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 2014年12月 

ドル円120円台を達成 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円はついに節目の120円台に乗せ、120円25銭までドル高が進む。

    その後ドラギECB総裁の記者会見を契機に、利益確定のドル売りに119円33銭

    まで下がる荒っぽい動きに。株価の下落幅が小幅になったことで119円75-80銭

    まで反発して引ける。

  • ECBが政策金利を据え置き、量的緩和にも踏み切らなかったことで

    ユーロドルは1.23割れが僅かに見られたものも大幅に反発。1.24台半ばまで

    ユーロ買戻しが進み、1.2380近辺で引ける。

  • 株式市場はECBが緩和を見送ったことで小幅に反落。ダウは12ドル安となり、

    他の株式指数も下落。

  • 債券相場は堅調。ECBが緩和を見送ったことで米国債への投資妙味が高まり、価格は

    上昇し長期金利は小幅に低下。

  • 金、原油は小幅に反落。


  • 新規失業保険申請件数 → 29.7万件

    本日の注目イベント

  • 日   10月景気動向指数  

  • 米   11月雇用統計

  • 米   10月貿易収支

  • 米   10月消費者信用残高

  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演

  • 米   フィシャー・FRB副議長講演

  • 加   カナダ11月失業率

    ECBは理事会で、一部には実施するのではとの期待もあった量的緩和を見送り、

    政策金利も据え置きました。この決定を受け、一時は1.23の「大台」を若干

    割り込む展開を見せていたユーロドルは急反発し、1.24台半ばまでユーロ買

    い戻しが見られました。

    その後、ドラギ総裁は記者会見で「来年の早い時期にわれわれの措置の規模とペ

    ース、組み合わせを変更することにつながるだろう」と述べ、来年早々には行動

    を起こすと断言しました。

    この発言で大きく買い戻されたユーロドルは、再び下落基調となり、1.23台

    後半までユーロ安が進んでいます。

    今回行動を起こさなかったドラギ総裁でしたが、背景には理事会内でのドイツを

    中心とする反対派の影響があったものと思われます。

    ただ今回ECBは景気とインフレ見通しを下方修正しており、待ったなしの状況

    であることは明白です。だからこそ記者会見では、来年早い時期

    (Early next year)という表現を用い、実施時期を明確に示した

    ものと考えられます。ユーロドルには依然として売り圧力がかかるものと予想し

    ます。

    ドル円も結構な値動きを見せました。

    昨日の東京時間からNY時間までは120円を試しに何度も行きましたが、11

    9円95-120円の間にはドル売り注文も相当並んでおり「壁」になってい

    ましたが、120円を突破すると120円25銭まで

    上昇し、その後、達成感もあり高値から約1円も下落する荒っぽい動きでした。

    これで、節目である「120円」を達成し、多くの市場関係者が予想してきた

    「水準」までドル高が進みました。今のところ、円安批判は出ていませんが、こ

    れからもドル高円安トレンドは継続されるとは思いますが、どこで懸念発言が出

    てくるのか、あるいはどこまで円安が進めば懸念発言を引き出すのかがポイント

    です。

    円は確かに「最弱通貨」ですが、ユーロや、豪ドルも2年ぶりや4年ぶりの安値

    で推移しており、言い換えればドル高の裏返しです。

    円安批判が出て、ドルが下落した時が「ドルの買い場」なのかもしれません。

    今夜は雇用統計の発表があるため、相場は展開は依然として荒っぽいものになる

    可能性があります。それでも120円台達成を終えたため、しばらくはもみ合い

    になると予想します。

    クりスマス休暇が近いこともあり、もみ合いながらゆっくりとドル高傾向が続く

    展開を予想します。

    雇用統計では23万人程度の雇用者増が予想されていますが、先月同様20万人

    を維持できていれば波乱はないと思われますが、予想を大きく下回った場合には

    ドル売りが加速することも考えられます。

    ただ、上振れした場合でも利益確定の場になることも考えられ警戒感は必要です。

    レンジは119円~120円50銭程度を予想します。


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