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ドル91円台が定着できるか? 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 東京株式市場の一段高を受け、ドル円は欧州市場で91円41銭まで

    ドル高円安が進み、直近のドル高値を更新。NYではGDP発表直後ドルが売られ

    91円台を割り込んだものの、ADP雇用者数の結果や、FOMCの声明文などが

    支えとなり、91円台に乗せて引ける。

  • ユーロドルは連日の戻り高値を更新。ユーロ円の上昇にもけん引され、ユーロドルは

    1.3588まで上昇。ユーロ円も123円台後半まで続伸し、125円を目指す

    との見方が広がる。

  • 株価は反落。GDPが予想外のマイナスだったことで、売りが優勢な展開。ダウは

    前日比44ドル安。

  • 債券相場は変わらず。買われる場面もあったが、FOMCでの「タカ派」の意見が

    確認されたことなどで上値が重い。

  • 金は対ユーロでドルが売られたことで大幅に続伸。原油は小幅ながら3日続伸。

  • 10-12月GDP(速報値) → -0.1%

  • 1月ADP雇用者数 → 19.2万人


    本日の注目イベント


    • 日   12月鉱工業生産

    • 日   山口・日銀副総裁、経済懇談会で挨拶(長崎)

    • 独   独1月失業率

    • 独   独1月消費者物価指数

    • 欧   ユーロ圏1月消費者物価指数(速報値)

    • 欧   コンスタンシオ・ECB副総裁講演

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   12月個人所得

    • 米   12月個人支出

    • 米   PCEコア・デフレーター

    • 米   1月シカゴ購買部協会景気指数

    • 加   カナダ11月GDP




    この先円がさらに売られ、東京株式市場の株価が上昇するとの見方から、欧州市場

    ではドル円が一段と上昇し、一時91円41銭近辺まで円安が進行しました。

    日経平均株価が約2年9ヵ月振りに引け値で、1万1100円台を回復したことを受け

    「円安、株高」の「好循環」が継続するとの見方が広がっています。

    事実、新聞によれば、出遅れていた個人投資家も「株を持たないリスク」を意識し始

    め、証券会社に口座を開設する人や、昔の口座を復活させる人が急増していると報

    じられています。

    FXでも全く同様な現象が起きています。

    口座開設が急増し、FXセミナーには老若男女が押し寄せて来ている状況です。

    正に「アベノミクス効果」が大きく個人投資家を動かしたといったところです。

    今後個人投資家のすそ野が拡大し、金融市場としての東京が改めて見直される日

    がくることを期待したいと思います。

    91円を挟んだ攻防が続いているドル円は、昨日株価が大幅に上昇し高値引けした

    ことを受け、欧州市場では91円41銭までドル高円安が進行し、再び直近高値を更

    新しました。

    NYでは朝方に第3四半期GDPが発表され、予想外のマイナス成長だったことで

    91円を割り込みましたが、それでも「大崩れしない」のがこのところのドル円の動

    きです。

    その後も91円を挟み、一進一退の展開となり結局91円台前半でNYの取引を終え

    ています。

    ドル円の水準について「そろそろ8合目」に来ているのではないか、とのコメントを先

    週書きましたが、90円台をしっかり底固めをし、さらに91円台を固めつつある足元

    の動きを反映して俄然一段の円安を予想する向きが増えています。

    「100円まで」円安が進む、といった意見も多く聞かれ、円安が企業業績を押し上

    げ、それが株価の上昇につながる構図が定着しつつあります。

    株価が大崩れしないこともあり、ドル円は「一歩下がって2歩進む」展開を繰り返し

    ています。しかし、それでも時間軸で見ると、株価もドル円のスピード調整が必要と

    考えます。

    昨年10月後半以来、安倍政権の大胆な政策を感じ取り、その流れにいち早く乗った

    ヘッジファンドなどの投機筋は、このところそのポジションを買い増す動きには出て

    いないようです。

    一部はすでに利益を確保する動きに出ているところもあり、先週発表されたシカゴ

    IMMの建て玉でも確認できます。

    その利益確定の売りを吸収して上昇させているのが、上記個人投資家と長期保有

    を目的とした機関投資家との見方ができます。

    基本的な流れが変わらないと思われますが、これまでのような上昇パタ-ンは期待

    しにくいと考えます。

    昨日の米経済指標はまちまちでした。

    +1.1%の経済成長を見込んでいた第3四半期のGDPにはやや驚かされましたが、

    ADP雇用者数は市場予想を3万人程度上回る改善を示し、明日の雇用統計にも期

    待感が膨らみます。

    事前予想は16.5万人ですが、20万人前後の数字が出るとゼロ金利政策解除への

    観測が広がり、ドル高が一段と進む可能性があります。

    昨日のFOMCでは特に政策変更はありませんでしたが声明で、「家計支出と企業

    設備投資は増加し、住宅セクターでは一層の改善が示された」との見解を示してい

    ます。

    FOMCメンバーの多くは依然として景気の先行きには慎重で、さらに追加緩和を

    すべきといった意見もあるようですが、

    上記コメントからも明らかなように、今後はいわゆる「タカ派」の存在が徐々に高ま

    って行くものと思われます。

    明日の雇用統計を控えドル円は底堅い動きを見せながらも、上値を大きく抜く展開

    ではなさそうです。

    雇用統計発表前にポジション調整や、水準が水準だけに実需の売りも出易いと考

    えます。

    90円60銭~91円50銭のレンジを予想しますが、本日は月末であることにも注

    意する必要があります。

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