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 2013年01月 

ドル円一気に87円台後半に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 87円台前半まで上昇したことで利益確定のドル売りに押されて

    86円台後半まで下落したドル円は、12月のFOMC議事録で量的緩和策の

    見直しが早まる可能性を示したことで再びドル買いが活発となり、87円35銭まで

    ドル高円安が進み、ほぼ同水準で引ける。

  • ドル高の流れに押され、ユーロドルも下落。1.31台前半から1.30台半ば

    までユーロが売られ、約3週間ぶりのドル高水準を記録。

  • 株式市場は前日の急騰から一服。利益確定の売りが先行するも底堅い動きが

    続き下落幅は限定的。ダウは前日比21ドル安と小幅安に留まる。

  • FOMC議事録で「出口戦略」が予想外に早まるのではとの観測から、債券相場は

    大幅に下落。10年債利回りは約8ヵ月振りとなる1.91%台まで上昇。

  • 金、原油も前日の大幅高から利益確定の売りに押され小幅に下落。

  • 12月ADP雇用者数 → +21.5万人

  • 新規失業保険申請件数 → 37.2万件


    本日の注目イベント


    • 中   中国12月HSBCサービス業PMI

    • 独   独12月サービス業PMI(改定値)

    • 欧   ユーロ圏12月総合景気指数(改訂値)

    • 欧   ユーロ圏12月サービス業PMI(改定値)

    • 欧   ユーロ圏12月消費者物価指数(速報値)

    • 米   12月雇用統計

    • 米   12月ISM非製造業景況指数

    • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演

    • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

    • 米   イエレン・FRB副議長講演




    昨年11月より円安傾向が続いていたドル円は、2日には懸念されていた

    米国「財政の崖」問題が、財政赤字削減枠の大枠がまとまらないなど

    「課題」を残しながらも議会で「合意」したことを受け、円が一段と売られる

    展開となりました。

    2日には年明け最初の市場であるオセアニアで一時87円36銭までドル

    高円安が進み、2年5ヵ月振りの円安水準を記録しています。

    また、「崖」への転落を懸念して調整が続いていたNY株式市場でもダウ

    平均株価が308ドルと急騰し、一気に1万3400ドル台まで上昇し、

    ひとまず「財政の崖」回避を好感した格好になっています。

    87円台前半まで円安が進んだドル円は、その後86円台後半まで下落

    しましたが、本日発表される米国12月の雇用統計を占う上でも重要な

    ADP雇用者数が市場予想を上回ったことから、ドルが主要通貨に対し

    て買われ、再び87円台前半まで値を戻しています。

    ドルは対ユーロでも強含み、ユーロドルは約3週間振りに1.30台半ば

    まで下落しました。

    また、ドル全面高の背景には昨日発表されたFOMC議事録で、複数

    のメンバーが「金融の安定もしくはバランスシートの規模を巡る懸念から

    、昨年よりかなり前の時点で資産購入の縮小なり停止が恐らく適切にな

    るだろう」と指摘していたことが明らかになったことも挙げられます。

    現在FRBは「失業率が6.5%を上回り、物価上昇率が2.5%を超えな

    い限りゼロ金利政策を維持して行く」

    と、明確な数値目標を示していますが、この政策変更が「2015年半ば」

    より早まる可能性が高まっていると、一部のFOMCメンバーが認識して

    いることで、今後のFOMCではさらに量的緩和の縮小が議論されること

    になりそうです。

    ドル円が今朝方には87円台半ばまでさらに円安が進んだことで、この先

    どこまで上昇するのかが焦点になっています。昨年10月半ば辺りから始

    まった今回の「円高修正局面」では、ほとんど「調整らしい調整」が観られ

    ていません。「ドルが下押しされたら買いたい」と考えていた市場参加者

    たちが、買えないままにドル高が進んだ格好になっています。

    一部の参加者がこの流れに乗り遅れまいと「それでもとにかくドルを買う」

    といった行動に出たとも考えられますが、当社の「ディールスコープ」を観

    る限り、ネットの買いポジションは過去最低水準に留まっており、今回の

    円安の流れにはうまく乗れていないことが確認されます。

    上述の様に米国では景気回復の足取りがより鮮明になっている一方、

    日本では昨年12月に発足した「安倍政権」への期待感が年が明けても

    継続されています。

    日本では「円安」予想を背景に株高が急速に進むとの見方も浮上してお

    り、これが「リスクオン」に繋がり、低金利の円を売る動きが加速しそうです。

    米国では「連邦債務上限問題」が依然解消されておらず懸念が残るもの

    の、米景気回復と安倍政権の「円高阻止」への強い姿勢を考えると、上

    下を繰り返しながらも早晩90円という「大きな節目」が見えてくるものと予想

    しています。

    東京市場は本日が今年最初の取引日になりますが、今夜には早くも12月

    の米雇用統計が発表されます。市場予想は失業率が7.3%と前回よりも

    0.1ポイント低めに見ています。

    また、非農業部門雇用者数は15万3千人の増加と、こちらは前回の14万

    6千人より増加を見込んでいます。既にドル円は87円台半ばまで上昇して

    いることから、仮に上記数字を上回るようだと、88円に届く可能性もでてき

    そうです。

    反対に結果が予想を大きく下回るようだと、これまで調整が観られなかった

    だけに、「大幅な調整」が観られるかもしれません。

    いずれしても、年明け最初の本日は大きな値動きが予想されますので注

    意が必要です。

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