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キプロス問題で円再び94円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • アジア市場で96円台まで上昇したドル円は徐々に下落。日本時間夕方から

    始まった黒田日銀新総裁の会見でも特に新鮮味がなかったことで95円台半ばを割り込み、

    NYでは株安や、キプロス支援への懸念が広がり、94円54銭まで円が買われる。



  • ユーロドルも下落。ECBがキプロス支援を25日まで行うとしたものの、その後の

    不透明感からユーロを売る動きが継続。ユーロドルは1.28台後半まで下落。

  • 株式市場は大幅に反落。米経済指標は概ね好調だったものの、欧州不安が重しとなり

    ダウは90ドルを超える下落。



  • 債券相場は続伸。キプロス問題の不透明感の高まりから債券に資金が流れ、

    10年債利回りは1.91%台まで低下。



  • 金は反発。原油は小幅に反落。



  • 新規失業保険申請件数 → 33.6万件

  • 1月住宅価格指数 → +0.6%

  • 2月中古住宅販売件数 → 498万件

  • 2月景気先行指標総合指数 → +0.5%

  • 3月フィラデルフィア連銀製造業指数 → 2.0



    本日の注目イベント


    • 独   独3月ifo景況感指数


      日本時間夕方6時から始まった黒田新総裁など新しい日銀執行部の会見

      ではこれまで通り、「強力に金融緩和を行う」との強い意志は感じ取れたも

      のの、特に新鮮味はなかったため市場はドル売りで反応しました。

      「物価上昇率2%は2年を念頭に置く」とし、質・量ともに大胆な緩和政策を

      取るといった発言でした。

      新執行部の初会合は来月3ー4日に開かれる決定会合になりますが、市場

      の一部にはその前にも「臨時会合」が開かれ緩和策を前倒しするのではな

      いかとの観測がありましたが、その可能性についての質問に黒田総裁は、

      「私から申し上げるべきではない」と明言を避けました。

      市場では「サプライズ」を期待していたこともあり、この会見をきっかけに円が

      買われる展開になり、NY市場では94円台半ばまで円が買い戻されています。

      既に次回の決定会合で導入される政策の内容につても市場では徐々に織

      り込んでいます。

      「材料出尽くし」の感もありますが、昨日の会見ではデフレからの脱却に向け

      た強い意志は感じられました。2年をめどに2%の物価上昇を達成することは

      容易ではありません。

      安倍政権の強いサポートが無ければ到底不可能かと思いますが、幸い今回

      の正副総裁は安倍総理自身に「任命責任」があります。

      強力なサポートが期待されることから、「できることは何でもやる」といった黒

      田総裁にとっても政策実現を実行し易い環境かと思います。

      ドル円は上値も重く、96円50-70銭の壁が抜けません。

      特に昨日は日経平均株価が大幅に上昇し、年初来高値を更新したにも関

      わらず、円がジリ高に推移しました。94円台半ば~96円台半ばという2円の

      レンジ内でもみ合っています。

      上抜けする可能性の方が高いと見ていますが、依然として懸念材料は欧州

      問題です。

      ECBは昨日、キプロスが25日までに「関係銀行の支払い能力を確実にす

      る」計画を整えなければ同国銀行への流動性支援を25日までで打ち切る

      と表明しました。

      ECBはキプロスへの圧力を強めた格好になっていますが、キプロスは関

      係の深いロシアにも支援を要請しています。キプロスのサリス財務相はモ

      スクワを訪れ追加支援を要請していますが、現時点ではロシアは要請を

      拒否しています。

      一方ブルームバーグによれば、キプロス国内では銀行休業が続き、現金

      不足が深刻になってきているようです。

      ガソリンスタンドや薬局、小売店などさまざまな業者が現金で支払いを求

      め、市民はATMの前で行列を作っている、と伝えています。

      25日以降の流動性不足が本格的になると、さらに混乱が増し「暴動」な

      どに発展することも考えられます。

      キプロスの中央銀行は、今週末までの銀行休業を発表し、25日月曜は

      祝日のため、次に銀行が開くのは26日になるそうです。

      米景気の回復基調と新日銀の追加緩和期待から緩やかなドル高円安観

      測がメインシナリオかと思いますが、上記キプロスへの支援問題がこじれ

      るようだと、円への需要が高まる可能性も出てきました。

      地中海に浮かぶ小さな島国での出来事で、影響は限定的と見られてい

      ましたが、やや無視できない問題になりつつあります。来週26日以降の

      展開には注意が必要かもしれません。

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