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 2015年01月 

原油価格47ドル台に 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • ドル円は、引き続き株安、原油安、債券高(金利低下)の影響から円買いが
    優勢となり、一時118円05銭まで下落。引けにかけては118円台半ばまで
    値を戻したが、原油価格の行方次第というところもあり不透明感が増す。

  • ユーロドルは一段と下落。1.19台半ばまでは戻したものの、ギリシャ問題と
    ECBによる量的緩和観測がユーロを押し下げる展開が続き1.18台半ばまで
    ドル高ユーロ安が進む。

  • 株式市場は大幅続落。原油安から小型株を中心に売り物が優勢に。
    ダウは2日連続で3桁の大幅下落。

  • 債券相場は続伸。原油価格の大幅下落でインフレ見通しが低下したこともあり、
    長期金利は昨年10月以来の2%台を割り込む。

  • 金は続伸し1200ドル台を回復。原油価格はさらに下落して48ドル台を
    割り込む。本日発表の原油在庫が拡大しているとの観測も。

  • 12月ISM非製造業景況指数 → 56.2



本日の注目イベント

  • 独   独12月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏11月失業率
  • 欧   ユーロ圏12月消費者物価指数(速報値)
  • 米   10月ADP雇用者数
  • 米   10月貿易収支
  • 米   FOMC議事録(12月16、17日分)  


引き続き株安と原油安、さらに安全資産の債券が買われたことで米長期金利の
低下がリスク回避につながり「円買いドル売り」を加速させています。
特徴的なのは、これまでのドル全面高から、ドル高とリスク回避の円買いが
同時に起きているという点です。

ユーロドルでは、年明け早々にもECBが量的緩和の実施を余儀なくされるとの
見方や、ギリシャの政局不安から、引き続きユーロ下落圧力が強まり、
「ドル高ユーロ安」が進んでいます。ユーロドルが大幅に下落すると、ドル円でも
これまでは「円売りドル買い」につながっていましたが、原油安に米国株が大幅に
下落したことで「リスク回避」が意識され、円が買い戻されている状況です。
その結果足元では、円が最強通貨でユーロが最弱通貨になっています。

昨日の東京時間で、日経平均株価が525円も下落したことから、118円台まで
円高が進み、それでも欧州時間には119円30-35銭辺りまで戻す場面もあり
ましたが、結局上述のようにWTI原油価格の大幅続落に、再び118円近辺まで
押し下げられた格好です。

昨日もこの欄で触れましたが、どうも昨年の同時期と同じような展開になって
きました。ドル円が105円台から100円台までずるずると下げたあの状況です。
昨年の1月から2月にかけては米国を大寒波が襲い、雇用統計が大きく減少した
ことでドル売りが進行しました。
雇用の減少で、順調な回復を見せてきた米国の労働市場がピークアウトしたのでは
ないかといった見方も浮上し、米国経済への不安からドルが売られたと記憶しています。

しかし、足元の雇用状況は当時とは大きく異なります。
少なくとも雇用状況からドルが売られる理由は見つかりません。
あくまでも原油価格がどこで下げ止まるのかという問題です。
しかも原油価格の大幅下落で、米小売売上高が増加しているという報道もあり、原油
価格下落のマイナス部分だけに焦点があたり過ぎているとの印象もあります。

本日も海外市場では重要な指標発表があります。
ユーロ圏の12月のCPIは「マイナス0.1%」と予想されており、量的緩和の実施が
近づいていると思われます。
また米国ではFOMC議事録が公表されます。
「相当な期間」という文言を残し、「辛抱強く」という文言を加えた前回の会合の内容が、
より詳細になります。
そしてADP雇用者数も発表され、週末の雇用統計に期待が持てるかどうかを示して
くれます。

本日の動きも、引き続き株価次第というところですが、やはり下値を意識する展開が
予想されます。
レンジは117円80銭~119円程度と予想します。

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