WTI原油価格急落 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は東京時間の引け際に117円24銭まで下落し

    下値を試したものの、欧州からNYにかけては底堅く推移し、

    117円台後半までドルが買われた。

  • ユーロドルは1.25近辺まで買われたが、その後は

    ドイツとスペインの消費者物価の伸びが低水準だったことで

    1.24台半ばまで下落。

  • 金は続落。原油価格はOPEC総会で減産が見送られたことから急落。

    前日比4ドル64セント下落し、2010年5月以来となる70ドル台を

    割り込む。


    本日の注目イベント

  • 日   10月消費者物価指数

  • 日   10月失業率

  • 日   10月鉱工業生産

  • 独   10月小売売上高

  • 欧   ユーロ圏10月失業率

  • 欧   ユーロ圏11月消費者物価指数(速報値)

  • 米   株式、債券市場は短縮取引

  • 加   カナダ9月GDP


    ドル円は「往って来い」の相場展開でした。

    昨日は東京時間から上値の重い展開が続き、株価の下落とともに夕方には

    117円24銭までドル安が進みましたが、116円台を試す勢いもなく、

    結局117円台後半と、元の水準に戻っています。

    米国が感謝祭ということで、株式と債券市場が休場でした。

    材料がないことで為替市場も全体的に小動きのなか、大きな動きを見せた

    のが「原油価格」でした。OPEC総会では、減産が見送られ、生産目標

    を日量3000万バレルで維持することが決まりました。

    この決定を受け、NY原油先物市場ではWTI原油価格が前日比4.64

    ドル下落し、69.05ドルで取引を終えています。

    原油価格の70ドル割れは2010年5月以来ということになり、下落幅

    は2011年以来最大の下げ幅を記録しました。

    原油価格の大幅安を受け、ノルウェークローネやカナダドルなどが売られ

    ました。

    原油価格の大幅な下落は、車社会の米国にとっては相当大きな効果が見込

    まれます。

    個人消費を押し上げる一因となり、個人消費がGDPの7割以上を占める

    米経済にとってはフォローの風が吹いているといえます。

    原油価格の低下は日本にとってもプラスです。

    ガソリン価格の低下が物流コストの削減につながり、物価を押し下げる効果

    が見込まれるからです。ただ、日本の場合は「デフレからの脱却」を政策

    目標に掲げ、2年で2%の物価上昇を目指していることから「逆風」と受

    け止められることにもなります。

    今朝方、10月の消費者物価指数が発表されますが、前月よりも低下して

    いると予想されています。

    今日も米国では株式・債券市場は短縮取引となり、NY時間では材料不足

    ということになりそうです。

    ドル円も117円台後半から118円台前半があるかもしれません。

    来週はいよいよ12月です。

    このまま大きな調整がないまま120円を目指すのか。あるいはその前に

    ポジション調整のドル売りが見られるのか予断を許しません。

    理想的には一旦調整を見た上で上昇に転じてくれればと思っていますが、

    「押し目待ちに押し目なし」といった状況が続いています。

    ドル円は「1時間足」では雲の中に戻ってきており、118円辺りが雲の

    上限です。

    ここをしっかり上抜けできれば118円30銭辺りまでの上昇が見られる

    かもしれません。

    レンジは117円50銭~118円50銭程度を予想します。


  • スポンサーサイト

    米経済指標悪化でもドル円底堅く推移 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は失業保険申請件数など、経済指標が軒並み悪化して

    いたことからドル売りが優勢の展開に。1日を通じて118円台には

    届かず、117円半ばから後半で推移。

  • ユーロドルは引き続き買戻しが中心の展開。1.24台半ばから

    1.2532までユーロ高が進み、対円でも再び147円台に。

  • 株式市場は朝方から軟調な展開が続いたが、引けに掛けては上昇に

    転じ、ダウは12ドル高で取引を終え高値を更新。

  • 債券相場は5営業日続伸。多くの経済指標が予想を下回り、景気回復に

    ブレーキがかかったとの見方も浮上。長期金利は2.24%台に低下し

    約1ヶ月ぶりの低水準。

  • 金は小幅ながら続伸。原油価格は在庫が予想以上に多かったことで続落し、

    73ドル台半ばに。

  • 10月耐久財受注               → +0.4%

  • 10月個人所得                → +0.2%

  • 10月個人支出                → +0.2%

  • 10月PCEコアデフレター          → +1.6%

  • 11月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) → 88.8

  • 10月中古住宅販売成約指数          → -1.1%

  • 10月新築住宅販売件数            → 45.8万件

  • 新規失業保険申請件数             → 31.3万件

  • 11月シカゴ購買部協会景気指数        → 60.8

    本日の注目イベント

  • 独   独11月雇用統計

  • 独   独11月消費者物価指数

  • 欧   ユーロ圏10月マネーサプライ

  • 欧   ユーロ圏11月景況感指数

  • 欧   ユーロ圏11月消費者信頼感(改定値)

  • 米   株式、債券市場休場(感謝祭)

    失業保険申請件数や個人所得、あるいは住宅関連の指標など、昨日は多くの

    経済指標が発表されましたが、PCEコアデフレーターを除いてはすべて予

    想を下回り、景気回復に対する楽観論が後退しました。その結果、米債券市

    場では債券が買われ、長期金利は約1ヶ月ぶりの水準まで低下しています。

    ただ、それでもドル円は118円台には届いてはいませんが、それ程活発な

    ドル売りは見られず、117円44銭を底値に昨日の夕方の水準まで戻して

    います。

    昨日もこの欄で触れましたが、再び株が買われ、債券も買われる状況です。

    発表された多くの経済指標が予想を下回ったものの。ドル円は117円台半

    ばを超えた水準で推移しており、ドルが堅調と理解していいのか、それとも

    既にクリスマスモードなのか、分かりにくい相場です。

    NY市場に関するコメントでも、株式については、米景気に対する楽観的な

    見方が背景となり株が買われたとする一方、債券については経済指標の悪化

    により景気に対する楽観論が後退したなどとなっており、ややちぐはぐな論

    評です。

    株が買われすぎなのか、あるいは債券が買われすぎなのか、いずれ答えが出

    てくると思いますが、ドル円との相関がやや弱まり、両市場からの相場の見

    立てが難しくなっています。

    個人的には米国株の上昇傾向が気になります。

    連日最高値を更新していますが、足元では特に買われる理由もないと思われ、

    QE終了を材料に連日100ドルを超える下げを見せた10月の相場はいっ

    たい何だったのでしょうか。米国はシステム売買が盛んなところだけに、一

    方方向に相場がブレやすいことにも注意が必要です。

    ドル円は118円台は見られなかったものの、117円台半ばを超える水準

    です。本日は米国が感謝際ということで、株式、債券はお休みです。

    従って、今日の相場はさすがに118円台に乗せる可能性は低いと思いますが、

    それ程深押しもないのかもしれません。

    クリスマスシーズンを前にポジション調整があるとしたら、やはり117円を

    目指す展開かもしれませんが、下げたらドルを買いたい投資家も多いようです。

    短期的な動きを示す「1時間足」では、昨日の朝からローソク足が雲を下抜け

    しており、さらにMACDもマイナス圏で推移しています。

    ただ、昨日のNYの底値から30銭程反発していることから、既に「ゴールデ

    ンクロス」を見せてもいます。来年のドル高を見越して、「ドルの買い場」を

    探る展開でしょうか。

    予想レンジは117円20銭~118円程度にしたいと思います。


  • ドル円118円前後で推移 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円はGDP改定値の結果を受け118円29銭まで上昇したものの、

    その後の経済指標が軟調だったことで117円台後半に。結局昨日とほぼ

    同じ水準で戻ってきた。

  • ユーロドルは1.24台を割り込まなかったことからポジション調整の

    買い戻しが入り、1.2487まで反発。1.23台半ばから1.25台半ば

    でのレンジを形成する動きが続く。

  • 株式市場はまちまち。GDP改定値を受け上昇する場面もあったが、

    ダウは4日ぶりに2ドル下落して引ける。

  • 債券相場は続伸。5年債入札が好調だったことや、他の主要国に比べ

    相対的に利回り水準が高いことから買い物を集めた。長期金利は

    約1ヶ月ぶりに2.26%台まで低下。

  • 金が反発。原油はOPEC総会前に減産合意は難しいとの見方から

    大幅続落。


  • 7-9月期GDP(改定値)    → +3.9%

  • 9月FHFA住宅価格指数     → 0.0%

  • 9月ケースシラー住宅価格指数   → +4.9%

  • 11月消費者信頼感指数      → 88.7

  • 11月リッチモンド連銀製造業指数 → 4

    本日の注目イベント

  • 英   英7-9月期GDP(改定値)

  • 米   10月耐久財受注 

  • 米   10月個人所得

  • 米   10月個人支出

  • 米   10月PCEコアデフレター

  • 米  11月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)

  • 米   10月中古住宅販売成約指数

  • 米   10月新築住宅販売件数

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   11月シカゴ購買部協会景気指数

    ドル円は昨日の東京時間から118円を挟む展開が続き、上下はしたものの、

    結局は昨日とほぼ同じ水準で戻って来ました。

    昨日の朝方には118円台半ばを超える動きもありましたが、すぐに切り返し、

    117円台後半まで押し下げられる一方、117円台半ばではドル買い需要も

    見られ、神経質な動きながら一進一退の展開です。

    先週118円98銭まで上昇した後のドル円は、117円35銭近辺を2度試

    し、いずれも押し戻されています。

    高値から1円60銭程度の調整しか見られません。

    市場参加者の相場観が、「調整があるとしても、一旦は120円を見てから」

    という見方に傾いているように思えます。

    これまでの動きを考えれば、それも分かりますが、足元の動きを注意深く見る

    と、これまで連日大台替えを繰り返してきた動きとは異なることも理解できま

    す。ドル上昇のスピードが緩やかになってきているのも事実です。

    結局、117円50銭~118円50銭前後のレンジを形成している動きで、

    現時点ではどちらに抜けるのか分かりません。

    「順張り」を基本にするのであれば、ここは静観を決め、どちらか抜けた方に

    追随する方法でいいのではないでしょうか。

    そして、上に抜けてもここからの値幅はそれ程見込めませんが、下に抜けた場

    合の値幅は結構大幅なものになる可能性があると予想しています。

    米国では明日が感謝祭で、翌日は「ブラック・フライデー」です。

    今年は原油価格の大幅落もあり、個人消費は大きく伸びると予想され、概ね

    前年比+4%ほどと見られています。加えて、株価の上昇から「資産効果」も

    消費を後押ししそうです。

    昨日発表のGDP改定値でも、個人消費は速報値の「1.8%」から「2.2

    %」に上方修正されています。ドル下落の下支えになろうかと思います。

    懸念材料は、米長期金利の低水準です。

    昨日は2.26%台まで低下し、約1ヶ月ぶりの水準まで低下しました。

    通常、足元のように株価が順調に上昇している際には「リスクオン」から安全

    資産の債券には売り圧力がかかり、金利は上昇します。

    このまま株も上昇し、債券も価格が上昇することは考えにくいと思われます。

    日欧の主要国の国債利回りに比べれば、まだ相対的には高いと見ることはでき

    ますが、来年には利上げが予想される中、この水準からさらに買い進むことは

    リスクも伴います。

    118円前後からさらに上昇するのか、あるいは下落に転じるのか判断できま

    せんが、下落への意識は常に備えておくべきでしょう。

    思いもよらぬタイミングで来ることもあり得ます。

    本日のレンジは117円30銭から118円50銭程度と予想するしかありま

    せん。


  • ドル円再び上値をテストか? 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は昨日の欧州時間に再び118円台に乗せ、NYでも

    終始118円台半ばで小動き。日欧の緩和に加え、中国が利下げを実施したことも

    ドル買いにつながった。

  • ユーロドルは昨日の早朝に1.36台半ばまで下落したが、その後はドイツの

    IFO景況感が上振れしたことで買戻しが優勢となり、1.24台半ばまで反発。

    量的緩和を巡ってECB内での意見の違いが深まっていることもユーロを押し上げた。

    ユーロ円は再び147円台に乗せる。

  • 株式市場は3日続伸。中国などの刺激策で株価の一段高を予想する声も高まり、

    ダウは7ドル高。S&P500も5ポイント上昇し、ともに最高値を更新。

  • 債券相場は反発。2年債入札が好調だったことで10年債も堅調に推移。

    長期金利は2.30%台まで小幅に低下。

  • 金、原油はともに反落。


    本日の注目イベント

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(10月31日分)

  • 中   中国 10月景気先行指数

  • 独   独7-9月期GDP(改定値)

  • 欧   OECD半期経済見通し発表

  • 米   7-9月期GDP(改定値)

  • 米   9月FHFA住宅価格指数

  • 米   9月ケースシラー住宅価格指数

  • 米   11月消費者信頼感指数

  • 米   11月リッチモンド連銀製造業指数

  • 加   カナダ9月小売売上高

    先週末、ドル円は麻生財務大臣の発言で118円台から117円36銭まで下落

    する場面があり、その後のNY市場でも同じような水準までドルが売られました

    が、結局、118円台まで反発しており、今回の調整も1円60銭前後と、小幅

    に終わっています。

    麻生大臣は、閣議後の記者会見で「円の下がり方のスピードが速すぎる。歓迎す

    べきことではない」と発言し、これをきっかけにドル売りが強まりましたが、こ

    のところの急激な円安局面では内外を通じて初めての「円安懸念発言」でした。

    ただこの発言も冷静に考えれば、円安そのものを批判してるわけではなく、円安

    のスピードが問題だとしているため、市場へのインパクトは限定的であったと思

    われます。

    同時に、このような発言が米国サイドから出てくるようだと、誰が発言したかに

    もよりますが、注意が必要かもしれません。

    ドル円は再び118円台を回復し、NY市場では118円49銭までドル高が進

    みました。長期金利は依然として2.3%台と低位で推移していますが、株価が

    連日最高値を更新していることでリスクオンの状況が続いているようです。

    昨日は、特に中国人民銀行が約2年ぶりに利下げに踏み切ったことで、日銀やE

    CBと同様に、景気刺激を追加する戦線に加わったと見られ、中国景気の底入れ

    期待も膨らんできました。

    リスクオンが続けば低金利の円は売られ易い状況になります。

    ドル円は先週木曜日に118円98銭まで上昇した後、小幅な調整を経て、再び

    118円台半ばまで反発しています。

    米国の株高には注意が必要ですが、大きく崩れない限りドル円は119円を目指

    すことになろうかと思います。

    国内では、先週末に衆議院が解散し、選挙モードに入っています。

    争点の一つは「アベノミクス」に対する評価です。

    自公連立与党は「アベノミクス」の効果をうたい、さらなる推進を目指しますが、

    一方で野党はこぞって「アベミクス」の負の部分を強調しています。

    従って12月14日の選挙で、連立与党が圧勝するようだと、現在の株高円安政

    策がさらに推し進められるとの連想から、ドル買い円売りが加速することになり

    そうです。

    本日はドルがどこまで買われるのかが注目点ですが、一目均衡表の「基準線」か

    ら見ると、118円前後が既にサポートとして機能しそうです。

    日銀決定会合の議事要旨の内容や、米GDPの改定値次第では118円割れの可

    能性もあるかもしれませんが、それ程深い下落はないとの想定から、レンジは1

    17円70銭~119円を予想したいと思います。


  • ドル円一段と上昇するも119円には届かず 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は欧州市場で118円98銭まで上昇したものの、その後は

    下落基調をたどり、NY市場では利益確定のドル売りもかさみ、

    一時117円74銭までドル安に。その後は経済指標と株価の上昇に反応し、

    118円台に乗せて引ける。

  • ユーロドルは反落。ユーロ圏のPMIが予想に届かなかったことで、

    1.25台後半から1.25近辺まで下落。

  • 株式市場は反発。原油価格が上昇したこともあり、エネルギー株や

    小型株が上昇。ダウは33ドル上昇し最高値を更新。

  • 債券相場は反落。消費者物価指数が引き続きFRBの目標である2%を

    下回ったことで買われた。長期金利は2.33%台に低下。

  • 金は続落。原油は4日ぶりに反発。

  • 10月消費者物価指数        → 0.0%

  • 10月中古住宅販売件数       → 526万件

  • 新規失業保険申請件数        → 29.1万件

  • 11月フィラデルフィア連銀景況指数 → 40.8


    本日の注目イベント

  • 欧 ドラギ・ECB総裁講演

  • 加   カナダ10月消費者物価指数

    連日大台替えを見せ、120円を付けなければ収まらない相場つきになっている

    ドルで円すが、相変わらず強い上昇基調を保っています。

    東京時間に118円台半ばを超えると、欧州時間の朝方には118円98銭まで

    上昇。このままでは120円に手が届くのではないかといった勢いでしたが、そ

    の後は欧州株が大幅な調整を見せたことで緩やかに下落し、NY時間では117

    円74銭までドルが売られる場面もありました。

    ドル円はその後、フィラデルフィア連銀景況指数が予想を上回ったことで118

    円台まで値を戻していますが、焦点は、これで調整を終えたのかどうかです。

    昨日のケースでは、高値からの下落幅は1円24銭でした。

    調整というにはやや小幅過ぎるとの印象はありますが、今月に入ってからの「高

    値からの下落幅」をみると、概ね1円から1円50銭程度の値幅で調整を終え、

    その後一段と上昇する展開が続いています。

    記憶に新しいところでは、今週の月曜日、「GDPショック」に日経平均株価が

    一時550円ほど急落したことで、ドル円は117円をつけた後115円46銭

    まで急速に下げました。

    NY市場では115円割れも予想されるような状況でしたが、ドル円はその水準

    を底値に上昇に転じました。このような動きは11月6日や7日にも見られ、調

    整幅は極めて小幅に終わっています。

    結局、非常に強い上昇トレンドの中であり、120円を見ないと収まらない相場

    展開であるとすれば、なかなか本格的な調整には結びつきにくいということです。

    その意味で、今日再び118円台後半を試す展開になれば、やはり昨日の高値か

    ら1円24銭の下落で小幅な調整は終わったと考えざるを得ません。

    つい2週間前までは「120円」は来年の目標に近かったはずです。

    それが昨日あたりは「年内に123円までドル高が進む」といった見方も出始め

    てきました。

    確かに足元のスピードでドル高が進めば可能性がないわけではありません。

    しかし相場である以上短期的な上昇には限界があるはずです。

    しかも、今回は目先の円安材料がほぼ出尽くした感もあります。

    売りは相当ひきつけないと売れません。

    またドルを買うにしても慎重に水準を考えなければなりません。

    「山高ければ、谷深し」という格言も頭の片隅に入れておくべきでしょう。

    本日の展開も、既に早朝ではこれまで通りドルが買われて始まっています。

    NYでは株価が反発しており、日本株も上昇が見込まれる一方、ドル円が高値か

    らやや下落していることで先物市場では小幅に反落しているようです。

    週末ということを考えれば、上昇基調といえ利益を確定したいという動きも予想

    されます。

    レンジは117円50銭~118円90銭程度を予想します。


  • ドル円連日の大台替え 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は、東京市場で117円台半ばまで円安が進んだ流れを継続し、

    NY市場では118円09銭まで一段と円安が進行。

    FOMC議事録発表後に一旦ドル売りが優勢となる場面もあったが、

    引けにかけては再び118円前後まで上昇。

  • ユーロドルでは「ドル安」が進み、一時は1.26台乗せまで

    ユーロが買われた。ユーロは対円でも148円台まで上昇し、円は

    先安観の残るユーロに対しても大幅に下落。

  • 株式市場はFOMCで慎重な景気見通しが示されたことで下落。

    ダウは2ドル安となり、他の主要指数も下落。

  • 債券相場は続落。来年中頃の利上げ見通しに変化はなかったことで

    売りが優勢となった。

  • 金は反落。原油は小幅ながら3日続落。



  • 10月住宅着工件数 → 100.9万件

  • 10月建設許可件数 → 108万件


    本日の注目イベント

  • 日   10月貿易収支 

  • 中   中国 11月HSBC製造業PMI(速報値)

  • 独   独10月生産者物価指数

  • 独   独11月製造業PMI(速報値)

  • 独   独11月サービス業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏11月製造業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏11月サービス業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏11月消費者信頼感(速報値)

  • 英   英10月小売売上高

  • 米   10月消費者物価指数

  • 米   10月中古住宅販売件数

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   11月フィラデルフィア連銀景況指数

  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演

    ドル円はついにNY市場で118円台に乗せ、118円09銭までドル高円安

    が進みました。昨日の動きを見ると、「ドル高」ではなく、明らかに「円安」

    が進んだと言うべきでしょう。ユーロドルでは「ユーロ高ドル安」に振れたた

    め、ユーロ円は2008年10月以来となる148円台まで「円安」が進みま

    した。昨日に限っては「過熱感」もなく、ゆっくりと、しかし「着実」にドル

    円は上昇しました。

    昨日の日経平均株価は小幅に下落し、NYダウも上昇する場面もありましたが、

    結局前日比小幅安で引けています。

    また、米長期金利も小幅に上昇したとはいえ、いまだに2.35%台で低水準

    です。ドル円の動きは、もはやこれら関連性の強い金融市場の動きとは乖離し、

    独立した動きになっています。117円台や118円ではドル売りのオーダー

    もそこそこあったと思われますが、いったい誰がドル円を買っているのでしょ

    う?ここまで来たら120円を見ないと終わらない相場なのかもしれません。

    FOMC議事録では「多くの参加者は、FOMCは中長期のインフレ期待が下

    降方向にシフトする可能性があることを示す兆候に、引き続き注意を払うべき

    だと表明した」とあり、利上げのタイミングは、今後入手する経済データに左

    右されることが強調されていました。(ブルームバーグ)

    従って、今回公表された議事録では特に「タカ派的」でもなく、為替への影響

    はなかったといえます。

    昨日の午後3時半から行われた黒田日銀総裁の記者会見も注目されていました

    が無難に終わり、特に現在の為替の水準に関してこれまで述べてきたように

    「円安は日本経済にとってはプラス」といった発言はありませんでした。

    ただ、物価上昇率については「1%割れがあるかもしれない」という認識を示し、

    先月末の市場に衝撃を与えた「追加緩和」については、「2%の物価上昇を達成

    するために行った」との認識を示しました。

    また、「増税を先送りした場合の混乱には対処できない」と先に発言したことに

    ついては、「リスクが無視できるほど小さいとは思わない」としながらも、「そ

    ういったことが実際に起こる確率は非常に小さい」と述べています。

    ドル円は今朝方にも118円27銭まで上昇し、市場の関心はどこまで上昇する

    のかという点に絞られています。どう見ても買われすぎとの印象は拭えませんが、

    「3歩前進して1歩後退」という動きは続いています。買われすぎだといっても、

    「それが市場だ」といってしまえばその通りですが、上述したように、ここまで

    くれば120円を目指すということかもしれません。

    最後は誰が「ババを引くか」という状況になっています。

    買い進むのもリスクがあると思いますが、安易に売るのもリスクがあるかもしれ

    ません。

    予想レンジは117円70銭~118円70銭程度にしたいと思いますが、予想

    が難しい状況が続いています。


  • 増税延期と解散でドル円堅調 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は安倍首相が正式に増税延期と衆議院解散を表明したことで

    欧州市場では117円05銭までドル高が進む。NY市場でもドル円は

    一旦下げる場面はあったものの、116円台後半で堅調に推移。

  • ユーロドルはドイツのZEW景況指数が11ヶ月ぶりに上昇したことを

    受けユーロ買いが強まる。1.24台後半から1.2545まで買われ、

    ユーロ円も146円台半ばを超える。

  • 株式市場は続伸。好調な経済指標や活発なM&Aが支えとなり、

    ダウとS&P500はともに最高値を更新。

  • 債券相場は反落。インフレ期待が低下していることから

    売り物が優勢の展開となり長期金利は小幅に低下。

  • 金は反発し、原油は続落。


  • 10月生産者物価指数    → +0.2%

  • 11月NAHB住宅市場指数 → 58


    本日の注目イベント

  • 日   日銀金融政策決定会合

  • 日   黒田日総裁記者会見

  • 英   BOE議事録

  • 米   FOMC議事録(10月28-29日分)

  • 米   10月住宅着工件数

  • 米   10月建設許可件数

    昨日の夜7時の会見で、安倍首相は消費税増税の18ヶ月先送りと、衆議院

    を今週末の21日に解散することを正式に発表しました。

    既に報道されていた通りの内容だったため特にサプライズはありませんでし

    たが、欧州市場でドル円は117円05銭まで上昇する場面もありました。

    多くの専門家や経済界は予定通り実施すべきとの意見が多数でしたが、GD

    Pが2期連続でマイナスを示したことで、ここで消費税を引き上げたら「景

    気がさらに悪化し、元も子もない」というのが延期の理由の様に思えましたが、

    報道各社は今回のGDPが出る前に「増税延期と解散」を報じていました。

    つまり、安倍首相はとうに「増税延期と解散」を決めていたということです。

    7-9月期のGDPが「-1.6%」だったわけですが、もし予想の中心値で

    あった「+2.0%」だったら予定通り実施に踏み切っていたでしょうか?

    個人的には解散は想定外でしたが、増税先送りの可能性は8月ごろにはあり得

    ると予想していました。そしてその考え強めたのは、10月の中旬にドル円が

    105円台前半まで急落し、日経平均株価が1万4500円近辺まで下げた時

    でした。

    安倍首相は「アベノミクス」を推進して来ましたが、同時に「カブノミクス」

    にも強い関心を持っていたとの認識からです。

    ドル円はこれで2度117円台を試し、しかも同じ水準で押し戻されています。

    117円05銭前後が壁になっているとも思えませんが、117円台ではひと

    まず利益を確定しておこうと考えている市場参加者が多いということです。

    現に昨日のNY市場でも117円をつけた後、116円33銭まで下げる場面

    もあり、相場観も交錯していると思わせる局面がありました。

    その意味で、正式に「増税延期と解散」が決まった今日の動きが注目されます。

    株価は上記材料をポジィティブに捉え上昇するものと思います。

    日経平均株価が1万7500円を超えるようなら、再び117円台に乗せさら

    に上値を試す可能性もありそうです。

    ただそれでも117円台のどこかではある程度利益を確保すべきではないでし

    ょうか。

    テクニカルが常に正しいわけではありませんが、移動平均線からの乖離率、

    RSI、さらにストキャスティクスなどは、いずれも上昇のピッチが急である

    ことを示しています。

    117円台が当面の高値であるかどうかは分かりませんが、今回の急激なドル

    高はどこかで調整が起こる可能性は高いはずです。

    問題は、それがいつどのようなタイミングで起きるのか判断できないことです。

    本日は株価の動き、さらに午後3時半の黒田総裁の記者会見、さらにはNY市

    場でFOMC議録と、相場を動かす材料は盛りだくさんです。

    レンジは116円~117円50銭程度と広めです。


  • ドル円115円台に下落後元の水準に 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 日本株の下落に伴い115円46銭まで下落したドル円でしたが、

    海外市場では対ユーロでドル高が進んだこともあり、116円台を回復。

    長期金利の上昇もあり、116円65銭までドル高が進み、昨日の

    水準に戻す。

  • ユーロドルはドラギECB総裁が、国債購入に言及したことから

    ユーロ売り、ドル買いが活発に。ユーロドルは朝方の1.25台半ばから

    1.24台半ばまで下落。

  • 株式市場はまちまちながら先週末の水準とほぼ変わらず。ダウは13ドル

    上昇したが、ナスダックは17ポイント下落。

  • 債券相場は経済指標が予想を下回ったにも関わらず下落。利上げ観測が

    後退せず売りものが優勢となり、長期金利は2.33%台に小幅上昇。

  • 先週末大幅に反発した金と原油は共に反落。


  • 米   11月NY連銀製造業景況指数 → 10.16

  • 米   10月鉱工業生産       → -0.1%

    本日の注目イベント

  • 豪   RBA議事録

  • 独   独11月ZEW景況感指数

  • 欧   ユーロ圏11月ZEW景況感調査

  • 英   英10月生産者物価指数

  • 英   英10月消費者物価指数

  • 米   10月生産者物価指数

  • 米  11月NAHB住宅市場指数

  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

    昨日発表された日本の7-9月期GDPは多くの専門家の予想を大きく下回る

    「-1.6%」でした。予想平均は2%前後で、悪くても1%を上回ると見ら

    れていただけに、2期連続のマイナス成長は驚きでした。

    ドル円は日経平均が大きく下落することに合わせ、116円を割り込み、一時

    は115円46銭まで巻き戻しが進みました。

    もっとも、GDP発表直後はあまりに悪い数値にドル円は117円05銭まで

    上昇し、短時間ながら117円台を達成しています。

    その後の急落で、ドル円は東京時間内に1円60銭ほど下落したことになり、
    かなり荒っぽい展開でした。

    先週末の「ドル高、株高」の余韻が残っていたことも下落幅を拡大させた面も

    ありそうです。

    115円台半ばまで一気に下落したドル円と、517円もの大幅安を演じ、1

    万7000円の大台を割り込んだ株価を目の前にして、海外市場では115円

    割れもあり得るのではないかと予想していましたが、実際には全く逆の動きと

    なり、ほぼ昨日の朝方の水準に戻っています。

    これはユーロドルでドル高が進んだ影響が大きかったものと思われます。

    ECBのドラギ総裁が、景気刺激策に国債購入が含まれる可能性があることを

    示したことで、ユーロ安が進み、ドルが買われました。

    これで来月のECB理事会では国債を含む量的緩和策が採用される可能性が

    かなり現実味をおびてきました。

    安倍首相は今日にでも「消費税増税の延期と衆議院解散」を表明すると見られ

    ています。GDPが2期連続マイナスだったことを踏まえればやむを得ないこ

    とと思いますが、先月末の追加緩和の決定はこれらの事態を想定して行われた

    はずです。

    順序が逆になった感もありますが、4月の消費税引き上げ後の景気の落ち込み

    がまだ続いているという中で10%への増税は厳しいと思います。

    問題は「消費税を先送りした際の混乱は対処できない」と述べた日銀総裁が、

    明日の記者会見ではどのような意見を述べるのかが注目されます。

    総裁は、「(追加緩和は)消費税増税が前提だ」とも述べており、消費税先送

    りを表明する安倍首相との「距離」が注目されます。

    これまで報道されているように、今日にも「増税延期と解散」が発表された場

    合の為替への影響を、どのように判断すればいいのか悩むところです。

    景気悪化、年末選挙で自民党大勝利、そしてアベノミクスのさらなる推進・・・・

    と、円売り材料と捉えることができますが、一方で財政規律の問題もあり、なに

    より昨日のように株価が大幅に下落するリスクもあります。

    市場の混乱はさらに続くと予想せざるを得ません。

    ドル円ボラティリティーも14ヶ月ぶりの高水準を記録したと伝えられています。

    昨日の経験を踏まえれば、117円台のどこかでは一旦利益を確保することが賢

    明かと思います。

    本日のレンジは115円80銭~117円30銭程度を予想します。


  • ドル円上昇止まらず116円台半ばに 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は引き続き上昇し、一時116円83銭までドル高が進行。

    小売売上高やミシガン大学消費者マインドが市場予想を上回り、

    日本の消費税増税先送り見通しも円売りに拍車をかけた。午後は株価が

    軟調だったため116円05銭まで下げたものの、116円台を

    維持して取引を終える。

  • ユーロドルは1.24前後から反発し、1.2546まで上昇。

    ユーロ円の買いが活発で、ユーロドルを下支えした面もあり、ユーロドルは

    終始堅調に推移。

  • 株式市場は高安まちまち。エネルギー株が反発したものの、全体では

    売り買い交錯。ダウは18ドル値下がりし、ナスダックは8ポイント上昇。

  • 債券相場は来年の利上げ観測が強まり、5年債と30年債の利回り曲線が

    フラット化。10年債利回りも2.32%とやや低下。


  • 10月小売売上高  → +0.3%

  • 11月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) → 89.4

    本日の注目イベント

  • 日   7-9月GDP(速報値)

  • 欧   ユーロ圏9月貿易収支

  • 米   11月NY連銀製造業景況指数

  • 米   10月鉱工業生産

    ドル円は好材料には素直に反応し、NY市場では一時116円83銭までドル高が

    進み、円売りの勢いは止まりません。

    円は対ユーロでも今朝方は146円台まで上昇し、対豪ドルでも102円台と、い

    ずれも今年の最高値を大きく更新しています。

    市場は「とにかく、円を売っておけばいい」といった雰囲気になっており、正直な

    ところ、円安のスピードがどこで止まるのか予断を許さない状況になっていると考

    えられます。やや投機的と言わざるを得ません。

    ここからポジションメイクを行う場合には慎重さが要求されます。ロングもなかな

    か勇気のいるレベルですが、ショートも売りサインが出るまでは待つ必要がありま

    す。

    特に先週末のNYでは、長期金利も低下し、株式市場もまちまちの動きでした。

    好調な経済指標が発表されたものの、その後は金や、原油なども急反発しています。

    一旦はポジションを閉じる動きが出たものと思われます。

    しかし、ドル円は今朝方も116円台半ばを超える水準で取引されており、円だけ

    が集中的に売り込まれている印象が残ります。

    確かに消費税増税を1年半ほど先送りすることは足元の景気にはプラスです。

    また株式市場にとっても好材料となり、株価の上昇につながります。

    しかし既に「追加緩和」は実施済で、いずれ引き上げられる消費税増税後の景気悪

    化の際の「追加緩和第二弾」の可能性は低下することになります。

    さらに黒田日銀総裁は「消費税増税を実施した際の混乱には対処できるが、先送り

    した際の混乱には対処できない」趣旨の発言を行ってきました。

    これまで安倍首相は黒田総裁と足並みを揃え「デフレからの脱却」と「アベノミク

    スの推進」を行ってきましたが、やや歩調が合わなくなってきたとも受け取れます。

    本日帰国後に消費税と衆議院解散に関する見解を発表すると思われますが、非常に

    注目されます。

    117円近辺まで上昇したドル円は、チャートをみる限り上値のメドが掴めません。

    意識されるのは2007年6月から7月に記録した123円67銭から124円1

    4銭の水準と言えそうです。さすがにそこまでは距離もあり、来年の目標として見

    ていますが、その前の水準とすれば節目の「120円」ということになります。

    現在の水準から120円のどこかではポジションの巻き戻しが起こることは必至だ

    と考えますが、その幅が1円程度なのか、あるいは5円を超えるものなのか、現段

    階では判断できません。しかし、これだけ急激に円安が進んだことを考えれば、ド

    ルが反落した際にはかなりの値幅になるというのが定石かと思います。

    本日のレンジは115円80銭~117円程度かと予想します。


  • ドル円115円台でもみ合い 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場


  • ドル円は115円台でも み合い。株価の上昇にやや買い優勢になる
    場面もあったが116円には届かず、115円 80-85で取引を終える。

  • ユーロドルは1.24台 半ばから後半で小動き。ECBの次の政策を
    見極めたいとする姿勢が強まる。

  • 株式市場は続伸。原油価 格の下落でエネルギーセクターが売られた
    ものの、全体的には買い意欲が広がりダウは 40ドル上昇し最高値を更新。

  • 債券相場は3日ぶりに反 発。原油安が引き続きインフレを抑制する
    との見方が広がり債券価格を押し上げた。長期 金利は2.35%台に低下。

  • 金は反発し、原油は大幅 に下落し4年ぶりとなる74ドル台に。

  • 新規失業保険申請件数 → 29.0万人



    本日の注目イベント

    • 欧   独7-9月期 GDP(速報値)

    • 欧   仏7-9月期 GDP(速報値)

    • 欧   伊7-9月期 GDP(速報値)

    • 欧   ユーロ圏7-9 月期GDP(速報値)

    • 欧   ユーロ圏10月 消費者物価指数(改定値)

    • 米   10月小売売上 高  

    • 米  11月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

    • 米   ブラード・セン トルイス連銀総裁講演

      ドル円は日経平均株価の 大幅続伸にも関わらず116円台には届き
      ませんでした。
      消費税増税の延期もどう やら決まりそうな状況になってきましたが、
      これも既に材料としては織り込み済みとの印象も あります。
      一方で下値の方も限定的 で、ここ数日で2回115円割れを試した
      ものの押し戻されており、昨日は115円割れ も<なく、やや膠着感が
      出てきまし た。

      先月末の日銀金融政策決 定会合前には109円台前半で推移し
      ていたドル円は、わずか1週間ほどで約7円もの急激な円安が
      進みました。昨日は対ユーロでも 144円台半ば、対豪ドルでも100円台
      後半まで円売りが進み、円は足元では「最弱通貨」に なっています。
      年内にも量的緩和が見込 まれているユーロに対しても売られていることが
      特徴的です。

      今朝の経済紙の一面トッ プは「消費税10%延期へ」という見出しが
      踊っています。
      この記事がNY市場では 材料視される局面もあったようですが、ドル円は
      115円88銭止まりで、116円には 届いていません。個人的には116円から
      上値がやや重くなってきたとの印象が強まってきました。
      ドル高トレンドの継続に は異論はありませんが、ここはやはりある程度の
      調整も必要ではないかと思われます。

      本日は米国で小売売上高 が発表されます。
      原油価格の大幅下落で消 費者にとっては減税と同様な効果があると見込まれているため、
      個人消費も好調だろうと 予想されています。この経済指標でドルが大 きく売られるリスクは
      低いと考えますが、今日は週末です。積みあがったポジション の整理があれば、それはドル
      売りにつながる可能性もあります。
      これは為替だけではな く、株式についても言えることです。注意するにこしたことはありません。

      本日のレンジは114円 80銭~116円20銭程度を予想
      しますが、「消費税増税延期」と「衆議院解散と総選挙」 という
      材料を、改めて株式市場がどのように消化するのかを見極めたいと
      思います。

  • ドル円乱高下しながらも115円台で推移 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は115円台でもみ合った後、株価の下落などから114円89銭

    までドル売りが進む。その後は長期金利の上昇と、株価が持ちなおしたことで

    再び115円台半ばまで反発。

  • ユーロドルは1.24台後半まで買われたが、先安観も根強く、1.24台

    前半まで反落。

  • ポンドは利上げ観測が後退したことから1.5776まで売られ、

    1年2ヵ月ぶりの安値を記録。

  • 株式市場はまちまち。ダウは7営業日ぶりに下落したが、下落幅は限定的。

    一方ナスダックは14ポイント上昇。

  • 債券相場は10年債入札で需要が伸びなかったことで続落。

    長期金利は2.365%で取引を終える。

  • 金、原油は共に反落。

    本日の注目イベント

  • 中   中国 10月小売売上高

  • 中   中国 10月工業生産

  • 独   独10月消費者物価指数(改定値)

  • 欧   ECB月例報告

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   10月財政収支 

    ドル円は115円~116円の間で激しくもみ合っています。

    「ドル円はさらに上昇する」と予想するドルブル派と、「一旦は天井をつけて

    調整する」というドルベア派の相場観がせめぎあっていることに加え、解散と

    消費税増税を巡って「まだ何も決まっていない」といった発言や、追加緩和

    ついては「消費税増税が前提」と黒田総裁が発言するなど、相場を動かす材料に

    事欠きません。

    ドル円は11日の欧州市場で116円10銭を記録してから一旦は115円03

    銭まで下落し、昨日の朝方には再び116円をつけた後、何度も上下を繰り返し

    114円89銭までドル売りが進んだ後今朝は再度115円台半ばまで戻して

    います。115円割れが底堅いのか、あるいは116円が天井なのか判断に迷

    う所です。

    個人的には116円が目先の天井とも思えませんが、円安のスピードと水準、

    さらに移動平均線からの乖離率などを考えると、既に「調整水域」に入ってい

    ると思います。

    米国のQE終了に続き、予想外の黒田サプライズ、さらに消費税増税先送り

    観測の浮上など、円安要因の総出動で、目先の円売り材料は出尽くした印象

    もあります。

    来週月曜日には日本の第3四半期GDPが発表されます。

    この値が3%を超えるようだと、消費税増税が決められる可能性が高まりま

    すが、市場予想は2%前後との見方がもっぱらです。

    しかし、GDPの結果に関わらず「政局」が優先される可能性もかなり高い

    のではないかと思われます。ここはひとまず、ドルが下落したら買い進む余

    裕を持って望むことをお勧めします。

    ハト派の一人であるミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁は昨日の講演で

    「物価上昇の見通しを踏まえると、2015年に開催されるFOMC会合に

    おいても、利上げを決定するのは不適切」と述べています。

    同総裁はこれまでにも同じような発言を繰り返しているため、直接市場へ

    の影響はありませんでしたが、現在2015年半ばと予想されている米政策

    金利引き上げは、早まったわけでもありません。

    来年のFOMCで利上げが決定されるとすれば、年8回あるFOMCの中で

    も、イエレン議長が記者会見に応じる会合が有力です。

    そう考えると、来年は3月、6月、9月そして12月の4回が該当しそうで

    す。3月の会合の可能性はまず考えられないため、6月か9月が最も有力と

    いうことになります。

    「9月利上げ」が台頭すれば、ややドル売り円買い材料と受け止められない

    こともありませんが、12月ということになれば、市場はドル売りで反応す

    ることになりそうです。

    現在6月説が最も有力だとすれば、会合日程を考えると、利上げの時期だけ

    では「ドル買い材料」にはなりにくいことが見えてきます。

    114円台後半まで落ちて、115円台半ばまで戻ったドル円は今日も株価

    の行方を見ながら神経質な展開が予想されます。

    荒っぽい値動きを反映して、3ヶ月のボラティリティーは足元では10.1

    7%まで上昇し、今年2月以来の高水準です。

    従ってレンジ予想も的外れになりがちですが、本日は114円70銭~11

    6円程度としたいと思います。


  • 円安一段と進み116円台を示現 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は日本株の上昇と消費税増税を先送りするとの見方が急速に高まり

    114円台半ばから115円台に乗せる。欧州市場ではさらに円売りに勢いがつき

    116円10銭近辺までドル高が進んだが、NY市場では軟調な株価を背景に

    利益確定のドル売りに押され115円03銭まで下落し、115円40-50銭

    で取引を終える。

  • ユーロドルは1.24台前半から1.24台後半まで緩やかに上昇。

    円安が急激に進んだことから、ユーロ円は144円台半ばまでユーロ高が進行。

  • 株式市場は軟調なスタートとなったが、日欧の株価が堅調だったことから、

    引けに掛けては上昇に転じ、ダウは小幅ながら6日続伸。

  • 債券市場は休場。

  • 金、原油は小幅に反発。

    本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏9月鉱工業生産

  • 英   BOE、四半期物価報告

  • 英   10月失業率

  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演


    日本株の大幅高と一部で報道された「消費税増税先送りと解散」の材料に、

    ドル円は欧州市場で116円10銭近辺まで上昇し、約7年1ヶ月ぶりの

    円安水準を記録しました。昨日の朝方には114円台半ばで推移していた

    ドル円が、午後からは急速に株高と円安が進み、115円台を回復。勢い

    はそのまま海外市場に受け継がれ116円台まで上昇しました。

    NY市場ではベテランズデーのため債券市場が休場で、連日高値を更新し

    ている株価がマイナス圏で推移したことから一転して利益確定のドル売り

    が強まり、115円03銭まで下落するなど荒っぽい動きが続いています。

    今朝方もオセアニア市場では、NY市場が115円45銭近辺で引けたに

    も関わらず、116円まで上昇する場面もありました。

    日米の金融政策の違いに加え、政治的要因も新たな円安要因になって来ま

    した。

    消費税増税が先送りになれば、小売株にとってプラス要因となり株価を押

    し上げます。

    株高はドル高につながり易いことで、ドル買い円売りが強まります。

    また、消費税増税を先送りにすることで選挙戦を有利に進めることもでき、

    仮に自民党が圧勝すれば安倍政権の基盤がさらに磐石になり、「アベノミ

    クス」を展開しやすいとの思惑も働きます。

    こうなると注目されるのは、来週17日に発表される日本の第3四半期G

    DP速報値です。

    現在1.9%程度と予想されているこの値が、下振れするようだと増税先

    送りが現実味を帯びてきます。これから年末にかけてドル円はますます値

    動きが荒っぽくなりそうな予感がします。

    ドル円は116円台まで上昇したことで、チャート上はなかなか上値のメ

    ドが計れません。10月15日の105円20銭を底値に、僅か1ヶ月も

    たたないうちに約11円のドル高円安が進んだことになります。

    冷静に考えればやはり上昇のスピードは速すぎると考えるのが相当だと

    思います。

    市場参加者も今回の円安のスピードに慣らされたといえなくもありません。

    今後さらに円安が進む可能性は高いと思われますが、今回の様な急激な円

    安は望めないと認識すべきでしょう。

    今のところ急激な円安にも関わらず、110円を達成した時のような「円

    安を懸念する発言」は出ていません。

    その時よりもさらに6円も円安が進んだわけですから、いつそのような発

    言が出てもおかしくはありません。

    市場で生き抜くためには「人より少し早く戦場に入り、人より少し早く戦

    場から去る」ことが肝要です。

    本日のレンジは115円~116円20銭程度と予想しますが、株価の動

    きには細心の注意が必要です。


  • ドル円113円台から反発 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 昨日の海外市場で113円85銭近辺まで下落したドル円は、

    FRBが発表したLMCIが改善していたことを好感し反発。

    米長期金利が反発したこともあり、114円91銭近辺までドル高が

    進み、この日の高値圏で引ける。

  • ユーロドルは欧州市場で1.25台に乗せた後、ドル円と同じ歩調と

    なり、徐々にドル高ユーロ安に。再び1.24台前半までユーロ安が進む。

  • ダウは5日続伸し、最高値を更新。原油安や消費者信頼感が相場の支え

    となり、他の主要株価指数も揃って上昇。

  • 債券相場は反落。3年債入札が不振だったことから売り物が優勢の

    展開となり、長期金利も2.35%台まで上昇。

  • 金と原油は共に反落。


  • 米   10月労働市場情勢指数(LMCI)→ 4.0

    本日の注目イベント

  • 日   9月国際収支

  • 日   10月景気ウォッチャー調査

  • 米   NY債券市場休場(退役軍人の日)


    昨日のこの欄でも記述したように、ドル円は「1時間足の雲」を下抜けしたら

    ズルズルと下げ基調に入り、欧州市場では114円台を割り込み、一時113

    円85銭あたりまでドル安が進みました。先週末の雇用統計直前に記録した1

    15円60銭からは、約1円80銭程の下げです。

    その後、FRBが発表したLMCI(労働市場情勢指数)が「4.0」と前月

    よりも改善していたことでドル円も反発し114円91銭近辺まで押し戻され

    ています。

    「LMCI」は労働市場の全般的な状況を示す指標として徐々に注目されつつ

    ありますが、これはFRBが独自に労働市場関連の19項目を指数化して発表

    するものです。指数そのものは発表されませんが、毎月の変化率を発表します。

    今回は前月分も「2.5」から「4.0」と1.5ポイント上方修正されてい

    ます。先週の雇用統計でも明らかになったように、失業率は5.8%とリーマ

    ンショック前の水準まで回復しており、雇用者数の伸びも、メドとする「20

    万人」をゆうに超えています。

    そのため、イエレン議長が繰り返して述べていたように、FRBは「労働の質」

    に視点を移しています。「LMCI」は失業率や雇用者数だけではなく、労働

    参加率、雇用・解雇、あるいは民間の求人広告の件数など、幅広い項目を網羅

    しています。

    今後はさらにこの指標が注目を集めることになると予想しています。

    さてドル円は直近高値から1円80銭ほど下落した後上昇に転じてきました。

    これで小さな調整を終えたのかどうかは現段階では解りません。

    それは、これまでも105円、110円の節目では一旦下落した後反発し、

    「ドルは底堅い」といった雰囲気を残した後急落しているからです。

    再び115円台に乗せて、その後の動きに注意したいと思います。

    基本的な上昇トレンドが維持されている以上、調整がどの程度続き、どのタイ

    ミングで終わるのかが焦点になるだけです。

    NY株式市場が堅調に推移しているため、本日の日本株も上昇しそうです。

    前日比150円程度の上昇を見せそうですが、日経平均が1万7000円台を

    回復するようだと、ドル円も115円台にしっかり乗せて来ることも想定され

    ます。

    上述のように、問題はそこからさらに上値を試すのか、あるいはドル売りに押

    されて115円台を維持できないのかを見極める必要があります。

    株価の動きにもよりますが、レンジは114円40銭~115円30銭程度と

    予想します。



  • ドル円雇用統計後反落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 雇用統計発表直前に115円60銭近辺まで上昇したドル円は、

    予想を下回る結果に利益確定の売りに押され反落。長期金利の低下もあり

    一時114円25銭までドル安が進み、114円50銭近辺まで戻して越週。

  • ユーロドルも一時1.2358まで売られた後、雇用統計の結果に

    ユーロの買い戻しが進み、1.24台半ばを超える水準まで反発。

  • 株式市場は続伸。雇用者数は予想を下回ったが、失業率が低下した

    ことを好感し、ダウは19ドル高と連日最高値を更新。

  • 債券相場は反発。雇用統計の結果で賃金の伸びが予想を下回った

    ことを材料に買い物を集める。長期金利は2.29%台に低下。

  • ドルが売られたことから金、原油は共に反発。

  • 米   10月失業率       → 5.8%

  • 米   10月非農業部門雇用者数 → 21.4万人

  • 米   9月消費者信用残高    → 159.2億ドル


    本日の注目イベント

  • 中   中国 10月消費者物価指数

  • 中   中国 10月生産者物価指数

  • 米   10月労働市場情勢指数(LMCI)

  • 米   グアテマラ・ボストン連銀総裁講演

  • 加   カナダ10月住宅着工件数 


    雇用統計前後がドルの高値であるという傾向は、先週末も機能していた

    ようです。ドル円は雇用統計の発表時間に合わせるように、115円2

    0銭辺りから115円60銭までドル買いが進み、「予想を上回る結果

    か?」との期待も膨らみましたが、非農業部門の雇用者数は21.4万、

    失業率は5.8%でした。一旦は114円台までドル売りが進みました

    が、すぐに切り返すなど、市場の反応は強弱入り混じったものでした。

    その後は長期金利が低下したこともあり、結局利益確定の場となり、ドル

    円は114円台前半まで下落しています。

    今回の雇用者数は市場予想の23.5万人に対して、21.4万人でしたが、

    9月分は24.8万人に対して25.6万人。また8月分にいたっては1

    8万人から20.3万人にぞれぞれ上方修正され、FRBの目標である2

    0万人を十分に超える結果です。冷静に考えれば、米国の労働市場は順調

    に拡大していることが確認された形です。ここだけを見る限り、ドル上昇

    トレンドは変化がないと言えそうです。

    ただイエレン議長の言う、「雇用の質」については賃金の伸びが予想を下

    回るなど、依然として先行きに確信をもてるものでもありません。

    その意味で、今夜発表されるLMCI(労働市場情勢指数)が注目されま

    す。この指数はFRBが労働市場に関する19項目を指数化したもので、

    雇用統計発表の翌日に発表されることになっています。

    「労働市場の質」を表す指標として注目したいところです。

    さてドル円は115円60銭で頭を打ち下落に転じて来ました。

    上昇トレンドは依然として継続していると考えますが、気になるのは「1

    15円という節目」です。先週にも触れましたが、これまでのドル円の上

    昇は「105円」、「110円」の大きな節目では全て調整が見られてい

    るという点です。天上をつけた後、いずれも5円程度の下落を見せています。

    115円60銭を記録した後に5円程度の下落があってもおかしくはありま

    せん。

    「1時間足」を見ると、「転換線」が「基準線」を下回っています。同じよ

    うに「雲」を見た場合にはまだ「雲の下限」をテストしており、抜け切って

    はいません。この「雲」を完全に下抜けした際には注意が必要です。

    今回のドル円は上昇が急だったこともあり、114円を下抜けした場合、

    113円台では目だったサポートはありません。

    基本的には市場参加者の多くがドルロングかと思われます。

    従って、今日の展開では115円台までの反発は難しいのではないかと思い

    ますが、上述のLMCIが前月を大きく上回ればその可能性がないとはいえ

    ません。

    予想レンジは114円~115円程度にしたいと思います。


  • ECB理事会を受けユーロドル急落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 東京時間で115円台に乗せ、その後114円近辺まで下落したドル円は

    ECB理事会の決定を受け、ドル高が進行したことで再び115円台を回復。

  • ユーロドルは1.25台前半から急落。ECBが追加緩和の準備を行っている

    とのコメントにユーロ売りが加速し、1.2364までユーロ安ドル高が進む。

  • 株式市場は続伸。失業保険申請件数が改善していたことや、ECBが追加緩和

    に踏み切る可能性が高まったことが買い材料だった。ダウは69ドル上昇し、

    最高値を更新。

  • 債券相場は続落。失業保険申請件数が予想以上の減少を示したことが背景。

    長期金利は2.38%台まで上昇。

  • 金はドル高が続いていることで7日続落。原油もOPECが需要予想を下方修正

    したことで反落。

  • 新規失業保険申請件数     → 27.8万件

    本日の注目イベント

  • 独   独9月貿易収支

  • 独   独月経常収支

  • 米   10月雇用統計

  • 米   9月消費者信用残高

  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演

  • 加   カナダ10月失業率

    ついに115円台に乗せたドル円はその後乱高下し、115円台半ばから114円

    07銭あたりまで下落する場面もあり、水準が水準だけに、達成感からの利益確定

    のドル売りや、さらにドルのもう一段の上昇を狙ったドル買いなど、「思惑」がぶ

    つかり合う展開になっています。

    そのためボラティリティーも上昇しており、値幅が飛びやすい状況になっています。

    ここは慎重さが求められます。

    ドル円は昨日の昼ごろ115円の大台に乗せ、その後も断続的なドル買いに115

    円53銭近辺までドル高が進行しました。

    しかしその直後には大量のドル売りが入り、115円を割り込み、さらに上値が重く

    なってきたことで実需のドル売りなども誘発し、114円07銭あたりまで下落し

    ました。高値から1円50銭ほどの急落でした。

    ただ、海外市場ではドルが再び買い戻され、NY時間ではECBの理事会の決定を

    受け、今度はユーロドルが急落したことがドル円にも波及し、再び115円台に乗

    せて帰ってきました。

    ECB理事会内での不協和音が伝えらたことで、ユーロドルは1.25台前半で推

    移していましたが、ドラギ総裁は記者会見で、追加の緩和策を講じる用意があるこ

    とを示唆し、景気刺激への強い意欲を示したことでユーロ売りが加速。ユーロドル

    は1.2364まで下落し、約2年ぶりの安値を記録しました。

    ECB理事会内ではドラギ総裁のリーダーシップに批判的な見方が増えてきたと伝

    えられており、ドラギ氏の秘密主義や政策に一貫性がないといった意見があったよ

    うです。

    ただ、それでもユーロ圏が現在置かれている状況を考えれば、行動を起こさない選

    択肢はなく、ユーロの反発は限定的だと、これまでにも述べてきました。

    今回ドラギ総裁は会見で、そのような反対グループがあるのかどうかの質問に対し

    て「政策当局者は全員、追加策を講じることに原則的に賛成している」と強調し、

    「物事についても異なる意見があるのは極めて正常なことだ」と述べています。

    (ブルームバーグ)

    ECBはこれまでにも、条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)や、カバ

    ードボンドなどの購入を実施してきましたが、期待した効果はあがっていません。

    やはり先週末日銀が決定したような国債購入を含む「量的緩和」に踏み込むべきだ

    との意見が強く、ECBも早ければ年内にも実施する可能性が高まってきました。

    しかし「ユーロ国債」が存在しない以上、どこの国の国債を購入するのかが問題で

    した。現実的には、ECBへの出資比率に応じて購入するという案が有力です。

    そうなると、ドイツ国債が最も多く買われ、次いでフランス、イタリアということ

    になりそうです。その結果、ドイツの長期金利はさらに低下することになり、南欧

    諸国との金利差が拡大することになります。景気低迷に苦しんでいるギリシャやス

    ペインなどの国に与える影響は限定されそうです。

    再び115円台を回復したドル円ですが、今日は115円台が維持できるかが注目

    されます。

    東京市場では昨日の苦い経験もあり、115円台半ばではドル売り意欲も強いよう

    に思えます。今夜のNYでも115円台が維持でき、115円台で越週できるよう

    なら、113-118円の新しいレンジを形成できる可能性が高まります。

    一方115円台定着に失敗すると、「115円台がダブルトップ」となり、重いと

    いうイメージが形成されそうです。

    株価の動きと共に注目したいと思います。

    予想レンジは114円50銭~115円70銭程度にしたいと思います。


  • ドル円一段高の114円台後半に 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は、黒田総裁の講演をきっかけに再び円売りが強まり114円台に。

    さらに米中間選挙の結果や、ADP雇用者数が予想を上回ったことなどで

    114円85銭までドル高が進む。

  • ECB理事会では緩和策を巡る議論が紛糾するとの見方から、前日は

    ユーロ買戻しが進んだものの、この日はドル高の流れが優勢となる。

    ユーロドルは再び1.25台を割り込み、1.2458まで売られる。

  • 共和党の勝利を受けて株式市場は概ね続伸。ダウは100ドル上昇し、

    S&P500指数とともに最高値を更新。一方ナスダックは2ポイント下げる。

  • 債券相場は前日とほぼ変わらず長期金利も横ばい。株高からやや売りものが

    優勢となる。

  • 金は6日続落し、約4年7ヶ月振りとなる1145ドルで引ける。

    原油は5日振りに反発。


  • 10月ADP雇用者数     → +23万人

  • 10月ISM非製造業景況指数 → 57.1 

    本日の注目イベント

  • 豪   豪10月雇用統計

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(10月6、7日分)

  • 日   9月景気動向指数

  • 欧   ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)

  • 欧   ECB金融政策発表

  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見

  • 英   BOE金融政策発表

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演

  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演

    ドル円は一段と円安が進み、NY市場では一時114円85銭までドルが

    買われました。昨日の東京市場では113円台半ばで取引きが開始され、

    小動きの展開を予想しましたが、昼ごろに黒田総裁の講演内容が伝えられ

    ると、円売りが強まり、午後には直近高値であった114円20銭をあっ

    さり抜け、その後はほとんど調整もないまま114円台半ばまでドル高が

    進行しました。

    ただ、その後のNY市場では中間選挙で共和党が勝利し、NYダウがこれ

    を好感し上昇した割には上値は抑えられた印象です。

    114円85銭まで買われたドル円ですが、いよいよ115円台が見えて

    きました。10月1日に待望の110円台を記録してから、「わずか1ヶ

    月程度」で5円近くの円安です。もっと厳密に言えば、先週金曜日の昼は

    まだ109円台前半だったわけで、そこから3営業日目で5円の円安です。

    さすがに円安のスピードは速すぎ、「スピード違反」の感は否めません。

    しかしそれでもドル買いが優勢になるのが今の相場です。

    間断なくドル買いが湧き出る状況です。

    非常に強いドル上昇トレンドが起きていると考えられます。

    今後もドル上昇トレンドは継続されるとは思いますが、個人的にはそろそ

    ろ一旦はポジションの一部を手仕舞うタイミングが近づいているように思

    います。

    上述のように、ドルの上昇ピッチが早すぎることと、今朝の専門家のコメ

    ントには「年末には120円まで円安が進む」と言った声も聞かれます。

    また市場参加者も概ね「ドルブル」です。

    大げさに言えば「市場はドルに対する強気一色」といった状況です。

    しかし相場の過熱感を表すストキャスは日足で「95」あたりまで上昇し

    ています。

    今年の相場展開を振り返って見ると、年初に105円45銭を記録した時

    の雰囲気と、10月に110円09銭を記録した際の雰囲気も今と同じも

    のでした。その後の動きはご承知の通りです。

    いずれも5円程度の「調整」が見られています。

    105円、110円、そして今度は115円という節目では「達成感が出

    る」、といった連想が働くのは自然のことでしょう。

    もちろん今回の急激な円安は前の2回と異なるのは事実です。

    日米の金融政策の方向性が端的に示された結果ですから、まだまだ今のセ

    ンチメントは続くと考えることも自然です。

    ただそれでも水準とスピードを考えると、「円安批判」がいつ出てもおか

    しくはありません。

    今日から明日の雇用統計までは相場を動かす材料に事欠きません。

    ドルがもう一段跳ねたところでは、一部利益の確定を試みてもいいのでは

    ないでしょうか。

    本日のレンジは114円30銭~115円30銭程度を予想します。


  • ユーロ買い戻され、ユーロ円142円台 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は113円台半ばを挟んで小動き。貿易収支が予想より拡大していた

    ことでドル売りが膨らむ場面もあったが、113円23銭前後で下げ止まる。

  • ユーロドルは反発。今週の理事会では緩和策が実施できないとの見方が拡大。

    ユーロドルは1.25前後から1.2578まで上昇。

  • 株式市場は方向感も出ずまちまちの展開。原油価格の大幅下落からエネルギー株

    が売られる。ダウは17ドル上昇したものの、ナスダックは15ポイント下落。

  • 債券相場は小幅に反発。原油価格の下落はインフレの抑制になるとの見方から

    上昇。長期金利は2.33%台へ小幅に低下。

  • 金は5日続落で1167ドルに。原油は一時、75ドル台まで売られる場面も。

    引けは77ドル台と約3年ぶりの低水準。

  • 9月貿易収支 → 430億ドルの赤字

    本日の注目イベント

  • 日   10月マネタリーベース

  • 中   中国 10月サービス製造業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏10月製造業PMI(改定値)

  • 欧   ユーロ圏10月サービス業PMI(改定値)

  • 欧   ユーロ圏9月小売売上高

  • 英   英10月サービス業PMI

  • 米   10月ADP雇用者数

  • 米   10月ISM非製造業景況指数

  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演

  • 米   グアテマラ・ボストン連銀総裁講演

  • 米   バーナンキ・前FRB議長講演

    ドル円は昨日の早朝に114円台乗せが見られたものの、その後は終日軟調な

    展開でした。日経平均株価が思ったほど伸びず、シカゴ先物市場の引け値から

    900円程度の上昇が見込めたものの、空振りに終わったことがドル円の上値

    を抑えた格好でした。

    NY市場でも同じような展開が続き、急激にドル高が進んだこともあり、ひと

    まず114円台は「ドルの売り場」といった見方も広がってきたようです。

    もっとも今のところは下値も限定的で、NY市場では113円23銭辺りまで

    ドルが売られる場面もあり、欧州市場でも113円15銭近辺まで下落しまし

    たが、いずれも113円台半ばまで押し戻される展開でした。

    予想外の追加緩和の実施が市場に衝撃を与え、ドル高と株高が急速に進行し、

    ドル円は114円20銭近辺まで買われ、日経平均先物は17400円台まで

    伸びたものの、週明けの月曜日が休日だったことがその後の展開に影響したと

    考えられます。

    ドル円は先週末の「黒田ショック」の影響を継続し、112円から113円へ

    と素直にトレンドを継続させ、NYでは114円まで上昇しましたが、日本の

    株式市場は月曜日が休場だったことで、やや興奮も冷めた格好になり、冷静さ

    を取り戻す時間を与えてくれたようです。そのため昨日株価は上昇はしたもの

    の、「絶好の利益確定の場」にもなったと見え、上げ幅を大幅に縮小したと見

    られます。

    ドル円はようやく間隙をぬった追加緩和策実施を消化しつつあります。

    113-114円台が想定レンジですが、今週はこのまま終わるとも思えませ

    ん。今夜からはADP雇用者数の発表があり、週末には雇用統計が控えていま

    す。米国の雇用の拡大は安定期に入ったのか、あるいはまだまだら模様なのか

    を判断する材料を与えてくれます。

    雇用者数が20万人を大きく超えているようだと、再び114円を試す展開が

    予想されますが、一方で下振れしているようだと、利益確定のドル売りをあ

    ぶり出すことになり、ドルの下値を探る展開になりそうです。

    また明日はECB理事会も開催され、ドラギ総裁の記者会見も予定されてい

    ます。

    日銀が追加緩和に踏み切ったことで、ECBへの緩和圧力が増し、ユーロドル

    は一時1.24台半ばまで売られた後、ジリジリと値を戻しています

    量的緩和を含む緩和策を講じる可能性は非常に高いと思いますが、市場では今

    回の理事会では緩和策に反対するメンバーもおり、実施には踏み切れないとの

    見方が強まりユーロドルは昨日、1.25台後半まで買い戻される場面もあり

    ました。

    昨日の経済紙でのインタビューでは、ECB理事のノボトニー・オーストリア

    中銀総裁などが、その中の一人と見られます。

    またドイツ連銀総裁なども財政出動に断固として反対していることから、量的

    緩和には否定的だと見られます。

    ただ足元の景気を考えると、ECBは行動を起こさないわけには行かないと思

    います。

    今日の東京時間は比較的小動きな展開を予想します。

    11時半に黒田日銀総裁の講演がホテルオークラで行われるようです。

    追加緩和を実施した後だけに、発言内容次第では相場を動かすことも考えられ

    ます。予想レンジは113円~114円程度と見ます。


  • ドル円NY市場で一気に114円台に 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 予想外の追加緩和の決定にドル円は先週末の東京時間、109円35銭近辺から

    ほぼ一直線に上昇。昨日のNYでは114円台前半までドル高が進行。

  • ユーロドルもドル高の流れに、一時は節目の1.25台を割り込み、昨日の

    アジア市場では1.2444近辺までユーロ安が進行。ただその後は

    ユーロ円の買いなどから再び1.25台を挟む展開に。ユーロ円は

    142円台前半まで買われる。

  • 株式市場は日銀の追加緩和を好感し前日は史上最高値を更新したが、

    昨日は中間選挙の結果を前に利益確定の売りに押される。ダウは24ドル下落。

  • 債券相場は続落。日銀の追加緩和により世界的に株価が上昇した

    ことを受け、安全資産の債券が売られた。長期金利は2.34%台まで上昇。

  • ドル大幅高の影響から金は4日続落。原油も反落し78ドル台に。


  • 10月ISM製造業景況指数 → 59.0

    本日の注目イベント

  • 豪   RBAキャッシュターゲット

  • 豪   豪9月貿易収支

  • 英   英1月建設業PMI

  • 欧   ユーロ圏9月生産者物価指数

  • 米   9月貿易収支

  • 米   中間選挙


    先週末の日銀の追加緩和の実施は市場に大きな驚きを与えました。

    現在行われている国債の買い入れ額を年間で30兆円積み増し、その他にも

    ETFやREITの買い入れ額を最大3倍程度に増額。2015年末のマネ

    タリーベースを350兆円まで増やそうというものです。

    加えて、この日にはGPIFの運用見直しの発表も予定されていました。

    黒田総裁は記者会見で否定はしていましたが、このタイミングで一気に量的

    緩和の拡大とリスク資産への資金配分で、政策実施の「効果」を最大限にし

    たかったのだと思われます。

    総裁はまた「デフレ脱却の正念場」との認識を持っていることも明らかにし

    ています。2年程度で2%の物価上昇目標も、直近では1%程度まで低下し

    てきており、来年4月が異次元の緩和策を実施してから2年にあたります。

    このままでは振り上げた刀を下ろさなければならない状況となり、いわば

    「背水の陣」で臨んできたと考えられます。

    ドル円は先週末に、109円台前半から一気に112円台半ばまで上昇し、

    東京市場が休場だった昨日はさらに113円台、そしてNYでは114円

    20銭程度まで「円安」が進んできました。円安へのスピードが速いのは

    気になりますが、それは今回の政策変更のインパクトの大きさを物語って

    いると言えます。

    連休開けの本日の東京市場では、先ず日経平均株価の動向が最大の注目

    ポイントです。シカゴ先物市場では1万7300円台まで買われており、

    単純計算では先週末の東京の引け値より900円程上昇することなります。

    株高はドル高につながり易いことから、どこまでドル円に影響を及ぼすか

    が注目されます。

    昨日のNY市場で114円台を記録したことで、大方の予想であった今年

    の円の最安値「115円」に近づいてきました。

    おそらく、今後さらに円安が進み「115円台」をテストすることになろ

    うかと思いますが、「達成感」という、余り明確でもない材料が市場に台

    頭してくることも考えられます。

    これは今年1月の105円台後達成でも、さらに10月の110円台達成

    後でも経験していることです。

    本日のレンジは113円~115円とややワイドに予想します。


  • このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
    断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
    社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
    相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
    レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
    損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
    決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
    (法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
    34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
    「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
    取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
    また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
    信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
    等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
    ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
    通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
    決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
    また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
    お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
    契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
    開始していただくようお願いいたします。