米GDP上方修正を好感しドル上昇 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は98円台を回復。米国によるシリアへの攻撃観測が後退したことや、

    GDP改定値が市場予想を上回ったことでドル円は98円52銭まで上昇。

  • ユーロドルは続落し1.32台前半までドル高ユーロ安が進む。l

    米GDP改定値が上方修正されたことでドル買いが強まった。

  • 株式市場は続伸。GDPの上方修正やシリアの緊張が弱まったことから

    ダウは一時90ドルほど上昇したが、引けにかけては上げ幅を縮め、前日比

    16ドル高で取引を終える。

  • 債券相場はシリアを巡る不透明感からやや買われたものの、前日と

    ほぼ同水準で引ける。

  • 金、原油は上昇が一服。利益確定の売りが優勢となり、原油価格は

    108ドル台まで下落。

  • 新規失業保険申請件数 → 33.1万件

  • 4-6月期GDP(2次速報値) → +2.5%

    本日の注目イベント
  • 日   7月消費者物価指数

  • 日   7月失業率

  • 日   7月鉱工業生産

  • 独   独7月小売売上高

  • 欧   ユーロ圏7月失業率

  • 欧   ユーロ圏8月消費者物価指数

  • 米   7月個人所得

  • 米   7月個人支出

  • 米   7月PCEコアデフレーター

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

  • 加   4-6月期GDP


    シリアへの攻撃を巡っては慎重論が台頭し、すぐに攻撃を開始する状況

    では無くなったことからドルが買い戻される展開になっています。

    米国は国連の調査団の報告を待ってから判断をする姿勢を見せ、ブルー

    ムバーグは、オバマ大統領も攻撃については

    アサド大統領に直接の責任があるとした自らの主張を裏付ける決定的な

    証拠を得ようと苦心している、と報じています。

    また、イギリスのキャメロン首相も「議会と国民が軍機行動を望まないこと

    がはっきりした」と武力行使に加わらない意向を示しています。

    これでシリアへの攻撃の可能性がなくなったわけではありませんが、国連

    の調査団は30日も現地調査を続け、31日に出国し、直ちに国連事務総

    長へ報告をすることになっているようです。

    ただ、ヘーゲル米国防長官は「シリアに対する行動を取るなら、国際的な

    協調になる」とも述べています。

    シリアを巡る緊張がやや緩和したことで、売られていたドルが買い戻され、

    ドル円は98円台を回復し、ユーロドルも1.32台前半まで売られる展開に

    なっています。

    昨日はシリア問題に加えて、米4-6月期GDP改定値が市場予想の2.

    2%から2.5%に上方修正され、さらに新規失業保険申請件数も、33.

    1万件と、改善傾向を見せました。

    市場は素直にドル買いで反応し、ほぼシリアへの空爆の可能性が報じら

    れる以前の水準に戻っています。

    今週水曜日のコメントでも述べたように、「シリア問題」は短期に終わり、

    市場の関心は最大のテーマである量的緩和縮小が行われるかどうかに

    戻りつつあります。

    そのため、再び経済指標の発表に注目が集まる展開になりそうです。

    ドル円は上も下も抜けきれない展開が続いていますが、98円台後半ま

    で上昇することができれば、「再度上値を試す」可能性が高まります。

    「日足」では「120日線」が98円41銭に位置しており、昨日のNY市場

    はここを一旦抜けたように見えましたが、すぐ上の98円60銭には「52日

    線」があることから、それ以上の上昇は抑えられた格好になっています。

    「三角保ち合い」(さんかくもちあい)を上抜けるには99円30銭を明確に

    超える必要がありますが、先ずは上記移動平均線を突破できるかどうか

    が注目されます。

    「日足」の一目均衡表では「転換線」が「基準線」をわずかですが上抜け

    し、「好転」を見せています。

    これは7月2日以来のことになりドルの上昇を示唆していると見られますが、

    まだ「基準線」が横ばいであることから

    仮にここから上昇しても「短命」に終わる可能性もあります。

    また、「MACD」は依然として「マイナス圏」で推移していることから、一

    段の上昇も見込みにくいとも言えそうです。

    結局「三角保ち合い」が継続され、まだしばらくはもみ合いが続くと考える

    のが妥当のようです。

    上値を切り下げてきた「抵抗線」と、下値を切り上げて来た「支持線」が交わ

    るのは9月の下旬と見られ、ここからも「決戦の秋」が伺えます。

    9月は相当荒っぽい相場展開になると、いまから覚悟が必要です。

    本日のレンジは97円50銭~98円70銭程度を予想します。



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ドル円97円台で小康状態 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 朝方の東京市場ではドル売りが先行し、96円82銭まで円が買われたが

    その後はドルが堅調に推移。NY市場では株価の反発や、長期金利の上昇を手掛かりに

    小動きの中、ドルは底堅く推移し97円台半ばで引ける。

  • ユーロドルも方向感がなく、連日1.33台半ばを中心とするもみ合いに終始。

  • BOEのカーニー総裁は講演で低金利政策の継続を示唆したが、ポンドは対ドルで

    小幅に上昇。

  • 株式市場は小幅に反発。原油価格が110ドル台に乗せたことでエネルギー関連

    銘柄が相場をけん引し、ダウは48ドル高。

  • 債券相場は5営業日ぶりに反落。5年債入札が不調に終わったことを嫌気した

    売りものが優勢となり値を下げる。長期金利は2.76%台まで上昇。

  • 金は小幅に反落したものの、原油価格はシリア情勢を反映し続伸。

    引け値では約2年4ヵ月振りに110ドルの大台に乗せる。

  • 7月中古住宅販売成約 → -1.3%

    本日の注目イベント
  • 独   独8月失業率

  • 独   独8月消費者物価指数

  • 独   ワイトマン・独連銀総裁講演

  • 欧   ユーロ圏4-6月期GDP(改定値)

  • 欧   レーン・欧州委員講演

  • 欧   メルシェ・ECB理事講演

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   4-6月期GDP(2次速報値)

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演


    米国がシリアに対していつ攻撃を開始するのか緊迫が続く中、金融市場は

    やや落ち着きを取り戻した感があります。米国株が反発し、安全資産の債

    券が売られ、96円台まで進んだ円高も、円を売りドルを買い戻する動きが

    優勢となり97円台後半まで値を戻しています。

    昨日の朝方は日経平均株価の大幅下落を見込んだドル売りに、一時は9

    6円82銭を記録し、前日のNY市場の円の高値を更新する動きがありました

    が、さすがに96円台ではドル買い意欲も強く、96円台での取引は短命に

    終わっています。

    昼過ぎにも再度96円台を試す動きがありましたが、こちらもすぐに97円台

    に押し戻されました。

    シリア情勢が緊迫していることに変わりはなく、今日にも攻撃が開始される

    のではないかといった報道もあります。

    実際に攻撃が開始されれば、再び円買いドル売りが進行する可能性があ

    りますが、大方の見方は今回の攻撃には「化学兵器を使用したことに対す

    る制裁」の域に留まり、アサド政権の崩壊を意図するものではないと見られ

    ています。

    また、攻撃の対象もシリアの軍事施設に限定されているようですが、一方

    でシリアが報復にでるようだと紛争が長期化する懸念も残っています。

    短期決戦で終わる限り、金融市場への影響は徐々に薄れて行くものと思

    われます。

    ドル円は昨日のNY市場では96円台に突っ込むことはなく、終始97円台

    で取引されています。

    シリア情勢を睨んで小康状態が続いているということですが、今後98円台

    乗せを見せるようなら、やはり「日足」での「三角保ち合い」(さんかくもちあ

    い)の下限は抜けきれず、再び三角形の頂点に向かって相場が煮詰まっ

    て行く展開になりそうです。

    そうなると、上も下も抜けずに、明確なトレンドが見えない中、一進一退が

    続くことになります。

    明日で8月の取引も終わりますが、「主戦場」はやはり9月です。

    来週からは日銀決定会合、米雇用統計、ロシアでのG20、そしてFOMC

    など、材料に事欠きません。日本の消費税増税の枠組みも見えてきそうです。

    また、10月には米連邦債務上限問題が再びクローズアップされ「財政の崖

    」が意識されることにもなり、オバマ大統領はこのころまでには次期FRB議長

    を指名することにもなっています。

    これほど重要イベントが多く控えていることから、このころにはドル円にも方向

    感が見えて来るものと思われ、正に「決戦の秋」という言葉があてはまりそうです。

    本日はNYダウが小幅反発を見せたことから、日経平均株価も上値を試す展開

    が予想されます。

    いつものように株価を睨んでの動きになると思われますが、97円20銭~98円2

    0銭程度のレンジを予想しています。



ドル円シリア情勢に一時96円台 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • シリアに対して米国が空爆を検討しているとの報道に、円は主要通貨

    に対して全面高。ドル円はアジア市場の98円台から一気に97円割れまで

    売られ、ほぼその水準で引ける。株価が大幅安になり、米長期金利も低下した

    ことで円買いが加速。

  • ユーロドルはドル安の流れに上昇し、1.3399までユーロ高が進む。

    ただ、円に対しては131円台から129台後半まで大幅なユーロ安が進行。

  • 株価は寄りつきから大幅安。シリアへの攻撃の可能性が高まり

    リスク回避からダウは170ドル安と、1万4776ドルまで下落。

  • 債券は4日続伸。安全資産への資金流入が続き10年債利回りは2.70%

    まで低下。

  • シリア情勢が緊迫したことで、金と原油は大幅高。原油価格は約半年振りに

    109ドル台まで上昇。

  • 6月ケースシラー住宅価格指数 → +12.07%

  • 8月リッチモンド連銀製造業指数 → 14

  • 7月消費者信頼感指数 → 81.5

    本日の注目イベント
  • 日   岩田・日銀副総裁講演(京都)

  • 独   独GFK消費者信頼感

  • 米   7月中古住宅販売成約

    シリア情勢が緊迫度を増し、「有事のドル買い」ではなく、「有事の円買い」が

    加速し、円はドルを含む主要16通貨全てに対して大きく買われました。

    アサド政権が科学兵器を使用した可能性が高いと、前日ケリー国務長官がシ

    リア政府を非難したばかりでしたが、事がここまで急展開するとは予想外でした。

    米国と英仏はシリアに対する軍事介入の可能性について協議を進めていると

    ブルームバーグは報じていますが、他のメディアでは29日にも空爆を開始する

    との報道もあるようです。

    また、攻撃に踏み切ったとしても、狭い範囲にとどまり、アサド政権打倒が目的

    ではなく、シリアの軍事能力の削減に焦点が絞られると見られているようです。

    シリア情勢の緊迫で「リスク回避」の流れが加速し、金や原油は大きく値を上げ

    た一方、株式市場は大幅安となり、安全資産の債券に買い物が集まっています。

    為替では安全通貨の「円」が見直され、対ドルだけではなく全面高の様相です。

    先週末のNY市場で99円台を付けたドル円はわずか2営業日で96円台を覗く

    展開となっており、日替わりで

    相場が目まぐるしく変わっている状況です。

    仮に米軍がシリアを攻撃したとしても今回の紛争は短期的に終わる可能性が

    高いと思われます。

    従って、地政学的リスクが長引くことはないと思われ、基本的には足元の最大

    のテーマである「緩和縮小」が実施されるのかどうかが、今後の為替市場の動

    向を決めて行くものと考えられます

    昨日はシリア情勢に隠れた格好でしたが、発表された米経済指標は概ね好

    調でした。

    とりわけコンファレンスボードが発表した8月の消費者信頼感指数は「81.5」と

    、前月の「81.0」から上昇しました。

    ただ、詳細を見ると、現況指数は「70.7」と、前月から低下する一方、今後6ヵ

    月間の期待指数は「88.7」と、

    前月より上昇しており、引き続き消費者マインドは改善傾向を示していると言え

    ます。

    連日この欄でも述べているように、ドル円は依然として「日足」では「三角保ち

    合い」(さんかくもちあい)の中で推移しており、上下とも抜けきれない状態が続

    いています。

    現在「三角形」の下限は96円40銭前後にあり、ここを明確に下抜けすれば

    「下っ放れた」として、ドル売りが加速する可能性があります。

    ドルロングの「ストップ」もその辺りにセットされていると予想されます。

    そしてその際の下値のメドは8月8日に記録した95円80銭辺りがメドとなります。

    もっとも、9月のFOMCを通過するまでは「三角保ち合い」が継続すると考えれ

    ば、ドルの買い場を探す展開もあり得ることから、ドル買い需要もそこそこあるの

    ではないかと思います。

    株価の下落が続き、リスク回避から米債券に見直し買いが入り、長期金利は徐

    々に低下しています。

    シリア情勢の緊迫化でさらに低下して来ましたが、「リスク資産の株」と「安全資

    産の債券」は本来の動きに戻ったとも考えられます。

    今後リスクオンの状況になれば再び円が売られる展開もあると予想しています。

    米量的緩和の縮小問題や日本の消費税増税問題に加え、新たにシリア情勢も

    加わり市場は混沌としてきました。

    ドル円のボラティリティーは9月に向けてさらに拡大しそうな気配です。

    本日のレンジはややワイドに見て96円50銭~97円80銭程度と予想しています。

    日経平均株価は300円程度の下落が予想されますが、さらに下げ幅を拡大させ

    るのかどうかも、96円台に入ったら意識しておく必要があります。


ドル円99円台が徐々に重くなる 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は98円台で小動の中、ケリー国務長官がシリア政府を非難する

    発言を受け98円27銭まで下落。米長期金利の低下もドル売りにつながったが

    来週の重要イベントを控え反応は限定的で、98円50銭近辺で引ける。

  • 米経済指標の悪化を受け、ユーロドルでもドル安が進み1.34台手前まで

    上昇したが、明確な方向感もなくもみ合う。

  • 株価は午後に下げ足を速め、ダウは先週末比64ドル安と、再び1万5000ドルの

    大台を割り込む。ケリー国務長官のシリア非難発言が不安心理を高めた。

  • 株安とシリア情勢から安全資産の債券は買われる。10年債利回りは約10日

    振りに2.78%台まで低下。

  • 金、原油は3日振りに反落。

  • 7月耐久財受注 → -7.3%


    本日の注目イベント
  • 独   独8月ifo景況指数

  • 米   6月ケースシラー住宅価格指数

  • 米   8月リッチモンド連銀製造業指数

  • 米   7月消費者信頼感指数


    週明けの昨日の東京市場では99円台乗せは一度もなく、98円台後半さえ

    重く感じる展開が続きました。日経平均株価も、結局見せ場はなく小幅安

    で引け、売買高も低調でした。

    海外市場でもその流れは続き、ケリー国務長官がシリアのアサド政権が化

    学兵器を使用した可能性について「どのような基準でも許され難いことだ」

    と非難したことでドルの下値を試しましたが、ドルの下落も限定的でした。

    ドル円は上値を徐々に切り下げる展開が続いている中、99円台も重く感じ

    る状況になっており、今週このまま97円台半ばを割り込むようだと、再び上

    値の重さが意識され96-99円台のレンジに戻ることも考えられます。

    先週からは米株式市場もやや反転の兆しを見せ、長期金利も上昇したこと

    からドルの上値を試す展開となり、先週末のNY市場では99円台前半まで

    ドルが買われましたが、ここにきて息切れしています。

    レジスタンスラインの上限である99円台半ばを明確に上抜けすれば、もう

    一段の上昇も予想されますが、やはりこの水準を抜くにはそれなりの「材

    料」が必要なようです。そうなると「本命」は来週末の雇用統計ということに

    なりますが、今夜も比較的注目されている「消費者マインド指数」や「ケー

    スシラー」が発表されます。

    9月のFOMCで緩和縮小に踏み切るという見方は依然として優勢ですが、

    先週末の新築住宅販売件数の急激な落ち込みや、昨日の耐久財受注の

    悪化など、ここにきて経済指標の下振れが目立つようになっています。

    FOMCの政策判断のカギは「雇用」であるとしても、今後もこのような状況

    が続けば、緩和縮小の議論にも影響を与える可能性があるかもしれません。

    8月2日の雇用統計では、それまでに発表された経済指標がことごとく市場

    予想を上回り、雇用統計にも上振れ期待が高まった結果、発表直前には9

    9円95銭までドル高が進み、発表直後からドルが急落しました。今回は、そ

    の正反対になるのではないかとの予感もあります。

    今夜の経済指標にもその意味で注目したいと思います。

    ユーロ円が堅調に推移しています。

    先週末の132円台半ばから約1円ほど下落しているため、短期的なチャー

    トでは下落を示唆する格好にはなっていますが、「週足」までの比較的長め

    のチャートでは上昇トレンドが形成されていることが見て取れます。

    ようやく「月足」で「雲」の中を上昇しており、120日線で頭を抑えられている

    のが確認できます。

    この120日線は現在、131円97銭に位置しており、先週末は一旦は「上抜

    け」していましたが、そこから1円ほど下落したため、足元では120日線と交わ

    っている状況です。

    「月足」のため、来週132円台で取引が開始されれば「上抜け」した可能性

    が高く、「雲」を抜け切れるかどうかが次の焦点になります。

    ユーロ円は「一歩後退・二歩前進」を繰り返して132円台まで来ています。

    域内の景気も最悪期を脱し、徐々に回復しつつあります。

    テクニカル的には128円台を割り込まない限り、上昇トレンドが継続されてい

    ると判断できます。



    本日もドル円は下値を試す展開が予想されます。

    先ずはNY市場の98円27銭前後がサポートされるかどうか?

    そして、98円台が維持できるかどうかがポイントになりそうです。

    レンジは97円90銭-98円90銭程度を予想しています。



ドル円99円台示現後反落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は8月5日以来となる99円台乗せを見せたが、新築住宅販売件数

    が3年ぶりの低水準だったことから98円台前半まで反落。米長期金利の低下も

    ドル売りにつながった。

  • ユーロドルも1.34台までユーロ高が進む。ユーロ圏の利下げ観測がやや

    後退したことなどが背景。ユーロは対円でも買われ一時132円台半ばまで上昇。

  • 株式相場は続伸。新築住宅販売件数が大幅に減少したことで、金融緩和縮小への

    期待が後退し、ダウは46ドル高で1万5000ドル台を回復。

  • 債券相場も続伸。住宅関連指標の悪化を受け買いものが優勢となり、10年債

    利回りは2.81%台まで低下。

  • 金は25ドル高と大幅高で、1400ドル目前まで上昇。原油も106ドル台まで

    買われる。

  • 7月新築住宅販売件数 → 39.4万件

    本日の注目イベント
  • 米   7月耐久財受注

    ドル円は3週間ぶりに99円台に乗せ、一時99円15銭までドル高円安が進みまし

    たが、その後に発表された7月の新築住宅販売件数が市場予想を大きく下回っ

    たため、株価が上昇し、債券が買われ、米長期金利が低下したことでドルは反

    落しました。

    先週もこの欄で書きましたが、5月22日の103円74銭を頂点とするレジスタンス

    ライン(日足)が機能しており、99円台半ばを上抜けすることができたら、一段の

    ドル高が予想できた状況でした。

    「三角保ち合い」(さんかくもちあい)の上限が抜けなかったことになりますが、

    「日足」ではMACDがゴールデンクロスを見せ始めたことが、今後のドル高に

    つながる期待を持たせています。

    それでも、99円台前半から長期金利が低下したことを嫌気して98円38銭まで

    一気にドル安が進むこと自体、「明確なトレンド」が見えないことを物語っており、

    今回のドルの上昇が「本物」であるのかどうかといった不安を残しています。

    市場は来月のFOMCで緩和縮小に踏み切るとの観測が依然として主流のよう

    ですが、株式市場、債券市場からはともに、一時の「総悲観論」は後退しつつ

    あるようです。

    特に株価は米景気の底堅さをむしろプラスに変える方向に修正される過程に

    いるように見られます。

    NYダウが高値から700ドル以上下げているにも拘わらず、恐怖指数と呼ばれ

    ている「VIX指数」が落ち着いていることで、足元の動きは「単なる調整局面」と

    考えられなくもありません。

    今週も米経済指標にはそれ程重要な発表はありません。

    従って、いよいよ9月の雇用統計発表とそれに続くFOMCに向けての準備期間

    という位置づけになりそうです。

    債券購入プログラムの縮小に踏み切るのかどうかは、9月6日の「8月の雇用統計」

    がカギを握っています。

    先週末に発表された7月新築住宅販売件数は約3年振りとなる低水準で、住宅

    市場にやや陰りも出て来たのではないかといった見方もあります。

    しかし多くの専門家は「FOMCに影響を与えるものではない」と冷静です。

    やはり「キー」になるのは「雇用」だということです。

    重要指標のない今週は先週同様、ドルの上値を試す展開が予想されます。

    株価が落ち着きを取り戻せば、上記レジスタンスラインの突破も考えられます。

    一方で近いようでなかなか回復しない100円台ですが、95ー96円台を固めての

    上昇と見受けられることから、時間をかけながら緩やかなドル高が継続される展開

    を予想しています。

    本日も引き続き株価を睨みながらの展開でしょう。

    NYダウが1万5000ドル台を回復したことで、日経平均にも買い意欲が高まるもの

    と思われます。

    株価が300円を超える上昇を見せるようなら、先週末のNYの高値である99円15

    銭程度までドル高が進む可能性がありますが、その際どの程度ドル売りが出るの

    かを見極めたいと思います。

    方株価がマイナスに転じるようなら98円20-30銭程度までドルが売られるかもし

    れません。



ドル円97円台で膠着 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は7月のFOMC議事録の内容が公表されると、株安、債券安

    から米長期金利が上昇したことを受けてドル高円安が進み、

    一時97円98銭を記録。ただ、NYダウが節目の大台を大きく割り込んだ

    ことから、ドルの上値も限られ、97円60-70銭で取引を終える。

  • ユーロドルもドル円の動きと同様に、ドル高ユーロ安に振れ、1.33台

    半ばまで下落。

  • 株式市場は続落。議事録でFRB議長の緩和縮小計画が支持されていた

    ことが確認されたことで売り優勢の展開に。ダウは6日続落し節目の

    1万5000ドル台を大きく割り込む。

  • 債券相場も大幅に反落。量的緩和縮小への道筋は変わらないとの見方から

    売られ、10年債利回りは2.89%台まで上昇。

  • 金、原油は続落。原油価格は2週間ぶりに103ドル台まで下落。

  • 7月中古住宅販売件数 → 539万件

    本日の注目イベント
  • 中   中国8月HSBC製造業PMI(速報値)

  • 独   独8月製造業PMI(速報値)

  • 独   独8月サービス業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏8月製造業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏8月サービス業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏8月総合PMI(速報値)

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   6月住宅価格指数

  • 米   7月景気先行指数

  • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演

  • 米   カンザスシティ連銀経済シンポジュームに黒田総裁出席

  • 加   カナダ6月小売売上高

    注目のFOMC議事録が日本時間朝方の3時に公表され、景気が改善する

    限り、年内に緩和規模を縮小し始めるというバーナンキ議長の計画に「幅広

    い支持」が集まっていることが明らかになり、ドル円は97円台半ばから値を上

    げ、97円98銭までドル高円安が進みました。

    議事録では「ほぼ全ての参加者」が年内の債券購入ペースの縮小を「おお

    むね支持」していることを確認したと記し、一方で、「2、3人のメンバーは、資

    産購入のペース変更を決める前に、辛抱強く待って経済に関するさらなる情

    報を評価することが重要だと強調した」とあります。(ブルームバーグ)

    この内容が公表されると、調整を続けている株式市場が一段と下落し、ダウ

    は1万5000ドルの大台を大きく割り込む、前日比105ドルの下落を見せま

    した。

    一方、債券市場も調整基調を強め、10年債利回りは引け値としては今年最

    も高水準となる2.89%まで上昇しています。

    ただ、昨日のドル円の反応は少しこれまでとは異なっています。

    株価が下落すると「リスクオフ」の流れが強まり、これが円買いドル売りにつな

    がっていましたが、昨日はさすがに米長期金利が2.90%に近づく水準まで

    上昇したことに反応し、ドルが買われ円が売られました。

    ただ、それでも株価の大幅安がブレイキとなり98円台乗せには至っていません。

    今回の議事録の内容を受け、FOMCメンバーの多くの間では「債券購入プロ

    グラムの縮小」に対して「実施すべき」とのコンセンサスが出来上がっていること

    が確認されました。

    問題はそのタイミングです。

    今回の議論は7月30ー31日に行われたものです。

    この時点では、多くの米経済指標は順調に回復傾向を示していました。

    また最も重要な雇用も月平均20万人に迫る増加を見せており、客観的に見

    ても「緩和縮小はやむなし」といった状況でした。

    しかし、それから約1ヵ月の間に発表された経済指標にはやや変化が見られ

    ます。

    それらは、回復基調が継続されている中での一時的な現象と言えなくもあり

    ませんが、8月2日に発表された雇用統計では非農業部門の雇用者数が市

    場予想を下回り、さらに5月、6月分が下方修正されたことは記憶に新しいと

    ころです。

    また、米株式市場でもダウは8月2日の1万5658ドルの引け値から既に760

    ドルの下落を見せています。

    これらが、市場の一部で「緩和縮小は9月ではなく12月に実施される」との

    観測につながっているものと思われます。

    いずれにしても、今回のFOMC議事録で、これまで約5年間続いた量的緩

    和を見直すという方向性は確認されました。次回FOMCは9月17-18日です。

    9月2日には「8月の雇用統計」が発表されることもあり、ここでの雇用者数の

    状況と、今後約1ヵ月弱の間に発表される経済指標、あるいはそれらに対す

    る株式市場と債券市場の反応が政策変更に影響を与える可能性があり予断

    を許しません。

    ドル円は「日足」では依然として「三角保ち合い」(さんかくもちあい)を形成し

    ており、上値も、下値も抜け切れずにいます。

    上値では99円台半ば、下値では96円割れの水準でどちらかに抜けるもの

    と思われますが、上記9月の雇用統計後、あるいはFOMC後まで保ち合い

    が継続されることも考えられます。米株式市場と債券市場に対する反応も

    一定ではなく、読み切れません。

    本日も明確な方向感がない中、新規失業保険申請件数など比較的重要な

    経済指標の発表が多くあり、それなりに値幅はあるかもしれません。96円80

    銭~98円30銭のレンジを予想します。

    ===============================
    明日の「アナリストレポート」は都合により休ませて頂きます。

    ご迷惑をおかけしますが、宜しくお願いいたします。


ドル円一時96円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は97円台前半で取引を終えた東京市場の流れを受け、欧州市場では一時
    97円を割り込む。NYでは株価をにらむ展開が続き、96円台後半から半ばで推移。
    株価が深押ししなかったことで97円20-30銭で引ける。
  • ユーロドルは続伸。欧州時間には1.34台まで続伸し、その後は利益確定の売りに
    押されたものの、NY時間には欧州景気の回復観測から1.3453まで上昇。
  • 株式市場はまちまち。長期金利が反落したことから株価も下げ止まったが、ダウは
    小幅ながら5日続落。ナスダック、S&P500は反発。
  • 債券相場は4日ぶりに反発。10年債利回りは大幅に上昇してきたため自立反発との
    声も。長期金利は2.81%台に低下。
  • 金は反発。原油価格は2ドルを超す大幅な続落で104ドル台に。


    本日の注目イベント
  • 中   中国7月景気先行指数
  • 英   英7月財政収支
  • 米   FOMC議事録(7/30-31日分)
  • 米   7月中古住宅販売件数

    ドル円はこれといった材料がない中、株価に連動する形での値動きが続いています。
    昨日の東京では、株価がその日の最安値で引けたことでドル円も97円台前半まで
    下落し、その流れを受けて海外市場では96円台後半まで円買いが進んでいます。

    9月のFOMCで量的緩和縮小が決められるとの観測から、株式市場と債券市場が
    大幅な「調整」を迫られておりドル円もその影響から上値が重い展開が続いています。
    緩和が縮小されれば、新興国から資金が流出するとの見方から、昨日はインドルピ
    ーが大きく売られ最安値を更新しました。

    現在行われてる債券購入プログラムでは、FRBは毎月850億ドルの債権を購入
    していますが、その購入額を減額するというもので、ドル円では米金利の上昇につ
    ながることから「ドル高円安」要因と見られていました。

    しかし、いつの間にか「金利」は忘れられ、米株価の下落が注目され、株価の下落
    は「リスクオフでドル売り」との構図が定着しています。
    長い目で見れば、米金利が上昇する限り、ドル高円安につながり易いという見方は
    有効だと思います。
    足元では「緩和縮小」という材料だけにスポットがあたり、金融市場が翻弄されて
    いる状況です。

    もう一つの材料が日本の「消費税増税問題」です。
    政府は昨日増税を議論する有識者59人を選びました。
    「増税先送り」という選択肢はないと思われますが、10月に安倍総理が最終決断
    を行う際の判断材料にするようです。増税を行えば、ここまで順調に進んできた
    「アベノミクス」に影響がでます。一時的にせよ景気への悪影響は避けられません。
    黒田日銀総裁はインタビューで、景気失速なら「金融政策は調整される。ちゅうち
    ょはしない」と発言しています。
    追加緩和の実施や、あるいは現行の異次元の緩和策の前倒しなどに踏み切る
    ことは十分考えられると思っています。

    本日は今週最も重要な材料だと思われる「FOMC議事録」が公開されます。
    上述のように、今もっとも重要なテーマである「緩和縮小」に関してどのような具
    体的な議論があったのかが焦点になります。

    仮に縮小の規模やタイミングなどが議論されていたとすれば「株安、債券安」から
    ドル円も下値を試すことに
    なろうかと思いますが、これまでの一連の動きの中でかなり織り込まれてきた可能
    性もあります。発表された文章通りに反応するかどうかはわかりませんので注意が
    必要です。
    株価が下落し、ドル円が下値を試した場合、96円台半ばが目先のポイントになり
    ます。

ユーロ円131円台から急落 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は97円台半ばから、海外市場では98円台に乗せる場面も

    あったが、NY株の下落に連れドル安が進み、結局前日と同水準の

    97円50-60銭で引ける。

  • ユーロドルは1.33台半ばを中心に小動きだったものの、

    ドル円の動きに引っ張られる形でユーロ円が値幅を拡大。

    ユーロ円は一時131円台まで上昇した後130円前後まで下落。

  • 株式市場は4日続落。長期金利の上昇が止まらないことを嫌気し、

    ダウは70ドル安と、1万5000ドル台をかろうじて維持して引ける。

  • 債券相場は続落し、10年債利回りは2年振りとなる2.88%台まで

    上昇。市場は9月のFOMCでの緩和縮小開始を徐々に織り込んでいる状況。

  • 金、原油はともに反落。利益確定の売りに原油価格は7営業日振りに

    売られる。

    本日の注目イベント
  • 豪   RBA議事録

  • 独   独7月生産者物価指数


    ユーロ円が2週間ぶりに131円台まで上昇する場面がありました。

    昨日の東京市場では株価が堅調に推移したことからドル円は97円65-70銭

    で取引を終え、その後の海外市場でも円売りドル買いが優勢の展開でした。

    この日発表された7月の貿易収支(通関ベース)が、市場予想を上回る1兆円

    を超えていたこともドル買い円売りを促したようです。

    欧州市場ではドイツ連銀が、ECBが低金利維持を言明していることについて、

    「インフレ圧力が増せば利上げの可能性を排除しない」との見解を示したことで

    ユーロが対ドルと円で買われ、ユーロ円が上昇しました。

    ECBは景気の回復を最優先することで、現在の低金利を維持することを表明し

    ているだけではなく、場合によっては追加利下げの可能性も示唆していました。

    ドイツ連銀は月報で、「フォワードガイダンスはより強いインフレ圧力が顕在化し

    た場合の政策金利引き上げの道を断つものではない」と説明したことでユーロ

    買いにつながりましたが、ECBとのスタンスの違いが表面化したと言えなくもあり

    ません。

    ユーロ円は一時131円台に乗せましたが、そこから約1円も下落しており、上値

    の重さも確認されました。ここ2カ月ほどは底堅い動きを見せているユーロ円です

    が、「日足」では7月24日に記録した132円33銭を頂点に徐々に上値を切り下げ

    ています。

    昨日の高値も、ちょうどここを頂点とするするトレンドラインに頭を抑えられた格好

    になっており、底堅い動きを見せる一方、ユーロ円もこの抵抗線を上抜けできるか

    どうかが今後の動きを見る上で重要です。

    ドル円も98円台を回復する場面がありましたがNY株式市場の下落に影響され

    上値を切り下げています。

    NYダウはこれで4日続落し、8月5日に記録した引けでの最高値1万5658ドル

    から既に565ドル、率にして3.6%程下げています。

    第2四半期の企業決算では、金融を中心に予想を上回る決算を発表する企業

    が多かったことで株価の上昇につながりましたが、ここにきて9月のFOMCが俄

    然意識されるようになっています。

    株価の下落は順調に回復を見せて来た米景気に水を差すことになり、FRBとし

    ても避けたいところです。

    また、債券相場の下落に伴って上昇を見せている米長期金利も住宅ローン金利

    の上昇につながり、こちらもできれば避けたいところです。

    一方で足元の経済指標を考慮すれば、債券購入プログラムの縮小にも踏み切

    らなければならない状況であることも明らかです。

    9月のFOMCで緩和縮小を決定する可能性は依然高いと思われますが、仮に

    決定されたとしてもその規模は小ぶりになることも考えられます。

    あるいは今後NY株式市場はさらに大幅な下げを見せるようなら、その影響の大

    きさから緩和縮小そのものを延期することがあるかもしれません。

    今週から来週にかけてのNY株式市場と債券市場の動きには注目です。

    本日も株価の下落がドル円の上値を抑えそうです。

    日経平均株価が大幅な下落を見せるようなら97円割れを試すかもしれません。

    一方上値では98円には届かないのではないかと予想しています。

ドル円97円台で一進一退 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は97円台でもみ合い。朝方は住宅着工件数が予想に届かなかった

    ことでドル売りが優勢となり97円台前半まで下落。その後は米長期金利の

    上昇にドルが買い戻され97円後半まで値を戻したが、方向感は見られず。

  • ユーロドルも1.33台で一進一退後、1.33台半ばで取り引きを終える。

  • 株式市場は3日続落。消費者マインド指数が低下したことを受けてダウは

    30ドル安の1万5081ドルまで下落。

  • 債券相場は続落。10年利回りは一時2.86%台まで上昇し、2011年

    7月以来の水準を記録。9月のFOMCで債券購入が縮小されるとの見方が重しと

    なる。

  • 金は続伸し、原油も6日続伸。エジプト問題が治まる気配を見せないことが背景。

  • 7月住宅着工件数 → 89.6万件

  • 7月建設許可件数 → 94.0万件

  • 8月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) → 80.0

    本日の注目イベント

  • 日   7月貿易統計

  • 日   6月景気動向指数(改定値)


    NY市場では依然として9月のFOMCで債券購入プログラムが縮小される

    との見方が優勢のようで、株式市場と債券市場は売り圧力が強く「調整」が

    続いています。

    先週末も住宅関連指標が事前予想に届かなかったことや、消費者マインド指

    数も冴えなかったにも拘わらず「緩和縮小」が重しとなり株価と債券は値を崩し

    ています。

    株価の方は3日続落し、ダウはこの間370ドル程下げています。この株価の下

    落が東京株式市場にも影響を与え、ドル売り円高を誘発していますが、一方で

    債券相場も下落し、長期金利が急上昇していることがドルの一段の下落をサポ

    ートしている状況です。先週末には10年債利回りが一時2.86%台まで上昇し、

    2011年7月以来約3年振りの高水準を記録しました。

    米長期金利が急上昇していることで、日米の長期金利の差は2%を超えてきま

    した。

    今後は、この金利差に着目した「ドル債投資」が機関投資家を中心にどの程度

    出て来るのかがドル円相場にも影響を与えるはずです。

    低金利が続き、より有利な運用先を求めて機関投資家がドル債に資金を振り向

    けるようなら、ドル買い円売りの需要が発生し、ドル円が上昇することにもつながり

    ます。

    ただこれまでの報道を読む限り、機関投資家は国内債が中心で、外債投資には

    まだ慎重であるようです。

    今後、今年の5月まで見られたような「ドル高円安」傾向が鮮明になれば、より高

    金利を求めた機関投資家の「出動」も十分あり得るのではないかと思われます。

    今週はそれほど重要な経済指標の発表はありません。

    それでも注目は21日(水)に公表されるFOMC議事録です。

    今回の議事録は7月30ー31日に行われた内容ですが、ここでどのような議論が

    あったのかが重要になります。足元の市場は9月のFOMCで債券購入プログラム

    が縮小されるのかどうかが最大のテーマだからです。そのため、例えば縮小額な

    どが具体的に議論されていたとすれば「9月実施説」がより高まり、株安、債券安

    につながり易いと予想されます。

    このところの米経済指標は住宅関連を中心にやや足踏み状態で、けっして好調

    とは言えません。製造業景況指数も市場予想を下回って来ています。

    また先週末に発表された消費者マインド指数も期待外れでした。

    これらを背景に緩和縮小は先送りされるとの見方も当然あります。

    それでも「9月実施説」が有力なのは雇用が安定しているからです。

    8月2日に発表された7月の雇用統計では、5月分と6月分が下方修正されました

    が、それでもFRBがメドとしている「月20万人程度の増加」からは大きくかい離し

    てはいません。

    バーナンキ議長も、最も重要なのは雇用の増加であると明言しているように、債券

    購入プログラムを縮小するかどうかの判断は「雇用」の増減を持ってされると思いま

    す。そうなると、9月17-18日のFOMCに最も近い9月6日(金)の雇用統計が極

    めて重要であるということになります。

    ここで20万人程度の増加ということになれば、「9月実施説」が俄然現実味を帯び

    てくることになります。

    ドル円は「日足」で見ると上値を徐々に切り下げています。

    同様に、ユーロドルは下値を切り上げていることから、市場では「ドル安」が進行し

    ていることが理解できます。

    また、ドル円はきれいに「三角保ち合い」(さんかくもちあい)を形成していることも

    見て取れます。ここから、99円台半ばを上抜けすれば一段のドル上昇が見込め、

    反対に96円を割り込めばさらに下落する可能性が高いと見ることができます。

米経済指標に相場は荒れる 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米経済指標の好不調に合わせ、ドル円は乱高下。朝方発表の失業保険

    申請件数は約6年振りの低水準だったことからドル円は上値を試し、

    98円66銭まで上昇。しかし、その後のNY連銀製造業景況指数などが

    悪化していたことや、株価が大幅に下落したことを受け97円07銭まで

    ドル安が進む。

  • ユーロドルも乱高下。1.32台前半から1.33台半ばまで上昇。

  • 株式市場は前日に続き大幅安。シスコシステムズなどが発表した業績予想が

    失望売りを誘い、さらに長期金利が急騰したことでダウは225ドル安。

  • 債券相場は大幅下落。金融緩和が縮小されるとの見方を背景に債券は

    売りもの優勢な展開に。10年債利回りは一時2.82%まで上昇する場面も。

  • ドル安が進んだことから金価格は大幅に上昇し1360ドル台に。

    原油価格も6日続伸し再び107ドル台に。

  • 新規失業保険申請件数 → 32.0万件

  • 8月NY連銀製造業景況指数 → 8.24

  • 7月消費者物価指数 → +0.2%

  • 7月鉱工業生産 → 0.0%

  • 7月設備稼働率 → 77.6%

  • 8月NAHB住宅市場指数 → 59

  • 8月フィラデルフィア連銀景況指数 → 9.3



    本日の注目イベント
  • 欧   ユーロ圏7月消費者物価指数(改定値)

  • 米   7月住宅着工件数

  • 米   7月建設許可件数

  • 米   8月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)


    市場参加者が少なくなり流動性が低下している中、米経済指標が多く

    発表され、強弱まちまちだったことから予想外に値動きが荒くなったよう

    です。ドル円もユーロドルもそれぞれ150ポイント以上の値幅を伴い乱

    高下しました。

    NY市場の朝方には失業保険申請件数が発表され、市場予想を下回

    る32万件だったことからドル円は98円台半ばまで上昇しました。この水

    準は前日のドルの高値であった98円43銭を上抜けしたこともあり、一段

    のドル高を見込む雰囲気もあったようです。

    また、米長期金利の上昇もドル買いにつながった様ですが、その後に

    発表されたNY連銀製造業景況指数などが不調だったことで一転して

    ドル売りに傾いています。

    他の経済指標では、鉱工業生産が横ばいで、フィラデルフィア連銀景

    況指数が予想を下回ったことでドル売りが進み、さらにNYダウが200ド

    ルを超す下げを見せたことで「リスクオフ」の流れが加速し、ドル円は97

    円台割れ目前まで下落しました。

    この日のNY市場は朝方と午後ではセンチメントが一変しており、市場

    参加者が少なかったことも相場の振幅を大きくしたようです。

    セントルイス連銀のブラード総裁は講演で、「インフレ率が目標を下回り、

    その水準にとどまると予想される環境下でFOMCが金融緩和をやめる

    ことは通常ない」と述べ、現在のような緩慢な物価上昇率であれば、金

    融当局が刺激策の縮小に動くことはないとの見解を示しました。

    ブルームバーグが実施したエコノミスト調査によれば、65%が「9月のF

    OMCで債券購入の縮小が決定される」と予想しています。

    これは8月9-13日に43人のエコノミストを対象に実施されたもので、

    9月に縮小と見ているエコノミストの縮小幅の中央値は「100億ドル」で、

    月750億ドルに減額されると予想しています。

    現在、金融市場の最大のテーマはFRBがいつ金融緩和縮小に動く

    かということですが、その反応を巡っては必ずしも定まっているわけで

    はなく、それが相場の先行きを読みにくくしています。昨日も株式市場

    の大幅下落に着目すると「リスク回避」ということで、円買いドル売りにつ

    ながりますが、同時に債券も売られたことで米長期金利は上昇しており、

    ここではドル買い円売り要因と見ることもできます。

    また、これまでは好調な米経済指標が出ると「緩和縮小が早まる」とし

    て株安で反応して来ましたが、昨日のように多くの経済指標が事前予

    想を下回ったにも拘わらず、株価の下落につながっています。

    今週は月曜日からドル高円安トレンドを形成して来ており、その前の

    週とは一変しています。

    明確なトレンドが見えないことで、「1週間単位」で小さなトレンドがで

    きつつあるように思えます。

    週末の本日で再び円高傾向に戻りそうな気配もあります。

    来週は96円台を覗くことになるかもしれません。

    ドル円米長期金利に支えられしっかり 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場



    • ドル円は夏休み相場の気配を強め小動き。98円台での取引が

      続き、株安にも拘わらず円を買う動きは限定的。米長期金利が

      高止まりしていることがドル円をサポートし、98円10-15銭で

      引ける。

    • ユーロドルも小動き。ユーロ圏のGDPが7四半期振りにプラスに

      転じたものの、ユーロ買いは見られず1.32台半ばで取引を終える。

    • 株式市場は大幅安。百貨店大手メーシーズの売上高が予想を下回ったことで

      小売株が下落をけん引し、ダウは113ドル安。

    • 債券相場は小幅安。一時は利回りが今年最高水準に近づいたが、引けは

      2.71%台と、前日比小幅に低下。

    • 金は反発。原油は小幅に上昇し高値圏で推移。

    • 7月生産者物価指数 → 0.0%

      本日の注目イベント
    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   8月NY連銀製造業景況指数

    • 米   7月消費者物価指数

    • 米   7月鉱工業生産

    • 米   8月NAHB住宅市場指数

    • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演



    日本では夏休みのピークを迎え、海外市場でも参加者が減り、為替市場全体で

    値動きが緩慢になって来ました。

    ドル円は98円台前半での取引に終始し、NYダウが大幅安にも拘わらず98円

    台を維持しています。

    9月のFOMCで緩和縮小が開始されるとの見方が依然として根強く、これが米

    債券の売り圧力となり長期金利が高止まりしていることが背景かと思われます。

    今週月曜日、日本の4-6月GDP発表直後に95円台後半まで円買いドル売

    りが進んでからはほぼ連日ドルが買い戻され、昨日の東京時間には98円台半

    ばまでドル高が進みました。しかしこのまま100円台までドルが値を戻すかどうか

    は不透明です。

    米金融緩和縮小観測が依然強く、これが米債券の売り圧力となって長期金利

    を高止まりさせています。

    一方で日本の長期金利は安定を見せ、昨日も0.75%近辺で取引されており、

    日米金利差も2%近くまで拡大してきました。

    日米金利差の拡大はドル高要因となるため、ドル円がNY株の下落にも拘わら

    ず98円台で推移している理由にもなっています。

    とはいえ、ドル円は95-100円の大きなレンジの中、明確な方向感は見られ

    ません。

    下値では6月の93円台を底値に、今回は95円台後半までの下落で収まったこ

    とから、徐々にサポートラインが右上に切り上がっています。

    それでも「日足」のMACDは依然として「マイナス圏」で推移していることから、

    本格的なドル高には程遠い状況と言えます。

    日経平均株価が1万4000円台を回復してきたこともドル高要因の一つですが、

    こちらもまだ先行きが不透明です。

    消費税増税を巡る議論が今後有識者を中心に行われることになっていますが、

    増税は株価の下落につながり易いものの「増税見送り」の選択肢は考えにくい

    状況です。

    増税による景気への影響が顕著になれば、日銀が再び追加緩和に踏み切る

    可能性も出てきます。私も含めて、多くのアナリストが年末に向けて一段の「ド

    ル高円安」を予測する根拠は、このあたりもありますが

    増税先送りという事態になれば「株安、債券安、円安」のトリプル安が起こる

    と言う見方も、あながち大げさでもありません。

    議論の中心は引き上げ幅だけの問題ではないかと考えております。

    GDPの「二次速報」は9月9日に発表されますが、この結果を持って安倍総

    理も増税するかどうかを判断すると述べています。

    そしてその前の週の金曜日には米国で「8月の雇用統計」も発表されます。

    日本では消費税増税が決まるのかどうか、一方米国でも9月のFOMCで緩

    和縮小を決定するのかどうか、

    どちらも今後の為替相場の行方を決める、極めて重要なイベントを控えてい

    ます。

    そのタイミングはちょうど夏休みを終えた時期とも重なっています。

    それまでの約3週間は決定的なトレンドが出にくく、もみ合いが続くと予想され

    ます。


    ドル円一時95円台後半に 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場



    • ドル円は約1ヵ月半ぶりに95円台まで下落し、一時95円81銭を記録。

      東京市場で株価の下落に伴うドル売りの流れが加速し、ストップを巻き込んだ

      動きがドル売りにつながる。午後にはNY株式市場が上昇したことと、

      このところの急激なドル売りへの警戒感からは反発し、96円台60-70銭まで

      値を戻して引ける。

    • ユーロドルでもドル安ユーロ高が続き、一時は6月19日以来となる

      1.34台まで上昇。来週発表される域内のGDPがプラスに転じるとの見方も

      ユーロ買いを誘った。

    • 株式市場は4日振りに反発。中国の輸出入がともに市場予想を上回ったことが

      好感され、ダウは27ドル高。

    • 債券相場は続伸。30年債入札が好調だったことが買い物を集め、10年債

      利回りは2.58%台まで低下。

    • 金は大幅に続伸し1300ドル台を回復。原油価格は5日続落し103ドル台に。

    • 新規失業保険申請件数 → 33.3万件

      本日の注目イベント
    • 豪   RBA四半期金融政策報告

    • 日   7月マネーストック

    • 中   中国7月消費者物価指数

    • 中   中国7月生産者物価指数

    • 中   中国7月工業生産

    • 中   中国7月都市部固定資産投資

    • 中   中国7月小売売上高

    • 英   英6月貿易収支

    • 加   カナダ7月雇用統計

    • 加   カナダ7月住宅着工件数

      ドル円はNY市場で96円を割り込み、95円81銭まで円高ドル安が進みました。

      今回のドル安局面の下値を95円程度と予想していましたが、先週金曜日の雇

      用統計発表直後から始まったドル安の流れは、ちょうど1週間で4円もの大幅な

      下落につながったことになります。

      この水準でドル安の流れが止まるかどうかは不明ですが、昨日のNY市場の引

      け値が96円70銭辺りまで値を戻して引けたことで、「日足」のローソク足では

      「長い下ヒゲ」を形成しました。この「下ヒゲ」は長ければ長いほど、底値を記録

      した可能性が高いことから、今後95円が当面のボトムとなることも考えられます

      今後のドル円を見る上では、もちろん米国の緩和縮小がいつ行われるのかどう

      かが極めて重要です。個人的には依然として「9月説」に傾いていますが、仮

      に9月に決定されても、その規模は緩やかになりそうです。

      現在FRBは毎月国債を450億ドル、MBSを400億ドルの合計850億ドルの債

      券購入を行っています。

      緩和縮小が開始されれば、200億ドルから300億ドル程度の規模で縮小が行

      われるとの見方がありますが、その規模が100億ドル程度になる可能性もあると

      いうことです。

      日銀は昨日の金融政策決定会合では市場予想通り、特に動きませんでした。

      黒田総裁は記者会見で消費税率引き上げについて、予定通り引き上げても成

      長は続くとの見方を示し、むしろ引き上げを先延ばしにした場合には長期金利

      が上昇し、現在行っている緩和政策に影響を及ぼすと述べています。

      消費税の引き上げは景気にはマイナスに働くことになりますが、足元の景気の

      伸びがそれを上回ると予想し、財政規律の問題は待ったなしという状況のようで

      す。

      本日も株価の動きから目が離せません。

      その株価は連日値幅が大きく、昨日も200円程度のプラスから一時は250円

      程度のマイナスになる場面もありました。

      その動きに連動して96円台後半まで進んだドル高が、午後3時の引け間際に

      は96円15銭辺りまで急速にドル安が進みました。

      東京時間内では米経済指標などの「手がかり」になる材料がなく、勢い、株価

      を見ながらの取引が中心になります。株価が下げればドル売りで反応し、株価

      が上がればドルを買うといった具合です。

      本日も同様に株価に注目しながら、10時半には中国のCPI(消費者物価指数)

      が発表されることから注意が必要です。

      また午後2時半には同じく中国の鉱工業生産や小売売上高が発表されることか

      ら、中国景気を占う意味では重要です。豪ドル円やドル円には影響が出そうです。

      短期的な動きを示す「1時間足」ではまだ「転換線」が「基準線」を下回ったままで

      すが、「遅行スパン」は好転を見せています。

      「MACD」も依然としてマイナス圏で推移していることから、一気に97円台を回

      復する状況でもありません。それでも96円台を維持し、株価が上昇を見せれば、

      上記指標も徐々に変化してきます。

      予想レンジは96円20銭-97円30銭で見たいと思います。

      ================================

      来週12日(月)から14日(水)まで、夏休みとさせて頂きます。

      その間「アナリストレポート」は休ませて頂きますので、予めご了承いただきますよう

      お願い申し上げます。





    ドル円続落し96円台前半に 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場



    • ドル円はアジア市場で97円台を割り込んだ流れが続き、NY市場でも

      円を買い戻す動きが優勢。株価の下落と、長期金利の低下を手掛かりに一時

      96円32銭まで円高ドル安が進行。

    • ユーロドルは1.32台後半からドル安の流れに連れ上昇し、

      1.3347まで買われる。ドイツの鉱工業生産が予想を上回ったことが

      背景。

    • 株式市場は3日続落。債券購入プログラムを9月にも縮小するとの見方が

      依然として重しとなり、ダウは48ドル安。

    • 債券相場は3日振りに反発。好調な10年債入札を受け買い意欲が高まる。

      10年債利回りは小幅に低下し2.6%前後に。

    • 金は反発。原油は3日続落し104ドル台に。

    • 6月消費者信用残高 → +138.1億ドル

      本日の注目イベント
    • 豪   豪7月雇用統計

    • 日   6月国際収支

    • 日   7月景気ウォッチャー調査

    • 日   黒田日銀総裁記者会見

    • 中   中国7月貿易収支

    • 欧   ECB月報

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   オバマ大統領、サマラス・ギリシャ首相と会談

      昨日のドル円は、やはり97円50銭という水準がカギでした。

      朝方にこの水準を割り込むと、ストップロスのドル売りを巻き込み一気に97円

      台前半まで下落。

      その後値ごろ感からドル買いが入ったものの、反発も97円50銭前後までで、

      東京時間3時前には日経平均株価が576円安の安値引けしたことから97円

      を割り込みました。

      欧州市場ではもみ合いが続き96円台では底堅い動きを見せたものの、NY

      市場では再び円買いの流れが加速し96円台前半までドル安が進みました。

      米国では依然として金融緩和縮小観測が根強く、これがNY株式市場の売

      り圧力となり、さらにNYの株安が日経平均株価へ影響を与える展開になっ

      ています。

      一方日本サイドの問題は株価が薄商いの中急落する荒っぽい展開が続いて

      いることと、消費税引き上げ問題が不透明感を増幅させていることがあります。

      また昨日から始まった日銀金融決定会合では「追加の金融緩和はない」との

      見通しが円買いにつながっているとの指摘もあります。

      そもそも今回の会合では政策変更はなく「無風」と予想が市場の一致した見

      方でしたが、それ自体が足元では「円買い材料」と捉えられているところに、

      今の市場のセンチメントが象徴されているようにも思えます。

      クリーブランド連銀のピアナルト総裁は昨日の講演で「労働市場の回復ペー

      スは加速してきた」とし、「労働市場が昨年秋からの力強い道筋を維持した場

      合は、私は毎月の資産購入の規模縮小に備えるだろう」と述べました。

      今週に入り、地区連銀総裁の講演が多く行われていますが、これまでの内容

      は全ての総裁が緩和縮小に前向きな

      発言を行っています。

      これが株価の下落につながっている訳ですが、緩和縮小は本来ドルの買い

      材料と考えられますが、株価の下落で「リスクオフ」が進み、こちらに反応し

      て円が買われる状況が続いています。

      また、緩和縮小は債券相場にもマイナスに働き、債券が売られれば金利が

      上昇し、金利上昇がドル円をサポートすることになりますが、債券が株式に

      比べ売りこまれず粘り腰を見せていることが影響していると見られます。

      97円を割り込み、96円台半ばも割り込んだドル円は、ここから下値にはそれ

      程目立ったサポートはありません。

      節目という意味では96円ちょうどが意識されますが、それが抜ければいよい

      よ95円ということになります。今日も株価の動きに要注意ですが、新聞による

      と株式市場の方も夏休みのため市場参加者が減っているということもあり、

      値幅が出易い状況です。

      昨日のように予想以上の下落幅を見せる様だと、96円台割れがあるかもしれ

      ません。

      ただ、先週末の雇用統計直後からは3円60銭程下げてきたため、短期的に

      は戻しがあるかもしれません。

      今朝の7時前から8時過ぎまでの動きを見ていると、ドル円がやや買い戻され

      ています。

      「早起き鳥」たちは、今朝は、ドルの買い戻しからスタートしているようにも思えます。

      カナダ中銀総裁からBOE総裁に就任したカーニー氏は、初の記者会見で金融

      政策に関する数値基準を示しました。

      失業率が7%を超える水準に留まる限り、金政政策を引き締める公算はないと表

      明しました。

      日本、ユーロ圏、そして英国と、主要国では金融緩和が今後も相当期間継続する

      ことが確実です。

      そんな中で米国だけが既に出口に向かって「独走」している状況ですが、この差が

      今後の為替相場に影響してくることは十分考えられます。

      本日のレンジは95円60銭ー96円90銭程度を予想しています。


    ドル円早朝に節目を割り込む 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場



    • 欧州時間の朝方に98円58銭まで買われたドル円はその後じり安

      となり、NY市場では節目の97円50銭まで下落。株式市場が下落した

      が、市場はやや円に対して強気と見られる。引けは若干戻して

      97円70-80銭で取引を終える。

    • ユーロドルは1.33台まで上昇。ドル安の流れに加え、ドイツの製造業が

      好調だったことでユーロドルは1.3323まで買われる。

    • 株式市場は大幅に続落。貿易赤字が大幅に縮小したことで緩和縮小観測が高まり

      ダウは93ドル安。

    • 債券相場は横ばい。シカゴ連銀のエバンス総裁が来年半ばごろには資産購入

      プログラムを終了する可能性を示唆したが影響は限定的。10年債利回りは

      2.64%台で変わらず。

    • 金は6日続落で約2週間ぶりに1300ドル台を割り込む。原油も続落。

    • 6月貿易収支 → 342億ドルの赤字

      本日の注目イベント
    • 日   7月マネタリーベース

    • 日   日銀金融政策決定会合(8/9日まで)

    • 英   英BOE四半期物価報告発表

    • 英   カーニーBOE総裁記者会見

    • 米   6月消費者信用残高

    • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演

    • 米   ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演

      昨日夕方98円台半ばを超えたドル円はNY市場では一転してドル売りが勝り、

      97円50銭まで下落し、約1ヵ月振りの円高水準を記録しました。

      NYダウが100ドル近く下落したことで、「リスクオフ」の流れから円が買われた

      ものですが、米長期金利が低下したわけでもなく、ドル円が97円台半ばまで下

      落する理由は見当たりません。

      シカゴ連銀のエバンス総裁が講演を行い、その中で、債券購入プログラムを9

      月に縮小することはあり得るとの見方を示しました。

      エバンス総裁は「労働市場で好ましい改善が見られ、それについて疑いの余

      地はない」とし、9月に緩和縮小を開始する決定を明確には「排除しない」と語

      っています。

      また、「持続的な労働市場の改善を期待しており、それは月間約17万5000人

      ー20万人の雇用増だ」とも述べています。

      同総裁は地区連銀の中でも「ハト派」の代表格で今年はFOMCの投票権を持

      っています。

      同総裁からこれ程緩和縮小に前向きは発言を聞いたことはなく、明らかにドル

      高要因になります。

      しかしドル円は全く反応していません。株式市場では緩和縮小が早まるとの見

      方から株価の下落につながっていますが、やや理解しにくい動きだったと言え

      ます。

      ユーロドルでドル安が進んだことの影響と捉えることができるかもしれませんが・・。

      ドル円はNY市場で97円50銭まで売られましたが、ここでは一旦は反発した動

      きになっています。

      この水準は先週も下落を止められた水準でもあり、極めて重要な値位置かと思

      います。

      「日足」では5月の103円74銭を頂点とした「レジスタンスライン」が機能しており、

      その線は徐々に上値を抑え、切り下がって来ていることが確認できます。

      また、昨日の昼には株安からドル円が下落し97円85-90銭水準まで円高が進

      みましたが、そこから切り返し98円台半ばまで反発しました。

      この水準も「雲の下限」と120日線でサポートされたもので、今回はその水準を

      下回っています。

      下値の方も6月の93円78銭を底値に「サポートライン」を描くことができますが、

      昨日のNYで97円50銭を付けたことで、この線を割り込んだと見られます。

      そのため足元の重要なサポートは97円50銭近辺と見られ、ここを明確に下抜

      けすると、下落に拍車がかかるものと予想します。

      それは、この下の水準には「ストップセル」の注文がセットされていると見られる

      からです。

      97円台半ばを割り込むと下値のメドを付けにくい状況になります。

      目立ったサポートはなく、メドは95円台という心理的な節目ということになりそう

      です。円高が進むと、本日の日経平均株にも下落圧力がかかります。

      円高を嫌気して株価が予想外の下落を見せると、さらにドル円を押し下げる要

      因にもなります。本日は株価の推移と、ドル円の下値を探る展開が予想されます。

      ここはひとまず流れに乗るしかありません。

      予想レンジはやや広く、96円50銭ー97円90銭と考えます。

    ドル円98円台前半まで下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場



    • ドル円は99円台から緩やかに下落。ISM非製造業景況指数が

      良好だったことで98円78銭近辺まで戻す場面もあったが、株価の下落に

      伴い98円18銭までドル安が進む。

    • ユーロドルは一足早く夏枯れ相場の様相。1.32台半ばを挟んで

      一進一退。値幅も30ポイント程度と小動き。

    • 株式市場はまちまち。海外の株式市場が下落したこともあり、利益確定の売り物に

      押されダウは46ドル安。ナスダックは3ポイント高で引ける。

    • 債券相場も軟調。米サービス業の景況が予想以上に拡大したことで、債券購入の

      縮小が始まるとの見方が優勢となり価格は下落。

    • 金は小幅ながら5日続落。原油も続落。

    • 7月ISM非製造業景況指数 → 56.0

      本日の注目イベント
    • 豪   RBAキャッシュターゲット

    • 豪   豪6月貿易収支

    • 日   6月景気動向指数

    • 欧   伊4-6月GDP(速報値)

    • 英   英6月鉱工業生産

    • 米   6月貿易収支

    • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演

      昨日はこの欄で「ドル円の上値が切り下がっていることが懸念される」と

      述べましたが、日米の株価の下落もありドル円は上値の重い展開となっ

      ています。

      ISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったにも拘わらず、ドル円は

      98円台前半まで下落し、NY市場はほぼ同水準で取引を終えました。

      先週重要イベントを終えたこともあり、値動きは値幅の割には緩慢でこれ

      からの動きを象徴するような感じです。

      特にユーロドルの動きが鈍く、ほとんど動いていません。そのためドル円

      が円高に振れた分、ユーロ円も下落した格好になっています。

      本日も大きな値動きは期待できそうもなく、いよいよ夏枯れ相場に入りそ

      うです。

      「タカ派」の代表でもあるフィッシャー・ダラス連銀総裁は講演で、米当局

      が850億ドルの債券購入を縮小させる時期は近づいていると指摘しました。

      総裁は米失業率が先月7.4%に低下しており、債券購入ペースを減速さ

      せる決定は「実効段階に近づきつつある」と

      述べています。

      フィッシャー総裁はFOMCのメンバーですが、今年は投票権を持ってい

      ません。

      もともと「金融緩和」に否定的な「タカ派」であることから、この日の発言は

      市場への影響はありませんでした。

      本日は午後1時半にオーストラリア準備銀行が政策金利の発表を行います。

      市場はすでに0.25%の利下げを見込んでおり、昨日の海外市場で豪ドル

      は対米ドルで0.8870まで売られています。

      この水準は2010年8月以来の安値となり、本日の利下げはかなり織り込ま

      れたと見ることができます。

      チャートを見ても「日足」「週足」などで次々に下値を切り下げ、現在は「月足」

      に頼るしかありません。「月足」では120日線が0.8640に位置しており、

      目先はこの水準で下げ止まるかどうかが焦点になります。

      仮にこの水準を割り込むと、その下は0.8510となり、ここは「雲の下限」

      であることから強力なサポートになるものと思われます。

      先週のRBA総裁の発言でも、一段の豪ドル安を容認したと見られる内容だった

      ことから豪ドル売りが加速した格好になっていますが、オーストラりアにとって最

      大の貿易相手国である中国の景気に底入れ感がでてこない限り、豪ドルの反

      発は見込みにくい状況です。

      今週は8日(木)にもオーストラリアの雇用統計が発表されます。

      ここで雇用の悪化が確認されるようだと、上記水準を目指すことになりそうです。

      ブルームバーグによると、豪州の代表的株式インデックスであるASX200先物

      指数はシドニー時間朝7時の時点で0.2%下落しているようです。

      ドル円は動きにくい展開が予想されます。

      98円台を割り込む勢いもなさそうですが、ドルの戻りが鈍いと確認されれば98

      円割れを試す展開もありそうです。終日株価を睨みながらの動きになりそうです。

      予想レンジは97円90銭ー98円70銭程度を見込んでいます。

    ドル円98円台半ばから反落 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場



    • 7月の雇用統計では、失業率は改善したものの、非農業部門雇用者数が

      市場予想を下回ったことからドル円は発表直後の100円手前から急落。

      一時は98円66銭までドル安が進む。引けにかけては株価が上昇したことで

      98円90-00まで戻して越週。

    • ユーロドルも1.31台後半から急伸。軟調な雇用統計を受けて1.32台

      後半までユーロ高が進む。

    • 株式市場は朝方から売られたものの、午後には雇用統計の軟調さが金融緩和継続に

      つながるとの観測から買われ、ダウは30ドル高と連日で最高値を更新。

    • 債券相場は大幅に反発。雇用者数が予想を下回ったことで、緩和策の継続観測が

      高まり買い物を集める。10年債利回りも大幅に低下しドル円の売り材料に。

    • 金、原油はともに下落。

    • 7月非農業部門雇用者数 → 16.2万人

    • 7月失業率 → 7.4%

    • 7月個人所得 → +0.3%

    • 7月個人支出 → +0.5%

    • 7月PCEコアコフデレ-ター → +1.2%

      本日の注目イベント
    • 中   中国7月HSBCサービス業PMI

    • 欧   ユーロ圏7月製造業PMI(改定値)

    • 欧   ユーロ圏7月サービス業PMI(改定値)

    • 欧   ユーロ圏6月小売売上高

    • 米   7月ISM非製造業景況指数

    • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演


      7月の雇用統計では、失業率が0.2%改善し7.4%に。

      これは2008年以来の低水準になったわけですが、労働参加率の低下が

      もたらしたもので、仕事そのものを見つけることをあきらめた結果との見方をし

      ている専門家が多いようで、それほど「ポジティブ」には捉えられてはいな

      いようです。

      一方、非農業部門雇用者数は市場予想の18.5万人から16.2万人と予

      想を下回り、さらに6月分が19.5万人から18.8万人、5月分も19.5万人

      から17.6万人にそれぞれ下方修正され、順調な回復傾向を見せていた

      雇用に一服感が出てきました。

      この結果を受けてドル円は、1円以上も急落しています。

      もっとも、発表前までにドルが買われる展開が続いており、ADP雇用者数

      の結果を含め、先週の経済指標がほぼ好調だったことから、雇用統計への

      期待感も高まっていたものと思われます。そのため、ドル円は発表直前の9

      9円95銭を天井に下落し、98円66銭までドル売りが加速しました。

      気になるのは「日足」チャートを見ると、5月22日の103円74銭を頂点に上

      値が徐々に切り下がっていることです。

      103円74銭を頭に約10円下落してからは、下落幅の8割程度まで戻したこ

      とで、「ドル高トレンドは変わらない」

      と考えていました。しかし、その後は101円台半ばまで戻して再度下落し、

      さらに100円台半ばまで戻して下落し、今回の戻りは100円手前まで行っ

      ての急落になります。

      上値が徐々に下がっていることで、左上から右下に向けて「レジスタンスラ

      イン」を引くことができます。

      今週中にはこのレジスタンスラインが100円程度まで下がってくるものと思わ

      れ、このままの状況が続くと100円が抜けずに、上値の重い展開が続く可能

      性もあります。

      逆に言えば、この「トレンドライン」を突破出来れば上昇に弾みもつきそうです。

      焦点は今回7月の雇用統計の結果を受けて、来月のFOMCで緩和縮小の可

      能性が無くなったのかどうかという点です。

      今回の発表で5月、6月が下方修正されたことで、FRBが緩和縮小の目安とし

      ている「20万人程度の増加」がやや遠のいたのは事実ですが、まだ「9月説」

      を排除するほど決定的ではないと考えています。

      仮に9月6日に発表される内容が今回の様であれば「9月説」の可能性は消え、

      「12月説」が注目されることにはなりますが、現段階ではまだ判断できません。

      そのため、今後の経済指標の行方が益々重要になって来ます。

      最重要イベントである雇用統計が終わり、今週はそれ程重要な経済指標はあ

      りません。

      そんな中、連銀総裁の講演が多く予定されていることから、そちらに注目が集

      まりそうです。

      中でも、7日(水)に行われるフィラデルフィア連銀のプロッサー総裁の講演は

      注目されそうです。

      先週のFOMC声明文で物価上昇率に関しての文言が加えられていましたが、

      同総裁は「現在の物価上昇率では金融緩和を縮小することを正当化できない

      」と述べています。声明文も同総裁の発言を配慮したものではないかとの観測

      があります。

      さすがに今週から「夏休みモード」に入る公算が高いと思われますが、今年の

      ドル円は予想外に動きます。

      参加者が減ることで値動きが荒っぽくなることも考えられるため油断はできませ

      ん。本日は98円30銭-99円50銭程度の動きになるのではないかと予想して

      います。

    ドル円急騰し99円台半ばに 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場



    • ドル円は大幅にドル高円安が進む。東京株式市場で株価が大幅に上昇した
      したことで98台半ばまでドルが買われ、海外市場でも好調な米経済指標や
      長期金利の上昇を手掛かりに、99円台半ばまでドル高が進み高値圏で引ける。

    • ECB理事会では政策金利は据え置かれたが、ドラギ総裁が引き続き
      金融緩和の可能性に言及したことでユーロは軟調な展開。ユーロドルは
      アジア市場の1.33台から1.32台割れまでドル高ユーロ安が進行。

    • 前日のFOMCで緩和策を維持する方針を示したことや、日欧の株価が大幅に上昇
      したことで米株式市場も大幅高。ダウは128ドル高と、初の1万5600ドル台を記録。

    • 株高や、経済指標が堅調だったことから債券相場は大幅に下落。10年債利回りは
      約1ヵ月振りに2.70%台まで上昇。

    • 金は続落し、原油は前日に続き大幅に続伸。米景気拡大が原油高につながる。

    • 新規失業保険申請件数 → 32.6万件

    • 7月ISM製造業景況指数 → 55.4


      本日の注目イベント
    • 豪   豪4-6月生産者物価指数

    • 日   7月マネタリーベース

    • 欧   ユーロ圏6月生産者物価指数

    • 米   7月雇用統計

    • 米   7月個人所得

    • 米   7月個人支出

    • 米   7月PCEコアコフデレ-ター

    • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演(ボストン)




    昨日の東京市場では中国のPMIが市場予想を上回ったという好材料があったものの、

    ドル円は株価との連動を強め上昇しました。3時の引け際に日経平均株価が急伸し、

    高値引けを見せるとドル円も98円台半ばまでドル高が進み、改めて株価との相関が

    強いことを印象付けました。


    前日のFOMC声明文では、どちらかと言えば金融緩和が継続されるという見方が

    優勢となり、ドル円の上値が重い展開でしたが、97円台後半から98円台に

    乗せるとほぼ押し目もなくドルが買い戻されています。

    ドルの上値が重い雰囲気を一変させたのが株価の上昇と、好調な米経済指標でした。


    新規失業保険申請件数は32万6000件と、先週に比べ1万9000件減少しており、

    この水準は2008年1月以来の低水準でした。

    この指標は天候などにも左右され、振れやすい傾向がありますが、より変動の少ない

    4週移動平均で見ても34万1250件と大幅に減少していることが確認されます。

    米労働市場の回復傾向が順調に進んでいることを示すデータにもなり、今後の雇用にも

    影響を与えます。


    また7月のISM製造業景気指数も「55.4」と、こちらも市場予想を上回ってい

    ました。前日に発表されたADP雇用者数も20万人に届いており、いやが上にも

    今夜の雇用統計の伸びに期待が集まります。

    重要なことは、5月の「バーナンキショック」以来、好調な経済指標が発表されると

    「緩和縮小が早まる」との観測から、ドル高円安には振れるものの、株と債券が

    売られる展開が続いてきましたが、その行動に変化が現れたことです

    これまでも述べて来ましたが、良好な経済指標→緩和縮小による資金流入の減少→

    株価の下落、というパターンから、いつの間にか「米経済指標の改善は株にもプラス」

    と考えるように変わっており、「緩和縮小」を徐々に消化しており、昨日は株が大きく

    買われています。

    米経済が順調に成長しているからこそ、「緩和策」を修正するわけです。

    今後も緩やかに株高、債券安が進み、そしてドルが買われる展開を予想しています。


    ドル円は結局、97円50-60銭が当面の底値と確認できそうです。

    緩和継続との見方が優勢になったことを背景に、ドル円は下値を試し、

    97円54銭まで円買いが進みましたが、ここには「日足」の120線と、一目均

    衡表の「雲の下限」があり、重要なサポートであることはこれまで述べてきた通りです。

    ただ、このまま再び100円台を回復し、これも重要な水準である、

    100円50-60銭抜くには、今夜の雇用統計に頼らざるを得ません。

    100円台に乗せる前の、99円50-60銭には「4時間」の120日があり、

    昨日のNY市場はここで一旦上昇を抑えられた格好になっています。


    「日足」チャートを見ても「転換線」が「基準線」を上抜けし好転を見せてはいますが、

    現在はその「転換線」で上昇を止められている状況です。

    また、103円74銭のドル高値から引いた「レジスタスライン」は依然として

    機能しているため、このまま「ドルブル一辺倒」で立ち向かうわけにもいきません。

    結局は、上記100円50-60銭を完全に上抜けすれば「新しい世界」が見えて来る

    はずですが、そこまでに至るにはまだ何度か超えなければならないヤマがあると

    いうことです。

    今夜の雇用統計に期待したいと思いますが、改めてADP雇用者数と、雇用統計には

    厳密な相関関係がないということは覚えておきたいと思います。


    ================================================================

    今朝の新聞に「三菱東京UFJ銀行」がコンビニでのATM手数料を現行の無料から

    有料にすることを検討してるとの記事であります。

    銀行の店舗がどんどん減り、今やコンビニでお金を引きだすことは日常化しています。

    特に近くに店舗のない場所では、コンビニは今や「銀行の支店」の役割を担っています。

    もしこれが実現したら預金者の行動にも変化が出そうです。

    良い週末を・・・・。

    ドル円98円台半ばから反落 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場



    • 97円台半ばでADP雇用者数の発表を迎えたドル円は、好調な数字に
      98円台に乗せ、その後に発表されたGDPも市場予想を上回ったことで
      98円57銭までドル高円安が進む。注目のFOMCでは資産購入ペースを
      維持すると同時に、低インフレが景気拡大の妨げになるとの文言が加えられ
      ていたことでドル売りが再燃、97円台後半まで値を戻して引ける。

    • ユーロドルでもドル安ユ-ロ高が続く。ユーロ圏の失業率が低下したこともあり、
      ユーロは一時1.3345まで買われる。

    • 株式市場はまだら模様の展開。好調な経済指標に株価は上昇して始まったが、
      FOMC声明文を受けて一進一退に。ダウは21ドル下げたが、ナスダックは
      9ポイント高。

    • 債券相場はFOMC声明文に反応し上昇。10年債利回りも2.6%台を割り込む
      水準まで低下。

    • 金は続落し、原油は大幅に反発。

    • 4-6月GDP(速報値) → +1.7%

    • 7月ADP雇用者数 → +20万人

    • 7月シカゴ購買部協会景気指数 → 52.3



        本日の注目イベント
      • 中   中国7月製造業PMI

      • 中   中国7月HSBC製造業PMI(改定値)

      • 欧   ECB理事会

      • 欧   ドラギ・ECB総裁記者会見

      • 英   BOE政策金利発表

      • 米   新規失業保険申請件数

      • 米   7月ISM製造業景況指数



      東京時間から上値が重かったドル円は、欧州時間には97円54銭までドル安が

      進み、「97円50銭割れ」が意識される展開でしたが、この水準が予想外に

      底固く、ADP雇用者数が20万人と発表されると98円台まで反発しました。

      21時半に発表された第2四半期GDPでも市場予想を超える1.7%だった

      ことでさらに上昇し、98円台半ばまでドルの買い戻しが進みましたが、

      結局そこを頂点に反落しています。


      ドル円は今週月曜日に97円64銭まで急速にドル安が進みましたが、

      この水準は「日足」の120日線がサポートしていることと、さらに

      一目均衡表では「雲の下限」でもあることから、一旦はドルを買い戻す動きが

      見られ下落が止められています。

      97円台半ばはひとまず強いサポートレベルであることが確認されたと認識

      しています。


      注目のFOMC声明文では具体的な見通しを示さなかったものの、

      毎月850億ドルの債券購入は継続するとしています。

      前回のFOMC声明文と異なる点は、「インフレ率が長期にわたり目標の

      2%を下回れば経済にリスクとなり得ると認識しているが、中期的に

      目標水準に戻って行くとみている」との文言が挿入されたことです。


      FOMCでは既に数値目標を示しており、「失業率が6.5%を上回り、

      今後1-2年のインフレ率が2.5%以下にとどまると予想される限り、

      政策金利をゼロ近辺にとどめる」との内容を公表しています。

      今回声明文でインフレ率について触れたことは、雇用は予想通りの回復を

      見せているが、インフレ率が目標に大きく届いていないことで、早期の

      金融緩和縮小はなお時期尚早だとのメッセージと受け止められないことも

      ありません。

      事実、声明文が公表された後の金融市場ではドル安が進み、債券が

      買われていることから、今回のFOMCで量的緩和を縮小か継続かとの判断を

      「中立」に戻したとの認識が優勢です。


      5月のバーナンキ議長の発言から金融緩和の早期縮小が急速に高まり、

      金融市場が混乱しましたが、今回のFOMCで今後の政策が再びニュートラルに

      戻った様に思いますが、それでも昨日の経済指標は米景気の回復を示すものでした。

      ADP雇用者数は20万人の増加で、先月分も18万8000人から、

      19万8000人に上昇修正され、GDPも住宅を中心に経済成長を続けて

      いることを示しています。

      9月のFOMCまでには、明日の雇用統計と9月の雇用統計の2回を残して

      いますが、それらが順調に20万人を超えていれば、再び緩和縮小観測が

      高まることも考えられます。

      英バークレーズのエコノミストは顧客向けのリポートで「今後2回の雇用統計が

      かなり強い内容である限り、9月のFOMCで量的緩和の縮小が決まると引き続き

      予想される」と分析しています。(ブルームバーグ)


      ひとまず第一の関門を通過しました。本日も比較的重要な経済指標がありますが、

      主戦場は明日の雇用統計ということになります。

      FOMCの声明文で市場の緩和に関する見方は中立に戻された格好ですが、

      今後のカギを握るのは「雇用」であることに変わりはありません。

      足元では97円台後半で推移しているドル円ですが、再度97円台半ばを

      試す展開があるかもしれません。

      非常に強いサポート水準になりつつありますが、言い換えればその水準を

      割り込めばストップも多く設定されていることにもなります。

      注意をするにこしたことはありません。

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