GDP上振れでドル円一気に103円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米第2四半期GDPが市場予想の+3.0%を大きく上回ったことで

    ドル円は一気に103円台までドル高が進む。102円台半ばを超えると

    ストップのドル買いも巻き込み、103円15銭までドルが上昇。その後は

    FOMC声明文に反応し、102円80銭前後で引ける。

  • GDP発表後、ユーロドルでもドル高が進み、1.3366まで下落したが

    その後は買い戻しが優勢となり、1.3395前後まで押し戻される。

    ユーロ円も円売りが勝り、137円台後半まで反発。

  • 株式市場は高安まちまち。予想を上回るGDPに買われる場面もあったが、

    FOMC声明文で相殺された格好に。ダウは続落し、ナスダックは20ポイント

    上昇した。

  • 債券相場は大幅に反落。GDPが上振れたことや、債券購入を100億ドル

    減額したことなどから大きく売られ、長期金利は2.56%台まで急騰。

  • ドルが買われたことで、金と原油は続落。


  • 7月ADP雇用者数     → 21.8万人

  • 4-6月期GDP(速報値) → +4.0%

    本日の注目イベント

  • 豪   豪6月住宅建設許可件数

  • 独   独6月小売売上高

  • 独   独7月雇用統計

  • 欧   ユーロ圏7月消費者物価指数

  • 欧   ユーロ圏6月失業率

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   7月シカゴ購買部協会景気指数

  • 加   カナダ5月GDP

    昨日この欄でGDPなど経済指標が上振れすれば、102円台のドル売り

    をこなして上昇する可能性があり、しかも海外市場がその牽引役だと述べ

    ましたが、想定以上の上振れで、ドル円の上昇も予想を超えるものでした。

    米第2四半期GDPが事前予想を大きく上回る「+4.0%」だったこと

    と、第1四半期GDPも「-2.9%」から、「-2.1%」に上方修正

    されたことが原動力でした。

    特徴的だったのは、ドルが全面的に買われ、円が全面的に売られたという

    点です。

    そのため、ドル円は一気に103円15銭までドル高円安が進み、昨日一

    日だけで約1円も上昇したことになります。

    一方、ユーロ安が続き、下落傾向が鮮明だったユーロドルは1.3366

    まで売られたものの、その後は買戻しも入り、昨日の水準からはややユー

    ロ安に振れたレベルに留まっています。その結果、ユーロ円は大きく反発し、

    137円台後半まで値を戻しています。最強通貨のドルに対して、最弱通貨

    の円という構図でした。

    米第2四半期のGDPは前期の反動があったとはいえ、力強いものでした。

    個人消費が大きく伸び、企業の設備投資も好調で、GDPを押し上げていま

    す。前日発表された消費者信頼感指数も2007年10月以来の高水準だった

    わけで、米景気の拡大は勢いを増しており、設備投資が活発になったと考え

    られます。

    設備投資の拡大は、将来の労働力の確保にもつながり、今後は雇用にも好影響

    を与えるのではないかという連想も働きます。

    だだその後に発表されたFOMC声明文では、労働力の活用が極端に低いこと

    が指摘され、改善の余地が大きいとの記述があり、前回見られた失業率に関す

    る、「なお高い水準にある」という文言ははずされたものの、やや「ハト派」

    的な印象を残しています。一方インフレ率については「インフレ率が2%を下

    回り続ける可能性は幾分低下した」と、今後のインフレを警戒するような文言

    になっており、こちらはやや「タカ派」的であり、株式市場と債券市場は

    このあたりに反応して売られたと考えられます。

    なお、債券購入プログラムに関しては、市場予想通り100億ドル減額し、

    250億ドルにすることを決定しました。

    この結果、10月にも量的緩和策が終了するとの見方はさらに確実性を増して

    います。

    さて、ドル円は102円台前半の「200日線」などのレジスタンスは全て上

    抜けしました。

    今年1月のドルの最高値である105円45銭から描くことのできる「レジス

    タンスライン」もついに上抜けしています。

    さらに日足の「MACD」もプラス圏に入ってきました。

    チャートを見る限り上昇傾向が鮮明です。

    今日は先ず103円台に再度上昇できるかどうかと、その水準を維持できるか

    どうかです。

    これまで長い間「低ボラティリティー」に慣らされてきたわれわれも、ここは

    ギアチェンジする必要があります。

    溜め込まれてきたエネルギーも大きいと思われ、だからこそ昨日は一気に103

    円台まで駆け上ったわけです。

    日足のストキャスティクスが「88」近辺に上昇するなど、短期的には買われす

    ぎの指標もでていますが、押し目を買うスタンスに徹していいのではないかと思

    います。

    長い低迷期を抜けて、今スタート地点に立ったばかりかもしれません。

    予想レンジは102円50銭~103円40銭程度とします。


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    ドル円3週間振りに102円台に乗せる 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は今月7日以来の102円台に乗せる。消費者信頼感など

    米景気の拡大を示す指標にドルが全面高となり、ドル円は一時

    102円16銭まで買われ、ほぼ高値圏で引ける。

  • ユーロドルでもドル高が進み、一時1.3404まで下落。

    ユーロ円は137円台まで買われたが136円台後半まで押し戻される。

  • 株式市場は続落。ロシアへの制裁を嫌気してダウは70ドル安。

    S&P500など、その他の株価指数も軒並み下落。

  • 債券相場は反発。5年債の入札が好調だったことと株価の下落から

    買い物を集め、長期金利は2.46%台に低下。

  • ドルが買われたことで金は下落。原油価格も続落し100ドル台に。

  • 5月ケースシラー住宅価格指数 → +9.34

  • 7月消費者信頼感指数     → 90.9

    本日の注目イベント

  • 日   9月鉱工業生産

  • 独   独7月消費者物価指数(速報値)

  • 欧   ユーロ圏7月景況感指数

  • 米   7月ADP雇用者数 

  • 米   4-6月期GDP(速報値)

  • 米   FOMC政策発表

  • 南米  アルゼンチン、利払い猶予期限 

    ドルは主要通貨に対して全面高の展開を見せました。

    ドル円は約3週間振りに102円台に乗せ、102円16銭まで買われ、

    今月初めの雇用統計直後に記録した、102円27銭が手の届くところ

    までドル高円安に振れています。ユーロドルでも1.3404までドル

    高が進み、こちらは昨年11月以来のドル高ユーロ安水準です。

    ドルはNZドルに対しても0.8490までドル高が進み、NZドルは

    約2ヶ月振りの安値をつけており、さらに金なども売られています。

    背景はFOMCに対する見方が楽観的過ぎるのではないかとの観測が高

    まってきたことです。

    昨日コンファレンス・ボードが発表した7月の消費者信頼感指数は「9

    0.9」と、2007年10月以来の高水準となりました。

    6月の速報値「85.2」も「86.4」に上方修正され、改めて米景

    気の拡大が意識された格好です。

    コンファレンス・ボードの景気指標担当者の声明文では「強い雇用の伸

    びを背景に消費者の現況感が押し上げられたほか、景気や雇用に加え、

    程度は低いにせよ個人所得の短期的見通しが明るくなっていることが、

    期待指数の上昇につながった」と指摘しています。

    また、「最近の強さが年後半に入っても続く可能性が高いことを示唆して

    いる」とも記述されています。(ブルームバーグ)

    このように、米景気の回復ぺースが加速していることから、昨日から始

    まったFOMCでは利上げ開始のタイミングについての議論があるので

    はないかという見方が急速に高まったことがドル高につながりました。

    もっとも、慎重な姿勢を崩していないイエレン議長がすぐに「利上げ」

    に舵を切り直すとも考えにくく、今回のFOMCで利上げのタイミング

    が早まることはないでしょう。

    ただ、本日から発表されるGDPや、雇用統計、ISM製造業景況指数

    などで、強めの内容が相次ぐようなら早期利上げも現実的になる可能性

    はあります。

    昨日もこの欄で触れましたが、ドル円は102円台に乗せたことで「薄

    い雲」は上抜けしています。現在はその上にある「120日線」と「20

    0日線」に絡んでいる状態です。日本の株価が順調に上昇していることで、

    市場はドル高がどこまであるのかを試している所と思われます。

    102円20銭を抜ければレジスタンスを抜けたことになりますが、理想

    的には上記102円27銭を抜け、102円30銭を超えることが望まし

    いと思います。

    この水準は約1ヶ月振りのドル高水準となることから、輸出を中心にドル

    売り意欲も強いと予想されます。集まったドル売りをこなして上昇するに

    は、それなりの材料が必要です。上述の経済指標がその材料になることは

    十分考えられます。

    本日も102円台前半ではドル売りがそこそこ見られるはずです。

    東京時間では昨日の「102円の壁」と同様に抜けないかもしれません。

    ここは海外市場に委ねるしかありませんが、重要なのは市場参加者の

    「相場観」が「もしかしたら、ドル円はレンジを上抜けするかもしれない」

    と、変化することです。102円台後半までドルが上昇すれば、その可能性

    が高まると考えられます。

    低水準が続いているドル円のボラティリティーも足許では5.87%(3ヶ月)

    まで上昇しています。

    本日のレンジは重要指標発表が多く控えていることから、101円70銭~1

    02円50銭程度を予想します。


  • 市場は重要指標の発表待ち 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は堅調な動きを見せながらも、101円90銭近辺を

    抜けず101円台後半でもみ合う。

  • ユーロドルも1.34台前半から半ばで小動き。本日から始まる

    FOMCやGDP、あるいは週末の雇用統計を待つ姿勢が強まる。

  • 株式市場はまちまち、ダウは4日ぶりに反発したものの、

    ナスダック、S&P500は小幅に下落。

  • 債券相場は小幅に下落。FOMCでは資産購入規模を縮小する

    との見方で一致しており、上値を重くした。長期金利は2.48%台

    まで上昇。

  • 金価格は変わらず、原油は小幅に反落。


  • 6月中古住宅販売成約指数 → -1.1%


    本日の注目イベント

  • 日   6月失業率

  • 米   5月ケースシラー住宅価格指数

  • 米   7月消費者信頼感指数 

  • 米   決算発表 →ファイザー、アメックス、ツイッター

    ドル円は先週よりも若干水準を切り上げ、101円台後半で推移して

    いますが、この水準で再び膠着状態を強めてきました。

    101円90銭から上値がやや重い感じがしますが、ここを抜け切れ

    ば102円台ということもありドル売りが並ぶのもやむをえない気も

    します。

    101銭90銭近辺は、これまで102円40銭近辺にいた「雲」

    (日足)が下がってきたことで上値を抑えている形になっていますが

    、逆に言えば「抜け易い」とも言えます。しかもこの「雲」は非常に

    薄く、102円台に乗せれば抜けたことになります。もっとも、その

    すぐ上には「120日線」と「200日線」がいるため、完全に上抜

    けするには102円20銭程度まで上昇する必要があります。

    ドル円の膠着状態は、相場を動かす材料が不足していることがありま

    すが、今週は米国から重要指標が相次いで発表されることから「今度

    こそは・・・」と期待も膨らみます。30日にはADP雇用者数と第

    2四半期GDPが発表されます。

    特にGDPについては、前期が市場予想を大きく下回る「-2.9%」

    だったこともあり、その反動から「+3.0%」と予想されています。

    また、FOMCの声明文も発表されます。

    今回はイエレン議長の記者会見は予定されていませんが、100億ド

    ルの資産購入の減額が決定されると見られます。

    1日の週末には7月の雇用統計が出ます。

    先月が28.8万人の増加で、それでもこの指標発表直後に記録した

    102円28銭が直近のドルの高値になっており、それ以来約1ヶ月

    間102円台を見てはいません。

    今回の予想は23.1万人と、失業率は変わらずの6.1%が見込まれ

    ています。

    今朝の経済紙に、「ドル円の取引高が前年同期比46%減少し、19年

    ぶりの低水準」との記事がありました。年初からの値幅が5円弱で、さ

    すがにこれでは出来高が増えないのは当然です。

    昨年が特に「ドル高、株高」が進み、明確な円安トレンドが出ていたた

    め、取引高が大きく膨らんだという背景がありました。そのため昨年と

    単純に比較するのは無理としても、ボラティテリティーの低さは尋常で

    はありません。7月もそろそろ終わります。

    8月に期待するしかありません。

    予想レンジは101円60銭~102円10銭程度としたいと思います。


  • インフレ指標を受け豪ドル堅調 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は欧州時間に101円30銭前後まで下落したが、NYでは

    じり高となり101円55銭まで上昇。経済指標もなく、来週のFOMCや

    GDPなどを待つ姿勢が強まる。

  • ユーロドルは1.34台半ばで横ばい。安値圏で推移しており、戻りを

    売りたいとの声も多く、ここからの次の展開が注目される。

  • 株式市場はまちまち。企業決算をにらんでの展開からダウは26ドル

    下落したが、ナスダックとS&P500はともに続伸。S&P500は

    最高値を更新。

  • 債券相場はもみ合いからほぼ変わらず。長期金利は2.469%で

    取引を終える。

  • 金、原油はともに反落。


    本日の注目イベント

  • 日   6月貿易収支

  • 中   中国 7月HSBC製造業PMI(速報値)

  • 独   独7月製造業PMI(速報値)

  • 独   独7月サービス業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏7月製造業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏7月サービス業PMI(速報値)

  • 英   英6月小売売上高

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   6月新築住宅販売件数

    IMF(国際通貨基金)は23日、米国の今年の経済成長率を1.7%と

    予想し、1-3月期のマイナス成長を理由に、6月時点での2%予想から

    引き下げています。その上で、米国のインフレは引き続き抑制されており、

    今年の景気減速が労働市場の回復を長引かせるとして、FOMCには現在

    の低金利をより長期にわたって維持できる余地があるとの見方を示しまし

    た。(ブルームバーグ)

    この見方は先週のイエレン議長の議会証言とも一致しており、今年中に債

    券購入プログラムを終了しても「相当な期間」政策金利の引き上げは行わ

    ないという考えをサポートした格好になっています。米政策金利がいつ引

    き上げられるかが、今後の相場を予想する上で最大のポイントになるだけ

    に、今回のIMFの報告はFOMCの「ハト派」メンバーにとっては心強

    い味方かもしれません。

    そのFOMCは来週29-30日に予定されています。

    ドル円は一進一退で、依然として明確な方向性が見えていません。

    足許の動きでは101円前後ではドル買い意欲が強く、101円70銭か

    ら上値ではドル売り意欲が強いように見受けられ、ますます値幅が狭くな

    っているのが実情です。ただ、ドル円のボラティリティーは今週に入りや

    や上昇傾向を見せています。一時5.125%(3ヶ月)程度まで低下し

    ましたが、現在は5.4%程度まで上昇しています。

    そろそろ溜めていたエネルギーが吹き出すタイミングが近いのかもしれま

    せん。

    通常はそれ程動かない夏ですが、これまで十分静けさを保ってきただけに、

    もしかしたら夏には結構な動きを見せるかもしれません。

    念のために「サマーラリー」に備える心の準備だけは怠らないようにした

    いものです。

    豪ドルが堅調に推移しています。

    昨日発表されたオーストラリアのインフレ率が事前予想を上回ったことで、

    利下げ観測が後退し豪ドル買いに安心感が出たことが背景です。

    豪ドルは対米ドルで0.94台半ばまで上昇し、7月1日に記録した0.

    9505が意識される水準です。

    高値警戒感はあるものの、「日足」までの短い足では全てレジスタンスを

    上抜けしています。

    また、長期のトレンドを示す「月足」では「MACD」がゴールデンクロ

    スを終えていることにも注意が必要です。

    もともと現在のような低ボラティリティーが続いている時には、豪ドルな

    どの高金利通貨が「選好され易い」傾向があります。

    高値警戒感は必要ですが、レベル感だけで売り急ぐのは危険だと思います。

    これは豪ドル円にも言えることです。

    本日は中国のPMIをはじめ、ドイツ、ユーロ圏など「購買担当者景気指

    数」が多く発表されます。

    先ずは午前中10時45分に発表される「HSBC製造業PMI」に注目

    したいと思います。

    市場予想は先月よりも強めの「51.0」を見込んでいます。

    本日のレンジは101円10銭~101円90銭程度と予想しています。

    ==================================================================

    都合により25日(金)と、28日(月)のアナリストレポートはお休み

    とさせていただきます。

    皆様にはご迷惑をおかけしますが、なにとぞご理解くださいますよう

    お願い申し上げます。


  • ユーロドル1.35台を大きく割り込む 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は底堅い動きを見せ、一時101円60銭まで上昇。

    中古住宅販売が好調だったことで、ドルが主要通貨に対して上昇した

    流れに円売りが優勢となった。

  • ユーロドルはさらに下落し、昨年11月以来となる1.34台半ばまで

    ユーロ安が進行。米消費者物価指数は市場予想と一致したが、ユーロ売りの

    きっかけになったとの指摘も。ユーロ円も約5ヶ月振りに136円台半ばに。

  • 株式市場は反発。好調な企業決算とウクライナ情勢がやや好転したことを受け

    ダウは61ドル上昇し、1万7100ドル台を回復。

  • 債券相場は小幅に続伸。中東情勢が依然として緊迫していることから

    債券価格はやや上昇。30年債利回りは一時3.24%まで低下し、1年ぶりの

    低水準に。

  • 金、原油価格はともに反落。

  • 6月消費者物価指数       → +0.3%

  • 5月FHFA住宅価格指数    → +0.4%

  • 6月中古住宅販売件数      → 504万件

  • 7月リッチモンド連銀製造業指数 → 7

    本日の注目イベント

  • 豪   豪第2四半期消費者物価指数

  • 欧   ユーロ圏7月消費者信頼感(速報値)

  • 英   BOE議事録

  • 加   カナダ5月小売売上高


    米中古住宅販売が好調だったことや、6月の消費者物価指数(CPI)が

    市場予想通りだったものの依然として高水準であったことを受け、ドルは

    主要通貨に対して買われ、ユーロドルは1.34台半ばまで下落し、昨年

    11月以来となるユーロ安水準をつけています。

    特にユーロが大幅に売られる材料は見あたらなかったものの、市場はCPI

    など、ユーロ売りのきっかけを探していたといった声も聞かれました。

    基本的には出口に向かって歩みを進めている米国と、今後さらに追加緩和策

    が検討されているユーロ圏との政策の違いが現れた形になってきました。

    ユーロは対円でも136円台半ばまで下落し、約5ヶ月振りの安値をつけた

    だけではなく、対豪ドルでも1.43割れ目前まで売られ、こちらも昨年11

    月以来の安値を記録しています。ECBは来月にも新たな緩和策を導入すると

    の見方があり、ユーロが一段と売られるリスクが高まってきたように思えます

    が、ユーロ圏の国債には資金流入が続いており、個人的にはここから大きくユー

    ロが下落することには懐疑的です。

    ユーロ安が進んでいる一方で、豪ドルは堅調です。

    オーストラリア準備銀行のスティーブンス総裁は昨日、政策には満足しており、

    必要に応じて追加策を打ち出す用意があると述べていました。

    豪ドル高は素直にこのニュースに反応したものと思われますが、本日10時3

    0分に発表される、4-6月期の消費者物価指数には注目する必要があります。

    市場予想より強めの数字が出ると、利上げ観測につながるため豪ドルがさらに

    上昇することも予想されるためです。市場予想は前期比0.5%の上昇と見て

    います。

    マレーシア機撃墜に関しては、やや状況が好転してきました。

    犠牲者の遺体の移送が始まり、撃墜時の状況を分析するためのブラックボック

    スがマレーシアの担当者に引き渡されました。

    プーチン大統領も親ロシア派の武装勢力に対して協力を呼びかけたとも報道さ

    れています。マレーシア機攻撃の真相が解明できれば、欧米がどのような制裁

    を加えるのかも明らかになってきます。まだ緊張が続くことからドル円の上昇

    も限定的と見られます。

    ドル円は101円60銭まで反発したことで、短期的には上昇傾向が見られま

    す。現在「4時間足」の「雲」に上昇を抑えられている状況ですが、この「雲」

    も「日足」と同様に下方に水準を切り下げて来ているため、「抜けやすい」状

    況です。仮にドル円が101円80銭レベルを超えた時には注意が必要です。

    本日のレンジは101円10銭~101円80銭程度と予想します。


  • 地政学的リスク高まるもドル円動かず 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円はマレーシア機の墜落でロシアへの批判が高まる中、

    101円台前半で小動き。先週末の水準からややドル高に振れたものの

    上値も限定的。

  • ユーロドルは1.35台前半でもみ合う。ドイツの生産者物価指数も

    市場予想通りで材料にはならず。ユーロ円は一時137円台を割り込んだ

    が、値動きは乏しい。

  • 株式市場は反落。ウクライナ情勢の緊迫化や中東情勢の悪化が

    売りにつながった。ダウは48ドル下落し1万7051ドルに。

  • 債券相場は反発。米国をはじめオランダ、オーストラリアの首相が

    ロシアに対する批判を強め、追加制裁の拡大につながる可能性が高まった

    ことが背景。長期金利は2.46%台まで低下。

  • 中東情勢を受けて金、原油は続伸。

    本日の注目イベント

  • 中   中国 6月景気先行指数  

  • 米   6月消費者物価指数

  • 米   5月FHFA住宅価格指数

  • 米   6月中古住宅販売件数  

  • 米   7月リッチモンド連銀製造業指数


    マレーシア機の撃墜を巡って、オバマ大統領は「ロシアに責任がある」と発言し、

    ロシアが武装勢力への影響力を行使しなければ、さらなる制裁もあると演説しま

    した。

    今回の民間航空機撃墜事件に加え、パレスチナ自治区ガザではイスラエルによる

    軍事作戦で多くの犠牲者が出ており、こちらでもオバマ大統領は難問を抱えてお

    り、地政学的リスクは徐々に高まっています。

    ただそれでも為替への影響は限定的で、安全通貨の円が買われてはいるものの、

    大きな値動きはありません。NY株式市場も、墜落報道があった日には170ド

    ル程下げたものの、先週末には大きく値を戻すなど、それ程リスク回避の動きが

    強まっている状況でもありません。

    昨日のNYでは株価が再び下げ、長期金利がやや低下していますが、ドル円は1

    01円40銭前後で変化はありません。

    オバマ大統領は21日ホワイトハウスで、「責任は今、ロシア側にある」と表明。

    ロシアが武装組織に協力を

    説得しなければ「ますます国際社会から孤立を深め」、代償は「高くなるだけ」

    と述べていることで、今週にも新たな制裁が発動される可能性が高まっています。

    今回の事故で犠牲者が多かったオランダのルッテ首相も同国国会で同じような発

    言を行っています。

    ドル円は101円~101円50銭の狭いレンジで推移しており、「日足」では

    先週この欄で述べたように、「雲」が下方に移動しており、現在では102円台

    に乗せれば雲の上限を抜ける格好になっています。しかもこの「雲」は薄く、抜

    けやすい状況でもあります。それでも「日足」チャートを見る限り、「MACD」

    がマイナス圏にいることなどを考えると、上昇トレンドは見い出せません。

    一方「1時間足」を見るとやや上昇傾向が見られます。

    まだ微妙な位置にいますが、「MACD」はプラス圏まで上昇しており、「雲」

    も抜けそうな位置にいます。

    明確な方向感がないことから、現在の値位置から101円を割り込めば下落トレ

    ンド、102円台に乗せれば上昇トレンドと判断されそうな状況としか言えませ

    ん。

    今週も決め手となるような重要な経済指標の発表がないため、ウクライナ情勢の

    成り行きと、中東情勢が相場を左右すると見られますが、大きな値動きは期待で

    きそうもありません。

    本日のレンジは101円~101円70銭程度を予想します。


  • 緊張高まり円全面高 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ウクライナでマレーシア機がミサイル攻撃で墜落したとの

    報道で円が全面高の展開に。株価が大幅に下落し、長期金利も

    大きく低下したこともあり、ドル円は一時101円14銭まで

    円高が進む。

  • ユーロドルは1.35台前半でもみ合ったが、円に対しては急落し

    ユーロ円は今年2月以来、半年振りの円高水準に。

  • 株式市場は大幅に反落。中東の混乱に加え、ウクライナでマレーシア機

    が撃墜されたとの報道でリスクオフが急速に高まり、ダウは161ドル下落し

    1万7000ドルの大台を割り込む。

  • リスクオフが急速に高まったことから、債券には買いが集まり大幅高。

    長期金利は今年3月以来となる2.44%台まで低下。

  • リスク回避の流れから金は大幅高。原油も中東での緊張の高まりから

    大幅高となり103ドル台まで上昇。



  • 新規失業保険申請件数       → 30.2万件

  • 6月住宅着工件数          → 89.3万件

  • 6月建設許可件数         → 96.3万件

  • 7月フィラデルフィア連銀景況指数 → 23.9


    本日の注目イベント

  • 米  7月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

  • 米   決算発表 →GE

  • 加   カナダ6月消費者物価指数


    今年は、よく突発的な「円買い材料」が起こります。

    マレーシア航空機がウクライナでミサイル攻撃を受け墜落したとのニュースに、

    緊張が高まり安全通貨の円が全面高になりました。ウクライナ政府は、マレー

    シアの航空機が反政府勢力のミサイル攻撃を受け墜落したと発表しました。

    親ロシア派は今のところ関与を否定していますが、ウクライナ東部上空では親

    ロシア派による攻撃がこれまでにも確認されており、今後の真相究明が待たれ

    ます。

    ロシア政府はプーチン大統領が犠牲者の遺族に対して哀悼の意を表明したと発

    表しています。

    ミサイル攻撃が親ロシア派の行動なのかどうかはこれから判明してくると思い

    ますが、今朝のブルームバーグはインタファクス発として、プーチン大統領が

    狙われた可能性もあると伝えています。墜落したマレーシア機は、大きさや色

    が大統領機と似ており、プーチン大統領はブラジルでの「BRICS」サミッ

    トを終えて帰国途上にあり、同機は墜落したマレーシア機とワルシャワ付近で

    交差したと報じています。

    これらの情報に加え、イスラエル軍がガザ地区への地上侵攻を始めたことでリ

    スク回避の流れが一気に高まり、為替市場では円が買われ、株式市場では株価

    が大幅安となり安全資産の債券が買われています。

    ドル円は101円割れを目指しそうな状況になって来ました。

    この状況は「ドルが売られている」のではなく、「円が買われている」状況と

    見ることができます。それはドルストレートを見れば解りますが、ユーロドル

    などは1.35台前半でもみ合いが続いており、もしドル安であればユーロド

    ルは大きく上昇しているはずです。

    ドル円はやや下げ足を早め、101円を維持できるかどうかを試す展開です。

    NY株式市場の急落で、今朝の日経平均株価の動向が非常に注目されます。

    下落は避けられないところですが、どの程度の下げ幅で留まるかという点と、

    もともと高値警戒感のあったNY株式市場が、今回の事件をきっかけに下落基

    調に転じるかどうかにも注意したいところです。

    また、2.45%~2.65%でもみ合っていた米長期金利が、下限を割り込

    んできたことも気がかりです。

    東京市場は来週月曜日が休場でもあります。今日の動きと、週末の海外市場の

    動きには十分注意が必要です。低ボラティリティーが続いていたドル円も、さ

    すがにボラは5.55%まで上昇して来ました。予想レンジは100円70銭

    ~101円50銭程度と見ていますが、リスクは円高方向だと思われます。


  • ユーロドル1.35台前半まで下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 101円台で小康状態のドル円は、イエレン議長の議会証言や、

    株価の上昇に101円79銭まで買われたものの、長期金利の低下が

    上値を抑え、101円60-70銭で引ける。

  • ユーロドルは続落。ドルが主要通貨に対して堅調なことで、ユーロドルも

    1.3520までドル高ユーロ安が進み、ユーロ円も137円台半ばまで下落。

  • NY株式市場は大幅高。M&A絡みのタイムワーナーや、インテルなどが

    株価の上昇を牽引し、アップルとIBMの提携も好感されダウは77ドル高と

    最高値を更新。

  • イエレン議長の議会証言で緩和政策継続への安心感から債券相場は上昇。

    長期金利は2.53%台へ小幅に低下。

  • 金、原油はともに上昇。

  • 6月生産者物価指数     → +0.4%

  • 6月鉱工業生産       → +0.2%

  • 7月NAHB住宅市場指数  → 53


    本日の注目イベント


  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   6月住宅着工件数

  • 米   6月建設許可件数

  • 米   7月フィラデルフィア連銀景況指数

  • 米   イエレン議長下院で議会証言

  • 米   決算発表 →モルガン・スタンンレー、IBM、グーグル

    米大手企業の成長への改革に、株価は素直に反応しダウはみたび史上最高値

    を更新しています。IT業界の老舗であるアップルとIBMはビジネスで提

    携することを発表し、21世紀フォックスはタイムワーナーに買収提案を提

    示。またインテルはパソコン需要の伸びを好感し大幅高になるなど、高値警

    戒感のあるNYダウですが、大幅に上昇しました。

    イエレン議長は前日に引き続き下院でも証言を行い、質疑応答では、市場に

    は「憂慮すべき警戒シグナルは見られない」と答えています。

    議長は「金融安定への脅威は中程度のレベルで、極めて高いわけではないと

    いうのが現時点における私の大まかな評価だ」と述べ、資産価値についても、

    全般的に「PERや他の指標は過去の標準値から外れていない」との認識を

    示しました。株価の上昇はこの発言に支えられた側面もあります。

    ドルは概ね上昇し、対ユーロでは1ヶ月振りの高値となる1.3520近辺

    までユーロ安が進行し、対円でも101円79銭までドルが買われる場面が

    ありましたが、円安への勢いは限定的でした。

    債券購入プログラムは年内で終了する予定ですが、その後も緩和的な金融政

    策は変わらないという見方に多くの資金が「株式と債券」に流れこんでいる

    ことが背景です。

    ドル円は膠着状態ですが「1時間足」では下落が抑えられ、上値が重いなが

    らも上昇機運がやや見られます。しかし「日足」に目を移すと、依然として

    上方には「200日線」などの主要な移動平均線があり、さらに上には「雲」

    が横たわっています。

    ただ、それはいずれも101円87銭から50銭程度の値幅に集まっていま

    す。これは相場が煮詰まってきたことと考えることができそうです。

    また上値に横たわる「雲」にも個人的には注目しています。

    現在「雲」の上限は102円47銭近辺にありますが、来週火曜日には上限

    が一気に下がり、101円97銭近辺まで低下する予定です。

    「雲」は先行スパン1と2で構成されていることから、少なくともここ1ヶ

    月ほどの値動きの少なさから「雲」が薄く、さらに過去のドル安の影響から

    下方に移動しています。

    来週以降、ドル円は102円を上回れば「雲抜け」が完成することになり、

    文字通り「ハードル」が下がることで上抜けすることも考えられます。

    もっとも、ドル円のボラティリティーはさらに低下しており、足もとでは

    5.15%(3ヶ月)に達しています。これはすぐにドル円が動き出すこ

    とはないと、多くの市場関係者が予想していることを示すため、上記ドル

    円の上昇は、多分に「期待」という意味も込められているとご理解ください。

    本日はNY株式市場の大幅高を受けて、日経平均がどこまで上値を追えるか

    が注目されます。

    現在100万円のNISAの上限が増額になりそうだとの報道など、政府も

    経済紙も株価押し上げに奔走している状況ですが、「笛吹けど踊らず」、と

    いったところでしょうか。

    レンジは101円30銭~102円程度と予想したいと思います。


  • イエレン発言にややドル上昇 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は堅調に推移。米経済指標が好調だったことに加え、

    イエレン議長の議会証言でも経済指標次第では早期の利上げも

    あり得ると発言したことが支えに。ドル円は101円75銭まで

    買われた。

  • ユーロドルは下落。独ZEW指数が予想を下回ったことや

    イエレン議長の議会証言に反応し1.35台半ばまで売られる。

  • 株式市場はまちまち。金融機関の決算は好調だったものの、

    FRBが一部株価のバリュエーションに懸念を示したことが

    嫌気された。ダウは5ドル高だが、ナスダックは24ポイント安。

  • 債券相場はほぼ横ばい。朝方は小売売上高の結果に反応し

    売られ、その後はイエレン議長の発言に小反発。長期金利は

    2.55%台で小幅に上昇。

  • 金は続落し1300ドル台を割り込む。原油価格も反落し

    約2ヶ月半振りに100ドルの大台を割り込む。

  • 6月小売売上高       → +0.2%

  • 7月NY連銀製造業景況指数 → 25.60


    本日の注目イベント

  • 中   中国 4-6月GDP

  • 欧   ユーロ圏5月貿易収支

  • 英   6月失業率

  • 米   6月生産者物価指数

  • 米   6月鉱工業生産

  • 米   7月NAHB住宅市場指数

  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)

  • 米   決算発表 →ブラック・ロック、バンク・オブ・アメリカ

  • 加   政策金利発表 


    注目されたイエレン議長の上院での発言は、個人的にはこれまでの発言内容

    と変わらず、昨日のこの欄で紹介した米誌とのインタビュー内容に沿うもの

    だった思います。

    ただ市場の反応は、フェデラルファンド(FF)金利の引き上げは、労働市

    場の改善が予想よりも早いペースで続いた場合「現在想定しているよりも早

    期に、そして早いペースで行われる公算が大きい」と述べたことをより重要

    視したようです。

    議長は現行の債券購入プログラムは年内に終了するとの認識を示すと同時に、

    その後のゼロ金利政策は「相当な期間」継続することが適当だとも述べてい

    ます。

    労働市場が改善しているとの認識を示しながらも、住宅市場は改善していな

    いとし、結局利上げに関しては「機械的な公式はなく」、今後の経済指標次

    第だということでした。その意味では、これまでの発言との相違は見られま

    せんが、今後はインフレ率がこれまで以上に注目されることになります。

    足許ではPCEコアデフレータは1.5%ですが、この数値が2%にどこま

    で近づいていくのかが今後の政策のキーになります。

    この発言を巡っては市場の反応も一様ではなかったようでしたが、ドルが主

    要通貨に対して買われています。

    ドル円は一時101円75銭まで上昇し、「1時間足」では、昨日指摘した

    「120日線」まで上昇して上値を抑えられた形になっています。

    ドル円にとってはここからのハードルが高いと言えます。

    「4時間足」や「8時間足」でも、この水準から102円にかけては多くの

    レジスタンスが待ち受けています。

    先週の火曜日から木曜日にかけても、この上値で上昇を抑えられ101円0

    6銭まで反落した経緯があります。それでもこのとこころは日米の株価も上

    昇気味で、長期金利も一進一退です。

    ボラティリティーも依然として低水準ですが、ややレートに動きも出てきた

    感じもします。

    本日もドル円は上値を試しそうな状況ですが、上述のようにここから上値を

    追っていくのはそう簡単ではなく、材料が必要です。

    そうなると、今日は午前11時に発表される中国の4-6月期GDPが極め

    て重要な材料になりそうです。

    市場予想は前期と同じ7.4%ですが、これを上回る内容になれば世界景気

    へ好影響と判断されドル高へ向かうと思われますが、下回った場合には失望

    感が先行します。

    レンジは101円20銭~102円程度と予想しますが、値動きがあるかも

    しれません。


  • ドル円、株高金利高で小幅に反発 

    ひと目で分かる昨晩の動き



    NY市場

  • 日本株が堅調だったことを受け、NY株式市場でも株価が上昇

    したことでドル円は101円台半ばを超える。長期金利の上昇も

    あり、一時101円62銭までドル高が進む。

  • ユーロドルは1.36台半ばまで買われた後、ドラギ総裁が

    為替レートの上昇は景気回復にとってリスクであると証言したことで

    反落し、1.3610近辺までユーロが売られる。

  • 株式市場は大幅に続伸。シティグループの決算が好調だったことで

    市場のセンチメントが好転。ダウは111ドル高で1週間振りに

    1万7000ドルを回復し、再び高値圏に。

  • 債券相場は6営業日振りに反落。イエレン議長の議会証言を控え

    利益確定の売りに押された格好に。長期金利は2.54%台まで上昇。

  • 金は大幅に続落し、原油は反発。


    本日の注目イベント



  • 豪   RBA議事録

  • 日   日銀金融政策決定会合

  • 独   独7月ZEW景況感指数

  • 英   英6月生産者物価指数

  • 英   英6月消費者物価指数

  • 英   カーニー・BOE総裁議会証言

  • 米   6月小売売上高

  • 米   7月NY連銀製造業景況指数

  • 米   イエレン議長上院で議会証言

  • 米   決算発表 →JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、インテル、ジョンソン&ジョンソン


    ドル円は101円台での膠着が続いていますが、昨日の日本株が100円を超える

    上昇を見せたことでややドル買戻しが進み、NY市場でも株高、金利高に反応し

    101円62銭まで小幅にドル高が進みました。

    それでもNYダウが100ドルを超える上昇を見せ、長期金利も上昇した割には、

    ドル円の反発力は弱いとの印象が残ります。

    NY株式市場では、シティグループの決算が純利益では大幅に減少したものの、

    トレーディング部門の収入が伸びたことを好感し株価は上昇しました。

    また、ユーロドルでもドラギ総裁の議会証言をきっかけに「ドル高・ユーロ安」に

    振れたこともあり、ドル円は101円台半ばを超える水準まで値を戻しています。

    「1時間足」では「雲」の上限を抜け、その上に位置する「120日線」も上抜け

    して来ました。この上には、101円69銭に「200日線」あることから、10

    1円70-102円が上値の抵抗帯として意識されそうです。

    先週の101円06銭を底値にやや反発に転じたことで、101円割れのリスクは多

    少後退していますが、やはり低ボラティリティーのためか、反発にも勢いがありませ

    ん。本日の日本株の上昇で、どこまで上値を追えるかが注目されます。

    ドラギECB総裁が欧州議会で証言を行っています。

    総裁は「為替レートの上昇は景気回復の持続性にとってリスクである」と述べ、さら

    に「ECBは極めて緩和的な政策を維持する」と証言しています。

    そしてこれまで通り「ECBは必要なら一段の行動をとる準備ができている」と繰り

    返しています。

    ユーロドルはこの発言が伝わっても、1.3640レベルから1.3610近辺まで

    の下落に留まっています。

    6月にマイナス金利導入を含む包括的緩和策を決めた直後に、1.350目前までユ

    ーロは売られましたが、その後は1.36を挟み一進一退が続いています。

    市場はECBの次の一手を待っている状況ですが、ドラギ総裁の「口先介入」だけで

    は、ユーロドルを1.30方向に誘導するには限界があると思われます。

    昨日の議会証言でも述べていた様に「非伝統的な手段を活用する」時が近づいている

    ように思います。

    本日はイエレン議長が上院で証言を行いますが、ブルーバーグは同議長がそれに先立

    って、米ニューヨーカー誌とのインタビューを行った内容を伝えています。

    それによると議長は、米経済は「われわれが望む位置につけたとしても」、「非常に

    緩和的な金融政策が必要だろう」と述べ、「向かい風はまだ存在する」と語っている

    ようです。

    この内容は市場が予想するように「ハト派的」であり、おそらく本日の議会証言でも

    同様な内容に終始する可能性が高いと思われます。

    仮にこの内容であれば、市場は想定通りとして大きく反応はしないと思われます。

    また午後3時半からは黒田日銀総裁の記者会見が予定されています。

    こちらもこれまで通り、景気は順調に回復しており、インフレ率も想定通りの上昇を

    見せている、と発言しそうです。相場が動くとすれば質疑応答で、「想定外」の発言

    があった時です。

    本日のレンジは101円10銭~101円90銭程度を予想します。


  • ドル円101円台前半で横ばい 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円はほぼ横ばい。重要な経済指標の発表もなく、

    101円台前半で小動き。

  • ユーロドルももみ合い。1.36を挟んで一進一退の動きが

    続き1.3603-08近辺で引ける。

  • 株式市場は反発。欧州の信用不安から朝方は下げたが、ネット関連株

    の上昇が株価を押し上げ、ダウは28ドル高。

  • 債券相場は続伸。欧州金融市場での緊張が続くとの見方から

    債券には買い物が集まり、長期金利は2.51%台まで低下。

  • 金は反落。原油価格は需給が緩むとの観測から大幅に下落し、

    約2ヶ月振りに100ドル台に。




  • 6月財政収支 → +70.5億ドル

    本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏5月鉱工業生産  

  • 欧 ドラギ・ECB総裁議会証言

  • 米   決算発表 →シティグループ


    ポルトガルの大手銀行持ち株会社の信用不安から安全通貨である円が買われ、

    ドル円は前日101円06銭まで円高が進んだが、この日は101円台前半

    でのもみ合いに終始しました。

    ポルトガルの信用不安は限定的で、これ以上金融不安は拡大しないという見

    方がある一方、まだ予断は許さないとする見方から、債券が買い進まれる場

    面もありました。

    ドル円は101円30銭台でもみ合っていますが、米長期金利が2.51%

    台まで低下していることを考えるとまだ上値が重そうな雰囲気です。

    「1時間足」では、101円50銭まで上昇すると「雲」を上回ることにな

    るため、今日はこの水準を抜けることができるかどうかが上値のポイントに

    なろうかと思います。

    一方下値では、先週のドル安値である101円06銭から101円にかけて

    は、そこそこドル買い需要も見られそうなことから、この水準が目先のサポ

    ートになりそうです。「MACD」も依然として「マイナス圏」にいます。

    また「日足」でも「遅行線」は逆転を示したままです。

    これは見る限り、テクニカル的にはドルの底値を試す可能性の方が高いと見

    られます。

    FRBは年内に債券購入プログラムを終了する意向を示していますが、問題

    はそれでも「相当な期間」緩和的な状態を継続するという点です。

    利上げのタイミングを巡ってはFOMC内でも意見の食い違いが浮き彫りに

    なっているとブルームバーグは伝えています。

    タカ派の代表の一人であるプロッサー・フィラデルフィア連銀総裁は、「利

    上げを過度に先延ばしすることでFRBは信用を失いかねず、経済統計では

    既に金融引き締めの必要性が示されている」との考えを示しています。

    これに対して、ハト派の代表格であるエバンス・シカゴ連銀総裁は「低イン

    フレと労働市場のスラック(たるみ)を考慮すれば、FRBは2015年下期

    (7-12月)、または16年まで利上げ開始を待つことが可能となろう」と

    述べています。

    利上げが開始されれば、それは1度や2度ではなく、時間をかけながら緩やか

    に金利上昇のトレンドが継続されると予想され、ドルの支援材料になります。

    懸念されるのは、その前に米働市場が息切れをおこし、さらに利上げのタイミ

    ングが先延ばしになることです。

    今後の雇用統計がますます注目されることになりそうです。

    本日の予想レンジは101円~101円60銭程度と見ています。


  • 欧州不安から円全面高 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 101円台半ば付近でもみ合っていたドル円は、ポルトガルの

    大手銀行の信用不安から円買いが加速し、一時101円06銭まで下落。

    その後米長期金利が小幅な低下に留まったことでややドルが買い戻され

    101円30-35銭でクローズ。

  • ポルトガル大手銀行の信用不安でユーロ売りも勢いを増し、ユーロドルは

    1.36台半ばから1.3589近辺まで売られる。ユーロは円に対しても

    大幅に下落し、約4ヶ月振りに137円台半ばまでユーロ安が進行。

  • 欧州株が大きく値下がりしたことで、NY株式市場も大幅安。ダウは

    70ドル下げ、主要株価指数も全て下落。

  • 債券相場は小幅に続伸。欧州不安の再燃懸念から安全資産の債券に

    買いが集まり、長期金利は2.53%台まで低下。

  • 金は大幅に続伸し約3ヶ月振りに1339ドル台に。原油は10日ぶりに

    反発。


  • 新規失業保険申請件数 → 30.4万件


    本日の注目イベント

  • 独   独10月消費者物価指数(改定値)

  • 米   6月財政収支 

  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

  • 加   カナダ6月失業率

    ポルトガルの大手銀行であるエスピリト・サント銀行の親会社が債務返済を履行

    しなかったことから金融不安が広がり、安全通貨の円が全面高となり、ドル円は

    一時101円06銭まで円高が進みました。信用不安から欧米の株式市場では株

    価が急落し、安全資産の米国債が買われ、2010年の「欧州債務危機はまだ

    終わっていない」との声も聞かれました。

    信用不安から同行の株価は17%以上下げ、社債は過去最安値を更新し、その

    後株式と債券は取引が停止されています。

    何か、降って沸いたような突然の信用不安でしたが、エスピリト・サント銀行は

    親会社の発行した短期証券の一部について償還が遅れるとし、影響があるのは少

    数の顧客のみだと説明しており、今のところ被害は限定的と見られています。

    ドル円は一時101円06銭まで売られ、5月21日以来の円高水準をつけてい

    ますが、今のところ101円台は維持しています。

    「日足」では、昨日述べた「三角保ち合い」を下抜けした格好になっていますが、

    足許では米長期金利の低下もそれほど進んではおらず、101円を割り込んだと

    しても緩やかなものになりそうです。ただ、ドル円のボラティリティーは円が買

    われたことで、5.635%台まで上昇しており、今後の展開次第では、ようや

    くドル円にも動きが出るかもしれません。

    ユーロ円はポルトガルの信用不安を受け一時137円50銭まで円高がすすみま

    した。

    この水準は2月の初旬以来となりますが、レベル感だけでユーロを買うのには注

    意が必要です。「週足」では既に遅行スパンが「逆転」を見せており、「月足」

    でもMACDは「デッドクロス」を見せています。

    「月足」での「デッドクロス」は実に2年振りとなります。

    どうやら、ドラギECB総裁の望む「ユーロ安」が実現しそうな状況を見せ始め

    てきました。

    これまでは「ドル安」が進行する対極として円が買われる場面がありましたが、

    昨日の動きではユーロや豪ドルも売られ、円全面高の展開でした。

    昨日の失業保険申請件数も好調だったことを考えると、ポルトガルでの信用不安

    が同国内だけに留まれば、ドル円の買い場を探る展開を予想します。

    本日のレンジは100円80銭~101円60銭程度と予想します。


  • FOMC議事録、利上げ前倒し観測後退 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は株高に反応し101円台後半まで反発したが、

    FOMC議事録では特に利上げの時期が早まるような手がかりは

    なかったことで101円60-65銭まで反落。

  • ユーロドルもFOMC議事録を受け上昇。1.36台前半から

    1.3648までユーロ高が進む。

  • 株式市場は反発。前日発表されたアルコアの決算が好調だったことを好感。

    FOMC議事録で売られる場面もあったが、引けにかけて再び上昇しダウは

    78ドル高。

  • 債券相場は小幅に続伸。FOMC議事録の内容を受け、利上げが前倒しに

    なるとの見方が後退。長期金利は僅かに低下し2.556%に。

  • 金は4日振りに反発、原油は在庫が予想以上だったことで9営業日続落となる。



    本日の注目イベント

  • 豪   豪6月雇用統計

  • 中   中国 6月貿易収支

  • 欧   ECB月例報告

  • 英   BOE政策金利発表

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演

    FOMC議事録では、やや「タカ派的」な内容が出てくるのではないかとの期待も

    一部にありましたが、特段踏み込んだ議論もなくやや失望感を持って受け止められ

    ています。金融緩和の終了から出口戦略の具体的な詳細も明らかになるのではない

    かとの観測も肩透かしに終わった格好です。

    議事録では株式、為替、債券市場でのボラティリティーの低さに懸念を表明し、さ

    らに投資家が景気見通しに過度な安心感を抱いている可能性があるとの指摘もあり、

    金融当局は行き過ぎたリスクテイクがないかどうか目を光らせるべきだとも述べら

    れています。

    また、現行の債券購入プログラムについて、経済が予想通りに改善した場合、10

    月の会合で最後に150億ドル縮小し、「プログラムを終了」させることで意見が

    一致しています。

    現在350億ドルまで縮小されたQEは、市場予想通り年内に終了することが確認

    されたことになりますが、この部分は既に市場に織り込まれていたことから反応は

    見られていません。

    2008年9月のリーマンショックから一貫して継続されてきた「量的緩和」は、

    その震源地である米国が最も早く終了させることになります。

    100年に一度のリーマンショックを受けて、世界景気が急速に悪化し、さらに

    欧州債務危機、日本ではデフレの進行など、多くの副作用に悩まされてきましたが、

    「重症」だった米国は一時ICUに入って必死の治療を続けてきましたが、これで

    晴れて年内の退院が決まったことになります。

    一方日欧は当初ICUにこそ入らなかったものの、いまだに一般病棟で治療を続け

    ています。

    症状の最も重かった米国がいち早く健康体に戻るところが、米国の「金融力」のす

    ごさだと言えます。

    ドル円は昨日のNYで101円87銭まで上昇した後下落に転じています。

    上値は徐々に切り下がっており、同時に下値も切り上がっていることから「日足」

    では「三角保ち合い」が形成されつつあります。

    4月4日の104円13銭を頂点にレジスタンスラインを引くことができ、5月2

    1日の100円82銭を底値に、サポートラインが引けます。

    現在、その三角形の中でもみ合う形になっていますが、どちらに抜けるのか注目し

    たいと思います。

    ドル円だけではなく、ユーロドルも値動きが小さくなっており、市場は材料不足で

    す。動くきっかけがつかめないということですが、上述のようにFOMCでもこの

    ことが議論されていました。

    値動きが小さいことから、利益目標額が変わらない以上、ポジションを増やすしか

    手立てはありません。イエレンFRB議長も過度のリスクテイクを戒める言葉を発

    しています。ここは辛抱のしどころとわきまえて「忍の一字」で臨むべきでしょう。

    本日は10時半のオーストラリアの雇用統計と、11時の中国の貿易収支に注目が

    集まります。

    予想レンジは101円30銭~101円90銭程度にしたいと思います。


  • ドル円再び「200日線」を下回る 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は前日と同じように株安と長期金利の低下を受け続落。

    一時101円48銭までドル安が進み、再び「200日線」を下回った。

  • ユーロドルは値動きが小幅な中、ドル安の流れを受け1.35台後半から

    1.36台前半まで買われたが、もみ合いの域を出ず。

  • 株式市場は大幅に続落。シティーグループのストラテジストが米国株の

    大幅な下落を示唆するななど、警戒感が高まりダウは117ドル安。

  • 債券相場は続伸。株安などから安全資産の債券に買い物が集まり、

    長期金利は2.55%台まで低下。

  • 金は3日続落し、原油も8営業日続落。


  • 5月消費者信用残高 → 196億ドル

    本日の注目イベント

  • 中   中国 6月消費者物価指数

  • 中   中国 6月生産者物価指数

  • 米   FOMC議事録(6月17、18日分)

  • 加   カナダ6月住宅着工件数  

    101円台後半で推移していたドル円は前日と同じような展開で続落

    しています。NY株式市場が大幅安となり、大台の1万7000ドル

    を割り込み、長期金利は2.6%台を下回りドル円は101円台半ば

    まで下落し、再び「200日線」を割り込んで来ました。

    昨日は特に悪い経済指標が出たわけでもなく、欧州の株式市場が下落

    したことで地合いが悪化し、さらにシティーグループのストラテジス

    トなどが米国株の「深刻な」反落が警戒されていると指摘したことな

    どで、主要な株価指数は軒並み下落しました。

    ただ、株式市場終了後に発表されたアルミ大手のアルコアの第2四半

    期決算は市場予想を上回ったことから、明日の株式市場には好影響を

    与えそうです。

    ドル円は1週間ぶりに「200日線」を下回る水準まで売られて来ま

    した。

    先週2日にこの重要な移動平均線を上回り、「調整」も短期間で終え

    たように見られましたが、再びこの線を下回ったきたことで上値が重

    くなることが予想されます。ドル円の上値は「120日線」で抑えら

    れ、再度下値を試す展開になりそうです。

    先週、雇用統計の上振れで102円27銭までドル円が上昇しました

    が、結局ここがドルの最高値でその後反落したことになります。

    偶然だとは思いますが、これで2月7日の雇用統計発表直後から今月

    まで、5ヶ月連続で雇用統計発表前後がドルの最高値になっています。

    しかも、5回とも非農業部門雇用者数は事前予想よりも実際の数字は

    上回っています。

    雇用者数が上振れしたにもかかわらず、その直後からドルが売られる

    展開は、やはりドルの上値が重いと考えることができるかもしれません。

    雇用者数の増加は米景気の拡大を意味しますが、その割には長期金利

    が上昇しないことが背景にあります。今後NY株式市場が大幅な調整

    に入ったとしたら、長期金利はさらに低下するはずです。ドルの下落

    には注意が必要かと思います。

    ドル円はNYの流れを受け下値を探る展開が予想されますが、サポー

    トは6月30日の安値である101円24銭あたりかと思います。

    101円を割り込むようだと、約1ヶ月半振りの水準になることから、

    再び今年のドルの最安値であり、重要なサポートでもある、100円

    75-80銭が意識されることになります。

    引き続き日本株の動きにも注意し、本日のレンジは101円20銭~

    102円程度を予想したいと思います。


  • 株安を受けドル円101円台に下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

    先週の良好な雇用統計にもかかわらず上値の重いドル円は、株価の下落や

    長期金利の低下を受け102円台を割り込む。一時は101円79銭までドル安が

    進んだが、売り方の勢いもなく101円85-90銭で引ける。

    ドル安を受けてユーロドルも小幅に上昇。1.35台後半から1.36台に乗せた

    ものの、1.35~1.37のレンジ取引が強まる。

    1万7000ドルの大台に乗せたNYダウは反落。特に材料はなかったが、

    明日から始まる決算発表を前に、利益確定の売りが勝った。ダウは44ドル下落した

    が1万7000ドルの大台は維持。

    株安から債券には買い物が集まり小幅高。良好な雇用増加が続いているものの、

    早期の利上げを促すほど強くはないとの見方が広がった。

    金は続落。原油も7営業日続落し103ドル台に。


    本日の注目イベント

  • 日   5月国際収支

  • 日   6月景気ウォッチャー調査

  • 独   独5月貿易収支

  • 米   5月消費者信用残高

  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演

  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

    102円台を維持していたドル円は再び101円台後半に反落し、「元の鞘」

    に戻る気配が漂っています。昨日は特に経済指標もなく、これと言ったドル売

    り材料はなかったものの、株安と長期金利の低下にややドル売りが勝った様で

    す。

    先週末が休場だったため、木曜日の雇用統計がどれほど市場に織り込まれてい

    たかを確認する意味で連休明けのNY市場の動きは注目されていましたが、株

    式市場では本日から始まる企業の第2四半期決算を前に利益を確定する動きが

    勝っていたようです。ダウは44ドル下落し、その他主要株式指数も揃って下

    落しています。

    一方債券市場では、ややリスクオフの流れに傾いたことから買い物を集め価格

    は上昇、利回りは小幅に低下しました。

    先週木曜日の雇用者数の大幅な伸びを受けて、米ゴールドマンは利上げ時期の

    予想を2016年1-3月期から、2015年7-9月期に前倒ししました。

    この動きは同社だけではなく、ブルームバーグによると、JPモルガンや三菱

    UFJ銀行も前倒しに修正したそうです。

    それでもドル円の上値が重いのは、まだFRBが早期利上げに動くには材料不

    足だということのようです。一つには、FRBがインフレ指標として重視して

    いる「PCE・コアデフレータ」が2%を大きく下回っていることが挙げられ

    ます。

    FRBは消費者物価指数(CPI)よりも、こちらの指標をより重要視してい

    ると見られ、同指標は足許では1.5%と、FRBがメドとしている水準には

    達していません。

    ここから、低PCE・コアデフレータ→インフレ懸念なし→利上げのタイミン

    グではない、と言った連想が働きドルの上昇を抑えることになります。

    おそらく今回のような好調な雇用環境が続けば、いずれ利上げ観測が急速に高

    まることは十分考えられます。

    タイミング的には「秋口」辺りになるかもしれませんが、イエレン議長はハト

    派姿勢を強めていることに加え、新しくFRB副議長に就任した、フィッシャ

    ー前イスラエル中銀総裁も、イエレン議長に近いと見られていることで、FR

    Bが重い腰を上げにくいとの見方もあります。今年に入って米雇用は5ヶ月連

    続で20万人を超えており、寒波の影響をもろに受けた1月を加えても、月平均

    23万人を超える勢いで増加しています。

    テーパリングが年内で終わることはほぼ間違いないと思われ、後はインフレ指標

    がどの程度高まって来るのかが利上げのタイミングを決定しそうです。

    本日もドル円は大きな動きは望めそうもありません。

    昨日の下落でも「120日線」(1時間足)は維持されていることから、下値の

    ポイントはこの辺りになりそうです。

    上値は昨日の動きから102円台が徐々に重くなっていると思われることからレ

    ンジは、101円50銭~102円20銭程度と予想します。



  • ドル円102円台前半で変わらず 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    欧州市場

      NY市場は独立記念日のため休場

      本日の注目イベント

    • 日   日銀支店長会議

    • 日   5月景気動向指数

    • 独   独5月鉱工業生産


      先週末のNY市場は休場でしたが、今週は良好な雇用統計を受けてドルが

      どこまで買い戻されるかが焦点になりそうです。

      6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想を大きく上回る28

      万8000人でした。今年は1月を除いて、これで5ヶ月連続でFRBが

      メドとする「20万人の大台」を超えています。

      ドル円は102円台を回復したものの、先週末の東京市場では寄り付きこ

      そ102円20銭台でしたが、その後は緩やかに円が買われる展開で、1

      02円台は維持したもののドルの上値が重いという印象が拭い切れません。

      NYダウが1万7000ドルの大台を回復し、「リスクオン」の流れに傾

      いてきたにもかかわらず、ドル買い円売りが加速してきません。

      これはやはり、米長期金利が上昇して来ないことが大きな要因と見られます。

      そして、米長期金利が上昇しない原因は「金余り」と無為関係ではありませ

      ん。

      日欧の中銀が大規模な緩和策を継続していますが、FRBでもテーパリング

      が進んでいるとはいえ、今でも毎月350億ドル(約3兆5700億円)の

      資金供給を行っているという事実があります。

      余った資金は株式市場に流れ込んでいますが、同時に債券市場にも向かっ

      ていると思われます。米債券市場は世界最大の市場です。大量の資金を吸

      収する市場としては他にありません。

      株高、債券高が同時に進んでいる背景には、こうした市場の規模と、いつ

      でも現金に換金できる流動性も兼ね備えている「米債券市場」は無視でき

      ない存在です。余ったお金の「受け皿」として、米債券市場が機能してい

      ると言えそうです。

      ドル円は現在一目均衡表の「雲」の中を上昇中です。

      「120日線」が102円22銭近辺にあり、さらにその上には「雲の上

      限」があり、ここを完全に上抜けするには102円の半ばを超える必要が

      あります。

      今週の焦点は、この水準を抜けるかどうかという点ですが、上抜けに失敗

      すれば再び102円を挟む展開になることが考えられます。

      仮に上抜けに成功すれば、一段と「リスクオン」が強まり円が全面安にな

      る展開もあるかもしれません。

      ただ、そのためにはFRBによる政策金利引き上げが早まるとの見方が高

      まる必要があります。そして、先週の雇用統計のような「サプライズ」が、

      さらに数ヶ月続くことが望まれます。

      本日のレンジは101円80銭~102円50銭程度と予想します。


    雇用者大幅増加でドル円102円台に 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場



    • 米6月の雇用統計で、雇用者数が大幅に増加していたことで

      ドル円は102円台を回復し、一時102円27銭までドル高が進む。

      年後半の景気拡大期待と株高に支えられ、指標発表後はもみ合いに

      なったものの102円20銭前後で引ける。

    • ECBが政策変更を見送ったことと、ドル高が進んだことで

      ユーロドルは1.36台半ばから一時1.36台割れまで下落。

    • 株式市場は雇用統計の結果を受け続伸。ダウは連日の高値更新で

      初の1万7000ドル台を示現。他の主要株価指数も軒並み続伸。

    • 債券相場は続落。良好な雇用統計に反応し、長期金利は一時

      2ヶ月振りとなる2.68%台まで上昇した後、2.64%まで

      低下して取引を終える。

    • ドルが買い戻されたことで金は続落。原油も6日続落。


    • 米   5月貿易収支        → 444億ドルの赤字

    • 米   6月非農業部門雇用者数   → 28.8万人

    • 米   6月失業率         → 6.1%

    • 米   新規失業保険申請件数    → 31.5万件

    • 米   6月ISM非製造業景況指数 → 56.0

      本日の注目イベント

    • 米   NY市場休場(独立記念日)

      ドル円が102円台を回復し、その後も102円台を維持するにはまだ

      時間がかかると予想していましたが、前日のADP雇用者数に続き、6

      月の雇用統計でも非農業部門雇用者数が市場予想を大きく上回る

      28.8万人だったことで、ドル円は102円台を簡単に回復しています。

      昨日の雇用統計では、雇用者数は6月分の大幅な伸びに加え、5月分も2

      1.7万人から22.4万人に、4月分も28.7万人から30.4万人

      にいずれも上方修正されました。6月の失業率も6.1%と、こちらも前

      月から0.2ポイントの改善で、5%台も視野に入ってきまています。

      雇用の拡大は「消費大国」の米国にとっては極めて重要で、年後半の景気

      拡大に一層の期待感が台頭してきたと考えられます。

      重要なのは、この雇用増加がFRBの利上のタイミングを前倒しさせる効

      果があるかどうかということです。

      ドル円が102円台前半まで買い戻されたのは、昨日に限って言えば、株

      価の上昇による部分が大きかったと思われます。

      現に、米国の長期金利は上昇したものの、2.64%台で引けており、雇

      用者増の割には大幅な上昇には至っていません。

      ドル円が102円台前半から伸び悩んだのも、長期金利の動向に左右され

      た面もあります。

      また低下傾向が続くドル円のボラティリティーも、最も為替に影響があり、

      最も重要な経済指標が発表されたにもかかわらず、足許では5.51%台

      と大きな変化は見せていません。引き続きドル円が小動きで推移するとい

      う予想が支配的だということになります。

      問題はここからです。

      これまでも102円30銭前後は一つのレジスタンスと見られていました。

      実際昨日の動きでもこの水準を上抜けしてはいません。

      注目の「200日線」は上抜けており、現在は「雲」の中にある「120日

      線」に抑えられている格好です。ここを上抜けし、その上の「雲」を抜ける

      には102円50銭を上回る必要があります。

      ここをしっかり抜くことができれば、今度は103円を試す展開が見えてき

      ます。ただ、103円台は4月8日以来届いていません。それにはやはりF

      RBによる利上げ観測が早まり、長期金利が2.8%から3.0%程度まで

      上昇することが不可欠です。

      雇用統計を受けて昨日はドル全面高でした。

      豪ドルも0.94台半ばから0.93台半ばまで下落し、ユーロドルも1.

      37台はやはり重いということが確認されました。

      ダウ平均株価は史上初の1万7000ドル台に乗せてきました。

      日米欧の中央銀行が大量に資金供給をしていることが株高の一因とも見ら

      れており、PER(株価収益率)は既に割高だという見方もあります。

      今朝のNYからの中継でも、1万7000ドル乗せは喜ばしいことである

      反面、いつか下落することもあり、注意を促す報道もありました。

      本日の予想レンジは101円80銭~102円70銭程度と予想します。

      NYダウの大台乗せで、日経平均株価も1万5500円の大台乗せがあるか

      どうか、注目しています。



    ADP雇用者数大幅に上振れ 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場



    • ドル円はADP雇用者数の大幅な伸びに101円84銭まで

      上昇し、注目されていた「200日線」を上抜け。米長期金利の

      上昇もドル買いをサポートし101円75-80銭と、ほぼ高値圏で

      引ける。

    • ユーロドルは反落。フランスのバルス首相がユーロ高抑制のためには

      ECBはさらなる行動をとるべきだと発言したことがユーロ売りにつながった。

      ユーロドルはこれまでに1.37台を何度か試したものの、結局抜けずに

      この日は1.3640レベルまで下落。

    • 株式市場はまちまちながら、ダウは連日の高値更新。S&P500も

      最高値を更新したが、前日急騰したナスダック指数は小幅に反落。

    • 債券相場は雇用数の大幅な伸びを受け下落。10年債利回りは大幅に

      上昇し、約10日振りに2.62%台まで上昇。

    • 金は続伸し、原油は5日続伸し104ドル台に。


    • 6月ADP雇用者数 → 28.1万人

       
      本日の注目イベント

    • 豪   豪5月小売売上高

    • 豪   豪5月住宅建設許可件数

    • 中   中国 6月非製造業PMI

    • 中   中国 6月HSBCサービス製造業PMI

    • 欧   ユーロ圏6月総合景気指数(改定値)

    • 欧   ユーロ圏6月サービス業PMI(改定値)

    • 欧   ユーロ圏5月小売売上高

    • 欧   ECB政策金利発表

    • 欧   ドラギ・ECB総裁記者会見

    • 米   5月貿易収支

    • 米   6月雇用統計

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   6月ISM非製造業景況指数

      6月のADP雇用者数が驚きの伸びを見せました。

      市場予想の21.5万人増加に対して、28.1万人増加と発表され、

      上値の重かったドル円もさすがに反応し、101円84銭までドル高

      が進みました。

      戻り基調のあったドル円は、昨日の日経平均株価の上昇にも101円

      65銭までの伸びに留まり、「200日線」のある、101円71銭

      辺りが意識される展開でした。

      しかし株高に加え、民間の雇用統計であるADP雇用者数が大幅な伸

      びを見せたことで、本日発表される6月の雇用統計にも上振れ期待が

      高まりドル円を押し上げた形になりました。

      現在ドル円は「200日線」を上回っており、「雲」の中を上昇中で

      す。すぐ上には「52日線」があり、102円手前が今日のポイント

      として想定できます。

      日経平均株価も上昇基調を強め、雰囲気的には昨年末に似てきたと感

      じます。株高を支えにドルがさらに上昇すれば、本日は102円台に

      乗せることができるかどうかが試される展開が予想されます。

      仮にこの水準を抜け、102円台を維持することができれば、今回の

      ドル下落による「調整」は比較的軽かったことになり、市場参加者も

      再びドルに対して強気に転じるきっかけになるかもしれません。

      個人的には、そのタイミングはまだ早いような気もしますが、ADP

      雇用者数と労働省が発表する雇用統計が大幅な伸びを見せれば、市場

      のセンチメントに好影響を与えることは十分考えられます。

      しかし、それでもまだFRBが政策金利引き上げを前倒しにする判断

      基準には十分ではないと思われます。

      それにはこのような結果が少なくとも数ヶ月続く必要があります。

      雇用者数の大幅な増加が数ヶ月続けば、長期金利も上昇に向かい、

      限りなく3%に近づくことになり、ドル円が103円台を回復し、

      年初来高値である105円台半ばを目指すと思われますが、それには

      まだ時間も必要で、ボラティリティーの上昇も不可欠です。

      ドルが買い戻されたことでユーロドルも再び下落しています。

      今週もこの欄で述べましたが、ユーロドルの1.37台前半には重要

      なレジスタンスポイントが多く集まっており、簡単には抜けないと予

      想しました。

      今回のユーロの反発は、ドイツの消費者物価指数などの上昇により、

      ECBは今回の理事会では動けないという見方で買い戻された側面が

      強く、本来のユーロ買い材料ではありません。

      そんな中、昨日はフランスのバルス首相が、「ユーロ高抑制のために

      ECBはさらなる行動をとるべきだ」と発言したことで再びユーロ売

      りが活発になったわけです。

      ECBの包括的緩和策が実施されている状況下では、ユーロ反発にも

      限界があると見られます。

      イエレンFRB議長がIMFで講演を行い、金融の安定は金融政策以

      外の手段も必要だとの認識を示しただけで、特に今後の政策見通しを

      示唆するものではありません。

      ただ「一部でリスクテイクの増加が見られる」とも発言し、金融緩和

      で余った資金が想定を超えるリスクをとっていることを警告したもの

      と受け止められます。

      ドル円は101円台後半まで戻してきました。

      本日も日経平均株価が続伸しそうですが、焦点は1万5500円台を

      回復できるかどうかです。この大台に乗せるようなら、上記102円

      のテストもありそうですが、どうでしょう・・・。

      本日は「スーパーサーズデー」です。

      欧州からNYにかけては材料が目白押しです。

      ここをきっかけに値動きが出ることを期待して、レンジは101円3

      0銭~102円30銭程度と予想します。


    円、対ドルでは上昇せずもクロス円は上昇 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場



    • ドル円は上値が重いものの底堅い動き。日米の株価が急上昇した

      ことでややリスクオンに傾き、ドル円は101円56銭まで反発。

      ただ依然として「200日移動平均線」を下回った水準で推移。

    • ユーロドルは一時1.3701まで上昇したが、上値を追う

      動きにはつながらず反落。ユーロ円は約4週間ぶりに139円台前半まで

      上昇。

    • 豪ドルが続伸。中国のPMIが先月を上回ったことを好感し、豪ドルが

      買われ円が売られた。豪ドル円は3月末以来となる96円台半ばまで上昇。

    • 株価は大幅に反発。中国のPMIが好調だったことに加え、米製造業も

      強さを見せたことからダウは129ドル上昇し、最高値を更新。ナスダックも

      50ポイント上昇し、実に14年振りに最高値を更新。

    • 債券相場は製造業景況指数に反応し売られた。株価が大幅に上昇したこともあり

      終始軟調な展開。長期金利は2.56%台まで上昇。

    • 金は続伸し1326ドルまで買われ、原油は4日続落。


    • 6月ISM製造業景況指数 → 55.3

       
      本日の注目イベント

    • 豪   豪5月貿易収支  

    • 日   6月マネタリーベース

    • 欧   ユーロ圏5月生産者物価指数

    • 米   6月ADP雇用者数 

    • 米   イエレン・FRB議長講演 

      ドル円は昨日101円30銭まで売られた後底堅い動きを見せています。

      日本株が急伸し、日経平均株価は一時220円ほど上昇。ドル円は101

      円53銭まで反発しました。

      NYでも株価指数が軒並み上昇し、ドル円は101円56銭まで上昇しま

      したが、それでも株価の上昇の割には、ドルの上値が重いという印象は否

      めません。

      中国の製造業PMIが事前予想通りだったとはいえ「51.0」と、堅調

      な内容を示したことで、中国景気へ安心感が広がり株価は上昇。

      日経平均株価は結局164円高で取引を終えましたが、その流れはNYで

      も引き継がれ、NY株式市場は大幅高となり、特にハイテク株が多いナス

      ダック指数は50ポイントも上昇し、14年振りに史上最高値を更新しま

      した。

      ISM製造業景況指数が「55.3」と、先月よりは0.1ポイント低下

      しましたが、依然として高水準との見方が多く、先立って発表されたマー

      クイット製造業PMIは「57.3」と、こちらも好調でした。ただ、

      株価が大幅な上昇を見せた割にはドル円は伸び悩んでいます。

      ドル円と株価との相関関係がやや崩れてきているとの印象もありますが、

      これは「200日線」を下回っているという、テクニカル上の側面もあ

      ろうかと思います。

      現在「200日線」は101円71銭付近に位置してます。

      今後ドル円が再び103円を目指すにはこのレジスタンスラインを上抜

      けすることが最低条件ですが、反対に上抜けできれば上昇への第一歩と

      見ることもできそうです。いずれにしても、株価の大幅上昇の割にはド

      ルの上値が重く、米長期金利もそれほど上昇していません。世界最大の

      資産運用会社である米ブラックロックのストラテジストは、FRBが政

      策金利を引き上げる時期を2015年4-6月と予想しています。

      これは市場のコンセンサスよりもかなり早く、利上げが早まればドルが

      上昇する可能性が高くなります。

      NYの株高を受けて本日の日経平均株価も続伸しそうです。

      仮に1万5500円を超えるような上昇をみせれば、ドル円も上値を試

      す展開が予想されますが、その際上記「200日線」が抜けるかどうか

      がポイントになりそうです。

      株価の大幅上昇にもかかわらず、ドル円がレジスタンスラインを抜けな

      いようだと、逆に株価が為替に引っ張られ下落するケースも考えられま

      す。

      今年も後半に入り、ようやく株式市場に活況が戻ってきた感があります

      が、まだ昨年のような「株高・ドル高」の展開には至っていません。

      ドル円のボラティリティーは依然として低位で推移し、現在も5.63

      %程度と極めて低水準です。

      本日のレンジは株価にもよりますが、101円20銭から102円程度

      と予想します。


    ユーロドル1.37目前まで反発 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場



    • ドル円は引き続き小動きのなか、上値の重い展開が続く。

      ドルが主要通貨に対して売られながらも、対円では101円台前半

      で下げ止まる。NY市場では101円26銭までドル安が進むが、

      ユーロドルなどに比べそのスピードは緩やか。

    • ユーロドルは1.36台半ばから上昇し、1.37目前まで買われ、

      約1ヶ月半振りの水準までユーロ高が進む。米景気減速との見方が優勢。

    • 株式市場はまちまち。シカゴ景況指数が予想を下回ったことでダウは

      25ドル安。一方ナスダックは10ポイントの上昇。

    • 債券相場は連日小動きで横ばい。週後半に重要指標の発表を控えている

      ことから模様眺めの状況。長期金利は変わらず2.53%台で推移。

    • 金は続伸で、原油は小幅ながら3日続落。


    • 米   6月シカゴ購買部協会景気指数 → 62.6  

    • 米   5月中古住宅販売成約指数   → +6.1%

      本日の注目イベント

    • 豪   RBAキャッシュターゲット

    • 日   6月日銀短観

    • 中   中国 6月製造業PMI(速報値)

    • 中   中国 6月HSBC製造業PMI(改定値)

    • 独   独6月雇用統計

    • 欧   ユーロ圏6月製造業景況感指数(改定値)

    • 欧   ユーロ圏6月失業率

    • 英   英6月製造業PMI

    • 米   6月ISM製造業景況指数

      ドル円は小動きで値幅が出ないなか、それでもゆっくりと下値を

      切り下げています。特に、東京時間での下落の方がより鮮明にな

      っているようにも思えます。

      昨日も東京市場で、株価の下落に歩調をあわせるようにドルが売

      られ、一時101円24銭まで下落しました。

      しかしNY市場では東京で記録したドルの高値も安値も抜け切れ

      ずに、101円35銭近辺で折り返しています。

      日足で「200日線」を下抜けしたことは昨日述べた通りですが、

      重要なサポートラインを切った割にはドルの下落スピードも異例

      なほど緩やかです。やはりボラティリティーが極端に低いことが、

      ドル売りを仕掛けてもそれ程値幅が取れないとの認識につながっ

      ていると思われ、そのためドルを売っても小幅な利益ですぐに買

      い戻す動きが、さらに値幅を少なくしているようです。

      ドル円では特にその傾向が強く、ユーロドルは動かないなかでも

      昨日は60ポイント程の値動きを見せています。

      今回のドル安円高は、あくまでも「ドル安」がメインです。

      そのためクロス円では、「円安」が進んでおり、ユーロ円では1

      38円台後半までユーロ高が進んでいます。足許ではドルが最弱

      通貨で、続いて円がそれに続く弱い通貨になっていることが見て

      取れます。

      昨日はユーロの強さが目立った1日でした。

      ユーロドルは1.3698まで買われ、約1ヶ月半振りの高値を

      つけています。

      今週木曜日にはECBの政策金利発表があり、市場はドラギ総裁の

      「次の一手」を探る展開ですが、先週発表されたドイツの消費者物

      価指数が予想以上に上昇していたことで、ECBが追加緩和には踏

      み切れないといった見方も背景になっているようです。

      またユーロには継続的に資金が入っていることも見逃せません。

      スペインやイタリア、あるいはギリシャといった国々の国債が買われ、

      利回りが低下しています。ユーロ圏のこれらの債券は相対的には金利

      水準が高く、高金利を求めて資金流入が続いていると見られます。

      先月中旬にはスペインの10年債利回りが、米国債の10年利回りを

      下回ったことは象徴的なことでした。

      ただテクニカル的には、ユーロドルの1.37から1.37台半ばには、

      多くの重要なレジスタンスポイントがあることから、ここからさらに

      1.38台に乗せるには大きな材料が必要だと思われ、ドル安傾向だと

      してもロングには厳しい水準かと思います。

      為替の低ボラティリティーが債券や株式市場にも波及してきたようにも見

      えます。

      株価は日米とも一進一退で、米国債も2.5%台でもみ合っています。

      本日も引き続き値幅の出ない取引が予想されます。

      予想レンジは100円80銭~101円60銭程度と見ますが、

      101円を割り込むかどうかが焦点です。東京タイムでは難しいと思われ

      ますが、NYがいつものような活気をとり戻したらあり得そうです。


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