fc2ブログ

月別アーカイブ

 2014年07月 

市場は重要指標の発表待ち 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は堅調な動きを見せながらも、101円90銭近辺を

    抜けず101円台後半でもみ合う。

  • ユーロドルも1.34台前半から半ばで小動き。本日から始まる

    FOMCやGDP、あるいは週末の雇用統計を待つ姿勢が強まる。

  • 株式市場はまちまち、ダウは4日ぶりに反発したものの、

    ナスダック、S&P500は小幅に下落。

  • 債券相場は小幅に下落。FOMCでは資産購入規模を縮小する

    との見方で一致しており、上値を重くした。長期金利は2.48%台

    まで上昇。

  • 金価格は変わらず、原油は小幅に反落。


  • 6月中古住宅販売成約指数 → -1.1%


    本日の注目イベント

  • 日   6月失業率

  • 米   5月ケースシラー住宅価格指数

  • 米   7月消費者信頼感指数 

  • 米   決算発表 →ファイザー、アメックス、ツイッター

    ドル円は先週よりも若干水準を切り上げ、101円台後半で推移して

    いますが、この水準で再び膠着状態を強めてきました。

    101円90銭から上値がやや重い感じがしますが、ここを抜け切れ

    ば102円台ということもありドル売りが並ぶのもやむをえない気も

    します。

    101銭90銭近辺は、これまで102円40銭近辺にいた「雲」

    (日足)が下がってきたことで上値を抑えている形になっていますが

    、逆に言えば「抜け易い」とも言えます。しかもこの「雲」は非常に

    薄く、102円台に乗せれば抜けたことになります。もっとも、その

    すぐ上には「120日線」と「200日線」がいるため、完全に上抜

    けするには102円20銭程度まで上昇する必要があります。

    ドル円の膠着状態は、相場を動かす材料が不足していることがありま

    すが、今週は米国から重要指標が相次いで発表されることから「今度

    こそは・・・」と期待も膨らみます。30日にはADP雇用者数と第

    2四半期GDPが発表されます。

    特にGDPについては、前期が市場予想を大きく下回る「-2.9%」

    だったこともあり、その反動から「+3.0%」と予想されています。

    また、FOMCの声明文も発表されます。

    今回はイエレン議長の記者会見は予定されていませんが、100億ド

    ルの資産購入の減額が決定されると見られます。

    1日の週末には7月の雇用統計が出ます。

    先月が28.8万人の増加で、それでもこの指標発表直後に記録した

    102円28銭が直近のドルの高値になっており、それ以来約1ヶ月

    間102円台を見てはいません。

    今回の予想は23.1万人と、失業率は変わらずの6.1%が見込まれ

    ています。

    今朝の経済紙に、「ドル円の取引高が前年同期比46%減少し、19年

    ぶりの低水準」との記事がありました。年初からの値幅が5円弱で、さ

    すがにこれでは出来高が増えないのは当然です。

    昨年が特に「ドル高、株高」が進み、明確な円安トレンドが出ていたた

    め、取引高が大きく膨らんだという背景がありました。そのため昨年と

    単純に比較するのは無理としても、ボラティテリティーの低さは尋常で

    はありません。7月もそろそろ終わります。

    8月に期待するしかありません。

    予想レンジは101円60銭~102円10銭程度としたいと思います。


  • スポンサーサイト



    このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
    断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
    社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
    相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
    レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
    損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
    決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
    (法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
    34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
    「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
    取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
    また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
    信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
    等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
    ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
    通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
    決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
    また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
    お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
    契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
    開始していただくようお願いいたします。