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 2012年09月 

日銀追加緩和を決定 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 日銀が追加緩和に踏み切ったことから、昨日の東京市場では
    79円22銭までドル高円安が進んだが、海外市場では緩和の規模が
    小さいとの見方もあり、円高が進み78円25銭までドルが売られる。

  • ユーロドルは下落基調が強まり、一時約1週間ぶりに1.30台を
    割り込んだものの勢いは無く、1.30台半ばで引ける。ユーロ円の下落
    がユーロドルの上値を抑えた格好だった。

  • 株式市場は小幅に続伸。住宅関連指標が総じて好調だった半面、原油価格の
    急落でエネルギーセクターが下落。ダウは13ドル高。

  • 債券価格は3日続伸。目立った材料はなかったものの、米景気に対する
    懸念から債券への需要が高まり、10年債利回りは1.77%台まで低下。

  • 原油価格は大幅に続落。原油在庫が予想以上に増えていたことや、サウジが
    増産するとの報道から前日比3ドルを超す下落を見せ、92ドルを割り込む。
    一方金価格は前日とほぼ変わらず。

  • 8月住宅着工件数 → 75.0万件

  • 8月建設許可件数 → 80.3万件

  • 8月中古住宅販売件数 → 482万件


    本日の注目イベント


    • 日   8月貿易収支

    • 中   中国 9月HSBC製造業PMI

    • 独   独8月生産者物価指数

    • 独   独9月製造業PMI

    • 独   独9月サービス業PMI

    • 欧   ユーロ圏9月製造業PMI

    • 欧   ユーロ圏9月サービス業PMI

    • 欧   9月ユーロ圏総合景気指数(速報値)

    • 欧   9月ユーロ圏消費者信頼感

    • 欧   EU・中国首脳会談

    • 欧   モンティ・伊首相、ラホイ・スペイン首相と会談

    • 英   英8月小売売上高

    • 米   9月フィアデルフィア連銀製造業景況指数

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   8月景気先行指標総合指数

    • 米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演

    • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

    • 米   ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演

    • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

    • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演


      日銀が10兆円の資産購入を柱とする「追加緩和」を

      決定したことから、昨日の昼過ぎ「ドル高円安」、

      「株高」が進み、ある程度の緩和効果が見られましたが、

      海外市場では一転して円買いが加速し、「追加緩和」

      決定前の水準に戻っています。

      今年2月14日の「バレンタインギフト」の様な効果は

      見られず、為替に関する限り「6時間」程度の「賞味期限」

      でした。

      市場では今回の決定会合で「追加緩和」は見送られるとの

      観測が優勢でしたが、一部にはECB、FRBが動いた以上

      「日銀も動かざるを得ない」との見方もありました。

      その意味では「サプライズ」ではあったものの、

      「ビッグサプライズ」ではなかったと言えそうです。

      また、今回「10兆円の増額」を決めましたが、それでも


      「デフレから脱却し、1%の物価上昇を達成する」ことは

      困難との、冷めた見方もあったようです。


      ただ、それでも個人的には今回の決定はタイミング的には

      正しいものであったと思います。

      日銀が欧米の通貨当局に比べても「追加緩和」に積極的な

      姿勢であるということを示した点は評価できると思います。

      ドル円が78円台前半まで売られたことで緩和効果が限ら

      れたという事実はありますが、今後じわじわ効いて来ることも

      考えられます。

      欧州危機がやや後退し、米国では住宅市場の回復が鮮明に

      なる中、「リスク回避の円買い」が以前ほど起こりにくく

      なっていることも考慮する必要があろうかと思います。

      ドル円は先週のFOMCで「QE3」決定され直後に

      77円13銭まで円高が進み、昨日の日銀による「追加緩和」

      決定で79円22銭まで円安が進みましたが、

      結局この間の値幅のほぼ真ん中である78円半ば近辺に戻った

      ことになります。

      恐らく、元の鞘にもどったドル円は78円台で一進一退の

      値動きを続けるのではないかと予想しています。

      ECB、FRB、そして日銀と、これで一連の政策会合は

      終わりました。

      しばらくは様子見ムードが漂い、発表される経済指標の

      結果を受け相場が上下するものと見られます。

      1.31台後半で上昇が抑えられ、その後調整が続いて

      いるユーロドルですが、1.30の大台割れはあったものの

      すぐに切り返して1.30台半ばまで反発しています。

      1.3170辺りが天井だったとすれば、フィボナッチ・

      リトリースメントの23.6%にあたる1.2905

      あるいは、38.2%にあたる1.2740程度

      まで下げてもいいのですが、まだ本格的な下げ基調では

      ないようです。

      現在「1時間足」では「120日移動平均線」がある、

      1.3044でサポートされているように見えますが、

      上値も1.3070以上には「雲」もあり抵抗しそうな

      気配もあります。


      昨日の「追加緩和」発表後に円売りユーロ買いが強まった

      時も、ユーロドルの上値は1.3085辺りでした。

      そしてNY市場での高値も1.3076だったことを

      考えると、目先はこのあたりが上値のメドと見られます。

      この水準を上抜けすれば、再び1.31台が見られるかも

      しれません。そうなると「MACD」もゼロの軸を上回る

      ことになり、上昇する可能性も出てきそうです。


      「スペインが支援要請を決定」といったニュースが飛び

      込んで来れば、1.3170-80のレジスタンスを再度

      トライすることにもなりそうです。


      そろそろスペインも支援を要請するのか、あるいは自力で

      資金調達をする道を選ぶのか決断をしなければなりません。

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