ユーロ上値重く元の鞘に 



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は緩やかにドルが下落する展開となり、78円12銭まで

    ドル安が進む。FOMCで何らかの追加策を実施するとの見方や、クロス円

    の売りが円の下落を抑え、ドル安値圏で引ける。

  • ユーロドルも先週末の上昇分を吐き出した格好に。アジア市場では

    1.23台が重く、ECBによる「ユーロ防衛策」に不透明な見方も台頭。

    NY市場では1.2225まで下落し、ユーロ円も再び95円台半ばまで売られる。

  • 株式市場はこのところの急激な上昇から利食い売りが優勢の展開となるも、

    引け値では先週末とほぼ同水準。ダウは2ドル安で1万3000ドル台をキープ。

  • 債券相場は反発。FOMCの結果を見極めたいとの雰囲気の中、

    買いが優勢となり価格は上昇、利回りは低下。

  • 金は4日続伸、原油は小幅に反落。



    本日の注目イベント





    • 豪   豪6月住宅建設許可件数

    • 日   6月失業率

    • 独   独7月雇用統計

    • 欧   7月ユーロ圏消費者物価指数(速報値)

    • 欧   6月ユーロ圏失業率

    • 欧   スペイン6月財政収支

    • 米   FOMC(8/1まで)

    • 米   6月個人所得

    • 米   6月個人支出

    • 米   6月PCE・コアデフレーター

    • 米   5月ケースシラー住宅価格指数

    • 米   7月シカゴ購買部協会景気指数

    • 米   7月消費者信頼感指数

    • 米   ガイトナー財務長官講演

    • 加   カナダ5月GDP


      先週末、ユーロ圏首脳による「ユーロを守るためあらゆる措置を取る」

      といった発言に急騰し、1.24目前まで反発したユーロドルでしたが、

      依然として上値は重く、結局「いい売り場」だったようです。

      ECBがユーロを守ることにドイツ国内から反発の声も上がっており、

      レスラー副首相は、ECBの職務は物価の安定であり、政府の債務に

      資金を供給することではないと、と発言しています。(ブルームバーグ)

      ユーロドルは海外市場で1.2225まで下落し、先週末の高値から

      165ポイントの下落を見せており、結局「行って来い」の相場展開に

      なっています。

      ユーロ圏ではこれまでも危機のたびに、時間稼ぎの発言が発せられ、

      市場は「実際に行動を起こすまでは信じられない」といった雰囲気に

      なっています。

      そのため今週木曜日のECB理事会でどのような「具体策」が出され

      るのかに注目しています。

      市場ではさすがに今回はユーロ防衛策が出されるとの見方が有力

      です。

      ユンケルユーロ圏議長は昨日、記者団の質問に答える形でスペイン

      国債を買い支える可能性を示唆しており、「ユーロ存続の分岐点」だ

      とも言っています。

      ユーロ防衛策が発表され、ユ-ロが反発したとしても、多くの市場参

      加者は「売り場」を探す姿勢を崩してはいません。それは「欧州危機

      の根本的な解決には繋がらない」と見ているからです。

      先週末の1.233台後半から1.25にかけては相当上値が重く、それ

      を消化するほどのユーロ買材料が出されるとも思えません。

      先週来株価が急速に戻り、ユーロも一時ほどの売り圧力がなくなりつ

      つあることから「リスク回避」の流れがやや後退しています。

      このような状況では円が売られ、ドル円ももう少し円安方向に振れて

      もおかしくないように思えますが、ドル円は依然として78円割れを試

      す水準にいます。

      明日のFOMCで何らかの追加策に踏み切るとの観測が背景ですが、

      やや期待が先行しているのではないでしょうか。

      個人的には、今回の会合では「追加緩和」のカードは温存され、

      ゼロ金利政策の延長が最有力候補と見ています。

      その上で、これまで通り「いつでも行動を起こす用意はある」とのコメン

      トで対応してくるのではないかと予想しています。

      今週の経済紙は「個人投資家のドル円買い持ちが増えている」ことを

      伝えています。

      77円台では政府日銀による介入で一気に円安方向に振れるとの期

      待が、円売りを膨らませていると指摘しています。

      確かに、77円台に突入し、そのままの状態では昨年10月末の75円

      台が視野に入ってくる可能性が十分あります。

      どこかのレベルで介入に踏みきるのではないかと思われますが、過

      度の期待は禁物です。

      相場の動きに「急変」や「投機的な動き」があれば介入に踏み切り易

      いと思われますが、緩やかに円が買われる展開だと介入しにくいと

      見られます。

      明日のFOMCの結果と明後日のECBの政策発表、さらには週末

      の米雇用統計と、重要イベントが目白押しです。

      8月入りと同時に、暑い夏本番です。

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ユーロ続伸し、対円で97円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 米4-6月期GDPが市場予想を上回ったことで、長期金利が
    急反発。日米金利差の拡大からドル円は買いが優勢となり78円68銭
    までドル高が進行。

  • ユーロも急反発。メルケル独首相とオランド仏大統領が、ユーロを
    守るため「あらゆる措置を取る」と表明したことや、スペイン、イタリア
    国債の購入を協議するのではとの観測が高まり、ユーロドルは約3週間ぶりの
    高値となる1.2390まで上昇。その後は売りに押され、1.23台前半まで
    下落して越週。

  • 株式市場は大幅に続伸し、ダウは3日間で440ドルの急騰し、引け値で
    1万3000ドル台を回復。
    GDPは1.5%と低調だったものの、市場予想を上回ったことが背景。

  • 債券相は大幅に下落。ユーロが買い戻されたことで、欧州危機の拡大が
    一服したとの見方が広がり利食いの売りが価格を押し下げる。10年債
    利回りは1.54%台まで上昇し約2週間ぶりの水準に。

  • ドルが売られたことで、金、原油はともに続伸。

  • 4-6月期GDP(速報値) → 1.5%

  • 7月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) → 72.3

    本日の注目イベント

    • 日   6月鉱工業生産
    • 欧   スペイン4-6月期GDP
    • 欧   ユーロ圏7月消費者信頼感(確報)

      ユーロが急速に買い戻され、約3週間ぶりに1.23台後半までユーロ高が
      進行しました。
      ドラギ総裁をはじめ、ECB首脳の「口先介入」に加え、先週末には独仏
      首脳が電話会談で、ユーロを守るため「あらゆる措置を取る」ことで合意
      したとの報道に、ユーロが一段と買い戻されています。
      ユーロドルは「4時間足」の120日移動平均線を大きく上抜け、焦点は
      200日移動平均線がある1.24台前半に移りますが、今後の動きを
      決定するのは今週のECBの行動です。

      メルケル首相は28日にはモンティ・イタリア首相とも電話で協議し、
      ユーロ防衛であらゆる措置を取ることで合意したと伝えられています。
      ここに来てユーロ圏首脳が一斉に「ユーロ防衛」を口にする様になった背景は、
      スペイン国債が危険水域を大きく超える、7.7%台まで売り込まれたことが
      背景かと思います。
      このままではスペインの「ギリシャ化」が進み、万が一の場合、現行の
      セーフティネットでは支えきれないとの危機感がユーロ圏首脳を「突き動かした」と
      観られます。

      ドラギECB総裁は先週ロンドンでの講演で、「私を信じてほしい」と、異例の言葉を
      発しています。
      焦点は、今週2日のECB理事会でどのような対策を打ち出してくるのかという点です。
      「あらゆる措置を取る」の明言していることから、小手先の対策では市場を納得させ
      ことはできません。
      一部にはECBに預ける預金金利を、マイナス金利にするのではないかとの見方が
      ありますが、最も有効な対策は、ECB自らがスペイン国債を購入することだと思います。
      ただその場合、ECBの健全性を懸念するドイツを説得できるかどうかにもかかっています。
      瀬戸際に追い込まれている「通貨ユーロ」が、効果的な防衛策で1.25台まで反発する
      のか、あるいは失望感から再び1.20台割れを試しに行くのか、今週もユーロは大きな
      値動きを見せそうです。

      米4-6月期のGDPは事前予想を上回ったとはいえ、1.5%で、成長率の鈍化は明らかです。
      個人消費の低迷と成長率の鈍化は明日から行われるFOMCの政策に影響を与えることになります。
      今回の政策会合ですぐさま「QE3」を決定することはないと予想していますが、逆に何らかの
      行動を取らなければならない状況にきていると言えます。
      ゼロ金利政策の延長を含めどのような行動にでるのか。さらにGDPの鈍化を踏まえ議長が
      どのような景気認識を示すのか、こちらも注目されます。

      先週末はNY株式市場が急反発したことで、ドル円は78円台割れは回避できました。
      それでも米追加緩和観測が徐々に高まっているため、上値も重く、ドルの反発スピードは
      緩慢です。
      米追加緩和の可能性が常にちらついていることがドルの上値を抑える効果を発揮しており、
      この流れはしばらく続くのではないかと考えられます。
      日銀も含めた、日米欧の緩和競争にある程度打ち止め感が出てくるまでは、相場の行方も
      予想しにくい状況です。

      本日の東京市場も、株高を背景にドル買いが先行すると見ていますが、どこまでドルが
      買い戻されるかが焦点です。
      東京時間帯では79円をテストすることはないと思われますが、欧州が参入した際に、
      さらにユーロを買い戻す材料でも出て来れば、ユーロ円の買い戻しからドル円の上昇もある
      かもしれません。
      スペイン国債が先週末より売られて始まれば逆にドルが下落する場面もありそうですが、
      勝負は欧州時間のユーロの動きを見てからということになりそうです。

ドラギ発言でユーロ急反発 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は円買いが優勢な展開の中、78円割れを試す動きに78円01銭

    まで下落する場面があったが、失業保険申請件数の改善など、米経済指標に

    反応し78円20銭水準まで押し戻されて引ける。

  • ユーロドルは大幅に反発。ドラギECB総裁が「ユーロ存続のためあらゆる

    手段を取る」と発言したことに反応し、1.21台半ばから1.23台前半まで

    買い戻される。

  • 株価は急反発。ドラギ発言を受けスペイン国債が買い戻され、利回りが

    急低下したことを好感し、ダウは211ドル高。

  • 債券価格は下落。株高とドラギ発言から「リスク回避」の流れがやや後退し、

    10年債利回りは1.43%台に上昇。

  • 金、原油はともに小幅に続伸。

  • 6月耐久財受注 → +1.6%

  • 新規失業保険申請件数 → 35.3万件

  • 6月中古住宅販売成約 → -1.4%


    本日の注目イベント





    • 日   6月消費者物価指数

    • 独   独7月消費者物価指数(速報値)

    • 米   4-6月期GDP(速報値)

    • 米   7月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)


      「ユーロ存続のために必要ないかなる措置をも取る用意がある」・・・・。

      ドラギECB総裁のこの発言に、ユーロが急速に買い戻され、対ドル

      では1.23台前半、対円でも96円台半ばまで反発し、「2日連続でユ

      ーロの反発劇」を見せられました。

      ドラギ総裁はロンドンでの講演で「ソブリン債のプレミアムが金融政策

      の効果浸透の妨げとなっている限り、高利回りの問題はECBの責務

      に範囲内にある」と言明し、そのためあらゆる措置を取ると発言してい

      ます。

      ドラギ総裁のこの日の発言である「あらゆる手段」には、このところ売り

      浴びせられているスペインやイタリア国債の購入を意識したものであ

      ると思われ、場合によっては市場介入でユーロを支える「奇策」も含ま

      れているかもしれません。

      実際、この発言をきっかけにスペイン国債は買い戻され、10年債利

      回りは6.9%にまで低下しました。

      2日前には7.7%まで売られた同国債ですが、投機的な動きを見せ

      ています。

      前日にはECB理事である、ノボトニー・オーストリア中銀総裁の「ES

      Mに銀行免許を付与」との発言に反応した

      ユーロでしたが、これまで静観してきたECB首脳の動きが活発にな

      ってきました。

      このままスペイン国債が投機筋の標的になり、さらに利回りが上昇す

      ればスペインが資金調達に支障をきたすことが確実なことから、EC

      B内でも危機感が高まり一斉に「口先介入」に出たものと思われます。

      記録的な高水準に膨れ上がっているユーロショートが急速に買い戻

      されたことが相場を押し上げたわけですが、

      問題はこの発言の実現性です。

      ECBによる国債購入は、既にECBの資産が相当積み上がっている

      ため無制限に買うわけにはいきません。

      ESMに対する銀行免許付与にしてもドイツが反対する可能性もあり

      ます。

      また、景気浮揚を狙って利下げすれば先のように、ユーロが売られ

      ることにもなります。

      ユーロの下落を食い止めることはそう簡単ではありません。

      欧州債務危機を食い止める根本的な解決策が見いだせていない

      からです。

      それでもドラギ総裁は発言の中で「私を信じろ」といった意味合いの

      言葉も発しています。

      次回ECB理事会は8月2日に開催されますが、どんな対応策が出

      されるのか期待が膨らみます。

      また、その前日には米FOMCがあり、翌日には7月の米雇用統計

      が発表されます。

      さらに、その翌週には2名の新審議委員が初めて出席する、日銀金

      融政策決定会合が開催されます。

      どうやら、金融市場もこのところの気温に負けないくらい暑くなりそうです。

      ドラギ発言をきっかけに、NYダウは211ドル高と急騰しました。その結

      果米長期金利が上昇し、どちらかといえば78円台割れを試していたド

      ル円が踏みとどまっています。

      本日の日本の株式市場の上昇を考えるとドル円も上値を試しそうな気

      配です。

      先ずはNYの高値である78円30-35銭を抜けるかどうか、そして78

      円半ばを上回れるかどうか、

      といったところです。

      来週のFOMCでの追加緩和観測が強まっていることから、ドルの上

      昇は限定的だと予想しています。

      7月最後の週末です。

      世の中は「夏休みとロンドンオリンピック」で盛り上がりそうです。

      しかし為替ディーラーにとっては、どうやらそれどころではないような

      気配が漂ってきました。

      なかには夏休みの計画を後半に延期する人もいるのではないでしょ

      うか。

      良い週末を・・・・。

ECB理事発言でユーロ反発 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は78円台前半での膠着状態が続く。ユーロが大幅に

    買い戻され、ユーロ円でも円売りがでたものの、米追加緩和観測が

    円を支える展開から大幅な円安には振れず。

  • ユーロドルは急速に買い戻される。ノボトニーECB理事が、

    ESMに銀行免許を付与することを示唆したことで、1.20台半ばから

    1.21台半ばまで反発。

  • 株式市場は4日ぶりに反発。このところの大幅な下げから自律反発した

    ものの、アップルの決算が予想を下回ったことから、引けにかけては上げ幅を

    縮小しダウは58ドル高。

  • 債券相場は小幅に反落。ノボトニーECB理事の発言から利益確定の売りが

    優勢になったものの下げ幅は限定的。10年債利回りは依然として1.4%を下回る

    水準。

  • 金は大幅な反発を見せ1600ドル台を回復。原油は小幅に続伸。

  • 6月新築住宅販売件数 → -8.4%


    本日の注目イベント





    • 独   独8月GFK景況指数

    • 欧   ユーロ圏6月マネーサプライ

    • 米   6月耐久財受注

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   6月中古住宅販売成約

    • 米   ガイトナー財務長官、上院で議会証言


      ユーロが久しぶりに反発し対ドルで1.21台半ば、対円でも95円台前半

      までユーロ高に振れました。昨日の夕方4時頃に、オーストリア中銀総裁で、

      ECB理事でもあるノボトニー総裁が、ESM(欧州安定メカニズム)に銀

      行免許を与えることに賛成の意見がECB内にあるとの発言が伝えられ、

      1.20台半ばで推移していたユーロドルが一気に1.21台に急反発しま

      した。

      ユーロドルは欧州の朝方にはスペイン国債がさらに売られ、10年債利回り

      が7.7%まで上昇したことを手掛かりに底値を試す展開でした。

      ノボトニー発言が伝えられると50ポイントほど反発しましたが、それでもユー

      ロの反発はこれまでと同様想定内の域を超えません。

      そもそも7月1日から創設されることになっていたESMは、ドイツの一部野党

      の提訴で9月にずれ込む見通しになっています。

      その間にスペインの財政問題に焦点があたり、万が一の場合のセーフティ

      ーネットが完備されていないことからユーロ売りの拡大に繋がっています。

      ESMが創設され、安全網が完備されたとしても、果たしてスペインという大

      国の危機を救うことができるのかどうか、不安は拭いきれません。

      ユーロドルは昨日の急騰劇で、「1時間足」の120日移動平均線を試す水

      準まで上昇しましたが、まだ抜け切れてはいない状態です。

      もともとユーロのショートポジションは高水準であることから、1.22台にしっ

      かり乗せて来れば「反転モード」に

      入る可能性もでてきますが、これまでに何度も戻りを売られ、さらに水準を

      下げる展開が続いてきているためまだまだ反発は限定的と予想します。

      重要な200日移動平均線は1.2002にあり、このあたりが反発した際の上

      値のメドと考えられそうです。

      ユーロ円が昨日の底値から約1円程度「円安方向」に振れたにも関わらず、

      ドル円は78円台前半から動かず、どちらかといえば78円割れを狙ってい

      るような雰囲気があります。

      今週に入って、次回のFOMC(7月31日~8月1日)で何らかの追加緩

      和が決定されるとの観測が強まってきたことが背景かと思われます。

      ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に続き、米有力紙のNYタイムズ

      も追加緩和が近いと伝えています。

      同紙は昨日の紙面で「雇用を含む米経がすぐに改善を示さなければ、

      Fedは景気刺激策をとるとの結論に達する」と報じています。

      ポイントは、一部のFOMCメンバーはすぐにでも行動を起こすべきとの

      意見もあるが、一方でいましばらく経済指標の

      結果を見極め、次回9月に行動すべきだという意見があると伝え、「追加

      緩和をするか、しないか」ではなく、「いつするか」ということが問題になっ

      ていると伝えている点です。

      個人的には9月は最も実施の可能性が高いと予想していますが、欧州

      危機がさらに拡大しそうな状況を見せてることを考えると、やや早まるこ

      ともあるかもしれません。

      米投資銀行の一部は「ゼロ金利政策を2015年まで延長するのでは」と

      の観測を挙げています。

      何らかの対策が取られると考えておいた方がいいかもしれません。

      仮に追加緩和が実施されれば、株価は上昇し、債券も買われ、長期

      金利が低下します。

      その結果ドルが売られ、円高方向に振れることになりそうですが、そこで

      日銀が追加緩和と市場介入に踏み切るというシナリオが考えられますが、

      果たして日銀が素早く動いてくれるかどうか?

      このあたりが今後の相場のポイントになりそうです。

ユーロ円94円台前半まで下落 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 欧州危機の拡大懸念を背景に値動きが小幅ながらも、円買いが

    優勢。介入警戒感と根強い円買いに78円台前半で一進一退。

    NY市場では78円10-20銭で取引を終える。

  • スペイン国債がさらに売られ10年債利回りは7.6%台まで上昇

    したことを手掛かりにユーロ売りが進む。ユーロドルは1.2042まで

    下落し、ユーロ円は94円12銭まで売られ、ともに最近の安値を

    更新。

  • 株式市場は3日続落。スペインの財政懸念に加え、ギリシャの債務

    削減目標が達成されないとの見方が強まり、ダウは連日100ドルを超える

    大幅な下げとなり、引け値は1万2600ドル台に。

  • 債券相場は続伸し、10年債利回りは一時1.39%を割り込み過去最低を

    塗り替えた。スペイン、ギリシャに対する財政不安から買い物を集め、5、10、

    30年債も過去最低利回りを更新。

  • 金は小幅に続落し、原油化買うは小反発。

  • 5月住宅価格指数 →0.8% 


    本日の注目イベント




    • 豪   豪第2四半期消費者物価指数

    • 日   6月貿易統計

    • 独   独7月ifo景況感指数

    • 英   英4-6月期GDP(速報値)

    • 米   6月新築住宅販売件数


      スペイン国債の利回りがさらに上昇し7.6%を付けたことで、ユーロ売り

      が進み1.21台さえも徐々に重くなる展開になっています。

      ユーロドルは1.20台半ばまで売られ、足元では1.20台割れは回避さ

      れているものの、大台割れは「時間の問題」になってきたようです。

      スペインでは州政府の財政悪化が進み、中央政府に支援を仰いでいる

      状況ですが、その中央政府がEUに緊急融資を要請するとの報道もあり、

      スペインでは財政問題がさらに深刻化しています。

      昨日実施された短期国債の入札では、入札予定額は確保できたものの

      落札利回りは大幅に上昇しており、政府にとって資金コストの増大に繋

      がっています。

      さらにここにきてギリシャの債務削減計画が予定通り進んでいないとの観

      測も台頭しています。

      ギリシャ債務の持続性を精査するため24日にアテネ入りしたEU,IMF

      などのいわゆるトロイカの分析は8月末に完了する予定と伝えられていま

      すが、ロイター通信は、債務返済は不可能になりそうだと報じています。

      スペインにしてもギリシャにしても財政支援をEUに仰ぐとすれば、再びド

      イツなど優良国の負担が増えることが予想されますが、格付け会社ムー

      ディーズはドイツ、オランダ、ルクセンブルクの格付け見通しを、

      「安定的」から「ネガティブ」に引き下げることを決定しました。これら3ヵ国

      はいずれも「最上級格付け」を持っており、欧州危機がさらに拡大すれば、

      これらの優良国の負担が増加するというのが格付け見通し引き下げの理

      由です。

      昨日もこの欄で述べましたが、さらなる支援についてドイツの副首相は

      「追加支援には一切応じられない」と明言しています。

      スペイン、ギリシャの救済で足並みが揃わないということになれば、「通貨

      ユーロ」の危機を意味し、ユーロ圏そのものを「再編」することにも繋がって

      きます。

      正にユーロは、1999年1月に創設されて以来の危機に直面していると言

      えます。

      ドル円は78円割れを試しているように見受けられますが、77円台ではさす

      がに介入警戒感があり一気に円買いが進む状況ではないようです。

      その分、介入の可能性が少ないと見られる「ユーロ円」などを売りこんでい

      るようにも見受けられます。

      欧州危機という「TUNAMI」は低地にいるユーロや、新興国通貨を飲み

      込んだことから、投資家は比較的高台にいる、ドルや円に向かってるいと

      いう状況です。

      正に「避難通貨」という言葉がピッタリ当てはまります。

      根強い円買いもある意味正当化されそうですが、これが行き過ぎた投機

      的な動きとなれば政府日銀が介入する

      ことは止むを得ません。

      米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は来週のFOMCでFRBが追

      加緩和に踏み切るとの記事を載せているようです。

      経済指標の悪化を背景にFRBが追加緩和に踏み切れば円高が加速す

      る可能性は高いと見られます。

      日銀としても当然、さらなる追加緩和を実施すると思われますが、より効

      果的なものにするには「サプライズ」が必要です。

      今回新たに2人の日銀審議委員が加わります。

      市場に近いエコノミストだけに、日銀政策委員会に「新しい風」を吹き込

      んでくれるのではないかと期待しています。

      市場を動かすほとんどの材料が欧州にあるため、アジア市場は閑散とし

      ています。夕方3時過ぎからが「本番」です。

      ただ、ドル円、クロス円ともにかなりの円高水準にあることから、今日はあ

      る程度の動きがあると予想しています。

      ドル円は77円80銭~78円40銭のレンジを予想しています。

欧州危機再燃からユーロ全面安 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場

    ドル円はアジア時間夕方に78円を割り込み、77円95銭まで円買いが

    進む。欧州危機再燃を手掛かりにユーロを売り、円やドルを買う動きが加速。

    77円台は6月1日以来約2ヵ月振り。NYでは78円台前半から半ばで

    推移し、大きな値動きは見られなかった。

  • ユーロドルも先週末からの流れが継続し、一時1.20台半ばまで下落。

    スペイン州政府の財政問題が中央政府にも及ぶとの見方から、同国の10年債は

    続落し、利回りは一時7.5%台後半まで上昇しユーロ売りを誘因した。

  • 欧州危機を背景に株価は続落。一時240ドルを超える下げを見せたが、

    スペインとイタリアが株式の空売りを禁止すると発表したことから下げ幅を縮小し、

    ダウは101ドル安で引ける。

  • 連日の株価の大幅下落から債券は続伸し、10年債利回りは過去最低となる

    1.39%まで下落。その後は株価が反発したことで利食い売りも入り1.43%台で

    取引を終える。

  • 金、原油はともに下落。景気悪化に伴い需要が後退するとの見方が優勢に。


    本日の注目イベント


    • 豪   スティーブンス・RBA総裁講演

    • 中   中国 7月HSBC製造業PMI

    • 独   独7月製造業PMI(速報値)

    • 独   独7月サービス業PMI(速報値)

    • 欧   ユーロ圏7月製造業PMI(速報値)

    • 欧   ユーロ圏7月サービス業PMI(速報値)

    • 欧   ユーロ圏7月総合景気指数(速報値)

    • 欧   スペイン短期債入札

    • 欧   ラスキン・FRB理事講演

    • 米   5月住宅価格指数

    • 加   カナダ5月小売売上高


      ユーロの下落が止まりません。

      昨日のアジア市場でユーロドルは1.21台を割り込めず、底堅い動き

      をしていましたが、午後3時過ぎに1.21台を割り込むと、売りが加速し

      1.20台半ばまで下落。同時にユーロ円も94円24銭まで売られ、「ユー

      ロ全面安」の展開となりました。

      その後のNY市場では介入警戒感などもあり、ドル円は78円台半ばま

      で戻していますが、ユーロドルの戻りは弱く、1.21台前半で推移してい

      ます。

      スペインの財政、金融問題が引き金となり欧州危機が再燃し、「リスク回

      避」の流れが加速。ユーロを売って円とドルを買う動きが優勢となっていま

      す。

      さら安全資産の米国債にも投機的な資金が流れ込み、10年債利回りは

      6月に記録した過去最低水準を下回り、一時1.39%台まで低下(価格

      は上昇)しました。

      日本の10年債も0.72%台まで下落し、日米欧の安全国の国債は軒並

      み買われています。特に日本国債は、利回り的にはこの水準からの低下

      余地は限られており、「誰が最後のババを引くのか」といった状況になっ

      ていますが、それでも資金の行き場がなく高値警戒感があるものの、買わ

      ざるを得ないといった状態が続いているようです。

      世界の投資家がスペイン国債の行方に注目している中、昨日は同国10

      年債利回りが7.5%台まで上昇し、

      危険水域と言われている7%を大きく上回る水準まで売り込まれています。

      バレンシア州に加え、カタルーニァ州を含む6州が中央政府に支援を要

      請するとの報道からスペイン債を手放す動きが加速しています。

      また財政問題だけではなく、景気もさらに悪化すると見られ、政府が201

      2年度の経済成長率をマイナスに下方修正したこともユーロ売りに拍車を

      かけたようです。

      ギリシャ問題が未だに片付いていない状況で、スペインまでEUに支援を

      要請する事態になれば、現状のESFS(欧州金融安定基金)では支え

      きれないのではとの不安が市場に拡大しています。

      昨日はスペインとイタリアで株式の空売り規制がしかれたことで、金融市

      場全体が一旦落ち着きましたが、市場の混乱を収めるため、EU、ECB、

      IMFが早急に対応策を発表する必要があります。

      ギリシャの時のような「遅れ」は許されない状況かと思います。本日のス

      ペイン短期国債の入札が非常に注目されます。

      ドル円は78円をわずかに割り込み、その後は介入敬警戒感からやや反

      発していますが、上値が重い展開に変わりはないようです。

      世界的な株価の下落から米長期金利が記録的な低水準で推移し、金

      利差からも円が売られる状況ではありません。

      懸念されるのは、米景気がさらなる悪化を見せればFRBが追加緩和に

      踏み切る可能性が高まり、ドル売りが加速しかねない点です。

      バーナンキ議長は先週の議会証言でもリスクの一つに「欧州危機の拡

      大」を挙げており、これが追加緩和に踏みきる際の条件の一つになるこ

      とを明言しています。

      来週のFOMCではさすがに追加緩和に踏み切ることはないにしても、

      その可能性が徐々に高まってきていると考えられます。

      本日も日米欧の債券価格の行方が相場を左右しそうです。

      日経平均株価が昨日の様に大幅に下落するとドル売りが優勢となりそ

      うですが、それでも78円台を維持できるかどうかが注目されます。

      あっさり77円台に突入するような状況になると、介入が意識されますが、

      それでも77円台で推移するようだと市場参加者の眼も徐々に慣れてき

      ます。

      その結果さらに下値を試すような展開になることが懸念されます。

      今週は政府日銀にとっても、昨年10月末以来の忙しい日々になるかもし

      れません。

ユーロ円、早朝に94円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • スペイン不安の再燃からドル円は円買いが優勢となり、78円46銭まで

    下落。ユーロ円が2000年以来の水準となる95円35銭まで下落するなど

    クロス円での円買いがドル円を押し下げる。

  • ユーロドルは一気に下値を切り下げ、1.21台前半まで下落。スペインの

    財政、金融問題が再燃し、同国の10年債利回りは7.3%台まで売られる。

  • 株式市場は欧州問題を嫌気して大幅に下落。ダウは120ドル安と、

    企業の好決算も帳消しに。

  • スペインの自治州の財政問題を手掛かりに債券は大幅に上昇し、10年債

    利回りは過去最低水準に迫る1.45%台で引ける。

  • 金価格は小幅に続伸し、原油はこのところの急騰劇が一服し反落。


    本日の注目イベント




    • 豪   豪第2四半期生産者物価指数

    • 欧   ユーロ圏7月消費者信頼感

    • 欧   モンティイタリア首相、ロシア訪問プーチン大統領と会談

      ユーロ円が週明けのオセアニア市場で一時95円を割り込み、先週末の

      NYクローズから「下方に窓を開け」取引されています。

      先週末の海外市場ではスペインの財政、金融問題が再燃し、ユーロが

      大きく売られ、安全通貨であるドルと円が買われ、株式市場も大幅に下

      落し、安全資産の債券が買われるなど「リスクオフ」が再び加速する流

      れとなっています。

      ドル円自体は「やや蚊帳の外」と言った状況ですが、ユーロ円などクロ

      ス円が下落した影響を受け上値の重い展開が続いています。

      小康状態を保っていた欧州危機がスペインの債券価格の下落(金利

      の上昇)で再び勢いを増す気配です。

      スペインへの銀行支援は20日の電話によるユーロ圏財務相会合で

      最大1000億ユーロ(約9兆5千億円)を支援することを決めましたが、

      資金の出し手が不透明です。

      本来7月1日に立ち上がる予定だったESM(欧州安定メカニズム)が、

      ドイツでは一部野党が憲法違反として提訴したことなどで創設が遅れ

      ています。

      またスペイン国内ではバレンシア州に続き、カタルーニァ州なども政

      府に金融支援を要請し、スペイン紙「パイス」によると、同州を含む6

      州が中央政府に支援を要請すると伝えられています。

      この結果同国の10年債利回りは7.3%台まで売られ、ユーロ創設

      以来の水準まで上昇しました。週末に実施された2年債と5年債の入

      札では需要が低調で、他の欧州諸国に比べ「不人気差さ」が際立っ

      てきました。

      2年債についてはドイツ国債がマイナス金利になっただけではなく、

      ここにきてフランス、オランダ、オーストリアなど、高格付け国の債券も

      マイナス金利を記録するなど、「国債投資の選別」が鮮明になってき

      ました。

      これらを背景に先週木曜日まで下値を切り上げ、1.22台割れがや

      や遠のいていたユーロドルは一気に1.22を割り込み、今朝方のオ

      セアニアでは1.2106までユーロ安が進みました。

      いよいよ1.20台割れが意識されるような展開になってきたと思われ

      ます。

      市場の関心はスペインの財政問題に移っており、長期債の利回りを

      考えるとスペインが支援要請を行う可能性は極めて高くなったと言え

      ます。

      「ギリシャはともかくとして、危機がスペインにまで及んだら・・・」といっ

      た市場の懸念が徐々に現実的になってきそうです。

      今週は上記スペイン情勢を睨みながらの展開になりそうです。

      同国の国債がさらに売り込まれるようだと、一段のユーロ安は避けられ

      そうもありません。

      また、やや忘れ去られそうなギリシャ問題も、ドイツの副首相は「はっ

      きりしているのは、ギリシャが条件を満たさない場合、これ以上の支

      援は行えないということだ」と明言しており、こちらもユーロ圏からの

      離脱懸念が依然としてくすぶったままです。

      本日もドル円自体は動意のない展開が予想されますが、ユーロ円

      が95円を明確に割り込む展開になると円買い圧力が

      強まり78円割れを試す可能性がありそうです。

      ただ、78円を割り込むようだと、介入警戒感も出てきそうです。

      すぐに実弾による介入はなさそうですが、「口先介入」はあるのでは

      ないかと思われ、突っ込みすぎには注意が必要です。

ドル円78円半ばまで下落 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米経済指標の悪化を手掛かりにドル円は78円台半ばを割り込み、

    78円42銭まで下落。その後は株価の上昇もありやや値を戻し78円

    55-60銭前後で引ける。上値が徐々に切り下がりドルの底値を

    試す展開が優勢に。

  • ユーロドルは依然1.23台が重く、この日も同水準突破を試したものの、

    スペイン国債の利回りが上昇したことなどを背景に1.22台前半まで下げる。

  • 豪ドルが続伸。対ドルでは約11週間ぶりとなる1.04台前半まで上昇し

    対円でも82円を試した。ユーロが売られ、高金利の豪ドルの魅力が再評価された

    格好に。

  • 株価は3日続伸。企業の好決算が下支えになっているものの、経済指標の悪化が

    上値を抑えた。ダウは34ドル高。

  • 債券相場は反落し、10年債利回りは1.5%台に。米国債は堅調な地合いが続いて

    いるが、利回りは1.5%前後でもみ合い。

  • 金は6日ぶりに反発。原油は6営業日続伸し2ヵ月振りに92ドル台に乗せる。

    中東情勢の緊迫から原油生産量が減少するとの観測が台頭し大幅高に。

  • 7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数 → -12.9

  • 新規失業保険申請件数 → 38.6万件

  • 6月中古住宅販売件数 → 437万件

  • 6月景気先行指数 → -0.3%


    本日の注目イベント





    • 独   独6月生産者物価指数

    • 加   カナダ6月消費者物価指数



      新規失業保険申請件数は39万件に近い増加を示し、期待

      された中古住宅販売件数は大幅に予想を下回り、さらにフィ

      ラデルフィア地区の経済活動が、拡大、縮小の分かれ目とな

      る「ゼロ」」を大きく割り込むなど米経済指標の悪化が続いてい

      ます。

      これらの発表を受けて、追加緩和の観測が高まりドル円は78

      円台半ばを割り込み、一時78円42銭まで売られました。

      もっとも、昨日の東京タイムからその兆候は見られ、株価が堅

      調に推移しながらもドル円が下落していました。

      78円台半ばはテクニカルでも重要なレベルで、ここを下抜け

      したことで、強気派は円が77円を試す、との印象を強め、ドル

      ロング派はストップロスのドル売りでポジションを手じまいしたも

      のと思われます。

      「日足」チャートでは重要な200日移動平均線を下抜けし、

      「雲」も完全に抜けており、MACDも「ゼロの軸」を下回るな

      ど、チャート上ではドルの下落を示唆しています。

      また、米長期金利も1.5%前後で定着し、ユーロドルの下

      落が小康状態ではあるものの「リスクオフ」の流れが

      基本的に継続されていると考えられます。

      昨日のNY市場では78円42銭まで下落したものの、一気

      に77円台を試す展開ではありませんでしたが

      79円台に戻すわけでもなく、徐々に上値の重さが増してい

      るように思えます。

      ここ1週間程度では78円を試す場面もあるのではないかと

      見ています。

      やや気になるには「リスクオフ」の流れが続いている割には

      日米ともに株価が堅調なことです。

      株価の予想外の上昇があると、債券価格が下落し米金利の

      上昇に繋がることから、ドル円も反発を見せる可能性がある

      ため株価にも注意が必要です。

      また、今週一度ありましたが、財務大臣による「口先介入」

      にも要注意です。

      海外市場では予想外に反応した経緯もあります。

      不気味なのはユーロドルです。

      再三指摘していますが、1.23台前半が壁になり反発は限

      定的ですが、一方で「日足」を見ると連日ユーロの安値が

      「きれいに切り上がっています」。

      ユーロドルの一段の下落を予想している市場参加者も、1.20

      割れがないことから早めの買い戻しを行っていると見られ、これ

      が底値を切り上げていると予想されます。

      1.23台にしっかり乗せてくると予想外の反発もありえるのでは

      ないかと見ています。

      スペイン国債が再び7%の危険水域に近づいていることにも

      反応していません。

      本日もドル円の上値が重い展開が続くと予想しますが、78円

      90銭あたりを抜けると、79円をつっかける可能性もあります。

      下値は78円40銭程度を見ていますが、基本的には明確な

      トレンドがない中、トレンドを模索している状況かと思います。

      豪ドル円が2週間ぶりに82円台に乗せてきましたが、ここから

      上値では利食いの売りが出易い水準です。

      それらをこなして82円台が維持できれば、もう一段の上昇も期

      待できそうです。

      昨日の東京地方は35度を記録した後急速に温度が下がり、

      今朝は快適です。

      気温の変化が大きいため体調管理が大変です。

      明日からは多くの学校で「夏休み」が始まります。

      長いようで短い「夏休み」です。

      良い週末を・・・・。

米住宅市場に回復の兆し 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は79円台が依然重く、押し戻される展開が続くものの、

    トレンド形成のきっかけもつかめず膠着状態。

    ユーロ円の下落もあり78円76銭まで売られ、同80銭近辺で

    引ける。

  • ユーロドルも1.23台が壁となり下落。メルケル独首相の

    欧州危機は終わっていないという趣旨の発言で売られ、1.22台前半

    まで下落したがショート筋の買いで1.22台後半まで反発。

  • 株価は大幅に続伸。企業の好決算が続いたことで業績相場の様相。

    ダウは103ドル高と1万2900ドル台を回復。

  • 債券相場は反発。バーナンキ議長が下院の議会証言で、米国の

    財政状況は持続不可能だと改めて表明したことを手掛かりに、安全資産

    への需要が高まった。

  • 金は5日続落。一方原油は6営業日続伸し90ドルを伺う水準に。

  • 6月住宅着工件数 → 76.0万件

  • 6月建設許可件数 → 75.5万件


    本日の注目イベント





    • 日   5月景気動向指数(改定値)

    • 欧   スペイン長期債入札

    • 英   英6月小売売上高

    • 米   7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   6月中古住宅販売件数

    • 米   6月景気先行指数

    • 米   4-6月期決算 → モルガン・スタンレー



      79円台前半でのせめぎ合いが続くものの、なかなか上昇のきっかけ

      を掴めず再び78円台に押し戻される展開が続いているドル円です。

      昨日は米長期金利が再び1.49%台まで低下し、ドル売り材料と

      捉えられています。米企業決算の発表がピークを迎え、約7割程度

      の企業が好決算を発表したことで、企業業績への不安は後退し、

      株式市場に資金がやや回帰し始めている状況です。

      今後のFOMCの政策決定にも影響を与える地区連銀経済報告

      (ベージュブック)では、8地区で景気は緩やかに回復していると

      報告され、3地区が横ばいとの結果でした。

      ただ、雇用については回復が遅いとの報告が多く、バーナンキ議

      長が議会で証言した内容と合致する結果となっています。

      全体として景気回復のスピードは遅く、欧州危機などが拡大した

      場合、その影響を回避できないような脆弱な状況が続いているとい

      った認識です。

      前日の上院に続き下院でも証言を行ったバーナンキ議長はやや

      言い回しを変えて、「金融当局が利下げし、景気回復に向けて支

      援を提供する。そして景気が自律的に回復できる時点に達した時

      には、当局は退き、パンチボウル(刺激策)をかたずける」と語って

      います。(ブルームバーグ)

      また、インフレ率についても、原油価格の下落で当局が目標とする

      2%か。それを下回る水準で推移するとの認識を示しています。

      結局2日間の議会証言では、市場が期待していた追加緩和の実施

      時期に関する「ヒント」は与えてくれませんでした。

      今月末から来月1日にかけてFOMCが開かれますが、現在の状況

      では、ここでも特に金融政策の変更はないとの見方に傾いてきました。

      そして8月にはFOMCはありませんが、恒例の「ジャクソンホール」

      での演説にいやがうえにも期待がかかります。

      ぱっとしない経済指標が相次ぐ中で、前回も指摘しましたが、住宅市

      場に明るさが戻りそうな気配です。

      6月の住宅着工件数は76万件と、実に約4年ぶりの高水準と発表さ

      れました。

      5月に比べ4万5000件増加し、市場予想よりも1万5000件増加して

      いました。

      ただ、建設許可件数が市場予想を下回っていたため相場へのインパ

      クトはありませんでしたが、前日発表された住宅価格指数の上昇など

      「住宅市場の底入れ」が徐々に確認される状況になっています。

      家を建てると、耐久財などへの支出も見込めることから、消費全体に

      与える影響は少なくありません。

      現時点では、住宅市場が底入れを終えて拡大にむかったかどうかは

      まだ判断できませんが、リーマンショック以降最も回復が遅れていた

      「住宅」で回復の兆しが見てきたと言えそうです。

      本日もどんよりした相場展開が続きそうです。

      アジア時間ではユーロドルもなかなか方向感が出てこなくなっています。

      欧州ではスペイン国債の利回りが再び上昇傾向を見せ始めています。

      スペイン長期債の入札が予定されていることから、結果次第ではユー

      ロに影響を与えることになります。

FRB議長QE3の実施時期には触れず 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は概ね79円台前半で推移。バーナンキ議長の議会証言では

    特に目新しい発言はなく、79円05-10銭で引ける。

  • ユーロドルはアジア市場では1.23台に乗せたものの、上値の重さは

    変わらず。株価が反発し、リスク回避の流れがやや後退したことで

    ユーロ買い戻しの流れが優勢となり1.22台後半で取引を終える。

    ドル円で円が売られた分、ユーロ円も反発し97円台に。

  • 株価は神経質な展開から反発。バーナンキ議長が追加緩和の実施時期

    について言及しなかったことから、ダウは80ドルを超えて下げる場面も。

    大引けは78ドルのプラスで引ける。

  • 債券相場は反落。株価が反発したことで10年債利回りは1.5%台を回復。

  • 金は続落し、原油は小幅ながら5営業日続伸し89ドル台に。

    在庫が減少しているとの観測が手掛かり。

  • 6月消費者物価指数 → 0.0%

  • 6月鉱工業生産 → +0.4%

  • 6月設備稼働率 → 78.9

  • 7月NAHB住宅市場指数 → 35

    本日の注目イベント


    • 日   日銀金融政策決定会合議事録要旨(6/14,15日分)

    • 英   BOE議事録

    • 欧   英6月失業率

    • 米   6月住宅着工件数

    • 米   6月建設許可件数

    • 米   地区連銀経済報告(ベージュブック)

    • 米   バーナンキ・FRB議長下院で金融政策報告

    • 米   ガイトナー・財務長官講演

    • 米   4-6月期決算 → バンク・オブ・アメリカ、アメックス、IBM


      バーナンキ議長の議会証言からは特に目新し内容の発言は無く、

      「これまでの文言の繰り返しに終始した」との印象が残ります。

      議長は上院で経済活動と金融政策について説明し、「米経済は回復が

      続いているが、経済活動は上期に若干減速したように思われる」と指摘。

      「金融当局はより強い景気回復を後押しするため、必要に応じ追加行動

      を取る用意がある」と、追加緩和には含みを持たせましたが、実施時期に

      ついては言及しませんでした。

      市場は「小売売上高など、米経済指標の悪化傾向が鮮明」になってき

      たことから、これまでより、一歩踏み込んだ発言を期待していた向きもあ

      ったため、やや失望感が先行する格好となり、株式市場などが一時売

      り込まれる場面や、ドルが買い戻される状況も見受けられました。

      議長は失業率についてもこれまでと同様に「いらだたしいほど遅い」と

      の認識を変えず、失業率の水準が依然高いことを指摘しました。

      しかしそれでも追加緩和の実施時期を早めるような発言はなく、FRB

      内部でも追加感には慎重な見方が増えているのではないかといった

      見方も一部にあるようです。

      もっとも、追加緩和で景気を刺激しても労働市場改善への影響は限

      定的だとの認識もあり、議会に対して「財政の崖」を巡って、迅速に

      対応するよう苦言を呈しています。

      その上で、米景気にとってのリスクは「欧州危機の影響と財政問題」

      であることを明言しています。

      議会証言からは結局、必要ならいつでも行動する用意があるものの、

      欧州情勢を考慮するとまだ「カード」は切れない

      という、FRBの置かれている困難な状況が浮かび上がってきます。

      長期金利は既に史上最低の水準まで低下し、企業の設備投資意

      欲を支援していますが、景気の先行きが不透明なことで

      企業の借り入れも伸びず、雇用の増加には至っていません。

      まさに「笛吹けど踊らず」といった状況です。

      ユーロドルは1.23台に乗せた後再び1.21台まで下落し、1.22

      台後半まで反発しています。

      これで先週木曜日から4日連続で1.21台割れをテストしています

      が、押し戻される展開が続いています。

      やはりユーロドルのショートが高水準で、下がったところはしっかり

      買い戻しのオーダーが入ってくることが背景かと思われます。

      反対に、1.23台半ばを超えてくると「日足」のMACDもゴールデ

      ンクロスを見せそうな状況です。

      実際、「日足」のチャートでは下値が徐々に切り上がっているのが

      見て取れます。不用意なショートは避けたいところです。

      ドル円も79円台で小動きですが、現在「日足」の200日移動平均

      線前後で推移しています。追加緩和期待がやや後退し、米長期

      金利が反発したことで重要な水準である78円台半ば割れが若干

      遠のいた様ですがまだ安心はできません。

      上値が重い展開は変わらないため、どこまで79円台維持ができ

      るかが焦点になります。

      依然として明確な方向感はありません。

ドル円約1ヵ月ぶりの78円台 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は約1ヵ月ぶりに78円台半ばまで下落。

    6月の小売売上高が3ヵ月連続でマイナスを記録したことや、

    米長期金利が過去最低水準に近づいたことなどを手掛かりに円が買われた。

    ドル円は一時78円69銭まで下落した後、78円75銭レベルで引ける。

  • ユーロドルも一時1.2176まで売られ、ユーロ円が96円17銭まで

    下落するなどユーロ全面安の展開になるも、その後米追加緩和観測が高まったことで

    大きく切り返し1.22台後半、96円台後半まで買い戻しが入る。

  • 株価は反落。IMFが世界景気の見通しを下方修正したことを嫌気し、

    ダウは49ドル安の1万2700ドル台に。

  • 債券相場は反発。10年債利回りは一時過去最低水準に近づくなど、

    安全資産に対する需要が依然旺盛。10年債利回りは1.47%台で引ける。

  • 金は小幅に反落。原油価格は続伸し88ドル台に。

  • 7月NY連銀製造業景気指数 → 7.39

  • 6月小売売上高 → -0.5%


    本日の注目イベント





    • 豪   RBA議事録

    • 独   独7月ZEW景況感指数

    • 英   英6月消費者物価指数

    • 欧   ユーロ圏7月ZEW景況感指数

    • 米   6月消費者物価指数

    • 米   6月鉱工業生産

    • 米   6月設備稼働率

    • 米   7月NAHB住宅市場指数

    • 米   バーナンキ・FRB議長上院で金融政策報告

    • 米   ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演

    • 米   4-6月期決算 → ジョンソン&ジョンソン、ゴールドマンサックス、インテル

    • 加   カナダRBC政策金利発表


      ドル円が6月15日以来となる78円台に入ってきました。

      米6月小売売上高が市場予想のプラスに対してマイナスだったことで、

      追加緩和期待が高まりドル売り円買いが強まりました。

      また、軟調な株価を背景に米国債への需要が依然強く、これが米長

      期金利の低下に繋がり、日米金利差の縮小からドル売りが進んでいま

      す。

      ドル円は一時78円69銭まで円高が進行しましたが、このまま円高傾

      向が定着するかどうかはまだ判断できません。

      このところ米国では軟調な経済指標が相次ぎ、景気の先行きに対す

      る懸念が強まっているところに、昨日の小売売上高の悪化で俄然、

      追加緩和への観測が高まってきました。

      ただ、バーナンキ議長は先のFOMC後の記者会見では追加緩和

      への慎重な見方を変えてはいませんでした。

      「追加緩和の用意はあるが、欧州危機の拡大など一定の条件が必

      要」との印象を与えています。議長は本日上院で議会証言を行うた

      め、前回の記者会見から2週間を経て景気認識をどの様に変えた

      か、あるいは変えずに維持しているのかを確認することができそう

      です。

      追加緩和へ一歩踏み込むような発言をするとドルが一段と売り込

      まれることになり注意が必要です。

      テクニカルでも79円台を割り込んだことで、ドルが下落し易い状況

      かと思われます。

      市場参加者も「とりあえず下値のメドが見えるまでドルの戻りを売る

      姿勢」に変わりつつあります。

      ドルの中長期のトレンドを見極める上で重要な「52週移動平均線」

      は現在、78円58銭にあることから足元の相場はこれを上回ってい

      ますが、目先はこの水準を下抜けするかどうかが注目されます。

      また、この水準は6月15日に記録したドル安値の78円60銭でもあ

      り、サポートとして意識され易いところでもあります。

      仮にこの水準を抜けると、6月1日の雇用統計直後に付けた77円

      66銭が意識されますが、この水準までの

      1円は近いようで、遠い距離ではないかと予想しています。



      IMFは2013年の世界経済見通しを下方修正しました。

      欧州危機が中国やインドなど新興国の景気拡大を鈍化させること

      が背景で、世界全体の見通しを4.1%から3.9%に改定しました。

      IMFは報告書の中で「この3ヵ月、そもそも力強くはなかった世界

      の景気回復がさらに弱含む兆候が示されている。下振れるリスク

      は引き続き大きく、これは政策行動の先送り、あるいは不十分さ

      のリスクを強く反映したものだ」としています。

      世界景気の後退は、相対的に安定している日本の円買いを想起

      させ、緩やかな円高に繋がる可能性もあります。

      本日はバーナンキ議長の議会証言をはじめ、経済指標も多く発

      表されます。

      再び軟調な経済指標が出れば、株価の下落に繋がり米長期金

      利が史上最低水準を試す展開となり、円が買われ易い流れにな

      ることも予想されます。

      今週はどこまで円が買われるのかを見極める週になりそうです。

ユーロ一段と下落し対円で96円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 日銀の決定会合で実質的な追加緩和が見送られたことや、米長期金利の

    急低下などで円買いが優勢となり、ドル円は79円18銭まで下落。

    その後、失業保険申請件数の改善を手掛かりにやや反発し、79円20-30で

    取引を終える。

  • ユーロは続落。欧州の株価下落などを受け、ユーロドルは6月の1.22台

    を割り込み1.2166まで売られる。対円でも96円台半ばまでユーロ安が進行し、

    節目の1.20、95円割れが視野に。

  • 株式市場は6日続落。欧州危機への懸念が払拭されないことに加え、前日発表された

    FOMC議事録で追加緩和への期待がやや削がれたことが背景。ダウは31ドル安と、

    ここ1週間で370ドルの大幅下落となる。

  • 株価の下落が続きリスク回避の流れが継続されていることから、債券相場は

    堅調に推移。10年債利回りは節目の1.50%台を割り込み1.478%で引ける。

    この日実施された30年債入札では過去最低の落札利回りを記録。

  • 金は続落し、原油は小幅ながら続伸。

  • 6月財政収支 → -597億ドル

  • 新規失業保険申請件数 → 35.0万人


    本日の注目イベント





    • 日   5月鉱工業生産(確報値)

    • 中   中国4-6月GDP

    • 中   中国6月小売売上高

    • 米   6月生産者物価指数

    • 米   7月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

    • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

    • 米   企業決算 → JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ

    • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演


      前日のNY市場からようやく「値動き」のでてきたドル円でしたが、

      昨日の昼過ぎの日銀金融政策決定会合の結果が発表されると、

      一転して「乱高下」の相場展開を見せ、結局円高の流れに落ち

      着きました。

      ブルームバーグなど有力メディアの「日銀5兆円の追加緩和は

      決定」との一報に、それまで79円45-50銭で推移していたドル

      円が一気に、79円96銭まで円売りが加速しました。

      しかし、決定会合の内容は「固定オペによる買い入れ額を5兆

      円減額し、代わりに短期国債の買い入れを5兆円増額する」と

      いうもので、結局、数字合わせで「追加緩和は見送られた」とい

      うことでした。

      ドル円は80円手前から今度は79円半ばまで売られ、この間数

      分程の出来事でした。市場のコンセンサスは「追加緩和はなし」

      で一致していましたが、ニュースの「見出し」に踊らされた格好に

      なりました。

      市場には2月14日の「バレンタインギフト」の強烈な印象が残っ

      ており、再びあのサプライズを想起したことで混乱が生じたものと

      思われます。

      昨日この欄でも注意を促しましたが、その後の日銀総裁の記者

      会見辺りからじりじりと円が買われる展開となり、

      欧州市場では79円前半まで円が円高に振れています。

      一方ユーロドルは1.22台を割り込み、1.21台半ばまで売り込

      まれました。

      ユーロドルのこれまでの展開を見ると、悪材料が出て一気に下

      落し、下落が止まると買い戻しがでてやや水準を押し上げます

      が、その動きが止むと大台を変えて下落し「安値を更新」する

      展開が続いています。

      そのため、売る水準さえ大きく間違わない限り利益を取れる展

      開です。投機筋のユーロ売りポジションが依然高水準なのも、

      こうした背景と無関係ではないと思われます。

      ユーロドルで1.21台半ば、ユーロ円で96円半ばまで下落し

      たことで、市場の関心はいよいよ「1.20割れと95円割れ」に

      集まってきました。

      欧州の現在の状況が続く限り、「大台割れ」は時間の問題か

      と思います。

      その理由は欧州の直面している問題だけではなく、世界的

      な景気減速懸念が強まってきたことも挙げることができます。

      世界的な景気減速懸念の震源地は欧州ですが、景気減速

      を避けるため、ユーロ圏、イギリス、中国に加え、昨日は韓

      国とブラジルでも政策金利の引き下げが行われ、正に世界

      中で「追加緩和競争」が進んでいる状況です。

      日米ではとうの昔に政策金利は「ゼロ」に近いことから、利下

      げ余地はありません。

      そのため市場に潤沢な資金を供給し、金利低下を狙った「資

      産買い入れ」を大規模に行っています。

      その結果、日米の長期金利は記録的な水準にまで低下して

      います。

      米長期金利は6週間ぶりに1.478%まで低下し、日本のそ

      れは約9年ぶりの水準となる0.765%まで低下して来ました。

      世界的に「安全志向」が強まってきたことが、株価の下落に

      繋がりさらに長期金利押し下げる効果を生んでいます。

      もっとも、だぶついた資金は「商品市場」や「穀物市場」へ流

      れ込み、価格を急騰させるという副作用も生んでいます。

      本来金利の低下は景気を刺激したり、株価の上昇に繋がり

      ますが、株式市場は「笛吹けど踊らず」といった状況が続いて

      います。

      日本の3大証券によるインサイダー問題、欧州ではバークレイ

      ズを中心とするLIBOR金利の操作問題、さらに米国では大手

      米銀のデリバティブによる巨額損出と、本来金融市場をリー

      ドしていかなければならない「主役」たちによる混乱が続いて

      います。

      「リスクオフ」の状況がしばらく続くと見られることから、円とドル

      が買われ易い地合いはしばらく変わらいと考えられます。

      梅雨もあと2週間程度で終わろうかと思いますが、九州地方は

      未曾有の豪雨に被害が拡大しています。

      昨日、大分、熊本で降った雨量が関東地方を襲ったらどのよ

      うな被害になるのか考えたらぞっとします。

      自然の力はわれわれが想像するより遥かに強力だということを、

      災害が起こるたびに思い知らされます。

      良い週末を・・・・。

FOMC議事録を受けドル円反発 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は円買いが優勢に推移したものの、FOMC議事録が

    発表されると、QE3実施観測が後退しドルが買い戻される展開に。

    NYでは79円14銭まで円が買われたが、その後急速に売られ

    79円後半までドルが反発し79円70-80で引ける。

  • ユーロドルも買い戻しが優勢だったものの、1.23台には乗せられず

    ドル買い戻しの流れから1.22台前半までユーロ安が進む。

  • 株式市場は5日続落。FOMC議事録の内容が、追加緩和を巡って

    意見が分かれていたことから売りものが優勢だった。

    ダウは48ドル安の1万2600ドル台に。

  • 債券相場は反落。10年債利回りは1.5%台を再度割り込むか

    どうか注目されたが、引け値ではやや金利が上昇し1.51%台に。

  • 金は続落し、原油価格は反発。

  • 5月貿易収支 → 487億ドルの赤字


    本日の注目イベント




    • 豪   豪6月雇用統計

    • 豪   ロウ・RBA副総裁講演

    • 日   日銀金融政策会合

    • 日   白川日銀総裁講演

    • 欧   ユーロ圏5月鉱工業生産

    • 欧   ECB月例報告

    • 欧   イタリア短期国債入札

    • 米   6月財政収支

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演



      昨日発表された6月開催のFOMC議事録では、「数人の

      メンバーが、雇用を促進しインフレ目標を達成するため、

      追加の刺激策が必要になるとの見解を表明した」と記され

      ており、他の2人のメンバーは「景気がさらに悪化した場合

      には追加緩和が正当化されるだろうとの見方を示した」とあ

      りました。

      このような議事録の内容を見る限り、追加緩和はすぐに実

      施されることは無いにしても、ほとんどのメンバーが必要な

      場合には実施することが望ましいといった意見に集約され、

      それほど「ドルが買い戻される材料」ではなかったのではと

      思いますが、市場では「追加緩和を巡って意見が分かれた」

      ことに着目したようです。

      ドルは対円でも対ユーロでも買い戻され、特に対円ではドル

      の底値から60ポイント以上の反落を見せ、昨日の段階では

      上値が重いと見られていた「79円50銭」も軽々と上抜けし

      ています。

      今回の議事録の内容を考慮すると、月末開催されるFOMC

      でも「追加緩和は見送られる」公算が高まってきました。ただ、

      多くのメンバーは「欧州の危機状態が米国に波及した場合は、

      速やかに対応できるように十分な準備を

      整えておくことが重要」との意見で一致しています。

      今後欧州危機が拡大して、金融システムが機能しないような

      状況になれば直ちに「QE3」が実施されるとの印象を市場に

      与えたことにはなりますが、実施するかどうかの判断基準の軸

      足が、国内事情よりも海外事情にやや移ったような印象を覚え

      ます。

      ドル円はドルの底値から60銭以上も反発したことで、短期の

      「MACD」などはゴールデンクロスを示現しています。

      結果的に観れば、今週この欄んで述べました「一目均衡表」の

      「基準線」が上向きを示してことは正しかったことになります。

      テクニカル上では既に「4時間足」までは上昇パターンに入っ

      ており、昨日までレジスタンスポイントであった

      79円50銭近辺が、今度はサポートポイントを形成しつつあり

      ます。

      そのため、上値が重いとの印象が強かったドル円は、下値も

      堅いとのイメージも醸成され、79-80円のレンジ内で膠着す

      る可能性がさらに高まってきたと思われます。

      上値のメドは80円台に乗せるられるかどうかということになりま

      すが、その前では79円78銭が意識されます。

      昨日のNY市場もこの水準で上昇を止められていますが、

      これは「8時間足」の200日移動平均線が抵抗を見せる水準

      だったからです。

      また、80円台では、80円15銭に120日移動平均線(日足)

      があり、こちらも意識されそうです。

      もっとも、仮に80円台を回復することができれば、そこからの

      上値は重いとしても市場参加者の相場観が

      「上方修正」されることになり、時間をかけながら上値を試す

      展開になることも考えられそうです。

      本日は日銀の金融政策決定会合の結果が発表されます。

      早ければ昼過ぎに発表されますが、政策変更はないと言う

      のがほぼ市場のコンセンサスになっていますが、

      その内容がアナウンスされると、「織り込み済み」の割には

      円高方向に振れる傾向があるため注意が必要です。

      ここ2ヵ月ほどそのような動きがあったと記憶していますが、

      無いとは思いますが、万が一追加緩和を決めた場合の

      リスクにも備えが必要です。

      ブルームバーグの調査によると、13人の「日銀ウォッチャー」

      の内、9人が現状維持を予想しているそうです。

ユーロ再び売り圧力強まる。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は膠着状態を継続しながらもやや円買いが優勢。

    下値のサポートレベルであった79円40-50銭を割り込み

    79円36銭まで円高に進んだが、依然勢いは無く動意薄。

  • 1.23台が徐々に重くなってきたユーロドルは1.22台前半

    まで売られ再び底値を試す展開に。ユーロ圏財務相会合では

    スペインの銀行に対し月内に300億ユーロの融資を実行する

    見通しになったものの、欧州危機への不安は依然残る。

  • 株式市場は4日続落。4-6月期の決算発表が始まったが

    起業業績に対する不安が台頭。ダウは83ドル安と、ここ4日間で

    290ドルを超す下げを記録。

  • 債券相場は堅調。10年債利回りはさらに低下し、一時約1ヵ月

    振りに1.5%を下回った。

  • ドル高を背景に金、原油はともに続落。原油価格は83ドル台に。



    本日の注目イベント






    • 豪   ロウ・RBA副総裁講演

    • 豪   豪7月ウエストパック消費者信頼感

    • 中   中国 外貨準備高

    • 中   中国6月マネーサプライ

    • 独   独6月消費者物価指数(確定値)

    • 欧   ラホイ・スペイン首相議会で施策方針

    • 米   5月貿易収支

    • 米   FOMC議事録(6/19,20日分)






      動かないドル円ですが、再び円買いが優勢な状況に移りつつ

      あります。これまでサポートされていた79円40-50銭を下抜

      けし、勢いはないながらも徐々に円を買う雰囲気が高まってき

      た感があります。

      まだ始まったばかりの米企業業績の結果が予想より悪化して

      いることから、株式市場が軟調に推移し、これが「リスクオフ」

      の流れを主導し、米長期金利の低下(価格の上昇)に繋がり、

      ドル売り円買いがゆっくりと進んでいる状況です。

      今後の展開ですが、先ずは79円台を割り込めるかどうか、そ

      して「日足」の雲の下限である78円90銭が維持できるかどう

      かに注意したいと思います。

      この水準を割り込むと、膠着状態が続いてきたドル円も「下

      振れる」可能性が出てくるためです。

      「リスクオフ」がさらに進み、米長期金利が節目の1.5%を

      割り込み、先月初めに記録した1.45%を下回るのかどうか

      にも注目です。

      米長期金利の低下がさらに続くようだと、ドル円の下値が切

      り下がってくると考えられます。

      円に対して弱含くんでいるドルですが、ユーロに対しては圧

      倒的に買われています。

      ユーロの弱さが際立っていると言った方が正確かもしれませ

      んが、ユーロドルは1.2235まで売られ直近安値を更新し

      ています。

      スペインの銀行支援では今月中にも300億ユーロ(約3兆円)

      が提供されますが、同国の国債に対する売り圧力は強く、欧

      州の混迷はまだ続くとの見方は変わっていません。

      EU財務相会合では、スペインが財政赤字をGDP比で3%

      以下に抑える期限を1年延ばし、2014年にする

      ことを正式に承認しましたが、市場では好感されていません。

      ユーロの全面安が続いていますが、対豪ドルでの下落が顕

      著です。

      昨日は節目と観られていた1.20を割り込む場面もあり、こ

      れでここ2ヵ月間で約1000ポイント下落したことになります。

      ECBが0.25%の利下げに踏み切った一方、RBAは好調

      な経済指標を背景に政策金利の据え置きを決めています。

      「金利差」を反映した動きかと思いますが、ECBにはさらな

      る利下げ観測があることから、今後も上値の重い展開が続く

      と予想されます。

      豪ドル円が82円30銭辺りを頭に緩やかに下落しています。

      当面のレンジを78円~82円と見ていますが、下値のメドは

      80円60-70銭あたりと見られます。

      「4時間足」の120日線でサポートされており、ここ1ヵ月は

      このサポートラインを下回っていません。

      もっとも、この水準を割り込めば80円割れの可能性も出てき

      そうですが、現在円と並んで投資魅力の高い豪ドルは、

      「押し目買い」意欲が強いと思われます。

      投資スタンスはこれまで通り、下値で拾ってある程度利益

      が乗ったら確定しておくことが重要です。

      スワップポイントに固執し過ぎては「元の木阿弥」になって

      しまいます。

ユーロ反発するも限定的。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円はこの日1日を通じ小動き。NYでは株安と米長期金利の低下を

    手掛かりにドルが売られる場面もあったが79円台半ばを抜けず。

    79円50-70銭の狭いレンジ内で推移。

  • ユーロドルは約2年ぶりの安値を記録した水準から反発。

    ユーロ圏財務相会合などを控えて、いったん買い戻す動きが優勢だった

    ものの、スペインの長期債が再び7.1%台まで上昇したことで

    反発も限定的となり、1.23台前半で引ける。

  • 株式市場は3日続落。欧州懸念から売りが先行し一時80ドルを超える

    下落を見せたが、消費者信用残が予想を大幅に上回ったことで下げ幅を縮小。

    ダウは36ドル安、ナスダックは5ドル安で取引を終える。

  • 債券相場は小幅ながら3日続伸。スペイン国債の下落を背景に米国債への

    需要が高まり、10年債利回りは1.51%台まで低下。

  • ドルがユーロに対して下落したことを受けて、金、原油はともに反発。

  • 5月消費者信用残高 → +171.2億ドル


    本日の注目イベント




    • 日   6月マネーストック

    • 中   中国6月貿易収支

    • 欧   EU財務相会合(ブリュッセル)

    • 欧   ビーニスマギ・前ECB理事講演

    • 英   英5月鉱工業生産

    • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

    • 加   カナダ6月住宅着工件数


      ドル円はさらに膠着感を増し、昨日は終日79円50~75銭の狭い

      レンジで取引されました。

      昨日の朝方には79円43銭までドルが売られたことで、底値を試す

      動きもありましたが「短命」に終わっています。

      80円台には届かないけれども、79円を割り込むには日米中央銀行

      の金融政策会合を控えて一方的に円を買うわけにもいかないといった

      状況です。

      一方動きのいいユーロドルも昨日はさすがに「一服」でした。

      1.22台半ばまで下落したユーロドルは、ユーロ財務相会合が開催

      されたことや、本日もEU財務相会合が開催されることから、ひとまず

      ポジションを縮小しておこうという動きが優勢だったようで、1.23台前

      半までユーロが反発しています。

      それでもユーロの上昇は限定的で、そこからさらに上値を追う動きに

      はなっていません。

      スペインの10年債利回りが再び7%を超え、7.1%まで売られたこと

      で、欧州危機懸念が高まり安全な米国債やドイツ国債が買われ「リス

      クオフ」の流れに傾きかけたことが背景です。

      スペインのラホイ首相は先週、ECBに同国の国債を買い入れるよう要

      請しています。結局ユーロは大きく下落した後一旦下げ止まると、高

      値で売った向きの買い戻しで反発するものの、その買い戻しが終わる

      と売られ、一段と水準を下げる展開が続いています。

      ドラギ・ECB総裁は昨日欧州議会で金融政策に関する意見を述べ、

      「状況とデータ、事態の展開を見守る必要がある。その上で、政策員

      会でどうするかを決める」と語っており、状況によっては追加利下げの

      可能性を排除しない考えを示しています。

      欧州ではインフレ圧力が後退し、ドイツがけん引する景気も息切れし

      始めています。

      経済成長もギリシャや、スペインではマイナスの見通しですが、イタリ

      アもマイナス成長に転落する可能性が出てきています。

      金融政策を駆使して景気後退を食い止めることは必要ですが、その

      前に先ず欧州危機の震源である銀行システムを

      安定させるための具体策の進展と、安全網の拡充を最優先させるべ

      きです。

      本日のEU財務相会合でも、先の首脳会合で合意した内容を具体

      的に詰めていくことになりますが、ある程度の進展を見せないと、再

      びユーロが売り込まれることになります。

      本日も明日からの日銀政策会合を控え、静かな一日になるものと予

      想されます。

      特別なニュースがない限りドル円は、円高方向で79円40-50銭が

      抜けるかどうか、ドル高方向では79円80-90銭が抜けて80円台が

      覗けるかどうかといった展開を予想しています。

      ユーロドルでは短期的な「30分足」を見ると、1.2336を上回れば、

      抵抗線と「雲」の上抜けが完成しますが、視点を「1時間足」に移せ

      ば比較的厚めの「雲」に入ったことになります。

米6月雇用予想程伸びず。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米雇用統計が予想ほど改善していなかったことを受け、ドル円ではドル売りが

    優勢となり79円50銭まで下落。ユーロ円の売りも活発となり

    97円65銭と約1ヵ月ぶりの水準まで売られる。

  • ユーロドルは約2年ぶりの安値を記録。スペインの長期債が再び7%を

    超えてきたことを手掛かりにユーロ売りが加速。6月1日に記録した

    1.22台後半の直近安値も割り込み1.2260までユーロ安が進行。

  • 株式市場は続落。雇用統計の改善期待が失望に変わり、ダウは124ドル安

    と大幅に下落し、1万2800ドル台を割り込む。

  • 債券相場は続伸。雇用統計の悪化を受け追加緩和期待から買い優勢の

    展開となり、10年債利回りは6月5日以来の1.550%台まで低下。

  • ユーロドルでドル高が進んだことから金、原油はともに大きく売られる。

    金は1週間ぶりに1600ドル台を割り込む。

  • 米   6月非農業者部門雇用者数 → +8.0万人

  • 米   6月失業率 → 8.2%


    本日の注目イベント


    • 日   6月景気ウォッチャー調査

    • 中   中国6月消費者物価指数

    • 中   中国6月生産者物価指数

    • 独   独5月貿易統計

    • 欧   独6月卸売物価指数(12日までに発表)

    • 欧   ユーロ圏財務相会合(ブリュセル)

    • 欧   ドラギ・ECB総裁、欧州議会で証言

    • 米   5月消費者信用残高

    • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演

    • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演


      6月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数がプラス8万人、

      失業率は前月と変わらず8.2%でした。

      ADP雇用者数が事前予想を大幅に上回る改善を見せたこと

      から、米大手投資銀行なども雇用者数を上方修正するなど、

      改善期待感が強かった分株式市場などが大幅に下落したよ

      うです。

      この結果を受けて、今月末の米FOMCで即追加緩和が実施

      されるかどうかは「微妙な状況」です。

      5月の雇用者数は6万9千人から7万7千人に上方修正された

      こともあり、追加緩和については今後の経済指標の結果を見

      極める必要があります。

      製造業がさらに縮小し、消費者信頼感も不透明感を増し、加え

      て株価の下落が鮮明になるようだとFRBも追加緩和に動くと見

      られますが、現段階で今回の雇用統計の結果を受け追加緩

      和への期待がやや高まったという状況で、実施されるかどうか

      の判断はつきません。

      ドル円は依然として方向感がでてきません。

      79円半ば~80円前半のレンジが抜けきれません。相次ぐ米

      経済指標の悪化でドルの上値が重く、特に80円半ばが抜けな

      い一方、米経済指標の内容や長期金利の水準を考えたら「ド

      ルは健闘している」と言えなくもありません。

      その結果「底値固めをしている」とも考えられますが、そう簡単

      に上昇に転じる状況でもありません。

      そんな中で、「一目均衡表」の「基準線」が今日から上向きに

      転じてきました。(日足)この基準線は相場の先行きを示すこと

      で知られ、上向けば上昇し、下向きになると先行きの相場が

      下落に転じるとされています。

      これは6月1日の雇用統計発表直後にドル円が一時的にも

      77円66銭を記録したことが背景ですが、

      ここからドルを売りこむ際には注意が必要です。



      方向感が出ないドル円に比べユーロドルの下落傾向は鮮明です。

      先週末のNY市場では、これまでの直近安値であった1.2289を

      割り込み、1.2260まで下落しています。

      スペインの10年債利回りが再び7%を超えてきたことが材料視され

      たと見られますが、基本的には先のEU首脳会議の合意でも欧州

      危機の解決には至らないと、市場が考えていることがユーロ売りに

      繋がっているということです。

      また、ユーロの政策金利が0.25%引き下げられたことで、投機筋

      がユ-ロを低コストで調達しやすく、そのユ-ロを売って高金利通

      貨に投資する「ユーロキャリー」が活発になっているとの指摘もあり

      ます。

      本日から始まるユーロ圏財務相会合が再び注目されます。

      豪ドル円は先週1週間は81円台半ば~82円台前半で堅調に推

      移して来ました。テクニカルの一部では

      さらなる上昇も示唆していましたが、結局ユーロの大幅下落に引っ

      張られる型で81円前半まで下落しています。

      「4時間足」のサポートは80円60-70銭辺りにあり、さらに80円

      40-45銭にもあります。ユーロドルが1.20を割り込むなど、ここか

      らさらに大きく下落しないとすれば、豪ドル円では「買い場」を探す

      展開でいいのではないかと思います。

      「日足」チャートでの「基準線」は依然として上向きで推移しています。

ECBの利下げを受けユーロ全面安。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ECBは市場予想通り、政策金利を0.25%引き下げ、0.75%と

    過去最低水準にすることを決定。同時に中国人民銀行も政策金利を

    2ヵ月連続で引き下げ、BOEも量的緩和策の拡大に踏み切る。

  • ドル円は80円台に乗せる場面があったものの、アジア時間に記録した

    80円10銭辺りで頭打ち。ドル高が進みやすい中、円にもやや売り圧力が。

  • ECBの利下げを受け、ユーロドルが急落。1.25台前半から

    1.23台半ばまで、約1ヵ月振りの安値水準を記録。その後やや反発し

    1.23台後半で引ける。

  • 株式市場はADP雇用者の増加を受け続伸したものの、その後の経済指標の

    悪化で相殺された格好に。結局ダウは47ドル安で取引を終える。

  • 債券相場は反発。ECB総裁が欧州の景気下振れリスクに言及したことから

    安全資産へに需要が拡大。1

  • 金、原油は世界景気の減速懸念からともに反落。

  • 6月ADP雇用者数 → +17.6万人

  • 新規失業保険申請件数 → 37.4万件

  • 6月ISM非製造業景況指数 → 52,1


    本日の注目イベント


    • 日   ラガルド・IMF専務理事講演(東京)

    • 独   独5月鉱工業生産

    • 英   英6月生産者物価指数

    • 米   6月雇用統計

    • 加   カナダ6月失業率

    • 加   カナダ6月建設許可件数


      ユーロドルが約1ヵ月振りに1.23台半ばまで売り込まれました。

      ECBが市場予想通り政策金利を0.25%引き下げことは、ある

      程度市場に織り込まれていたことでしたが、他の量的緩和策に

      は踏み切らなかったことと、米ADP雇用者数が大きく伸びてい

      たことでドル高が進んだことなどが背景と思われます。

      それにしても、1.23台半ばまで売られたことにやや驚いています。

      ユーロはこの日、対ドルだけではなく、円やカナダドル、豪ドルに

      対しても大きく売られています。

      ECBのドラギ総裁は理事会後の記者会見で、「政策委員会は

      引き続き、段階的で緩慢な回復を年末ごろに予想している」とし、

      「今や下振れリスクが顕在化しているものの、基本的なシナリオ

      は変わっていない」と語り、インフレ率はECBが上限と見なす2%

      を下回り、今後の追加利下げにも含みを持たせています。

      同総裁は昨年12月に就任し、先ず最初に行ったことは「利下げ」

      でした。トリシェ前総裁が利上げを行ってそれほど

      長い期間が経過していないにも拘らず利下げを断行しましたが、

      今回はその時以来となる「追加利下げ」でした。欧州は景気後退

      が続き、失業率も域内全体ではユーロ創設以来最悪の11.1%

      です。

      財政の出動には制限があることから、政策面で景気を刺激したい

      ということですが、ソブリンリスクの危機がようやく回避できたら、こ

      れも想定内のことですが今度は市場の関心が「実態経済」に移

      ってきています。

      1.23台半ばまで下落しユーロドルは、これで下値のサポートは

      見当たりません。5月に記録した1.22台後半が視野に入ってき

      たと思われますが、ここからは6月にかけて1.27台半ばまで

      反発した経緯もあり、上値が重い展開が続くと思われますが売る

      方にも慎重さが要求されます。

      今晩の雇用統計の前哨戦となるADP雇用数が「予想外」の伸

      びを見せました。

      市場予想を8万人ほど上回る17万6千人で、5月分も上方修正

      されています。

      「本番」の雇用統計では10万人増の予想ですが、俄然こちらに

      も期待が高まってきました。

      ただ、毎度のことですが、この両統計は調査方法が異なるため、

      必ずしも一致するわけではありません。ですから、改善期待は

      膨らみますが期待倒れにならによう注意が必要です。

      昨日はECBだけではなく、中国人民銀行も2ヵ月連続の利下

      げを決めています。

      インフレ懸念が後退し、第2四半期GDPでは目標の8%に届

      かないのではないかとの予想もあるなか、景気刺激策を優先

      した格好です。

      またイングランド銀行も資産買い取りプログラムの規模を500億

      ポンド(約6兆2000億円)拡大し、3750億ポンドにすることを

      決定しています。

      欧州と中国が緩和策に動いたことで、今後はFRBと日銀の対

      応が注目されます。

      より積極的な緩和策に動いた方が自国通貨安に繋がるため、

      再び「通貨安競争」に入った感もありますが、FRBは今月31ー

      1日にFOMCを開催し、日銀は来週11-12日に政策決定

      会合を開きます。

      FRBはもちろん本日の雇用統計の結果を重視しますが、既

      に景気見通しを下方修正しています。

      一方日銀は、支店長会議などでも「景気は緩やかに回復し

      ていく」との認識を示しています。

      このあたりの違いが今後の両中銀の追加緩和にどのように影

      響していくのかも、一つのポイントになろうかと思います。

      ドル円はやや上値を試す展開に見えますが、80円台が重い

      ことも確認されています。

      ユーロ円などのクロス円がもう一段売り込まれると、79円台

      半ばをテストする可能性もありあますが、

      雇用統計の内容がどちらかにぶれると仮定して、日足ベース

      でのメドは下値は78円95銭(200日移動平均線)

      と、上値は80円63銭(100日移動平均線と雲の上限)辺り

      が重要なレベルと考えます。

ユーロ上値重くユーロオージー下落 

ひと目で分かる昨晩の動き
欧州市場



  • NY市場が休場だったため取り引きは低調。

    特にドル円は79円台後半で上下どちらにも動きにくく、

    79円80-85銭辺りで膠着。

  • ユーロドルが再び下落傾向を見せる。ドイツの6月

    サービス業PMIが49.9と前回よりも下方修正された

    ことで、ユーロドルは1.25台後半から同前半まで下落。

    本日のECBの利下げを先取りした動きとの声も。

  • ドイツのサービス業PMI下落を受け、欧州各国の株価は

    総じて軟調。DAX、FT、CACなど主要株価指数は小幅に下落。


    本日の注目イベント





    • 日   日銀支店長会議

    • 豪   豪5月貿易収支

    • 欧   ECB政策金利発表

    • 欧   ドラギ・ECB総裁講演

    • 欧   スペイン長期国債入札

    • 英   BOE政策金利発表

    • 米   6月ADP雇用者数

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   6月ISM非製造業景況指数


      NY市場が休場のため積極的な動きは見られませんでした。

      特にドル円は79円台後半の膠着状態が続き、クロス円の売

      り買いの影響が若干観られた程度です。

      やや底値を切り上げているようにも感じられますが、80円が

      壁になっているようです。

      実際、「日足」のチャートでは下値が徐々に切り上がってい

      るのを確認できますが、同時に120日移動平均線が頭を抑

      えているようにも見られます。

      同移動平均線は現在、80円03銭のところに位置しており、

      ここを明確に上抜けできるかどうかといったところです。

      79円50銭-80円の狭いレンジは今夜の欧米のイベントの

      結果を受けてどちらかにブレイクすると見ますが、遅くとも明

      日の米雇用統計ではレンジブレイクが見られるはずです。

      ユーロドルは上値が重い展開が続いています。

      EU首脳会議での合意を受けて1.26台後半まで反発した

      ところを頂点に、徐々に値を下げ1.25台割れ目前の水準

      まで下落してきました。

      欧州危機はひとまず一服したものの、欧州の景気や失業率

      など、市場の関心が「ファンダメンタルズ」に移り、日米欧の

      中では景気の悪化が際立っているユーロが売られ易い状況

      になっています。

      そのため、本日開催されるECB理事会では「政策金利の

      0.25%引き下げ」が市場に織り込まれつつあります。

      景気を刺激することを目的として利下げを実施するわけです

      から、通貨ユーロにとっては「好材料」と見做されユーロ上昇

      に繋がると見られますが、昨日の欧州市場の動きを見ると

      「利下げは売り材料」といった見方も根強いようです。

      実際に利下げが実施された場合、市場がどのような反応を

      見せるか不透明になってきましたが、インフレ懸念も無く、

      混迷を続ける欧州経済にとって「利下げ」はプラスの側面が

      あることは間違いないところでしょう。

      また、今夜はADP雇用者数の発表もあります。

      明日の雇用統計を占う意味で重要な経済指標です。

      事前予想では、10万人の増加が見込まれており、先月の実

      績であるプラス13.3万から減少すると見られています。

      ここ2ヵ月連続で事前予想を大きく下回る結果が出ています。

      新規失業保険申請件数などの状況から、雇用の増加傾向は

      明らかに鈍化していると見ていますが、問題はその鈍化の程

      度です。

      非農業部門雇用者数が前回の6万9千人増加を下回るようだ

      と、「追加緩和」観測が急速に高まりドル売り円買いが進むこ

      とになります。

豪ドル円2ヵ月振りに82円台 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 重要な経済指標の発表も無い中、ドル円は79円台後半で推移。

    祝日前ということもあり、NYでの値幅はわずか20銭程度と

    取引は閑散。ただクロス円の買い戻しが旺盛だったことで円が弱含む。

  • ユーロドルも大きな動意は見せず1.25台半ばから前半で堅調に

    推移。欧米の追加緩和期待が強くドルが主要通貨に対して売られる展開に。

  • 昨日のアジア市場で豪ドル円が2ヵ月振りに82円台まで上昇。

    欧州債務問題の一服を手掛かりに「リスクオン」がやや強まる。

  • 株式市場は取引時間短縮にも関わらず反発し、ダウは72ドル高。

    ここでも追加緩和期待が高まり、商品市況なども反発。

  • 債券相場は反落。10年債利回りは小幅に上昇し1.62%台に。

  • 金、原油はともに大幅な上昇を見せる。原油価格は87ドル台まで買われ、

    5月末以来の水準を回復。

    本日の注目イベント




    • 豪   豪5月小売売上高

    • 中   中国6月HSBCサービス業PMI

    • 欧   ユーロ圏5月小売売上高

    • 欧   メルケル・独首相、モンティ・伊首相と会談

    • 米   NY市場休場(独立記念日)


      「独立記念日」を控えNY市場はやや祝日ムードだったようです。

      ドル円は79円台後半でのもみ合いに終始し、方向感はありませ

      んでした。それでも豪ドル円などのクロス円に買い意欲が観測さ

      れ、ドル円での堅調さに繋がっています。

      豪ドル円が堅調に推移し、昨日アジア市場では約2ヵ月振りに

      82円台に乗せ、現在も同水準で推移しています。

      円が特に弱くなったわけではなく、豪ドルが米ドルに対して大

      幅に上昇していることが背景です。

      豪ドルは「リスク通貨」の代表です。市場が「リスク」を取れる状

      況になると買われる傾向があります。同じように分類されるのが

      「株式市場」です。

      代表的な株式の指標であるNYダウは6月は堅調に推移しま

      した。追加緩和への期待と、欧州危機ではギリシャのユーロ

      圏からの離脱の可能性が後退し、最悪の事態を回避できたこ

      とやさらに、EU首脳会議では銀行支援の枠組みで「合意」に

      至ったことが株価の上昇に繋がりました。

      その結果、豪ドルは対米ドルでは0.95台半ばから、今朝は

      1.29前後まで上昇しています。

      ドル円の水準はそれほど大きな変化はありませんが、「豪ドル

      ・米ドル」のレートと「ドル・円」のレートとを掛け算した結果が

      「豪ドル・円」になるため、豪ドル高円安傾向に推移したこと

      になります。

      欧州危機の拡大を背景に88円台から74円台まで約14円

      以上の下落を見せた豪ドル円は、82円台を記録したことで、

      その下落分の約50%以上を回復したことになります。

      今後の予想ですが、豪ドル円はまだ77-82円のレンジ内

      にいると考えます。

      82円台半ばを超えてくる可能性はありますが、まだ80-85

      円のレンジに突入したとは考えられません。

      日足を見ると、82円台半ばを超えたところに「120日移動平

      均線」など、テクニカル上のレジスタンス・ポイントが集まって

      います。

      もっとも、82円70銭を超えれば一目均衡表の「雲」を上抜けし、

      上昇に弾みがつくという見方もできなくはありません。

      しかし、「雲」は先行スパンです。

      現在「雲」のねじれが具現しそうな状況になっています。

      ここから見る限り、豪ドル円はもうしばらく上昇が続く可能性は

      ありますが、登山でいえば「そろそろ9合目」あたりにいると考え

      られます。

      今週のECB理事会では0.25%の政策金利引き下げが予想

      されています。

      域内景気を刺激するという意味でユーロにとっては「好材料」と

      見られます。

      米国でも、このところの経済指標の悪化を手掛かりに「追加緩

      和」観測が高まっています。

      次回かあるいはその次のFOMCで実施されるのではとの期待

      もありますが、これも週末の雇用統計の結果次第ということにな

      ります。

      仮に雇用統計が悪く、追加緩和期待が急速に高まれば、株式

      市場は好感し、ダウは急上昇するケースも考えられそうです。

      上述のように、株価の上昇は豪ドル買いに繋がることから、さら

      に上昇して83円を目指すこともあるかもしれません。

      また、本日の小売売上高を含め、今週は豪経済指標の発表が

      相次ぎます。

      昨日の住宅建設許可件数のように、最近の豪経済指標は

      「上振れる傾向」があります。

      そのため、テクニカル上では決済タイミングを探り、「売り場」を探

      す場面かと思いますが、経済指標には注意が必要です。

      本日のドル円では下値リスクは少ないと思いますが、80円台に

      乗せられるかどうか・・・。

      NY市場が休場のため値幅は小さいと思われます。

ユーロの上値の重さ変わらず 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米経済指標の悪化を受けドル円は軟調に推移。

    6月ISM製造業景況感指数が節目の50を割り込んだことで

    米景気に対する悲観論が台頭。ドル円は79円台前半まで下落した

    後、79円半ばで引ける。

  • ユーロドルは前日の急騰から一転して下落。ユーロ圏失業率が

    11.1%と、これまでの最高を更新したこともあり、ユーロ売りが優勢

    となりユーロドルは1.25台半ばまで下落。

  • 株価は反落。経済指標の悪化に加え、前日の大幅高の反動もあり

    ダウは小幅に反落し、ナスダックは続伸。

  • 債券市場は反発。米景気に対する悲観的な見方から債券に見直し的な

    買いが入り価格は上昇。

  • 金、原油はともに反落。先週末の大幅高から利益確定の売りに押される。

  • 6月ISM製造業景況指数 → 49.7


    本日の注目イベント


    • 豪   RBAキャッシュターゲット

    • 豪   豪5月住宅建設許可件数

    • 中   中国6月非製造業PMI

    • 欧   ユーロ圏5月生産者物価指数

    • 米   ラガルドIMF専務理事、米経済報告について会見

      ユーロドルは依然として上値の重い展開です。

      先週末のEU首脳会議での「合意」も結局、ショート筋の買い戻しに

      よる急騰劇に終わってしまい、新たにユーロを買うという動きにはな

      らなかったようです。

      ユーロドルは1.27台の半ばが重要なレジスタンス・ポイントにな

      っており、昨日はその水準を試すことがなかっただけではなく、

      1.26台を維持することもできませんでした。

      ユーロ圏に対する市場の懐疑的な見方は変わっていません。

      ユーロ圏5月の失業率は11.1%と、4月の11.0%を上回

      り、1995年の統計開始以来最悪の数字となり、これを手掛か

      りにユーロ売りが加速し、対ドル、対円で値を下げています。

      中でもスペインの失業率は24.6%と突出しており、同国の景

      気に対する不安感を増幅させています。若者の二人に一人以上が

      失業していると言われているスペインでは、銀行の不良債権問題

      だけではなく、景気後退も深刻な状況です。

      上値の重いユーロドルはさらに下落し、1.25台半ばを割り込

      むと、先週末の上昇分も吐き出す流れになると見られ、再び1.

      24を目指す展開が予想されます。

      ユーロ円も同じように101円台半ばが抜けきれず下落基調に

      なっています。

      昨日はドルに対する悪材料が出たにも関わらず下落基調が止ま

      らなかったところをみると、ユーロショートのポジションはま

      だまだ維持されそうです。

      米サプライマネジメント協会が発表した6月の製造業景況感指

      数は「49.7」と、約3年ぶりに「50」の節目を割り込み

      ました。

      市場予想が「52.2」で、これを2.5ポイント下回ったわ

      けですが、今週末の雇用統計の内容についても不安感が台頭し

      ています。

      既に9万人の増加が予想されている非農業部門雇用者数ですが、

      この予想を大きく下回るようだと、「追加緩和」の可能性が一

      気に高まりそうです。

      バーナンキ議長は先月のFOMC後の記者会見の席で景気認識

      を下方修正しており、「追加緩和」のカードはいつでも切れる

      準備はできていると語っていました。現在は「ツイストオペ」

      を延長した効果を見極めている段階かと思われますが、昨日の

      製造業景況感指数の悪化に加え雇用の悪化も確認されれば、い

      よいよ「QE3」の実施が近づいてくるものと思われます。

      今月末のFOMCと、9月のFOMCが今から注目されます。

      ドル円はNY市場で79円台前半まで下落したことで「EUサ

      ミット」前の水準に戻ったと見られます。

      明確な方向感も無く、78円台半ばから80円台半ばのレンジ

      で推移しそうです。

      本日もクロス円の売りが出易い状況から、ドル円は79円台前

      半を試すと見ています。

      79円台を割り込む勢いはないと思われますが、オーストラリ

      アの経済指標次第では豪ドル円の動きがドル円にも波及する恐

      れがあります。

NY、ユーロが対ドル、対円で急反発。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • EU首脳会議では危機拡大を回避するため、ESMを通じた銀行への

    直接資本注入などで合意したことを受け、ユーロが急速に買い戻され、

    ドル円では円売りが加速。80円目前まで円安が進む。

  • ユーロは対ドルで1.26台後半まで買い戻しが進み、対円でも

    101円台半ばまでユーロ高が進行。

  • 株式市場は欧州首脳会議の合意を好感し大幅高。ダウは277ドル高

    とほぼ全面高となり、1万2800ドル台まで上昇。

  • リスク回避の流れが後退し、債券相場は大幅に下落。10年債利回りは

    上昇し1.64%台で引ける。

  • 金は大幅に反発し一気に1600ドル台に乗せる。原油価格も買い進まれ

    前日比7ドル高で84ドル台を回復。



  • 5月個人所得 → +0.2%

  • 5月個人支出 → ±0.0%

  • 6月シカゴ購買部協会景気指数 → 52.9

  • 6月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) → 73.2


    本日の注目イベント




    • 日   日銀短観

    • 欧   ユーロ圏5月失業率

    • 欧   イタリア6月財政収支

    • 英   英6月製造業PMI

    • 米   ISM製造業景況指数


      今回のEU首脳会議もこれまで繰り返されて来たように、「危機

      回避に向けた具体的な合意には至らない」といった悲観的な

      見方が優勢でしたが、欧州首脳はついに市場の動きに「決断」

      を迫られる結果になりました。

      金融市場はこの「予想外の合意」に、急速に「リスクオフ」の状

      況が後退し、ユーロ買い戻しが進行。

      リスク資産である株式が買い戻され、安全資産である米国債は急

      落し、米金利が上昇したことでドル円でもドル高円安が進みました。

      先週末の情報では、ロイター通信が「ジョイブレ・独財務相は状況

      によっては南欧支援の拡充を容認」と伝えており、「もしかしたら」

      との予兆もありました。

      しかし、それでもメルケル首相が首を縦に振る可能性は低いと見ら

      れていたため、合意は難しいとの見方が主流だったと思われます。

      ドイツが態度を軟化させた背景は、やはりフランス、イタリア、スペ

      インなどが「緊縮だけではだめで、成長戦略も必要との姿勢を貫

      いた」ことが大きかったのではないかと思います。

      これが「メルコジ体制」だったら、果たして実現していたかどうか

      不明です。

      成長戦略に1200億ユーロ(約12兆円)を拠出することと、欧州

      安定メカニズム(ESM)を通じて直接銀行に対する資本注入で

      合意しまたが、「ユーロ共同債」では合意に至ってはいません。

      今回の合意を背景に、ユーロドルは1.26台後半まで急反発を

      しており、テクニカルでも「8時間足」の120日移動平均線を完璧

      に上抜けしており、この先1.27台半ばを抜けるかどうかに焦点

      が集まっています。

      この水準は、欧州にとってプラスの材料が出る度にトライして抜け

      なかった水準です。

      従って、この水準を上回れば「ストップ」のユーロ買いなども意識

      されるレベルと考えられます。

      ドル円も先週末のNY市場では79円99銭まで買い戻しが進み、

      一旦は頭を打った格好になっています。

      この水準は「日足」の120日移動平均線が上昇を抑えていますが、

      週明けの本日この水準が抜けるかどうかもドル円では焦点になりま

      す。

      この水準を上回れば、「雲」に突入し、先週もトライした80円台半

      ばが再び視野に入ってきそうです。

      このレベルは100日移動平均線があり、こちらも抜けるかどうか注

      意が必要です。

      欧州の「予想外の合意」に株式市場も反発しそうです。

      本日の日経平均株価もシカゴの先物市場では先週末の大証の

      引け値に比べ100円以上も高く終わっています。

      100-200円程度の上昇が期待できますが、すでに先週末時

      点で9000円の大台は回復していることからさらなる上伸が抑え

      れることになると、ドル円の反発も限定的になることが考えられま

      す。株価の推移にも目配りが必要です。

      欧州問題はこれでやや一服といった状況ですが、このまま解決

      に向かうとも思えません。

      緊縮財政を背景に景気後退や、失業率の上昇が進んでおり、

      成長戦略がどの程度契機に好影響を与えるかは未知数です。

      スペイン・イタリアの国債利回りが安定してくれば、市場は欧

      州の景気に目を向けてきそうです。

      ユーロドルは底堅い動きを見せると思われますが、1.3を超

      えてガンガン上昇するような状況ではないと考えます。

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