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 2012年06月 

スペイン国債一段安に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ギリシャの再選挙を控え動きにくい展開が続く。

    ドル円は79円台半ばを挟み、もみ合い。方向感のない展開に取引も閑散。

  • ユーロドルはスペイン国債の利回りが過去最高水準まで上昇(価格は下落)

    したことを受け下落。一時1.24台半ばまで下落したものの、その後は

    ショートカバーが入り1.25台に乗せて引ける。

  • 株式市場は大幅に反発。シカゴ連銀総裁が追加緩和に前向きな発言を

    したことなどを好感し、ダウは162ドル高と前日も下落分を埋める。

  • 株価の上昇を受け債券相場は軟調な展開となり、10年債利回りは

    1.66%台に上昇。

  • 金価格は3日続伸し1600台を回復。原油も小幅ながら反発。


    本日の注目イベント




    • 日   白川日銀総裁講演

    • 独   独5月消費者物価指数(確報値)

    • 独   独国債入札

    • 欧   ユーロ圏4月鉱工業生産

    • 独   メルケル・独首相講演

    • 米   5月生産者物価指数

    • 米   5月小売売上高





      昨日の昼過ぎ、リプトン・IMF筆頭専務理事の「円は中長期的

      な観点では過大評価されている」といった発言と、日本の為替

      介入について「介入は無秩序な市場の回避で活用可能だ」と

      いった内容が報道され、ドル円は79円60銭近辺まで円が売ら

      れる局面がありました。

      しかしそれでもギリシャの再選挙を控えていることで、どちらに

      も動きにくく、明確な方向感も見いだせない展開では円売りの

      勢いも限定的となり80円には届いていません。

      ユーロはそれでもある程度の値動きが見られますが、ドル円は

      79円台半ばが「居心地」がいいのか動きが見られません。

      17日のギリシャの選挙結果次第で「リスクオン」にも「リスクオフ」

      にもなり、値動きもかなり荒っぽくなると考えられることから、積極

      的にはポジションを取れない状況です。

      スペイン国債が売られ、利回りがユーロ導入以来最高水準まで

      上昇するなど、欧州危機が一向に収まる気配を見せないことから、

      安全通貨の円に資金が集まり易い傾向があるものの介入警戒感

      もあり、市場は一段の円買いには慎重です。

      円に比べユーロは材料が豊富な上、ポジションもネット売り持ち

      に大きく片寄っていることから値が飛びます。

      先週末にはスペインに1000億ユーロの資金援助を行う見通しが

      立ちましたが、その効果もわずか1日しかもたず、ユーロは下落し

      ています。

      昨日はスペイン国債が売られ、10年債利回りは6.83%まで上昇

      し、「危険水域」とされる7%に近付いています。

      格付け会社フィッチは「スペインの今年と来年の財政赤字は政府

      目標から大きく外れる」との見方を示しています。

      国内の銀行の資本不足を政府自らが支援できずに、EUに資金要

      請を行わざるを得ないスペインの財政不安が市場の標的になって

      ユーロの下落に繋がっている状態です。

      それでも注意したいのはユーロの売り持ちが過去最大規模に積み

      上がっていることです。

      先週末に発表されたシカゴの通貨先物市場では、ユーロのネット

      売り持ちポジションがさらに膨らんで213,000千枚を超えています。

      このポジションの偏りが、今週月曜日の朝方のように「欧州危機」の

      収束に繋がるような情報には敏感に反応し「窓開け」を示現する

      動きになります。

      ドル円が方向感もなく動きにくい展開が続いていることから、ユーロ

      円はほぼ「ユーロドル」の影響を受け、「ユーロドル」そのものの動き

      と連動します。

      「ユーロドル」が上昇すればユーロ円も上昇し、売られれば一緒に

      下がるといった具合です。

      従ってユ-ロ円のポジションを保有している方は、「ユーロドル」の

      値動きに注意が必要です。

      17日のギリシャの選挙結果が全てですが、明日14日からは日銀

      金融政策決定会合が開かれます。

      「日銀はギリシャの選挙結果を見る前には動けない」といった見方

      が優勢で、今回の会合では追加緩和が見送られると思われます。

      そうなるとドル円もやや円高方向に振れる可能性がありますが、

      その際に円高と株安が急速に進むようなら「臨時会合」を招集し、

      追加緩和を決定するとの見立てもあり、ギリシャの選挙結果を受

      けた来週の金融市場の動きが注目されます。

      そして19-20日にはFOMCが控えていることから、「来週が最

      大のヤマ場」となります。

      そう考えると、今週は動かないというより「動けません」。

      欧州からのニュースがない限り値動きは限定的と予想されること

      から、予想レンジは79円30銭~79円80銭にセットしたいと思い

      ます。

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