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ユーロドルECBへ期待から1.25台に 

ひと目で分かる昨晩の動きNY市場



  • 値動きの鈍いドル円は78円台半ばを中心に小動き。

    米長期金利がやや低下したことでドル売りが勝る場面があった

    ものの、勢いはなく78円50銭近辺で引ける。

  • ユーロドルは上昇し、再び先週の高値1.25台後半を

    ためす展開に。ファンロンパイEU大統領が、欧州救済基金は

    スペインの銀行支援に向け迅速に行動する用意があるとの発言

    したことが手掛かり。

  • 株式市場は前日と同様にまちまちの動き。ダウは21ドル安

    と続落し、ナスダックは小幅に続伸。

  • 債券価格は続伸。FOMCでの追加緩和観測を背景に国債需要が

    高まり、10年債利回りは3週間ぶりの低水準に。

  • 金価格は4日ぶりに反落し、原油は小幅に続伸。

  • 6月ケース・シラー住宅価格指数 → +0.5%

  • 8月消費者信頼感指数 → 60.6

  • 8月リッチモンド連銀製造業指数 → -9


    本日の注目イベント




    • 独   独8月消費者物価指数(速報値)

    • 欧   イタリア短期債入札

    • 米   地区連銀経済報告(ベージュブック)

    • 米   4-6月期GDP(改定値)

    • 米   7月中古住宅販売成約指数


      ケースシラー住宅価格指数が前年同月比+0.5%と約2年ぶりにプラ

      スに転じ、米住宅市場の底入れを確認するような内容となりました。ドル

      にとっては買い材料でしたが、コンファレンス・ボードが発表した消費者

      信頼感指数に足を引っ張られた格好となり、ドルの上値は重い展開で

      した。

      8月の消費者信頼感指数は市場予想の66.0に対して60.6と、昨年

      10月以来の低水準だったことで、

      9月のFOMCで追加緩和の可能性が高まったとの見方から米長期金

      利の低下に繋がり、ドル円の上値を抑える動きになったものです。

      ドル円は78円46銭まで下落しましたが、それでもドル売りで追随する

      流れにはならず、78円30-80銭の狭いレンジ内での動きが続いて

      います。

      9月のFOMCでの追加緩和実施の可能性については見方が分かれ

      てはいますが、依然として五分五分とみられ、

      来週末の「8月の雇用統計」の結果が鍵を握っている状況は変わって

      いません。

      「追加緩和」に踏み切るのかどうかのヒントを求める意味で、今週末の

      バーナンキFRB議長の講演が非常に注目されていますが、期待外

      れに終わる可能性もありそうです。

      ワイオミング州ジャクソンホールでの講演では、結局先日公開された

      FOMC議事録にあった文言の繰り返しに

      終わるのはないかとの見方が増えていることを、米通信大手ブルー

      ムバーグは伝えています。

      そのジャクソンホールでのシンポジュームに参加し、講演まで予定さ

      れていたドラギ・ECB総裁が参加を取り止めたとの報道があります。

      取りやめの理由は「多忙を極める」とのことですが、その翌週にはE

      CB理事会があり、欧州危機への取り組みで忙しいのではとの見方

      が有力のようです。

      「ユーロを守るためには何でもする。私を信じてほしい」とまで言い

      放ったのが7月末のことでした。

      それから既に1ヵ月を経過し、この間ユーロドルは約500ポイントの

      急反発を見せています。

      ドラギ総裁としては、コストを一切支払わずにユーロドルの水準引き

      上げに成功したわけですから、「してやったり」といったところでしょ

      うか。ただこの口先介入もそろそろ限界です。

      9月6日のECB理事会で、スペイン国債の購入など「具体的な対策

      」を打ち出す必要があります。そうでなければ市場は再びユーロ売り

      を再開する可能性があります。

      スペインでは昨日、カタルーニァ州が中央政府に支援要請を行って

      います。

      本来なら、このニュースでユーロが大きく売り込まれてもおかしくありま

      せんでしたが、ECBによる支援策への期待と、ファンロンパイ・EU大

      統領の支援発言で下落には繋がっていません。

      ユーロドルは1.25台後半まで上昇しまたが、先週末の高値は抜い

      ていません。

      「日足」では1.2690あたりに「120日移動平均線」があり、「週足」で

      も同水準がトレンドラインで抑えられるとみられます。

      従って、この水準を上抜けし1.27台を回復するようだと、ユーロドル

      の1.20台は目先の「底値」だったと、確認することになりそうです。

      水準的にはここからユーロをロングにすることには抵抗もありそうです

      が、MACDがゼロの軸を上回っていることや、ローソク足が「雲」を

      上抜けしたことを考えると、「1.26台を試す過程」にいるように見

      えます。

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