FC2ブログ

イタリア選挙に対する懸念で円急騰 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円はイタリア総選挙の結果に対する懸念から乱高下。

    日本の株高や日銀総裁人事を受け朝方には94円台前半で推移。

    午後にはイタリアの総選挙で緊縮財政を進める中道左派陣営の苦戦が

    伝えられると一気に円買いが加速、ドル円は一時90円台後半まで

    下落し、91円台後半に戻して引ける。

  • ユーロドルも朝方は上昇したものの、イタリア総選挙の結果に

    対する懸念が広がりユーロ売りが加速。ユーロドルは1.3047まで

    売られ、ユーロ円も一時は118円台まで下落。

  • 海外市場での株高を反映して上昇で始まったダウは午後に入ると

    イタリア総選挙の結果を懸念した売りが膨らみ、急激に値を下げ安値引け。

    ダウは216ドル安、S&P500は昨年11月以来の大幅安となる

    27ポイント安。

  • 「リスクオフ」の流れが急速に高まったことで、安全資産の債券に

    買い物が集中。10年債利回りは約1ヵ月振りに1.86%台まで低下。

  • 金は反発。原油価格は小幅安。

    本日の注目イベント


    • 米   12月ケースシラー住宅価格指数

    • 米   2月消費者信頼感指数

    • 米   1月新築住宅販売件数

    • 米   バーナンキ・FRB議長上院で証言



    イタリア総選挙の結果に対する懸念が広がり、金融市場は一晩で「リスクオン」

    から「リスクオフ」に急激に変化し、市場は混乱気味です。

    イタリア総選挙では下院で中道左派陣営が過半数を占める見通しではあるも

    のの、上院ではベルルスコーニ前首相の陣営が過半数には満たないものの他

    勢力の勝利を封じ込める十分な議席を得る可能性が高いとの見通しからイタリ

    アが再び財政危機に陥るのではとの懸念が市場を混乱させています。

    ドル円は一時91円台を割り込み、90円85銭まで円買いが進みました。一方

    ユーロドルは1.30台まで売られ、その結果ユーロ円は118円台まで「ユーロ

    安円高」が進み、正に昨年秋口まで続いた「欧州危機」の再燃を思わせる動き

    になっています。

    リスク資産の株価は急落し、安全資産の債券が買われ、米10年債の利回りは

    急低下しました。

    イタリア総選挙の正式な結果は本日の午前中には判明する模様ですが、今の

    ところ上院での中道右派陣営が最大議席を獲得する模様で、緊縮財政を推進

    してきたモンティ現首相陣営は苦戦を強いられているようです。

    他の中道左派連と連立を組んでも過半数を獲得できないとの見通しが「リスクオ

    ン」を拡大していますが、ここはひとまず正式な選挙結果を見るしかありません。

    「TPP参加問題」が大きく前進し、「日銀総裁人事」も固まって、いよいよデフレ

    からの脱却に向けての第一歩を踏み出した矢先の混乱ですが、日本がこれから

    取って行くべき政策にブレはありません。積極的な金融緩和を進め、今後も「円

    安株高」を推進するための施策を講じるものと思われます。

    金融市場はグローバル化が最も進んでいる市場のため、欧州の一部で起きた

    混乱でも日本の市場にも大きな影響を

    与えます。一方で「リーマンショック」を経験したことで、市場の耐久力も増して

    いることも事実です。

    今回の「イタリアショック」がどの程度の影響を及ぼすのか現時点では分かりま

    せんが、市場は徐々に消化していくものと思います。

    さすがにここまで相場が荒れるとテクニカルは役にたちません。

    ドル円はレンジは90-95円の中で推移すると見ているため、本日仮に90円

    台があれば長期的に見て拾っておいてもいいのではないかと思います。

    これまで押し目を待っても買い切れていない市場参加者が、どの程度買いを

    入れるか。

    豪ドル円、ユーロ円でも同様に買い場を探す展開を予想します。

    気になるのは日本の株式市場の行方です。

    NY株式市場が大幅に下げているため、その影響で300円程度の下落は避

    けられないところでしょう。

    株価の下落に伴って「ドル売り円買い」がどの程度持ち込まれるかもポイント

    になりそうです。

    イタリアの正式な選挙結果と、夜にはバーナンキ議長の議会証言もあることか

    ら、本日もこれまでに増して相場は乱高下するものと予想されます。

スポンサーサイト



このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。