FC2ブログ

月別アーカイブ

 2013年03月 

キプロス問題大詰めに 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は95円台がやや重くなり、94円台での取引が中心となる。

    株高などの支援材料があったものの、95円台ではドル売りに押し戻される。

    キプロスへの支援問題が依然足かせとなり、円買い需要も旺盛となり94円台半ば

    で引ける。

  • ユーロドルはキプロス問題が収束するとの見通しに1.30台まで反発したが、

    ECBが流動性供給を25日までの期限にしたこともあり、再び下落し1・29台に。

  • 株式市場は反発。ティファニーやナイキなどの好決算が相場全体をけん引し、ダウは

    90ドル高と前日の下げ幅を埋める。

  • 債券相場は反落したものの、キプロス問題が重しとなり、下げ幅は小幅。

    10年債利回りは1.92%台で取引を終える。

  • 金は反落。原油は大幅に反発し93ドル台に。

    本日の注目イベント


    • メルシュ・ECB理事講演

    • 英   キング・BOE総裁。バーナンキ・FRB総裁公開討論会に出席(ロンドン)

    • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演





    ECBが25日までにキプロス当局と同国支援の条件を合意できなければ、

    キプロスの銀行への流動性供給を停止すると表明して以来、その成り行

    きが注目されていますが今のところ合意には至っていません。

    ユーロ圏各国は混乱を回避するため24日夜(日本時間25日午前)に、

    ベルギーのブリュッセルで緊急の財務相会合を開催することになってます。

    キプロスは債権者が求める国内金融システムの縮小を受け入れるか、そ

    れともデフォルト(債務不履行)とユーロ圏離脱の可能性に直面するのか

    の選択を迫られていると、ブルームバーグは伝えています。

    ユーロ圏財務相会合としてもこれ以上欧州危機を拡大させたくないとの考

    えもありますが、一方でドイツを中心に南欧諸国の危機に「またか」、との意

    見も多く、国民感情を考えるとさらなる負担は避けたいところです。

    ショイブレ独財務相も「これはわれわれが決める問題ではない。キプロスが

    決定する必要がある」と語っています。

    これに対してキプロスのアナスタシアディス大統領は「われわれは最善を

    尽くしている」と語るに留まっています。

    今後のキプロスの対応次第では、1990年のユーロ発足以来初の「離脱国」

    が出る可能性もありますが、それでもこれまでのギリシャやイタリア、スペイン

    のように長引く混乱に陥る可能性は少ないと予想しています。

    ドル円は上記キプロス問題が尾を引いていることから上値が徐々に重くなり

    つつあります。

    足元ではレンジの下限である94円台半ばで推移していますが、94円を割

    り込むとやや円買いに拍車がかかることが予想されます。

    「レンジの下限を割り込む」ことで、これまでの94-96円から、新しいレンジ

    入りしたとの見方が急速に台頭することが考えられるからです。

    たびたびこの欄でも記述していますが、90円を割り込まない限り「ドル高円

    安」の流れは変わらないと思います。

    米国では景気回復を背景に企業業績は好転しています。これが株価を押

    し上げ、世界的な株高を演出する役割を果たしています。

    日本でも「アベノミクス」効果で、上場企業トップの7割が「景気は上向く」と

    予想しているとの調査も出ています。その結果「リスク選考」が強まり、投資

    家はよりリスクが取れることで「円安株高」の流れが継続すると見ています。

    ただそれでもドル円の96円50-70銭の水準と、日経平均株価の1万250

    0-1万3000円のレベルが重くなっているのは事実です。

    ここを上抜けするには、先週発足した新しい日銀執行部に期待が集まります。

    来月3-4日の決定会合ではもちろんのこと、場合によっては今週中にも何

    か「サプライズ」があるかもしれません。

    キプロス問題が足を引っ張るものの、米景気の回復と日本の大胆な金融緩

    和という流れは変わりません。従って円が強含んだ際には、これまで通り「ド

    ルの買い場」を探るスタンスが機能するものと思います。

    チャートを見ると、96円台が重く徐々に値を下げてきたことから「転換線」が

    「基準線」を上から下へ割り込んでいます。また、「MACD」もデッドクロスを

    見せ「ゼロの軸」を下回っています。

    これらはドルの下落を示唆していますが、上記「基準線」は横ばいです。

    「一目山人」はこの状態では「逆転」と判断できないとし、このような下落は

    「短命」に終わると指摘しています。初めて96円台に乗せてから3週間目

    に入りました。

    これまでの円安のスピードからすれば、この水準はかなり高いハードルだ

    ということになります。上記水準を上抜けし一段と円安が進むのか、あるい

    は93円台を覗きに行くのか、今週から来週には方向性が見えてくるので

    はないかと予想していますが、どうでしょうか・・・・。

スポンサーサイト



このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。