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スペインの資金要請でユーロ急反発。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円はアジア市場で株式が軟調に推移したこともあり、

    79円前半まで下落。NYでは株価が続伸したことで79円台

    半ばまで反発し方向感のない展開に。

  • ユーロはスペインがEUに資金要請を行う観測が高まったことを受け

    買い戻しが優勢の展開となり、対ドルでは1.24台から1.25台に乗せて引ける。

  • 株式式市場は大幅に続伸。スペインが支援を受けるとの観測から

    リスク回避の流れが後退し、ダウは98ドル高で1万2500ドル台を回復。

  • 債券相場も続伸。一時は大幅に上昇したが、スペイン救済の観測から

    上げ幅を縮小。10年債利回りは1.63%と小幅に低下。

  • 金は小幅に反発。原油は続落し84ドル台に。

  • 4月貿易収支 → 501億ドルの赤字。


    本日の注目イベント


    • 日   5月マネーストック






      スペインがEUに対して資金要請を行ったことで、週明けのオセアニア

      市場ではユーロが「窓を開けて」上昇しています。

      ユーロドルは100ポイント以上となる1.26台前半。ユーロ円も1

      円以上の円安水準で取り引きが始まっています。

      スペインのデギンドス経済・競争力相は9日、ユーロ圏財務相と3時間

      にわたる電話会談後に、支援を要請する考えを表明しています。

      最大1000億ユーロ(約10兆円)規模の資金をEFSFや、来月発

      足するEFSからスペインの「銀行債権基金」を通じて銀行に資本注入

      される見通しですが、詳細については今後話し合われる予定です。

      ギリシャの再選挙が1週間後に迫り、その結果次第では欧州危機がさら

      に拡大する危険があり、スペイン政府とユーロ圏諸国は、ギリシャから

      スペインに本格的に危機が波及する前に、手を打ったと見られます。

      ギリシャがユーロ圏から離脱するという「最悪のシナリオ」はある意味、

      ユーロ圏に取っても避けたいことですが、結果についてはギリシャ国民

      の意思だけに、如何ともしがたいものがあります。

      しかし、その影響がスペインに及ぶとなるとギリシャの比ではありませ

      ん。経済規模がギリシャとは大きく異なる上、同国の国債を保有する金

      融機関は世界中に存在することから、「世界的な金融危機」に発展する

      恐れもあります。

      ユーロ圏としてはギリシャの選挙結果が出る前に予防線を張ったと言う

      風に見ることができます。

      もっとも、1000億ユーロの資金要請で足りるのかといった問題も残

      っており、今後資本不足の規模に焦点が当たってくるものと思われます。

      資金要請はギリシャ、アイルランド、ポルトガルに次いで4ヵ国目にな

      ります。欧州危機もいよいよ来るべきところまで来たと言う印象です。

      17日のギリシャの再選挙で、一気に危機がピークを迎えるのか、それ

      とも「最悪のシナリオ」は回避できるのか今のところ五分五分です。

      ユーロ円も欧州情勢に関する情報に乱高下することが考えられます。

      ポジションは控え目にすることをお勧めします。

      今朝はユーロの買い戻しが活発になっていますが、この動きも一時的な

      ものでは

      ないかと見ています。上述のように、ピークは17日のギリシャ再選挙

      後と考えています。

      ただ、仮にいい結果に終わったとしても、ユーロ圏の景気の鈍化、成長

      戦略、さらには今後のセーフティネットの構築など対処すべき問題を多

      く抱えていることから、本格的にユーロを買い戻すタイミングはまだ先

      と考えられます。

      ドル円はユ-ロ円などの買い戻しでややドル高方向で推移していますが、

      先週末同様、上値のメドは79円70銭ー80円辺りと見ています。

      テクニカルで重要な抵抗線が多く集まっているためです。

      ユーロ円がもう一段上昇すれば80円台に乗せる場面があるかもしれま

      せんが、さらにドルが買われるほど「リスクオン」に市場のセンチメン

      トが転換するとも思えません。

      方向感がない中、79円20銭~79円80銭の値幅を考えています。

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