク)

    • 欧   メルケル・独首相、オランド・仏大統領、ラホイ・スペイン首相 ローマ訪問

    • 加   カナダ5月消費者物価指数


      昨日の海外市場ではドル全面高の展開になりましたが、これまでの

      「リスク」というキーワードではやや説明しにくい動きになっています。

      ドル円は約1ヵ月振りに80円台にしっかり乗せ、77-78円の底固

      めをしているように思えます。

      NY市場では経済指標の結果が悪く、特にフィラデルフィア連銀

      製造業景況指数は予想が「ゼロ」に対して、「マイナス16.6」とか

      なりの落ち込みを見せました。

      この水準は昨年9月以来の低水準で、米国全体の状況を表した

      ものではないとしても気になるところです。

      米経済指標の悪化に株式市場は「通常の反応」を示し、前日比

      250ドルの大幅安でした。当然リスク回避の流れが加速し債券が

      買い進まれ、金利が急低下しますが、昨日の債券の動きは限定的

      でした。

      ドルが売られたことで、金は「暴落」に近い下げを演じ、原油価格

      も節目の80ドル台を大きく割り込み、昨年10月以来となる78ドル

      台まで下落しました。

      このような状況下では、これまでならドルと円が買われ、ユーロ、

      豪ドルなどの「リスク通貨」が売られます。

      昨日の海外市場ではドルが買われ、ユーロが売られましたが、

      「円」だけはこの方程式に当てはまっていません。

      先日のFOMCでFRBが追加緩和を見送ったことで、ドル下落

      観測が後退したのは理解できますが、米経済指標が「総崩れ」

      の状況で、「リスク回避のドル買いが進み円が売られた」という説

      明に説得力はありません。50人を超える小沢グループが民主党

      を離党するといったニュースも影響しているとの声もありますが、

      そもそも「政局」の混乱は日本の専売特許で、円に影響を与え

      たことはそれ程多くはありません。

      ただ今週の動きを見ると、動きの乏しいドル円ではありましたが、

      底値も徐々に切り上げており「三角保ち合い」(さんかくもちあい)

      を形成しつつありました。

      「三角保ち合い」を上抜けしたことで、ストップロスのドル買いを

      誘発したとすれば、説明が付き易いと考えられます。

      問題は、約1ヵ月ぶりに「80円台を回復」したドル円がこの水準

      を維持できるかどうかです。

      しばらく78-79円台が続いていたため、実需筋のドル売りも遅

      れているものと見られます。また、ドル高円安傾向が定着するに

      は米長期金利の上昇は不可欠です。

      さらに、昨日の経済指標などを考えると、7月末に開催される

      FOMCでは「今度こそ追加緩和が実施される」という観測も

      台頭しそうです。

      そのように考えると、まだ本格的に円安が始まる環境ではない

      ように思えます。

      80円台でのドル売り意欲も強いということを考慮して、80円を

      挟む展開を予想します。

      これまでの77-79円のレンジがやや上方修正されて、

      78-81円になるのではと考えます。

      テクニカルでは「8時間足」までの短いチャートでは、一目均

      衡表の「遅行スパン」が既に「好転」を完成させて、

      上昇を示唆していますが、昨日の上昇は「200日線」で完璧

      に頭を抑えられています。

      またもう少し長い「日足」を見ると、これまで上値を何度も抑え

      られて来た「120日線」を既にブレイクしています。

      ただ、この上には比較的厚い「雲」もあり、「遅行スパン」は

      「好転」を見せては居ません。

      「100日線」が80円44銭にあることから、80円の半ばを上

      抜けすれば「遅行スパン」も「好転」を完了すると思われ、

      上昇に期待が持てそうです。

      ただ、基本的には欧州危機が解決されない以上「円が買わ

      れ易い」状況であることは意識しておくべきかと思います。


      早朝の関東地方は大雨で通勤が大変でした。

      駅に到着したサラリーマンの中には、まるでバケツで水をか

      けられたような人もいました。

      午後には雨は止みそうですが、今週は台風と大雨でさんざんです・・・。

      良い週末を・・・・。

FOMC追加緩和を見送る。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は約1週間ぶりに79円70銭まで反発。

    FOMCで「QE3」が見送られたことで、円買いのポジションを

    巻きもどしたとの指摘もあり、円は主要通貨に対して全面安に。

  • ユーロドルは連日の大相場からやや落ち着きを取り戻す。

    メルケル・独首相はESFSが南欧諸国の国債を直接購入することに

    前向きな発言をしたことや、ギリシャで新政権が樹立されたことなどを

    背景にユーロ買いが強まる。

    ただ、1.27台半ばまでユーロが買われたが一段の買い戻しには至らず。

    ユーロが買われ、円が売られたことでユーロ円は約1ヵ月ぶりに101円台

    まで上昇。

  • 株価は軟調。一部では「QE3」が実施されるとの観測があったことで、

    後場からは失望売りが優勢となりダウは小幅に下落し、ナスダックは小幅に続伸。

  • 債券相場は株価の下落を見ながら小幅に買われ、利回りは低下。

  • 金は続落し1615ドル台に。原油価格は大幅に続落し、約8ヵ月半ぶりとなる

    81ドル台まで売られる。原油在庫が増加していたことや、FOMC声明文で景気の

    見通しが下方修正されたことなどが嫌気された。

    本日の注目イベント




    • 独   独6月製造業PMI

    • 独   独6月サービス業PMI

    • 欧   ユーロ圏6月製造業PMI

    • 欧   ユーロ圏6月サービス業PMI

    • 欧   6月ユーロ圏消費者信頼感指数

    • 欧   ユーロ圏財務相会合(ルクセンブルク)

    • 欧   スペイン長期国債入札

    • 英   英5月小売売上高

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数

    • 米   5月中古住宅販売

    • 米   4月住宅価格指数

    • 米   5月景気先行総合指数

    • 加   カナダ4月小売売上高


      注目のFOMCでは大方の予想通り「QE3」は見送られ、今月末

      で期限の来る「ツイストオペ」を年末まで半年延長しました。

      会合終了後の記者会見でバーナンキ議長は「必要に応じて緩和

      行動を取る用意がある」と述べましたが、これまでの発言の繰り返

      しに終始し、特に目新しい内容は無かったようです。

      景気見通しについては、前月の雇用の伸びが鈍化したほか、年

      内の失業率の改善が見込めないことを反映し、2012年の経済予

      想を下方修正しています。

      議長は雇用の伸びが依然として重要なキーであることを意識し、

      「労働市場が継続的に改善しなければ、追加行動を取る準備を

      適切に行う」として、今後も「QE3」に踏み切る際の重要なファク

      ターは雇用であることを強調しています。

      今回のFOMCが市場予想通りであったことで、株式市場などで

      は失望売りが優勢な状況になりましたが、概ね混乱はなかった

      ようです。

      昨日もこの欄で述べましたが、欧州危機が拡大傾向を見せてい

      る中、やはり「QE3」という実弾は温存しておき、議長の発言に

      もあったように「必要ならいつでも行動する」という臨戦態勢は

      取っていることを、市場に知らしめるという選択をしたのだと思い

      ます。

      雇用者の増加は昨年12月から3ヵ月連続で20万人を大きく

      上回る数字を示した後、一転して3月から先月までは増加ペ

      ースが急激に鈍化し、先月は6万9千人の増加と、1月の

      「四分の一」に留まっています。FOMC声明文では今後も大

      幅な改善が見込めないとしていますが、さらに増加数が減

      少するようなら、今度は追加緩和に踏み切ることが明確にな

      ったとも言えます。

      今週初めの「G20」では目新しい対策が打ち出されず、さら

      に昨日のFOMCでもサプライズがなかったことでユーロ危機

      の拡大から、ユーロが売られ、円が買われる展開が予想され

      ていましたが、昨日の市場の動きは全く逆でした。

      ドル円は79円20-30銭が重く、レジスタンスポイントになっ

      ていましたが、この水準はあっさり上抜けを完了させています。

      「日足」で見ると、このところの上下の値幅は移動平均線でほ

      ぼ忠実に示されています。

      「200日移動平均線」は78円76銭の所に位置し、下落をサポ

      ートしています。

      一方「120日移動平均線」は現在79円79銭に居て、こちらは

      上昇を抑えている格好になっています。いわば「ボックス」を形

      成している訳ですが、両移動平均線の位置を見ると「200日」が

      「120」の下にいることから相場は「上昇トレンド」と見ることがで

      きます。

      また、「MACD」では既にゴールデンクロスを完成させており、

      今後は「ゼロの軸」を上回れるかどうかがポイントに

      なりそうです。

      今後は上記79円79銭を明確に抜けて来れば、80円台に乗

      せる可能性があると考えますが、80円10銭前後からは

      「一目均衡表」の雲が横たわっています。

      しかも、この雲は比較的厚みもあり、簡単には抜けさせてく

      れない雰囲気を持っています。

      さらに、相場の先行きを表すとされている「基準線」は現在下

      向きです。

      まだしばらく、上述の二つの移動平均線内で収まると見るべ

      きかもしれません。

      豪ドル円についても昨日、「200日移動平均線」が80円73銭

      にあって、この水準を抜ければ81円台乗せもあり、もう一段の

      上昇も見込めそうですと記述しました。

      既にこの水準を上抜けし、NY市場では81円42銭まで続伸

      しています。

      ただこの上にはドル円と同様に「雲」があることから、一旦は

      利益を確定しておくべきと思われます。

スペイン国債入札好調でユーロ反発。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は79円を挟みもみ合いが続く。米住宅関連指標の

    悪化を受け、FOMCでの追加緩和期待が広がりドル売りが

    やや優勢な展開の中、79円手前で引ける。

  • ユーロは急反発。スペイン国債の入札では利回りは上昇したものの

    発行目標上限額を達成したことで安心感が広がりユーロ買いに繋がる。

    ユーロドルはアジア市場の1.25台後半から1.27台まで買われ、

    前日の下げ幅を埋めた。

  • 株式市場は反発。追加緩和期待が優勢となりダウは100ドル高。

    S&P500は約1ヵ月ぶりの高値となる1357まで上昇。

  • 債券相場は反落。FOMCの結果を見極めたいとする雰囲気が強い中

    価格は下落し、利回りは小幅に上昇。

  • 金は続落。原油は反発し84ドル台に乗せるも上げ幅は伸びず。

  • 5月住宅着工件数 → 70.8万件

  • 5月建設許可件数 → 78.0万件


    本日の注目イベント




    • 日   5月貿易統計

    • 日   日銀金融決定会合議事録要旨(5/22.23日分)

    • 独   独5月生産者物価指数

    • 欧   6月ユーロ圏景気総合指数(速報)

    • 英   英5月失業率

    • 英   BOE議事録

    • 米   FOMC

    • 米   バーナンキ議長記者会見




      前日大きく売り込まれたユーロドルが、一転して下げ幅を埋める上昇

      を見せました。この日行われたスペイン国債の入札が好調だったこと

      や、ギリシャに対する財政規律の緩和の動きなどが安心感を呼び、

      ユーロ買い戻しに繋がったものと思われます。

      スペインでは12ヵ月と18ヵ月物の入札が実施され、利回りは上昇し

      たものの、発行目標上限を達成したことで10年債利回りも低下(価格

      は上昇)し、スペインの資金調達に対する懸念がやや後退しました。

      また、EUの欧州委員会とECB、IMFのトロイカはギリシャの新政府

      が誕生し次第アテネを訪れ、資金支援を行った際の「合意内容」の

      修正についてギリシャの要望を聴取するとの報道もあり、これもユーロ

      買い戻しを誘因させました。

      前日までは「とにかくユーロが反発したところを売っておけば安心」と

      いった雰囲気でしたが、昨日の動きはこれまでとはやや異なってきた

      ようにも見えます。

      ユーロドルはアジア時間から欧州にかけては1.26台を割り込み1.2

      5台半ばまで下落しましたが、そこから急反発し1.2730まで上昇して

      います。

      ギリシャの選挙結果が知らされた直後の高値である、1.2748を超え

      ることはありませんでしたが、買い戻しの勢いとしては目を見張るものが

      ありました。

      この水準は「8時間足」の120日移動平均線でちょうど頭を押さえられ

      た格好になっています。

      メキシコでのG20が閉幕し、「ユーロ圏は安定維持のために全ての必

      要な措置を取ることを公約した」との首脳宣言を採択しました。

      会議では、日米などが欧州首脳に危機が拡大しないよう、早急に対策

      を打つよう要請したとも伝えられていますが、ドイツのメルケル首相はス

      ペインに同国の経営難の銀行向け支援要請を明確にするよう求めてい

      ます。

      首相は「スペインは近く支援要請するだろう」と語り、スペインの支援要

      請がユーロ危機の解決にプラスだという見方を示しています。

      現段階ではスペインの資金要請はあくまでも「銀行救済」のための支

      援を要請するもので、ギリシャのように国の財政難を乗り切るための要請

      ではないと理解していますが、景気悪化を受け今後国が財政難に陥る

      可能性もないとは言えません。

      そうなった場合、現在のESFSやESMなどの安全網ではカバーしきれ

      ないと見られ、IMFのさらなる資金増強が必要になります。

      本日は米FOMCの結果を待つ展開が予想されます。

      「QE3」は見送られる、との観測が優勢ですが、今月末で期限が切れる

      「ツイストオペ」の延長など、何らかの対策が出されるとの期待感も強いよ

      うです。

      政策会合終了後バーナンキ議長の記者会見が予定されていますが、

      日本時間の朝方の3時15分です。直接会見を聞くわけにはいきません。

      米株価の動きを参考にするのであれば「追加緩和」があるという見方もで

      きなくはありませんが、欧州危機が払拭できない現在の状況では「温存」

      されると予想しています。

      記者会見では「必要ならいつでも行動を起こす用意がある」といったコメ

      ントを残しつつ、市場をけん制することを忘れない手法が取られると思わ

      れます。

欧州危機収まらずユーロ下落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ギリシャのユーロ圏からの離脱は回避できたものの、欧州危機への不安は

    払拭できず、安全資産の円への買い意欲は依然根強い。ドル円は79円台を

    割り込み78円86銭まで下落。その後株価がやや反発したことで79台に

    乗せて引ける。

  • ユーロは大きく値を下げる。ギリシャ選挙の報道に朝方は1.27台半ば

    まで急進して始まったユーロドルはじりじりと値を下げ、欧州市場では

    スペイン国債の利回り急騰(価格は下落)を材料に、1.26台半ばまで売られ、

    さらにNY市場では1.25台半ばまで下げる。

  • 株式市場はまちまち。スペイン国債の利回り上昇から株価は軟調に始まり、

    ダウは70ドル程下げたものの、住宅関連指標の改善からやや値を戻して引ける。

    ダウは25ドル安の一方、ナスダックは22ドル高。

  • 債券相場は続伸。10年債利回りは先週末から小幅に低下し1.57%に。

  • 金は7日ぶりに下落。原油価格も小幅に下落。


    本日の注目イベント




    • 日   景気動向指数(改定値)

    • 豪   RBA議事録

    • 独   独6月ZEW景況指数

    • 欧   ユーロ圏6月ZEW景況指数

    • 欧   スペイン国債入札

    • 欧   ギリシャ短期債入札

    • 英   英5月消費者物価指数

    • 米   5月住宅着工件数

    • 米   5月建設許可件数






      「一難去って、また一難。」、そんな気持ちにさせられる欧州情勢です。

      昨日、ギリシャの選挙結果を受け「最悪のシナリオ」は回避できたと思い

      きや、今度は火種がギリシャからスペインに飛び火してしまいました。

      スペインの銀行の不良債権比率が悪化したとの報道で、さらに資本不

      足に陥る可能性が出てきたことから同国の国債が大きく売られ、10年

      債利回りは「危険水域」を超え、7.3%台まで上昇(価格は下落)しまし

      た。

      この水準はスペインにとってユーロ導入以来最も高い水準で、今後の

      資金調達に困難をきたすことからユーロが急落しています。

      昨日は正に「ユーロデー」でした。

      1.27台半ばまで買い戻しが進んだユーロドルは、NYでは1.25台

      半ばまで売られ、高値から約200ポイント下落したことになります。

      先週末に発表されたシカゴ先物市場のユーロ売り持ち枚数は、その

      前の週に比べ約2万枚減少していましたが、それでも

      19万枚を超えるショートが維持され、「記録的な売り枚数」であること

      には変わりはありませんでした。

      投機筋がユーロの買い戻しを急がない理由も昨日の一連の流れを

      見ると理解できそうな気がします。

      ユーロファミリー(ユーロ圏)では、仕事もせず家出をすると言ってゴ

      ネタ三男(ギリシャ)がようやく、思い留まり家の中が落ち着きを取り戻

      したと思ったら、今度は二男(スペイン)が事故を起こし緊急入院して

      しまいました。

      お金のかかる子供たちを持った家長(ドイツ)も「いいかげんにしなさい」

      と切れそうになるのをこらえています。

      その上「もしかしたら長男(イタリア)にも・・・・」という不安も芽生えてきました。

      ユーロ家が、破滅に向かうのかどうか、ここは母親(フランス)の出番です。

      ダメな息子を叱るだけではなく、ある程度の援助もしながら道筋を示して

      やる「冷静な母親」の存在が必要です。

      ギリシャは早急に連立政権を樹立することが急務で、スペインには再度

      財政支援も含めた支援策が必要な状況です。

      メキシコではG20が開催されましたが、オバマ大統領はメルケル独首相

      と日本時間19日午前4時に会談し、欧州危機の拡大を防ぐために、方針

      転換を迫るとの報道もあります。また、その後もユーロ圏首脳も含めて会

      談が予定されているとも伝えられています。

      スペインには既に1000億ユーロ(約10兆円)の資金支援を行うことが決

      まっていますが、その拠出を巡ってもめています。

      さらなる積み増しと、ECBによるスペイン国債の無制限の購入など、市

      場に分かりやすい対策を出さないと、危機が拡大した

      場合の経済的損出はギリシャの比ではありません。

      その意味で、G20と今後行われるEU財務相会合、あるいは今週末の

      独仏伊にスペインを含む4ヵ国の首脳会合では「待ったなし」の対応が

      要求されます。もう時間稼ぎはできないはずです。

      市場が納得する対策を早急に出さないとなりません。

      上値の重さを確認した格好のユーロドルは再び下値を試す展開にな

      りそうです。

      1.2520-30を割り込むと、4時間足の雲の下限の1.2475-80が

      重要なサポートとなり、この水準を抜けると1.23台が視野に入ってき

      そうです。

      一方ドル円は、79円20-30銭に「1時間足」の重要な移動平均線が

      集中しています。

      そしてその上には「日足」の120日移動平均線が79円75銭にあります。

      80円台に乗せればドル下落も一服と

      見られますが、そこまでには越えなければならないハードルがいくつも

      あります。

      サポートは78円74銭に「日足」の200日移動平均銭があることから、こ

      こが重要だと思われます。

      ドル円は引き続き動きにくい展開かと思われますが、レンジは78円70銭

      ~79円30銭と予想します。

ギリシャ選挙の結果を受けユーロ急進。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 注目のギリシャの再選挙では、緊縮財政を推進する新民主主義党

    (ND)が勝利し、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)と合わせ

    過半数の163議席を獲得。

  • NY市場のドル円は、来週のFOMCで追加緩和が行われる

    との期待感から、長期金利が下落し円買いが優勢。ドル円は小動きながら

    78円63銭まで買われる。

  • ユーロドルはギリシャ選挙を控え買い戻しが勝る展開となり、1.25台

    から1.26台半ばを試す。

  • 株式市場は大幅に続伸。中央銀行が追加支援策を講じるとの観測が広がり、

    ダウは115ドル高と連日100ドルを超える上昇を見せ、1万2700ドル台を回復。

  • 債券相場は大幅に反発。追加緩和期待が広がり10年債利回りは急低下し

    1.57%台で引ける。

  • 金価格は続伸しこれで6営業日上昇。原油価格も小幅ながら上昇し84ドル台に。

  • 6月NY連銀製造業景況指数 → 2.29

  • 5月鉱工業生産 → -0.1%

  • 5月設備委稼働率 → 79.0

  • 6月ミシガン大学消費者信頼感指数 → 74.1


    本日の注目イベント





    • 日   6月金融経済月報

    • 米   6月NAHB住宅市場価格

    • 米   G20(メキシコ、19日まで)





      世界中が注目していたギリシャの再選挙の結果は日本時間今朝5時

      過ぎに判明し、緊縮財政を推し進める新民主主義党(ND)が勝利し、

      サマラス党首が勝利宣言を行いました。

      国営テレビNETは同党首の演説を中継し、サマラス氏は「国民はユ

      ーロに票を投じた」と発言し、「欧州の将来と成長・雇用につながる政

      策が支持された」と演じています。

      ギリシャ国民は「良識のある選択」をしたと言えると思います。

      蓋をあけるまでどちらに転ぶか分からなかった今回の選挙。事前調査

      でも「緊縮推進派」と「緊縮反対派」は僅差で競り合っており、TVで報

      道されるギリシャ国民の意見も真っ二つに割れていました。

      世界の主要中銀は「万が一の時」を想定し、綿密に連絡を取り合い、

      「臨戦態勢」を敷いていました。

      これでギリシャの財政問題が解決するわけではありませんが、ギリシャ

      がユーロ圏から離脱する可能性はかなり低下したと考えられます。

      最悪の事態は回避できたことで、今度はEU首脳が慎重な態度を軟化

      させてくることも考えられ、解決の道筋が見えてくるかもしれません。

      全ギリシャ社会主義運動(PASOK)との連立を樹立することになれば、

      今後は粛々と緊縮財政を進めていくことになりますが、今年のGDPが

      マイナス4%と予想されるギリシャ経済がそう簡単に回復し、歳入が増

      えるとも思えません。ここはひとまず「ギリシャ悲劇」が回避できた、と受

      け止められる程度かと思います。

      新民主主義党勝利が伝わった早朝のオセアニア市場では、ユーロが

      上昇し、「窓開け」を見せています。

      ユーロドルは1.26台後半から1.27台に乗せ1.27台半ばまで買い

      戻しが進み、5月22日以来約20日ぶりの水準を記録しています。

      ユーロドルはショートポジションが積み上がっており、いつ買い戻しが

      入ってもおかしくない状況でした。

      ユーロドルは1.2760前後に「8時間足」の120日移動平均線があり、

      今の所上値を抑えていますが、これが

      抜けれると1.29台まで上昇する可能性があります。

      本日の欧州市場で「リスク回避」の流れが一変し、スペイン、イタリア

      の国債が買い進められれば十分その可能性はあると思われます。

      ドル円は79円台前半まで反発していますが、こちらはそれ程円売り

      が活発ではありません。

      先週末発表された米経済指標は全て軟調な結果を示していました。

      これらの経済指標の結果を受け、市場で「19-20日のFOMCでは

      追加緩和に踏み切る」との観測が強まり米10年債利回りは急低下し


      ました。

      「リスク回避」の流れが後退しそうな気配があることから円売りが優勢

      になるものの、米金利の上昇を伴わないと円の下落にも限界がありそ

      うです。目先は79円50-60銭を抜けるかどうかがが重要かと思われ

      ます。

      本日は日経平均株価がある程度の値幅で上昇しそうです。

      その際にドル円が上記水準を抜けることができるかどうかに注目して

      いますが、重要なのは欧州市場の株価と、債券がどのように反応す

      るかです。

      ユーロ円が101円台に乗せるような状況になれば、ドル円の79円台

      半ば超えがあるかもしれません。

      本日のレンジは78円80銭~79円80銭と予想しています。

ユーロ買い戻しが活発。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ギリシャの再選挙を前に、ユーロドル買い戻しが活発となり

    「ドル安ユーロ高」が進む。ユーロドルは1.25台から1.26台に

    乗せたものの、テクニカルポイントもあり一段の上昇には至らず。

  • 「ドル安ユーロ高」に引っ張られ、ドル円もやや円高に振れ

    一時79円16銭まで下落するも、クロス円の買い戻しや米金利高などに、

    押し戻され79円35-40銭で引ける。

  • 株式市場は大幅に反発。17日の選挙で新民主主義党(ND)が

    勝利するとの観測が広がり、ダウは幅広く買い物を集め155ドル高に。

    約1ヵ月ぶりの高値を記録。

  • 債券相場は反落。欧州の中央銀行が協調行動をとるとの報道に、軟調な展開

    となり10年債利回りは1.64%台に上昇。

  • スペイン国債は一段と下落し、10年債利回りはユーロ導入以来初の

    7%台まで上昇(価格は下落)。

  • 金は小幅ながら5日続伸。原油価格も反発し83ドル台後半に。

  • 5月消費者物価指数 → -0.3%

  • 新規失業保険申請件数 → 38.6万件



    本日の注目イベント




    • 日   日銀金融政策決定会合

    • 日   白川日銀総裁、記者会見

    • 欧   ドラギ・ECB総裁講演

    • 欧   ユーロ圏4月貿易収支

    • 米   6月NY連銀製造業景況指数

    • 米   5月鉱工業生産

    • 加   5月設備委稼働率

    • 加   6月ミシガン大学消費者信頼感指数



      米新規失業保険申請件数が増加していたことや、ユーロドルの

      買い戻しが旺盛なことなどからドル円は円買いが優勢となり、79

      円前半まで下落しました。ただ、基本的には方向感もないことから

      78円台を試す勢いも無く、79円半ば近辺で引けています。

      値幅も小さく、参加者も減少しているように思えます。

      一方ユーロドルは、17日のギリシャの選挙を前に「ユ-ロ買い戻し」

      が活発になっており、1.26台乗せとなっています。

      昨日も述べた通り、ユーロのショートポジションが大きく積み上が

      っているため、ショート筋は買い戻しのチャンスを伺っている節もあ

      ります。

      昨日はスペイン国債の長期金利が「危険水域」とされる7%を上回

      る場面もあり、本来ならユーロが急落してもおかしくない状況にも関

      わらず上昇しており、このところ連日こういった動きが続いています。

      17日の選挙では緊縮財政を支持する新民主主義党(ND)が勝利

      するとの観測が広がり、市場はこちらの報道に反応した格好となり

      ユーロを押し上げています。

      実際に、アテネ株式指数は銀行株を中心に急騰しています。

      17日の選挙結果を見るまでは何とも言えませんが、やはり注意した

      いのはショートポジションの巻き戻しです。

      ここに来て「仮に急進左派連合が勝っても、ユ-ロはそれほど下

      落しないのではないか?」といった見方も増えてきました。

      EU財務相も選挙結果が出次第、緊急の電話会議を開催し対応

      策を協議するとの報道もあります。

      オズボーン・英財務相は「財務省とイングランド銀行は英経済を

      守るため協調行動を取る」と発言しています。

      おそらく、ギリシャの選挙結果が世界経済にマイナスに働くよう

      なら、日米欧を含む主要中銀は混乱を防ぐために市場に資金

      を潤沢に供給する協調行動をとる可能性が高いと思われます。

      すぐさまギリシャがユーロ圏を離脱することはなく、問題はその

      後のEUの対応です。

      合意した緊縮財政策の緩和に踏み切るのか、あるいは現行の

      合意策を維持しながら追加の支援策を講じるのか、どこかで

      「落とし所」を探ってくるのではないかと予想しています。

      一方でメルケル・独首相は昨日のスピーチで「ドイツの力は無

      限ではない」と、さらなる追加支援に警戒感を隠していません。

      ギリシャの選挙はいよいよ「秒読み段階」に入ってきましたが、

      選挙後の最初の主要マーケットは18日月曜日の東京市場

      です。

      結果がどうであろうと、来週月曜日の相場は本日のNY市場

      の引け値から「窓を開けて」取引が開始されると思われます。

      できるだけ今夜までにはポジションを縮小するか、不要なポ

      ジション・メイクは避けるべきです。

      選挙結果を睨んだポジション・メイクは「ハイリスク・ハイリタ

      ーン」ですが、逆指値が大きく不利な方向に働く可能性も

      あります。

      ユーロドル、ユーロ円の急変には注意したいところです。

      ロンドンオリンピックまで、あとひと月強です。

      「聖火」はギリシャから欧州大陸を経由し、ドーバー海峡

      を渡ってロンドンを目指します。

      世界中の人々がこの成り行きを注目しています。

      しかし、ギリシャ発の「金融危機」の拡大だけはいただけません。

      欧州大陸を経由して世界に広がるのかどうか、こちらも世界中

      の人々が注目しています。

      良い週末を・・・・。

スペイン国債3段階格下げ。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ギリシャの選挙を控え動きにくい展開の中、米経済指標の悪化と

    米金利の低下からドル売りがやや優勢となるも、レンジは

    79円30銭ー60銭と小動き。

  • ユーロドルは買い戻しが優勢となり1.26台に乗せる。その後格付け会社

    ムーディーズがスペイン国債の格付けを3段階引き下げたことで1.25台前半まで

    下落。依然神経質な展開が続く。

  • 米小売売上高が市場予想を下回ったことで株価は軟調。消費、サービス株を

    中心に売られ、ダウは77ドル安。

  • 債券相場は堅調。10年債の入札が好調だったことから買い物を集め、

    利回りは1.60%台まで低下。

  • 金は4日続伸し、原油は小幅に反落。

  • 5月生産者物価指数 → -1.0%

  • 5月小売売上高 → -0.4%


    本日の注目イベント




    • 日   日銀金融政策決定会合(6/15まで)

    • 日   4月鉱工業生産

    • 欧   ユーロ圏5月消費者物価指数

    • 欧   ECB月例報告

    • 欧   イタリア国債入札

    • 独   ワイトマン・独連銀総裁講演

    • 米   5月消費者物価指数

    • 米   新規失業保険申請件数



      ユーロドルは依然として神経質な展開が続いています。

      アジア市場ではユーロ円などの売りが優勢で、1.24台後半まで下

      落したユーロドルでしたが、欧州に入るとギリシャがユーロ圏から離

      脱しないとの観測が広がりユーロが1.26台まで急伸。

      しかし、NY市場午後には、格付け会社ムーディーズがスペイン国

      債を3段階引き下げたことで再び1.25台まで下落するなど、乱高

      下が続いています。

      ギリシャでは緊縮財政に反対する急進左派連合のツィプラス党首が、

      17日の選挙で勝利し救済条件の緊縮合意を覆すという公約を自身

      が実行しても、EUはギリシャをユーロ圏にとどめるために全力を尽く

      す、との見通しを示したことがユーロ買いに繋がっています。

      同党首は、これまで緊縮財政の全面撤回を主張してきましたが、こ

      こにきて一部は取り下げるような歩み寄りを見せています。

      選挙まで残り3日となってきましたが、さらに歩み寄りを見せるのか

      注目されますが、同党首は「EUはギリシャをユーロ圏から追い出

      すことはできない」といった主張を繰り返していることから、これ以

      上の歩み寄りはないとの見方もあります。

      急進左派連合と新民主主義党(ND)との支持率は僅差で、この

      ままではどちらも単独での過半数獲得は困難とみられています。

      どちらかが第一党となって「50議席のボーナス」をもらっても、単

      独政権を樹立することが無理となれば、連立を組むしかありません。

      急進左派連合では、前財務相のベニゼロス党首率いる「PASOK」

      と連立を組む可能性も報道されています。仮に急進左派連合が勝

      利し連立を組んだ場合に、緊縮財政政策は撤廃し、ユーロ圏には

      残留することが果たしてできるのでしょうか?ギリシャ国民が残留を

      望む以上、ドイツなど優良国がギリシャをユーロ圏から追い出すル

      ールなどの取り決めはありません。

      従って残留は可能だと思われますが、緊縮財政の遂行を条件に

      資金援助をしていることから、条件が破棄されればその後の資金

      援助はただちに休止され、ギリシャが資金不足に陥ることは明白です。

      EU・IMFなどトロイカが余程譲歩しない限り、「緊縮は反対、ユー

      ロ圏には残留」という「ストーリー」は考えられません。ツィプラス党首は

      そのあたりのことも読んで、強気の態度を維持しているのかもしれません。

      このように、ギリシャを巡る問題はどのような展開になるのか分かりません。

      今夜にでもまた違った情報が飛び込んで来るかもしれません。

      また、スペイン国債が格下げされたことで、再びイタリアの財政状況も取

      り沙汰されてきました。ユーロが下落する材料には事欠かない状況です

      が、ユーロドルは6月1日に1.22台まで下落して以来、1.24台を割り

      込まない展開が続いています。

      スペインやイタリアの国債が売られ、危険水域の7%に近づいているなど、

      ユーロ下落材料があるにもかかわらずユーロドルは上昇し、1.26台を

      何度もテストする状況です。

      これはやはり、ユーロショートが極限まで積み上がっていることが要因

      かと思います。

      あわててユーロを買い戻す状況ではないものの、下落したら着実に買

      い戻す、といったオペレーションが行われているのではないかと推測で

      きます。

      そのため1.27台まで反発すると、ストップロスのユーロ買いを誘い出

      す可能性があることも意識しておきたいところです。

      ドル円はほぼ「無風状態」です。

      レンジが狭いうえ、方向感もありません。

      本日から日銀の決定会合もありますが、材料にはなりにくい状況です。

      ユーロ円の動向に左右される展開ですが、それでも値幅は限定的で、

      来週からのビッグイベントに期待したいと思います。

      予想レンジは79円10銭ー60銭と観ています。

スペイン国債一段安に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ギリシャの再選挙を控え動きにくい展開が続く。

    ドル円は79円台半ばを挟み、もみ合い。方向感のない展開に取引も閑散。

  • ユーロドルはスペイン国債の利回りが過去最高水準まで上昇(価格は下落)

    したことを受け下落。一時1.24台半ばまで下落したものの、その後は

    ショートカバーが入り1.25台に乗せて引ける。

  • 株式市場は大幅に反発。シカゴ連銀総裁が追加緩和に前向きな発言を

    したことなどを好感し、ダウは162ドル高と前日も下落分を埋める。

  • 株価の上昇を受け債券相場は軟調な展開となり、10年債利回りは

    1.66%台に上昇。

  • 金価格は3日続伸し1600台を回復。原油も小幅ながら反発。


    本日の注目イベント




    • 日   白川日銀総裁講演

    • 独   独5月消費者物価指数(確報値)

    • 独   独国債入札

    • 欧   ユーロ圏4月鉱工業生産

    • 独   メルケル・独首相講演

    • 米   5月生産者物価指数

    • 米   5月小売売上高





      昨日の昼過ぎ、リプトン・IMF筆頭専務理事の「円は中長期的

      な観点では過大評価されている」といった発言と、日本の為替

      介入について「介入は無秩序な市場の回避で活用可能だ」と

      いった内容が報道され、ドル円は79円60銭近辺まで円が売ら

      れる局面がありました。

      しかしそれでもギリシャの再選挙を控えていることで、どちらに

      も動きにくく、明確な方向感も見いだせない展開では円売りの

      勢いも限定的となり80円には届いていません。

      ユーロはそれでもある程度の値動きが見られますが、ドル円は

      79円台半ばが「居心地」がいいのか動きが見られません。

      17日のギリシャの選挙結果次第で「リスクオン」にも「リスクオフ」

      にもなり、値動きもかなり荒っぽくなると考えられることから、積極

      的にはポジションを取れない状況です。

      スペイン国債が売られ、利回りがユーロ導入以来最高水準まで

      上昇するなど、欧州危機が一向に収まる気配を見せないことから、

      安全通貨の円に資金が集まり易い傾向があるものの介入警戒感

      もあり、市場は一段の円買いには慎重です。

      円に比べユーロは材料が豊富な上、ポジションもネット売り持ち

      に大きく片寄っていることから値が飛びます。

      先週末にはスペインに1000億ユーロの資金援助を行う見通しが

      立ちましたが、その効果もわずか1日しかもたず、ユーロは下落し

      ています。

      昨日はスペイン国債が売られ、10年債利回りは6.83%まで上昇

      し、「危険水域」とされる7%に近付いています。

      格付け会社フィッチは「スペインの今年と来年の財政赤字は政府

      目標から大きく外れる」との見方を示しています。

      国内の銀行の資本不足を政府自らが支援できずに、EUに資金要

      請を行わざるを得ないスペインの財政不安が市場の標的になって

      ユーロの下落に繋がっている状態です。

      それでも注意したいのはユーロの売り持ちが過去最大規模に積み

      上がっていることです。

      先週末に発表されたシカゴの通貨先物市場では、ユーロのネット

      売り持ちポジションがさらに膨らんで213,000千枚を超えています。

      このポジションの偏りが、今週月曜日の朝方のように「欧州危機」の

      収束に繋がるような情報には敏感に反応し「窓開け」を示現する

      動きになります。

      ドル円が方向感もなく動きにくい展開が続いていることから、ユーロ

      円はほぼ「ユーロドル」の影響を受け、「ユーロドル」そのものの動き

      と連動します。

      「ユーロドル」が上昇すればユーロ円も上昇し、売られれば一緒に

      下がるといった具合です。

      従ってユ-ロ円のポジションを保有している方は、「ユーロドル」の

      値動きに注意が必要です。

      17日のギリシャの選挙結果が全てですが、明日14日からは日銀

      金融政策決定会合が開かれます。

      「日銀はギリシャの選挙結果を見る前には動けない」といった見方

      が優勢で、今回の会合では追加緩和が見送られると思われます。

      そうなるとドル円もやや円高方向に振れる可能性がありますが、

      その際に円高と株安が急速に進むようなら「臨時会合」を招集し、

      追加緩和を決定するとの見立てもあり、ギリシャの選挙結果を受

      けた来週の金融市場の動きが注目されます。

      そして19-20日にはFOMCが控えていることから、「来週が最

      大のヤマ場」となります。

      そう考えると、今週は動かないというより「動けません」。

      欧州からのニュースがない限り値動きは限定的と予想されること

      から、予想レンジは79円30銭~79円80銭にセットしたいと思い

      ます。

ユーロ失速。 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場





  • 週明けのアジア市場では79円70銭程度までドルが反発した

    ものの、クロス円の下げもあり、ドル円は79円台半ばで動かず。

  • スペインへの資金支援の報道で1.26台後半まで反発した

    ユーロドルは再び下落し、結局元の鞘へ戻り1.24台後半で引ける。

    スペインへの1000億ユーロの拠出を巡って、多くの問題が残されてる

    ことが背景。

  • 株式市場は大幅に反落。スペイン救済の報道を好感する場面もあったが、

    ユーロが売られたことやスペイン国債が下落したことなどで、危機は収束しない

    との見方が優勢となりダウは142ドルの下落。

  • 債券相場は続伸。欧州危機への楽観論は短命に終わるとの見方に

    債権は買われ、10年債利回りは1.58%台に下落。

  • 金は続伸し1600ドル目前に。一方原油価格は反落し、直近の安値

    となる82ドル台まで売られる。


    本日の注目イベント





    • 日   白川日銀総裁講演

    • 欧   ギリシャ国債入札

    • 独   メルケル・独首相講演

    • 独   ショイブレ・独財務相講演

    • 欧   アスムセンECB理事講演

    • 英   英4月鉱工業生産

    • 米   世銀、世界経済見通し

    • 米   ラガルド・IMF専務理事講演

    • 米   タルーロ・FRB理事講演

    • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演



      ギリシャがEUに対して1000億ユーロ(約10兆円)の資金要請を

      行ったことで、週明けのアジア市場ではユーロが大きく反発して取

      引が始まり、ユーロドル、ユーロ円ともに「窓開け」が観られた昨日

      の朝でしたが、地球が1週して帰ってくると、先週末とほぼ同じ水準

      でした。

      「ユーロ危機」の拡大に歯止めがかかるのではないかとの見方から

      ユーロ買い戻しを誘い、大幅な反発を見せたものの、結局「行って

      来い」の相場展開に終わっています。

      「ギリシャの選挙結果を見るまではどう転ぶか分からない」といった

      ところが本音で、昨日もこの欄で書きましたがユーロの急反発は、

      ショートカバーの買い戻しの域を出ないということで、「新規にユー

      ロを買うという動きはほとんどない」のが実態のようです。

      またスペインの金融機関が抱える不良債権の額も定まっておらず、

      果たして1000億ユーロで足りるのかといった意見もあります。

      さらに資金の拠出策について、欧州金融安定基金(EFSF)にす

      るのか、欧州安定メカニズム(ESM)にするのか議論が分かれて

      います。

      ドイツは、一般債権者よりも返済時の優先順位が高いESMを主

      張しており、スペインはESFSからの資金供給を希望していること

      からここでも意見が分かれています。

      結局、スペインでは上昇した株価は反落し、10年債利回りも一

      時低下した後売られ上昇に転じています。

      これら一連の動きはNY市場へも影響し、NYダウは大幅下落し、

      安全資産である債券相場の上昇(金利は低下)に繋がっています。

      また、為替市場ではユーロや豪ドルが売られ、ドルと円が買われ

      る「リスクオフ」の状態に戻っています。

      ドル円は79円台半ばを中心に「やや上値の方が重い」展開で、

      80円に近づくと売られる地合いのようです。

      先週に観られたように、78円前後では「介入警戒感」も強く、

      これがドル円を、緩やかですが79円台後半まで押し上げたよ

      うに思います。

      今週は日銀の政策会議を睨む展開ですが、日曜日にはギリ

      シャの再選挙があり、全てはここから始まりそうです。

      急進左派連合の優位は動かず、このままでは同左派連合が

      政権を樹立する可能性が高いと見られます。

      その結果市場では混乱が予想され、14日から開催される日

      銀の会合ではこの選挙前ということもあり、追加緩和は見送ら

      れる公算が高いと予想されています。

      選挙結果が全てであることから、ドル円は動きにくい展開が続

      きそうです。市場参加者も値幅が限定されることから、早めの

      損益の確定に動き、これがさらに値幅を小さくすると予想され

      ます。

      一方で欧州情勢からは目が離せません。

      ギリシャの選挙の見通しに関する情報や、ドイツのかたくなな

      態度の軟化などの情報が出て来れば相場は大きく動く可能

      性があります。

      動かないながらも、気の抜けない相場展開でしょう。

      予想レンジは78円90銭~79円50銭に置きたいと思います。

スペインの資金要請でユーロ急反発。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円はアジア市場で株式が軟調に推移したこともあり、

    79円前半まで下落。NYでは株価が続伸したことで79円台

    半ばまで反発し方向感のない展開に。

  • ユーロはスペインがEUに資金要請を行う観測が高まったことを受け

    買い戻しが優勢の展開となり、対ドルでは1.24台から1.25台に乗せて引ける。

  • 株式式市場は大幅に続伸。スペインが支援を受けるとの観測から

    リスク回避の流れが後退し、ダウは98ドル高で1万2500ドル台を回復。

  • 債券相場も続伸。一時は大幅に上昇したが、スペイン救済の観測から

    上げ幅を縮小。10年債利回りは1.63%と小幅に低下。

  • 金は小幅に反発。原油は続落し84ドル台に。

  • 4月貿易収支 → 501億ドルの赤字。


    本日の注目イベント


    • 日   5月マネーストック






      スペインがEUに対して資金要請を行ったことで、週明けのオセアニア

      市場ではユーロが「窓を開けて」上昇しています。

      ユーロドルは100ポイント以上となる1.26台前半。ユーロ円も1

      円以上の円安水準で取り引きが始まっています。

      スペインのデギンドス経済・競争力相は9日、ユーロ圏財務相と3時間

      にわたる電話会談後に、支援を要請する考えを表明しています。

      最大1000億ユーロ(約10兆円)規模の資金をEFSFや、来月発

      足するEFSからスペインの「銀行債権基金」を通じて銀行に資本注入

      される見通しですが、詳細については今後話し合われる予定です。

      ギリシャの再選挙が1週間後に迫り、その結果次第では欧州危機がさら

      に拡大する危険があり、スペイン政府とユーロ圏諸国は、ギリシャから

      スペインに本格的に危機が波及する前に、手を打ったと見られます。

      ギリシャがユーロ圏から離脱するという「最悪のシナリオ」はある意味、

      ユーロ圏に取っても避けたいことですが、結果についてはギリシャ国民

      の意思だけに、如何ともしがたいものがあります。

      しかし、その影響がスペインに及ぶとなるとギリシャの比ではありませ

      ん。経済規模がギリシャとは大きく異なる上、同国の国債を保有する金

      融機関は世界中に存在することから、「世界的な金融危機」に発展する

      恐れもあります。

      ユーロ圏としてはギリシャの選挙結果が出る前に予防線を張ったと言う

      風に見ることができます。

      もっとも、1000億ユーロの資金要請で足りるのかといった問題も残

      っており、今後資本不足の規模に焦点が当たってくるものと思われます。

      資金要請はギリシャ、アイルランド、ポルトガルに次いで4ヵ国目にな

      ります。欧州危機もいよいよ来るべきところまで来たと言う印象です。

      17日のギリシャの再選挙で、一気に危機がピークを迎えるのか、それ

      とも「最悪のシナリオ」は回避できるのか今のところ五分五分です。

      ユーロ円も欧州情勢に関する情報に乱高下することが考えられます。

      ポジションは控え目にすることをお勧めします。

      今朝はユーロの買い戻しが活発になっていますが、この動きも一時的な

      ものでは

      ないかと見ています。上述のように、ピークは17日のギリシャ再選挙

      後と考えています。

      ただ、仮にいい結果に終わったとしても、ユーロ圏の景気の鈍化、成長

      戦略、さらには今後のセーフティネットの構築など対処すべき問題を多

      く抱えていることから、本格的にユーロを買い戻すタイミングはまだ先

      と考えられます。

      ドル円はユ-ロ円などの買い戻しでややドル高方向で推移していますが、

      先週末同様、上値のメドは79円70銭ー80円辺りと見ています。

      テクニカルで重要な抵抗線が多く集まっているためです。

      ユーロ円がもう一段上昇すれば80円台に乗せる場面があるかもしれま

      せんが、さらにドルが買われるほど「リスクオン」に市場のセンチメン

      トが転換するとも思えません。

      方向感がない中、79円20銭~79円80銭の値幅を考えています。

ユーロ円2週間ぶりに100円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は続伸し、NY市場では79円79銭まで反発する。

    中国が3年半ぶりに利下げを決めたことで、豪ドル、ユーロなどの

    買い戻しが活発となりドル円を押し上げた。

  • バーナンキ議長の議会証言も「行動を起こす用意がある」とは発言した

    ものの、「QE3」への具体的な言及がなかったことでドル売りには

    繋がらなかった。

  • 欧州不安が依然として意識されるものの、ユーロドルは買い戻しの流れが継続。

    中国の利下げも「リスクオフ」の流れをやや後退させ、ユーロは対ドルで

    1.26台前半、対円でも約2週間ぶりに100円台まで上昇。

    スペイン国債の入札が好調だったこともユーロ買い戻しを後押し。

  • 株式市場は3日続伸。FRBの追加緩和期待が相場を押し上げているものの、

    バーナンキ発言では、期待された内容ではなかったことから上げ幅を縮小する場面も。

    ダウは小幅に続伸し、ナスダックは反落。

  • 債券相場は3日ぶりに反発。10年債利回りは小幅に低下し1.64%台に。

  • 4月消費者信用残高 → 65.2億ドル

  • 新規失業保険申請件数 → 37.7万件

    本日の注目イベント


    • 豪   スティーブンス・RBA総裁講演

    • 豪   豪4月貿易収支

    • 日   1-3月GDP(改定値)

    • 日   4月国際収支

    • 日   5月景気ウォッチャー調査

    • 独   独4月貿易統計

    • 欧   ギリシャ1-3月GDP

    • 英   英5月生産者物価指数

    • 米   4月貿易収支

    • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

    • 加   カナダ5月失業率

    • 加   カナダ5月住宅着工件数










    ユーロ円など「クロス円」の買い戻しが活発になっています。

    ユーロ円は5月23日以来の100円台を回復し、NY市場では100円台半ばまで

    反発しています。同様に豪ドルの買い戻しも進んでおり、これらの動きがドル円を

    79円台後半まで押し上げたものと思われます。

    豪ドルは前日のGDPが予想外の伸びを示したことに加え、昨日の雇用統計でも

    雇用者数の伸びが大きく、豪ドルの買い戻しをけん引しました。

    利下げを決めた直後の経済指標が予想外に好調だったという皮肉な結果になり

    ましたが、これで追加の利下げ観測が後退し豪ドルを押し上げる動きに繋がって

    います。

    75-80円のレンジの上限まで上昇してきましたが、これで豪ドルの下落は終わ

    り「反転」するかどうかはまだ未知数です。

    ギリシャの再選挙や米FOMCなど重要なイベントを控えていることから、まだど

    ちらにも振れる可能性を残していると見ておいた方がいいでしょう。

    ただ、テクニカルでは豪ドルの底堅さは確認されており、ここから5円も下落する

    ような状況は想定しにくくなっています。

    ユーロもそうですが、まだ依然としてリスク回避の流れが継続されていると見られ

    ますが、足元の動きを見る限り、円とドルが売られ、リスクオフの状況です。

    これはやはりこれまで実態以上にリスク回避が進み、積み上がったショートの

    買い戻しが進んでいると見るべきです。

    ユーロが明らかに下落すると見ても、ユーロショートの積み上げには限界があり

    ます。流れが変わったわけではなく、買い戻しが終わった後の動きが重要になっ

    てきます。

    バーンナンキ議長が議会で証言を行いました。

    欧州危機が拡大したら「行動を起こす用意がある」とこれまでの発言とは違いが

    ありませんでした。

    「欧州情勢は米国の金融システム及び経済に顕著なリスクをもたらしており、注

    視する必要がある」との見解を示し、市場が期待していた「QE3」に関しては特

    に触れていません。

    ただ、言葉の中には今後の欧州情勢次第ではいつでも「カードを切る用意があ

    る」ことをにじませています。

    17日のギリシャの再選挙の結果によっては危機が拡大することになるため、そ

    の時には躊躇なく行動を起こすと言いきっているようです。

    ただ、「われわれには検討可能な選択肢がある」と言っていることから、次回の

    FOMCで「QE3」が見送られたとしても何らかの施策を行う可能性は高いと思

    われます。

    ドル円は79円30-60銭の重要なレジスタンスを抜けてきたことから、やや底固

    さが意識される状況になりました。

    先週末の雇用統計発表直後の77円66銭から1週間かけて、ほぼ2円の反発を

    見せたことになります。

    何度かこの欄で指摘しているように、トレンドを確認し易い「52週移動平均線」を

    レートでは一時抜けていましたが、「週足」という意味ではまだ抜けていません。

    むしろ「週足に絡んだ後」このまま79円台で越週すれば、完全にサポートされた

    ことになります。

    上述のようにまだ不安材料が多く残っていることから、このまま80円台に乗せ上

    昇に転じるかどうかは予断を許しませんが、

    78-80円のレンジに収まり、急激な円の先高観は後退していくのではないかと

    予想します。

    80円台にしっかり乗せる前のレジスタンス・ポイントは、「8時間足」では79円76

    銭と79円92銭となります。また「日足」では79円66銭と80円15銭です。

    値ごろ感からクロス円の売りが再び出て来るようだと、ドル円の78円台への下落

    も考えられます。

    良い週末を・・・・。

欧米の株高で円全面安。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は約1週間ぶりに79円台前半まで上昇。

    日米欧の株式市場が堅調に推移し、債券価格が下落したことで

    長期金利の上昇に繋がり低金利の円とドルが売られ、豪ドル、ユーロ

    など高金利通貨が買い戻された。

  • ECBは理事会で政策金利の据え置きを決定。一部で予想された利下げは

    行わなかったものの、ドラギ総裁は会見で「行動する用意はある」と

    今後の利下げを示唆。利下げを見送ったことでユーロドルは一旦下げたものの、

    市場全体のドル売りの流れが継続されたことから急反発。ストップロスの

    ユーロ買いも巻き込んで1.25台後半までユーロ高が進む。

  • 株式市場は急反発。日欧の株価が堅調だったこともあり、ダウは286ドル高と

    今年最大の上げ幅を記録。引け値でも1万2400ドル台を回復。

  • 債券相場3日続落。リスク回避の流れが後退し安全資産の債券に売り物が

    加速。10年債利回りは急上昇し1.66%台で引ける。

  • 金は続伸し1630ドル台に。原油価格も上昇し5日ぶりに85ドル台に乗せる。


    本日の注目イベント


    • 豪   豪5月雇用統計

    • 日   4月景気動向指数

    • 欧   スペイン長期国債入札

    • 英   英5月サービス業PMI

    • 英   BOE政策金利発表

    • 米   4月消費者信用残高

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   イエレン・FRB副議長講演

    • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演

    • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

    • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演

    • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

    • 米   バーナンキ・FRB議長講演






    金融市場全体に「好循環」の流れが戻り、「リスク回避」の動きは一旦後退した1日

    でした。東京市場では日経平均株価が2日連続で上昇し、投資家がややリスクを

    取れる状況になったことからドル円ではドル高となり79円台乗せを目指しました。

    その後、欧州市場に入ると主要株式市場が上昇し、ECBが利下げを見送ったもの

    の、記者会見ではドラギ総裁が「われわれはあらゆる展開を注視しており、行動す

    る準備は整っている」発言をしたことで、下落を続けていた債券相場も下げ止まり、

    ユーロが急速に買い戻されました。

    さらにNY市場でも株価が寄りつきから大幅に上昇。欧米の中央銀行が景気刺激

    策を講じるとの思惑から買い物を集めダウは今年最大の上げ幅となる286ドル

    高を記録。

    これが安全資産の債券売りに繋がり、長期金利は大幅高となり、投資家のリスク

    強度が高まったことで、これまで大きく売られて来たユーロや豪ドルが買われ、

    ドルと円が売られています。

    円はドルに対してだけではなく、他の主要通貨に対しても売られ全面安の展開と

    なっています。

    その結果、「1時間足」では「120日」や「200日移動平均線」など重要な

    レジスタンス・ポイントを次々に上抜けしています。

    それでも株価や長期金利の上昇幅に比べると、ドル円の反発力は弱いと感じます。

    NYでも79円27銭が高値で上値を抑えられています。

    テクニカルでは79円30銭から79円60銭辺りに多くの抵抗線が集まっており、

    これが意識されていると思われ、この水準を抜けるかどうかが今日の注目点と言え

    ます。

    NYダウは大幅高で取引を終えていることから、本日の日経平均株価も3日続伸が

    見込まれています。

    株高に伴ってドル円がどこまで買われるのかがポイントですが、ギリシャの再選挙

    やFOMCを控えていることで、市場のセンチメントは1日で変わってしまうこと

    も考えられます。

    昨日の動きはこれまで売られ過ぎた「反動」でしかないと思われます。

    「リスクオフ」の流れが「オン」に変わったと確認できない以上、ユーロや、豪ド

    ルなどの反発も限界があるものと考えています。

    19-20日の米FOMCを控え、FOMCメンバーによる講演が相次いでいます。

    タカ派で知られたロックハート・アトランタ連銀総裁は昨日「1日の雇用統計が示

    すように、景気回復の足取りは依然たどたどしく、弱々しい面がある」として、追

    加緩和に前向きな姿勢を見せています。

    本日も、ハト派の代表格の一人であるイエレン副議長の講演があり、さらに今夜に

    はバーナンキ議長の講演も予定されています。

    上記3人はいずれもFOMCでの「投票権」持っていることから、その発言には注

    意が必要です。

    ブルームバーグに依ると、ドイツのメルケル政権の内部で、ユーロ圏の危機解決手

    段として債務を共有化する案への反対が和らぎつつある兆候があるようです。

    ドイツ政府の経済諮問委員会(5人委員会)メンバーの、ラルス・フェルト氏は6

    日、ベルリンでのインタビューで、提案されている債務償還基金を支持する「動き

    が政府内に幾分見られた」と述べています。

    メルケル首相は5人委員会が示した案を拒否しているようですが、フェルト氏は

    「欧州の債務状況についても何らかの同様なやり方を見つける必要がある」と語

    ったと、報じています。

    欧州共同債の発行や、EFSFが直接資本不足に陥った金融機関に資本注入でき

    るようにすることなど、ドイツが反対の姿勢を崩していないことで、対応策が進

    まないとの見方があります。

    しかし、ギリシャがユーロ圏から離脱するなど「最悪のシナリオ」が起きた場合、

    ドイツにとっても経済的損失は決して少なくありません。

    メルケル首相がある程度危機回避に向け歩み寄って来れば、そのシナリオを回避

    できる可能性も残されています。

    その意味ではややポジティブな情報かと思います。

    ドル円は上値を試す展開と見て、79円ー79円60銭のレンジを予想します。

ドル円G7電話会議を受け78円後半に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 海外市場で78円10銭近辺まで売られたドル円は、G7緊急会議後の

    安住財務相の発言から、介入警戒感が急速に高まり79円目前まで一気に

    ドル買い戻しが進む。その後も一進一退が続くが、円買いにはやや慎重な

    展開に。

  • ユーロドルはアジア時間の1.25台半ばから急落し1.24台前半まで

    売られる。スペインの財務相が「銀行同盟」の創設を主張するなど、

    同国の金融システムへの不安が拡大したことが背景。G7電話会議では

    具体的な対応策がなかったことから反応は限られ1.24台半ばで引ける。

  • ダウは5日ぶりに反発。G7電話会議を意識した買い戻しがあったものの、

    欧州危機への不安は残り小動き。ダウは26ドル高と小幅に上昇。

  • 債券相場は続落。株価の反発に加え、過去最低水準を更新している

    金利水準に下げ止まり感もあり、10年債利回りは1.57%台まで上昇。

  • 金、原油価格はともに上昇するも値幅は小さく、依然売り圧力が強いとの

    見方。

  • 5月ISM非製造業景況指数 → 53.7




本日の注目イベント


  • 豪   豪1-3月GDP

  • 独   独4月鉱工業生産

  • 欧   ECB政策金利発表

  • 欧   ユーロ圏1-3月GDP(改定値)

  • 欧   ドラギECB総裁、会見

  • 米   地区連銀経済報告(ベージュブック)

  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演







G7緊急電話会議終了後、安住財務相は会見で「過度の変動や無秩序な動きは

経済・金融に悪影響を与える」との認識を共有したとし、各国から異論はなかったと

述べました。

この発言内容に「介入の可能性が高まった」との見方が広がり、ドル円は78円台前

半から大きく買い戻され79円目前の水準までドル高円安に振れました。

先週末の雇用統計発表直後から、円が急落する場面が何度か観測され、「市場の

介入警戒感は高まってきた」と見られます。

水準が77-78円台ということもあり、この水準を割り込めば、昨年10月末に記録し

た75円32銭も視野に入って来ることもあり、円買いが優勢な展開が続いているも

のの警戒感も徐々に高まっています。

もっとも、G7電話会議では日本の市場介入については合意が得られていないとか、

議論されていないといった報道もあり、G7各国の中では介入問題は優先順位が低

かったものと見られます。

個人的には77円台のどこかの水準では、介入に踏み切る可能性が高くなってきた

と感じています。

ユーロは対ドルでも対円でも昨日のアジア市場では買い戻しが活発で勢いもありま

したが、欧州市場に入ると一変しています。

金融機関の資本不足が深刻な問題になってきていることから、モントロ・スペイン財

務相は、同国の銀行の資本強化に欧州が資金を提供するよう呼びかけています。

また、同財務相は市場からの資金調達の扉がスペインには開かれていないとも

語っています。

このような状況の中、本日ECBの理事会が開かれます。

理事会でどのような支援策が出されるか、また理事会後のドラギ総裁の会見も注目さ

れます。

ドル円は上述のように、介入警戒感の高まりを背景に78円近辺が底堅くなって来たよ

うにも思えます。77円台に向かって円をさらに買っていくリスクも徐々に高まっています。

欧州危機に加え、米景気の先行きに悲観論が拡大していることから「ひとまず円を買

う」と言う流れは続いていますが、それでも消去法的な「円買い」には限界もありそうです。

欧州問題が解決するにはまだ相当時間がかかりそうですし、米景気の回復にも時間が

必要です。円を買うことは、正に時間を買っていることです。

79円目前まで反発したドル円は、これまで述べてきた「52週移動平均線」のある78円

65銭近辺の重要なレジスタンスを超えてきました。

「週足」のため、今週末の水準を見なければ分かりませんが、この平均線を上回って越

週すればやや円の天井感もでてきそうです。

欧州危機は6月17日のギリシャの再選挙で最大のヤマ場を迎え、米景気については

19-20日のFOMCがヤマ場となります。

本日のECB理事会と明日のバーナンキ議長の講演が、それを占う前哨戦と位置づけ

ることができそうです。

特にバーナンキ議長は、先週末の雇用統計で雇用者の増加に急ブレイキがかかった

後だけに、「QE3」への言及があるかとうかが最大のポイントになります。

NY株式市場の動きを見る限り「QE3」を催促する相場展開が続いていますが、加えて

原油価格が急速に下落していることも「QE3」実施に動き易い状況になっています。

実施するかどうかはまだ五分五分ですが、仮に「QE3」が見送られた場合でも「ツイスト

オペの延長」を含めた、何らかの対応策が打ちだされるものと予想しています。

ドル円の動きは底堅くなっていますが、昨日のNYの高値である78円98銭を抜けるか

どうかと言ったところです。

この水準はちょうど「1時間足」の200日移動平均線で上昇を抑えられた水準で、現在、

同移動平均線は78円94銭にあります。

ここを抜け79円台に乗せられるどうかに注目します。

予想レンジは78円50銭~79円20銭に設定しました。

ユーロ円買い戻しが優勢で97円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は78円台割れでは介入警戒感もあり、さらにユーロ円など

    クロス円の買い戻しの動きに引っ張られ78円台前半で小動き。

    それでも円に対する先高観もあり78円台半ばは抜けず。

  • ユーロは続伸し、対ドルでは1.25台に乗せる場面もあった。

    欧州銀行に対する支援体制が協議されたとの報道もあり、ユ-ロ買い戻しが

    優勢の展開に。ユーロ円も98円まで反発。

  • 株式市場はまちまち。ダウは小幅に続落したものの、ナスダックは

    反発。ダウは5ヵ月ぶりの安値を記録した後、値ごろ感から下げ渋った。

  • 債券相場は反落し、10年債利回りは先週末比大幅に上昇し1.52%台に。

  • 金は小幅に反落し、原油価格は小幅ながら1週間ぶりに反発。




本日の注目イベント


  • 豪   RBAキャッシュターゲット

  • 中   HSBC5月サービス業PMI

  • 独   独5月サービス業PMI(確報値)

  • 欧   ユーロ圏5月景気総合PMI(確報値)

  • 欧   ユーロ圏4月小売売上高

  • 英   ロンドン市場休場(女王即位60周年記念のため)

  • 米   5月ISM非製造業景況指数

  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演

  • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

  • 加   カナダ4月住宅建設許可

  • 加   BOC政策金利発表






先週末の雇用統計発表直後に円が急騰した際もそうでしたが、昨日も朝9時の東京市場

オープン直後にドルが瞬時に40銭ほど上昇し、78円45銭まで円安が進む場面がありま

した。

「レートチェックがあった」とか「覆面介入では」といった噂はありましたが、真相は不明

です。安住財務大臣も「ノーコメント」と真相を明かそうとしませんでした。

さすがに77円台では介入警戒感が強まり、この水準からさらに円を強気で買っていくには

「リスクがあり」「勇気」も必要です。

仮に介入が実施されれば2-4円程度の水準訂正がなされることになるわけですから、77

円台から下値ではドルショートの買い戻しも出易いと考えられます。

一方でユーロは買えないしドルも買えない状況から、円への資金流が続き、依然として円

の先高観もが根強いもの事実です。

そのため昨日の海外市場では78円台での「にらみ合い」が続き、動きにくい展開に終始

しました。

米債券価格が下落し、ややリスク回避の流れが後退した感はありますが、これは一貫して

買われ続けてきた債券の利益確定の売りが優勢だったということで、市場の根底には欧州

危機への不安が依然として横たわっています。その欧州から引き続き様々な情報が入って

きています。

欧州危機の拡大を防ぐために、G7財務相・中銀総裁が今夜にも緊急の電話会議を行うこ

とが明らかになりました。

どのような対応策が協議されるかは不明ですが、世界的な株安が続いていることから「

G7各国が金融システム安定のために綿密に連絡を取っていくことを確認」といった程

度の内容であれば、相場への影響は限定的で現行のリスク回避の流れを変える効果は

期待できないと思われますが、一部には日本としては「市場介入を実施することに理解

を求める」のではないかとの観測もあるようです。

欧州危機への対応策の一つと見られている「欧州共同債」について、ドイツ政府は、債務

危機を克服する方法としては「現時点では全く不適当な措置」と、サイベルト独報道官が

明らかにしています。

また、メルケル独首相も欧州共同債については「いかなる状況下でも同意しない」と言明

しています。

その一方で同首相は柔軟な姿勢も見せ始めているようです。

スペインは必要なら支援を求めることができるとの見方も示し、バローゾ・欧州委員長と

の会談では欧州委員会の権限を強化することに触れ、経済統合を補完する政治統合につい

ても近い将来その答えを出す意向を示しています。

ギリシャのユーロ圏からに離脱問題についても様々な機関が「離脱の確率」をはじき出し

ているようですが、その内容は概ね

可能性が高まったと報じています。

さらにその影響についても昨日、調査機関「オープン・ヨーロッパ」が発表した試算では

「ギリシャが離脱した場合、同国の銀行システムを支えるために最大2590億ユーロ

(約25兆4000億円)の緊急支援が必要になる」としています。

17日のギリシャの再選挙まであと10日余りとなりました。

今のところ、急進左派連合のツィプラス党首は、資金支援の際に合意した財政規律の撤

廃を主張し、歩み寄る気配はありません。

欧州首脳が「ギリシャのユーロ圏残留を望む」とのエールを送っているにもかかわらず、

同党首は強硬な姿勢を崩していません。

ギリシャに取って有利な条件を引き出すための「駆け引き」との見方もありますが、こ

のままでいけばギリシャの離脱問題は現実的なものになっていきます。

今夜のG7緊急電話会議の内容が明らかになるまで動きにくい展開が予想されますが、

ユーロ円などのクロス円の買い戻しが

さらに継続されるのかという点と、ドル円で「52週移動平均線」が抵抗してる78円

60銭近辺を上抜けできるかどうかが注目されます。

本日のレンジは78円00~78円60銭と予想しています。

米雇用統計悪化を受けドル円下落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米5月の雇用統計が市場予想を大きく下回ったため、ドル円は発表直後に

    一気に77円台に。77円66銭まで下落した後、急激な円の上昇に対して

    介入警戒感が高まり78円台後半まで反発。その後は78円台前半で落ち着きを

    見せる。

  • ユーロドルも雇用統計発表直後は1.22台後半まで下落したが、スペイン国債の

    利回りが低下するに連れて買い戻しが優勢となり1.24台後半まで反発。

    ユーロ円も95円台に突っ込んだ後は97円までは反発するなど、ユーロの買い戻しが

    活発だった。

  • 株式市場は今年最大の下げ幅を記録。雇用統計の悪化を手掛かりにダウは前日比

    274ドル下げ、1万2100ドル台に。

  • 債券相場は大幅に続伸し、10年債利回りは3営業日連続で過去最低水準を更新。

    一時は1.43台まで低下したが、引けは1.45台まで反発して取引を終える。

  • 金は大幅に反発し1620ドル台を回復。対ユーロでドルが売られたことで

    買い戻しが入った。

    一方原油価格は大幅に続落。米景気の先行き不安から原油の需要が後退するとの見通しが

    下げをけん引し、約8ヵ月振りとなる83ドル台に。

  • 5月非農業部門雇用者数 → +6.9万人

  • 5月失業率 → 8.2%

  • 5月ISM製造業景況指数 → 53.5

  • 4月個人所得 → +0.2%

  • 4月個人支出 → +0.3%

  • 4月PCE・コアデフレーター → +1.9%




本日の注目イベント


  • 日   白川日銀総裁講演

  • 日   マネタリーベース

  • 欧   ユーロ圏4月生産者物価指数

  • 英   ロンドン市場休場(バンクホリデー)








米労働市場が予想以上のペースで鈍化してきました。

先週末に発表された5月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数は市場予想の半分

にも満たない6万9千人、失業率も悪化し8.2%でした。

これで昨年末以来順調に拡大してきた米労働市場は3ヵ月連続でブレイキがかかり、

今後のFRBの政策にも大きな影響を与える可能性が浮上してきました。

米経済指標で最も重要な指標である雇用に急ブレイキがかかったことで、今後は個人

消費等にも影響を与えることが考えられ、米景気の先行きに「黄色」が点滅し始めたと

言えそうです。

今後も欧州危機が最大の懸案事項であることには変わりはありませんが、ここにきて米

国にも注意が必要な状況となりユーロもドルも買えないことで、円に資金が流れこんで

います。

避難通貨としてこれまで買われた「ドルと円」でしたが、ドルがその地位を失なえば、相

対的に円に資金が集まり主要通貨に対して買われる展開が続く可能性もありそうです。


2週間後にはFOMCが予定されており、そこで「QE3」が実施されるのではないかとの

観測が高まってきましたが、現時点での可能性はまだ「五分五分」だとみています。

今月末で「オペレーションツイスト」が終了することも「QE3」実施の期待感を膨らませて

いますが、慎重なバーナンキ議長のこれまでの言動を考えれば、追加緩和には踏み切

らず、上記「ツイストオペ」の延長などに動くのではないでしょうか。

今後さらに米景気の減速も考えられる状況になってきたことから「QE3」を温存するので

はないかと予想しています。

ドル円は重要なメドであった「52週移動平均線」を下抜けしてしまいました。

テクニカル的には今後上値の重い展開が予想され、上記移動平均線は「サポートライ

ン」から「レジスタンスライン」に変わることが考えられます。

そのため上記移動平均線がある78円61銭辺りがドルの戻りを抑える可能性があり、今

後はこの水準を上抜けできるかどうかが注目されます。

また今後のドル円を予想する場合に、上述のように「QE3」が行われるかどうかが大きな

ポイントになりますが、政府・日銀の介入姿勢を確認することも重要です。

一旦介入が実施されれば、ドル円相場は2~4円程度円安方向へ修正されることにな

ることから、どの水準で介入してくるのかこちらも大きなポイントになります。

先週末のNY市場でも77円台半ばまでドルが急落した後に、約1円ほどドルが急反発

する場面もありました。

介入に対して過度に期待感を持つことは避けなければいけませんが、ドル円のショー

トも水準によってはリスクも大きいと考えられます。

先週末も中尾財務官は「いつでも介入できる用意は整ってる」と講演で語っていました。

「ボラティリティーの急激な変化」に対応すると語っていたことから、昨年10月31日の

「過去最大の介入」時のように急激な円高が進んだ際には実施されると見られますが、

逆に言えば、なだらかな円高が続いた際には実施しにくいとも考えられます。

個人的には76-77円台では実施される可能性が高いと予想しますが、上述のように

それを見込んだポジションメイクには注意したいところです。

本日のドル円の展開も、一度は77円台に突入する場面が見られると思われますが、

その際のスピードと、どこまでドルが売られるのか水準が注目されます。

予想レンジは77円60銭~78円50銭程度を見込んでいます。

ユーロ円2000年以来の96円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 欧州危機に加え、多くの米経済指標の結果が予想を下回り

    米景気の先行に対する懸念からドルが売られ円が全面高。

    ドル円は78円の半ばを割り込み、78円21銭まで下落し、

    高値圏で引ける。

  • 米経済指標の悪化にも関わらずユーロドルは下落。

    スペインの金融システム不安が払拭できないことで南欧諸国の

    債権が下落。IMFがスペインへ資金援助に動きだしたとの報道も

    あったが、IMFはこれを否定。ユーロドルは1.237まで下落。

  • ドル円とユーロドルがともに下落したことでユーロ円は96円台半ば

    まで売られる。今年1月に記録した97円03銭の安値を更新し、2000年

    以来の水準を示現。

  • 株式市場は米経済指標の悪化から景気の先行きに対する懸念が台頭。

    ダウは26ドル安で1万2400ドル台を割り込む。

  • 債券相場は続伸。10年債利回りは連日過去最低水準を更新し、

    この日は1.55%台まで利回りが低下。

  • 金、原油はともに下落。米景気後退を見越した売りから、

    原油価格の下落が止まらず86ドル台まで売られる。

  • 5月ADP雇用者数 → 13.3万人

  • 1-3月GDP(改定値) → +1.9%

  • 新規失業保険申請件数 → 38.3万件

  • 5月シカゴ購買部協会景気指数 → 52.7






本日の注目イベント


  • 中   中国5月製造業PMI

  • 独   独5月製造業PMI(確報値)

  • 欧   ユーロ圏5月製造業景気指数

  • 欧   ユーロ圏4月失業率

  • 欧   ユーロ圏5月製造業PMI(確報値)

  • 欧   イタリア1-5月財政収支

  • 欧   レーン欧州委員講演

  • 欧   ファンロンパイEU大統領講演

  • 英   英5月製造業PMI

  • 米   5月雇用統計

  • 米   5月ISM製造業景況指数

  • 米   4月個人所得

  • 米   4月個人支出

  • 米   4月PCE・コアデフレーター

  • 加   カナダ3月GDP








「ユーロは買えないが、米ドルも買えない」そんな状況から円に資金が集まり、ドル円、

ユ-ロ円も大幅に下落しています。NY市場では多くの経済指標が発表されましたが、

総崩れでした。

特に、雇用関連の指標が悪化しており、本日発表予定の5月の雇用統計も「低調なので

は」との観測が強まり、米労働市場の回復が遅れるとの見方からドルが売られ円が買わ

れる展開になっています。

前日までは欧州からの情報でユーロ売り円買いが進んでいたものが、今度はドル売り円

買いも加わり、「ユーロ円」が2000年以来となる96円台半ばまで売られ、記録的

な水準まで下落しました。

欧州問題は依然として不安定で、足元ではギリシャではなくスペインの金融システムの

動向へと、市場の関心は移っているように思われます。

経営難に陥っているバンキアはスペイン政府に190億ユーロ(約1兆8600億円)

の追加支援を求めており、市場では、さらに他の金融機関が同様な事態になればスペイ

ン政府が負担できる範囲を超えるのではないかとの観測もでており、スペイン国債の売

り材料になっています。

米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、IMFがスペイン救済に動き出し

たとの報道をおこないましたが、IMFは現在この報道を否定しており、混乱は収まっ

ていません。

ただ、IMFはそれぞれの国にあった支援策を考える余地のあることは認めているよう

です。焦点は欧州中央銀行(ECB)の出かたにかかっていると思います。

ECBは「最後の資金の貸し手」であることから、銀行再建基金(FROB)を通じて

スペインの銀行に資金を供給することは可能性です。

ECBのゴンザレスパラモ理事は「欧州安定メカニズムが政府を通じてではなく、銀行

の資本増強を直接行えるようにすることを、われわれはずっと賛成してきた」と述べて

います。

今年1月の欧州危機の際には、ECBが市場への資金供給を積極的に行い、さらに重債

務国の国債を買い上げ、長期金利の上昇を阻止しました。

今回もECBの積極的な関与が期待されるところです。

ドル円は78円台前半まで下落したことで、再び「75円を試す」との見方が勢いを増

しています。ドルもユーロも買えないということで、円に資金が集まることは避けられ

ない状況ですが、円が再び「史上最高値」を更新するとも思えません。

足元の円高は消去法で買われているわけで、積極的に買い進まれているわけではありま

せん。重要な「52週移動平均線」を現在は下回っていることから、しばらくは上値の

重い展開が続く可能性が高いと見られますが、この水準からもう一段円高に振れると、

そろそろ介入を意識することにもなりそうです。

本日はNY時間に5月の雇用統計が発表されます。

昨日のADP雇用者数が予想に届かなかったことで、低調な数字が見込まれそうです

が、同指標と雇用統計は必ずしも一致するわけではないことに注意が必要です。

本日のドル円のレンジは77円80銭~78円80銭と予想します。


良い週末を・・・・。

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