FC2ブログ

ドル円4ヶ月半振りに103円台後半に 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 昨日の東京市場で103円台前半まで上昇したドル円は、

    FOMC議事録を受けて一段とドル高が進む。議事録の内容が

    予想以上に「タカ派」的だったことで、早期利上げ観測が

    広がり、103円85銭まで円が売られる。

  • ドルが全面的に買われたことで、ユーロも一段と下落。

    1.330の大台を割り込み、1.3255までユーロ安が進行。

  • 議事録が「タカ派」的だったことで、株は一旦売られる場面が

    あったものの堅調に推移。ナスダックは1ポイント下落したが

    ダウは59ドル上昇し、1万7000ドルに迫る水準まで回復。

  • 債券相場は続落。FOMC議事録で早期利上げの可能性が

    高まったことで長期金利は2.42%まで上昇。

  • 金は4日続落し、原油は大きく反発。



    本日の注目イベント



  • 中   中国 8月HSBC製造業PMI(速報値)

  • 独   独8月製造業PMI(速報値)

  • 独   独8月サービス業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏8月製造業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏8月サービス業PMI(速報値) 

  • 欧   ユーロ圏8月消費者信頼感(速報値)

  • 英   英7月小売売上高 

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   7月中古住宅販売件数

  • 米   7月景気先行指標総合指数

  • 米   8月フィラデルフィア連銀景況指数

    急速に「円先安観」が強まって来ました。

    「102円台を固めた可能性がある」だけではなく、「103円台を固めた可能性」

    も出てきました。昨日の東京市場で103円台に乗せてからは一度も103円を割り

    込むこともなく、欧州市場、NY市場でもドル高が進み、円は最弱通貨に転落してい

    ます。

    ドル円を103円85銭まで押し上げた原動力は「FOMC議事録」でした。

    議事録では「多くの参加者は、委員会の目標に向けた収束が予想より早いペースで起

    きた場合、金融政策による緩和措置を現在見込まれているよりも早期に引き揚げ始め

    ることが適切になる可能性があると指摘した」と記されています。

    またイエレン議長などが指摘している労働市場に存在するリスクについても「しかし

    ながら、多くのメンバーは、労働市場の活用が極端に低い状態という評価は、特に労

    働市場の改善が予想よりも速いペースで続いた場合、近い将来に変更を迫られる可能

    性があると指摘した」とも記されています。(ブルームバーグ)

    このように、今回公表されたFOMC議事録の内容が、予想された以上に「早期利上

    げ」には前向きだったことで、ドル全面高の展開になっています。

    米国の政策金利引き上げは早くとも2015年半ば以降と見られてますが、FRBが

    目標とする労働市場などの改善ペースが加速すれば、早めの利上げに踏み切る可能性

    があることが確認されたことになります。

    議事録の内容は予想以上に「タカ派」的だったことで明日のジャクソンホールでのイ

    エレン議長の講演がさらに注目されることになります。

    ドル円は103円85銭までドル高が進んだことで、直近のドルの高値を上抜けした

    だけでなく、今年1月の105円45銭から100円78銭まで下落した値幅の「6

    1.8%」戻しもクリアしています。やや上昇のスピードが速すぎる印象もありますが、

    これは長い間に慣らされた「低ボラティリティー」のせいと考える方が順当で、この程

    度の変化は今後何度も目にすることになろうかと思います。

    テクニカルを見ると、「日足」では全ての指標が上昇を示唆しています。

    「MACD」もプラス圏で再びゴールデンクロスを見せています。

    ただ相場の過熱感を示す「ストキャスティクス」では87程度まで上昇して「買われ過

    ぎ」を示していますが、この指標は相場の急変には弱いという特徴もあります、「買わ

    れ過ぎ」だからといって、安易にショートを振るのは避けたいところです。

    目先は4月4日に記録した104円13銭が意識される展開を予想しますが、どちらか

    といえば年初から続いて来た「円高傾向」がようやく終了し、これまで何度も述べてき

    たように市場が「日米金融政策の違い」に本格的に目を向けてきたかどうかが焦点にな

    ると思います。

    もし本格的に意識し始めたのであれば、103円台は「ドル高円安への始まり」が始ま

    ったばかりだと考えております。

    4ヶ月半振りの水準ということもあり、輸出筋のドル売りも出て来ることでしょう。

    また既に円売りポジションを多く抱えているヘッジファンドなどが利益確定の円買いに

    出て来ることも想定されます。

    103円台でどこまで粘り腰を見せるか見極めたいと思います。

    本日のレンジは、やや広めで103円30銭~104円10銭程度と予想します。


  • スポンサーサイト
    このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
    断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
    社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
    相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
    レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
    損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
    決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
    (法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
    34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
    「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
    取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
    また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
    信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
    等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
    ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
    通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
    決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
    また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
    お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
    契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
    開始していただくようお願いいたします。