日銀追加緩和にもドル円下落 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 日銀が2ヵ月連続となる追加緩和を決定したものの、市場の
    期待値が高かったこともあり、失望のドル売りが優勢。
    ドル円は追加緩和発表直後80円台に乗せる場面があったがその後
    急落。一時79円28銭を付けたが、NYではハリケーンの影響から
    株式、債券の両市場が休場だったことで取引は低調。79円60銭
    近辺で取引を終える。

  • ユーロドルは1.29台前半から反発。スペインの7-9月GDP
    が、先週発表された推計値程縮小していなかったことを好感。
    ユーロは対ドルで1.29台後半まで続伸し、対円でも102円台から
    103円台前半までユーロ高が進む。

  • 株式、債券市場はハリケーンのため前日に続き休場。

  • 金、原油は小幅に反発。

  • 8月ケース・シラー住宅価格指数 → +2.03%


    本日の注目イベント


    • 豪   豪9月住宅建設許可件数

    • 独   独9月小売売上高

    • 欧   ユーロ圏10月消費者物価指数(速報値)

    • 欧   ユーロ圏9月失業率

    • 欧   イタリア9月失業率

    • 米   10月シカゴ購買部協会景気指数

    • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演

    • 加   カナダ8月GDP


      昨日の日銀決定会合結果発表には、かなり待たされたことで「疲労感」が

      残った印象です。

      通常なら11時~昼ごろにかけて決定内容が発表されるものが、

      2時を過ぎても発表はなく、結局2時50分頃発表されました。

      これまでになく会合が長時間にわたったため、「会議は相当紛糾している」

      との連想を掻き立てましたが、実際に発表された内容は、これまでにない

      「新制度」も盛り込まれたものでした。


      資産買い入れ基金は11兆円増額し、91兆円に。

      さらに、金融機関を通じた融資を拡大するために「貸出支援基金」を

      創設しました。

      そして、新たに政府と日銀が「共同文書」を公表し、一体となってデフレ

      からの脱却を目指していることをアピールした文書も作成しました。



      ドル円は決定内容発表直後に80円台に乗せる場面もありましたが、

      直後に急落し、一気に79円36銭までドル安円高が進みました。

      事前の緩和期待が強かったこともあり、11兆円の増額では「失望感」の

      方が勝り、これまで買っていたドルを手放したということです。

      昨日の朝方発表された鉱工業生産が大きく落ち込んでいたことも、一層

      日銀の緩和姿勢に期待を高めたと言えます。


      確かに事前の期待値は相当高かったとは思いますが、市場予想の10兆円は

      わずかですが上回り、さらに9月に引き続き2ヵ月連続で大規模な緩和に

      踏み切ったことは評価されてもいいと思います。

      前回の決定会合から、民間エコノミストが2名加わったことや、前原経済

      財政担当相も会合に出席したことの効果は確実に出ていると判断されます。

      それでも日銀が目指した2014年までにインフレ1%の目標は、実現の

      可能性がほとんどなくなったことからさらに追加の緩和策が必要です。

      市場は既に12月の決定会合を意識し始めています。



      ドル円は79円前半まで下落しましたが、その後は下げ渋っています。

      NYでは8月のケース・シラー住宅価格指数が前年比で2年ぶりの

      大きな伸びを示したことで、住宅市場の回復を印象づけ、ドル円は徐々に

      買い戻されています。

      下値の重要なメドは79円08銭ですが、79円台が維持できるかどうかが

      今後のドル円の動きにも影響を与えそうです。

      決定会合という大きなイベントが終わったことで、今度は週末の米雇用統計に

      焦点が移ります。

      今回の雇用統計の結果は、金融市場だけではなく、11月6日の大統領選にも

      影響を与えると言われています。

      前回発表された9月の失業率では、市場予想を0.4%も下回る7.8%でした。

      共和党支持派の重鎮からは「大統領選を有利にするために数字を操作した」などと

      非難されました。

      これに対してオバマ陣営は当然反論していますが、もし今回の失業率も改善して

      いるようだと、オバマ陣営に極めて有利に働くと見られています。

      因みに今回の事前予想は7.9%で、非農業部門雇用者数は12万5千人と

      予想されています。


      明日は雇用統計の前哨戦と言われている「ADP雇用者数」が発表されます。

      こちらの事前予想は13万5千人ですが、余程この予想を外れない限り、

      ドル円は79-80円のレンジ内で推移すると思われます。

      上述のように、79円はテクニカル上サポートされていますが、一方で

      80円台も徐々に重くなりつつあります。

      週末の雇用統計がどちらかに大きくブレれば、上記レンジを抜け、今後の

      トレンドを決めていくように思います。

スポンサーサイト

日銀政策決定会合待ち 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は個人支出が堅調だったことからややドルが買われる展開。

    株式市場が休場だったこともあり取引は低調。閑散な中、

    79円55-80銭で推移。

  • ユーロドルも薄商いの中小幅に下落。スペインの9月小売売上高が

    前年同月比11%減少していたことを材料に1.29台を割り込む。

  • 株式市場は休場。ハリケーン「サンディ」がNY市に近付いている

    ことから、29日と30日の株式市場は取引を全面中止。

  • 債券市場も短縮取引となり、ハリケーンの影響から債券には買いが

    集まり価格は上昇、10年債利回りは1.72%台と、小幅に低下。

  • 金、原油価格は小幅に低下。

  • 9月個人支出 → +0.8%

  • 9月個人所得 → +0.4%

  • 9月PCE・コアデフレーター → +1.7%


    本日の注目イベント



    • 日   9月失業率

    • 日   9月鉱工業生産

    • 日   日銀金融政策決定会合

    • 日   白川総裁記者会見

    • 独   独10月雇用統計

    • 欧   スペイン7-9月GDP(速報値)

    • 欧   ユーロ圏10月景況感指数(速報値)

    • 欧   ドラギ・ECB総裁講演

    • 欧   イタリア中長期債入札

    • 米   8月ケース・シラー住宅価格指数

    • 米   10月消費者信頼感

    • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演

    • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演


      本日行われる日銀政策決定会合の結果を見極めたいとの

      ムードが強かったことに加え、ハリケーン「サンディ」が東海

      岸に近付いていることでNY株式市場が全面的に取引中止

      だったこともあり、為替市場の取引は低調でした。

      NY株式市場は本日30日も休場を決めています。



      ドル円は9月の個人消費支出が市場予想を超える、+0.8

      %だったことでややドル買いが優勢となり、79円83銭まで

      上昇し、ほぼ高値圏で引けています。

      79円85銭近辺は「週足」の雲の下限にあたり、ひとまず上

      昇を抑えらえた格好になっています。

      一方「日足」を見ると79円50銭あたりに「120日線」があり、

      これが下落をサポートする形になっており、昨日は重要な

      イベントもなく取引が閑散な時には、テクニカルがうまく機

      能することが理解できる相場展開だったと言えます。

      注目は本日の決定会合の内容です。

      午前中から始まる会合は終わり次第その内容がリリースさ

      れますが、何時に終わるかは分かりません。

      議論が紛糾すれば午後にずれ込むこともあります。

      早ければ11時~12時の間に結果が出るのではないかと

      思われます。

      「追加緩和」の規模については10兆円の増額を軸に検討

      される様ですが、個人的にはほぼこの金額で決定されると

      予想します。

      昨日も述べましたが、10兆円の増額であれば市場への影

      響は「中立」です。

      基金の額については、それ以上がドル高、それ以下がドル

      安という基準で見ていいと思います。

      そうなると既に取り沙汰されている、買い入れ資産の種類を

      債券やETF(上場投資信託)などにも広げ、さらに

      期限を定めないオープンエンドなどを採用するかどうかも判

      断材料になってきます。

      また白川日銀総裁の市場に送るメッセージの内容も重要に

      なってきます。

      先週発表された「さくらリポート」では9地区の内、東北を除く

      すべての地区で景気減速の動きが強まっていると報告されて

      います。

      日銀としては上記リポートに加え、中国の景気後退による影

      響も大きいと判断し、今回は大胆な「緩和策」に踏み切る

      のではないかと見られます。

      先週80円38銭までドル高が進んだ後、再び79円台半ばま

      で下落してきたドル円ですが、ここで日銀が大胆な政策に踏

      み切れば「80円台が定着」することも不可能ではありません。

      経済紙は「日銀は腹をくくるべきだ」といった見出しを付けた

      論評も行っていました。

      本日の決定会合である程度市場を納得させることができれば、

      再び80円台に乗せ、先週のドル高である80円38銭を再度試

      しに行くことが考えられます。

      一方で、「追加緩和」見送りはないとしても、市場を納得させら

      れなかった場合にはどの程度までドル円が下押しするのかも

      考えておく必要があろうかと思います。

      その際の一つのメドは79円08銭だろうと思います。

      「52週移動平均線」が位置する水準ですが、これまではこの

      値位置が上値を抑える「レジスタンス・ポイント」でしたが、

      一旦上抜けした現在は「サポート・ポイント」として機能する

      からです。

      概ね79円台を維持できるのかどうかが、今後のドル円にとって

      は重要だということになります。

ドル円一週間ぶりに79円台半ば 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米長期金の低下と、利益確定のドル売りに押され80円を

    割り込んだドル円は、反発の気配もなく79円半ばまで下落。

    日銀決定会合を控えポジション調整によるドル売りが目立ち、

    米GDPの好転もドル買い材料にはならず取引を終える。

  • ユーロドルも売られ、10日振りに1.290台を割り込み

    1.2891まで下落。スペインの失業率が過去最悪の25%

    を超えたことがユーロ売りに繋がった。

  • 株式市場は模様眺めの展開から小幅に上昇。ダウは前日比

    3ドル高、ナスダックは2ドル高。

  • 債券相場は反発。スペインの失業率が過去最悪となったことで、

    域内債務危機が悪化する恐れがあるとの懸念が広がり、10年債

    利回りは1.74%台まで下落。

  • 金は小幅に下落、原油は反発したがいずれも取引は閑散。

  • 10月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値) → 82.6

  • 7-9月GDP(速報値) → +2.0%

    本日の注目イベント


    • 独   独10月消費者物価指数(速報値)

    • 独   ワイトマン・独連連銀総裁講演

    • 欧   モンティー・伊首相、スペイン・ラホイ首相と会談

    • 米   9月個人支出

    • 米   9月個人所得

    • 米   9月PCE・コアデフレーター


      明日行われる日銀金融政策決定会合での「追加緩和」期待の

      高まりからドル高円安が続いていたドル円は、結局「正念場」と

      見られていた80円40銭~81円の重要な水準を抜けずに反落

      しています。

      先週末の朝方には80円38銭までドルが買われ、テクニカル的

      にも重要なその上の水準を試すのではとの期待もありましたが、

      NY市場では米金利の低下を手掛かりに、ユーロ円などの売り

      も加わって、あっさり80円を割り込み、79円台半ばまでドル売り

      が進みました。

      「追加緩和」期待がかなり強かったとは言え、もう少し80円台の

      せめぎ合いも期待していましたが、それほど粘り腰は見せず落

      ちたように思います。

      この結果、80円台半ばのテクニカル上のポイントはやはり抜け

      にくく、抜けるにはもう一段のドル高材料か、円安材料が必要な

      ことが明確になりました。

      80円台半ばが重くなってきてはいますが、このまま再びドルが

      下落し、元の「定位置」に戻るとも現段階では思えません。

      先週末のNY市場で79円49銭でドルの下落が止まったことは、

      「日足」チャートを基準に見ればテクニカル通りで、ここには

      「200日線」がありしっかり機能しています。

      仮にこの水準が下抜けしたら、その下の「週足」「52週線」の

      79円08銭が重要と考えます。ここが抜けるようだと、今回の上

      昇局面が終焉を迎えることにもなりそうです。

      「週足」ではMACDがゴールデンクロスを完成させており、さら

      に上昇過程にあることから、基本的な流れは依然ドル高、との

      認識は変えておりません。

      今週の焦点はもちろん明日の日銀決定会合です。

      資産買い入れ基金の増額は既に既定路線の感があります。

      焦点はその買い入れ額が10兆円なのか、あるいそれ以上なの

      かに移っているように思います。

      今回の会合では四半期に一度の「展望リポート」も発表されます。

      市場予想では、このりポ-トで景気の下振れリスクが高いことが

      盛り込まれ、日銀が目標とする「1%のインフレ」が困難な状況で

      あることで「追加緩和は不可避」といった観測が主流です。

      そして、決定会合後の記者会見でも白川総裁が、今後の「追加

      緩和」に対する強い意志を示せば市場への効果は十分あるの

      ではないかと考えます。

      豪ドル円が堅調です。

      ここ3ヵ月ほどで7~8回程、83円半ばを試す動きを見せましたが、

      83円30銭~50銭の水準が抜けません。

      ただ、それでも82円台はしっかり維持しており、80円割れはそう

      簡単ではなさそうです。

      RBAによる「再利下げ」観測がやや後退していることが背景と思わ

      れますが、その前提には中国の景気後退が下げ止まったのではな

      いかといった見方もあります。

      豪ドル円は80円ー85円のレンジを予想していますが、これまで通り

      83-85円の水準では一旦利益を確定しておくことが肝要です。

      週明けの本日は80円がやや遠くなっています。

      79円30銭~80円のレンジを予想しますが、明日の会合を前に動

      きにくい展開になりそうです。

ドル円明確に80円台乗せ 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 昨日の東京市場の午後、80円台に乗せたドル円はその後も

    追加緩和期待から円がじり安に。海外市場では耐久財受注など

    経済指標の改善を手掛かりに80円34銭までドル高円安が進み、

    約4ヵ月振りの水準を記録。

  • ドル高が進んだことからユーロドルでもユーロ安が進行。

    スペイン国債が売られ利回りが上昇したことなどもあり、

    ユーロドルは1.30台前半から1.29台前半まで約100ポイント

    下落。ユーロ円の上昇に伴い1.30台に乗せたものの上値が徐々に

    切り下がる展開に。

  • 株価は反発。失業保険申請件数などの好材料に朝方は大幅に反発して

    始まったが、「財政の崖」問題など先行きの不透明感を払拭できず

    上げ幅は限定的。ダウは26ドル高の1万3100ドル台を回復。

  • 好調な経済指標を背景に債券価格は下落し利回りは小幅に上昇。

  • 金、原油はともに反発。

  • 9月耐久財受注 → +9.9%

  • 新規失業保険申請件数 → 36.9万件

  • 9月中古住宅販売成約指数 → +0.3%


    本日の注目イベント


    • 日   9月消費者物価指数

    • 独   独11月GFK消費者信頼感調査

    • 欧   プラード・ECB理事講演

    • 米   10月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)

    • 米   7-9月GDP(速報値)


      ドル円は今週23日の朝方、約3ヵ月振りに80円台に乗せ、80円01銭

      という「微妙な80円台」を示現しました

      その後は調整局面が続いていましたが、昨日の東京市場の午後からは

      再び上昇に転じ、「明確な80円台乗せ」を見せています。

      80円台に乗せるにはもう少し時間が必要だと指摘しまてきましたが、80

      円台前半の実需のドル売りをこなし緩やかですが、着実にドルが上昇階

      段を登り始めています。

      昨日のNYでは耐久財受注の指標発表後に80円33銭辺りまで上昇し、

      その後は住宅関連指標が市場予想を下回ったことを手掛かりに利食いの

      ドル売りも持ちこまれ、一旦は80円を割り込む場面もありましたが、そこか

      ら再び切り返し、今朝7時前には80円38銭までドル高が進んでいます。

      これで79円台はほぼ底固めしたのではないかと見られます。

      ドルのショートカバーも旺盛に持ちこまれたものと思われ、来週の日銀政

      策会合を「先取り」した感はありますが、米経済指標の好転が後押しして

      いることも事実です。

      連日指摘しているように、「週足」の120日線が80円40銭にあるため、こ

      こからもう一段上昇できるかどうかが正念場です。

      80円50銭という、切りの良いレートには当然輸出のドル売りも控えています。

      また、その上には6月25日に付けた直近のドル高値である80円63銭もあり

      意識されそうです。そして「週足」の雲の上限は81円ちょうどにあり抵抗が

      予想されます。

      ここを上抜けできれば、少なくとも「週足」チャートでは重要な節目は見られ

      ません。

      81円半ばから上に少し抵抗しそうな水準もありますが、それほど強いものと

      も思えません。

      ここまで順調に上昇してきたドル円ですが、上述のように来週30日の「追加

      緩和」を織り込み過ぎている可能性もあります。

      日経新聞は資産購入基金の増額規模を「10兆円を軸に検討」と報じていま

      す。

      他のメディアでは既にその額が20兆円と報じられたこともあり、仮に10兆円

      で決まった場合ドル円はどのように反応するのかも意識する必要があります。

      個人的には仮に10兆円であれば「ニュートラル」ではないかと思います。

      そもそも20兆円では「アグレッシブ」過ぎると思われ、5兆円では「またか」と

      の印象があるからです。

      その場合、注目されるのは白川総裁のコメントです。

      「追加緩和の手綱は緩めない」という意志と、「1%のインフレを何としても達

      成する」といった言葉で市場を納得させられるかどうかにかかっています。

      市場が失望した場合にどこまでドル売りが進むかも焦点です。

      市場が好感した場合のドル上昇はある程度限定的ではないかと思います。

      「BUY on Rumor Sell on News 」という事態にならなければいいと

      思いますが・・・。

      80円台半ばからのドル買いにはやや慎重さも必要です。

      本日は21時半に米7-9月GDPが発表されます。

      事前予想は1.8%と、前期の1.3%から好転すると見られていますが、

      このところの好調な経済指標を背景に上振れる可能性もあります。

      特に住宅市場の改善がGDPを押し上げていることも予想されます。

      本日の予想レンジは80円~80円60銭と見ております。

      東京江東区若洲にある新名所「東京ゲートブリッジ」。

      橋の形が奇抜で人気がありますが、昼間より夜の方が断然お勧めです。

      橋の欄干や骨組みがブルーと白でライトアップされ、浮かびあがる姿は

      なかなかのものです。

      ちょうど、恐竜が2頭向かい合っている様に見え、別名「恐竜橋」と呼ば

      れているのが理解できます。

      一度見物されてはどうでしょう。

      空気が澄むこれからが最適です。

      良い週末を・・・・。

中国PMIを受け豪ドル堅調 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • FOMCでは予想通り特に政策変更も無かったことで

    市場への影響は見られず。ドル円は79円台後半でもみ合い。

    80円台を試す展開が見られないものの、79円台半ばへの

    テストもなし。

  • ユーロドルは小幅に下落。ユーロ圏PMIやドイツの

    景況感指数が予想を下回ったことからユーロは売られ1.2939

    まで下落。依然明確な方向感は見えず、スペインが支援要請を行うか

    どうかの判断待ち。

  • 株式市場は前日の大幅下落から反発して始まったものの買いは

    続かず、結局小幅な下落で取引を終える。ダウは25ドル安と

    1万3100ドル台を割り込む。

  • 債券相場は小幅に下落。新築住宅販売件数が予想より伸びて

    いたことで価格は下落し、利回りは上昇。

  • 金は売られ1700ドル割れ目前まで下落。原油価格も5日

    続落で7月12日以来となる85ドル台まで下落。

  • 9月新築住宅販売件数 → 38.9万件

  • 8月住宅価格指数 → 0.7%


    本日の注目イベント


    • 英   英7-9月GDP(改定値)

    • 米   9月耐久財受注

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   9月中古住宅販売成約指数


      今回のFOMCは市場予想通りの内容で、金融市場への影響

      は無く無事通過しました。声明文では「雇用の伸びは緩慢だ。

      家計支出の伸びは若干加速したが、企業設備投資の拡大ペ

      ースは減速した」と指摘しています。

      同時に、これまでの毎月400億ドルの住宅ローン担保証券

      (MBS)を購入する「QE3」は継続し、さらに、毎月450億ドル

      程度の短期債を売却し、期間が長めの証券を同時購入する、

      いわゆる、「オペレーション・ツイスト」についても継続する方針

      を改めて示しています。

      今回のFOMCは米大統領選の最中であることから、政策変更

      は現職大統領にとっても、あるいはロムニー大統領候補にとって

      も良い影響を与えないというのが一般的な見方のようで、その通

      り「無風状態」で会合を終えています。

      もっとも、バーナンキFRB議長は、仮にオバマ氏が大統領に再

      選されても自分は再任されないだろうと親しい友人に漏らしてい

      ると一部新聞が伝えています。

      バーナンキ議長の任期は2014年1月までです。

      ドル円もユーロドルも大きな動きはありません。

      いづれも、今後のイベント待ちという状況です。

      ドル円にとっては来週の日銀金融政策決定会合と来週末の10月

      の米雇用統計です。

      また、ユーロドルについても米雇用統計と、何と言ってもスペインの

      支援要請待ちの状況です。

      これらの重要イベントを前にして、動かないと言うよりは、動けないと

      言った方が適切な状況でしょう。

      ドル円は79円50銭ー80円の狭いレンジでもみ合っていますが、一

      旦80円台に乗せた割には再度上値へのトライも見えないことから、

      ここにきて「やはり上値は重い」との見方も増えてきているようです。

      事実79円90銭-80円の間ではドル売りも徐々に増えているとの観

      測もあります。

      しかし、一方で下値も79円50銭ー60銭では徐々に固まってきてい

      ます。

      市場は30日の決定会合を織り込んでいるところですが、既に「追加

      緩和」を見送るといった選択肢は無くなっているものと思われます。

      要するに、資産購入基金を増加させる「規模」と、購入資産の「内容」

      に焦点が移っていると考えられます。

      そして、その後の白川総裁の記者会見でデフレ脱却への強いメッセ

      ージが発せられるのかどうかが注目されます。

      懸念されるのは、一部報道で基金の増額が20兆円と報じられたこと

      で、仮に10兆円規模であった場合には「失望感」からドル売りで反応

      する可能性があることです。

      バーナンキFRB議長の様に、仮に今回「追加緩和」に踏み切っても、

      さらに積極的に緩和政策を推し進めていくという「強い姿勢」を見せる

      ことが必要だと考えます。

      ECBのドラギ総裁は昨日ドイツ議会で、議員に対してECBによる国

      債購入の正当性を説明しました。

      同総裁は、ECBの購入プログラムであるOMT(アウトライト・マネタリ

      ー・トランザクション)はインフレをあおる要因にはならないとし「ECB

      は経済と公的財政が持続可能な軌道上にある国についてのみ介入

      する」とし、さらに「プログラムには条件が課せられるため、ECBの独

      立性が損なわれることはない」とも述べています。

      ECBによる国債購入に難色を示しているドイツ連銀の支持を得たい

      との思惑もあったようですが、ブルームバーグはメルケル首相率いる

      キリスト教民主同盟(CDU)の幹部はドラギ総裁の説明に納得した

      ようだ、と伝えています。

NY株式下落でリスク回避再燃 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 欧米の株価が急落したことから、円とドルが買われる「リスクオフ」

    が進む。それでもドル円の下値は限られ79円台後半で推移。

  • ユーロドルはアジア市場の1.30台半ばから急落。格付け会社が

    スペイン5州の格付けを引き下げたことでスペイン国債が続落したことや、

    株価下落に伴うリスク回避の流れからユーロドルは1週間ぶりに

    1.29台半ばまで下落。ユーロは対円でも1円以上のユーロ安場面に。

  • 株価は大幅に下落。デュポンや3Mが業績見通しを引き下げたことを

    嫌気した売りが株価を押し下げ、ダウは243ドル安と1万3100ドル台まで

    下落。マイクロソフトなどIT株が今週に入り売られていたことも伏線に。

  • 株価の大幅下落に債券価格は上昇。10年債利回りは1.76%台まで

    低下。

  • 株安や、対ユーロでドルが買われたことで、金、原油は大幅に下落。

    原油価格は7月中旬以来の86ドル台を記録。

  • 10月リッチモンド連銀製造業指数 → -7


    本日の注目イベント






    • 豪   豪第3四半期消費者物価指数

    • 豪   エリス・RBA金融安定局長講演

    • 中   中国 10月HSBC製造業PMI

    • 中   中国9月景気先行指数

    • 独   独10月製造業PMI(速報値)

    • 独   独10月サービスPMI(速報値)

    • 独   独10月ifo景況感指数

    • 欧   ユーロ圏10月製造業PMI(速報値)

    • 欧   ユーロ圏10月サービスPMI(速報値)

    • 欧   ECB・ドラギ総裁、ドイツ議員に対し債務危機について講義

    • 米   FOMC

    • 米   9月新築住宅販売件数

    • 米   8月住宅価格指数


      再びNYダウが243ドル安の大幅下落を見せたことで、市場

      のセンチメントは「リスクオフ」の流れに傾き、ドルと円が買わ

      れる展開でした。

      しかしドル円での下落は限定的で、米長期金利の低下にも

      関わらず79円台後半で堅調に推移しています。

      NYダウは先週末も200ドルを超す下落を見せ、この時も米

      金利の低下を無視する格好でドル高円安で推移しましたが、

      米金利とドル円相場の相関関係がやや崩れてきたようです。

      この背景はやはり来週30日の日銀金融決定会合での「追

      加緩和」観測が根強いということだと思います。

      昨日も述べたように、一部の新聞ではその規模を20兆円増

      やし100兆円にすると報道しています。

      今月は既にECBが政策変更を見送っており、さらに本日の

      FOMCでもFRBは経済指標の改善傾向を背景に政策変

      更はないと見られています。

      このため、日銀が「追加緩和」に踏み切れば、これまで消

      極的と言われてきた日銀の姿勢が評価され、ドル円での

      「円売り」に繋がることから、リスクオフにも関わらずドル円

      では極端な円高が進まない大きな理由ではないかと

      思います。

      ドル円は昨日の東京市場で80円01銭を記録し、一応8

      0円台には乗せましたが、ここからもう一段上昇

      するには、さらなるドル買い円売り材料が必要です。

      テクニカルを見ると、「週足」では重要な「52週移動平均

      線」を上抜けしているものの、現在その上にある一目均衡

      表の「雲の下限」で頭を押さえられているところです。

      そしてその「雲」の上限は81円ちょうどのところにあり、

      その途中には80円40銭に「120日線」があり、

      テクニカル上の重要なレジスタンスが多く集まっています。

      そのため、ここからこの水準を完全に上抜けするには「そ

      れなりの材料」が必要なことは明らかです。

      一方で「週足」の「MACD」を見ると、既にゴールデンク

      ロスを示現しており、ドル円が上昇傾向にあることが分か

      ります。

      「MACD」が「シグナル」を上回るのは今年の4月13日

      以来ということになります。そしてドル円が先週の木曜日

      に79円台に乗せてから今日でちょうど1週間です。

      この間一度も79円台を割り込んでいないことから、今回

      の80円台テストは、これまで何度も押し戻されてきた

      動きとは異なっていると言えます。

      ただ気になるのは、NY株式市場の行方です。

      先週末に続き昨日も200ドルを超す大幅な下げを見せ

      たことで、「史上最高値の更新も近い」と見られていた

      強気のセンチメントが修正を余儀なくされています。

      株価の下落は米金利の低下に繋がり、上述のように、

      ドル円との相関関係がやや崩れて来ているものの、長

      期的に見ればやはりその関係は維持されます。

      米金利の低下が続けば、いずれドル円相場も再び円

      高方向に収斂されてくる可能性があります。

      ユーロドルが1.30を大きく割り込んで、約1週間ぶりに

      1.29台半ばまで下落しました。

      格付け会社ムーディーズがカタルーニァ州など5州を格

      下げしたことも響きましたが、市場はガリシア州の議会選

      挙後には、

      ラホイ首相が支援要請を行うと見ていましたが、一向にそ

      の気配がないことに不安を覚えたことも作用したようです。

      ガリシア州での勝利は支援要請にプラスに働くと見られ

      ていたため、支援要請は時間の問題との観測もありました。

      遅くとも今週中には支援要請に踏み切るものと思われます

      が、支援を躊躇するようだと、スペイン問題は再び混沌となる

      可能性があることから、ユーロの下落に繋がることも考えられ

      ます。

      その場合、ユーロドルは1ヵ月以上1.28台を割り込んでいな

      いことから、この水準が下値のメドとなります。

      依然として、1.28-1.31のレンジ内での動きと見ております。

ドル円80円台を試す展開に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • アジア市場で79円半ばを超えたドル円はその後も緩やかに

    上昇。NY市場では79円96銭までドル高円安が進み、80円台

    乗せは叶わなかったものの、ドル高値圏で引ける。

  • ユーロドルは小動きながらもややユーロ買いが優勢。1.30台半ば

    から後半で推移し、ユーロ円は大幅なユーロ高に。

  • 株式市場はキャタピラーが販売見通しを下方修正したことで軟調に

    始まったものの、アップルなどIT株が堅調だったことから引けは小幅高。

    ダウは2ドル高、ナスダックは11ドル高で取引を終える。

  • 債券相場は反落。米大統領選の投票日を2週間後に控え、消極的な

    取引に終始。10年債利回りは先週末比0.05%上昇し1.81%台に。

  • 金は反発。原油は景気見通しの悪化から売られ約3週間ぶりに

    88ドル台に。


    本日の注目イベント



    • 欧   ユーロ圏10月消費者信頼感指数(速報値)

    • 欧   スペイン短期債入札

    • 欧   リーカネン・フィンランド中銀総裁講演

    • 独   ショイブレ・独財務相講演

    • 米   10月リッチモンド連銀製造業指数

    • 米   グリーンスパン前FRB議長講演

    • 加   カナダ8月小売売上高

    • 加   カナダ中銀政策金利発表



      ドル円が緩やかながら着実に「ドル高円安」方向に進んでいます。

      円はドルに対して8営業日続落し、これは「過去7年間で最長」で

      す。昨日の東京市場で79円半ばを超えたドル円は、午後には7

      月の高値であった79円65銭も抜け80円台を目指す展開でした。

      日銀支店長会議の挨拶で白川総裁は「金融緩和を着実に進め

      ていく」と述べ、来週30日の決定会合に期待が持てる発言をして

      います。

      朝方発表された9月の貿易収支でも3ヵ月連続で「貿易赤字」を

      記録し、2012年上半期の赤字額は過去最高となっており、さら

      に今後も中国との領土問題もあり輸出が減少して赤字幅が拡大

      すると見られます。

      さらに午後発表された「さくらリポート」では、全国9地域のうち8

      地域の景気判断を引き下げたことで、「追加緩和」の可能性がさ

      らに高まったことが円売りドル買いを誘発したものと思われます。

      今朝の一部新聞報道では、30日の決定会合では現行の資産

      買い入れ基金80兆円を20兆円増額して、100兆円にまで拡大

      するとの報道もあります。

      海外市場に入ってもこの流れは変わらず、NYでは80円台目前

      までドル高が進んでいます。

      先週18日に79円台に乗せて以来これで4営業日連続で79台を

      維持しており、「80円台は時間の問題」といった状況になっていま

      す。

      このままさらにドル高が進み80円台が定着するかどうかはまだ判

      断できませんが、今回の動きはこれまでとは明らかに異なってい

      ると感じます。

      順調に上昇してきたドル円は、先ずは「80円の壁」を超える必要

      があります。

      そして、「週足」では一目均衡表の「雲」に入りますが、80円40銭

      にはこれも重要な移動平均線である「120日線」があります。

      この移動平均線は2007年8月以来一度も明確に抜けたことはあ

      りません。つまり「パリバショック」以来一度も上抜けしていないこと

      になり、それだけに、ここを抜けると多くの市場参加者は「ドル高へ

      の転換」を意識するものと思います。

      この「120日線」こそ、過去5年間の円高の歴史そのものと言えます。

      それほどこの移動平均線は重要で、抜けるかどうかが注目されます。

      もちろん現段階では明確に抜けるかどうかは分かりません。

      80円台に入ればドル売りもかなり控えており、それらの売りを吸収

      するパワーも必要です。

      80円40銭は現在の水準からするとわずか50銭程度の値位置です

      が、数値以上に遠いとも言えます。先ずは80円の攻防を見極めた

      いと思います。

      今回のドル高の背景に日米の株高が挙げられます。

      株価が上昇することで「リスクオン」の流れが起き、低金利の円とド

      ルが売られる展開となり、ドルとユーロなどに対して円安になると、

      さらに輸出株を中心に株価を押し上げる効果が出てきます。

      資金が株式に向かうことで債券は売られ、債券価格の下落が米金

      利上昇に繋がり、さらにドル高円安が加速される「好循環」を生みま

      す。これまでの円高局面では、まさにこれらの流れが逆流しており

      「悪循環」に陥っていたということです。本日のレンジは、79円60銭

      ~80円20銭程度と予想します。

NY株式大幅安にもドル円堅調 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は堅調に推移。依然として79円台は維持し、

    この日は特に材料がなかったこともあり、79円前半から半ばで推移。

  • ユーロドルはやや下落し1.30台前半での取引。

    ラホイ・スペイン首相が支援要請に否定的な見方を示したことや、

    地方選挙の投票結果に対する不透明感からユーロが売られ、

    1.30台半ばから1.30台前半まで下落。

  • 株式市場は4ヵ月振りの大幅下落。GEやマイクロソフトの

    決算などを嫌気してダウは205ドルの大幅安。

  • 株価の大幅下落から、リスクオフの動きが加速し、債券相場は

    急騰。10年債利回りは1.76%台まで急低下。

  • 株価の下落に加え、対ユーロでドルが買われたことから金と

    原油はともに大幅続落。

  • 9月中古住宅販売件数 → 475万件

    本日の注目イベント


    • 日   日銀支店長会議

    • 日   9月貿易統計

    • 米   大統領候補による第3回討論会(フロリダ州ボカラトン)


      NY株式市場が大幅安となり「リスクオフ」の動きが加速した割には

      ドル円は堅調でした。

      マイクロソフトやGEの決算が市場予想に届かなかったことが嫌気

      され、ダウは今年6月以来の大幅な下落となりました。先週は週初

      から株価が堅調だったことから、利益確定の売りが出やすい状況で

      あったことも下げ幅を拡大した要因と思われます。

      「リスク資産」である株価の急落に伴って、「安全資産」の債券に資

      金が集まり債券価格は急騰し、利回りは低下。通常ならドル円でも

      「安全通貨」である円に資金が向かい「円高ドル安」というのがこれ

      までのパターンでした。

      しかし、先週末のドル円は値動きが少なかったとはいえ、79円台

      前半で堅調に推移しており、先週の週央に79円台に乗せ、それ

      以来79円台は割り込んでいません。

      この動きを「80円台を試す動き」と捉えることができるのかどうかは

      まだ判断できませんが、これまでとは異なった動きになったことは

      意識しておくべきでしょう。

      79円10銭以上で越週したことで、「週足」の「52週線」は上抜け

      し、今朝はこの線を抜けてスタートしています。問題は今日を含め

      、今週の動きです。

      NYダウが大幅下げで、本日の日経平均株価も大幅安が予想さ

      れます。

      上述のように、株価の下落は通常、「円高ドル安」に振れます。

      NYダウ下落でも堅調だったドル円が日経平均株価の下落にどこ

      まで持ちこたえられるかが注目されます。

      また、同時に今週も79円台で推移するようだと、今回のドル反発

      はこれまでとは違うのかもしれません。

      注目されたスペインのガリシア州議会選挙では、今朝の時点では

      ラホイ首相率いる国政与党・国民党が引き続き過半数を獲得する

      ことが確実になっています。

      この結果ラホイ首相にとっても支援要請に踏み切り易い状況になっ

      たものと思われます。

      同首相は先週末「全面的な国家救済の要請を迫る圧力があるとは

      感じていない」と発言したことで、ユーロ売りに繋がった経緯があり

      ますが、今回の選挙結果を受け支援要請を躊躇する理由が一つ

      無くなったことは事実です。

      今後さらに支援要請を行うかどうかの判断を先延ばしにするようだと、

      ドイツなどEU首脳から批判の声があがる可能性もあります。

      今週中にはその判断が下されると予想しています。

      ユーロ円は先週104円台前半を付けた後、徐々に上値を切り下げ

      てきました。

      「1時間足」を見るとやや「三角保ち合い」(さんかくもちあい)を形成

      しつつありますが、103円台を維持できるかどうかが下値のメドと見ら

      れます。

      中期のトレンドでは依然として「上昇傾向」ですが、短期的には104

      円台を頂点に下値を試している段階かと見られます。

      同様にユーロドルも「日足」では上昇トレンドですが、1.31台半ばが

      抜けないことで、現在下値を試しています。

      こちらも1.30台が維持できるかどうかが重要です。

円安一段と進みユーロ円104円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円はアジア市場でのドル高円安の流れを受け一段とドルが上昇。

    フィラデルフィア連銀景況指数の好転もあり、一時79円47銭までドルが

    買われ約2ヵ月ぶりの水準を記録。米長期金利の上昇もあり、79円台が

    定着するかが今後の焦点に。円は対ユーロでも続落し、一時104円台半ばまで

    円安が進行。

  • ユーロドルは小動き。ドル円がドル高に振れたこともあり、上値を徐々に

    切り下げる展開となり1.31台前半から1.30台半ばまで下落。

    EU首脳会議が始まったが、各国の意見に依然隔たりがあり調整が難航。

  • 株式市場は小高く始まったものの、連日の高騰から売り物が優勢となり、

    ダウは8ドル安と5日振りに反落。グーグル株の急落が全体の雰囲気を悪化させた。

  • 債券相場は4日続落。株価の下落にも反応薄で10年債利回りは4日連騰となり

    1.83%台に乗せる。

  • 10月フィラデルフィア連銀景況指数 → 5.7

  • 新規失業保険申請件数 → 38.8万件

  • 9月景気先行指数 → +0.6%


    本日の注目イベント



    • 日   8月景気動向指数(改定値)

    • 独   独9月生産者物価指数

    • 米   9月中古住宅販売件数

    • 米   7-9月決算発表 → GE、マクドナルド

    • 加   カナダ9月消費者物価指数


      ドル円は堅調に推移し、79円台に乗せてからは一度もこの水準

      を割り込んでいません。

      昨日のアジア市場では79円22銭まで一旦上昇した後、やや調

      整モードに入りましたが、海外では再び上昇に転じ、NY市場では

      79円47銭までドル高が進みました。

      昨日発表されたフィラデルフィア連銀景況指数が「5.7」と、好不

      況の判断の分かれ目となる「0」を超えただけではなく、市場予想

      も超えたことでドル買いに勢いがついたものですが、さすがに79円

      半ば目前ではUターンしています。

      昨日もこの欄で書きましたが、この水準には「日足」の200日線が

      79円40銭にあり、チャート上はほぼこの移動平均線に抑えられた

      と観て取ることができます。

      この水準を明確に抜けば今度は、8月20日に記録した79円65銭

      がターゲットになり、その先にある80円という大台を試すことになり

      そうです。

      このころの株高を背景に米長期金利は4日連続で上昇し、昨日は

      1.83%台を回復しています。

      米金利だけではなく日本の長期金利も0.8%目前の水準まで上

      昇していますが、米金利の上昇幅の方が大きく、その結果日米金

      利差が拡大し、ドル買い選好を誘っている状況です。

      このまま80円台に向かって上昇していくかどうかについてはまだ

      慎重な見方を変えていません。

      米経済指標の改善傾向と、今月末の日銀による追加緩和観測が

      ともにドル買い円売りに作用していますが、どちらも確定しているわ

      けではありません。

      事実、新規失業保険申請件数が昨日発表されていますが、先週

      は予想外に改善したことから、今週の件数に注目していましたが、

      結果は38.8万件と、「元の鞘」に戻っています。また先週の件数も

      33.9万件から34.2万件に修正されています。

      このように住宅関連指標は明らかに改善傾向が定着したと思われ

      ますが、耐久財受注などその他の指標はまだまだら模様です。

      今後徐々にこれらの経済指標が改善してくれば、もう一段のドル

      高が見込めますがそれにはまだ時間が必要です。また、忘れては

      ならないのが先の「QE3」決定の際FRBは、「ゼロ金利政策の解

      除は2015年半ば以降」と宣言していることです。

      さらに、多少の雇用市場の改善など、経済指標が改善しても現行

      の政策を継続していくことにも言及しています。

      このことから、米景気によほどの改善傾向が見られない限り「出口

      戦略」が実施されないと考えられ、これがドルの上値を抑えること

      になります。

      上述のように、今後もさらにドル高が継続されるかどうかについては

      慎重姿勢を崩してはいませんが、それでもここ数日のドル買い円売

      りの流れには、今までにないものも感じています。このまま79円台前

      半で越週すれば、長期的なトレンドを観る際に重要な「週足」の52

      週線が上抜けを完成させます。

      今朝の時点では78円98銭にあることから、79円台を維持して来週

      の取引が開始されれば「やや明るい見通し」も描けそうです。

      2007年夏以来一貫して下落し続けてきたこの「52週移動平均線」

      はちょうど60ヵ月目、5年を経過した辺りから緩やかですが、徐々に

      上向いて来ています。

      このわずかな変化に今後の「ドル高への転換」の可能性が示唆され

      ているようにも思えます。

      本日は昨日のNYの高値79円47銭を超えられるか、そして79円台

      半ばを超えて8月20日の高値を超えられるかどうかが注目されます。

      そして下値方向では79円台が維持できるかどうかがポイントになります。

      スバルや日産自動車が障害物を自動的に避ける技術を開発したと報

      道され、先日その映像を観ました。センサーなどで障害物を認識し、

      ハンドルが自動的に操作され、よけるというものですが、米国でもグー

      グルやGEなどがさらに進んだ技術を開発しているようです。

      ハンドルを持たなくても自動運転してくれる「夢の車」です。

      既に「公道」でのテストが始まっており、5-20年後に実用化のメドが

      たっているとか。

      いずれ、運転免許証が不要な時代が来るかもしれません。

      良い週末を・・・・。

ドル円約1ヵ月ぶりに79円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は一時79円台に乗せる。日経電子版が今月30日の

    日銀決定会合で追加緩和を検討すると報じたことや、

    米住宅関連指標が予想以上に回復していたことを手掛かりに

    一時79円06銭まで円売りが加速。その後はやや伸び悩み、

    79円を下回った水準で引ける。円は他の主要通貨に対しても

    相対的に弱含む。

  • ユーロドルは格付け会社がスペインの格付けを据え置いた

    ことでアジア市場から買われ、NYでは1.31台半ばまで

    ユーロ高が進む。

  • 株式市場は小幅ながら4日続伸。住宅着工件数の大幅な伸びを好感

    したものの、このところの急激な株価の上昇に対する警戒感もあり、ダウは

    5ドル高に留まる。

  • 債券相場は3日続落し、10年債利回りは前日比0.1%の大幅高と

    なり、約1ヵ月ぶりとなる1.82%台まで上昇。ドル円の押し上げ要因にも

    なった。

  • 金、原油はともに小幅に続伸。

  • 9月住宅着工件数 → 87.2万件

  • 9月建設許可件数 → 89.4万件


    本日の注目イベント



    • 中   中国7-9月GDP

    • 中   9月中国不動産価格

    • 中   1-9月中国固定資産投資

    • 中   9月中国小売売上高

    • 中   9月中国鉱工業生産

    • 欧   EU首脳会議(ブリュッセル)

    • 欧   スペイン長期債入札

    • 欧   メルケル・独首相講演

    • 欧   レーン・欧州委員長講演

    • 欧   リーカネン・フィンランド首相講演

    • 英   英9月小売売上高

    • 米   10月フィラデルフィア連銀景況指数

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   9月景気先行指数

    • 米   7-9月決算発表 → モルガン・スタンレー、マイクロソフト、グーグル


      連日ドル円のレジスタンス・ポイントについて触れていますが、

      昨日のアジア市場では78円96-97銭の重要な水準は抜け

      ずに、上値の重さが意識され海外市場にかけては徐々にドル

      が下落する展開でした。

      ただそれでも下値は78円60銭辺りで下げ止まり、NYでは一

      転してドルが急反発しています。

      今朝の日経一面の記事にあった「30日の日銀金融政策決定

      会合で追加緩和を検討」との報道が伝えられたことがドル買い

      円売りを誘発しました。

      今朝の朝刊の記事は、時差の関係でNYでは電子版を通じ、

      日本より早く目にすることができます。その電子版で今月30日

      の決定会合では、「展望リポート」の発表と同時に追加緩和を

      行う可能性がある、と報じています。

      今年2月14日の追加緩和を実施した際に「デフレから脱却し、

      物価上昇が1%に達するまで最大限の努力をする」

      と公言した日銀総裁でしたが、どうやらその実現は難しそうなこ

      とからさらなる追加緩和を迫られそうな状況です。ラガルド・IMF

      専務理事も今回の総会時の会見で、「日銀がさらなる追加緩和

      を行うことを期待する」といった発言をしています。

      米国が動く前に、日銀が追加緩和に動くことで円売り圧力が徐

      々に高まっている状況です。

      加えて、昨日の住宅着工件数がドル買いに繋がってもいます。

      9月の住宅着工件数は市場予想の77万件を大きく上回る87.

      2万件でした。

      この数字は約4年ぶりの高水準で、さらに8月分についても上方

      修正されています。

      また今後の着工件数に繋がる建設許可件数も89.4万件と高水

      準でした。

      米住宅市場の回復は長い間の低金利政策と、住宅価格の下落

      が続いてきたことから徐々に購入需要が生まれ、まだ本格的な回

      復には時間がかかるものの、底入れは済んだと見ていいと思いま

      す。住宅市場の回復は今後の消費にも繋がってきます。

      米景気の回復は「住宅市場がけん引」することになるかも知れません。

      さてテクニカル的には重要な節目を「上抜けした」と見られるドル円

      ですが、まだトレンドの転換というわけには行きません。

      80円を明確に抜けるまでは77-80円の「レンジ相場」と考えておく

      べきでしょう。

      「日足」では既に重要な「120日線」を抜け、同時に一目均衡表の

      「雲」も上抜けしています。

      この上には「200日線」がある79円40銭を目指すことになろうかと思

      いますが、「週足」では「52週線」を抜けてはいますが、「週足」である

      ため、金曜日のNYクローズまでは完全に抜けたかどうか確定しませ

      ん。そのため、79円台を維持できることと、来週月曜日に79円10銭

      以上の円安水準で取引が開始されることが最低条件となります。

      「日足」では「MACD」もゼロの軸を抜けプラス圏に入って来ました。

      79円台は9月19日以来約1ヵ月ぶりのドル高水準であるため、ドル

      が今後堅調に推移しそうなセンチメントにはなっていますが、久しぶり

      の水準であることから輸出企業などからのドル売りオーダーもそれなり

      に入ってくると考えられます。

      従って、このまま79円台半ばを抜け80円を目指すには時間が必要

      です。

      昨日のNY市場のように米経済指標の上振れなど、さらなるドル買い

      材料か、あるいは日銀の追加緩和の実施などの円売り材料が望まれ

      ます。

      79円台は過去に何度も示現し、市場もドル高モードになる場面があ

      りましたが、その都度押し戻されてきた経緯があります。

      今回が「それと同様な展開」で再び77円台に押し戻されるのか、ある

      いは「今回は違う」のか、しっかり見極める必要があります。

      それには80円台を回復し、維持できるかどうかが重要な判断材料に

      なると考えられます。

スペイン支援要請観測でユーロ続伸 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は78円台後半で値動きが少ないながらも堅調に推移。

    一時78円97銭まで上昇したが79円台乗せには至らず。

    好調な米経済指標や長期気金利の上昇が「リスクオン」に繋がり、

    低金利のドルと円が売られる。

  • ユーロドルは約1週間ぶりに1.30台に乗せ、今朝方には

    1.31台までユーロ高が進む。複数のメディアがスペインが

    支援要請の準備を行っていると報じたことや、ドイツの経済指標が

    好調だったことが背景。ユーロは対円でも約1ヵ月振りに

    103円台に乗せる。

  • 株式市場は大幅に続伸。欧州危機の収束観測と米企業の好決算

    などを手掛かりにダウは127ドル高となり、1万3500ドル台まで

    上伸。

  • 株高に加え好調な企業決算から安全資産の債券は売り優勢な展開

    となり、10年債利回りは1.74%台に急上昇。

  • ドルが売られたことで金価格は反発。米景気への楽観的な見方から

    原油価格も小幅に続伸。

  • 9月消費者物価指数 → +0.6%

  • 9月鉱工業生産 → +0.4%

  • 9月設備稼働率 → 78.3

  • 10月NAHB住宅市場指数 → 41

    本日の注目イベント


    • 英   英9月失業率

    • 英   英9月失業保険申請件数

    • 英   BOE議事録

    • 英   ボルカー元FRB議長、英議会で証言

    • 米   9月住宅着工件数

    • 米   9月建設許可件数

    • 米   7-9月決算発表 → ブラック・ロック、BOA


      スペインの支援要請が近いとの観測からユーロが急伸し、対

      ドルでは1.31近辺まで上昇。対円でも約1ヵ月ぶりとなる103

      円台前半までユーロ高が進んでいます。

      米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)など、複数のメディア

      がスペインの支援要請が近いと伝え、さらにブルームバーグで

      は「スペインが予防的な信用枠を欧州の救済基金から得ようと

      することにドイツは反対ではない、とドイツの連立与党幹部2人が

      示唆した」と報じています。

      スペインが支援要請に踏み切れば、ひとまず欧州危機の最大の

      懸案事項が収束に向かい、残すはギリシャ問題のみということに

      なり、欧州問題の根本的な解決にはならないまでも、今後徐々

      に収束に向かう道筋ができると考えられます。

      ユーロドルを売り持ちに傾けていた向きが買い戻しに走り、ユー

      ロドルは9月18日以来となる1.30台に乗せ、今朝の早い時間

      には1.3099まで上昇しています。

      1.31台に乗せれば、9月中旬に「ダブルトップ」を記録した水

      準である1.3172辺りを試す展開も予想されます。

      一方ドル円は78円台後半で張り付いたままです。

      NY市場では78円97銭までドル高が進んだものの、79円台乗

      せには至っていません。

      米株式市場が2日連続で大幅な上昇を見せ、安全資産である

      米国債が売られたことで米長期金利は1.72%台まで上昇して

      います。

      感覚的にはもう少しドル円が上昇してもおかしくないとの印象が

      ありますが、79円手前にはテクニカルから見ると重要なポイント

      が集中していることがドル上昇にブレイキをかけているものと思

      われます。

      昨日もこの欄で指摘していますが、長期トレンドを見る「週足」

      チャートでは、「52週移動平均線」が昨日は78円96銭にあり、

      今日は78円97銭にあります。

      NY市場のドル上昇がちょうどこの水準で止まったことと無関係

      ではないと考えられます。

      また「日足」チャートでも現在78円91銭に、これも重要な「120

      日移動平均線」があり、さらにこの位置は「一目均衡表」の「雲の

      上限」にもあたります。

      市場参加者はこれらのテクニカル上のレジスタンス・ポイントが

      集中していることに注目して、さらに一段とドルを買い上げると

      に逡巡していると思われます。

      この水準を明確に抜けば、逆に「ストップロスのドル買い」もある

      と予想され、上昇に弾みがつくことも考えられます。

      その場合、「200日移動平均線」がある79円39銭あたりと、8月

      に記録した79円65銭あたりが次の節目になるのではないかと思

      います。

      ソフトバンクのM&Aに絡むドル買いなど、このところ円安要因が

      やや目立っていますが、80円台に載せない限り現在の円高トレ

      ンドは変わらないと考えます。

      79-80円台では、輸出企業のドル売りも確実に持ちこ込まれる

      はずです。

      輸出企業が余裕を持ってドル売りを控えるような状況になるにはま

      だ時間が必要です。

      このように考えると、本日の注目ポイントは、ドル円が79円台に乗

      せるかどうかと、ユーロドルが1.31に乗せさらに上値を試せるかど

      うかと言う点に絞られます。

      NYダウの大幅高を受けて、東京株式市場も続伸するものと予想

      されます。

      株高に伴って「リスク選好」が強まれば、円とドルが売られる展開が

      見込めます。

      クロス円のもう一段の上昇と対ドルでの円安が考えられますが、反

      対に79円台回復に失敗すると「上値の重さ」だけが残り、再び77

      -79円のレンジに戻るシナリオもないわけではありません。

円、主要通貨に対して売られる 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米小売売上高の改善と長期金利の上昇を手掛かりにドル円は

    小幅に上昇。78円86銭まで買われたものの、その後はやや値を下げ

    78円65-70銭近辺で引ける。

  • ユーロドルも上昇。1.29近辺から1.2972までユーロ高が

    進むが、依然として手探り状態が続き方向感が見えない展開。

  • 株式市場は大幅に反発。小売売上高の好転や、シティーグループが

    特殊要因を除くと好決算だったことを好感。ダウは先週末比95ドル高の

    1万3400ドル台を回復。

  • 債券相場は小幅安。好調だった小売売上高を嫌気し売り物が優勢に。

    10年債利回りは小幅に上昇し1.66%台後半に。

  • 金は大幅な下落を見せ1737ドル台に。一方原油価格は前週末とほぼ

    同水準。

  • 10月NY連銀製造業景気指数 → -6.16

  • 9月小売売上高 → +1.1%


    本日の注目イベント


    • 豪   RBA議事録

    • 独   独10月ZEW景況感指数

    • 欧   ユーロ圏9月消費者物価指数(確定値)

    • 欧   ユーロ圏10月ZEW景況感指数

    • 欧   ユーロ圏8月貿易収支

    • 欧   スペイン短期債入札

    • 英   英9月消費者物価指数

    • 英   英9月生産者物価指数

    • 米   9月消費者物価指数

    • 米   9月鉱工業生産

    • 米   9月設備稼働率

    • 米   10月NAHB住宅市場指数

    • 米   大統領候補の第2回討論会(NY州ヘンプステッド)

    • 米   7-9月決算発表 → ゴールドマン・サックス、インテル、IBM、ジョンソン・エンド・ジョンソン

    • 米   ラスキン・FRB理事講演


      9月の米小売売上高は+1.1%、さらに10月のNY連銀製造業

      景気指数はマイナスだったものの、マイナス幅は3ヵ月連続で縮

      小していたことでドル円ではドルが買われ、78円86銭まで上昇し

      ました。

      ただ、それでも勢いは無く、ドルは発表直後の水準からじり安に転

      じ、値幅も22銭程度と依然として動きが鈍いことに変化はありません。

      79円台に乗せる場面でもあったら、やや展開は違っていたかもしれ

      ませんが、77円台が若干遠のいたといった程度です。

      先週の新規失業保険申請件数の改善など、このところの米経済指

      標は市場予想を上回るケースが目立ってきました。

      これらがドル円でドルの上昇に繋がっている様ですが、まだ上昇トレ

      ンドを確認できる状況には至っていません。

      明後日は中国の7-9月GDPが発表されますが、市場はこちらに注目

      しています。

      市場は7.4%程度の予想をしていますが、この数字を大きく上回れば、

      主要国の株価上昇に繋がり「リスクオン」から、豪ドルなどの高金利通

      貨が買われ、逆に円などの低金利通貨は売られ、円安が進むと予想

      されます。7.4%を下回ると反対に全般的に円高が進むことになり、

      まだ「ドルの下落リスクを」考えないわけにはいきません。

      テクニカルでは「週足」の重要な移動平均線である「52週線」を見ると、

      現在78円96銭にあります。

      ここ1ヵ月ほどドルの上値が重いのはこの「52週線」が機能し、上値を

      抑えていたことが一目瞭然で見て取れます。

      この重要なレジスタンス・ポイントを明確に上抜けできるかどうかが今

      後の焦点です。

      因みにこの「52週線」は7月の初旬を底値に、それまで一貫して下落

      していたものが徐々に反転しており底値からわずかですが40銭ほど

      上方にシフトしています。

      これは2007年7月以来「63ヵ月」続いている円高傾向が、「相場的に

      は煮詰まってきた」と言えなくもありません。

      「財政の崖」問題など、まだドル下落リスクは残っていますが、長期の

      チャートを眺めるとわずかですが変化を観て取れます。

      一度自分の眼で確認することをお勧めします。

      NYダウが100ドル近い上昇を見せたのは今月に入って初めてのこと

      です。本日の日経平均株価もこの影響から上昇すると思われますが、

      それに伴ってドル円がどこまで上昇するのかが注目されます。

      昨日のNY市場の高値78円86銭を上回れば79円台が覗ける可能性

      が出てきますが、79円台ではドル売り注文もあるようで、78円台後半か

      らはもみ合いが続きそうです。

      また、ユーロ円などクロス円もある程度の円安水準に近付いていること

      から、利益確定の「円買い」が持ちこまれることも予想されます。

      ユーロドルは方向感がない中、1.28台後半が底堅くなる一方1.30

      台から上値が重い展開が続いています。

      昨日もアジア時間では1.29台割れを何度か試しましたがその都度押

      し戻される展開でした。

      欧州ではギリシャへ追加支援を巡り、レーン欧州委員が「11月上旬ま

      でには完了する」との見通しを示したことでユーロが再び上昇しました

      が、上値は限定的でした。

      やはりスペイン支援問題も含め、どちらかに決着しないことには動けな

      いという状況です。

ユーロドル1.30台乗せならず 


ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は小動き。78円台前半から半ばで推移し、

    値幅もわずか18銭に留まる。

  • ユーロドルはスペインの支援要請が近いとの観測から

    上昇し、1.30台目前までユーロ高進んだが、株価の下落

    などを嫌気し1.29台半ばまで売られ越週。

  • 株式市場は金融株が下落を主導したが、結局前日とほぼ同水準で

    引ける。ダウは2ドル高、ナスダックは5ドル安。

  • 債券相場は小幅に続伸し、10年債利回りは1.65%と

    前日よりやや低下。

  • 金、原油はともに反落。

  • バーナンキ議長は東京での講演で、FRBの刺激策が新興市場の

    成長を押し上げるとの見方を示し、ブラジル財務相などの意見に反論。

  • 9月生産者物価指数 → +1.1%

  • 10月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) → 83.1


    本日の注目イベント


    • 日   8月鉱工業生産

    • 中   9月マネーサプライ(15日までに発表)

    • 中   9月消費者物価指数

    • 中   9月生産者物価指数

    • 米   10月NY連銀製造業景気指数

    • 米   9月小売売上高

    • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演

    • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演

    • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

    • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演

    • 米   7-9月決算発表 → シティーブループ

      IMF、世銀総会が東京での開催を無事終え、声明では「世界

      経済は減速し、著しい不確実性と下振れリスクが残る」と指摘

      しています。

      為替については特に言及していませんが、日本側とすれば急

      激な円高に対する「一定の理解を得られた」との感触を得たよ

      うです。

      IMFの指摘を待つまでもなく、欧州、中国の2大経済地域での

      景気後退が世界景気の先行きを不透明にしており、さらに日本

      にとっては、円高と領土問題による輸出の減少が景気の先行き

      をさらに不透明にしている状況です。

      中国にとって最大の貿易相手国は欧州ですが、日本にとって

      最大の貿易相手国は中国です。

      中国の景気減速、反日運動が今後日本の貿易収支に影響を

      与えてることは避けられません。

      ドル円は「居心地の良い78円台」での推移が続いています。

      米長期金利は依然として低下傾向にあり、これがドル円の上

      値を抑える役割を果たしているため、すぐに80円台乗せるこ

      とはなさそうです。

      一方米長期金利がさらにこの水準から急激に低下する可能性

      も低く、歴史的にも最低水準に近いため、ここからの低下は限ら

      れるとの見方もあります。

      米株式市場が調整期間を終えて一段と上昇すれば、長期金

      利が上昇に向かい(価格は下落)ドル円も先ずは

      79円台に乗せ、その後時間をかけながら80円台を伺うといった

      シナリオも描けなくはありません。

      ユーロドルは先週のNY市場では1.2993までユーロ高が進み

      ましたが、結局1.29台半ばまで押し戻され、こちらも明確な方

      向感がつかめない状況です。

      市場はギリシャへの支援がまとまるかどうかと、スペインが支援

      を要請するかどうかに注目していますが、どちらも方向が決まる

      までは動けない状況です。

      スペインが支援要請を行うかどうかについては、先週IMF、世銀

      総会に参加するために来日していた同国のデギンドス経済相

      は、「数週間以内に決断を下す」と述べていますが同時に、支援

      要請と引き換えに課せられる条件について「スペイン経済に好

      ましい内容にならなければならない」とも語っています。

      21日の日曜日には州選挙があり、その結果を見てから判断する

      のではないかと見られています。

      州選挙で与党が負けるようだと、国民は緊縮財政に「ノー」を突き

      つけたことになり、EUなどへの支援要請を踏みとどめることになる

      かも知れません。

      週明けの本日も値動きは限定的と思われ、依然動きにくい展開が

      予想されます。

      ドル円は78円10-60銭程度のレンジを予想し、ユーロドルは欧

      州市場が開き、債権価格の動きなどを睨みながらの展開になろうか

      と思います。

      18日の中国のGDPが大きなヤマ場になると予想します。

ドル77円台では底堅く推移 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • アジア時間に78円台を割り込んだドル円は、欧州時間に入ると

    M&A絡みのドル買い観測や、前原金融相の発言などから急速にドル買い

    円売りが加速。NY市場では失業保険申請件数が予想よりも大幅に減少して

    いたことを手掛かりに78円59銭まで円安が進む。

  • ユーロドルもアジア時間の1.2820近辺を底値に反発。

    ユーロ円の買いも相場を押し上げ1.29台半ばまで上昇する。

    イタリアの国債入札が好調だったことや、スペインの支援要請が近い

    との観測が背景。

  • 株式市場は朝方は前日比上昇していたものの反発力は弱く、

    引けはマイナスとなる。ダウは4日続落し、ナスダックは5日続落。

  • 債券相場は続伸。30年債の入札が好調だったことから長期債も

    買いが優勢だった。

  • 金、原油はともに反発。

  • 8月貿易収支 → 442億ドルの赤字

  • 新規失業保険申請件数 → 33.9万件



    本日の注目イベント



    • 日   9月マネーストック

    • 欧   ユーロ圏8月鉱工業生産

    • 米   9月生産者物価指数

    • 米   10月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

    • 米   4-6月決算 → JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ

    • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演


      ドル円は昨日の東京時間では77円94銭まで下落し、10日ぶりの

      77円台への突入でしたが、夜7時半ごろに伝わったニュースでセ

      ンチメントが一変しました。

      ソフトバンクが米3位の携帯会社を買収することに伴い、もし実現

      すれば1兆円以上の「ドル買い円売り」が発生するとの観測からド

      ルが上昇。

      ドル円は78円前後から78円40銭辺りまで反発し、NYでは78円

      59銭までドル買いが進みました。

      ドル買い戻しの背景にはソフトバンクによるM&Aの話だけではな

      く、前原金融相が「市場介入は日本単独でも行える」と発言したこ

      とも作用したようです。

      この影響で、一時77円台後半まで下落し、NYではもう一段の円

      高ドル安を期待していた向きの「ドル買い戻し」を誘ったようです。

      その意味では絶妙のタイミングではなかったかと思いますが、M

      &Aの案件はまだ交渉の段階で、実需として市場に持ちこまれる

      のは先の話です。

      77円台では介入警戒感がある一方、79円台はドル売り意欲も強

      く、「78円台が居心地がいい」といったコメントを以前にも書きました

      が、先週末の米失業率の改善にも79円台乗せは見られず、世界

      景気の低迷からリスク回避の円買いで77円台に入ってもすぐに押

      し戻される展開を見ると、正に78円台半ばが心地いい水準のように

      も受け取れます。

      政府・日銀としては78円台で推移している間は、ドル売り材料に反

      応すると76-77円台まで円高が進むリスクがあるため「できれば8

      0円台より円安水準」を望みたいところでしょうが、足元では80円台

      は現在の値幅の1円~1円50銭以上に遠いという印象が拭えません。

      昨日のG7では特にこれといった特筆すべき成果はでていなかったよ

      うです。

      共同声明の発表も見送られ、日本側からは円高が日本経済に悪影

      響を与えるとの説明を行った模様ですが、特に議論もなかったと報じ

      られています。

      為替介入に関して日本の立場を説明し、参加国に理解を求めるとし

      ていた「為替問題」は、過度の変動には適切に協力することを確認

      し合っただけに留まり、日本側は「特に異論はなかった」と説明して

      いますが、要は各国から「興味を示されなかった」ということのようです。

      日本からは城島財務相が出席しましたが、今回が初めての国際会議

      への参加であったため、「顔見せ」だった一面もありそうです。

      ドル円は77-79円でレンジを抜けそうもありません。

      またユーロドルも1.28-1.32で、明確なトレンドは見つけにくい状

      況です。

      ドル円については、しばらくは米経済指標の結果で上下する株価と

      金利水準の動向に注目するしかありません。

      ユーロドルは、やはりスペインがいつ支援要請に踏み切るかが最大

      の関心事です。

      今朝の経済紙一面はソフトバンクのM&Aの記事をトップで報じて

      います。

      ソフトバンクは2006年に携帯電話事業に参入し、今や破竹の勢い

      で伸びています。

      経済環境が目まぐるしく変化するこの時代、伸びている会社のキー

      ワードは「カリスマ経営者」です。時には「独裁者」と言われることも

      ありますが、経営判断のスピードがサラリーマン社長に比べ、

      極端に早いことと、リスクを取るという点がポイントのような気がします。

      ソフトバンク以外にも、ファーストリテイリング、日本電産、楽天など

      がいい例で、勢いがあります。

      円高を利用して積極的に海外に打って出るという点も共通しています。

      「がんばろう日本」

      良い週末を・・・・。

ドル円、リスクオフの円高圧力続く 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は前日同様値幅が少なく小動き。米長期金利の低下を材料に

    78円12銭まで下落するも勢いはなく、78円15-20銭で取引を終える。

  • ユーロドルも材料難から値動きは限定的。1.29台前半まで

    買われたものの、格付け会社S&Pがスペインを2段階格下げしたことで

    1.2871まで下落。

  • 株式市場は大幅に続落。米企業決算の悪化懸念からダウは128ドル

    下落し1万3300ドル台に。

  • 債券相場は続伸。株価の大幅下落に加え、10年債入札が好調だった

    ことから、10年債利回りは1.7%台を割り込む。

  • 金は前日とほぼ変わらず。原油は前日の大幅上昇の反動から1ドルを超える

    下げに。

    本日の注目イベント


    • 豪   豪9月雇用統計

    • 日   G7財務相・中央銀行総裁会議(東京)

    • 日   日銀金融決定会合議事録(9/18,19日分)

    • 日   ショイブレ・独財務相記者会見(日本記者クラブ)

    • 日   イエレン・FRB副議長講演(東京)

    • 独   独9月消費者物価指数(改定値)

    • 欧   ECB月例報告

    • 欧   ファンロンパイ・EU大統領、バローゾ欧州委員長講演

    • 米   8月貿易収支

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演

    • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

    • 米   ラスキン・FRB理事講演

      昨日の海外市場では「材料難」から、ドル円だけではなくさすが

      のユーロドルも値動きが止まり、値幅は限定的でした。

      それでも全般的には円の上昇(円高)圧力の方が優勢で、クロス

      円は全体的に下落しています。ユーロ円は一旦101円台に乗せ

      る場面もありましたが、そこから急降下し、今朝方には100円30銭

      前後まで円高が進んでいます。

      NY市場では地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表があった

      ことから為替への影響も期待しましたが、今回は特にサプライズは

      なかったようです。

      ベージュブックでは「個人消費は前回の報告以来、全般的に横ば

      いから若干上向いたと報告された」と記され、製造業の状況は「まち

      まちながら、やや改善された」と指摘されるに留まっています。

      11月6日の米大統領選まで1ヵ月を切ってきました。

      報道ではロムニー候補の支持率が伸び、一部の調査ではオバマ氏

      の支持率を上回っているとの報道もあります。

      どちらが勝つにしても「僅差」の勝利になりそうですが、為替市場への

      影響はどうでしょうか・・・。

      ロムニー氏、つまり共和党が勝てば「ドル安」との見方が優勢の様です

      が、短期的にはその可能性がありますが、もう少し長い目で見えば「ド

      ル高」に繋がるのではないかと予想しています。

      これまでのオバマ大統領の「政策の失敗」を見てきたロムニー氏として

      は、オバマ氏とは異なったことを行えばいいわけで「期待が先行」する

      可能性があります。

      ロムニー氏は第一回テレビ討論会では、もし大統領に選ばれたら「4

      年間で1200万人の新規雇用を創出する」と宣言していました。

      4年間で1200万人ということは、毎年300万人の雇用増で、月に直

      せば25万人ということになります。

      「月25万人の雇用増加」は今年の1月の雇用統計で見られ、その時

      には「FRBは年内にも出口戦略を検討する」といった見方が台頭する

      ほど米景気の拡大期待が高まった時でした。

      その後の状況はご存知の通りですが、仮にこの状況が続けば、FRB

      がゼロ金利政策を解除する「基準」にも合致し、大幅なドル高になるも

      のと予想されます。

      もっとも、ロムニー氏はどのようにしてこの壮大な「マニフェスト」を実

      現して行くのか、具体的な方法を示す必要があります。

      また同氏はその際、バーナンキ議長の再任はないとも言明しています。

      このように、ロムニー氏に対する「何かやってくれる」という期待は先行し

      易いと思われます。

      一方オバマ氏は、討論会でも見られたように弁舌に切れ味はなく、終

      始劣勢にたたされていたような印象です。

      2008年9月の「リーマンショック」の直後だったことは不運でしたが、米

      国人の不満は根強いようにも思えます。先日のNYからのリポートには、

      米大手証券のゴールドマン・サックスは、4年前の社員の献金はオバマ

      大統領に100万ドルを超える金額を献金したが、今年はロムニー氏に対

      する献金額がオバマ氏の額を大きく上回っている、と報じていました。

      「機を見るに敏」な米大手証券は、既に次期大統領はロムニー氏と読ん

      でいるのかもしれません。

      ドル円は連日NYで78円15銭、78円12銭と、78円台割れを試してい

      るようですが、77円台は示現していません。

      世界景気の鈍化傾向が鮮明になり、特に中国の景気は一段と悪化す

      るのではないかとの見方が強まっています。

      加えて欧州の今年の経済成長率はマイナスと予想されています。

      比較的好調とみられている米国も「財政の崖」問題で、不透明感はぬ

      ぐい切れません。

      世界的に景気を引っ張るけん引役がいない中、「リスクオフ」の流れが

      主流となれば円に資金が集まり易くなり、緩やかな円高が進む可能性

      もでてきます。

      NY株式市場もやや調整モードに入りそうです。

      とっくに「調整モード」が続いている日本の株式市場ですが、本日も下

      落が見込まれています。

      「株安」に加え、急激な「円高」が起これば、市場介入を行う舞台が揃

      ってくると思われますが、いつものように過度な期待は禁物です。

      本日、東京で「G7」が開催されます。

ユーロドル1週間ぶりに1.28台に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は78円台前半で動かず。積極的に仕掛ける向きもなく、

    値幅も20銭以内と閑散。

  • ユーロドルは大幅に下落。スペイン国債の利回り上昇から約1週間ぶりに

    1.28台半ばまでユーロ安が進む。

  • 株式市場は大幅に続落。IMFが世界経済の見通しを引き下げたことを

    嫌気し、ダウは110ドルを超える下落を見せる。

  • 債券相場は続伸。リスクオフの状況が進んだことで、安全資産の債権に

    対する需要が拡大。10年債利回りは小幅に低下し1.71%台に。

  • 金は続落し、原油はシリア情勢の緊迫から急反発し92ドル台に。


    本日の注目イベント


    • 豪   豪 10月ウエストパック消費者信頼感

    • 日   イエレン・FRB副議長講演(東京)

    • 日   イワイエ・仏中銀総裁講演(東京)

    • 欧   イタリア短期債入札

    • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)

    • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

    • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演

    • 米   タロール・FRB理事講演

      ユーロドルが10月1日以来となる1.28台半ばまで下落してきました。

      これといった明確な売り材料には乏しかったものの、スペイン国債の

      利回りが6%台に乗せたことや株式市場の大幅下落で「リスクオフ」

      が強まり、円と、ドルが買われた結果かと思われます。

      メルケル・独首相はギリシャを訪れ、サマラス首相と会談を行い、今

      後の財政削減問題を話し合った模様です。

      会談後の記者会見では、「ギリシャはユーロ圏に留まってほしい」と

      表明した上で、「多くのことが達成されたが、なさねばならないことも

      多く残っている」と記者団に語っています。

      ドラギ・ECB総裁も、欧州からの支援継続に向け十分な改革を実践

      しようとする政府の努力が「感じ取れた」と述べるとともに「一段の措

      置が必要なことも明白だ」と、ブリュッセルの欧州議会で証言していま

      す。

      また、この日首都アテネでは緊縮財政を支持するメルケル首相の訪

      問に反対するデモも行われ、一部が暴徒化したと伝えらえています。

      NYでは1.2859まで下落したユーロドルですが、下値のメドは10

      月1日に記録した1.2803前後と、その前に位置する200日線(4時

      間足)の1.2827ということになります。

      特に1.28台は9月11日以来約1ヵ月間割り込んでいないことから、

      1.28台を切ると、ユーロドルの下落傾向が鮮明になるかと思われま

      す。ユーロ圏では9月にECBが支援要請を条件に国債を「無制限」

      で購入するという政策を発表し、ユーロは大きく値を戻しましたが、結

      局それはショート筋の買い戻しを誘っただけで、市場参加者が本格

      的にユーロを新規で買ったわけではありません。

      そして、今週には安全網であるESM(欧州安定メカニズム)が正式

      に発足したわけですが、これで欧州危機拡大を防ぐ環境は整ったと

      いうことになります。

      今後はギリシャでは一層の財政再建を達成するための行程表を示

      すことが必要で、スペインでは早期に支援要請に踏み切ることが求

      められます。

      上記、メルケル首相の言葉も、ドラギ総裁の発言も「既にボールはそ

      ちらに投げてあるよ」と言っています。

      ドラギ総裁は欧州議会の証言で最後に、「ECBの国債購入(OMT)

      は理論上、無制限だが無条件ではない。

      ECBは対象国が厳密な経済調整プログラムを遵守する場合に限り

      OMTを実施する」と釘をさしています。

      ユーロドルと同様ユーロ円も100円台半ばまでユーロ安が進んだこ

      とから、今後本格的に下落パターンに入るかどうかの分岐点にいるよ

      うに思います。

      ドル円自体は大きな値動きがないため、ユーロドルの値動きがユー

      ロ円の値位置を決めていると言えることから、ユーロ円の動きを予想

      することは即ち、ユーロドルの動きを予想することと同じと考えられます。

      注意したいのは、世界景気の後退で円やドルに資金が集まり易い状

      況だと言う点です。

      欧州や中国の景気が一段と落ち込むようだと「リスクオフ」がさらに進

      み、円買いが加速する可能性があります。今後の世界景気の動向に

      も目を向ける必要があります。

ユーロ円102円台から下落 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • コロンバスデーで債券市場などが休場だったため、為替市場

    でも参加者が少なく値動きは限定的。ドル円は先週末の78円台

    後半から78円台前半まで下落。中国や欧州景気に対する懸念から

    ユーロとドルが売られ、円買いが強まった。

  • ユーロドルは先週末には1.30台後半まで上昇したものの、

    ドイツの鉱工業生産が悪化していたことを材料にユーロ売りが加速。

    NYでは1.29台半ばまで下落。ESMが正式に発足したことによる

    影響は無かった。

  • IMFは今年の世界経済成長率を、7月時点での予想3.5%から

    3.3%に下方修正。

  • 株式市場は小幅に反落。欧州会合開催で投資家が慎重姿勢だった上、

    アップルの株価が下落したことが響き、ダウは26ドル安で引ける。

  • 金と原油はともに続落。原油価格は再び90ドル代を割り込む。


    本日の注目イベント


    • 豪   ロウ・RBA副総裁講演

    • 日   8月国際収支

    • 日   9月景気ウォッチャー調査

    • 日   IMF・世銀総会(東京)

    • 欧   イタリア 4-6月財政赤字の対GDP比

    • 欧   EU財務相会合

    • 欧   仏・スペイン首脳会談

    • 英   英8月鉱工業生産

    • 英   英8月貿易収支

    • 加   カナダ9月住宅着工件数


      先週末の雇用統計では非農業部門雇用者数は、ほぼ市場予想

      通りの11.4万人だったものの、失業率が大幅に改善し7.8%と、

      3年8ヵ月ぶりに7%台に低下しました。この結果を受けドル円は7

      8円88銭までドル高円安が進んだものの79円台には至っていません。

      しかし日本が休日だった昨日のアジア市場では再びドルとユーロが

      売られる展開となり、ドル円は78円台前半まで、ユーロドルも1.29

      台半ばまで下落しています。欧州ではESM(欧州安定メカニズム)

      が遅くれながらも正式に発足し、欧州危機収束への「足固め」ができた

      と思われますが、市場は欧州の今後の景気に懐疑的です。

      日本では中韓との領土問題や、それに伴う輸出の減少が懸念され、

      本日の国際収支が注目されます。また、日本の景気見通しも下方修

      正され、今月末の「展望リポート」発表時には、さらなる「追加緩和」

      の可能性も取り沙汰されるなど、「円安材料」も無いわけではありません。

      それでも昨日の動きなどを見る限り、円が一方的に売られる地合いで

      はなく、足元では79円台では円買いドル売り意欲も強いようです。

      一方77円台前半では依然として政府・日銀による介入警戒感が強く、

      円が一気に買われる状況でもなく、「動きにくい」展開が予想されます。

      本日から東京・有楽町の国際フォーラムで開催されるIMF総会で、

      城島新財務相が「円高問題」をどのように説明し、理解が得られるの

      かも今後の介入を予想する上で重要です。

      米国では大統領選に対する不透明感や、来年早々に懸念される「財

      政の崖」問題もあり、失業率の改善が見られたとしても、手放しでドル

      を買う状況ではありません。

      また、欧州では5000億ユーロ(約50兆円)規模のESM(欧州安定メ

      カニズム)が正式に発足し、昨日開催されたユーロ圏財務相会合でユ

      ンケル議長は「ESMの創設は参加国政府の戦略の信頼性を高め、

      将来の危機に適切に対応するためのはるかに優れた道具をユーロ圏

      に与えるものだ」とのコメントを発表していますが、ユーロ高には繋がっ

      ていません。

      この制度を最も早く使いそうなのはスペインですが、ユンケル議長は、

      同国が救済要請の瀬戸際にあるわけではないと強調しており、スペイ

      ンも依然として支援要請を行うべきかどうか、ぎりぎりまで判断を保留し

      ています。

      この日もスペインの長期債の利回りは低下(価格は上昇)していること

      から、自力で資金調達ができる可能性もあり支援要請で厳しい財政目

      標を与えられることを避けたいとの考えが、判断を躊躇させているものと

      見られます。

      米雇用統計が終わり、欧州でもユーロ圏財務相会合が終了し、ESMが

      発足したことで、今後は材料不足の感が否めません。

      スペインが支援要請を行うかどうかは相場変動要因の一つですが、いつ

      判断を下すか分かりません。

      ドル円もしばらくは77円50銭ー78円50銭の狭いレンジで推移しそうです。

ユーロ円2週間ぶりに102円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は昨日の昼過ぎに海外からのドル買い円売りで78円68銭まで

    円安が進み、その後は78円台半ばでもみ合う。ユーロ高ドル安が進んだ

    影響で下げる場面があったものの、78円台前半を抜けず、78円50銭近辺で

    引ける。

  • ユーロドルは大幅に反発。ドラギ・ECB総裁が、条件次第ではユーロ

    導入国の国債購入を開始する用意があると発言したことに反応し、1.3032

    までユーロ高が進む。ユーロは対円でも上昇し約2週間ぶりに102円台に乗せる。

  • 株式市場は続伸。経済指標の好転や、ドラギ総裁の発言を好感し、ダウは80

    ドル高と、1万3500ドル台を回復。

  • 株高から債券市場は反落。欧州危機が後退するとの見方もあり、債券は売りもの

    優勢の展開となり10年債利回りは1.67%台に上昇。

  • 為替市場でドル安が進んだこともあり、金は大幅に上昇し約11ヵ月振りに

    1800ドル台に迫る水準まで急騰。

  • 原油価格も大幅な上昇を見せ、前日の下落分を回復し91ドル台に。

  • 新規失業保険申請件数 → 36.7万件


    本日の注目イベント


    • 日   8月景気動向指数

    • 日   日銀金融政策決定会合

    • 日   白川・日銀総裁記者会見

    • 欧   メルケル・独首相講演

    • 米   9月雇用統計

    • 米   8月消費者信用残高

    • 米   デューク・FRB理事講演

    • 加   カナダ9月失業率

    • 加   カナダ8月住宅建設許可


      ユーロが主要通貨に対して続伸し、対円では2週間振りに102円台

      前半までユーロ高が進みました。

      「ドラギマジック」は依然効果絶大のようです。

      予定されていた記者会見でどのような発言をするか注目されていた

      ドラギ・ECB総裁でしたが、「全ての前提条件が整い次第、ECBは

      国債購入プログラム(OMT)を開始する用意がある」と語ったことで

      ユーロ買い戻しに拍車をかけました。

      同総裁はまた、国債購入計画は「ここ数週間にわたり緊張を和らげ

      るのに役立ってきた」とした上で、決定権は「今は本当に、政府の手

      の中にある」とも述べています。

      直接国名を挙げたわけではありませんが、あきらかにスペインを意識

      した発言かと思われ、ボールは既にスペインにあり、後は同国政府

      がどのような判断を下すかにかかっています。

      ドイツを始めユーロ圏各国はスペインの支援申請に柔軟な態度を見

      せていることから、スペインがどのタイミングで申請に踏み切るかが焦

      点になります。

      早ければ来週8日に開催されるESM理事会あたりで支援要請をす

      るのではとの見方がありますが、州選挙のある今月下旬に選挙結果

      を見極めてから支援に踏み切るのでないかとの見方が有力です。

      昨日のユーロドルは1.3032まで続伸しましたが、節目の1.30を

      抜けたことでストップロスのユーロ買いも巻き込んだものと思われます。

      ただ、今回の反発局面をフィボナッチ・リトレースメントで確認すると、

      ほぼ計算通りの動きであったことが分かります。

      今回の下落の始まりは9月17日の1.3172から始まっており、底値

      を付けたのが今週月曜日の1.2804です。

      こここから反発して、半値戻しの1.2988を超えたことから、下落分

      の368ポイント(1.3172-1.2084)の61.8%にあたる1.3031

      が次のターゲットとして導き出され、昨日の高値もほぼ同水準で上

      げ止まっています。

      この水準が抜ければ76.4%にあたる、1.3085という数字が計算

      されます。

      それでもユーロについてはスペイン国債の格下げ観測がある中、下

      落リスクも無いわけではありません。

      しばらくはどこまで上値があるかを試す展開かと思いますが、9月17

      日の1.3172は明らかに「ダブルトップ」を形成しており、今後の欧州

      景気の先行きを考えると、スペインが支援要請を行ったとしても昨年5

      月の1.4340からの長期のトレンドラインにあたる、1.3242辺りは抜

      けきれないと予想しています。

      ドル円は昨日の午後から「ドル高円安」傾向です。

      特に円を売る大きな材料はありませんが、敢えて幾つか列挙してみると・・・・。

      昨日の第1回米大統領選テレビ討論ではロムニー候補が優勢のようでした。

      ロムニー氏は、オバマ大統領の経済政策の失敗を挙げ、もし自分が当

      選したら4年間で1200万人の新たな雇用を創出するとぶち上げていました。

      今後現職のオバマ氏の敗戦が濃厚になれば円売り材料に働くのではな

      いかと思われます。

      また、本日の日銀決定会合に前原経済相が参加することになりました。

      これですぐに日銀がさらなる「追加緩和」を行うことはないにしても、前原氏

      は日銀に対して積極的に「追加緩和」を働きかけていくと公言しています。

      日銀はこれまで以上に「身近に」に圧力を受けることになり、円安要因と言

      えます。

      さらに来週の「G7」で、城島財務相はいざと言う時の市場介入に対する理

      解を参加各国に求めると発言しております。

      領土問題に絡んで、中国や韓国で日本製品の不買運動も円安要因です。

      米国の雇用が依然回復していない現状ではドルの上値が重く、極端なドル

      高円安は考えにくいのも事実ですが、

      ゆっくりと周りの情勢が変化していることも頭の片隅に入れておきたいと思い

      ます。

      赤い彼岸花が目に付くようになり、ようやくしのぎやすい季節になってきました。

      3連休はまずまずの天候のようです。

      良い週末を・・・・。

ADP雇用者数を受けドル円78円半ばへ 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ADP雇用者数が市場予想を超えたことや、サービス部門の景況感が

    改善したことを背景にドルが主要通貨に対して上昇。ドル円は節目の

    78円半ばを抜け、78円58銭までドル高が進む。78円30銭を

    抜けた辺りからドル買いが加速し、2週間ぶりのドル高水準を記録。

  • ユーロドルは方向感がなく小動き。1.29台を割り込むと買われる

    ものの、1.29台半ばにかけては上値が重い展開が続く。

    スペインの支援要請と、格付け会社による格下げ懸念が交錯し動きにくい状況。

  • 株式市場は反発。経済指標の改善を好感し買い優勢の展開になったものの、

    明日の雇用統計の結果を見極めたいとのムードから上げ幅は限定的。

    ダウは12ドル高、ナスダックは15ドル高。

  • 債券相場は小幅ながら続伸し、10年債利回りは3週間ぶりの

    低水準となる1.61%台に低下。

  • 金は続伸し直近高値に迫る。一方原油価格は中国など世界経済の

    低迷を背景に大幅に下落し、約2ヵ月振りに88ドル台に。

  • 9月ADP雇用者数 → 16.2万人

  • 9月ISM非製造業景況指数 → 55.1


    本日の注目イベント


    • 豪   豪8月小売売上高

    • 豪   豪8月住宅建設許可件数

    • 欧   スペイン長期債入札

    • 欧   ECB政策金利発表

    • 欧   ドラギ・ECB総裁記者会見

    • 英   BOE政策金利発表

    • 米   FOMC議事録(9/12、13日分)

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演


      米ADP雇用者数が市場予想を上回る16.1万人だったことや、ISM

      非製造業景況指数が今年3月以来の水準を記録するなど、ドル買い

      材料に反応しドル円は節目の78円50銭を超えてきました。

      一方ユーロドルではドル高が思ったより進まず、1.29台前半で一進

      一退です。ユーロはスペインの支援申請観測が根強いものの、ムー

      ディーズによる同国の格下げ懸念もあり動きにくい状況と思われます。

      ドル円ではやや円安が進み、ユーロドルではユーロが堅調だったため、

      ユーロ円は101円台半ばまで「ユーロ高円安」が進む結果となってい

      ます。

      良好な米経済指標に株価が上昇し、ドルが買われる展開でしたが、

      一方で米長期金利はわずかですが低下し、ドル安要因でした。各金

      融市場がそれぞれ独自の動きをした様な昨日のNY市場です。

      9月のADP雇用者数は事前予想の14万人増に対して16.1万人の

      増加でした。

      この結果を受けドル円は78円30銭を抜け一時78円58銭まで上昇し、

      明日の雇用統計の内容にも俄然強気の見方が台頭しています。

      このように書くと、先月6日の「8月ADP雇用者数」の場面とよく似てい

      るのが分かります。

      この時は78円半ばで推移していたドル円が、ADP雇用者数が20万

      人を超えていたことから79円台までドル高が進みました。

      翌日発表の「雇用統計も上振れる」との見方が優勢となったわけですが、

      実際発表された非農業部門雇用数は10万人を割り込んでおり、一転し

      てドルが売られました。

      この直後に付けた77円13銭は、今でも直近の最も円高水準として意識

      されています。

      今月も「ADP雇用者数」発表後の反応までは先月と同様の展開です。

      明日の雇用統計まで同様の結果だとすればドルが再び売られる展開が

      予想されますが、反対に予想を上回れば約1ヵ月ぶりの79円台が見え

      てくるものと思われます。

      ドル円は今週月曜に、77円44銭を記録してからは徐々にドル高が進ん

      でいます。

      一方ドル円の動きと相関関係が強い米長期金利は低下傾向を示してお

      り、ここからの視点で見れば「逆行」していると言えます。

      あらゆる情報を凝縮して示しているチャートでは、既に4時間足までの短

      い足では「ドル上昇」を示唆しており、8時間足では「200日移動平均線」

      の上抜けを試している状況です。

      「MACD]もゼロの軸を上回っていることから、上記200日線を明確に上

      抜けすれば8時間足でもドル上昇を示唆しそうです。

      このように、テクニカルではドル高が進みそうですが、米長期金利の水準

      から見るとドル下落の可能性が高い足元のドル円ですが、全ては明日の

      「雇用統計」次第です。

      ドル円の水準が円高方向に修正されて行くのか、あるいは米長期金利

      が急騰してドル円の水準に追いついて行くのか注目して行きたいと思

      います。

      中国や欧州では景気後退が鮮明なことから、世界的に見れば「リスクオ

      ン」の状況からは程遠いと考えられます。

      今朝の経済紙にもありましたが、世界の景気をけん引する「軸となる国」

      が存在しません。

      豪ドル円は80円を割り込んでからやや下落が止まったように見えます

      が、しばらくは上値の重い展開が続くと予想しています。

      追加利下げに加え、貿易収支の大幅悪化など「売り材料」が続いたこ

      とが背景ですが、下値のメドは9月に記録した79円66銭前後です。

      昨日の下落でも79円72銭で下げ止まったのは、この水準が意識され

      たものと思われます。

      本日も豪経済指標の発表がありますが、上記水準を割り込めば79円

      台前半までの下落も考えられそうです。

ユーロ上昇するが上値も重い 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 材料難からドル円は78円台前半を中心に小動き。

    ユーロ円が上昇したことで上値を試す場面があったものの、

    78円18銭まで円安が進み、ほぼ同水準で引ける。

  • ユーロドルは欧州時間の朝方1.28台後半まで売られた後、

    ロイター通信がスペインは来週末にも支援要請を行うと伝えたことで

    ユーロ買いが加速。1.2968までユーロ高が進んだものの、ラホイ

    スペイン首相が報道内容を否定したことから再び下落。

  • 株式市場は反落。スペインの支援要請が不透明なことから株価は

    軟調。ダウは32ドル安の1万3400ドル台で取引を終える。

  • 債券相場は3日ぶりに反落。週末の雇用統計を待つムードに

    10年債利回りは前日比小幅に上昇。

  • 金は反落。原油価格も4日ぶりに下落。


    本日の注目イベント



    • 豪   豪8月貿易収支

    • 中   中国9月非製造業PMI

    • 独   独9月サービス業PMI(確報値)

    • 欧   ユーロ圏9月サービス業PMI(確報値)

    • 欧   ユーロ圏8月小売売上高

    • 米   大統領候補による第1回討論会(デンバー)

    • 米   9月ADP雇用者数

    • 米   9月ISM非製造業景況指数




      米経済指標の発表もなく、ドル円を動かす材料に乏しいことから

      NY市場でのドル円の値幅は20銭程度と、78円台前半で膠着

      状態です。

      それでもユーロに比較的動きがあるため、ユーロ円の影響を受

      ける格好になっており、昨日はユーロ円の上昇に引っ張られる形

      でやや円売りが優勢の展開でした。

      ユーロドルは1.2968まで上昇後、再び1.2920前後まで値を

      下げています。

      焦点はスペイン情勢ですが、早ければ今週中にも支援要請を

      行うのではないかと見られている中、ロイター通信がスペインは

      来週末にも支援を要請する用意があると伝えたことからユーロは

      急伸。しかし、同国のラホイ首相はこれを否定しています。

      スペインでは失業率が過去最高水準まで悪化しており、支援を

      要請すれば国債の利回りが低下することと引き換えに、

      さらなる歳出削減など緊縮財政を余儀なくされることになるため、

      スペイン政府としても支援を仰ぐべきか、あるいは自力での資金

      調達の道を選ぶべきか、厳しい判断を迫られているようです。

      ラホイ首相の否定会見をきっかけにユーロドルは再び下落に転

      じていますが、市場ではいずれにしても支援要請は「タイミング

      の問題」で、今月中にも支援を要請する可能性が高いと見て

      いるようです。

      ユーロは足元では、スペイン国債の利回りなど「スペイン情勢」

      を中心に動いていると言っても過言ではありません。その意味で

      明日のスペイン国債入札の行方も注目されます。

      ドル円は手の出しようがありません。

      77円台がやや固まってきたようにも見えますが、これは上述のよ

      うにユーロ円の上昇に影響された結果、円売りが優勢になって

      いることが主因と思われます。

      やはり焦点は週末の雇用統計ですが、今夜には例によって前哨

      戦と目される「ADP雇用者数」が発表されます。

      事前予想は14万人の増加ですが、先月のように「ADP雇用者数」

      が事前予想を大きく上回り、その結果、「雇用統計」への期待が膨

      らみ、実際には市場予想を大きく下回ったことは記憶に新しいとこ

      ろです。

      ドル円はその直後に77円13銭まで下落し、これが直近のドルの安

      値として認識されています。

      「ADP雇用者数」の発表は今夜9時半です。

      本日も東京時間内でのドル円の動きには期待できません。

      引き続きややドル買いが優勢かと思われますが、4時間足では78

      円35-40銭水準には200日線と一目均衡表の「雲」の上限があ

      ることから、ここが超えられるかどうかを確認したいところです。

      この水準を超えることができれば、雇用統計の結果にもよりますが、

      月曜日に記録した77円44銭が当面の底値と考えられることができ

      そうです。

      もっとも、米長期金利が1.6%台前半で推移している以上、大幅な

      ドル高は考えにくいと思いますが、

      「リスクオフ」が高まり、株高債券安が進行すれば米長期金利の上

      昇もありえなくはありません。

      下値のメドは78円割れがあるかどうかといった水準でしょう。

ユーロ急反発し、対円で101円示現 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は小幅な値動きの中、ISM製造業景況指数が

    市場予想を超えていたことからドル買いが優勢となり78円台

    前半まで上昇。その後は勢いも無く78円を挟む水準で引ける。

  • ユーロドルはスペインの予算案や銀行対策を背景に、ユーロ圏の

    債務危機が後退するとの観測が強まり、はアジア市場の1.28台前半

    から1.2939まで上昇。その後は利食いの売りに押され1.28台後半

    で引けるが、ユーロは対円でも101円台に乗せる場面も。

  • 株式市場は大幅に反発したものの後味の悪い引けを見せる。製造業景況指数

    の改善を手掛かりにダウは160ドルを超す上げを見せたものの、引けでは

    78ドル高。ナスダックは小幅安と、結果はまちまち。

  • 債券相場は続伸し、10年債利回りは3週間ぶりの低水準に。

    バーナンキ議長がインフレは引き続き抑制されるとの見方を示したことが背景。

  • 金、原油は上昇。原油価格は3日続伸。

  • 9月ISM製造業景況指数 → 51.5


    本日の注目イベント


    • 豪   RBAキャッシュターゲット

    • 日   9月マネタリーベース

    • 欧   ユーロ圏8月生産者物価指数


      昨日の海外市場ではユーロが大幅に反発し、それに引っ張られる

      格好で円も売られドル円は78円台に乗せています。

      ユーロドルは朝方、1.28割れ目前まで下落したものの、1.

      28台割れは回避。

      その後はジリ高の展開が続き、NY市場では1.29台半ばまで

      ユーロ高が進み、対円で101円台に上昇する過程でドル円でも

      円売りが勝り、ドル高円安に繋がったと思われます。

      ISM製造業景況指数が好不況の分かれ目である「50」を超え

      ただけでなく、市場予想をも上回ったことでドル高円安への流れ

      は自然な動きと思われましたが、ユーロの急反発にはやや意外感

      がありました。

      9月のユーロ圏の失業率は11.4%と発表され、ユーロ発足以

      来最悪でした。さらに8月分も11.3%から11.4%に修正。

      注目のスペインに至っては25.1%で、国民四人に一人が失業

      状態です。若者の失業率は52%程度で、こちらは二人に一人が

      失業です。これではストライキが起こることも無理からぬことの

      ように思います。ギリシャの失業率も似たり寄ったりです。

      ユーロはそれでも大きく反発しましたが、やはりスペインの支援

      要請が近いとの思惑が勝ったことが背景でしょうか。

      市場では支援要請が近く、それによって欧州危機が収束に向かう

      といった予想もあるようですが、スペインの危機は銀行の不良債

      権問題と州政府の財政問題です。

      仮に、ECBが同国の国債購入を行い利回りが低下したとしても、

      危機そのものは解決しません。また、ギリシャも予定通りの財政

      規律を達成するには、さらに115億ユーロ(約1兆1600億円)

      の歳出削減が必要で、公務員給与を削減する政府案に大規模なデモ

      が起きている状況です。

      上述のように、スペイン、イタリアでは失業率が高水準であるため

      歳入の増加は見込めません。財政規律達成のためには「歳出を減ら

      すしかない」のです。

      今回の危機でスペインが支援要請を行ったとしても景気後退が足か

      せとなることから、南欧諸国が健全な「巡航速度」で安定するには

      まだまだ時間がかかります。

      ただ、それでもユーロの上昇にはついていかざる得えない部分もあり

      ます。

      為替は必ずしも理屈通りに動くものでもありません。想定外の動きを

      することがあるため、基本は「順張り」で立ち向かうことが必要です。

      昨日のNYでは1.2939までユーロ高が進みましたが、そこから

      1.28台後半まで押し戻されているため、200日線(1時間足)

      で抑えられた格好になっています。既に1週間以上この移動平均線を

      超えられずにいます。

      この水準を完全に上抜けできるかどうかに注目したと思いますが、現

      在200日線は1.2925まで下がっています。

      方向感のないドル円ですが、こちらは77円80銭辺りでサポートさ

      れていますが、逆に上値では78円15-20銭あたりが重そうです。

      米長期金利が低下傾向を見せている中、現状ではドル円が79円に向

      かう可能性は少ないと思われます。77円50銭-78円50銭での

      レンジが続き、週末の雇用統計をきっかけにどちらかをブレイクする

      展開を予想しています。昨日の野田改造内閣で経済相には前原氏が就

      任しました。

      既に、日銀による外債購入については「金融緩和を進めていくうえで

      有力な材料の一つ」と語っており、日銀に対する圧力を強めてきそう

      です。

      また新財務相の城島氏の手腕は未知数ですが、円高に対しては「断固

      たる措置を取る」と語っています。「G7」が来週11日に東京で行

      われることも正式に決まりました。

      議長国は日本であることから、仮に円高が進んでも「介入しずらい」

      のではないかとの観測もあるようですが、確かにタイミング的はいい

      とは言えません。

      今週末に米雇用統計の発表があり、来週木曜日に「G7」です。雇用

      者数の増加が市場予想を下回った場合の政府・日銀の対応が懸念され

      ます。

ドル円77円台半ばから反発 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • アジアから欧州市場にかけて77円半ばを割り込んだドル円は、

    NY市場では経済指標の悪化や株価の下落に高金利通貨が売られ

    ドルが買い戻される。ドル円でも終始円売りが継続され一時78円台を

    回復し、77円90銭前後で引ける。

  • ユーロドルは1.29台半ばまで上昇した後、ドル買いが優勢と

    なり1.28台前半まで下落。スペインが同国銀行のストレステスト

    の結果を発表し、資本不足額が593億ユーロだったことから

    ユーロ買い戻しに繋がり1.28台半ばで取引を終える。

  • 株式市場は反落。経済指標が予想を下回り、景気の先行き不安から

    ダウは48ドル安。

  • 債券相場は反発。株安や景気に対する先行き懸念から買われ、

    10年債利回りは1.63%台に低下。

  • 金は小幅に売られ、原油価格は続伸。

  • 8月個人支出 → +0.5%

  • 8月個人所得 → +0.1%

  • 8月PCE・コアデフレータ → 1.6%

  • 9月シカゴ購買部協会指数 → 49.7

  • 9月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) → 78.3


    本日の注目イベント


    • 日   9月日銀短観

    • 中   中国9月製造業PMI

    • 欧   ユーロ圏9月製造業景気指数

    • 欧   イタリア9月財政収支

    • 欧   ユーロ圏8月失業率

    • 米   9月ISM製造業景況指数

    • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演


      ドル円は先週末のアジア市場で、最初の節目と見られていた77円半ばを

      割り込み、77円44銭まで円高ドル安が進みましたが、NY市場では

      一転してドルが買い戻され78円台を回復する場面もありました。

      先週もこの欄で、下値のメドは77円台半ばで、もし割り込んだ場合は

      77円13銭が意識されると書きました。

      ただ、それでも今週の雇用統計を確認するまでは急激な円高には

      振れないのではないかと予想しましたが、米経済指標が全般的に

      軟調だった割にはドルは持ちこたえ、堅調な動きでした。


      ドル円は依然として上値の重い展開を予想します。

      シカゴ購買部協会が先週末に発表した景気指数は「49.7」と、

      今年初めて好不況の分かれ目である「50」を割り込みました。

      先月のFOMCで追加緩和を決めた後の記者会見でバーナンキ議長は、

      「必要ならさらなる緩和もある」と述べていましたが、今後米経済指標の

      悪化が続くと市場は再び「追加緩和」を織り込む動きになる可能性が

      あります。

      その意味で、今週末に発表される「9月の雇用統計」が今から注目

      されます。


      上述のように、ドル円は77円半ばを割り込んだ水準で一旦サポート

      されました。

      今後の展開は米「雇用統計」の結果と、日銀の決定会合での判断が

      相場を左右しそうですが、決定会合での判断材料の一つになるのが、

      本日発表の「日銀短観」です。

      事前予想では、大企業・製造業DIは「-4」と、前回よりも

      悪化しているとの見方ですが、さらに悪化しているようだと、日銀は

      さらなる「追加緩和」を検討するとの見方から円安方向に振れることも

      考えられます。


      上値のメドは、先ずは78円03銭で、ここには「1時間足」の

      200日移動平均線があります。

      先週末のNYでの高値も、この移動平均線を上抜けしそうに

      見えましたが完全には抜けていません。

      また、さらに上の水準では78円15-30銭前後に200日移動平均線と

      「雲」があり、この水準を明確に抜ければ、テクニカル的には上昇モードに

      入ると見られそうです。


      ユーロドルは1.28台前半から1.29台半ばでもみ合いを続けていますが、

      やはり焦点はスペインが支援要請に踏み切るかどうかという点です。

      先週末同国の銀行のストレステストの結果を発表しましたが、資本

      不足額は予想より少なく、ユーロ買い戻しに繋がる場面がありました。

      この結果を受けスペイン政府は今週にも支援要請を行うとの見方もあります。

      支援要請を行ったとしても、同国銀行の不良債権問題と州政府の財政問題が

      すぐに解決するものでもありませんが、市場はひとまず好感してユーロ買い

      で反応しそうです。

      その際に1.30台を回復できるかどうかも焦点になりそうです。

      ユーロ危機は間もなく4年目になります。

      ECBが支援要請を条件にスペイン国債購入を決めたことで一旦危機は去った

      感もありますが、ユーロ相場を見る限り「まだ小康状態」と言えます。

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。