fc2ブログ

月別アーカイブ

 2012年10月 

ドル円明確に80円台乗せ 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 昨日の東京市場の午後、80円台に乗せたドル円はその後も

    追加緩和期待から円がじり安に。海外市場では耐久財受注など

    経済指標の改善を手掛かりに80円34銭までドル高円安が進み、

    約4ヵ月振りの水準を記録。

  • ドル高が進んだことからユーロドルでもユーロ安が進行。

    スペイン国債が売られ利回りが上昇したことなどもあり、

    ユーロドルは1.30台前半から1.29台前半まで約100ポイント

    下落。ユーロ円の上昇に伴い1.30台に乗せたものの上値が徐々に

    切り下がる展開に。

  • 株価は反発。失業保険申請件数などの好材料に朝方は大幅に反発して

    始まったが、「財政の崖」問題など先行きの不透明感を払拭できず

    上げ幅は限定的。ダウは26ドル高の1万3100ドル台を回復。

  • 好調な経済指標を背景に債券価格は下落し利回りは小幅に上昇。

  • 金、原油はともに反発。

  • 9月耐久財受注 → +9.9%

  • 新規失業保険申請件数 → 36.9万件

  • 9月中古住宅販売成約指数 → +0.3%


    本日の注目イベント


    • 日   9月消費者物価指数

    • 独   独11月GFK消費者信頼感調査

    • 欧   プラード・ECB理事講演

    • 米   10月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)

    • 米   7-9月GDP(速報値)


      ドル円は今週23日の朝方、約3ヵ月振りに80円台に乗せ、80円01銭

      という「微妙な80円台」を示現しました

      その後は調整局面が続いていましたが、昨日の東京市場の午後からは

      再び上昇に転じ、「明確な80円台乗せ」を見せています。

      80円台に乗せるにはもう少し時間が必要だと指摘しまてきましたが、80

      円台前半の実需のドル売りをこなし緩やかですが、着実にドルが上昇階

      段を登り始めています。

      昨日のNYでは耐久財受注の指標発表後に80円33銭辺りまで上昇し、

      その後は住宅関連指標が市場予想を下回ったことを手掛かりに利食いの

      ドル売りも持ちこまれ、一旦は80円を割り込む場面もありましたが、そこか

      ら再び切り返し、今朝7時前には80円38銭までドル高が進んでいます。

      これで79円台はほぼ底固めしたのではないかと見られます。

      ドルのショートカバーも旺盛に持ちこまれたものと思われ、来週の日銀政

      策会合を「先取り」した感はありますが、米経済指標の好転が後押しして

      いることも事実です。

      連日指摘しているように、「週足」の120日線が80円40銭にあるため、こ

      こからもう一段上昇できるかどうかが正念場です。

      80円50銭という、切りの良いレートには当然輸出のドル売りも控えています。

      また、その上には6月25日に付けた直近のドル高値である80円63銭もあり

      意識されそうです。そして「週足」の雲の上限は81円ちょうどにあり抵抗が

      予想されます。

      ここを上抜けできれば、少なくとも「週足」チャートでは重要な節目は見られ

      ません。

      81円半ばから上に少し抵抗しそうな水準もありますが、それほど強いものと

      も思えません。

      ここまで順調に上昇してきたドル円ですが、上述のように来週30日の「追加

      緩和」を織り込み過ぎている可能性もあります。

      日経新聞は資産購入基金の増額規模を「10兆円を軸に検討」と報じていま

      す。

      他のメディアでは既にその額が20兆円と報じられたこともあり、仮に10兆円

      で決まった場合ドル円はどのように反応するのかも意識する必要があります。

      個人的には仮に10兆円であれば「ニュートラル」ではないかと思います。

      そもそも20兆円では「アグレッシブ」過ぎると思われ、5兆円では「またか」と

      の印象があるからです。

      その場合、注目されるのは白川総裁のコメントです。

      「追加緩和の手綱は緩めない」という意志と、「1%のインフレを何としても達

      成する」といった言葉で市場を納得させられるかどうかにかかっています。

      市場が失望した場合にどこまでドル売りが進むかも焦点です。

      市場が好感した場合のドル上昇はある程度限定的ではないかと思います。

      「BUY on Rumor Sell on News 」という事態にならなければいいと

      思いますが・・・。

      80円台半ばからのドル買いにはやや慎重さも必要です。

      本日は21時半に米7-9月GDPが発表されます。

      事前予想は1.8%と、前期の1.3%から好転すると見られていますが、

      このところの好調な経済指標を背景に上振れる可能性もあります。

      特に住宅市場の改善がGDPを押し上げていることも予想されます。

      本日の予想レンジは80円~80円60銭と見ております。

      東京江東区若洲にある新名所「東京ゲートブリッジ」。

      橋の形が奇抜で人気がありますが、昼間より夜の方が断然お勧めです。

      橋の欄干や骨組みがブルーと白でライトアップされ、浮かびあがる姿は

      なかなかのものです。

      ちょうど、恐竜が2頭向かい合っている様に見え、別名「恐竜橋」と呼ば

      れているのが理解できます。

      一度見物されてはどうでしょう。

      空気が澄むこれからが最適です。

      良い週末を・・・・。

スポンサーサイト



このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。